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JP5906124B2 - 工作機械 - Google Patents
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JP5906124B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、工具を用いてワークに加工を施す工作機械に関する。
工作機械の工具は、ワークの加工個数が増えるのに従って、徐々に摩耗していく。摩耗した工具は、新しい工具に、交換する必要がある。特許文献1には、工具自動交換用の工具ホルダが開示されている。同文献記載の工具ホルダは、発光ダイオードと受光素子とからなる光センサを備えている。光センサからの光信号は、電圧に変換される。当該電圧は、工具の摩耗量に比例している。このため、同文献記載の工具ホルダによると、交換対象である工具を特定することができる。
特許文献2には、工具の寿命を予測し、工具の交換に関する情報(許可、推奨、指示)を、画面に表示する工作機械監視装置が開示されている。同文献記載の工作機械監視装置によると、作業者が、交換対象である工具に関する情報を、画面で確認することができる。
特開平2−116453号公報 特開2005−199379号公報
しかしながら、特許文献2に記載の工作機械監視装置によると、作業者は、交換対象である工具を、画面を介して、間接的に確認することしかできない。このため、工具台に複数の工具が装着されている場合、作業者は、画面上で交換対象として特定されている工具と、実際に工具台に装着されている複数の工具と、を見比べて、複数の工具の中から、交換対象である工具を特定する必要があった。したがって、交換対象である工具を判別しにくかった。
そこで、本発明は、例えば交換対象である工具など、作業者の視認が必要な要視認箇所を、特定しやすい工作機械を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の工作機械は、機内のうち、作業者の視認が必要な要視認箇所に照明光を照射し、該要視認箇所の周囲と比較して該要視認箇所を差別化し、該要視認箇所を該作業者に視認させる照明装置と、該照明装置を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする。
ここで、「機内」とは、工作機械の外殻を構成する全体カバーの内部をいう。また、「要視認箇所の周囲と比較して要視認箇所を差別化し、」には、例えば、明るさにより要視認箇所を差別化する場合は、機内全体の明暗によらず、要視認箇所の周囲と比較して、要視認箇所を明るくすることが含まれる。また、色の違いにより要視認箇所を差別化する場合は、機内全体用の照明光の色と異なる色の照明光を、要視認箇所に照射することが含まれる。
本発明の工作機械によると、照明装置の照明光が、要視認箇所の周囲に対して、要視認箇所を、差別化する。このため、作業者は、要視認箇所を、直接視認することができる。したがって、画面などを介して間接的に要視認箇所を確認する場合と比較して、要視認箇所を把握しやすい。
また、本発明の工作機械によると、制御装置が、自動で、要視認箇所に照明光を照射する。このため、作業者が、懐中電灯などにより手動で、要視認箇所に照明光を照射する場合と比較して、要視認箇所を間違えるおそれが小さい。
(1−1)好ましくは、上記(1)の構成において、前記機内には、工具を用いてワークに加工を施す加工室が配置され、該加工室の内外を仕切ると共に窓部を有する仕切壁を備え、前記照明装置は、該加工室の外に配置され、該窓部を介して、前記照明光を前記要視認箇所に照射する構成とする方がよい。
本構成によると、照明装置が加工室の外に配置されている。このため、ワーク加工時に発生する切屑や、工具やワークを冷却する冷却液などにより、照明装置が汚れるおそれが小さい。したがって、照明光の明るさや色などが変化しにくい。また、照明装置が破損するおそれが小さい。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記要視認箇所は、ワークに加工を施す工具である構成とする方がよい。本構成によると、工具を、作業者が直接視認することができる。
(2−1)好ましくは、上記(2)の構成において、前記工具は、交換対象である工具である構成とする方がよい。ここで、「交換対象である工具」には、ワーク変更などにより交換される工具自体は勿論、当該工具に取り付けられており寿命や欠けなどにより交換されるチップも含まれる。本構成によると、交換対象である工具を、作業者が特定しやすい。このため、確実に工具の交換作業を行うことができる。
(3)好ましくは、上記(2)の構成において、複数の前記工具が着脱可能に取り付けられる工具台を備え、該工具台に該工具が複数取り付けられている場合、前記照明装置は、複数の該工具に前記照明光を照射する構成とする方がよい。本構成によると、工具台に視認を要する工具が複数存在する場合であっても、全ての工具に照明光が照射される。このため、全ての工具を作業者が視認しやすい。
(3−1)好ましくは、上記(3)の構成において、前記照明装置は、複数の前記工具に、一つずつ順番に前記照明光を照射する構成とする方がよい。本構成によると、作業者が、複数の工具を、一つずつ視認することができる。
本発明によると、作業者の視認が必要な要視認箇所を、特定しやすい工作機械を提供することができる。
本発明の工作機械の一実施形態であるCNC旋盤の外観斜視図である。 同CNC旋盤の内部斜視図である。 同CNC旋盤の表示装置の画面の模式図である。 図2の透過拡大右側面図である。 同CNC旋盤のブロック図である。 工具交換時のフローチャートである。
以下、本発明の工作機械をCNC旋盤として具現化した実施の形態について説明する。
<CNC旋盤の構成>
まず、本実施形態のCNC旋盤の構成について説明する。図1に、本実施形態のCNC旋盤の外観斜視図を示す。図2に、同CNC旋盤の内部斜視図を示す。図1、図2に示すように、CNC旋盤1は、制御装置と、全体カバー3と、工具台4と、照明装置5と、主軸台6と、ベッド7と、表示装置8と、仕切壁9と、を備えている。
[全体カバー3、表示装置8]
図1に示すように、全体カバー3は、CNC旋盤1の外殻を構成している。全体カバー3は、前面に自動扉31を備えている。表示装置8は、全体カバー3の前面に配置されている。表示装置8は、画面80を備えている。画面80はタッチパネルである。全体カバー3の前方には、作業者が作業を行う作業エリアが確保されている。作業者は、自動扉31を介して、後述する加工室A内に手を入れることができる。
図3に、表示装置の画面の模式図を示す。図3に示すように、画面80には、10個の割出ボタン800と、10個の予報値表示部801と、10個の停止値表示部802と、10個の現在値表示部803と、カウンタリセットボタン804と、扉閉ボタン805と、扉開ボタン806と、回転開始ボタン807と、ロック/解除ボタン808と、が配置されている。
扉閉ボタン805、扉開ボタン806は、図1に示す自動扉31を開閉する際に用いられる。10個の割出ボタン800は、後述する10個の工具に対応している。割出ボタン800は、工具交換の際に用いられる。10個の予報値表示部801には、各々、工具交換の予報値が表示されている。つまり、工具交換の予報を出す、ワークW(図2参照)の加工個数が表示されている。10個の停止値表示部802には、各々、工具交換値が表示されている。つまり、工具交換が行われる、ワークWの加工個数が表示されている。10個の現在値表示部803には、各々、現在のワークWの加工個数が表示されている。
一例として、画面80の左欄最上段には、「T1」と表示された割出ボタン800と、「195」と表示された予報値表示部801と、「200」と表示された停止値表示部802と、「200」と表示された現在値表示部803と、が横一列に並んでいる。現在値表示部803は、工具T1の現在のワークWの加工個数を表示している。予報値表示部801は、工具T1について、ワークWの加工個数(現在値表示部803の数値)が195になったら工具交換予報を出す旨表示している。停止値表示部802は、工具T1について、ワークWの加工個数(現在値表示部803の数値)が200になったらCNC旋盤1を停止して工具T1を交換する旨表示している。
作業者は、画面80を見ることにより、工具ごとに、工具交換予報が出るタイミング、工具交換を行うタイミング、これらのタイミングに対する現在のワークWの加工個数を、確認することができる。
[ベッド7、主軸台6]
図2に示すように、ベッド7は、工場の床面に配置されている。ベッド7の上面後方には、傾斜部70が配置されている。傾斜部70は、後方から前方に向かって下るスロープ状を呈している。
主軸台6は、図1に示す全体カバー3の内部、つまり機内B(図2に一点鎖線で示す)に配置されている。主軸台6は、ベッド7の上面左側に配置されている。主軸台6は、本体60と、主軸61と、チャック62と、を備えている。本体60は、ベッド7の上面に配置されている。主軸61は、本体60の右面から右側に突設されている。主軸61は、左右方向に延在している。主軸61は、自身の軸周りに回転可能である。チャック62は、主軸61の右端に配置されている。チャック62には、着脱可能に、ワークWが固定されている。チャック62、ワークWは、後述する加工室A内に配置されている。
[工具台4]
図4に、図2の透過拡大右側面図を示す。なお、図4においては、仕切壁9を省略して示す。図2、図4に示すように、工具台4は、全体カバー3の内部、つまり機内Bに配置されている。工具台4は、刃物台40と、タレット装置41と、X軸下スライド42と、Z軸スライド43と、Z軸下スライド44と、を備えている。刃物台40、タレット装置41は、後述する加工室A内に配置されている。
Z軸下スライド44は、ベッド7の上面の傾斜部70に配置されている。Z軸スライド43は、Z軸下スライド44に対して、左右方向(主軸61の方向)に移動可能である。X軸下スライド42は、Z軸スライド43の上面に配置されている。タレット装置41は、X軸下スライド42に対して、前下−後上方向(主軸61の中心軸に対して近接−離間方向)に移動可能である。刃物台40は、タレット装置41の左面に配置されている。刃物台40には、36°ずつ離間して、合計10個のホルダが配置されている。刃物台40は、タレット装置41により、ホルダ単位で、36°ずつ回転可能である。刃物台40の10個のホルダには、10個の工具T1〜T10(図3の割出ボタン800参照)が割り当てられている。
図4に示すように、主軸61が回転すると、工具T1の刃先が、ワークWの外周面に摺接する。当該摺接により、工具T1は、ワークWの外周面を切削加工する。すなわち、工具T1が配置されている位置(角度)が、加工位置Cである。また、加工位置Cから前方に36°だけ回転した位置(図4における工具T10の位置)が、交換位置Dである。交換位置Dにおいては、作業者により、工具T1〜T10の交換が行われる。
[照明装置5]
図2、図4に示すように、照明装置5は、全体カバー3の内部、つまり機内Bに配置されている。照明装置5は、主軸台6の本体60の上面に配置されている。照明装置5は、θ1軸モータ50と、θ2軸モータ51と、ステー52と、ブラケット53と、光源54と、を備えている。θ1軸モータ50は、本体60の上面に配置されている。ステー52は、θ1軸モータ50から上方に突設されている。ステー52は、θ1軸モータ50の回転軸に連動して、垂直軸回り(図4におけるθ1方向)に回転可能である。ブラケット53は、U字状を呈している。ブラケット53は、ステー52の上端に固定されている。θ2軸モータ51は、ブラケット53の前面(U字外面)に配置されている。光源54は、白色のLED(Light−Emitting Diode)である。光源54は、ブラケット53のU字内側に収容されている。光源54は、θ2軸モータ51の回転軸に連動して、水平軸回り(図4におけるθ2方向)に回転可能である。
このように、光源54は、θ1方向、θ2方向に移動可能である。このため、照射エリアE1〜E10に、図2に示す照明光Lを、照射することができる。照射エリアE1〜E10は、刃物台40の10個のホルダ位置、つまり工具T1〜T10に対応している。
[仕切壁9]
図2に点線で示すように、仕切壁9は、機内Bに加工室Aを区画している。仕切壁9は、ベッド7の上面に立設されている。仕切壁9は、前後方向に延在している。仕切壁9は、照明装置5の右側に配置されている。並びに、仕切壁9は、刃物台40の左側に配置されている。加工室Aは、仕切壁9よりも右側に配置されている。仕切壁9は、窓部90を備えている。窓部90には、透明なガラスが配置されている。照明装置5の光源54は、窓部90を介して、加工室A内に照明光Lを照射する。
[制御装置]
図5に、本実施形態のCNC旋盤のブロック図を示す。図5に示すように、制御装置2は、記憶部20と、演算部21と、入出力インターフェイス22と、を備えている。制御装置2は、画面80と、X軸モータ45Xと、Z軸モータ45Zと、割出モータ46と、光源54と、θ1軸モータ50と、θ2軸モータ51と、主軸モータ63Cと、に電気的に接続されている。
X軸モータ45Xは、タレット装置41を、前下−後上方向(主軸61の中心軸に対して近接−離間方向)に駆動可能である。Z軸モータ45Zは、Z軸スライド43を、左右方向(主軸61の方向)に駆動可能である。割出モータ46は、刃物台40を36°ずつ360°回転駆動可能である。θ1軸モータ50は、光源54を、垂直軸回り(図4におけるθ1方向)に360°回転駆動可能である。θ2軸モータ51は、光源54を、水平軸回り(図4におけるθ2方向)に360°回転駆動可能である。θ1軸モータ50、θ2軸モータ51を360°回転させることにより、光源54を垂直軸、水平軸回りに360°回転させることができる。主軸モータ63Cは、主軸61を、主軸61の軸回りに回転駆動可能である。
<CNC旋盤のワーク加工時の動き>
次に、本実施形態のCNC旋盤のワーク加工時の動きについて、簡単に説明する。まず、図2、図4に示すように、チャック62にワークWが固定される。次に、図5に示すように、制御装置2は、主軸モータ63Cを駆動する。主軸モータ63Cが駆動されると、主軸ベルト(図略)を介して、主軸61つまりワークWが、主軸61の軸回りに回転する。それから、図5に示すように、制御装置2は、X軸モータ45X、Z軸モータ45Zを駆動する。そして、工具T1の刃先を、所定の加工ポイントに移動させる。加工ポイントにおいては、回転しているワークWの外周面に、工具T1の刃先が摺接する。当該摺接により、ワークWの外周面に、切削加工が施される。切削加工は、ワークWの加工面に応じて、工具T1〜T10を適宜切り替えながら行われる。加工が完了したワークWは、チャック62から外され、後工程に搬送される。一方、空になったチャック62には、新しいワークWが装着される。このように、CNC旋盤1においては、同品種複数のワークWに、次々に切削加工が施される。
<CNC旋盤の工具交換時の動き>
次に、本実施形態のCNC旋盤の工具交換時の動きについて説明する。図6に工具交換時のフローチャートを示す。任意の工具におけるワークWの加工個数が所定の回数(図3の停止値表示部802の200個)に到達すると、工具交換カウンタ(ワークWの加工個数をカウントするカウンタ。工具T1〜T10の各々に配置されている。図略。)がカウントアップする(図6のS1(ステップ1。以下同様。))。図3に示す画面80においては、現在値表示部803の現在値が、停止値表示部802の停止値に到達する。本例の場合、工具T1、T3、T5に関する現在値表示部803の現在値が、停止値表示部802の停止値に到達する。
まず、図5に示す演算部21は、図3に示す工具T1、T3、T5に関する割出ボタン800を赤く点灯させる。作業者は、当該点灯を確認することにより、交換対象である工具T1、T3、T5を認識することができる。
次に、作業者は、図3に示す扉開ボタン806を押す。図5に示す演算部21は、図1に示す自動扉31を開ける。作業者は、図2に示す加工室Aの内部を視認できるようになる。続いて、図5に示す演算部21は、θ1軸モータ50、θ2軸モータ51を駆動し、光源54の向きを変える。具体的には、交換対象である工具T1、T3、T5のうち、一番番号が若い工具T1の方向に、光源54を向ける。それから、演算部21は、光源54を点灯し、工具T1(図4に示す照射エリアE1)に照明光Lを照射する(図6のS2)。
続いて、図5に示す演算部21は、図4に示す交換位置Dに、照明光Lが照射されている工具T1が、あるか否かを判別する(図6のS3)。図4に示すように、工具T1は、加工位置Cに配置されている。このため、作業者が図3に示す回転開始ボタン807を押すことを条件に(図6のS4)、図5に示す演算部21は、割出モータ46を駆動し、工具T1が加工位置Cから交換位置Dまで移動するように、刃物台40を回転させる。同時に、図5に示す演算部21は、θ1軸モータ50、θ2軸モータ51を駆動し、工具T1の移動軌跡に沿って、光源54の向きを変える。このため、移動中の工具T1には、継続的に照明光Lが照射されている(図6のS5)。なお、最初から工具T1が交換位置Dにある場合は、刃物台40は回転させない。並びに、光源54の向きは、交換位置Dの方向に固定しておく(図6のS3)。
それから、作業者は、図3に示すロック/解除ボタン808を押す(図6のS6)。図5に示す演算部21は、CNC旋盤1をロック状態(停止状態)にする。続いて、作業者は、交換位置Dにおいて、工具T1の交換を行う(図6のS7)。すなわち、摩耗した工具T1を刃物台40から取り外し、新しい工具T1を刃物台40に装着する。その後、作業者は、再び、図3に示すロック/解除ボタン808を押す(図6のS8)。図5に示す演算部21は、CNC旋盤1のロック状態を解除する。
続いて、作業者は、図3に示す工具T1に関する割出ボタン800を押しながら、カウンタリセットボタン804を押す。図5に示す演算部21は、工具交換カウンタをリセットする(図6のS9)。また、演算部21は、図3に示す工具T1に関する割出ボタン800を消灯する。また、演算部21は、図3に示す工具T1に関する現在値表示部803の数値を、「200」から「0」にリセットする。
続いて、図5に示す演算部21は、工具T1の他に、工具交換カウンタがカウントアップした工具の有無をチェックする(図6のS10)。本例の場合、工具T1の他に、工具T3、T5がカウントアップしている。このため、演算部21は、残りの工具T3、T5のうち、番号が若い工具T3の方向に、光源54を向ける(図6のS2)。その後、演算部21は、工具T3について、図6のS3〜S9のプロセスを実行する。
それから、図5に示す演算部21は、工具T1、T3の他に、工具交換カウンタがカウントアップした工具の有無をチェックする(図6のS10)。本例の場合、工具T1、T3の他に、工具T5がカウントアップしている。このため、演算部21は、残りの工具T5について、図6のS2〜S9のプロセスを実行する。
工具交換カウンタがカウントアップした工具が無くなったら(図6のS10)、図5に示す演算部21は、光源54を消灯する(図6のS11、S12)。最後に、作業者は、図3に示す扉閉ボタン805を押す。図5に示す演算部21は、図1に示す自動扉31を閉める。以上説明したように、工具T1、T3、T5の交換作業は、照明光Lのガイダンスに従って実行される。
<作用効果>
次に、本実施形態のCNC旋盤の作用効果について説明する。本実施形態のCNC旋盤1によると、図2、図4に示すように、照明光Lにより、交換対象である工具T1〜T10(つまり照射エリアE1〜E10)が、工具T1〜T10の周囲と比較して、ライトアップされる。このため、工具T1〜T10と周囲との明暗により、作業者は、工具T1〜T10を、直接視認することができる。したがって、画面80などを介して間接的に工具T1〜T10を確認する場合と比較して、交換対象である工具T1〜T10を直感的に把握しやすい。
また、本実施形態のCNC旋盤1によると、図5に示すように、制御装置2が、自動で、工具T1〜T10に照明光Lを照射する。このため、作業者が、懐中電灯などにより手動で、工具T1〜T10に照明光Lを照射する場合と比較して、交換対象である工具T1〜T10を間違えるおそれが小さい。
また、本実施形態のCNC旋盤1によると、図2に示すように、照明装置5は、加工室Aの外に配置されている。また、照明装置5は、窓部90を介して、照明光Lを工具T1〜T10に照射している。このため、ワークW加工時に発生する切屑や、工具T1〜T10やワークWを冷却する冷却液などにより、照明装置5が汚れるおそれが小さい。したがって、照明光Lの明るさが低下しにくい。
また、本実施形態のCNC旋盤1によると、図6に示すように、交換対象である工具T1〜T10が工具台4に複数存在する場合であっても、全ての工具T1〜T10に照明光Lが照射される。このため、交換対象である全ての工具T1〜T10を、作業者が視認しやすい。また、照明装置5は、交換対象である全ての工具T1〜T10に、一つずつ順番に照明光Lを照射する。このため、作業者が、交換対象である全ての工具T1〜T10に対して、一つずつ順番に、「視認→交換作業」というプロセスを繰り返し実行することができる。
また、本実施形態のCNC旋盤1によると、図2に示すように、照明装置5が主軸台6の本体60に配置されている。すなわち、照明装置5が固定部材に配置されている。このため、照明装置5が可動部材(例えば刃物台40)に配置されている場合と比較して、電気的な配線が簡単になる。
また、本実施形態のCNC旋盤1によると、図3に示すように、加工位置Cから前方に36°だけ回転した位置に、交換位置Dが設定されている。すなわち、加工位置Cよりも、前方(作業者側)かつ上方に、交換位置Dが設定されている。このため、交換作業を簡単に行うことができる。
また、本実施形態のCNC旋盤1によると、図4に示すように、交換作業中、交換位置D(照射エリアE10)に照明光Lが照射されている。このため、作業者が交換作業を行いやすい。
<その他>
以上、本発明の工作機械の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
工具T1〜T10の交換目的は特に限定しない。工具摩耗、工具種類変更などであってもよい。交換対象でない工具T1〜T10に照明光Lを照射してもよい。例えば、欠けなどの不具合の有無を作業者が視認するために、工具T1〜T10に照明光Lを照射してもよい。
工具T1〜T10の交換作業は、作業者が手作業で行ってもよい。また、制御装置2が自動で行ってもよい。刃物台40に対する工具T1〜T10の配置数は特に限定しない。また、交換対象である工具T1〜T10の数も特に限定しない。
要視認箇所は、工具T1〜T10に限定しない。図2に示すように、チャック62、ワークW、主軸61、タレット装置41、X軸下スライド42、Z軸スライド43、Z軸下スライド44などであってもよい。また、不具合発生箇所(例えば、チャック62に対するワークWの固定箇所、X軸下スライド42に対するタレット装置41の摺動箇所、Z軸下スライド44に対するZ軸スライド43の摺動箇所)などであってもよい。
要視認箇所は、機内Bの加工室A外の部分にあってもよい。例えば、主軸61駆動用のベルト(緩み、断線などをチェック)、中継ボックス(電気配線の短絡、断線などをチェック)、チャック62駆動用のシリンダ(かじり、オイル漏れなどをチェック)などであってもよい。
図2に示すように、照明光Lの光源54の種類は特に限定しない。LED、レーザー、電球、蛍光灯などであってもよい。また、要視認箇所に対する指向性を確保するために、スポットライトを用いてもよい。また、照明光Lの色は特に限定しない。白、黄、赤、緑、青などであってもよい。また、光源54と要視認箇所との間に、少なくとも一つの反射鏡を介在させてもよい。
刃物台40の回転角度に対応するように(全ての工具T1〜T10に対応するように)、複数(合計10個)の光源54を配置してもよい。また、複数の光源54は、固定式としてもよい。図6のS5に示すように、工具T1〜T10を加工位置Cから交換位置Dまで移動させる場合、工具T1〜T10の動きに応じて、まず加工位置C用の光源54を点灯させ、次に加工位置Cに対応する光源54を消灯すると共に交換位置Dに対応する光源54を点灯させてもよい。また、照明装置5の配置場所は特に限定しない。加工室A内であってもよい。また、機外(自動扉31の外部)であってもよい。
また、上記実施形態においては、図6のS7に示すように、照明光Lを点灯したまま、作業者が工具交換作業を行った。しかしながら、工具交換作業中は、照明光Lを消灯してもよい。
CNC旋盤1は、加工室A全体を照らす全体照明(蛍光灯など)を備えていてもよい。この場合であっても、全体照明と照明光Lとの明るさ(輝度、照度など)の差や、全体照明と照明光Lとの色の違いなどにより、要視認箇所の周囲と比較して要視認箇所を差別化することができる。また、要視認箇所(例えば工具T1〜T10)に、照明光Lを反射しやすい反射材を配置してもよい。こうすると、視認性が向上する。また、照明光Lの視認性を高めるために、全体照明は一時的に消灯してもよい。
CNC旋盤1の主軸方向は特に限定しない。すなわち、横型旋盤、正面旋盤、立型旋盤として本発明の工作機械を具現化してもよい。また、フライス盤、ボール盤、ミーリングセルとして本発明の工作機械を具現化してもよい。
1:旋盤(工作機械)。
2:制御装置、20:記憶部、21:演算部、22:入出力インターフェイス。
3:全体カバー、31:自動扉。
4:工具台、40:刃物台、41:タレット装置、42:X軸下スライド、43:Z軸スライド、44:Z軸下スライド、45X:X軸モータ、45Z:Z軸モータ、46:割出モータ。
5:照明装置、50:θ1軸モータ、51:θ2軸モータ、52:ステー、53:ブラケット、54:光源。
6:主軸台、60:本体、61:主軸、62:チャック、63C:主軸モータ。
7:ベッド、70:傾斜部。
8:表示装置、80:画面、800:割出ボタン、801:予報値表示部、802:停止値表示部、803:現在値表示部、804:カウンタリセットボタン、805:扉閉ボタン、806:扉開ボタン、807:回転開始ボタン、808:ロック/解除ボタン。
9:仕切壁、90:窓部。
A:加工室、B:機内、C:加工位置、D:交換位置、E1〜E10:照射エリア、L:照明光、T1〜T10:工具、W:ワーク。

Claims (4)

  1. 機内の加工室の中に配置された交換対象である工具に、レーザーまたはスポットライトを光源とする照明光を該加工室の外から照射し、該交換対象である工具の周囲と比較して該交換対象である工具を差別化し、該交換対象である工具を作業者に視認させる照明装置と
    該照明装置を制御する制御装置と
    を備える工作機械。
  2. 複数の前記工具が着脱可能に取り付けられる工具台を備え、該工具台に該工具が複数取り付けられている場合、前記照明装置は、複数の該工具の中から前記交換対象である工具の一つに、選択的に前記照明光を照射する請求項1に記載の工作機械。
  3. 複数の前記工具が着脱可能に取り付けられる工具台を備え、該工具台に前記交換対象である工具が複数取り付けられている場合、前記照明装置は、該交換対象である複数の工具に、一つずつ順番に前記照明光を照射する請求項に記載の工作機械。
  4. 前記照明光の照射方向を変更可能な請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の工作機械。
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