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JP6150541B2 - 床暖房パネル構造 - Google Patents
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JP6150541B2 - 床暖房パネル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、床暖房パネル構造に関する。
下記特許文献1には、温水パイプで加温される床暖房用パネルが開示されている。この床暖房パネルには、その上面に敷設されるフローリングの板材を釘で固定するための小根太が、フローリングの長手方向と直角に交差する方向に埋め込まれている。これにより、床暖房パネル設置現場における現地付けの小根太を極力不要にできる。
特開2000−297943号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、サイズ違いで複数存在する温水マットにおいて、小根太はすべて温水マットの幅方向に沿って配置されており、同一の向きとなっている。
ここで、隣り合う第1建物ユニットと第2建物ユニットにおいて、各々の建物ユニットに床暖房パネルを敷設しかつ建物ユニット同士を直交した状態で配置させる場合、第1建物ユニットの温水マットと第2建物ユニットの温水マットも直交した状態で配置される。これにより、温水マット内部に設けられ、温水マットの幅方向と平行に配置された小根太も直交した状態で配置される。従って、温水マットの上面にフローリングを第1ユニットと第2ユニットで同じ向きに敷設する場合、第1ユニットでフローリングの長手方向を釘打ち可能部材と直交した状態で配置しても、第2ユニットではフローリングの長手方向と釘打ち可能部材が平行となる。そのため、第2ユニット側ではフローリングの長手方向端部の釘打ち部と、床暖房パネルの釘打ち可能部が重ならず、釘打ちが不可となる場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、床暖房パネルが設けられた建物ユニット同士が直交した状態で配置された場合において、所定間隔で釘打ち可能部が多数連続して配置することで、フローリングを建物ユニット間で連続して敷設可能とする床暖房パネル構造を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る床暖房パネル構造は、隣り合う一方の建物ユニットの床部に設けられると共に、平面視での外形が矩形状に形成され、内部に蛇行するように配置された放熱体と、当該放熱体を収容する溝と、隣り合う当該溝同士の間に配置された釘打ち可能部と、を備え、パネル長辺方向に沿った前記溝の直線部と当該釘打ち可能部とが平行に配置された第1床暖房パネルと、前記一方の建物ユニットに隣接しかつ直交した状態で配置された他方の建物ユニットの床部に設けられると共に、平面視での外形が矩形状に形成され、内部に蛇行するように配置された放熱体と、当該放熱体を収容する溝と、隣り合う当該溝同士の間に前記第1床暖房パネルの前記釘打ち可能部と略同一の向きで配置された釘打ち可能部と、を備え、パネル短辺方向に沿った前記溝の直線部と当該釘打ち可能部とが平行に配置された第2床暖房パネルと、を備え、前記第1床暖房パネル、隣り合う前記第1床暖房パネルと前記第2床暖房パネル、及び前記第2床暖房パネルの前記釘打ち可能部が等間隔に配置されていることを特徴としている。
請求項2記載の発明に係る床暖房パネル構造は、請求項1に記載の床暖房パネルにおいて、前記第1床暖房パネルの前記釘打ち可能部と、前記第2床暖房パネルの前記釘打ち可能部は、平行に配置されている、ことを特徴としている。
請求項3記載の発明に係る床暖房パネル構造は、請求項1又は請求項2に記載の床暖房パネル構造において、前記第1床暖房パネルと前記第2床暖房パネルは、直交した状態で配置された、ことを特徴としている。
請求項4記載の発明に係る床暖房パネル構造は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造において、前記釘打ち可能部は、前記第1床暖房パネル及び前記第2床暖房パネルの表面板に施された色彩により識別可能とされている、ことを特徴としている。
請求項5記載の発明に係る床暖房パネル構造は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造において、前記第1床暖房パネル及び前記第2床暖房パネルは、前記建物ユニットの床梁に固定されている、ことを特徴としている。
請求項6記載の発明に係る床暖房パネル構造は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造において、隣り合う前記釘打ち可能部の間隔は一定とされている、ことを特徴としている。
請求項7記載の発明に係る床暖房パネル構造は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造において、前記第2床暖房パネルにおける第2床暖房大パネルは、その中心部にパネル長辺方向に沿って釘打ち可能部を備えた、ことを特徴としている。
請求項8記載の発明に係る床暖房パネル構造は、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造において、前前記第1床暖房パネルと前記第2床暖房パネルとは、同一のサイズにされている、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、第1床暖房パネルが敷設された一方の建物ユニットと、第2床暖房パネルが敷設された他方の建物ユニットは、直交した状態で配置されている。つまり、隣り合う複数の建物ユニットにおいて、一方の建物ユニットの短辺側(短手方向)と、他方の建物ユニットの長辺側(長手方向)が接する状態で配置されている(逆の場合でも可)。ここで、一般に第1床暖房パネル及び第2床暖房パネルは平面視での外形が矩形状に形成されており、各床暖房パネルの長辺側が建物ユニットの短辺側に沿うように敷設されている。このため、第1床暖房パネルと第2床暖房パネル同士も直交した状態で配置される。そして、第1床暖房パネルは、長辺方向に沿った溝の直線部と、それと平行に釘打ち可能部が設けられ、第2床暖房パネルは、短辺方向に沿った溝の直線部と、それと平行に釘打ち可能部が設けられている。これにより、第1床暖房パネルの釘打ち可能部と第2床暖房パネルの釘打ち可能部は、同じ向きに揃いかつ所定間隔で多数連続して配置される。
また、一般に、床暖房パネルの上面にフローリングを敷設する際は、フローリングの長手方向と床暖房パネルの釘打ち可能部が直交した状態となるように配置する。これにより、フローリングの長手方向端部の釘打ち部と床暖房パネルの釘打ち可能部とが重なる。従って、釘打ちが可能となり、フローリングが配設できる。ここで、第1床暖房パネルの上面で床暖房パネルの釘打ち可能部と直交する向きに配置したフローリングを、同じ向きで第2床暖房パネルの上面に配置しても、フローリングの長手方向と床暖房パネルの釘打ち可能部は直交した状態となる。従って、第1床暖房パネルの上面と第2床暖房パネルの上面とでフローリングの向きを変更することなく連続して敷設することが可能となる。
請求項2記載の本発明によれば、第1床暖房パネルの釘打ち可能部と、第2床暖房パネルの釘打ち可能部は平行に配置される。従って、床暖房パネルの上面に同一の向きでフローリングを敷設する際、第1床暖房パネルの上面と、第2床暖房パネルの上面とで、フローリングと中間部が直交した状態となるように配置することが可能となる。つまり、第1床暖房パネルの上面と第2床暖房パネルの上面とでフローリングの向きを変更する必要がない。
請求項3記載の本発明によれば、第1床暖房パネルと第2床暖房パネルは直交した状態で配置される。従って、床暖房パネルの上面にフローリングを敷設する際、第1床暖房パネルの上面と第2床暖房パネルの上面とでフローリングを連続して敷設することが可能となる。
請求項4記載の本発明によれば、表面板の釘打ち可能部に対応した箇所は、施された色彩により識別可能とされている。従って、フローリングを敷設する際に、釘打ち可能部が容易に認識でき、釘打ち不可部分である放熱体が埋設された部位に誤って釘を打つことがない。
請求項5記載の本発明によれば、第1床暖房パネル及び第2床暖房パネルは、建物ユニットの床梁に固定されている。従って、各床暖房パネルを建物ユニットに敷設する際は、建物ユニットを製造する工場にて同時に敷設することが可能となる。
請求項6記載の本発明によれば、第1床暖房パネルに設けられた釘打ち可能部及び第2床暖房パネルに設けられた釘打ち可能部同士は、一定の間隔で設置されている。従って、フローリングを敷設する際は、自動釘打ち機等で施工することが可能となる。
請求項7記載の本発明によれば、床暖房パネルが建物ユニットに敷設される場合、建物ユニットの床梁及び小梁にビス締めにて固定される。このビス締め位置は、床暖房パネルの釘打ち部に設定されるが、第2床暖房大パネルは、床暖房パネルの中心部にパネル長辺方向に沿って釘打ち可能部を備えたことにより、長辺方向にビス締め付け点のピッチが異なる自動ビス締め機も使用可能となる。
請求項8記載の本発明によれば、第1床暖房パネルと第2床暖房パネルとは、大小共に同一のサイズとなっている。このため、第1床暖房パネルと第2床暖房パネルを建物ユニットに敷設する際は、同じ固定点で固定することが可能となる。
請求項1記載の本発明に係る床暖房パネル構造は、床暖房パネルが設けられた建物ユニット同士が直交した状態で配置された場合において、所定間隔で釘打ち可能部が多数連続して配置することで、フローリングを建物ユニット間で連続して敷設ができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る床暖房パネル構造は、直交した状態で配置された建物ユニット内でもフローリングの向きを変えることなく同じ向きで敷設することができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る床暖房パネル構造は、床暖房パネルを備えた隣り合う複数の建物ユニットを、直交した状態でレイアウトしかつフローリングを建物ユニット間で連続して敷設ができるプランニングが可能になる。これにより、プランニングの自由度をより一層高めることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る床暖房パネル構造は、フローリングの敷設作業の施工性を向上できるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る床暖房パネル構造は、床暖房パネルの敷設作業における施工期間(時間)の短縮化を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る床暖房パネル構造は、自動釘打ち機等で施工することができるので、フローリングの敷設作業の施工期間(時間)を格段に短縮することができるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る床暖房パネル構造は、ビス締めピッチが異なるビス締め機を使用できるので、床暖房パネルの敷設作業の施工性が向上するという優れた効果を有する。
請求項8記載の本発明に係る床暖房パネル構造は、第1床暖房パネルと第2床暖房パネルとでは同じ固定点で固定するため、設定を変更することなく自動ビス締め機等の機械により建物ユニットに搬入、敷設することができる。これにより、床暖房パネルの敷設作業の施工性が向上するという優れた効果を有する。
一実施形態に係る建物を概略的に示した外観斜視図である。 図1に示される建物の一部の床を示すA線矢視部の拡大図である。 一実施形態に係る第1床暖房パネルの拡大平面図である。 一実施形態に係る第2床暖房パネルの拡大平面図である。 図3の1−1線断面図である。 一実施形態に係る床暖房パネルと建物ユニットとの固定点を示す平面図である。 対比例の床暖房パネルを配置した建物の一部の床を表す部分平面図である。
以下、図1〜図7を用いて、本発明に係る床暖房パネル構造の一実施形態について説明する。
図1には、建物10の外観斜視図が示されている。この図に示されるように、建物10は基礎12と、基礎12上に設けられた一階部分14と、一階部分14の上に設けられた二階部分16と、二階部分16の上に設けられた屋根18とによって構成されている。
一階部分14は、複数の箱型の建物ユニット20を組み合わせることにより構成されている。具体的には、3個の平行ユニット22を長辺側が接するように連続して配置し、これに直交するかたちで2個の直交ユニット26を短辺側が接するように連続して配置することにより、一階部分14が構成されている。平行ユニット22同士、直交ユニット26同士及び平行ユニット22と直交ユニット26は、図示しないドッキングプレート等によって水平方向で相互に連結されている。また、二階部分16も同様の構成とされており、上下方向にもユニット同士は相互に連結されている。
この平行ユニット22は、ラーメン構造で箱型に組まれたフレームを備えている。具体的には、平行ユニット22の四隅に立設された柱30と、柱30の上端部同士を連結する長短二種類の天井大梁38と、柱30の下端部同士を連結する長短二種類の床大梁34と、によって構成されている。また、直交ユニット26も、向きが異なるのみで構造的には平行ユニット22と同様に構成されている。
図2は、図1の一階部分14における平行ユニット22及び直交ユニット26を図1の矢印A方向から見たときの床部の拡大図である。平行ユニット22の床24は、複数枚の第1床暖房パネル40が敷設され、更にその上面に床仕上げ材としてフローリング88が敷設される構成となっている。なお、図2の第1床暖房パネル40は、表面板42(図3参照)を省略して図示している。
この第1床暖房パネル40は矩形平板状に構成されており、長辺側の寸法は平行ユニット22の床24の短辺側の寸法と略同一に設定されている。また、第1床暖房パネル40の短辺側の寸法は、図2に示されるように7枚の第1床暖房パネル40を長辺側に連続して敷設したときに床24の長辺側の寸法と略同一になるように設定されている。なお、第1床暖房パネル40のサイズは実際には大小2種類あり、本実施形態では小さいサイズのものが使用されている。
さらに、平行ユニット22の柱30に隣接して敷設される第1床暖房パネル40の柱30に接する角部には、あらかじめ柱30との干渉を避けるための切欠が形成されている。これにより、第1床暖房パネル40を複数枚(本実施形態では7枚)長辺側で隣接するように敷設されることで、平行ユニット22の床24に第1床暖房パネル40が隙間無く敷設されている。
図3に示されるように、第1床暖房パネル40は、パネルの底部を構成する矩形平板状の基板44と、蛇行状に配設される放熱体46と、基板44に彫り込まれかつ放熱体46が収容される溝50と、隣り合う溝50同士の間とパネルの外枠とに設けられる釘打ち可能部56と、放熱体46及び溝50を覆うように室内側に設けられる表面板42と、により構成されている。
第1床暖房パネル40の溝50は、直線部52とUターン部54とにより蛇行形状を成している。また、溝50の幅の寸法は、溝50内に埋設される放熱体46に接する程度の最小限の大きさとされている(図3では放熱体46を簡略化して示している)。放熱体46における温水出入口48には、図示しない複数の配管が接続されている。この一方の配管から高温の温水が供給されると、温水は管状の放熱体46内を通りながら放熱する。そして、放熱により低温となった温水が温水出入口48へ戻り他方の配管へと流れ、再度加熱されて循環する構成となっている。
第1床暖房パネル40における釘打ち可能部56は、パネルの四辺に設けられた外周部58と、溝50の直線部52とそれと隣り合う溝50の直線部52との間に直線部52に沿うように設けられた中間部60と、によって構成されている。この中間部60と溝50の直線部52とは、第1床暖房パネル40の長辺方向に沿ってかつそれぞれが平行に所定の間隔をあけて配置されている。
また、図5に示されるように、表面板42は、放熱体46を覆う様に基板44の上面に設けられている。この表面板42の表面において、釘打ち可能部56に対応する部分に、他の部分と異なる色彩を施すことで、基板44に表面板42を取り付けた状態でも外観から釘打ち可能部56が識別可能となる。そして、床仕上げ材であるフローリング88は、表面板42の上面に敷設される。この際、図2に示されるように、フローリング88の長手方向と第1床暖房パネル40の中間部60は直交した状態で配置されている。
次に、直交ユニット26に敷設される第2床暖房パネルについて説明する。図2に示されるように、直交ユニット26の床28は、複数枚の第2床暖房パネル62が敷設され、さらにその上面に床仕上げ材としてフローリング88が敷設される構成となっている。なお、図2の第2床暖房パネル62は、表面板68(図4参照)を省略して図示している。
第2床暖房パネル62は、第2床暖房小パネル64と、第2床暖房大パネル66の二種類を備えている。この第2床暖房小パネル64は矩形平板状に構成されており、長辺側の寸法及び短辺側の寸法は、第1床暖房パネル40と同一となっている。また、第2床暖房大パネル66は、第2床暖房小パネル64に対し短辺側の寸法が2倍に設定されているのみで他は第2床暖房小パネル64と同一の寸法となっている。
さらに、直交ユニットの柱30に隣接して敷設される第2床暖房小パネル64の柱30に接する角部には、第1床暖房パネル40と同様に、あらかじめ柱30との干渉を避けるための切欠きが形成されている。これにより、第2床暖房パネル62を複数枚(本実施形態では第2床暖房大パネル66を2枚、第2床暖房小パネル64を3枚の計5枚)長辺側で隣接するように敷設されることで、直交ユニット26の床28に第2床暖房パネル62が隙間無く敷設されている。
なお、平行ユニット22と直交ユニット26の空間は、連続して繋がった空間となっており、平行ユニットの床24と直交ユニットの床28は連続した床面となっている。
図4(A)、(B)には、第2床暖房小パネル64と第2床暖房大パネル66とが拡大して示されている。なお、第2床暖房大パネル66において、第2床暖房小パネル64と同一構成部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
第2床暖房小パネル64は、パネルの底部を構成する矩形平板状の基板70と、蛇行状に配設された放熱体72と、基板70に彫り込まれかつ放熱体72が収容される溝76と、隣り合う溝76同士の間とパネルの外枠とに設けられる釘打ち可能部82と、放熱体72及び溝76を覆うように室内側に設けられる表面板68と、により構成されている。
第2床暖房パネル62の溝76は、第1床暖房パネル40と同様に、直線部78とUターン部80とにより蛇行形状を成している。また、溝76の幅の寸法は、溝76内に埋設される放熱体72に接する程度の最小限の大きさとされている(図4では放熱体72を簡略化して示している)。放熱体72における温水出入口74には、第1床暖房パネル40と同様に、図示しない複数の配管が接続されており、温水が循環する構成となっている。
第2床暖房小パネル64における釘打ち可能部82は、パネルの四辺に設けられた外周部84と、溝76の直線部78とそれと隣り合う溝76の直線部78との間に直線部78に沿うように設けられた中間部86と、によって構成されている。この中間部86と溝76の直線部78とは、第2床暖房小パネル64の短辺側に沿ってかつそれぞれが平行に所定の間隔を保持するよう配置されている。なお、第2床暖房大パネル66も同様の構成となっている。
また、表面板68は、放熱体72を覆うように基板70の上面に設けられている。この表面板68の表面も、釘打ち可能部82に対応する部分に、他の部分と異なる色彩が施されている。そして、床仕上げ材であるフローリング88は、表面板68の上面に敷設される。この際、図2に示されるように、フローリング88の長手方向と第2床暖房パネル62の中間部86は直交した状態で配置されている。
図2に示されるように、複数枚の第1床暖房パネル40が敷設された平行ユニット22と、複数枚の第2床暖房パネル62が敷設された直交ユニット26は、互いに直交した状態で配置される。ここで、一般に第1床暖房パネル40及び第2床暖房パネル62は平面視での外形が矩形状に形成されており、各床暖房パネルの長辺側が建物ユニット20の短辺側に沿うように敷設される。このため、第1床暖房パネル40と第2床暖房パネル62は直交した状態で配置される。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
第1床暖房パネル40は、長辺方向に沿った溝76の直線部52と、それと平行に釘打ち可能部56の中間部60が設けられている。第2床暖房パネル62は、短辺方向に沿った溝76の直線部78と、それと平行に釘打ち可能部82の中間部86が設けられている。これにより、第1床暖房パネル40の中間部60と、第2床暖房パネル62の中間部86とは、同じ向きに平行に揃いかつ所定間隔で多数連続して配置される。
また、一般に、床暖房パネルの上面にフローリングが敷設される際は、フローリングの長手方向と床暖房パネルの釘打ち可能部とが直交した状態となるように配置される。これによって、フローリングの長手方向端部の釘打ち部と、床暖房パネルの釘打ち可能部が重なる。従って、釘打ちが可能となり、フローリングが配設できるようになる。ここで、本実施形態では、フローリング88が敷設される際には、第1床暖房パネル40の上面でフローリング88の長手方向と釘打ち可能部56の中間部60とが直交した状態となる向きにフローリング88が敷設される。そして、同じ向きのフローリング88が第2床暖房パネル62の上面に配置されても、フローリング88の長手方向と、第2床暖房パネル62の中間部86とは、直交した状態となる。従って、フローリング88の長手方向端部と、第1床暖房パネル40の中間部60及び第2床暖房パネル62の中間部86とは重なるので、釘92を打つことが可能となる。これにより、フローリング88が平行ユニット22と直交ユニット26間で向きを変えることなく同じ向きで連続して敷設されるようになる。さらに、床暖房パネル構造を備えた隣り合う複数の建物ユニット20を、直交した状態でレイアウトしかつフローリング88を建物ユニット20の間で連続して敷設ができるプランニングが可能になる。よってプランニングの自由度をより一層高めることができる。
また、第1床暖房パネル40の釘打ち可能部56と第2床暖房パネル62の釘打ち可能部82は、第1床暖房パネル40の表面板42及び前記第2床暖房パネル62の表面板68に施された図示しない色彩により識別可能とされている。これにより、フローリング88の敷設作業の施工性を向上できる。
さらに、図6に示されるように、第2床暖房大パネル66は、建物ユニット20の床梁32である床大梁34及び床小梁36に固定されている。なお、図示を省略するが、第1床暖房パネル40及び第2床暖房小パネル64も同様に床大梁34及び床小梁36に固定される。従って、第1床暖房パネル40及び第2床暖房パネル62を建物ユニット20に敷設する際は、建物ユニット20を製造する工場にて同時に敷設することが可能となる。これにより、床暖房パネルの敷設作業における施工期間(時間)の短縮化を図ることができる。
また、図2に示されるように、第1床暖房パネル40に設けられた釘打ち可能部56及び第2床暖房パネル62に設けられた釘打ち可能部82同士は、一定の間隔で設置されている。従って、フローリング88を敷設する際は、自動釘打ち機等で施工することが可能となる。これにより、フローリング88の敷設作業における施工期間(時間)を格段に短縮することができる。
さらに、図6に示されるように、第2床暖房大パネル66が建物ユニット20に敷設される場合、第2床暖房大パネル66が建物ユニット20の床大梁34及びこれに対向する長辺側の床大梁34との間に架け渡される床小梁36にビス90で締結することで固定される。なお、図示を省略するが、第1床暖房パネル40及び第2床暖房小パネル64も同様に床大梁34と床小梁36にビス90で締結することで固定される。このビス締め位置は、第1床暖房パネル40の釘打ち可能部56と第2床暖房パネル62の釘打ち可能部82に設定される。
ここで、一般にこの自動ビス締め機は、建物ユニット20の短辺側に沿ってビス締め装置が一定のピッチで複数設置されており、これらが同時に締め付けを行うことで、床暖房パネルの長辺方向で同時に複数のビスが締められる。しかしながら、組立を行う工場によっては、設備及び装置の違い等から、自動ビス締め機によるビス締め位置のピッチが同一とならず異なる場合がある。すなわち、自動ビス締め機の違いにより図6中のピッチA若しくは、ピッチBでビス締めされる可能性がある。この点を考慮し、第2床暖房大パネル66は、第2床暖房大パネル66の中心部にパネル長辺方向に沿って釘打ち可能部82の中間部86を設けたことにより、長辺方向にビス締め付け点のピッチが異なる自動ビス締め機も使用可能となる。これにより、床暖房パネルの敷設作業の施工性が向上する。
また、第1床暖房パネル40と第2床暖房パネル62においては、小さいサイズである第1床暖房パネル40と第2床暖房パネル62の小さいサイズである第2床暖房小パネル68とは同一のサイズにされている。さらに、説明を省略した第1床暖房パネルの大きいサイズのパネルと第2床暖房パネル62の大きいサイズである第2床暖房大パネル66とは同一のサイズにされている。これにより、第1床暖房パネル40と第2床暖房パネル62は同じ固定点で固定されるため、設定を変更することなく自動ビス締め機等の機械により建物ユニットに搬入、敷設することができる。従って、床暖房パネルの敷設作業の施工性が向上する。
ここで、図7を用いて対比例に係る床暖房パネルについて説明する。平行ユニット22と直交ユニット26の床部には、第1床暖房パネル40が敷設されている。平行ユニット22と直交ユニット26が直交した状態で配設される場合、平行ユニット22に敷設された第1床暖房パネル40の中間部160と、直交ユニット26に敷設された第1床暖房パネル40の中間部160とは、直交した状態となる。そのため、フローリング88を敷設する場合、直交ユニット26側において、フローリング88の長手方向端部の釘打ち部と、第1床暖房パネル40の中間部160とが重ならず、釘打ちができない箇所が生じる。これにより、直交ユニット26側ではフローリング88の向きを中間部160と直交した状態となるように変更する必要があり、連続してフローリング88を敷設することができない。
これに対し、本実施形態の床暖房パネルでは、図3、図4に示されるように、第1床暖房パネル40の中間部60と、第2床暖房パネル62の中間部86とは、それぞれのパネルが同一の向きの場合交差するよう配置されている。この為、図2に示されるように、第1床暖房パネル40と第2床暖房パネル62が直交した状態で配置される場合において、第1床暖房パネル40の中間部60と、第2床暖房パネル62の中間部86とは、平行にかつ所定の間隔で多数連続して配置可能となる。従って、フローリング88を平行ユニット22から直交ユニット26にかけて向きを変更することなく連続して敷設することが可能となる。また、自動釘打ち機等でフローリングの施工が可能となるため、施工性が向上する。
なお、本実施形態では、溝50及び溝76は放熱体46及び放熱体72に接する程度の最小限の大きさに設定されているが、これに限らず、溝50及び溝76の大きさは本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
20 建物ユニット
32 床梁
40 第1床暖房パネル
42 表面板
46 放熱体
50 溝
52 直線部
56 釘打ち可能部
62 第2床暖房パネル
66 第2床暖房大パネル
68 表面板
72 放熱体
76 溝
78 直線部
82 釘打ち可能部

Claims (8)

  1. 隣り合う一方の建物ユニットの床部に設けられると共に、平面視での外形が矩形状に形成され、内部に蛇行するように配置された放熱体と、当該放熱体を収容する溝と、隣り合う当該溝同士の間に配置された釘打ち可能部と、を備え、パネル長辺方向に沿った前記溝の直線部と当該釘打ち可能部とが平行に配置された第1床暖房パネルと、
    前記一方の建物ユニットに隣接しかつ直交した状態で配置された他方の建物ユニットの床部に設けられると共に、平面視での外形が矩形状に形成され、内部に蛇行するように配置された放熱体と、当該放熱体を収容する溝と、隣り合う当該溝同士の間に前記第1床暖房パネルの前記釘打ち可能部と略同一の向きで配置された釘打ち可能部と、を備え、パネル短辺方向に沿った前記溝の直線部と当該釘打ち可能部とが平行に配置された第2床暖房パネルと、を備え
    前記第1床暖房パネル、隣り合う前記第1床暖房パネルと前記第2床暖房パネル、及び前記第2床暖房パネルの前記釘打ち可能部が等間隔に配置された床暖房パネル構造。
  2. 前記第1床暖房パネルの前記釘打ち可能部と前記第2床暖房パネルの前記釘打ち可能部は、平行に配置されている、
    請求項1に記載の床暖房パネル構造。
  3. 前記第1床暖房パネルと前記第2床暖房パネルは、直交した状態で配置されている、
    請求項1又は請求項2に記載の床暖房パネル構造。
  4. 前記釘打ち可能部は、前記第1床暖房パネル及び前記第2床暖房パネルの表面板に施された色彩により識別可能とされている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造。
  5. 前記第1床暖房パネル及び前記第2床暖房パネルは、前記建物ユニットの床梁に固定されている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造。
  6. 隣り合う前記釘打ち可能部の間隔は一定とされている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造。
  7. 前記第2床暖房パネルにおける第2床暖房大パネルは、その中心部にパネル長辺方向に沿って釘打ち可能部を備えた、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造。
  8. 前記第1床暖房パネルと前記第2床暖房パネルとは、同一のサイズにされている、
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の床暖房パネル構造。
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