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JP5798779B2 - 自転車用幼児座席 - Google Patents
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JP5798779B2 - 自転車用幼児座席 - Google Patents

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本発明は、自転車のハンドルに装着するようにした自転車用幼児座席に関するものである。
自転車用幼児座席には、座部と背もたれ部とを有する座席本体と、この座席本体の前部に設けられた座席支持部とを有し、座席支持部に、自転車のハンドルバーに上側から引っ掛けられる左右一対の引掛具が設けられると共に該一対の引掛具の下方に位置して自転車のハンドルステムに締結される締結手段が設けられ、これら一対の引掛具と締結手段とを介して座席支持部を自転車のハンドルに装着するようにしたものがある(例えば、特許文献1、2)。
この種の従来の自転車用幼児座席では、左右引掛具による自転車のハンドルバーを引っ掛ける位置を前後調整可能にしているが、左右引掛具は座席支持部に対して固定されており、上下調整可能にはなっていなかった(例えば、特許文献1)。
また、他の従来の自転車用幼児座席には、座席本体に対して左右引掛具を上下調整可能にしたものもあるが、この場合、左右引掛具は、幼児用のハンドル及びステップ支持脚を有する座席支持部全体が一体となって座席本体に対して上下調整可能とされたものである(例えば、特許文献2)。
特開2005−067422号公報 実公昭38−22533号公報
従って、前者の従来の場合は、左右引掛具を座席支持部に対して上下調整することができないので、特に外国の自転車にはハンドルバーの形状が種々のものがあるため、ハンドルバーの左右引掛具を引っ掛ける部分が高い位置になる場合もあり、このような場合、左右引掛具をハンドルバーに引っ掛けると、締結手段がハンドルステムの上部側に位置してしまうこととなり、自転車用幼児座席が自転車のハンドルに対して高い位置になり、自転車用幼児座席はその重心が高くなって自転車のハンドルに不安定に装着されるという不具合を生じた。
また、後者の従来の場合は、左右一対の引掛具を上下調整すると、左右一対の引掛具と共に幼児用のハンドルとステップ支持脚とが上下調整されてしまい、自転車用幼児座席に着座する幼児に対して、幼児用のハンドルやステップ支持脚の高さが適合しなくなるという不具合があった。
本発明は上記問題点に鑑み、幼児用のハンドルやステップ支持脚の高さを幼児に対して適合させたままで、自転車のハンドルに対して低い位置に安定に装着できるようにした自転車用幼児座席を提供することを目的としている。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、座部2と背もたれ部3とを有する座席本体4と、この座席本体4の前部に設けられた座席支持部6とを有し、この座席支持部6には、自転車のハンドルバー33に引っ掛けられる左右一対の引掛具35が設けられると共に該一対の引掛具35の下方に位置して自転車のハンドルステム38に締結される締結手段36が設けられ、これら一対の引掛具35と締結手段36とを介して座席支持部6を自転車のハンドル37に装着するようにした自転車用幼児座席であって、
前記左右一対の引掛具35が座席支持部6に対して上下調整可能でかつ前後調整可能に取り付けられ
座席支持部6に前記締結手段36を収納する締結手段収納凹部20が設けられ、該締結手段収納凹部20は上壁21と上壁21の前端部から下方に突出した前壁22とを有し、締結手段収納凹部20の上壁21に後方に没入したステム挿通凹部24が形成され、前壁22に締結手段36の一部が突出可能な開口窓25が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、座部2と背もたれ部3とを有する座席本体4と、この座席本体4の前部に設けられた座席支持部6とを有し、この座席支持部6には、自転車のハンドルバー33に引っ掛けられる左右一対の引掛具35が設けられると共に該一対の引掛具35の下方に位置して自転車のハンドルステム38に締結される締結手段36が設けられ、これら一対の引掛具35と締結手段36とを介して座席支持部6を自転車のハンドル37に装着するようにした自転車用幼児座席であって、
前記左右一対の引掛具35が座席支持部6に対して上下調整可能でかつ前後調整可能に取り付けられ、
前記締結手段36はハンドルステム38を挟持する第1挟持体63と第2挟持体64とを有し、第1挟持体63は座席支持部6に固定され、第1挟持体63に第2挟持体64を嵌合する嵌合凹部68が形成され、嵌合凹部68の中央部にハンドルステム38を係合する第1係合凹部69が形成され、第2挟持体64は嵌合凹部68に第1挟持体63に対して接離移動自在に嵌合され、第2挟持体64の第1挟持体63側にハンドルステム38を係合する第2係合凹部70が形成され、第1挟持体63と第2挟持体64とはハンドルステム38を挟んで締め付け固定されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記締結手段36はハンドルステム38を挟持する第1挟持体63と第2挟持体64とを有し、第1挟持体63は座席支持部6に固定され、第1挟持体63に第2挟持体64を嵌合する嵌合凹部68が形成され、嵌合凹部68の中央部にハンドルステム38を係合する第1係合凹部69が形成され、第2挟持体64は嵌合凹部68に第1挟持体63に対して接離移動自在に嵌合され、第2挟持体64の第1挟持体63側にハンドルステム38を係合する第2係合凹部70が形成され、第1挟持体63と第2挟持体64とはハンドルステム38を挟んで締め付け固定されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、第1挟持体63の嵌合凹部68の両内壁面又は該内壁面に対向する第2挟持体64の両側の一方に、嵌合凸条73が設けられ、他方に、嵌合凹条74が設けられ、第2挟持体64が第1挟持体63に対して接離移動自在となるように前記嵌合凸部73と嵌合凹条74とが嵌合されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記座席支持部6と前記左右一対の引掛具35との間に、座席支持部6に上下調整自在に固定された取付部材41が設けられ、一対の各引掛具35は、フック状に屈曲した引掛部51と引掛部51から後方突出した装着部52とを有し、取付部材41に引掛具取付部43が前方突設されており、引掛具取付部43に装着部52を前後移動自在に係合保持する係合レール48が形成され、装着部52を係合レール48に係合保持して引掛具取付部43に前後調整可能に締め付け固定するようにした点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記座席支持部6に上下方向の支持杆29が左右一対設けられ、前記取付部材41が左右支持杆29に対応して左右一対設けられ、該各取付部材41は支持杆29を抱持する抱持固定部42と引掛具35が取り付けられる前記引掛具取付部43とを有し、該引掛具取付部43は抱持固定部42の左右両側から前方突出した左右一対の引掛具取付片45を備え、前記装着部52は左右一対の挟持片56を備え、抱持固定部42と一対の引掛具取付片45とに亘る取付部材41の左右両側に前記一対の挟持片56を前後移動自在に係合保持する係合レール48が形成され、一対の挟持片56を係合レール48に係合保持して一対の挟持片56及び一対の引掛具取付片45を締め付けることにより、抱持固定部42が支持杆29に上下調整可能に抱持固定されると共に、一対の引掛具35が各引掛具取付部43にそれぞれ一対の挟持片56を介して前後調整可能に締め付け固定されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、座席支持部6の前面に複数の係止歯79を有する係止ギヤ80が上下方向に設けられ、取付部材41は固定部82と該固定部82の左右両端部から前方突出した左右一対の引掛具取付部43とを有し、固定部82の背面に係止ギヤ80の係止歯79間に係脱自在に係合する係合爪84が設けられ、係合爪84がいずれかの係止歯79間に係合した状態で固定部82を座席支持部6に締め付け固定するようにした点にある。
本発明によれば、左右一対の引掛具が座席支持部に対して上下調整可能でかつ前後調整可能に取り付けられているので、ハンドルバーの引掛具を引っ掛ける部分が高い位置になる場合、左右引掛具を座席支持部に対して上方に移動調整することにより、幼児用のハンドルやステップ支持脚の高さを幼児に対して適合させたままで、自転車用幼児座席を自転車のハンドルに対して低い位置に安定に装着することができる。
本発明の第1実施形態を示す図2のA−A線断面図である。 同座席支持部の斜視図である。 同図1のC−C線断面の分解図である。 同図1のC−C線断面図である。 同図1のD−D線断面の分解図である。 同図1のD−D線断面図である。 同図1のB−B線断面図である。 同引掛具及び取付部材の正面図である。 同後挟持体及び前挟持体の正面図である。 同自転車用幼児座席の斜視図である。 同自転車用幼児座席の側面図である。 第2実施形態を示す座席支持部の分解斜視図である。 同後側から見た座席支持部の分解斜視図である。 同引掛具及び取付部材の分解斜視図である。 同図12のE−E線断面図である。 引掛具及び取付部材の変形例を示す分解斜視図である。 引掛具及び取付部材の他の変形例を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図11は第1実施形態を示している。図10及び図11において、自転車用幼児座席1は、座部2と背もたれ部3とを有する座席本体4を備え、座席本体4の背もたれ部3の上方にヘッドレスト5が高さ調整自在に設けられ、座席本体4の前部に座席支持部6が設けられている。座席本体4は合成樹脂等により座部2と背もたれ部3とが一体に形成され、ヘッドレスト5及び座席支持部6はそれぞれ合成樹脂等に形成されている。
座席支持部6の上部には幼児用のハンドル9が上方突設され、下部の左右両側には左右一対のステップ支持脚10が下方突設され、座席支持部6の下部のステップ支持脚10間には図1に示すように取付体11が後方に突設されており、座席支持部6は取付体11を介して座席本体4の座部2に前方突出状に取り付けられている。
図1及び図2において、座席支持部6の左右方向中央部に後方に没入した没入凹部15が形成され、没入凹部15の上部の左右両側に左右一対の嵌合溝16が設けられ、没入凹部15の左右両側の嵌合溝16下方に後方に没入した左右一対の取付凹部17が設けられている。座席支持部6の上下中途部に左右一対の挿通孔19が左右嵌合溝16に対応して設けられ、座席支持部6の下部に、締結手段36を収納する後方に没入した締結手段収納凹部20が設けられている。締結手段収納凹部20は前方に突出した上壁21と上壁21の前端部から下方に突出した前壁22と左右一対の側壁23とを有している。締結手段収納凹部20の上壁21に後方に没入したステム挿通凹部24が形成され、前壁22の左右中央部に開口窓25が設けられている。
座席支持部6に上下方向の支持杆29が左右一対設けられている。左右支持杆29の上部が座席支持部6の嵌合溝16に嵌合保持され、左右支持杆29の下側中途部が座席支持部6の挿通孔19に下方突出状に挿通されて、止ねじ等の固定具30により座席支持部6に固定されている。左右支持杆29の下部は締結手段収納凹部20内に下方突出されている。
座席支持部6には、自転車のハンドルバー33に上側から引っ掛けられる左右一対の引掛具35が設けられると共に該一対の引掛具35の下方に位置して自転車のハンドルステム38に締結される締結手段36が設けられ、これら一対の引掛具35と締結手段36とを介して座席支持部6を自転車のハンドル37に装着するようにしている。ここで、自転車のハンドル37はハンドルバー33とハンドルステム38とを備えるものである。
図1〜図9において、座席支持部6と左右一対の引掛具35との間に、座席支持部6に上下調整自在に固定された取付部材41が設けられている。この取付部材41は左右支持杆29に対応して左右一対設けられている。各取付部材41は支持杆29を抱持する平面視C字形の抱持固定部42と、引掛具35が取り付けられる引掛具取付部43とを有している。
引掛具取付部43は抱持固定部42の左右両側から前方突出した左右一対の引掛具取付片45を備えてなる。左右引掛具取付片45に左右方向の取付孔46が互いに対応して設けられている。抱持固定部42と一対の引掛具取付片45とに亘る取付部材41の左右両側に、正面視コの字状の係合レール48が形成されている。
一対の各引掛具35は、上方に向けてフック状に屈曲した引掛部51と引掛部51から後方突出した装着部52とを有している。引掛部51の先端部にはねじ孔53が形成されており、図1に示す如くここに止ねじ54等を螺合することにより、ハンドルバー33に引っ掛けた引掛具35が外れるのを防止し得るようになっている。装着部52は引掛部51の後下部の左右両側から後方に突出した左右一対の挟持片56を備えてなる。左右挟持片56に互いに対応して複数(図例では3個)の取付孔57が前後方向に間隔をおいて設けられている。
左右挟持片56(装着部52)を係合レール48にそれぞれ前後移動自在に係合保持して、取付孔46,57に挿通されるボルトナット等の締結具59により左右挟持片56を引掛具取付部43に前後調整可能に締め付け固定するようにしている。即ち、左右挟持片56の複数の取付孔57の1つを左右引掛具取付片45の取付孔46に一致させて締結具59で左右挟持片56と引掛具取付部43とを締結固定している。これにより、抱持固定部42が支持杆29に上下調整可能に抱持固定されると共に、一対の引掛具35が各引掛具取付部43にそれぞれ一対の挟持片56(装着部52)を介して前後調整可能に締め付け固定され、左右引掛具35が座席支持部6に対して上下調整可能でかつ前後調整可能に取り付けられているのである。
前記締結手段36はハンドルステム38を前後に挟持する後挟持体(第1挟持体)63と前挟持体(第2挟持体)64とを有している。後挟持体63の左右両側に、その上端から下部に亘って円形の嵌合孔部66が形成され、後挟持体63は左右一対の嵌合孔部66を介して左右支持杆29の下部に外嵌されることにより、座席支持部6の締結手段収納凹部20内に内嵌固定されている。
後挟持体63にはその左右中央部の前側に前挟持体64を嵌合する嵌合凹部68が形成され、嵌合凹部68の左右中央部にハンドルステム38後部に後側から係合する後係合凹部(第1係合凹部)69が形成され、前挟持体64は嵌合凹部68に前側から前後移動自在(後挟持体63に対して接離移動自在)に嵌合され、その左右中央部の後側にハンドルステム38前部を係合する前係合凹部(第2係合凹部)70が形成されている。
後挟持体63と前挟持体64とはハンドルステム38を前後に挟んで複数本(図例では4本)のボルトナット等の締結具71により前後に締め付け固定され、締結手段収納凹部20内に収納されている。そして、締結手段36の一部である前挟持体64は開口窓25から前方突出可能になっており、これにより、ハンドルステム38の径が大きい場合でも、締結手段収納凹部20内で後挟持体63と前挟持体64とでハンドルステム38を前後
に挟むことができるようになっている。
後挟持体63の嵌合凹部68の左右内壁面に前後方向の嵌合凸条73が設けられ、前挟持体64の左右両側に前後方向の嵌合凹条74が設けられ、嵌合凸条73と嵌合凹条74とは前後移動自在に(第2挟持体64が第1挟持体63に対して接離移動自在となるように)嵌合されている。なお、後挟持体63の嵌合凹部68の左右内壁面に嵌合凹条74を設け、前挟持体64の左右両側に嵌合凸条73を設けるようにしてもよい。
上記第1実施形態によれば、自転車用幼児座席1を自転車のハンドル37に装着する場合、例えば、ハンドルステム38を後挟持体63と前挟持体64とで前後に挟んでこれらを締結具71によりハンドルステム38の下部側に締め付け固定する。また、左右支持杆29に左右取付部材41の抱持固定部42をそれぞれ外嵌させた状態で、左右支持杆29を固定具30により座席支持部6に固定しておく。そして、自転車用幼児座席1を持ち上げて座席支持部6の没入凹部15及びステム挿通凹部24を自転車のハンドルステム38に外嵌させた状態で、自転車用幼児座席1を下方に降ろして、後挟持体63と前挟持体64とを締結手段収納凹部20内に下側から嵌合させと共に、後挟持体63をその嵌合孔部66を介して支持杆29の下部に嵌合させて、後挟持体63を座席支持部6の締結手段収納凹部20に固定する。
その後、ハンドルバー33に適合するように左右引掛具35を前後調整しながら締結具59により取付部材41の引掛具取付部43に固定し、該締結具59をやや緩めた状態で、左右取付部材41を支持杆29に対して上下移動させながら、左右引掛具35の引掛部51をハンドルバー33に上側から引っ掛け、この状態で締結具59を締め付ければよい。これにより、一対の引掛具35をハンドルバー33に上側から引っ掛け、自転車のハンドルステム38を締結手段36で締結して、座席支持部6を簡単に自転車のハンドル37に装着することができる。
この際、左右一対の引掛具35が座席支持部6に対して上下調整可能に取り付けられているので、ハンドルバー33の引掛具35を引っ掛ける部分が高い位置になる場合には、左右引掛具35を座席支持部6に対して上方に移動調整することにより、幼児用のハンドル9やステップ支持脚10の高さを幼児に対して適合させたままで、自転車用幼児座席1を自転車のハンドル37に対して低い位置に安定に装着することができる。
また、締結手段36はハンドルステム38を前後に挟持する前後挟持体63を有し、後挟持体63はその左右中央部の前側に前挟持体64を嵌合する嵌合凹部68が形成され、嵌合凹部68の左右中央部にハンドルステム38後部に後側から係合する後係合凹部69が形成され、前挟持体64は嵌合凹部68に前側から前後移動自在に嵌合され、その左右中央部の後側にハンドルステム38前部を係合する前係合凹部70が設けられているので、ハンドルステム38後部を後係合凹部69で係合すると共にハンドルステム38前部を前係合凹部70で係合した状態で、後挟持体63と前挟持体64とでハンドルステム38を前後に挟んで締結具71により前後に簡単かつ強固に締め付け固定することができ、締結手段36でハンドルステム38を前後に確実に挟持することができる。
また、後挟持体63の嵌合凹部68の左右内壁面又は前挟持体64の左右両側の一方に、前後方向の嵌合凸条73が設けられ、他方に、嵌合凸条73に前後移動自在に嵌合する前後方向の嵌合凹条74が設けられているので、後挟持体63と前挟持体64とでハンドルステム38を前後に挟んで締め付け固定する際に、後挟持体63に対して前挟持体64を上下及び左右にガタ付かないようにスムーズに前後移動させることができ、後挟持体63と前挟持体64とでハンドルステム38を前後に簡単かつ良好に挟着することができる。
また、一対の各引掛具35は、フック状に屈曲した引掛部51と引掛部51から後方突出した装着部52とを有し、一対の取付部材41の左右両側に装着部52を前後移動自在に係合保持する係合レール48が形成されているので、装着部52を引掛具取付部43に対してスムーズに前後調整して、引掛具35が取付部材41に対して上下及び左右にガタ付かないように締結具59で簡単かつ確実に締め付け固定することができる。
また、座席支持部6に上下方向の支持杆29が左右一対設けられ、取付部材41が左右
支持杆29に対応して左右一対設けられ、各取付部材41は支持杆29を抱持する抱持固定部42と引掛具35が取り付けられる引掛具取付部43とを有しているので、締結具59を緩めることにより、一対の取付部材41乃至一対の引掛具35を簡単にかつ任意の高さに上下調整することができ、左右引掛具35の上下調整を簡単になし得る。
また、締結具59を締め付けることにより、抱持固定部42が支持杆29に抱持固定されると共に、一対の引掛具35が各引掛具取付部43にそれぞれ一対の挟持片56を介して前後調整可能に締め付け固定されているので、取付部材41の支持杆29への固定と、取付部材41に対する引掛具35の固定を同時に簡単になすことができる。
図12〜図15は第2実施形態を示している。図12〜図15において、座席支持部6に左右幅及び上下幅の大きな1つの取付凹部17が設けられ、取付凹部17の下方(座席支持部6の下部)に、締結手段収納凹部20が設けられている。前記第1実施形態の場合と同様に、締結手段収納凹部20には前方に突出した上壁21と上壁21の前端部から下方に突出した前壁22と左右一対の側壁23とが設けられ、上壁21に後方に没入したステム挿通凹部24が形成され、締結手段収納凹部20の前壁22の左右中央部に開口窓25が設けられている。
取付凹部17の底壁17aの左右両側に左右一対の上下方向の長孔77が設けられている。取付凹部17の底壁17a前面(座席支持部6の前面)であって各長孔77の左右両側に、複数の係止歯79を有する係止ギヤ80が上下方向に左右一対設けられている。係止歯79は側面視三角形状又は先細りの円弧状に形成され、係止ギヤ80は連続した鋸歯状又は波形に形成されている。
座席支持部6と一対の引掛具35との間に1つの取付部材41が設けられ、取付部材41は固定部82と該固定部82の左右両端部から前方突出した左右一対の引掛具取付部43とを平面視コの字状に有している。固定部82に左右一対の長孔77に対応する左右一対の取付孔83が設けられ、固定部82の背面であって各取付孔83の左右両側に左右一対の係合爪84が設けられている。係合爪84は係止歯79に対応する側面視三角形状又は先細りの円弧状に形成されており、一対の係合爪84は一対の係止ギヤ80の係止歯79間に係脱自在に係合する。
取付板片86を有する左右一対のナット部材87が、固定部82の左右両端部に形成した平面視T字状の収納溝88に挿入保持され、前記ナット部材87を有しかつ長孔77及び取付孔83に挿通される一対の締結具90により、係合爪84がいずれかの係止歯79間に係合した状態で固定部82を座席支持部6に締め付け固定するように構成されている。
締結手段36は、ハンドルステム38を前後に挟持する前後挟持体64,63を有し、後挟持体63は締結具92により前壁22に締め付け固定されることにより、座席支持部6の締結手段収納凹部20内に内嵌固定されている。
その他の点は前記第1実施形態の場合と同様の構成である。
上記第2実施形態によれば、一対の締結具90を緩めることにより、取付部材41の左右係合爪84が左右係止ギヤ80の係止歯79間に係脱自在になって、一対の締結具90及び取付部材41を長孔77乃至座席支持部6に対して上下移動させることが可能になる。従って、第1実施形態の場合と同様に、左右一対の引掛具35が座席支持部6に対して上下調整可能になっているので、ハンドルバー33の引掛具35を引っ掛ける部分が高い位置になる場合には、左右引掛具35を座席支持部6に対して上方に移動調整することにより、幼児用のハンドル9やステップ支持脚10の高さを幼児に対して適合させたままで、自転車用幼児座席1を自転車のハンドル37に対して低い位置に安定に装着することができる。
なお、前記第2実施形態では、座席支持部6前面における長孔77の左右両側に係止ギヤ80が上下方向に左右一対設けられているが、これに代え、上下方向の係止ギヤ80を長孔77から大きく離間させて座席支持部6の前面に1又は2以上設けるようにしてもよい。また、長孔77に代えて複数の取付孔を上下方向に設けるようにしてもよい。
図16は第2実施形態における取付部材41及び一対の引掛具35の変形例を示し、取
付部材41の左右一対の引掛具取付部43には、左右両側の下端部を残して左右両側と上側とを削り取った状態になる正面視コの字状の係合レール48が形成されている。左右一対の引掛具35は、前方に向けてフック状に屈曲した引掛部51と引掛部51から後方突出した装着部52とを有し、装着部52は左右一対の挟持片56と左右挟持片56の上端部同士を連結する連結片94とをコの字状に備えてなる。左右挟持片56には、引掛具取付部43の取付孔46に対応する前後方向の長孔96が形成され、取付孔46及び長孔96に挿通される図示省略の締結具により、左右挟持片56を引掛具取付部43に締め付け固定するようになっている。その他の点は前記第2実施形態と同様の構成である。
図17は第2実施形態における取付部材41及び一対の引掛具35の他の変形例を示し、取付部材41の左右一対の引掛具取付部43に係合レール48を省略してその前端部に取付孔46を設けている。左右一対の引掛具35は、上方に向けてフック状に屈曲した引掛部51と引掛部51から後方突出した装着部52とを有し、装着部52は、引掛部51の下部の左右両側から後方に突出した左右一対の挟持片56を備えてなる。左右挟持片56の後部に取付孔46に対応する取付孔57が1つ設けられ、取付孔46,57に挿通される図示省略の締結具により、引掛具35を締結具廻りに揺動調整可能(前後調整可能)に引掛具取付部43に締め付け固定するようにしている。その他の点は前記第2実施形態と同様の構成である。
なお、第1実施形態及び第2実施形態の場合、一対の挟持片56に複数の取付孔57が形成されているが、これに代え、図14に鎖線で示すように一対の装着部52に前後方向の長孔96を形成するようにしてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、締結手段36はハンドルステム38を前後に挟持する第1挟持体63と第2挟持体64とを有し、第1挟持体63と第2挟持体64とでハンドルステム38を前後に挟んで締め付け固定するようにしているが、これに代え、第1挟持体63と第2挟持体64とでハンドルステム38を左右に挟んで締め付け固定するようにしてもよい。この場合に、ハンドルステム38の径が大きいときには、第1挟持体63の一部又は第1挟持体63及び第2挟持体64の一部が開口窓25から前方突出可能にすればよい。また、締結手段36はハンドルステム38を嵌合して又は抱持して締結するものであってもよい。
1 自転車用幼児座席
2 座席
3 背もたれ部
4 座席本体
6 座席支持部
20 締結手段収納凹部
29 支持杆
33 ハンドルバー
35 引掛具
36 締結手段
37 自転車のハンドル
38 ハンドルステム
41 取付部材
42 抱持固定部
43 引掛具取付部
45 引掛具取付片
48 係合レール
51 引掛片
52 装着部
56 挟持片
59 締結具
63 後挟持体(第1挟持体)
64 前挟持体(第2挟持体)
68 嵌合凹部
69 後係合凹部(第1係合凹部)
70 前係合凹部(第2係合凹部)
73 嵌合凸条
74 嵌合凹条
77 長孔
79 係止歯
80 係止ギヤ
82 固定部
83 取付孔
84 係合爪
90 締結具

Claims (7)

  1. 座部(2)と背もたれ部(3)とを有する座席本体(4)と、この座席本体(4)の前部に設けられた座席支持部(6)とを有し、この座席支持部(6)には、自転車のハンドルバー(33)に引っ掛けられる左右一対の引掛具(35)が設けられると共に該一対の引掛具(35)の下方に位置して自転車のハンドルステム(38)に締結される締結手段(36)が設けられ、これら一対の引掛具(35)と締結手段(36)とを介して座席支持部(6)を自転車のハンドル(37)に装着するようにした自転車用幼児座席であって、
    前記左右一対の引掛具(35)が座席支持部(6)に対して上下調整可能でかつ前後調整可能に取り付けられ
    座席支持部(6)に前記締結手段(36)を収納する締結手段収納凹部(20)が設けられ、該締結手段収納凹部(20)は上壁(21)と上壁(21)の前端部から下方に突出した前壁(22)とを有し、締結手段収納凹部(20)の上壁(21)に後方に没入したステム挿通凹部(24)が形成され、前壁(22)に締結手段(36)の一部が突出可能な開口窓(25)が設けられていることを特徴とする自転車用幼児座席。
  2. 座部(2)と背もたれ部(3)とを有する座席本体(4)と、この座席本体(4)の前部に設けられた座席支持部(6)とを有し、この座席支持部(6)には、自転車のハンドルバー(33)に引っ掛けられる左右一対の引掛具(35)が設けられると共に該一対の引掛具(35)の下方に位置して自転車のハンドルステム(38)に締結される締結手段(36)が設けられ、これら一対の引掛具(35)と締結手段(36)とを介して座席支持部(6)を自転車のハンドル(37)に装着するようにした自転車用幼児座席であって、
    前記左右一対の引掛具(35)が座席支持部(6)に対して上下調整可能でかつ前後調整可能に取り付けられ、
    前記締結手段(36)はハンドルステム(38)を挟持する第1挟持体(63)と第2挟持体(64)とを有し、第1挟持体(63)は座席支持部(6)に固定され、第1挟持体(63)に第2挟持体(64)を嵌合する嵌合凹部(68)が形成され、嵌合凹部(68)の中央部にハンドルステム(38)を係合する第1係合凹部(69)が形成され、第2挟持体(64)は嵌合凹部(68)に第1挟持体(63)に対して接離移動自在に嵌合
    され、第2挟持体(64)の第1挟持体(63)側にハンドルステム(38)を係合する第2係合凹部(70)が形成され、第1挟持体(63)と第2挟持体(64)とはハンドルステム(38)を挟んで締め付け固定されていることを特徴とする自転車用幼児座席。
  3. 前記締結手段(36)はハンドルステム(38)を挟持する第1挟持体(63)と第2挟持体(64)とを有し、第1挟持体(63)は座席支持部(6)に固定され、第1挟持体(63)に第2挟持体(64)を嵌合する嵌合凹部(68)が形成され、嵌合凹部(68)の中央部にハンドルステム(38)を係合する第1係合凹部(69)が形成され、第2挟持体(64)は嵌合凹部(68)に第1挟持体(63)に対して接離移動自在に嵌合され、第2挟持体(64)の第1挟持体(63)側にハンドルステム(38)を係合する第2係合凹部(70)が形成され、第1挟持体(63)と第2挟持体(64)とはハンドルステム(38)を挟んで締め付け固定されていることを特徴とする請求項1に記載の自転車用幼児座席。
  4. 第1挟持体(63)の嵌合凹部(68)の両内壁面又は該内壁面に対向する第2挟持体(64)の両側の一方に、嵌合凸条(73)が設けられ、他方に、嵌合凹条(74)が設けられ、第2挟持体(64)が第1挟持体(63)に対して接離移動自在となるように前記嵌合凸部(73)と嵌合凹条(74)とが嵌合されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の自転車用幼児座席。
  5. 前記座席支持部(6)と前記左右一対の引掛具(35)との間に、座席支持部(6)に上下調整自在に固定された取付部材(41)が設けられ、一対の各引掛具(35)は、フック状に屈曲した引掛部(51)と引掛部(51)から後方突出した装着部(52)とを有し、取付部材(41)に引掛具取付部(43)が前方突設されており、引掛具取付部(43)に装着部(52)を前後移動自在に係合保持する係合レール(48)が形成され、装着部(52)を係合レール(48)に係合保持して引掛具取付部(43)に前後調整可能に締め付け固定するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自転車用幼児座席。
  6. 前記座席支持部(6)に上下方向の支持杆(29)が左右一対設けられ、前記取付部材(41)が左右支持杆(29)に対応して左右一対設けられ、該各取付部材(41)は支持杆(29)を抱持する抱持固定部(42)と引掛具(35)が取り付けられる前記引掛具取付部(43)とを有し、該引掛具取付部(43)は抱持固定部(42)の左右両側から前方突出した左右一対の引掛具取付片(45)を備え、前記装着部(52)は左右一対の挟持片(56)を備え、抱持固定部(42)と一対の引掛具取付片(45)とに亘る取付部材(41)の左右両側に前記一対の挟持片(56)を前後移動自在に係合保持する係合レール(48)が形成され、一対の挟持片(56)を係合レール(48)に係合保持して一対の挟持片(56)及び一対の引掛具取付片(45)を締め付けることにより、抱持固定部(42)が支持杆(29)に上下調整可能に抱持固定されると共に、一対の引掛具(35)が各引掛具取付部(43)にそれぞれ一対の挟持片(56)を介して前後調整可能に締め付け固定されていることを特徴とする請求項5に記載の自転車用幼児座席。
  7. 座席支持部(6)の前面に複数の係止歯(79)を有する係止ギヤ(80)が上下方向に設けられ、取付部材(41)は固定部(82)と該固定部(82)の左右両端部から前方突出した左右一対の引掛具取付部(43)とを有し、固定部(82)の背面に係止ギヤ(80)の係止歯(79)間に係脱自在に係合する係合爪(84)が設けられ、係合爪(84)がいずれかの係止歯(79)間に係合した状態で固定部(82)を座席支持部(6)に締め付け固定するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の自転車用幼児座席。
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