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JP5451459B2 - 医療用トレイ - Google Patents
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Description

本発明は、医療用品を収納するための医療用トレイに関する。
医療現場では診断、検査及び治療を行う前、それらの処置に必要とされる医療器具や薬剤等が滅菌されたトレイにセットされ、処置に当ってトレイ内から取り出されて用いられる。近年では、医療現場で医療器具や薬剤等を準備する手間を省くため、必要な医療器具や薬剤等を予めトレイに収納し、トレイごと包装袋に入れて滅菌した使い捨てのパッケージ製品の開発が進んでいる。
トレイは、カテーテルやガイドワイヤを用いる処置においては医療器具や薬剤等を入れておくためだけでなく、カテーテルやガイドワイヤ等の表面を湿潤した状態にするためにも用いられる。処置に応じて必要なカテーテルやガイドワイヤ等がトレイ内にセットされ、そしてトレイ内に生理食塩水等が満たされることによってカテーテルやガイドワイヤの表面を湿潤した状態にする。
このような使用状態とするために、医療器具等を収納しているトレイのみでは不十分である場合、トレイを2重またはそれ以上に重ねてパッケージ製品とすることが考えられる。すなわち、医療現場でパッケージ製品を使用する際には、重なったトレイを分離して各々のトレイに医療器具等を分割配置することで、十分な領域を確保することができる。
特開2009−297084号公報
ところで、トレイにはカテーテル等の長尺で弾性力のある医療器具を巻き回して収納することもあることから、これらが弾性力で飛び出さないようにするため、ある程度の深さを与えたり、トレイの側壁の一部を内側へ張り出させたアンダーカット部を形成したりしている。このため、トレイが複数重ねられると、深い上にアンダーカット部により引っ掛かり、分離するのに手間が掛かる。
更に、パッケージ製品に使われるトレイは使い捨てであるため、通常、薄肉の樹脂により製造されている。このようなトレイを複数枚重ねると、トレイを分離しようとしても、トレイ同士の間に空気が入り難く、より一層分離するのが困難となる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、複数枚が重ねられても分離が容易であり、使用者への負担を低減可能な医療用トレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の医療用トレイは、底部と、当該底部の外周に沿って設けられた側壁とを有し、重ねることが可能な医療用トレイであって、前記側壁の上端に設けられたフランジ部と、前記フランジ部から上方へ突出する突起部と、前記底部の幅が内側に窪んで形成され、前記側壁の内側への変形を容易にするくびれ部とを有し、前記突起部は、上方に重ねられる他の医療用トレイのフランジ部の側方に配置可能な高さを備え、当該配置によって重なる側壁同士の間に隙間を形成させる、医療用トレイである。また、底部と、当該底部の外周に沿って設けられた側壁とを有し、重ねることが可能な医療用トレイであって、前記側壁の上端に設けられたフランジ部と、前記フランジ部から上方へ突出する突起部と、前記側壁の上部側に、前記突起部と隣接して設けられ、当該側壁の内側への屈曲を容易にする屈曲誘導部とを有し、前記突起部は、上方に重ねられる他の医療用トレイのフランジ部の側方に配置可能な高さを備え、当該配置によって重なる側壁同士の間に隙間を形成させる、医療用トレイである。
上記のように構成した本発明の医療用トレイは、フランジ部から上方に突出する突起部が、上方に重ねられる他の医療用トレイのフランジ部の側方に配置可能な高さを備え、当該配置によって重なる側壁同士の間に隙間を形成させるため、隙間から空気が流入すると共に側壁同士の間の表面抵抗が低下し、重ねられた医療用トレイを容易に分離することが可能となり、使用者への負担を低減できる。
また、前記底部の幅が内側に窪んで形成され、当該側壁の内側への変形を容易にするくびれ部をさらに有するようにすれば、上方の医療用トレイの一部をつかんで上方へ引き上げる際に、隙間から空気が流入しつつ側壁が内側へ変形する。これにより、重なる側壁同士の間の隙間が広がるため、空気がより流入しやすくなると共に側壁同士の間の表面抵抗が更に低下し、重ねられた医療用トレイをより容易に分離することが可能となる。
また、前記側壁の上部側に、前記突起部と隣接して設けられ、当該側壁の内側への屈曲を容易にする屈曲誘導部を有するようにすれば、突起部により形成される隙間の近傍に屈曲誘導部が設けられることになり、上方の医療用トレイの一部をつかんで上方へ引き上げる際に、隙間から空気が流入しつつ側壁が屈曲誘導部に沿って内側へ屈曲する。これにより、重なる側壁同士の間の隙間が広がるため、空気がより流入しやすくなると共に側壁同士の間の表面抵抗が更に低下し、重ねられた医療用トレイをより容易に分離することが可能となる。
また、前記屈曲誘導部が、前記フランジ部の上端に形成された段差からなる段差部、前記フランジ部を内側方向に窪んで形成されたフランジ溝部、および前記側壁を内側方向に窪んで形成された側壁溝部の少なくとも1つにより構成されるようにすれば、側壁の内側への屈曲が局所的に容易となる。
また、前記突起部が、互いに対向する側壁の両方に形成されているようにすれば、相対的に離れている2箇所の隙間から効率的に空気が流入し、重ねられた医療用トレイをより分離しやすくなる。特に、両方の突起部に隣接して屈曲誘導部が設けられれば、2つの屈曲誘導部の間で底部も屈曲し、これにより隙間がより広がりやすくなり、重ねられた医療用トレイの分離性をより高めることができる。
また、前記突起部が、医療用トレイを重ねた際に生じる重ねピッチ以上であれば、下方の医療用トレイの突起部が上方に重ねられる他の医療用トレイのフランジ部の高さ以上となり、下方の医療用トレイの突起部が上方の医療用トレイのフランジ部の側方に配置された状態を、良好に保持することができる。
また、前記突起部の裏面が凹状部で構成されていれば、処置が終了して医療用トレイを廃棄する際に、2つの医療用トレイを完全に嵌合させることができ、廃棄物の嵩を低減させることができる。
実施形態に係る医療用トレイを示す斜視図である。 実施形態に係る医療用トレイに医療器具等を配置した例を示す斜視図である。 実施形態に係る医療用トレイから医療器具等を取り出す際の例を示す斜視図である。 実施形態に係る医療用トレイを示す平面図である。 実施形態に係る医療用トレイを示す側面図である。 図5の6−6線に沿う部分断面図である。 実施形態に係る医療用トレイを重ねた際を示す側面図である。 実施形態に係る医療用トレイを重ねた際を示す斜視図である。 実施形態に係る医療用トレイを重ねた際を示す部分拡大斜視図である。 重ねられた医療用トレイを分離する際を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
実施形態に係る医療用トレイ10は、図1に示すように、底部11の外周に沿って側壁12が形成されており、カテーテル40(図3参照)等の医療器具を生理食塩水等に浸漬して湿潤性を付与したり、または医療器具を配置するために用いられると共に、図2,3に示すように、医療器具や薬剤等を包装するための包装トレイとしても用いられる。
医療用トレイ10には、必要な医療器具や薬剤等が予め収納され、包装袋(不図示)によって収納された状態で、使い捨てのパッケージ製品として提供される。医療器具は、例えば、カテーテル、シリンジ、ガイドワイヤ、シース、ダイレータ、はさみ類、ピンセット、脱脂綿類、及びドレープ等である。
医療用トレイ10は、薄肉の樹脂製であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂シートから真空成形等によって形成される。底部11、側壁12、フランジ部14、突起部15は一体的に形成されることが好ましい。
診断、検査及び治療等の処置に際して包装が解かれると、図2に示すように、医療用トレイ10の上にドレープ41等が設置された状態となっている。この後、図3に示すように、医療用トレイ10の上のドレープ41等が取り出された後、更に医療用トレイ10から他の医療器具等が取り出される。医療用トレイ10は、二枚が重ねられており、これらを分離した後、再び医療器具が配置されたり、または空の医療用トレイ10に湿潤が必要なカテーテル40等の医療器具がセットされて、生理食塩水等が医療用トレイ10に注がれて、カテーテル40等の医療器具が湿潤状態にされる。
各々の医療用トレイ10は、図1,4および5に示すように、底部11と、底部11の外周に沿って設けられ、医療器具を収納できる収納空間を底部11とともに形成する側壁12とを有している。底部11は、略長方形(角が丸みをおびた長方形で、一方側が他方側がに比べて更に角が丸みをおびている)であり、その長辺側には、両端側に比べて、略中央付近(ラインL付近)の幅が狭く形成されたくびれ部(幅狭部)17が設けられていることが好ましい。くびれ部17が設けられていることにより、側壁12の内側への変形を容易にすることができる。側壁(周壁)12は、底部11の全周に設けられており、底部11から僅かに外側に傾いて立設されていることが好ましい。
側壁12の上部には、側壁12から側方(側壁12に対して外側、すなわち、収納空間の反対側に向かう方向)へ張り出すフランジ部14が形成されている。なお、本明細書における“上下”は、説明の便宜上使用するものであり、“上”は底部11から側壁12が延びる側、“下”は底部11側を表しているが、これらの表現は、医療用トレイ10の使用状態を限定するものではない。
医療用トレイ10は、薄肉の樹脂製であり、強度が低いことから、フランジ部14を設けることによって強度を高めている。底部11及び側壁12は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂シートから真空成形等によって一体的に形成されるが、材料や成形方法はこれらに限定されない。フランジ部14は、側壁の上部の全周に設けられていることが好ましい。
フランジ部14には、上方へ突出する一対の突起部15が形成されており、一対の突起部15は、互いに対向する側壁12のフランジ部14の各々に形成されている。一対の突起部15、すなわち2つの突起部15は、各々の側壁12の略中央部に配置されることが好ましい。突起部15は、図6に示すように、裏面が凹状部16で形成されている。突起部15は、略長方形の底部11の長辺側に位置するフランジ部14(側壁12)に設けられていることが好ましい。
突起部15の高さHは、図7に示すように、医療用トレイ10を重ねた際の高さの差である重ねピッチP以上であることが好ましい。なお、重ねピッチPは、医療用トレイ10の側壁12の傾斜角や、フランジ部14の厚さ等の条件によって決定されるが、本実施形態では、フランジ部14の厚さが、重ねピッチPと等しくなっている。 フランジ部14の上端には、図4,5に示すように、突起部15と隣接して、局所的に一段低い段差の形態に形成された段差部21が設けられており、段差部21には、側方(外側)から内側(収納空間側)に窪ませて形成された段差溝22(フランジ溝部)が設けられている。また、側壁12にも、内側に窪ませて形成された側壁溝23(側壁溝部)が、段差部21から底部11へ向かって延びて設けられている。これらの段差部21、段差溝22および側壁溝23は、側壁12を局所的に内側へ屈曲させやすくする屈曲誘導部20を構成している。
側壁12の下方には、収納空間から外側へ張り出させてアンダーカット部13が形成されている。アンダーカット部13は、カテーテル40等の長尺で弾性力のある医療器具を医療用トレイ10に巻き回して収納した際に、これらが弾性力で飛び出さないようにする機能を有している。
底部11には、収納される医療器具の配置を規制したり、または強度を付与するために上方へ突出して稜状に延び、底部11に立体的に形成されたラインである第1稜状部31と、第2稜状部32と、を有している。第1稜状部31は、側壁12の2つの側壁溝23の下端を結ぶラインL上に形成されている。第2稜状部32は、ラインL上には形成されず、ラインLを挟んで両側に分割して、ラインLと交差するように延びて形成されている。
第1稜状部31および第2稜状部32は、側壁12が段差部21、段差溝22および側壁溝23に沿って内側へ屈曲する際に、底部11がラインLに沿って屈曲するように曲げを誘導する底部屈曲誘導部30を構成している。
次に、実施形態に係る医療用トレイ10の作用について説明する。
医療現場へは、必要な医療器具や薬剤等が収納されたパッケージ製品が提供され、診断、検査または治療等の処置に際してパッケージ製品の包装が開封されると、図2に示すように、2枚が重ねられた医療用トレイ10の上にドレープ41等が設置された状態となっている。このとき、医療用トレイ10の上に設置されたドレープ41等は、医療用トレイ10の突起部15により位置が規制されており、医療用トレイ10の内部へ落ち込まず、適切な位置で保持されている。
この後、図3に示すように、医療用トレイ10の上のドレープ41等が取り出され、更に医療用トレイ10から他の医療器具等が取り出される。空になった2枚の医療用トレイ10は、図7〜9に示すように、下方の医療用トレイ10の突起部15が、上方に重ねられる他の医療用トレイ10のフランジ部14の側方(外側)に配置されており、2つの医療用トレイ10が完全に重なっていない。なお、完全に重なる状態とは、下方の突起部15が、上方の突起部15の裏面に形成される凹状部16(図6参照)に嵌合した状態を表す。これにより、上方の医療用トレイ10の側壁12は内側へ、下方の医療用トレイ10の側壁12は側方(外側)へ変形し、上方の医療用トレイ10の側壁12と下方の医療用トレイ10の側壁12の間に隙間S(図9参照)が形成される。
このとき、突起部15の高さHが重ねピッチP以上であるため(図7参照)、下方の医療用トレイ10の突起部15が上方に重ねられる他の医療用トレイ10のフランジ部14の高さ以上となり、下方の医療用トレイ10の突起部15が上方の医療用トレイ10のフランジ部14の側方に配置された状態を、良好に保持することができる。特に、フランジ部14の厚さが薄い場合には、突起部15が長い方が好ましい。なお、下方の医療用トレイ10の突起部15を上方の医療用トレイ10のフランジ部14の側方に配置された状態を保持できるのであれば、必ずしも高さHが重ねピッチP以上でなくてもよい。
この後、図10に示すように、上方の医療用トレイ10のフランジ部14の一部をつかんで上方へ引き上げて、下方の医療用トレイ10から分離する。この際、突起部15によって上方の医療用トレイ10の側壁12と下方の医療用トレイ10の側壁12の間に隙間Sが形成されているため、隙間Sから上方の医療用トレイ10と下方の医療用トレイ10との間に空気が流入しやすく、かつ重なる側壁12同士の間の表面抵抗が完全嵌合の場合よりも低いことから、重ねられた医療用トレイ10を容易に分離する(取り外す)ことができる。なお、つかんで引き上げる部位は、図10の矢印の位置に限定されず、他の部位をつかんで引き上げてもよい。
また、本実施形態では、突起部15が2つ設けられているため、空気がより流入しやすくなると共に側壁12同士の間の表面抵抗もより低下し、重ねられた医療用トレイ10をより簡単に分離することが可能となる。特に、突起部15が互いに対向する側壁12のフランジ部の両方に各々形成されているため、相対的に離れている2箇所の隙間Sから効率的に空気が流入し、重ねられた医療用トレイ10がより分離しやすくなる。また、2つの突起部15は、各々の側壁12の略中央部に配置されているため、2つの医療用トレイ10が重ねられた状態において側壁12に発生する変形および応力を分散させて、極力減少させることができる。
また、底部11の幅が内側に窪んで形成され、側壁12の内側への変形を容易にするくびれ部17を有しているため、上方の医療用トレイ10の一部をつかんで上方へ引き上げる際に、隙間Sから空気が流入しつつ側壁12が内側へ変形する。これにより、重なる側壁12同士の間の隙間Sが広がるため、空気がより流入しやすくなると共に側壁12同士の間の表面抵抗が更に低下し、重ねられた医療用トレイ10をより容易に分離することが可能となる。
また、側壁12には、突起部15と隣接して、側壁12を局所的に内側へ屈曲させやすくする屈曲誘導部20(段差部21、段差溝22および側壁溝23)が設けられているため、上方の医療用トレイ10のフランジ部14の一部をつかんで上方へ引き上げようとすると、屈曲誘導部20に沿って側壁12が内側へ屈曲する。特に、屈曲誘導部20が突起部15に隣接して設けられることによって、突起部15によって形成される隙間Sから空気が入りやすいため、側壁12が内側へ屈曲しやすくなっている。このような屈曲によって、重なる側壁12同士の間の隙間Sが広がるため、空気がより流入しやすくなると共に側壁12同士の間の表面抵抗が更に低下し、重ねられた医療用トレイ10をより簡単に分離することが可能となる。
また、対向する側壁12の両方に屈曲誘導部20が各々設けられているため、2つの屈曲誘導部20の間で、ラインLに沿って底部11も屈曲する。これにより隙間Sがより広がりやすくなり、重ねられた医療用トレイ10の分離性をより高めることができる。
また、底部11に形成される底部屈曲誘導部30も、底部11のラインLに沿う屈曲を誘導することで、側壁12の屈曲を誘導しているため、重ねられた医療用トレイ10の分離をより容易にするための機能を果たしている。
したがって、本実施形態に係る医療用トレイ10によれば、深くかつアンダーカット部13を有することで通常は分離に手間が掛かる医療用トレイ10が重ねられても、前述の突起部15および屈曲誘導部20を備えることで容易な分離が可能となって作業効率が向上し、医療現場における使用者の負担を低減できる。
医療用トレイ10の分離が完了すると、2つの医療用トレイ10を用いて再び医療器具を設置したり、湿潤が必要な医療器具を生理食塩水等によって湿潤性を付与する等の処置が行われる。
更に、診断、検査または治療等の処置が終了した後には、医療用トレイ10を廃棄するが、突起部15の裏面に凹状部16が形成されているため、2つの医療用トレイ10を完全に嵌合させることができ、廃棄物の嵩を低減させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変できる。
例えば、突起部15は、必ずしも2つでなくてもよく、1つや3つ以上であってもよい。また、医療用トレイ10は、3枚以上を重ねて使用することもできる。また、側壁12を局所的に内側へ屈曲させやすくする屈曲誘導部20は、本実施形態のように溝の形態でなくてもよく、例えば、側壁12の上端の縁から切り込まれた切り込み部や、側壁12の上端近傍に形成される孔部(例えばスリット)等で形成することもできる。
また、屈曲誘導部20を構成する段差部21、段差溝22および側壁溝23は、必ずしも全て形成されなくてもよく、少なくとも1つが形成されれば、側壁12を局所的に内側へ屈曲させやすくする機能を発揮できる。
また、本実施形態に係る医療用トレイ10は樹脂製であるが、下方の医療用トレイ10の突起部15が、上方に重ねられる他の医療用トレイ10のフランジ部14の側方に配置可能な程度に柔軟な素材であれば、樹脂以外の材料により製造されてもよい。
また、フランジ部14は、かならずしも全周にわたって形成されなくてもよい。
10 医療用トレイ、
11 底部、
12 側壁、
14 フランジ部、
15 突起部、
16 凹状部、
17 くびれ部、
20 屈曲誘導部、
21 段差部、
22 段差溝(フランジ溝部)、
23 側壁溝(側壁溝部)、
30 底部屈曲誘導部、
31 第1稜状部、
32 第2稜状部、
H 突起部の高さ、
P 重ねピッチ。

Claims (6)

  1. 底部と、当該底部の外周に沿って設けられた側壁とを有し、重ねることが可能な医療用トレイであって、
    前記側壁の上端に設けられたフランジ部と、前記フランジ部から上方へ突出する突起部と、前記底部の幅が内側に窪んで形成され、前記側壁の内側への変形を容易にするくびれ部とを有し、前記突起部は、上方に重ねられる他の医療用トレイのフランジ部の側方に配置可能な高さを備え、当該配置によって重なる側壁同士の間に隙間を形成させる、医療用トレイ。
  2. 底部と、当該底部の外周に沿って設けられた側壁とを有し、重ねることが可能な医療用トレイであって、
    前記側壁の上端に設けられたフランジ部と、前記フランジ部から上方へ突出する突起部と、前記側壁の上部側に、前記突起部と隣接して設けられ、当該側壁の内側への屈曲を容易にする屈曲誘導部とを有し、前記突起部は、上方に重ねられる他の医療用トレイのフランジ部の側方に配置可能な高さを備え、当該配置によって重なる側壁同士の間に隙間を形成させる、医療用トレイ。
  3. 前記屈曲誘導部は、前記フランジ部の上端に形成された段差からなる段差部、前記フランジ部を内側方向に窪んで形成されたフランジ溝部、および前記側壁を内側方向に窪んで形成された側壁溝部の少なくとも1つにより構成される、請求項に記載の医療用トレイ。
  4. 前記突起部は、互いに対向する側壁の両方に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用トレイ。
  5. 前記突起部は、他の医療用トレイを重ねた際に生じる重ねピッチ以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用トレイ。
  6. 前記突起部は、裏面が凹状部で構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療用トレイ。
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