JP5489665B2 - 携帯型液体噴射装置及び噴射物の製造方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の防衛装置は、複数のノズル孔から液状の噴射物を噴射するように構成されている。
また、エタノールと水を主成分とした混合溶剤に2−クロロアセトフェノンを溶解させた防犯用・有害鳥獣駆除用の催涙性組成物が知られている(例えば、特許文献3参照)。
そのため、一般の人が取り扱える装置が求められている。
また、特許文献1に記載の防衛装置では、ノズル孔が複数あることや、噴射物が液体であるため、噴射時に噴射物が拡散してしまい、噴射距離が短く、風の影響で噴射物が使用者に付着する虞がある。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、前記作用効果物質は、催涙成分又は着色剤であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の携帯型液体噴射装置において、前記催涙成分は、2−クロロアセトフェノン、カプサイシン、唐辛子抽出液又はイソチオシアン酸アリルであることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6記載の携帯型液体噴射装置において、前記着色剤は、食用色素、墨汁又は水性蛍光塗料であることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求項8の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、前記噴射物は、前記ゲル化剤1.3wt%〜2.3wt%を含み、粘度が6dPa・s〜40dPa・sであることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1又は請求項2又は請求項5乃至請求項9の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、前記噴射物は、前記水85.7wt%〜98.69wt%と、前記ゲル化剤1.3wt%〜2.3wt%と、前記作用効果物質0.01wt%〜12.0wt%とで構成されていることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項1乃至請求項11の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、前記発射装置は、二つ割りのケースをネジで結合することによって外形が携帯可能とされる容器形状を為し、前記ケース内に前記取付部と前記電源部とを配置し、前記ケースの側部に前記噴射装置の挿入穴を有し、前記ケースの側面から前記スイッチ部を露出し、前記スイッチ部の不意の操作を防ぐ安全カバーを前記ケースの側面に移動自在に装着していることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項2又は請求項4乃至請求項9又は請求項11又は請求項12の何れか記載の携帯型液体噴射装置に使用される噴射物の製造方法において、前記エタノールを容器に投入し、撹拌し、前記作用効果物質及び前記ゲル化剤を投入し、撹拌し、前記作用物質を溶解させ、前記ゲル化剤を分散させ、次いで、前記水を投入し、撹拌し、前記ゲル化剤を溶解させることを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項8乃至請求項12の何れか記載の携帯型液体噴射装置に使用される噴射物の製造方法において、前記エタノールを容器に投入し、撹拌し、前記ゲル化剤を投入し、撹拌し、前記ゲル化剤を分散させ、次いで、前記水を投入し、撹拌し、前記ゲル化剤を溶解させ、最後に前記水性蛍光塗料を投入し、撹拌することを特徴とする。
本発明によれば、短時間で、簡単に、粘性のある噴射物を製造することが可能である。
(第一実施形態)
図1〜図15は、本発明の第一実施形態に用いる携帯型液体噴射装置1を示す。
本実施形態に用いる携帯型液体噴射装置1は、2つの噴射装置10と、これら2つの噴射装置10を装着する携帯可能な発射装置20とで構成されている。
2つの噴射装置10は、図3に示すように、本実施形態に係る液状の噴射物12を充填する容器11と、液状の噴射物12を押圧して容器11から液状の噴射物12を噴射させるピストン13と、ピストン13を押圧するガス圧を生成する非火薬火工式ガス発生器14と、ピストン13によって押圧される液状の噴射物12を噴出するノズル部16と、ノズル部16と容器11とを接続するアダプタ17と、ノズル部16とアダプタ17との間に介装されるシール18とを有する。
催涙液は、催涙成分をエタノールに溶解し、水を混合し、ゲル化剤を添加して、粘性のある催涙液とされている。催涙成分としては、例えば、2−クロロアセトフェノン、カプサイシン、唐辛子抽出液、イソチオシアン酸アリル等がある。ゲル化剤としては、例えば、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、グアガム、ペクチン、カラギーナン、プロピレングリコール、タマリンドガム等がある。
ピストン13は、例えば、テフロン(登録商標)、ABS樹脂、ナイロン樹脂等のプラスチック製の円柱形状を為す本体13aと、液状の噴射物12を押圧する前端部13b側に設けた圧力開放溝13cと、非火薬火工式ガス発生器14のガス噴出口に接する後端部13d側に設けた圧力受け凹部13eとを備えている。そして、容器11の一端部の雌螺子部11aより内方の内壁面11cに装着されている。
また、ウエッジベース14n底部に空いた2箇所の穴14vから脚線14j1,14j2を外部へ出し、電気的な接点部分としている。ウエッジベース14nには、脚線14j1,14j2を取り付け、後述するソケット22cと結合するウエッジ部14wを備えている。
アダプタ17は、例えば、ステンレス、アルミニウム等の金属製の筒状体で構成され、一端部に容器11の雌螺子部11bにねじ込む雄螺子部17aを設け、他端部にノズル部16の雄螺子部16bをねじ込む雌螺子部17bを設けている。また、アダプタ17は、内壁面から中心に向かって突出する環状のピストン受け面17cを設けて、ピストン13を衝突させる壁面としている。ピストン受け面17cのノズル部側の壁面は、ノズル部16を取り付ける際に、液状の噴射物12が漏れ出ないように封鎖する、例えば、アルミニウムシール、アルミニウム板、溝付き合成樹脂製シート等からなるシール18を介装させる当接面とされる。
携帯可能な発射装置20は、例えば、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等の射出成型品からなる二つ割りのケース21A,21Bを複数のネジ21aで結合することによって外形が携帯可能とされる容器形状を為している。
ケース21Aは、ノズル部16を露出させて2つの噴射装置10を交換可能にそれぞれ取り付ける2つの取付部22と、2つの取付部22にそれぞれ取り付けられる各噴射装置10に電力を供給する電源部23と、電源部23と噴射装置10との間に設けられ、電源部23と噴射装置10とを短絡させるスイッチ部24と、電源部23とスイッチ部24とを取り付け、取付部22と連絡する電源回路基板25とを有する。
ソケット22c,22dは、例えば、図9に示すように、+、−側に分かれた端子22c1,22c2、22d1,22d2をソケット22c,22dの凹部22c3,22d3へ圧入している。端子22c1,22c2、22d1,22d2は、電源回路基板25と導通するためにそれぞれ脚線22c4,22c5、22d4,22d5が半田付けされている。
ソケット組み付け部22aは、ソケット22cをソケット22cの両側から拘束する係止溝を有するブロック形状体で構成されている。
スイッチ部24は、仕切壁部22e間に設けられている。スイッチ24aが押圧できるように窓22h内に突出している。
ケース21Bは、ケース21A内に各構成部品を装着後にこれらの上面側を覆う蓋としての機能を有し、周囲を立ち上がり壁21fによって囲繞され、立ち上がり壁21fに各ネジ21aを挿通するための複数の穴21bを設け、天板21dにスイッチ24aを露出させる窓21cを設けている。
安全カバー26は、2つのカバー部26a,26bを、組み付けられたケース21A,21Bの厚みと同等の幅を有する連結部26cで結合してなるコ字状を為すとともに、2つのカバー部26a,26bの内面にケース21A,21Bの側面にそれぞれ設けた2つの溝21e,21e(ただし、ケース21Aの溝は省略する)に沿って案内されるそれぞれ2つのガイド26dを設けている。
先ず、本実施形態に用いる携帯型液体噴射装置1の組立について説明する。
図2、図10に示すように、2つの噴射装置10をそのウエッジ部14wから携帯可能な発射装置20の挿入穴28内に挿入し、携帯可能な発射装置20のソケット組み付け部22a,22bに設けたソケット22c,22dにそれぞれのウエッジ部14wを係合することによって、図1、図7、図11に示すように、ノズル部16を挿入穴28から突出した状態で2つの噴射装置10を携帯可能な発射装置20への組付が完了する。
携帯型液体噴射装置1は、使用者が窓21c,22hから指を入れてスイッチ24aを何時でも操作できるようになっている。誤操作を防止するために、安全カバー26をスライドさせて、窓21c,22hを塞ぐことができる。
一方、スイッチ部24では、一方の噴射装置10への通電後、スイッチ回路のプログラムが他方の噴射装置10側に切り替わる。
このように、本実施形態に用いる携帯型液体噴射装置1は、不審者Xに対して、液状の噴射物12の噴射を続けて2度行うことができるので、自己防衛することが可能となる。
そして、2つの噴射装置10を使用後には、使用後の2つの噴射装置10を携帯可能な発射装置20から抜き取り、新たな噴射装置10をそれぞれ携帯可能な発射装置20に装着する。
また、電池23aの交換は、ネジ21aを取り外し、ケース21Bをケース21Aから取り除くことによって行われる。
圧力開放機構が機能するピストンとアダプタの関係を検討する。
図14(a)において、〔1〕〔2〕〔3〕で示すガス流路部分の条件により圧力開放機構が機能するか作動試験を行った。
○:噴射装置内に噴射物が残っていない。(圧力開放機構が機能した)
×:噴射装置内に噴射物が残っている。(圧力開放機構が機能すれば、噴射装置内に噴射物は残らない)
ピストン長<アダプタ内径長
ピストン外径<アダプタ内径
ピストン外周からノズル16aへの流路が確保できる形状であれば溝形状に制限はない。
最適な噴射条件(ノズル径、噴射物粘度)を見つける。
図15(a)に示すように、一方に噴射装置を固定し、噴射装置から5mの位置にA3用紙を貼り付けた板を設置する。
噴射装置から噴射した噴射物のA3用紙への付着状況を確認する。
噴射時、噴射物が拡散しにくく、噴射可能なノズル径を求める。
噴射物が拡散しにくいように、1孔直進ノズルを使用し、ノズル径を変化させる。
噴射時、拡散しにくく、噴射可能な噴射物粘度を求める。
粘度調整を行い試験をするため、試験には墨汁を水で希釈したものにゲル化剤を添加し、添加量により粘度調整を行った。
ゲル化剤: キサンタンガム
溶媒 : 墨汁+水
結果評価
図15(c)に示すように、噴射結果を、A3用紙への噴射物の付着状況に応じて○×で評価した。
ノズル径:φ1.5mm〜3mmの直進1孔ノズル
噴射物粘度:6dPa・s〜40dPa・s
図17〜図28は、本発明の第二実施形態に用いる携帯型液体噴射装置100を示す。
本実施形態に用いる携帯型液体噴射装置100は、2つの噴射装置110と、これら2つの噴射装置110を装着する携帯可能な発射装置120とで構成されている。
2つの噴射装置110は、図19、図20に示すように、本実施形態に係る液状の噴射物112を充填する容器111と、液状の噴射物112を押圧して容器111から液状の噴射物112を噴射させるピストン113と、ピストン113を押圧するガス圧を生成する非火薬火工式ガス発生器114と、ピストン113によって押圧される液状の噴射物112を噴出するノズル部116と、ノズル部116と容器111との間に介装されるカップ117とを有する。2つの噴射装置110は、携帯可能な発射装置120への装着の目印となる△シール119を容器111に貼り付けている。
液状の噴射物112を充填する容器111は、例えば、ステンレス、アルミニウム等の金属製の筒状体で構成され、一端部に非火薬火工式ガス発生器114をねじ込む雌螺子部111aを設け、他端部にノズル部116をねじ込む雌螺子部111bを設けている。また、容器111は、内壁面から中心に向かって突出する環状のピストン受け面111dを設けて、ピストン113を衝突させる壁面としている。
ピストン113の長さ<圧力開放部111eの内径の長さ
ピストン113の外径<圧力開放部111eの内径
ピストン受け面111dのノズル部116側の壁面は、ノズル部116を取り付ける際に、液状の噴射物112が漏れ出ないように封鎖する、例えば、弾性のある合成樹脂製の溝付きカップ117を介装させる当接面とされる。
ガス発生器管体114b内には、第一実施形態と同様に、充填されたガス発生剤114cと点火薬114eとの混合防止のために隔壁となる合成樹脂製のカプセル形状の点火薬カップ114dが配置されている。この点火薬カップ114dは、第一実施形態の点火薬カップ14dと同じものを使用した。従って、詳細説明は省略する。
ホルダ114oは、ガス発生部114aを固定するとともに開口側に向かって拡大するガス噴出口114qを備えた内壁部114pを有し、ガス噴出口114q側の開口端部外周に雄螺子部114rを設けている。ホルダ114oの材質は、例えば、ステンレス、アルミニウムが使用可能である。
ノズル部116のノズル孔116aの端面には、噴射装置110の作動前後の識別、ノズル部116内への異物の侵入を防ぐために、例えば、紙製、合成樹脂製の円形の粘着シールからなる封シール118が貼り付けられている。
図21に示すように、携帯可能な発射装置120は、例えば、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等の射出成型品からなる二つ割りのケース121A,121Bを複数のネジ121aで結合することによって外形が携帯可能とされる容器形状を為している。
ワイヤーマウントソケット122a,122bは、図24、図25に示すように、ワイヤーマウントプラグ114kを嵌合させる凹部を設けた箱形のソケット本体122cと、ソケット本体122cの凹部の壁面に上下に取り付けられる+側の雌端子122c1及び−側の雌端子122c2と、ソケット本体122cの天井に設けられ、プラグ本体114mに取り付けられたロック用の凸部114yを嵌め込む穴部122c3とを有する。ワイヤーマウントソケット122a,122bは、図24、図25に示すように、支持板122dに取り付けられている。支持板122dは、ワイヤーマウントソケット122a,122bの+側の雌端子122c1及び−側の雌端子122c2を電源回路基板125に連絡する脚線(図示せず)を備えている。
図24は接続前の状態、図25は接続後の状態を示す。
噴射装置110のワイヤーマウントプラグ114kの+側の雄端子114uとワイヤーマウントソケット122a,122bの+側の雌端子122c1とが接続され、同様にワイヤーマウントプラグ114kの−側の雄端子114vとワイヤーマウントソケット122a,122bの−側の雌螺子122c2とが接続される。また、ワイヤーマウントプラグ114kのロック用の舌片114wの凸部114yがワイヤーマウントソケット122a,122bの穴部122c3に入り込むことで、ワイヤーマウントプラグ114kとワイヤーマウントソケット122a,122bが接続、固定される。
本実施形態において、スイッチ部124は、第一実施形態のスイッチ部24と同一構成となっているので、その説明を省略する。
ケース121Bは、ケース121A内に各構成部品を装着後にこれらの上面側を覆う蓋としての機能を有し、周囲を立ち上がり壁121fによって囲繞され、立ち上がり壁121fに各ネジ121aを挿通するための複数の穴121bを設けている。また、天板121dの一端部側には、スイッチ124aを露出させる開口121cを設けている。
安全カバー126は、図17、図18に示すように、2つのカバー部126a,126bを、組み付けられたケース121A,121Bの厚みと同等の幅を有する連結部126cで結合してなるコ字状を為すとともに、2つのカバー部126a,126b及び連結部126cの内面にケース121A,121Bの挿入穴128を形成する立ち上がり壁121f,122eの外側面にそれぞれ設けた溝121x,122xに沿ってそれぞれ案内される爪部126dを設けたガイド126eを設けている。ガイド126eの間には、スイッチ124aが収容されるようになっている。
また、携帯可能な発射装置120の2つの挿入穴128の近くには、発射される噴射装置110の順番を示す数字1,2が設けられている。
また、携帯可能な発射装置120には、カバー121Aに照準器を構成する凸部121lと凹部121kが設けられている。この照準器は、図28に示すように、凸部121lを狙い位置とし、凸部121lの上面と凹部121kの上面とが一直線になることで、上下の狙いを付け、また、凹部121kの中心に凸部121lがくることで左右の狙いを付けることができる。
先ず、本実施形態に用いる携帯型液体噴射装置100の組立について説明する。
図19に示すように、2つの噴射装置110をそのワイヤーマウントプラグ114kから携帯可能な発射装置120の挿入穴128内に挿入し、図24、図25に示すように、携帯可能な発射装置120のワイヤーマウントソケット122a,122bに結合することによって、図18、図22、図23に示すように、ノズル部116を挿入穴128から突出した状態で2つの噴射装置110を携帯可能な発射装置120への組付が完了する。
携帯型液体噴射装置100は、使用者が発射装置のノズル部116側のスイッチ124aを何時でも操作できるようになっている。誤操作を防止するために、安全カバー126をスイッチ124a、ノズル部116側に取り付けている。
そして、図28に示すように、不審者Xに対して使用者Yが携帯型液体噴射装置100を向けてスイッチ124aを押すと、一方の噴射装置110に通電し、電池123aの電流が脚線114j1,114j2を通り、非火薬火工式ガス発生器114の電橋線114tに通電し、電橋線114tが加熱し、点火薬114eが発火し、点火薬114eの発火によりガス発生剤114cが燃焼し、発生したガスにより、ガス発生器管体114bが破れ、ガス圧が開放され、開放されたガス圧がピストン113を押し、ピストン113が液状の噴射物112を押し、押された液状の噴射物112がカップ117を破り、封シール118を破り、ノズル116aから外部に噴射される。
上述の作用時において、容器111の圧力開放部111eにピストン113が到達すると、圧力開放部111eとピストン113の隙間をガス圧が通過し、残圧が外部へ開放される。
一方、スイッチ部124では、一方の噴射装置110への通電後、スイッチ回路のプログラムが他方の噴射装置110側に切り替わる。
一方、スイッチ部124は、他方の噴射装置110への通電後、スイッチ回路のプログラムが一方の噴射装置110側に切り替わる。
従って、図28に示すように、使用者Yが、携帯可能な発射装置120に設けた照準器を構成する凸部121lと凹部121kと駆使して上下左右の狙いを定めることによって液状の噴射物112の噴射がより正確になり、自己防衛することが可能となる。
そして、2つの噴射装置110を使用後には、使用後の2つの噴射装置110を携帯可能な発射装置120から抜き取り、新たな噴射装置110をそれぞれ携帯可能な発射装置120に装着する。
図26に示すように、解除ボタン121gを押すことで、噴射装置110のワイヤーマウントプラグ114kの爪部114xが押され、ワイヤーマウントプラグ114kの凸部114yが、携帯可能な発射装置120のワイヤーマウントソケット122a,122bの穴部122c3から外れる。この状態のまま、噴射装置110を引き抜くことで、携帯可能な発射装置120から噴射装置110を抜き取ることができる。
これによって、再び本実施形態に用いる携帯型液体噴射装置100を使用可能な状態にすることができる。
また、電池123aの交換は、ネジ121aを取り外し、ケース121Bをケース121Aから取り除くことによって行われる。
本実施形態では、第一実施形態におけるアダプタ17の機能を容器111に付加し、容器111に圧力開放部111eを備えた一部品にしているので、第一実施形態における圧力開放機構が機能するピストン13とアダプタ17との関係と同じ結果となる。
従って、本実施形態においても、第一実施形態と同様の結果を得ることができた。
また、上記実施形態では、噴射装置110と携帯可能な発射装置120との結合に、ワイヤーマウントプラグ114kとワイヤーマウントソケット122a,122bとの結合を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、図29に示すように、第一実施形態と同様に、噴射装置110にウエッジベース14nとソケット22cとの結合としても良い。
また、上記実施形態では、安全カバー26又は126を取り外し自在にした場合について説明したが、本発明はこれに限らず、安全カバー26又は126を横にスライドされるようにしても良い。
本発明の液状の噴射物はこれに限らず、本発明においては、基本的に、第一実施形態のように、水+作用効果物質(墨汁など)+ゲル化剤の場合と、水+エタノール+作用効果物質+ゲル化剤の場合とに分けられる。
先ず、作用効果物質が食用色素の場合の、溶媒が水だけの場合の組成比とエタノール混合の場合の組成比について検討する。
(1)作用効果物質を食用色素とした場合の基本要件について説明する。
ゲル化剤(カルボキシメチルセルロースナトリウム(以下、CMCと称する))及び食用色素は、水に溶解するため、エタノールは混合しなくとも、粘性のある噴射物ができる。その場合の成分組成要件は、実験により、CMC1.3wt%〜2.3wt%、食用色素(作用効果物質)0.01wt%〜5wt%、水92.7wt%〜98.69wt%でなることが判明した。
エタノールを混合することにより、次の利点が生ずる。
1)凝固点の低下
エタノールの凝固点:−117℃
2)長期保存安定性の向上
エタノールによる殺菌効果
3)溶媒の揮発性向上
エタノールの揮発性が高いため、付着後の作用効果物質の作用効果がより早く現 れやすい。
4)水溶性固形分(CMC、食用色素)の分散
固形分を分散させた状態で、水を添加し、溶解させることで、早く溶解する。
一方、上記4)においては、噴射物の製造方法との拘わりがあり、次の通りとなる。
本発明における噴射物の製造方法では、水溶性固形分(CMC、食用色素)を水又はエタノール水溶液に投入すると、その固形分が塊状(後述する製造方法1又は製造方法2)になるため、製造効率が悪いことを示している。その現象を回避する方法として、水溶性固形分をエタノール中に分散させた上で、水溶性固形分の溶媒である水を投入することとし、短時間で水溶性固形分を溶解させている。水溶性固形分を分散させるために最低限必要なエタノールの混合割合が、溶媒をエタノール水溶液とした場合のエタノールの最小組成比となる。
水溶性固形分の最小組成比は、CMC1.3wt%、食用色素0.01wt%であり、それを水を投入する前にエタノールに分散させるために必要なエタノールの割合は、水溶性固形分と同体積である必要があると考えられ、表5に示す試製を行った。
従って、溶媒を水及びエタノール(分散媒)とした場合の成分組成要件は、表6の通りとする。
(1)作用効果物質を墨汁又は水性蛍光塗料とした場合の基本要件
CMC及び水性蛍光塗料は、水に溶解し、エタノールに不溶である。また、墨汁は水及びエタノールに溶解するため、エタノールは混合しなくとも、粘性のある噴射物ができる。その場合の成分組成要件は、実験により、CMC1.3wt%〜2.3wt%、墨汁又は水性蛍光塗料(作用効果物質)1wt%〜12wt%、水85.7wt%〜97.7wt%となることが判明した。
上述したエタノールを混合することによる利点と全く同様であり、同様にその割合を検証した。表7に示す。
従って、溶媒を水及びエタノール(分散媒)とした場合の成分組成要件は、表8の通りとなる。
(1)作用効果物質として、催涙成分として2-クロロアセトフェノン(以下、CNと称する)を添加した粘性のある噴射物は無色透明であったため、噴射物を噴射した後、操作者が対象物に付着したかどうか判断ができるようにする必要があった。その対応として、着色という手段を用いた。着色する上で、その組成割合を設定する必要があり、また同様に作用効果物質としてCNを添加しない食用色素のみの場合も設定する。
食用色素として食紅を使用し、食紅の添加割合を変化させた噴射液を本使用例に示した携帯型液体噴射装置の有効射程距離である4m先に、白色の標的を設置し、噴射位置4mから、付着したかどうか視認できるか評価を行った。
標的は、多種多様な色・模様等が考えられるが、ここでは、最低限必要な食用色素の割合を求めたいので、色素とは全く異なる白色とした。
その際の噴射物の組成は、表9に示す通りである。
従って、食用色素の添加割合の下限値は、0.01wt%である。
一方の、上限値については、3wt%以上は、色の濃さとしては大差がなく、食用色素を増やした場合に減量するエタノール水溶液より単価が高い食用色素を増やすことは経済的に好ましくない。
従って、食用色素の添加割合の上限値は、5wt%であるが、好ましくは3wt%である。
(参考:食紅40,000円/kg、CMC4,000円/kg、エタノール水溶液1,500円/kg)
故に、食用色素の添加割合は、0.01wt%〜5wt%である。
粘性のある噴射物にマーキング効果を付加する場合に、添加する墨汁又は水性蛍光塗料の添加割合を検証する。
標的は、多種多様な色・模様等が考えられるが、ここでは、最低限必要な墨汁又は水性蛍光塗料の割合を求めたいので、色素とは全く異なる白色とした。
噴射物の組成は、表11に示す通りである。
その結果を表12に示す。
従って、墨汁又は水性蛍光塗料の添加割合の下限値は、1wt%である。
一方の、上限値については、10wt%以上は、色の濃さとしては大差がなく、墨汁又は水性蛍光塗料を増やした場合に減量するエタノール水溶液より単価が高い墨汁又は水性蛍光塗料を増やすことは経済的に好ましくない。
従って、墨汁又は水性蛍光塗料の添加割合の上限値は、12wt%であるが、好ましくは10wt%である。
(参考:墨汁1,800円/kg、水性蛍光塗料:5,600円/kg、CMC4,000円/kg、エタノール水溶液1,500円/kg)
故に、墨汁又は水性蛍光塗料の添加割合は、1wt%〜12wt%である。
CN添加量を変化させた噴射物を1滴、人間の粘膜部(舌)に付着させ、刺激を感じるまでの時間、刺激の程度・刺激が治まるまでの時間を測定した。なお、刺激を感じたらすぐに水で洗い流した。眼球での試験は困難なため、粘膜部であり、噴射物を除去し易い舌で行った。
試験噴射物の組成表を表13に示す。また、その結果を表14に示す。
刺激を感知後、すぐに水で洗い流したが、刺激が治まるまでは時間を要し、CN添加量が多いほど、回復する時間は長くなる。
以上の結果より、CN添加割合が0.1wt%は回復時間が短いが、感知時間、刺激程度は十分であり、これを添加割合の下限とする(0wt%は、全く効果が得られない)。
また、CN添加割合の上限については、CNを使用した市販の催涙スプレーが1wt%〜2wt%とされており(参考:(財)日本中毒情報センター、会員向けHPに催涙剤の概要情報)、これの下限値であれば人体への影響が少ないと考え、1wt%を上限とした。
故に、CN添加量は、0.1wt%〜1wt%とした。
先ず、各種(催涙液、マーキング液)粘性のある噴射物に添加するエタノール水溶液の水とエタノールの割合を検証する。
そのために、各種粘性のある噴射物(a〜e)が製造可能な水とエタノールの割合を求める。水とエタノールの割合により、CMC、作用効果物質(CN、食用色素、墨汁、水性蛍光塗料)が溶解しない。
a:粘性のある催涙液(CN添加)
b:粘性のあるマーキング液(食用色素添加)
c:性のあるマーキング液(墨汁又は水性蛍光塗料添加)
d:粘性のある催涙液(CN添加)にマーキング効果(食用色素添加)を付加した液
e:粘性のある催涙液(CN添加)にマーキング効果(墨汁又は水性蛍光塗料添加) を付加した液
各種粘性のある噴射液が製造可能な水とエタノールの割合を示した。(水+エタノール=100wt%)
図35は、a:粘性のある催涙液(CN添加)(CMC1.3wt%〜2.3wt%、CN0.1wt%〜1wt%、液温20℃)について示す。
CMCは水に可溶だがエタノールには不溶である。CNは水に不溶だがエタノールには可溶である。
このため、図35から明らかなように、水が54wt%未満ではCMCが完全に溶解せず、61wt%を超えるとCNが完全に溶解しない。
また、エタノールが39wt%未満ではCNが完全に溶解せず、46wt%を超えるとCMCが完全に溶解しない。
CMCとCNが溶解するための水とエタノールの割合は、水54wt%〜61wt%、エタノール39wt%〜46wt%であることが判明した。
CMCは水に可溶だがエタノールには不溶である。食用色素は水にもエタノールにも可溶である。
このため、図36から明らかなように、水が54wt%未満又は、エタノールが46wt%を超えるとCMCが完全に溶解しない。また、エタノールが2wt%未満では、CMCが効率良く溶解せず、時間が掛かった。
CMCと食用色素が溶解するための水とエタノールの割合は、水54wt%〜98wt%、エタノール2wt%〜46wt%であることが判明した。
CMC及び水性蛍光塗料は水に可溶だがエタノールには不溶である。墨汁は水にもエタノールにも可溶である。
このため、図37に示すように、水が54wt%未満又は、エタノールが46wt%を超えるとCMC及び水性蛍光塗料が完全に溶解しない。また、エタノールが2.8wt%未満では、CMC、水性蛍光塗料が効率良く溶解せず、時間が掛かった。
CMCと墨汁又は水性蛍光塗料が溶解するための水とエタノールの割合は、水54wt%〜97.2wt%、エタノール2.8wt%〜46wt%であることが判明した。
CMCは水に可溶だがエタノールには不溶である。CNは水に不溶だがエタノールには可溶である。食用色素は水にもエタノールにも可溶である。
このため、図38に示すように、水が54wt%未満ではCMCが溶解せず、61wt%を超えるとCNが溶解しない。
また、エタノールが39wt%未満ではCNが溶解せず、46wt%を超えるとCMCが溶解しない。
CMCとCN、食用色素が溶解するための水とエタノールの割合は、水54wt%〜61wt%、エタノール39wt%〜46wt%であることが判明した。
CMC、水性蛍光塗料は水に可溶だがエタノールには不溶である。CNは水に不溶だがエタノールには可溶である。墨汁は水にもエタノールにも可溶である。
このため、図39に示すように、水が54wt%未満ではCMC、蛍光塗料が溶解せず、61wt%を超えるとCNが溶解しない。
また、エタノールが39wt%未満ではCNが溶解せず、46wt%を超えるとCMC、水性蛍光塗料が溶解しない。
CMCとCN、墨汁及び水性蛍光塗料が溶解するための水とエタノールの割合は、水54wt%〜61wt%、エタノール39wt%〜46wt%であることが判明した。
そのために、図40に示すように、室内で噴射装置(携帯型液体噴射装置)を固定した位置の先に、標的を設置する。標的の斜め後方に扇風機を設置し、噴射装置に向かって風を送る。向かい風の中、噴射装置を作動させ、標的に噴射物が付着するか検証する。
この試験では、噴射距離は3m、4m、風速は噴射装置の位置で3m/sとした。
噴射物の組成を表15に示す。
図41において、(a)は○:円状に付着する場合を示し、(b)は×:点々と付着する。又は付着しない場合を示す。
また、風により、噴射物のほとんどが噴射装置側に流される。
粘性のある噴射物は、向かい風の中で噴射しても、風により拡散することなく、標的に付着する。
故に、粘性のある噴射物の方が耐風性能があり、噴射距離が長いことが分かる。
そのために、図42に示すように、室内で噴射装置(携帯型液体噴射装置)を固定した位置の先に、サンプリング容器を設置する。サンプリング容器に向かって、催涙液を噴射し、催涙液をサンプリングする(催涙液噴射後、すぐにサンプリング容器の蓋をする)。サンプリング容器内のガスをガスクロマトグラフにより分析する。
この試験では、サンプリング距離1m、2m、3m、4m、サンプリング容器サイズ8l(250×W170×H180mm)とした。
噴射物の組成を表17に示す。
噴射距離3mまでは、どちらの催涙液も同程度のCNの強度であるが、4mになると粘性のない催涙液のCN強度が、8〜9割程度減少した。
一方、粘性のある催涙液は4mでもCN強度減少はほとんどなかった。
故に、粘性のある噴射物の方が、噴射距離が伸びることが分かった。
ここでは、粘性のある噴射物を、短時間で、簡単に製造できる方法を検証する。
製造方法の検証には、以下の(1)〜(7)の粘性のある噴射物の中から(1)粘性のある催涙液の製造方法について短時間で、簡単な製造方法を検証し、良好だった製造方法を他の(2)〜(7)の噴射液に適用し、同様に製造可能か検証する。
(1)粘性のある催涙液
(2)〜(4)粘性のあるマーキング液
(5)〜(7)粘性のある催涙液にマーキング効果を付加した液
(1)〜(7)の噴射物の組成を表18に示す。
粘性のある催涙液(1)の1回の製造量を400mlとし、3つの製造方法を検証する(作業環境20℃)。
<製造方法1>
エタノールを計量、容器に投入、撹拌し、そこへCNを計量、投入し、撹拌、溶解する。そこへ、水を計量、投入し、さらに撹拌、混合する。次に、CMCを計量、投入、50度程度に加熱、撹拌し、CMCを溶解して、噴射物を製造する。
エタノールを計量、容器に投入、撹拌し、そこへCNを計量、投入し、撹拌、溶解する。一方で、水を計量、容器に投入、50度程度に加熱、撹拌し、そこへCMCを計量、投入し、撹拌、溶解する。次にCNを溶解した液を、CMCを溶解した液に滴下、混合して、噴射物を製造する。
<製造方法3>
エタノールを計量、容器に投入、撹拌し、そこへCN、CMCを計量、投入し、撹拌、CNを溶解し、CMCを分散する。そこへ、水を計量、投入し、さらに撹拌し、CMCを溶解して、噴射物を製造する。
製造方法の比較を表19に示す。
引き続き、製造方法3で、他の(2)〜(7)の噴射物を製造した。
(2)〜(4)粘性のあるマーキング液の製造方法を示す。
エタノールを計量、容器に投入、撹拌し、そこへCMC、食用色素又は墨汁又は水性蛍光塗料を計量、投入し、撹拌、食用色素又は墨汁又は水性蛍光塗料を溶解し、CMCを分散する。そこへ、水を計量、投入し、さらに撹拌し、CMCを溶解して、噴射物を製造する。
(5)〜(7)粘性のある催涙液にマーキング効果を付加した液の製造方法を示す。
エタノールを計量、容器に投入、撹拌し、そこへCMC、CN、食用色素又は墨汁又は水性蛍光塗料を計量、投入し、撹拌、CN、食用色素又は墨汁又は水性蛍光塗料を溶解し、CMCを分散する。そこへ、水を計量、投入し、さらに撹拌し、CMCを溶解して、噴射物を製造する。
しかし、(4)、(7)の水性蛍光塗料を添加した噴射物は製造できなかった。
原因は水性蛍光塗料のアクリル樹脂がエタノールにより分離してしまうためであり、投入順を変える必要がある。
そこで、(4)、(7)の噴射液の製造方法として次の製造方法<製造方法4>を検証した。
<製造方法4>
製造方法3の応用で、(4)の噴射物については、エタノールを計量、容器に投入、撹拌し、そこへCMCを計量、投入し、撹拌、CMCを分散する。そこへ、水を計量、投入し、さらに撹拌し、CMCを溶解して、最後に水性蛍光塗料を計量、投入し、撹拌し、噴射物を製造する。
製造方法4であれば、最後に水性蛍光塗料の撹拌を行うため、製造方法3より製造時間が10分ほど増えてしまうが、水性蛍光塗料を使用する場合は、この製造方法が短時間で簡単であった。
本発明は、噴射物を遠くへ噴射することを目的としている。
従来の噴射物では、遠くへ噴射できない理由として、噴射物が小さな粒子に分散し、空気抵抗を大きく受けることが考えられる。
その解決策として、本発明では、噴射物の粘度を高くすることにより、噴射物の分散を抑えることに注目した。
噴射物は、液体である。その成分の約9割以上が水又はエタノール水溶液であり、それぞれ粘度は約0dPa・sであり、そのままでは課題を解決できない。
そこで、粘度を高くするために、ゲル化剤を添加した。
その結果が、図44に示したグラフである。
ゲル化剤の添加割合が多くなるにつれて、粘度が指数関数的に増加する結果が得られた。
続いて、粘度を高め、噴射物を遠くへ噴射できるかどうか(できているかどうか)を、第二実施形態における確認事項を用い、次の基準で評価を行った。
図15(C)に示している円状に付着した場合を、噴射物の分散が抑えられたと評価した。
付着状態が良好な結果であったCMCの添加割合が、1.3wt%〜2.3wt%であり、その時の粘度は、6dPa・s(20℃)〜40dPa・s(20℃)であることが分かった。
図45に示すように、測定装置は、図46の圧力プロファイルを出力する圧力発生部300と、噴射物体積4ccの噴射物容器301と、圧力発生部300からの圧力を受け止め、噴射物側へリークしない噴射物を押し出すピストン302と、単孔直進ノズル/内径1.5mm〜3mmのノズル303とを備える。
図46は、圧力発生部の代表的な圧力プロファイルを示す。
図46において、本発明の第二実施形態における噴射物を4m飛ばすためには、圧力14MPa以上が必要である。なお、噴射物を飛ばす性能に合わせてガス発生剤の薬量を変えて圧力を変えることは可能である。
上記圧力プロファイルは、第二実施形態の噴射装置110から得た。圧力発生部300は、カートリッジ内の非火薬火工式ガス発生器である。
先ず、カートリッジのピストン初期位置側面に圧力センサーを取り付ける。次に、圧力センサーをオシロスコープに接続する。次に、カートリッジのコネクターと直流電源を電線で接続する。次に、直流電源をONし、所定の電流を印加する。次に、非火薬火工式ガス発生器が発火し、ガスを発生する。次に、オシロスコープの波形から、圧力プロファイルを得る。
10,110 噴射装置
11,111 容器
12,112 液状の噴射物
13,113 ピストン
14,114 非火薬火工式ガス発生器
14a,114a ガス発生部
14k キャップ
14o,114o ホルダ
14n ウエッジベース
14j1,14j2 脚線
16,116 ノズル部
16a,116a ノズル
17 アダプタ
17c ピストン受け面
17d 圧力開放溝
18 シール
20,120 携帯可能な発射装置
21A,21B,121A,121B ケース
22,122 取付部
22a,22b ソケット組み付け部
22c,22d ソケット
23,123 電源部
23a,123a 電池
24,124 スイッチ部
24a,124a スイッチ
25,125 電源回路基板
28,128 挿入穴
111e 圧力開放部
114k ワイヤーマウントプラグ
121g 解除ボタン
121y 窓
122a,122b ワイヤーマウントソケット
Claims (14)
- 水と作用効果物質とゲル化剤とで構成される噴射物を充填する容器と、前記噴射物を押圧する前端部に圧力開放溝を設け、前記容器の一端から前記容器内を移動するとともに前記噴射物を押圧して前記容器から前記噴射物を噴射させるピストンと、前記ピストンを押圧するガス圧を生成する非火薬火工式ガス発生器と、前記ピストンによって押圧される前記噴射物を噴出するノズル部と、前記ガス圧によって前記噴射物を押圧する前記ピストンを受け止めるピストン受け面を設け、前記ノズル部と前記容器とを接続するアダプタとを有する噴射装置と、
前記ノズル部を露出させて前記噴射装置を交換可能に取り付ける取付部と、前記取付部に取り付けられる前記噴射装置に電力を供給する電源部と、前記電源部と前記噴射装置との間に設けられ、前記電源部と前記噴射装置とを短絡させるスイッチ部とを有する携帯可能な発射装置と
を備え、
前記ピストンの前記アダプタへの衝突時に、前記アダプタの内壁と前記ピストンの周囲とに隙間が形成され、前記ガス圧が前記圧力開放溝及び前記隙間を介して前記ノズル部から外部へ開放される
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 水とエタノールと作用効果物質とゲル化剤とで構成される噴射物を充填する容器と、前記噴射物を押圧する前端部に圧力開放溝を設け、前記容器の一端から前記容器内を移動するとともに前記噴射物を押圧して前記容器から前記噴射物を噴射させるピストンと、前記ピストンを押圧するガス圧を生成する非火薬火工式ガス発生器と、前記ピストンによって押圧される前記噴射物を噴出するノズル部と、前記ガス圧によって前記噴射物を押圧する前記ピストンを受け止めるピストン受け面を設け、前記ノズル部と前記容器とを接続するアダプタとを有する噴射装置と、
前記ノズル部を露出させて前記噴射装置を交換可能に取り付ける取付部と、前記取付部に取り付けられる前記噴射装置に電力を供給する電源部と、前記電源部と前記噴射装置との間に設けられ、前記電源部と前記噴射装置とを短絡させるスイッチ部とを有する携帯可能な発射装置と
を備え、
前記ピストンの前記アダプタへの衝突時に、前記アダプタの内壁と前記ピストンの周囲とに隙間が形成され、前記ガス圧が前記圧力開放溝及び前記隙間を介して前記ノズル部から外部へ開放される
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 水と作用効果物質とゲル化剤とで構成される噴射物を充填する容器と、前記噴射物を押圧する前端部に圧力開放溝を設け、前記容器の一端から前記容器内を移動するとともに前記噴射物を押圧して前記容器から前記噴射物を噴射させるピストンと、前記ピストンを押圧するガス圧を生成する非火薬火工式ガス発生器と、前記ピストンによって押圧される前記噴射物を噴出するノズル部と、前記ガス圧によって前記噴射物を押圧する前記ピストンを受け止めるピストン受け面を設け、前記ノズル部と前記容器とを接続するアダプタとを有する噴射装置と、
前記ノズル部を露出させて前記噴射装置を交換可能に取り付ける取付部と、前記取付部に取り付けられる前記噴射装置に電力を供給する電源部と、前記電源部と前記噴射装置との間に設けられ、前記電源部と前記噴射装置とを短絡させるスイッチ部とを有する携帯可能な発射装置と
を備え、
前記ピストンの前記アダプタへの衝突時に、前記アダプタの内壁と前記ピストンの周囲及び前記ピストン受け面と前記ピストンの前端部に隙間が形成され、前記ガス圧が前記圧力開放溝及び前記隙間を介して前記ノズル部から外部へ開放される
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 水とエタノールと作用効果物質とゲル化剤とで構成される噴射物を充填する容器と、前記噴射物を押圧する前端部に圧力開放溝を設け、前記容器の一端から前記容器内を移動するとともに前記噴射物を押圧して前記容器から前記噴射物を噴射させるピストンと、前記ピストンを押圧するガス圧を生成する非火薬火工式ガス発生器と、前記ピストンによって押圧される前記噴射物を噴出するノズル部と、前記ガス圧によって前記噴射物を押圧する前記ピストンを受け止めるピストン受け面を設け、前記ノズル部と前記容器とを接続するアダプタとを有する噴射装置と、
前記ノズル部を露出させて前記噴射装置を交換可能に取り付ける取付部と、前記取付部に取り付けられる前記噴射装置に電力を供給する電源部と、前記電源部と前記噴射装置との間に設けられ、前記電源部と前記噴射装置とを短絡させるスイッチ部とを有する携帯可能な発射装置と
を備え、
前記ピストンの前記アダプタへの衝突時に、前記アダプタの内壁と前記ピストンの周囲及び前記ピストン受け面と前記ピストンの前端部に隙間が形成され、前記ガス圧が前記圧力開放溝及び前記隙間を介して前記ノズル部から外部へ開放される
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 請求項1乃至請求項4の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、
前記ゲル化剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、グアガム、ペクチン、カラギーナン、タマリンドガム又はプロピレングリコールである
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 請求項1乃至請求項5の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、
前記作用効果物質は、催涙成分又は着色剤である
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 請求項6記載の携帯型液体噴射装置において、
前記催涙成分は、2−クロロアセトフェノン、カプサイシン、唐辛子抽出液又はイソチオシアン酸アリルである
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 請求項6記載の携帯型液体噴射装置において、
前記着色剤は、食用色素、墨汁又は水性蛍光塗料である
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 請求項1乃至請求項8の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、
前記噴射物は、前記ゲル化剤1.3wt%〜2.3wt%を含み、粘度が6dPa・s〜40dPa・sである
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 請求項1又は請求項2又は請求項5乃至請求項9の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、
前記噴射物は、前記水85.7wt%〜98.69wt%と、前記ゲル化剤1.3wt%〜2.3wt%と、前記作用効果物質0.01wt%〜12.0wt%とで構成されている
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 請求項3又は請求項4又は請求項5乃至請求項9の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、
前記噴射物は、前記水54.0wt%〜61.0wt%と前記エタノール39.0wt%〜46.0wt%とからなるエタノール水溶液84.7wt%〜98.59wt%と、前記ゲル化剤1.3wt%〜2.3wt%と、前記作用効果物質0.01wt%〜12.
0wt%とで構成されている
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 請求項1乃至請求項11の何れか記載の携帯型液体噴射装置において、
前記発射装置は、二つ割りのケースをネジで結合することによって外形が携帯可能とされる容器形状を為し、前記ケース内に前記取付部と前記電源部とを配置し、前記ケースの側部に前記噴射装置の挿入穴を有し、前記ケースの側面から前記スイッチ部を露出し、前記スイッチ部の不意の操作を防ぐ安全カバーを前記ケースの側面に移動自在に装着している
ことを特徴とする携帯型液体噴射装置。 - 請求項2又は請求項4乃至請求項9又は請求項11又は請求項12の何れか記載の携帯型液体噴射装置に使用される噴射物の製造方法において、
前記エタノールを容器に投入し、撹拌し、前記作用効果物質及び前記ゲル化剤を投入し、撹拌し、前記作用物質を溶解させ、前記ゲル化剤を分散させ、次いで、前記水を投入し、撹拌し、前記ゲル化剤を溶解させる
ことを特徴とする噴射物の製造方法。 - 請求項8乃至請求項12の何れか記載の携帯型液体噴射装置に使用される噴射物の製造方法において、
前記エタノールを容器に投入し、撹拌し、前記ゲル化剤を投入し、撹拌し、前記ゲル化剤を分散させ、次いで、前記水を投入し、撹拌し、前記ゲル化剤を溶解させ、最後に前記水性蛍光塗料を投入し、撹拌する
ことを特徴とする噴射物の製造方法。
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