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JP5733199B2 - 表示装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents
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JP5733199B2 - 表示装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光を出射する発光部により情報を表示する表示装置、及びその製造方法に関する。
従来、表示装置は、例えば特許文献1〜3に開示のもののように、回路基板に保持された光源から放射される光を、ウォーニングランプ及びインジケータ等の発光部に向けて反射する仕切り部等を備えている。これらの仕切り部は、光源の外周を筒状に囲んでいる。さらに、特許文献1〜3に開示の構成では、仕切り部によって囲まれた空間からの漏光の低減が図られている。
具体的に、特許文献1に開示の構成では、仕切り部の一方の端部は、発光部を有する文字板に形成された凹溝に嵌着されている。このような構成により、仕切り部の端部と文字板との間に生じる隙間は、塞がれる。以上により、仕切り部によって囲まれた空間からの光の漏れが回避され得る。
特開2004−161151号公報 特開平11−222077号公報 特許第4222136号公報
さて、特許文献1〜3に開示のような表示装置において、仕切り部等の構成には、製造上のばらつきが不可避的に生じる。故に、文字板に対する仕切り部の端部の相対位置は、ばらつくこととなる。すると、仕切り部の端部は、文字板に形成された凹部に接触できなくなる場合がある。この場合、仕切り部の端部と文字板の溝部との間には隙間が生じ得るので、当該仕切り部によって囲まれた空間からは、光源から放射される光が漏洩してしまうのである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、光の漏れに起因する見栄えの悪化が抑制可能な表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、筒状の筒部を有し、当該筒部の軸方向に沿って型開きされるよう型割りされた複数の成形型のキャビティに成形材料を充填することで形成される反射部材、を備え、反射部材が筒部にて反射する光を出射する発光部により情報を表示する表示装置であって、発光部から出射される光を放射する光源と、光源を保持する保持部材と、光源の外周を囲む筒部、及び筒部の軸方向の両端部のうち保持部材と対向する一方の対向端部から当該保持部材に向かって延伸して保持部材に接触し且つ複数の成形型の間に生じる隙間にはみ出す成形材料によって形成される延伸部、を有する反射部材と、を備える表示装置とする。
この発明によれば、複数の成形型の間に生じる隙間にはみ出した成形材料によって形成される延伸部は、厚さの薄いバリ状を呈し、変形容易である。故に、製造上のばらつきに起因して保持部材に対する対向端部の相対位置がばらついたとしても、筒部の対向端部から保持部材に向かって延伸する延伸部は、変形した状態にて、保持部材において光源を囲む領域に延伸方向の先端を接触させられ得る。以上により、筒部の対向端部と保持部材との間に生じる隙間は、延伸部によって塞がれ得る。よって、筒部によって囲まれた空間から光源の放射した光が漏れる事態は、回避可能となる。したがって、光の漏れに起因する表示装置の見栄えの悪化は、抑制される。
請求項2に記載の発明では、表示装置は、筒部の内周側に位置し、光源から放射される光を発光部に向けて屈折させる屈折部材、をさらに備え、反射部材は、筒部の内周壁面に保持部材と対向して形成され、屈折部材を保持部材に向けて押圧する押圧部、をさらに有し、延伸部は、軸方向において押圧部よりも変形容易であることを特徴とする。
この発明のように、発光部の発光輝度を高めるために、光源から放射される光を発光部に向けて屈折させる屈折部材が筒部の内周側に設けられることがある。この形態では、屈折部材は、筒部の内周壁面に保持部材と対向して形成された押圧部により、固定のために保持部材に向けて押圧される。この押圧部は、軸方向に変形することにより、屈折部材を押圧する力を生じさせている。
ここで、押圧部と共に筒部に設けられている延伸部は、バリ状を呈することで、押圧部よりも変形容易となり得る。故に、対向端部と保持部材との間にて軸方向に変形する延伸部の復元力は、僅かとなる。よって、筒部を保持部材から離間させる方向に作用する延伸部の復元力に起因して、押圧部が屈折部材を押圧できなくなる事態は、回避され得る。したがって、バリ状を呈する延伸部は、押圧部の押圧機能を妨げることなく、対向端部と保持部材との間に生じる隙間を塞ぐことができるので、押圧部によって屈折部材を押圧する形態に特に好適なのである。
また、請求項3に記載の発明は、筒状の筒部を有し、当該筒部の軸方向に沿って型開きされるよう型割りされた複数の成形型のキャビティに成形材料を充填することで形成される反射部材、を備え、反射部材が筒部にて反射する光を出射する発光部により情報を表示する表示装置であって、発光部から出射される光を放射する光源と、発光部を形成する表示部材と、光源及び発光部の各外周を囲む筒部、及び筒部の軸方向の両端部のうち表示部材と対向する一方の対向端部から当該表示部材に向かって延伸して表示部材に接触し且つ複数の成形型の間に生じる隙間にはみ出す成形材料によって形成される延伸部、を有する反射部材と、を備える表示装置とする。
この発明においても、バリ状を呈する延伸部は、変形容易であるので、製造上のばらつきに起因して表示部材に対する対向端部の相対位置がばらついたとしても、変形した状態にて、表示部材において発光部を囲む領域に延伸方向の先端を接触させられ得る。故に、対向端部と表示部材との間に生じる隙間は、延伸部によって塞ぐことができる。以上により、筒部によって囲まれた空間から光源の放射した光が漏れる事態は、光源の周囲でなく、発光部の周囲においても回避可能となる。したがって、光の漏れに起因する表示装置の見栄えの悪化は、抑制される。
請求項4に記載の発明では、延伸部は、筒部の内周壁面と連続することを特徴とする。一方で、請求項5に記載の発明では、延伸部は、筒部の外周壁面と連続することを特徴とする。
一般に、筒状の筒部を形成するための複数の成形型は、筒部の内周壁面及び外周壁面の少なくとも一方の面にて型割りされる。故に、筒部の内周壁面及び外周壁面のいずれかと延伸部とを連続させる形態により、成形型の間の隙間に成形材料をはみ出させてなる延伸部の形成は、容易となる。
また、請求項2に記載のように内周壁面に押圧部が設けられる形態では、屈折部材を押圧した反力が、押圧部を通じて内周壁面に作用している。故に、保持部材及び対向端部間に生じる隙間のばらつきは、反力の作用する内周壁面に近い内周側に向かうほど小さくなり得る。一方で、この隙間自体の大きさは、反力の作用する内周壁面から離れた外周側に向かうほど、小さくなり得る。
以上により、請求項4に記載の内周壁面と連続する延伸部は、請求項2に記載の構成と組み合わされた場合に、隙間のばらつきが小さい箇所に位置し得る。故に、延伸部によって隙間の塞がれる確実性が向上するので、光の漏れに起因する表示装置の見栄えの悪化は、高い確実性をもって抑制可能となる。また一方で、請求項5に記載の外周壁面と連続する延伸部は、請求項2に記載の構成と組み合わされた場合に、隙間の狭い箇所に位置し得る。故に、延伸部の高さを抑えることが可能となるので、延伸部の形成は、さらに容易となる。
請求項6に記載の発明では、延伸部の肉厚は、当該延伸部の延伸方向に向かうに従って減少することを特徴とする。
この発明によれば、延伸部の肉厚が延伸方向に向かうに従って減少することにより、当該延伸部は、表示部材及び保持部材のうち対応する一方の部材と、対向端部との間おいて、軸方向に確実に潰れ得る。故に、一方の部材に対する対向端部の相対位置がばらついたとしても、延伸部は、変形容易な延伸方向の先端から次第に変形し、当該一方の部材との接触状態を維持することができる。以上により、隙間を塞ぐ延伸部の作用が確実に発揮されるので、筒部によって囲まれた空間からの光の漏洩は、いっそう回避可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置を製造する方法であって、型締めされた複数の成形型のキャビティに成形材料を充填することにより筒部及び延伸部を有する反射部材を、成形する成形工程と、成形工程によって成形された反射部材と、保持部材及び表示部材のうち対応する一方の部材とを互いに組み付けることにより、延伸部を軸方向に潰して当該一方の部材に接触させる組付工程と、を含む表示装置の製造方法とする。
この発明によれば、成形工程において、複数の成形型の間に生じる隙間にはみ出させた成形材料によって形成される延伸部は、組付工程において、軸方向に潰されて、保持部材及び表示部材のうち対応する一方の部材に接触させられる。こうして、潰れた状態にて延伸部が一方の部材と接触することにより、一方の部材と対向端部との間に生じる隙間は、確実に塞がれ得る。したがって、光の漏れに起因する見栄えの悪化を抑制された表示装置が、製造可能となる。
本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの構成を説明するための断面図である。 本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態における筒部の対向端部近傍を拡大した拡大図である。 押圧部の形状を説明するための図であって、図3のIV−IV線断面図である。 本発明の特徴的構成である延伸部を説明するための図であって、図3の領域Vを拡大した拡大図である。 本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの製造方法を説明するための図であって、図6Aは成形工程を示す図であり、図6Bは型開工程を示す図であり、図6Cは組付工程を示す図である。 本発明の第二実施形態によるインジケータの構成を説明するための断面図である。 本発明の第二実施形態における筒部の対向端部近傍を拡大した拡大図である。 本発明の第二実施形態における成形工程を示す図である。 図9の変形例を示す図である。 図9の別の変形例を示す図である。 図7の変形例を示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
図1〜図6に示す本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータ100は、車両の車室内に設けられたインスツルメントパネル内に収容され、正面側を運転席側に向けて配置されている。コンビネーションメータ100は、車両に関する種々の情報を表示する表示装置である。
(基本構成)
以下、本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータ100の基本構成について、図1に基づいて、詳細に説明する。
コンビネーションメータ100は、スピードメータ20、並びに図示されないタコメータ、水温計、燃料計、及び複数のインジケータ等によって構成されている。スピードメータ20は、コンビネーションメータ100の搭載されている車両の走行速度を、情報として表示する。スピードメータ20による情報の表示は、表示板30に設けられた目盛りを、当該表示板30に沿って回転する指針40で指し示すことにより、形成される。
コンビネーションメータ100は、上述した表示板30及び指針40に加えて、リフレクタ50,リヤカバー59,及びフロントカバー58等を組み合わせてなる筺体、指針光源60、プリズム70、及び回路基板80を備えている。ここで、リフレクタ50に対し表示板30側となる方向を表示方向とし、リフレクタ50に対し回路基板80側となる方向を背面方向とする。
表示板30は、透光性の樹脂材料を基材とし、当該基材に遮光性の印刷を施すことによって形成されている。表示板30の中央部分には、表示板開口部31が円形に開口している。また、指針40は、ポインタ41及びキャップ部材48等によって構成されている。ポインタ41は、透光性の樹脂材料によって形成されており、キャップ部材48から表示板30の径方向に沿って外周側に延伸している。ポインタ41は、光を表示方向に出射する発光部であって、入射部42及び軸部43を有している。入射部42は、指針光源60から放射される光をポインタ41に入射させることにより、当該ポインタ41を発光させる。軸部43は、表示板開口部31を通過して、後述するステッパーモータ83の指針軸84に外嵌されることにより、ポインタ41を指針軸84と一体で回転可能にする。キャップ部材48は、遮光性の樹脂材料によって形成されており、入射部42を収容すると共に、表示板30の表示板開口部31を表示方向から覆っている。
リフレクタ50は、例えばポリプロピレン(PP)樹脂等の遮光性の樹脂材用によって形成されている。リフレクタ50は、筒部51及び押圧部57を有している。筒部51は、指針光源60及び表示板開口部31の各外周を囲む円筒状に形成されている。筒部51は、指針光源60から放射される光を、内周壁面52によって反射することにより、表示板開口部31を通じて入射部42に導く。押圧部57は、筒部51の内周壁面52において、例えば四箇所に設けられている。各押圧部57は、筒部51の周方向において互いに等間隔で配置されている。押圧部57は、プリズム70を回路基板80に向けて押圧している。リヤカバー59は、遮光性の樹脂材料によって形成され、リフレクタ50の背面方向に位置している。リヤカバー59は、リフレクタ50に取り付けられることにより、当該リフレクタ50との間にて回路基板80を挟持している。フロントカバー58は、透光性の樹脂材料によって形成され、リフレクタ50の表示方向に位置している。
指針光源60は、複数の発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)61を有している。各LED61は、筒部51によって外周を囲まれており、当該筒部51の周方向に互いに等間隔で配置されている。LED61は、回路基板80に半田付けされることにより、当該基板80に保持されている。LED61は、筒部51の軸方向において入射部42と対向しており、ポインタ41から出射される光を入射部42に向けて放射する。
プリズム70は、透光性の樹脂材料によって、有底円筒状に形成されている。プリズム70は、軸方向において底壁を入射部42と対向させた姿勢にて、筒部51の内周側に位置している。プリズム70は、プリズム開口部75、集光部77、嵌合部73、及び当接部71を有している。プリズム開口部75は、プリズム70の底壁の中央部分に設けられた円形の開口である。プリズム開口部75は、指針軸84を軸方向に通過させている。集光部77は、プリズム70の底壁においてプリズム開口部75を囲むように環状に形成されている。集光部77の径方向における断面は、入射部42側に突出する凸状を呈している。集光部77は、光源から放射される光をポインタ41の入射部42に向けて屈折させることにより、当該入射部42に集光する。嵌合部73は、プリズム70の周壁において背面方向に位置する端部によって形成されている。嵌合部73は、筒部51の内周壁面52に沿う環状を呈し、回路基板80に嵌合している。当接部71は、プリズム70の底壁における外縁部分に形成され、押圧部57と当接している。当接部71は、押圧部57によって回路基板80に向けて押圧されている。以上の押圧部57による押圧により、プリズム70は、回路基板80に固定される。
回路基板80は、所定の配線パターンが形成された硬質の基板である。回路基板80には、基板開口部81及び嵌合穴82が設けられている。基板開口部81は、後述する指針軸84を通過させる円形の開口である。嵌合穴82は、基板開口部81の外周を囲むように形成され、部分的に途切れた環状を呈している。嵌合穴82は、嵌合部73と嵌合することにより、プリズム70を保持している。
回路基板80には、配線パターンと接続された複数の電子部品、具体的には、上述の指針光源60に加えて、メータ制御部85(図4参照)及びステッパーモータ83等が実装されている。回路基板80は、これらの要素60,83,85を保持している。
図2に示されるように、メータ制御部85は、指針光源60及びステッパーモータ83と共に、コンビネーションメータ100の電気回路を構成している。メータ制御部85は、コンビネーションメータ100内部の指針光源60及びステッパーモータ83と接続されている。またメータ制御部85は、コンビネーションメータ100外部の、バッテリ88、イグニッション・リレー87、車内Local Area Network(LAN)86、及びアース配線等と接続されている。
メータ制御部85は、プログラムによって作動するマイクロコンピュータ等によって構成されている。メータ制御部85は、車内LAN86に出力された例えば車両の走行速度に関する情報等を取得することにより、当該情報に基づいた制御信号をステッパーモータ83に出力して、後述する指針軸84の回転を制御する。メータ制御部85は、各LED61に電圧を印加することにより、当該各LED61の発光を制御する。
図1,2に示されるように、ステッパーモータ83は、その本体部分からキャップ部材48に向かって延伸する指針軸84を有している。指針軸84は、ポインタ41の軸部43を保持しており、ポインタ41と一体で回転する。ステッパーモータ83は、メータ制御部85から取得する制御信号に基づいて、指針軸84を回転させる。
以上の構成では、車両のイグニッションがオン状態とされることにより、イグニッション・リレー87が、電圧を印加されて通電状態となる。こうして、バッテリ88からの電力供給が開始されたコンビネーションメータ100は、ポインタ41の発光を開始する。さらに、車速に応じた角度への指針40の回転によって、車両の走行速度を示す指針表示がスピードメータ20に形成される。
(特徴部分)
次に、第一実施形態によるコンビネーションメータ100の特徴部分について、図3〜5に基づいて詳細に説明する。
図3,4に示すように、リフレクタ50の押圧部57は、内周壁面52の内径を背面方向にて拡大させている段付き部分56に形成されている。押圧部57は、回路基板80と対向する段付き部分56から、当該基板80に向かって突出している。押圧部57は、横断面が回路基板80に向かって凸状に湾曲する半円状である。押圧部57は、段付き部分56の外周側から内周側に向かい、筒部51の径方向に沿って延伸している。この形状により、押圧部57は、突出方向の先端部分を当接部71に線状に接触させている。押圧部57は、当接部71に接触している先端部分を軸方向に弾性変形させることにより、当該当接部71に押圧力を印加する。こうして、押圧部57が当接部71と線状に接触することにより、当該押圧部57から当接部71に作用する押圧力は、径方向において均等化される。
図3,5に示すように、リフレクタ50は、延伸部55をさらに有している。延伸部55は、筒部51の軸方向における両端部のうち、回路基板80と対向する一方の対向端部54に形成されている。延伸部55は、対向端部54から回路基板80に向かって延伸している。延伸部55は、対向端部54に沿って環状に形成されることで、指針光源60及びプリズム70の外周を全周に亘って囲んでいる。延伸部55の内周側の面は、筒部51の内周壁面52と連続している。一方で、延伸部55の外周側の面は、延伸方向に向かうに従い、内周側に傾斜している。こうして径方向に沿う断面における延伸部55の肉厚は、延伸方向に向かうに従って減少することとなる。以上の延伸部55は、押圧部57よりも軸方向において変形容易となる。故に、図4に示す押圧部57の軸方向における変形量D1よりも、図5に示す延伸部55の変形量D2が、大きくなる。
以上のコンビネーションメータ100を製造する方法に含まれる複数の工程のうち、リフレクタ50の成形及び組み付けに係る工程について、以下図6に基づいて詳細に説明する。
図6Aに示される成形工程では、型締めされた成形型91,92を含む複数の成形型のキャビティ93に、リフレクタ50の成形材料95である溶融されたPP樹脂が充填されて、筒部51及び押圧部57と共に延伸部55を有するリフレクタ50が成形される。成形型91,92は、筒部51の軸方向に沿って型開きされるように、筒部51の内周壁面52を形成する面にて型割りされている。このように、成形型91,92の型割面94は、内周壁面52と連続している。型割面94において、成形型91,92の間には、微小な隙間96が生じている。キャビティ93に充填された成形材料95が隙間96にはみ出すことにより、延伸部55は、形成される。
図6Bに示される型開工程では、成形工程後に成形型91,92が各々の型開き方向に型開きされることにより、これら成形型91,92のキャビティ93からリフレクタ50が取り出される(図6Bの矢印参照)。取り出されたリフレクタ50において、延伸部55は、隙間96(図6A参照)にはみ出した成形材料95によって形成されているので、厚さの薄いバリ状を呈している。こうして押圧部57よりも変形容易な延伸部55が形成される。
図6Cに示される組付工程では、型開工程によって取り出されたリフレクタ50が回路基板80に取り付けられることにより、延伸部55は、軸方向に潰されて当該基板80に接触する。以上により、対向端部54と回路基板80との間に生じる隙間は、軸方向に潰された状態の延伸部55によって塞がれる。
ここまで説明した第一実施形態によれば、製造上のばらつきに起因して回路基板80に対する対向端部54の相対位置がばらついたとしても、延伸部55は、回路基板80の指針光源60を囲む領域に、延伸方向の先端を接触させる。故に、対向端部54と回路基板80との間に生じる隙間は、回路基板80及び対向端部54の間にて変形した延伸部55によって塞がれ得る。以上により、筒部51によって囲まれた空間から各LED61の放射した光が漏れる事態は、回避可能となる。したがって、光の漏れに起因するコンビネーションメータ100の見栄えの悪化は、抑制される。
加えて第一実施形態では、バリ状を呈する延伸部55は、半円状の押圧部57よりも変形容易となり得る。よって、潰された延伸部55から筒部51に作用する復元力が僅かとなるので、押圧部57は、当接部71に接触して当該当接部71に押圧力を作用させることができる。このように、バリ状を呈する延伸部55は、押圧部57の押圧機能を妨げることなく、対向端部54と回路基板80との間に生じる隙間を塞ぐことができるので、押圧部57によってプリズム70を押圧する形態に、特に好適なのである。
また第一実施形態では、成形型91,92が内周壁面52にて型割りされているので、内周壁面52と延伸部55とを連続させる形態により、各成形型91,92の隙間96に成形材料95をはみ出させてなる延伸部55の形成は、容易となる。さらに第一実施形態では、プリズム70を押圧した反力が押圧部57を通じて内周壁面52に作用しているので、回路基板80及び対向端部54間に生じる隙間のばらつきは、反力の作用する内周壁面52に近い内周側に向かうほど、小さくなり得る。故に、内周壁面52と連続する延伸部55は、隙間のばらつきの小さい箇所に位置し得る。以上により、延伸部55によって隙間の塞がれる確実性は、向上する。したがって、光の漏れに起因するコンビネーションメータ100の見栄えの悪化は、高い確実性をもって抑制可能となるのである。
また加えて第一実施形態によれば、延伸方向に向かうに従って肉厚の減少する形状により、延伸部55は、回路基板80と対向端部54との間おいて、軸方向に確実に潰れ得る。故に、回路基板80に対する対向端部54の相対位置がばらついたとしても、延伸部55は、変形容易となる延伸方向の先端から次第に変形し、回路基板80との接触状態を維持することができる。以上により、隙間を塞ぐ延伸部55の作用が確実に発揮されるので、筒部51によって囲まれた空間からの光の漏洩は、いっそう回避可能となる。
そして、成形工程において形成したバリ状の延伸部55を組付工程において潰す第一実施形態によれば、潰れた状態にて延伸部が回路基板80と接触するので、当該基板80と対向端部54との間に生じる隙間は、確実に塞がれ得る。したがって、光の漏れに起因する見栄えの悪化を抑制されたコンビネーションメータ100が、製造可能となる。
尚、第一実施形態において、ポインタ41が特許請求の範囲に記載の「発光部」に相当し、リフレクタ50が特許請求の範囲に記載の「反射部材」に相当し、回路基板80が特許請求の範囲に記載の「保持部材」に相当し、指針光源60が特許請求の範囲に記載の「光源」に相当し、プリズム70が特許請求の範囲に記載の「屈折部材」に相当し、コンビネーションメータ100が特許請求の範囲に記載の「表示装置」に相当する。
(第二実施形態)
図7及に示される本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態によるコンビネーションメータ200は、インジケータ231を点灯させることによって情報を表示することができる。インジケータ231は、透光性の基材に遮光性の印刷層232を設けてなる表示板230によって形成されている。以下、第二実施形態によるコンビネーションメータ200の構成を、図7に基づいて詳細に説明する。
リフレクタ250は、筒部251によって、インジケータ光源260及びインジケータ231の各外周を囲んでいる。延伸部255は、筒部251の軸方向の両端部のうち、表示板230と対向する一方の対向端部254から当該表示板230に向かって延伸している。延伸部255は、表示板230においてインジケータ231を囲む領域に、延伸方向の先端を接触させることで、対向端部254と表示板230との間に生じる隙間を塞いでいる。
ここまで説明した第二実施形態でも、各成形型の間に生じる隙間にはみだした成形材料によって延伸部255を形成することにより、延伸部255をバリ状に形成することができる。このように、バリ状を呈することで変形容易となる延伸部255は、表示板230に対する対向端部254の相対位置がばらついたとしても、変形した状態にて、これらの間の隙間を塞ぎ得る。したがって、延伸部255は、インジケータ231の周囲においても、筒部251に囲まれた空間からの光の漏れを抑え、コンビネーションメータ200の見栄えの悪化を抑制する効果を発揮することができる。
尚、第二実施形態において、インジケータ231が特許請求の範囲に記載の「発光部」に相当し、リフレクタ250が特許請求の範囲に記載の「反射部材」に相当し、表示板230が特許請求の範囲に記載の「表示部材」に相当し、インジケータ光源260が特許請求の範囲に記載の「光源」に相当し、コンビネーションメータ200が特許請求の範囲に記載の「表示装置」に相当する。
(第三実施形態)
図8及び図9に示される本発明の第三実施形態は、第一実施形態の別の変形例である。図8に示されるように、第三実施形態の延伸部355は、対向端部54に形成される位置が第一実施形態の延伸部55(図3参照)と異なっており、対向端部54の外縁部分に形成されている。延伸部355の外周側の面は、筒部51の外周壁面353と連続している。一方で、延伸部355の内周側の面は、延伸方向に向かうに従い外周側に傾斜している。こうして延伸部355の肉厚は、延伸方向に向かうに従って減少することとなる。以上の延伸部355は、押圧部57よりも軸方向において変形容易となる。
以上の延伸部355を有するリフレクタ350を成形する成形工程が、図9に示されている。第三実施形態による成形型391,392は、筒部51の外周壁面353にて型割されている。故に、これら成形型391,392の型割面394は、当該外周壁面353と連続している。延伸部355は、型割面394において、各成形型391,392の間に生じる隙間396にはみ出した成形材料95によって、形成される。
図8及び図9に示されるように、第三実施形態においても、バリ状を呈する延伸部355は、対向端部54と回路基板80との間に生じる隙間を塞ぐことができる。故に、第一実施形態と同様に、筒部51に囲まれた空間からの光の漏れを抑え、見栄えの悪化を抑制する効果が、発揮可能となる。
加えて第三実施形態では、成形型391,392が外周壁面353にて型割りされているので、外周壁面353と延伸部355とを連続させる形態により、隙間396に成形材料95をはみ出させてなる延伸部355の形成は、容易となる。さらに第三実施形態では、プリズム70を押圧した反力が押圧部57を通じて内周壁面52に作用しているので、回路基板80及び対向端部54間に生じる隙間の大きさは、反力の作用する内周壁面52から離れた外周側に向かうほど、小さくなる。故に、外周壁面353と連続する延伸部355は、隙間の狭い箇所に位置し得る。よって、延伸部355の高さを抑えることが可能となるので、延伸部355の形成は、さらに容易となる。
尚、第三実施形態において、リフレクタ350が特許請求の範囲に記載の「反射部材」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による第一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
上記第一,第二実施形態では、延伸部は、対向端部の内周縁部分に形成されていた。また、上記第三実施形態では、延伸部は、対向端部の外周縁部分に形成されていた。しかし、対向端部において延伸部の形成される位置は、適宜変更されてよい。例えば、図10に示すように、成形型491,492の型割面494は、径方向において対向端部54の中間となる位置に規定されてもよい。これにより、対向端部54の径方向における中間位置から延伸する延伸部455が、形成可能となる。
加えて、図11に示されるように、複数の延伸部555a,555bが、対向端部から延伸していてもよい。具体的には、成形型591,592との間に、これらとは別の成形型593を設けることにより、複数の型割面594a,594bが形成される。これら型割面594a,594bを筒部51の内周壁面52及び外周壁面353のそれぞれと連続させることにより、内周壁面52と連続する延伸部555aと、外周壁面353と連続する延伸部555bとが、共に形成可能となる。
さらに、図12に示される第二実施形態の変形例のように、ねじ等の締結部材によってリフレクタ650を表示板630に固定することができる。このような形態では、筒部651の軸方向の両端部のうち、回路基板80と対向する一方の対向端部654から、延伸部655を回路基板80に向かけて延伸させることが望ましい。以上により、延伸部655は、延伸方向の先端を回路基板80に接触させることで、対向端部654と回路基板80との間に生じる隙間を塞ぐことができる。 上記第一,第三実施形態において、延伸部は、筒部の両端部のうちで回路基板と対向する端部に形成されていた。また、上記第二実施形態において、延伸部は、筒部の両端部のうちで表示板と対向する端部に形成されていた。しかし、延伸部は、筒部の両端部にそれぞれ設けられていてもよい。さらに、回路基板及び表示板は、延伸部の接触する領域に、例えばシート状の部材を有していてもよい。このシート状の部材を変形容易な材質によって形成することにより、延伸部の機能と相俟って、光の漏洩を抑制する作用は、さらに確実に発揮されるようになる。
上記実施形態では、リフレクタは、キャビティ内での流動性に優れるPP樹脂によって形成されていた。しかし、リフレクタの成形材料は、PP樹脂に限定されない。例えばABS樹脂等の樹脂材料をリフレクタの材料として用いることが可能である。
上記第一,第三実施形態では、指針のポインタが光を出射する「発光部」に相当した。また、上記第二実施形態では、インジケータが光を出射する「発光部」に相当した。しかし、「発光部」は、これらの構成に限定されない。例えば、他の指針計器のポインタが「発光部」とされてもよく、バックライトを備える液晶表示器が「発光部」とされてもよい。
そして、回路基板をリフレクタに固定するための固定方法は、特に限定されない。例えば、回路基板は、リフレクタに形成された固定のための爪部によって当該リフレクタに保持されてもよい。又は、回路基板は、ねじ等の締結部材によってリフレクタに保持されてもよい。
20 スピードメータ、30,630 表示板、230 表示板(表示部材)、31 表示板開口部、231 インジケータ(発光部)、232 印刷層、40 指針、41 ポインタ(発光部)、42 入射部、43 軸部、48 キャップ部材、50,250,350,650 リフレクタ(反射部材)、51,251,651 筒部、52 内周壁面、353 外周壁面、54,254,654 対向端部、55,255,355,455,555a,555b,655 延伸部、56 段付き部分、57 押圧部、58 フロントカバー、59 リヤカバー、60 指針光源(光源)、260 インジケータ光源(光源)、61 LED、70 プリズム(屈折部材)、71 当接部、73 嵌合部、75 プリズム開口部、77 集光部、80 回路基板(保持部材)、81 基板開口部、82 嵌合穴、83 ステッパーモータ、84 指針軸、85 メータ制御部、86 車内LAN、87 イグニッション・リレー、88 バッテリ、91,92,391,392,491,492,591,592,593 成形型、93 キャビティ、94,394,494,594a,594b 型割面、95 成形材料、96,396 隙間、100,200 コンビネーションメータ(表示装置)

Claims (7)

  1. 筒状の筒部を有し、当該筒部の軸方向に沿って型開きされるよう型割りされた複数の成形型のキャビティに成形材料を充填することで形成される反射部材、を備え、前記反射部材が前記筒部にて反射する光を出射する発光部により情報を表示する表示装置であって、
    前記発光部から出射される光を放射する光源と、
    前記光源を保持する保持部材と、
    前記光源の外周を囲む前記筒部、及び前記筒部の軸方向の両端部のうち前記保持部材と対向する一方の対向端部から当該保持部材に向かって延伸して前記保持部材に接触し且つ前記複数の成形型の間に生じる隙間にはみ出す前記成形材料によって形成される延伸部、を有する前記反射部材と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記筒部の内周側に位置し、前記光源から放射される光を前記発光部に向けて屈折させる屈折部材、をさらに備え、
    前記反射部材は、前記筒部の内周壁面に前記保持部材と対向して形成され、前記屈折部材を前記保持部材に向けて押圧する押圧部、をさらに有し、
    前記延伸部は、軸方向において前記押圧部よりも変形容易であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 筒状の筒部を有し、当該筒部の軸方向に沿って型開きされるよう型割りされた複数の成形型のキャビティに成形材料を充填することで形成される反射部材、を備え、前記反射部材が前記筒部にて反射する光を出射する発光部により情報を表示する表示装置であって、
    前記発光部から出射される光を放射する光源と、
    前記発光部を形成する表示部材と、
    前記光源及び前記発光部の各外周を囲む前記筒部、及び前記筒部の軸方向の両端部のうち前記表示部材と対向する一方の対向端部から当該表示部材に向かって延伸して前記表示部材に接触し且つ前記複数の成形型の間に生じる隙間にはみ出す前記成形材料によって形成される延伸部、を有する前記反射部材と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  4. 前記延伸部は、前記筒部の内周壁面と連続することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記延伸部は、前記筒部の外周壁面と連続することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記延伸部の肉厚は、当該延伸部の延伸方向に向かうに従って減少することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置を製造する方法であって、
    型締めされた前記複数の成形型の前記キャビティに前記成形材料を充填することにより前記筒部及び前記延伸部を有する前記反射部材を、成形する成形工程と、
    前記成形工程によって成形された前記反射部材と、前記保持部材及び前記表示部材のうち対応する一方の部材とを互いに組み付けることにより、前記延伸部を軸方向に潰して当該一方の部材に接触させる組付工程と、
    を含むことを特徴とする表示装置の製造方法。
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