JP6068231B2 - 樹脂組成物およびその用途 - Google Patents
樹脂組成物およびその用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6068231B2 JP6068231B2 JP2013072912A JP2013072912A JP6068231B2 JP 6068231 B2 JP6068231 B2 JP 6068231B2 JP 2013072912 A JP2013072912 A JP 2013072912A JP 2013072912 A JP2013072912 A JP 2013072912A JP 6068231 B2 JP6068231 B2 JP 6068231B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- propylene
- weight
- group
- mol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
[1]未使用のポリオレフィン系重合体を含む基材成分100重量部に対して、
(D)多孔質粒子に水性媒体が充填された貯水材であって、前記多孔質粒子が疎水性重合体から構成され、前記水性媒体は両親媒性高分子を含み、水性媒体の充填割合が貯水材全重量に対して30〜70重量%である貯水材1〜5重量部、を溶融混練して得られる樹脂組成物。
必要に応じて、エチレンと、炭素原子数3〜8のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンからなるエチレン・α−オレフィン共重合体、
とから構成される基材成分100重量部に対して、
(D)多孔質粒子に水性媒体が充填された貯水材であって、前記多孔質粒子が疎水性重合体から構成され、前記水性媒体は両親媒性高分子を含み、水性媒体の充填割合が貯水材全重量に対して30〜70重量%である貯水材1〜5重量部、を溶融混練して得られる樹脂組成物。
(A)(a−1)JIS K 7210に準拠した方法で測定したメルトフローレート(MFR、230℃、21.16N荷重)が10〜300g/10minであって、プロピレンから導かれる構成単位の含量が98〜100mol%であり、エチレンと炭素原子数4〜8のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンから導かれる構成単位の含量が0〜2mol%であるプロピレン系重合体50〜90重量部、
(a−2)135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が1.5〜9dl/g、エチレンから導かれる構成単位の含量が30〜60mol%であるプロピレン・エチレン共重合体0〜30重量部、
からなり、(a−1)と(a−2)の合計が30〜80重量部であるポリプロピレン系樹脂と、
(B)エチレン含有率が65〜95mol%である、エチレンと、炭素原子数3〜8のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンからなるエチレン・α−オレフィン共重合体1〜30重量部((A)と(B)の合計が100重量部)とからなる、[2]の樹脂組成物。
AおよびBは、炭素原子数1〜6のアルキル基、または、−Z−R2−R3で表される基であり、Zは、−CrH2rO−の構造(rは1〜10の整数)を有し、各々同じか異なっていてもよく、
R2は、−(C2H4O−)n(C3H6O−)mの構造(mは0または1〜4の整数であり、nは1〜12の整数)であり、それぞれn回およびm回繰り返される単位の配列は、ブロックまたはランダムであってよく、
R3は、OH基または炭素原子数1〜6のアルキル基であり、
xは、0または1〜3の整数であり、
yは、0または1〜3の整数であり、
一般式(I)であらわわされる分子は常に、−Z−R2−R3で表される基を少なくとも1つ有する。]
Aが、メチル基または−Z−R2−R3の基であり、
Bが、メチル基であり、
R2が、−(C2H4O−)n(C3H6O−)mの構造(mは1または2であり、nは5〜9の整数)である[4]の樹脂組成物。
[6]前記(a−1)プロピレン系重合体のメルトフローレート(MFR、230℃、21.16N荷重)が10〜100g/10minであり、アイソタクティックペンタッド分率(mmmm)が95.0〜99.0である[3]の樹脂組成物。
[8]前記[1]〜[7]の樹脂組成物からなる成形体。
本発明によれば自動車内装部材に、表皮なしのPP射出成形体を使用することも可能であり、また、軽量薄肉化しても室内高温化に耐えうる部品が得られる。
基材成分
本発明では、基材成分として、オレフィン系重合体を含むものが使用される。
具体的には、エチレン系重合体、プロピレン系重合体などが挙げられるが、本発明ではプロピレン系重合体を含むものが使用される。
(A)(a−1)プロピレン系重合体と(a−2)プロピレン・エチレン共重合体を含むポリプロピレン系樹脂と、(B)エチレン・α−オレフィン共重合体とからなるものが好ましい。
以下、各成分について、詳しく記載する。
(a−1)プロピレン系重合体
本発明で使用される(a−1)成分のプロピレン系重合体は、プロピレンの単独重合体またはプロピレンと少量のα−オレフィンとの共重合体である。ここでα−オレフィンとは、エチレンと炭素原子数4〜8のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンであり、好ましくはエチレンである。なお、α-オレフィンの炭素数が9以上になると、製造コストが高くなるため、非経済的である。これは(B)についても同様である。
ポリプロピレン系樹脂(A)には、上述したプロピレン系重合体(a−1)に加え、必要に応じて、(a−2)成分のプロピレン・エチレン共重合体が含まれてもよい。
ポリプロピレン系樹脂(A)を構成する、プロピレン系重合体(a−1)および必要に応じて用いられるプロピレン・エチレン共重合体(a−2)は、上述の通り、公知のオレフィン重合用触媒の存在下に、重合あるいは共重合を行って調製することができる。オレフィン重合用触媒としては、具体的には、たとえば、固体状チタン触媒成分(I)と、有機金属化合物触媒成分(II)とを含む触媒を用いることができる。
固体状チタン触媒成分(I)は、チタン、マグネシウム、ハロゲン及び必要に応じて電子供与体を含む。この固体状チタン触媒成分(I)としては、公知の固体状チタン触媒成分を制限無く用いることができる。
本発明の固体状チタン触媒成分(I)の調製には、マグネシウム化合物及びチタン化合物が用いられる例が多い。
またこれらのマグネシウム化合物は、他の金属との錯化合物、複化合物あるいは他の金属化合物との混合物であってもよい。
Ti(OR)gX4-g
(式中、Rは炭化水素基であり、Xはハロゲン原子であり、gは0≦g≦4である。)
これらのチタン化合物は単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
電子供与体成分(b)と、液状状態のチタン化合物とを、複数回に分けて接触させる方法。
また、上記の固体状チタン触媒成分の製造には、必要に応じて公知の媒体の存在下に行うこともできる。媒体としては、やや極性を有するトルエン等の芳香族炭化水素やヘプタン、オクタン、デカン、シクロヘキサン等の公知の脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素化合物が挙げられるが、これらの中では脂肪族炭化水素が好ましい例として挙げられる。
上記のマグネシウム化合物可溶化能を有するアルコールとして、より具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール、エチレングリコール、2−メチルペンタノール、2−エチルブタノール、n−ヘプタノール、n−オクタノール、2−エチルヘキサノール、デカノール、ドデカノール等の脂肪族アルコール;シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール等の脂環族アルコール;ベンジルアルコール、メチルベンジルアルコール等の芳香族アルコール;n−ブチルセルソルブ等のアルコキシ基を有する脂肪族アルコール等を挙げることができる。
このフタル酸エステル類としては、フタル酸エチル、フタル酸n−ブチル、フタル酸イソブチル、フタル酸ヘキシル、フタル酸へプチル等のフタル酸アルキルエステルが好ましく、フタル酸ジイソブチルが特に好ましい。
任意のR11〜R36、好ましくはR11及びR12は共同してベンゼン環以外の環を形成していてもよい。
本発明で用いられる固体状チタン触媒成分(I)において、ハロゲン/チタン(原子比)(すなわち、ハロゲン原子のモル数/チタン原子のモル数)は、2〜100、好ましくは4〜90であることが望ましく、電子供与体成分(a)や電子供与体成分(b)は、電子供与体成分(a)/チタン原子(モル比)は0〜100、好ましくは0〜10であることが望ましく、電子供与体成分(b)/チタン原子(モル比)は0〜100、好ましくは0〜10であることが望ましい。
固体状チタン触媒成分(I)のより詳細な調製条件として、電子供与体成分(b)を使用する以外は、例えば、EP585869A1(欧州特許出願公開第0585869号明細書)や特開平5−170843号公報等に記載の条件を好ましく用いることができる。 次に、周期表の第1族、第2族及び第13族から選ばれる金属元素を含む有機金属化合物触媒成分(II)について説明する。
有機金属化合物触媒成分(II)としては、第13族金属を含む化合物、たとえば、有機アルミニウム化合物、第1族金属とアルミニウムとの錯アルキル化物、第2族金属の有機金属化合物等を用いることができる。
有機金属化合物触媒成分(II)としては具体的には、前記EP585869A1等の公知の文献に記載された有機金属化合物触媒成分を好ましい例として挙げることができる。
RnSi(OR')4-n
(式中、R及びR'は炭化水素基であり、nは0<n<4の整数である。)
Si(ORa)3(NRbRc)
式中、Raは、炭素数1〜6の炭化水素基であり、Raとしては、炭素数1〜6の不飽和あるいは飽和脂肪族炭化水素基等が挙げられ、特に好ましくは炭素数2〜6の炭化水素基が挙げられる。具体例としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基、iso−ペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、これらの中でもエチル基が特に好ましい。
RNSi(ORa)3
式中、RNは、環状アミノ基であり、この環状アミノ基として、例えば、パーヒドロキノリノ基、パーヒドロイソキノリノ基、1,2,3,4−テトラヒドロキノリノ基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリノ基、オクタメチレンイミノ基等が挙げられる。
本発明で用いるポリプロピレン系樹脂(A)は、上述したオレフィン重合用触媒の存在下にオレフィン系原料を重合あるいは共重合して製造することができる。
予備重合における固体状チタン触媒成分(I)の濃度は、液状媒体1リットル当り、チタン原子換算で、通常約0.001〜200ミリモル、好ましくは約0.01〜50ミリモル、特に好ましくは0.1〜20ミリモルの範囲とすることが望ましい。
この場合、用いられる不活性炭化水素媒体として具体的には、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、メチルシクロヘプタン、シクロオクタン等の脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;エチレンクロリド、クロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素;あるいはこれらの混合物等を挙げることができる。
この場合には、予備重合を連続的に行うのが好ましい。
予備重合の際の温度は、通常−20〜+100℃であり、好ましくは−20〜+80℃、さらに好ましくは0〜+40℃の範囲である。
本重合は、プロピレン重合体成分を製造する工程及びプロピレン−エチレン共重合体ゴム成分を製造する工程に分けられる。
分子量を調整するために必要な水素量は、使用する製造プロセスの種類、重合温度、圧力によって異なるため、適宜調整すればよい。
また、プロピレン−エチレン共重合体ゴム成分を製造する工程においても、重合温度、圧力、水素量を調整して、極限粘度を調整することができる。
エチレン/(エチレン+プロピレン)ガス比は、5〜80モル%、好ましくは、10〜70モル%、より好ましくは15〜60モル%で制御して用いる。
本発明者らの知見に拠れば、プロピレン・エチレンブロック共重合体を構成する室温n−デカンに不溶な部分(Dinsol)は、主としてプロピレン重合体成分から構成される。
[重合工程2] 固体状チタン触媒成分の存在下でプロピレン及びエチレンを共重合してプロピレン−エチレン共重合体ゴム成分を製造する工程(共重合体ゴム製造工程)。
ブロック共重合体中のデカン可溶部の含有量は、工程1と工程2の重合時間(滞留時間)を制御することにより調整することができる。
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物を構成する、エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、エチレンと炭素数3〜8のα−オレフィンとの共重合体である。
本発明では、エチレン・α−オレフィン共重合体(B)としては、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−ブテン共重合体が好ましい。
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、密度が高く、α-オレフィン含量が少ないと、比較的硬めのエラストマーとなる。一方、密度が低く、α-オレフィン含量が多いと、柔らかくて、低温衝撃性付与にも寄与する。さらに、α-オレフィンの炭素数が3〜8の範囲にあると、プロピレン系重合体(A)との混和性に優れる。
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)のメルトフローレート(190℃、2.16kg荷重)は、0.2〜40g/10分、好ましくは0.2〜35g/10分の範囲にある。
本発明を構成する基材成分には、任意で無機充填材(C)が含まれていてもよい。
無機充填剤(C)としては、特に限定されることなく公知の無機充填剤を用いることができる。たとえば、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ガラス繊維、石膏、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、さらには亜鉛、銅、鉄、アルミニウム等の金属粉末、あるいは金属繊維等が挙げられ、これらは単独でまたは混合して用いることができる。
タルクとしては、平均粒径が1〜15μm、好ましくは1〜6μmのものが好適に使用できる。
無機充填材は、耐熱剛性を向上させるために使用される。
前記(A)および(B)を用いたポリオレフィン系重合体組成物を構成する基材成分は、(a−1)、(a−2)、(B)の合計100重量部中において、(a-1)50〜90重量部、(a-2)0〜30重量部、(B)1〜30重量部、好ましくは、(a−1)を55〜85重量部、(a−2)を5〜25重量部、(B)を5〜25重量部含有する。(C)無機充填材を含む場合、(a-1)、(a-2)、(B)および(C)の合計100重量部に対し、(C)0〜30重量部、好ましくは5〜30重量部を含む。
本発明で使用される基材成分には、必要に応じて、耐熱安定剤、帯電防止剤、耐候安定剤、耐光安定剤、老化防止剤、酸化防止剤、脂肪酸金属塩、軟化剤、分散剤、充填剤、着色剤、滑剤、顔料などの他の添加剤を、本発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
配合する添加剤などの混合順序は任意であり、同時に混合してもよいし、一部成分を混合した後に他の成分を混合するというような多段階の混合方法を採用することもできる。
本発明では、貯水材(D)が、上記基材成分とともに使用される。
貯水材(D)は、特表2011-501695号公報に開示された、貯水材(リザーバー)が使用される。該貯水材(D)は、多孔質粒子に水性媒体が充填された貯水材であって、前記多孔質粒子が疎水性重合体から構成され、前記水性媒体は両親媒性高分子を含み、水性媒体の充填割合が貯水材全重量に対して30〜70重量%である。
水性媒体に含まれる両親媒性高分子は、下記一般式(I)で表される構造である。
AおよびBは、炭素原子数1〜6のアルキル基、または、−Z−R2−R3で表される基であり、Zは、−CrH2rO−の構造(rは1〜10の整数)を有し、各々同じか異なっていてもよく、
R2は、−(C2H4O−)n(C3H6O−)mの構造(mは0または1〜4の整数であり、nは1〜12の整数)であり、それぞれn回およびm回繰り返される単位の配列は、ブロックまたはランダムであってよく、
R3は、OH基または炭素原子数1〜6のアルキル基であり、
xは、0または1〜3の整数であり、
yは、0または1〜3の整数であり、
一般式(I)であらわされる分子は常に、−Z−R2−R3で表される基を少なくとも1つ有する。]
水性媒体は主に水が使用される。かかる水性媒体は、両親媒性高分子を含み、水性媒体の充填割合が貯水材全重量に対して30〜70重量%である。
本発明にかかる樹脂組成物は、前記基材成分100重量部に対して、以上の貯水材(D)1〜5重量部、好ましくは2〜3重量部を溶融混練して得られる。 (D)の含有量が少ないと、VOC低減が不十分となり、多すぎても、真空ベントで捕集しきれずストランドに同伴し、ストランド切れが発生する等、生産性悪化に繋がることもある。また、(D)貯水材を、前記基材成分、特に前記(A)および(B)を含む基材成分と組み合わせることで、成形物の耐熱性を向上させることができ、単なるVOC除去からは予期しない効果である。
これらの各成分は、任意の順序で配合することができる。
溶融混練後の組成物中の各成分量は、実質的には大きく反動しない。また 溶融混練後の樹脂組成物は230℃、荷重2.16kgの条件で測定したメルトフローレート(MFR)が30〜70g/10minの範囲にある。なお、このMFR値は、実質的に使用された各成分による。
かかる溶融混練によれば、VOCは、10〜30%低減されるが、耐熱剛性、強度、臭いなど、多くの点で、(D)を含まないものに比べて向上している。
本発明の成形体は、上述の系樹脂組成物を成形して得られることを特徴としている。
これらの成形体は、射出成形、押出成形、中空成形、フィルム成形、シート成形、発泡成形、射出発泡成形、延伸成形、射出延伸ブロー成形、真空成形、プレス成形等の公知の各種成形法で得ることができる。中でも、射出成形で得られる射出成形体であることが好ましい。射出成形体は、高剛性、高耐衝撃性、伸びの物性バランスを高度に発現することができる。したがって、該射出成形体は、食品容器、医療容器、家電製品、自動車部品等に好適に使用することができる。中でも、自動車部品に好適に用いることができる。特に、自動車部品では、バンパー、インパネ、ドアトリム、サイドシールガーニッシュ、フェンダー等に成形加工することができる。これら自動車部品に代表される成形体では、高温下にさらされることもあり、耐熱剛性が要求される。本発明の樹脂組成物から得られる成形体は、耐熱剛性が高く、またかつ耐衝撃性や強度も高くかつ破断伸びが良好であることから、自動車部品等に代表される射出成形体として好適に使用することができる。
次に本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発明は係る実施例に限定されるもの
ではない。実施例における組成の分析方法及び物性の測定方法は次の通りである。
ポリプロピレン系樹脂(A)のサンプル5gにn−デカン200mlを加え、145℃、30分間加熱溶解し、約3時間かけ20℃まで冷却させ、30分間放置した。その後、析出物(α)をろ別し、ろ液は約3倍量のアセトン中に入れ、n−デカン中に溶解した成分を析出させた。析出物(β)(以下、n−デカン可溶部)とn−デカン、アセトンをろ別し、析出物を乾燥した。なお、ろ液側を濃縮乾固しても残渣は認められなかった。
n−デカン可溶部量(wt%)= [析出物(β)量/(析出物(γ)量+析出物(β))]×100
デカリン溶媒を用いて、135℃で測定した。サンプル約20mgをデカリン15mlに溶解し、135℃のオイルバス中で比粘度ηspを測定した。このデカリン溶液にデカリン溶媒を5ml追加して希釈後、同様にして比粘度ηspを測定した。この希釈操作をさらに2回繰り返し、濃度(C)を0に外挿した時のηsp/Cの値を極限粘度として求めた。
[η]= lim(ηsp/C) (C→0)
エチレンに由来する骨格濃度を測定するために、サンプル20〜30mgを1,2,4−トリクロロベンゼン/重ベンゼン(2:1)溶液0.6mlに溶解後、炭素核磁気共鳴分析(13C−NMR)を行った。プロピレン、エチレン、α−オレフィンの定量はダイアッド連鎖分布より求めた。
例えば、プロピレン−エチレン共重合体の場合、PP=Sαα、EP=Sαγ+Sαβ、EE=1/2(Sβδ+Sδδ)+1/4Sγδを用い、以下の計算式(Eq−1)および(Eq−2)により求めた。
プロピレン(mol%)=(PP+1/2EP)×100/[(PP+1/2EP)+(1/2EP+EE) ・・・(Eq−1)
エチレン(mol%)=(1/2EP+EE)×100/[(PP+1/2EP)+(1/2EP+EE) ・・・(Eq−2)
なお、本実施例における、エチレン量およびα−オレフィン量の単位は、mol%に換算して標記した。
13C−NMRスペクトルにおけるPmmmmおよびPwの吸収強度から以下の式(Eq−3)により決定した。但し、ピーク帰属はPolymer, 1993, Vol34, No14, 3129−3131に従って行った。
[M5](%)=[Pmmmm]/[Pw] ・・・(Eq−3)
JIS K 7210に準拠し、試験温度230℃、荷重2.16kgの条件で測定した。
(6)比重(SG)
ISO 1183に準拠し、水中置換法で測定した。
(7)引張降伏強度(YS)
ISO 527に準拠し、試験速度50mm/minで測定した。
(8)曲げ弾性率(FM)
ISO 178に準拠し、試験速度2mm/minで測定した。
(9)シャルピー衝撃強度(Charpy)
ISO 179に準拠し、試験温度23℃及び−30℃で測定した。
(10)硬度(Hardness)
ISO 868に準拠し、ショアーD圧子で測定した。
(11)熱変形温度(HDT)
ISO 75に準拠し、荷重0.45MPaで測定した。
(12)揮発性有機化合物の含有量(VOC)
ドイツ規格VDA 278に準拠し、以下の装置を用いて、90℃、30分で試料から脱着する有機化合物(炭素数20以下)の量をVOCとして測定した。
加熱脱着装置:TDS2/TDSA/CIS4(GERSTEL製)、ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC−MS):HP6890/HP5975(アジレントテクノロジー製)、 カラム:HP−5MS(0.25mm*60m、膜厚0.25μm)、MS範囲:m/z 29−280
ドイツ規格VDA 270に準拠し、詮付のガラスフラスコに入れた試料10gを、80℃、2時間加熱し、発生した臭気強度を6段階(値が高い程臭気が強い)で評価した。試験は3人で行い、各評点の平均値を採用した。
ISO 294−1及びISO 1873−2に準拠し、以下の条件にて多目的試験片を成形した。
射出成形機:NEX110(日精樹脂工業製)
溶融樹脂温度:200℃、金型温度:40℃、平均射出速度:200mm/s、保圧時間:40s、全サイクル時間:60s
実施例に用いたポリプロピレン樹脂(A)の各成分は、以下に示すものである。なお、下記ポリプロピレン樹脂(A)は、特開平11−107975号公報および特開2004−262993号公報に記載の方法に準じて、調製したものである。
以下の(1)〜(4)に記載するポリプロピレン樹脂を調製した。
(1)ポリプロピレン樹脂(bPP−A)
・a−1:MFR=270g/10min、エチレン含量=0mol%、mmmm=98.0%
・a−2:n−デカン可溶部[η]=8dl/g、n−デカン可溶部=10重量%、n−デカン可溶部エチレン含量=41mol%
(2)ポリプロピレン樹脂(bPP−B)
・a−1:MFR=136g/10min、エチレン含量=0mol%、mmmm=96.5%
・a−2:n−デカン可溶部[η]=2.4dl/g、n−デカン可溶部=19重量%、n−デカン可溶部エチレン含量=42mol%
(3)ポリプロピレン樹脂(bPP−C)
・a−1:MFR=63g/10min、エチレン含量=0mol%、mmmm=96.0%
・a−2:n−デカン可溶部[η]=2.4dl/g、n−デカン可溶部=10重量%、n−デカン可溶部エチレン含量=41mol%
(3)ポリプロピレン樹脂(bPP−D)
・a−1:MFR=45g/10min、エチレン含量=0mol%、mmmm=94.0%
・a−2:n−デカン可溶部[η]=3.0dl/g、n−デカン可溶部=10重量%、n−デカン可溶部エチレン含量=46mol%
(4)ポリプロピレン樹脂(bPP−E)
ポリプロピレン樹脂(bPP−D)を二軸混練機(TEX−30α:日本製鋼所社製)を用いて設定温度180℃、スクリュー回転数600rpm、吐出量60kg/hr、真空ベント圧−0.08MPaで溶融混合して得られた再生樹脂。
<エチレン・α−オレフィン共重合体(B)>
(5)エチレン−1−オクテン共重合体エラストマー
ダウ社製エチレン−1−オクテン共重合体エラストマー(銘柄名:EG8407)であ
り、以下の特性を有する。
・MFR:30g/10分(190℃、荷重2.16kg)
・密度:0.870g/cm3
<無機充填材(C)>
(6)微粉末タルク
浅田製粉社製(銘柄名:JM−209)であり、以下の特性を有する。
・平均粒径:4.2μm
<貯水材(D)>
(7)多孔質粒子に水性媒体が充填された貯水材
BYK社製(銘柄名:BYK−P4200)であり、以下の特性を有する。
前記多孔質粒子が疎水性重合体から構成され、前記水性媒体は両親媒性高分子を含み、水性媒体の充填割合が貯水材全重量に対して60重量%である貯水材。
表1に示した配合割合でポリプロピレン樹脂(A)と、エチレン・α−オレフィン共重合体(B)と無機充填材(C)と貯水材(C)に該当する各樹脂組成物100重量部に対して、酸化防止剤として、テトラキス[メチレン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(IRGANOX1010、BASF社製、商標)を0.1重量部およびトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)フォスフェート(IRGAFOS168、BASF社製、商標)を0.1重量部、中和剤としてステアリン酸カルシウム(日本油脂社製)を0.1重量部配合し、タンブラー(SKD−10:プラテック社製)で10分ドライブレンドし、二軸混練機(TEX−30α:日本製鋼所社製)を用いて設定温度180℃、スクリュー回転数600rpm、吐出量60kg/hr、真空ベント圧−0.08MPaで溶融混合後、ペレタイザー(H73023:いすず化工社製)で造粒し、樹脂組成物のペレットを得た。これらのペレットを用いて、前記の射出成形条件にて試験片を成形し、各種試験を行った結果を表1に記載する。
本発明に係る実施例1〜6の成形体に対し、比較例1〜4の成形体は、高いアイソタクティックペンタッド分率のポリプロピレン樹脂のみを用いているため、VOCおよび臭気(Odor)が多いだけでなく、耐熱剛性(HDT)も低い結果である。
Claims (6)
- (a−1)JIS K 7210に準拠した方法で測定したメルトフローレート(MFR、230℃、21.16N荷重)が10〜300g/10minであって、プロピレンから導かれる構成単位の含量が98〜100mol%であり、エチレンと炭素原子数4〜8のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンから導かれる構成単位の含量が0〜2mol%であるプロピレン系重合体50〜90重量部(ただしプロピレン単独重合体の場合、未使用の材料を使用)、
(a−2)135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が1.5〜9dl/g、エチレンから導かれる構成単位の含量が30〜60mol%であるプロピレン・エチレン共重合体0〜30重量部、からなり、(a−1)と(a−2)の合計が30〜80重量部であるポリプロピレン系樹脂と、
(B)エチレン含有率が65〜95mol%である、エチレンと、炭素原子数3〜8のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンからなるエチレン・α−オレフィン共重合体1〜30重量部((A)と(B)の合計が100重量部)とからなる、基材成分100重量部に対して、
(D)少なくとも部分的に開孔(open pore)構造を有し、多孔度が30容積%以上の多孔質粒子に水性媒体が充填された貯水材であって、前記多孔質粒子がポリエチレン又はポリプロピレン、フルオロポリマー、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエステル、ポリビニルクロリド、ポリウレタン、ポリメタクリレート及びポリアミドからなる群から選択されるポリマー又はポリマー混合物から構成され、前記水性媒体は両親媒性高分子を含み、水性媒体の充填割合が貯水材全重量に対して30〜70重量%である貯水材1〜5重量部、を溶融混練することを特徴とする樹脂組成物の製造方法。 - 前記(D)貯水材に含まれる両親媒性高分子が、下記一般式(I)で表される構造である請求項1に記載の、樹脂組成物の製造方法。
[一般式(I)中、R1は、炭素原子数1〜6のアルキル基であり、
AおよびBは、炭素原子数1〜6のアルキル基、または、−Z−R2−R3で表される基であり、Zは、−CrH2rO−の構造(rは1〜10の整数)を有し、各々同じか異なっていてもよく、
R2は、−(C2H4O−)n(C3H6O−)mの構造(mは0または1〜4の整数であり、nは1〜12の整数)であり、それぞれn回およびm回繰り返される単位の配列は、ブロックまたはランダムであってよく、
R3は、OH基または炭素原子数1〜6のアルキル基であり、
xは、0または1〜3の整数であり、
yは、0または1〜3の整数であり、
一般式(I)であらわされる分子は常に、−Z−R2−R3で表される基を少なくとも1つ有する。] - 前記一般式(I)において、
Aが、メチル基または−Z−R2−R3の基であり、
Bが、メチル基であり、
R2が、−(C2H4O−)n(C3H6O−)mの構造(mは1または2であり、nは5〜9の整数)である請求項2に記載の樹脂組成物の製造方法。 - 前記(a−1)プロピレン系重合体のメルトフローレート(MFR、230℃、21.16N荷重)が10〜100g/10minであり、アイソタクティックペンタッド分率(mmmm)が95.0〜99.0である請求項1に記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記(a−1)プロピレン系重合体のメルトフローレート(MFR、230℃、21.16N荷重)が10〜100g/10minであり、アイソタクティックペンタッド分率(mmmm)が96.5〜99.0である請求項1に記載の樹脂組成物の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法で得られた樹脂組成物を成形する成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013072912A JP6068231B2 (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 樹脂組成物およびその用途 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013072912A JP6068231B2 (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 樹脂組成物およびその用途 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014196422A JP2014196422A (ja) | 2014-10-16 |
| JP2014196422A5 JP2014196422A5 (ja) | 2015-09-17 |
| JP6068231B2 true JP6068231B2 (ja) | 2017-01-25 |
Family
ID=52357457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013072912A Active JP6068231B2 (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 樹脂組成物およびその用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6068231B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101835343B1 (ko) * | 2016-09-08 | 2018-03-08 | 지에스칼텍스 주식회사 | 마스터 배치 조성물, 이를 포함하는 수지 조성물 및 이로부터 제조된 성형품 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007050046A1 (de) * | 2007-10-17 | 2009-04-23 | Byk-Chemie Gmbh | Wasserspeicher |
| JP2010150417A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ポリプロピレン系樹脂組成物及び成形体 |
| CN103044776B (zh) * | 2012-12-31 | 2015-01-28 | 广东银禧科技股份有限公司 | 一种低气味、耐黄变的聚丙烯组合物及其制备方法 |
-
2013
- 2013-03-29 JP JP2013072912A patent/JP6068231B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2014196422A (ja) | 2014-10-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6038163B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物およびその用途 | |
| JP5441909B2 (ja) | プロピレン系ブロック共重合体、該共重合体を含む組成物およびこれらから得られる成形体 | |
| JP5159215B2 (ja) | ポリプロピレン樹脂からなるキャパシタフィルム用原反シート、キャパシタフィルム及びそれらの製造方法 | |
| JP5306225B2 (ja) | 固体状チタン触媒成分、オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
| JP6566842B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| CN107922694B (zh) | 用于制造低排放聚丙烯的方法 | |
| JP5828845B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| JP6998453B2 (ja) | プロピレン系樹脂組成物、それを用いたフィルムおよびその用途 | |
| JP2016084386A (ja) | タルク含有ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| CN101490101A (zh) | 固态钛催化剂成分、烯烃聚合用催化剂及烯烃聚合方法 | |
| CN101107276B (zh) | 固体状钛催化剂成分、烯烃聚合用催化剂及烯烃聚合物的制备方法 | |
| JP6068231B2 (ja) | 樹脂組成物およびその用途 | |
| JP5613032B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| JP7406922B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| JP6259751B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物およびその用途 | |
| JP2013147603A (ja) | プロピレン重合体、ポリプリピレン樹脂組成物、およびそれを含む成形体 | |
| JP2014214202A (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| JP2009057474A (ja) | ポリプロピレン樹脂からなる樹脂成形体 | |
| WO2023112857A1 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物およびその用途 | |
| JP2024126350A (ja) | エチレン重合体組成物の製造方法 | |
| JPH10231394A (ja) | 自動車用成型品 | |
| JP2010111755A (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150731 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150731 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160513 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160524 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160725 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161122 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161222 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6068231 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |