JP5772232B2 - ボールねじおよびボールねじのナット剛性の制御方法 - Google Patents
ボールねじおよびボールねじのナット剛性の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5772232B2 JP5772232B2 JP2011120825A JP2011120825A JP5772232B2 JP 5772232 B2 JP5772232 B2 JP 5772232B2 JP 2011120825 A JP2011120825 A JP 2011120825A JP 2011120825 A JP2011120825 A JP 2011120825A JP 5772232 B2 JP5772232 B2 JP 5772232B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- ball screw
- preload
- temperature
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
特許文献1に記載の技術では、ナットの軸方向に沿って貫通穴を設け、この貫通穴に冷却媒体を通してナットを冷却している。
また、特許文献2では、ナットを冷却することにより、予圧方式によっては予圧荷重を高くする方向にナットが収縮することを説明している。そして、ナットの熱収縮によって予圧荷重が高くなると、動摩擦トルクが上昇するという問題を、ナットの予圧方式を引っ張り方向への2点接触予圧を採用することで解決している。
また、特許文献2に記載の技術においても同様であり、ナットの予圧方式として引っ張り方向への2点接触予圧を採用することで、ナットの熱収縮によって予圧荷重はほとんど変化しないため、動摩擦トルクの上昇を抑制可能なものの、積極的にナットの剛性を制御する上で不十分である。
すなわち、予圧荷重とナット剛性とには、下記の式(1)に示すような関係があり、ナットの剛性は予圧荷重の1/3乗に比例する。また、図1は、圧縮予圧ボールねじのナットを冷却した場合の温度と駆動トルクの変化を示したグラフであるが、同図からわかるように、ナットを冷却することによって、ナットが熱収縮を起こして予圧荷重が高くなり、結果として駆動トルクが高くなっている。以上より、ボールねじのナットの温度を管理することによって予圧を積極的に変化させ、結果としてナットの剛性を制御することができることがわかる。
図2に示すように、この第一実施形態のボールねじ1は、螺旋状のねじ溝10aを外周面に有するねじ軸10と、このねじ軸10のねじ溝10aに対向するねじ溝20aを内周面に有するナット20とを有する。ナット20は、ねじ軸10の外径よりも大きい内径を有する筒状に形成されている。そして、対向するねじ溝10a,20a同士の間に転動自在に装填された複数の転動体15を介して螺合することで、ねじ軸10に相対移動可能に外嵌されている。ここで、この例では、図3に示すように、ねじ軸10のねじ溝10aと、ナット20のねじ溝20aとの間には、予圧方向を圧縮方向とし、これにより予圧荷重Fa0が付加されてオフセットリード予圧(圧縮方向予圧ボールねじ)とされた状態で複数の転動体15が組み込まれている。
なお、本発明に係るボールねじおよびボールねじのナット剛性の制御方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
また、上記実施形態では、ボールねじ1の予圧形式が、圧縮方向予圧ボールねじである例で説明したが、ボールねじ1の予圧形式もこれに限定されず、オーバーサイズボール予圧ボールねじや、微すきまボールねじとすることができる。
このボールねじ1は、対向するねじ溝10a,20a同士の間に転動自在に装填された複数の転動体15の直径が、ねじ溝10a,20a同士の対向距離よりも僅かに大きいものを組み込んで予圧を掛けたオーバーサイズボール予圧ボールねじである。
このボールねじ1は、対向するねじ溝10a,20a同士の間に転動自在に装填された複数の転動体15の直径が、ねじ溝10a,20a同士の対向距離よりも僅かに小さいものを組み込んで隙間をつくり、ナットまたはねじ軸の軸方向に遊びを設けてなる微すきまボールねじである。微すきまボールねじは、隙間を設けた分のバックラッシュがあるものの、予圧ボールねじと比べて駆動時の温度上昇が低く、また、駆動時の動摩擦トルクも低いので、位置決め精度が要求されない高速駆動に適している。
10 ねじ軸
15 転動体
20 ナット
30 温度調節手段
32 管(冷却媒体の通路)
34 循環装置
36 熱交換機
40 温度計(温度測定手段)
50 制御部
Claims (4)
- 螺旋状のねじ溝を外周面に有するねじ軸と、該ねじ軸のねじ溝に対向するねじ溝を内周面に有するとともに、前記対向するねじ溝同士の間に装填された複数の転動体を介して相対移動可能に外嵌されるナットとを備えるボールねじにおいて、
予圧形式が、圧縮方向予圧ボールねじ、オーバーサイズボール予圧ボールねじ、または無負荷時における前記ナットまたは前記ねじ軸の軸方向に遊びを設けてなる微すきまボールねじであって、
前記ナットを冷却および加熱可能な温度調節手段と、該温度調節手段によって前記ナットを冷却または加熱させることで予圧荷重およびナット剛性を制御する制御部と、前記ナットの温度を測定する温度測定手段と、当該ボールねじが組み込まれる設備での駆動条件に応じた駆動情報を設定する駆動情報設定手段とを備え、
前記制御部は、前記温度測定手段からの温度測定情報と、前記駆動情報設定手段からの駆動情報とを取得し、その取得した温度測定情報および駆動情報に基づいて前記温度調節手段を制御して前記ナットの温度を前記駆動条件に応じた所定の温度にコントロールすることを特徴とするボールねじ。 - 前記温度調節手段は、前記ナットの外周を螺旋状に囲繞する管を有し、該管内に液体を循環させることによって前記ナットを冷却または加熱するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ。
- 前記温度調節手段は、前記ナットの内周に且つ前記対向するねじ溝同士の間に沿って配置された管を有し、該管内に液体を循環させることによって前記ナットを冷却または加熱するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ。
- 螺旋状のねじ溝を外周面に有するねじ軸と、該ねじ軸のねじ溝に対向するねじ溝を内周面に有するとともに、前記対向するねじ溝同士の間に装填された複数の転動体を介して相対移動可能に外嵌されるナットとを備え、予圧形式が、圧縮方向予圧ボールねじ、オーバーサイズボール予圧ボールねじ、または無負荷時における前記ナットまたは前記ねじ軸の軸方向に遊びを設けてなる微すきまボールねじに用いられる前記ナットの剛性を制御する方法であって、
前記ナットの温度測定情報と当該ボールねじが組み込まれる設備での駆動条件に応じた駆動情報とを取得し、その取得した温度測定情報および駆動情報に基づいて、前記ナットを冷却および加熱可能な温度調節手段によって前記ナットを冷却または加熱することで予圧荷重およびナット剛性を制御して、前記ナットの温度を前記駆動条件に応じた所定の温度にコントロールすることを特徴とするボールねじのナット剛性の制御方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011120825A JP5772232B2 (ja) | 2011-05-30 | 2011-05-30 | ボールねじおよびボールねじのナット剛性の制御方法 |
| CN2011205376376U CN202402583U (zh) | 2011-05-30 | 2011-12-20 | 滚珠丝杠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011120825A JP5772232B2 (ja) | 2011-05-30 | 2011-05-30 | ボールねじおよびボールねじのナット剛性の制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012247033A JP2012247033A (ja) | 2012-12-13 |
| JP5772232B2 true JP5772232B2 (ja) | 2015-09-02 |
Family
ID=46700232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011120825A Active JP5772232B2 (ja) | 2011-05-30 | 2011-05-30 | ボールねじおよびボールねじのナット剛性の制御方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5772232B2 (ja) |
| CN (1) | CN202402583U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103009170B (zh) * | 2012-12-19 | 2014-12-17 | 杭州三拓精密机械有限公司 | 丝杆风冷机构 |
| KR20150100878A (ko) * | 2013-01-25 | 2015-09-02 | 닛본 세이고 가부시끼가이샤 | 볼 나사 장치 |
| JP7786286B2 (ja) * | 2022-03-31 | 2025-12-16 | 日本精工株式会社 | ボールねじ装置の温度管理システム |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6057988B2 (ja) * | 1982-09-06 | 1985-12-18 | 日本精工株式会社 | ボ−ルねじの熱膨脹制御装置 |
| JP2001295909A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-10-26 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 駆動装置におけるボールねじの温調による損傷防止方法 |
| JP2006329228A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Nsk Ltd | 直動装置 |
| JP5168195B2 (ja) * | 2009-03-05 | 2013-03-21 | 日本精工株式会社 | 直動駆動装置 |
| JP5425562B2 (ja) * | 2009-08-31 | 2014-02-26 | Thk株式会社 | 転動体ねじ装置 |
-
2011
- 2011-05-30 JP JP2011120825A patent/JP5772232B2/ja active Active
- 2011-12-20 CN CN2011205376376U patent/CN202402583U/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2012247033A (ja) | 2012-12-13 |
| CN202402583U (zh) | 2012-08-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6012980B2 (ja) | 軸受装置の予圧調整構造 | |
| US20150043858A1 (en) | Bearing system and method for operating a bearing system | |
| Zeng et al. | Topology optimization in cooling moving heat sources for enhanced precision of machine tool feed drive systems | |
| Denkena et al. | Cooling of motor spindles—a review | |
| EP2630381B1 (de) | Anordnung mit vorrichtungen zu integrierter kühlung und/oder heizung sowie ein verfahren zur integrierten beheizung oder kühlung | |
| JP5772232B2 (ja) | ボールねじおよびボールねじのナット剛性の制御方法 | |
| JP5804191B2 (ja) | ボールねじ装置 | |
| JP6183534B2 (ja) | ボールねじ | |
| JP2010133556A (ja) | ボールねじ装置 | |
| CN109838508B (zh) | 行星齿轮装置及行星齿轮装置的制造方法 | |
| Lei et al. | Feedback control of the mechanical spindle thermal error based on thermal simulation with bearing heat sources analysis | |
| JP5638331B2 (ja) | 転がり軸受の予圧調整構造 | |
| JP4957393B2 (ja) | ボールねじ駆動装置 | |
| Jonath et al. | Improving the Thermal Behavior of High-Speed Spindles Through the Use of an Active Controlled Heat Pipe System | |
| Min et al. | Thermal analysis of ball screw systems by explicit finite difference method | |
| JP7786286B2 (ja) | ボールねじ装置の温度管理システム | |
| JP5961924B2 (ja) | ボールねじ装置 | |
| JP7283050B2 (ja) | ボールねじ装置及び予圧付与装置 | |
| McNier et al. | Specifying, selecting and applying linear ball screw drives | |
| JP2015054508A (ja) | 成形材料温度調節ジャケットを有する成形機 | |
| JP5644668B2 (ja) | ボールねじ | |
| JP5447750B2 (ja) | 稼動中のボールネジにおける温度分布算定方法及び当該方法に基づく変位補正方法 | |
| WO2021083493A1 (en) | A device for controlling an air flow for cooling an electrical component | |
| JPWO2013183298A1 (ja) | ボールねじ装置 | |
| JP2024118268A (ja) | ボールねじ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140411 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150109 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150120 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150316 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150602 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150615 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5772232 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |