JP6151027B2 - セラミド産生促進剤 - Google Patents
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Description
表皮細胞におけるセラミド産生を亢進し、角層中のセラミド量を増加させることができれば、皮膚の保湿能やバリア能を高めることができ、角層中のセラミド量低下に伴う皮膚疾患、例えば、乾燥肌、荒れ肌、アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症、乾癬等、の予防・改善等に有用であると考えられる。例えば、ユーカリ抽出物は、表皮細胞のセラミド産生を亢進し、角層中のセラミド量を増加させることで、皮膚の保湿能・バリア能を高めることが知られている(非特許文献1)。これまでに、減少したセラミドを外部から補給することもが試みられているが、現在のところ必ずしもその効果は十分なものではない。
また、本発明は、ジンギョウ(Gentiana macrophylla Pall.)、タンチクヨウ(Lophatherum gracile Brongn)、チクジョ(Phyllostachys nigra (Loddiges) Munro var. henonis (Bean) Stapf)、ゴシツ(Achyranthes bidentata Blume)、及びアンミ(Ammi visnaga)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物を有効成分として含有する保湿剤に関する。
タンチクヨウ(Lophatherum gracile Brongn)は、イネ科(Poaceae)ササクサ属(Lophatherum)の植物で、ササクサとも呼ばれる。その葉等を用いた生薬である淡竹葉には、解熱作用等があることが知られている。
チクジョ(Phyllostachys nigra (Loddiges) Munro var. henonis (Bean) Stapf)は、イネ科(Poaceae)マダケ属(Phyllostachys)の植物で、ブラック・バンブー、ハチクとも呼ばれる。これを用いた生薬である竹茄には、利尿、鎮痛、消炎があることが知られている。
ゴシツ(Achyranthes bidentata Blume)は、ヒユ科(Amaranthaceae)の植物で、ヒナタイノコズチとも呼ばれる。これを用いた生薬である牛膝には、利尿、浄血作用があることが知られている。
アンミ(Ammi visnaga)は、セリ科(Apiaceae)アンミ属(Ammi)の植物である。その果実は生薬として用いられ、利尿作用等があることが知られている。
好ましくは、以下の部位を抽出に用いる。
ジンギョウの抽出物を得るためには、当該植物の根を用いることが好ましい。
タンチクヨウの抽出物を得るためには、当該植物の全草又は葉を用いることが好ましい。
チクジョの抽出物を得るためには、当該植物の茎(稈)を用いることが好ましく、茎の中間層(稈の内層)を用いることがより好ましい。
ゴシツの抽出物を得るためには、当該植物の根を用いることが好ましい。
アンミの抽出物を得るためには、当該植物の果実を用いることが好ましい。
上記の植物は生のままで抽出に用いてもよく、抽出効率を高めるために、乾燥、細断、粉砕等の処理を施したものを用いることも好ましい。
抽出溶剤としては、極性溶剤、非極性溶剤のいずれをも使用することができ、これらを混合して用いることもできる。抽出溶剤の例としては、水;アルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の1価アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等の多価アルコール);アセトン、メチルエチルケトン等のケトン;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル;ポリエチレングリコール等のポリエーテル;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素;ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素;ピリジン;超臨界二酸化炭素;油脂、ワックス、その他オイル等が挙げられる。上記溶剤の2種以上を組み合わせた混合物を、抽出溶剤として用いることもできる。なかでも、水、アルコール、及び当該アルコールの水溶液から選ばれる少なくとも1種を用いることが好ましく、水、エタノール水溶液、プロピレングリコール、及びブチレングリコールから選ばれる少なくとも1種を用いることがより好ましく、水、又はエタノール水溶液を用いることがさらに好ましい。
特に、抽出溶剤として用いるエタノール水溶液の濃度は、5容量%以上が好ましく、40容量%以上がより好ましく、99容量%以下が好ましく、95容量%以下がより好ましい。さらに、5容量%以上99容量%以下が好ましく、40容量%以上95容量%以下がより好ましい。
本発明のセラミド産生促進剤又は保湿剤には、ジンギョウ、タンチクヨウ、チクジョ、ゴシツ、アンミの植物抽出物を単独で用いてもよく、また2種以上混合して用いてもよい。
上記使用は、治療的使用(即ち医療行為)であっても非治療的使用(非医療的な行為)であってもよい。また、上記使用の対象は、ヒト、非ヒト動物、又はそれらに由来する検体であり得る。なお、前記「非治療的」とは、医療行為、すなわち治療による人体への処理行為を含まない概念である。
具体的には、医薬品、医薬部外品、化粧料等としての使用が挙げられ、化粧料や医薬部外品、医薬品の場合は皮膚外用剤の形態で、医薬品の場合は投与形態で、使用することができる。また、これらの剤は、各種の飲食品やペットフード等に有効成分として配合することもできる。
有効成分以外の他の成分は、剤の形態や用途等に応じて適宜選択できる。例えば、剤として成形しやすいよう、酸化チタン、炭酸カルシウム、蒸留水、乳糖、デンプン等の適当な液体または固体の賦形剤または増量剤を加えてもよい。また、他の薬効成分(その他の美白剤、保湿剤など)、酸化防止剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、色材種等を加えてもよい。
他の薬効成分としては、例えば、既知のセラミド産生促進剤、擬似セラミド、天然セラミド、糖セラミド等の保湿剤が挙げられる。また、保湿剤以外の薬効成分として、皮膚老化防止剤、美白剤等が挙げられる。
既知のセラミド産生促進剤としては、例えば、アセチルヒドロキシプロリン、グリチルリチン酸カリウム、L-カルニチン、アスコルビン酸、アスコルビルグルコシド、アスコルビルリン酸マグネシウム、dl-α-トコフェリル-dl-アスコルビルリン酸、dl-α-トコフェリルリン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸トコフェロール、L-乳酸、ビタミンC、アスパラガス抽出物、ブッチャーブルーム、ゲンクワニン、ローズマリー、ラベンダー、セージ、ナツメ、黒(赤)霊芝、トウキ、クジン、ヨクイニン、ベニセアンヌ抽出物、ライスパワーエキスなどが挙げられる。
擬似セラミドとしては、例えば、市販のセラミドR(ユニリーバ製)、セラミドPC-104(太平洋化学製)、セラミドHO3(sederma製)、エルデュウPS-203(味の素製)などが挙げられる。
糖セラミドとしては、例えば、グルコシルセラミド、ガラクトシルセラミド等が挙げられ、市販のものとしては、ニップンセラミド(日本製粉製)、オリザセラミド(オリザ油化製)、ニッサンセラミド、ネオリキッドセラミドN(日本油脂製)、セラミド(ユニチカ製)等が挙げられる。
また、これらの剤型とするにあたって、各種油剤、界面活性剤、ゲル化剤、防腐剤、酸化防止剤、溶剤、アルコール、水、キレート剤、増粘剤、紫外線吸収剤、乳化安定剤、pH調整剤、色素、香料等を適宜配合することができる。
これらの製剤を調製するに際しては、賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、嬌味剤、香料、被膜剤、担体、希釈剤等を適宜配合することができる。
飲食品等の種類に特に制限はなく、例えば、果汁飲料、乳飲料、茶系飲料等の飲料類、キャンディ、ドロップ、ゼリー、クッキー、チョコレート、ケーキ、ヨーグルト、ガム等の菓子類、調味料、調理油、乳製品、パン類、麺類、加工米等が挙げられる。また、錠剤(タブレット)、カプセル、顆粒、シロップ等の美容食品、健康食品等としてもよい。
<3>有効成分である前記植物抽出物の含有量が固形分換算で20質量%以下であって、10質量%以下が好ましい、<1>又は<2>項記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<4>有効成分である前記植物抽出物の含有量が固形分換算で0.00001質量%以上20質量%以下であって、0.0001質量%以上10質量%以下が好ましい、<1>〜<3>のいずれか1項記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<6> 前記溶剤が、水、エタノール水溶液、プロピレングリコール、及びブチレングリコールから選ばれる少なくとも1種である、<5>項に記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<7> 前記溶剤が、水、又はエタノール水溶液である、<5>又は<6>項に記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<8> 前記アルコール水溶液の濃度が、0.001容量%以上であって、5容量%以上が好ましく、40容量%以上がさらに好ましい、<5>〜<7>のいずれか1項に記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<9> 前記アルコール水溶液の濃度が、99.999容量%以下であって、99容量%以下がより好ましく、95容量%以下がさらに好ましい、<5>〜<8>のいずれか1項に記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<10> 前記アルコール水溶液の濃度が、0.001容量%以上99.999容量%以下であって、5容量%以上99容量%以下がより好ましく、40容量%以上95容量%以下がさらに好ましい、<5>〜<9>のいずれか1項に記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<11> 前記エタノール水溶液の濃度が、5容量%以上であって、40容量%以上が好ましく、99容量%以下であって、95容量%以下が好ましい、<6>〜<10>のいずれか1項に記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<12> 前記エタノール水溶液の濃度が、5容量%以上99容量%以下であって、40容量%以上95容量%以下が好ましい、<6>〜<11>のいずれか1項に記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<13> 前記抽出物が、前記溶剤を植物1質量部に対して1質量部以上、50質量部以下用い、3℃以上(好ましくは20℃以上)、100℃以下(好ましくは80℃以下)で、1時間以上(好ましくは1日以上)、数週間以下(好ましくは30日以下)浸漬又は加熱還流して抽出して得られる抽出物である、<5>〜<12>のいずれか1項に記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<15> 前記抽出物が、ジンギョウの根抽出物、タンチクヨウの全草又は葉抽出物、チクジョの茎抽出物、ゴシツの根抽出物、及びアンミの果実抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種である、<1>〜<14>のいずれか1項に記載のセラミド産生促進剤又は保湿剤。
<17> ジンギョウ(Gentiana macrophylla Pall.)、タンチクヨウ(Lophatherum gracile Brongn)、チクジョ(Phyllostachys nigra (Loddiges) Munro var. henonis (Bean) Stapf)、ゴシツ(Achyranthes bidentata Blume)、及びアンミ(Ammi visnaga)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物を含む飲食物を経口的に摂取させることを特徴とする、セラミド産生の促進方法(医療行為を除く)又は皮膚の保湿方法(医療行為を除く)。
<19> セラミド産生促進剤又は保湿剤としての、ジンギョウ(Gentiana macrophylla Pall.)、タンチクヨウ(Lophatherum gracile Brongn)、チクジョ(Phyllostachys nigra (Loddiges) Munro var. henonis (Bean) Stapf)、ゴシツ(Achyranthes bidentata Blume)、及びアンミ(Ammi visnaga)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物の使用。
<20> セラミド産生促進又は保湿のための、ジンギョウ(Gentiana macrophylla Pall.)、タンチクヨウ(Lophatherum gracile Brongn)、チクジョ(Phyllostachys nigra (Loddiges) Munro var. henonis (Bean) Stapf)、ゴシツ(Achyranthes bidentata Blume)、及びアンミ(Ammi visnaga)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物の非医薬的(非治療的)な使用。
<21> セラミド産生促進剤又は保湿剤の製造のための、ジンギョウ(Gentiana macrophylla Pall.)、タンチクヨウ(Lophatherum gracile Brongn)、チクジョ(Phyllostachys nigra (Loddiges) Munro var. henonis (Bean) Stapf)、ゴシツ(Achyranthes bidentata Blume)、及びアンミ(Ammi visnaga)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物の使用。
<22> セラミド産生促進又は保湿のために用いる、ジンギョウ(Gentiana macrophylla Pall.)、タンチクヨウ(Lophatherum gracile Brongn)、チクジョ(Phyllostachys nigra (Loddiges) Munro var. henonis (Bean) Stapf)、ゴシツ(Achyranthes bidentata Blume)、及びアンミ(Ammi visnaga)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物。
<23> ジンギョウ(Gentiana macrophylla Pall.)、タンチクヨウ(Lophatherum gracile Brongn)、チクジョ(Phyllostachys nigra (Loddiges) Munro var. henonis (Bean) Stapf)、ゴシツ(Achyranthes bidentata Blume)、及びアンミ(Ammi visnaga)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物を投与又は皮膚に適用することを含む、セラミドの産生を促進する方法又は保湿方法。
<25> 前記セラミド産生促進剤又は保湿剤中の、前記植物抽出物の含有量が固形分換算で20質量%以下であって、10質量%以下が好ましい、<24>項記載の方法又は使用。
<26> 前記セラミド産生促進剤又は保湿剤中の、前記植物抽出物の含有量が固形分換算で0.00001質量%以上20質量%以下であって、0.0001質量%以上10質量%以下が好ましい、<24>又は<25>項記載の方法又は使用。
<28> 前記溶剤が、水、エタノール水溶液、プロピレングリコール、及びブチレングリコールから選ばれる少なくとも1種である、<27>項に記載の抽出物、方法又は使用。
<29> 前記溶剤が、水、又はエタノール水溶液である、<27>又は<28>項に記載の抽出物、方法又は使用。
<30> 前記アルコール水溶液の濃度が、0.001容量%以上であって、5容量%以上が好ましい、<27>〜<29>のいずれか1項に記載の抽出物、方法又は使用。
<31> 前記アルコール水溶液の濃度が、99.999容量%以下であって、95容量%以下が好ましい、<27>〜<30>のいずれか1項に記載の抽出物、方法又は使用。
<32> 前記アルコール水溶液の濃度が、0.001容量%以上99.999容量%以下であって、5容量%以上95容量%以下が好ましい、<27>〜<31>のいずれか1項に記載の抽出物、方法又は使用。
<33> 前記エタノール水溶液の濃度が、5容量%以上であって、40容量%以上が好ましく、99容量%以下であって、95容量%以下が好ましい、<28>〜<32>のいずれか1項に記載の抽出物、方法又は使用。
<34> 前記エタノール水溶液の濃度が、5容量%以上99容量%以下であって、40容量%以上95容量%以下が好ましい、<28>〜<33>のいずれか1項に記載の抽出物、方法又は使用。
<35> 前記抽出物が、前記溶剤を植物1質量部に対して1質量部以上、50質量部以下用い、3℃以上(好ましくは20℃以上)、100℃以下(好ましくは80℃以下)で、1時間以上(好ましくは1日以上)、数週間以下(好ましくは30日以下)浸漬又は加熱還流して抽出して得られる抽出物である、<27>〜<34>のいずれか1項に記載の抽出物、方法又は使用。
<37> 前記抽出物が、ジンギョウの根抽出物、タンチクヨウの全草又は葉抽出物、チクジョの茎抽出物、ゴシツの根抽出物、及びアンミの果実抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種である、<16>〜<36>のいずれか1項に記載の抽出物、方法又は使用。
ジンギョウ(新和物産株式会社製)の根40gを細切し、水400mLを加え、70℃で5時間抽出を行った。その後、濾過して、ジンギョウの水抽出物246gを得た。得られた抽出物について、下記の方法で蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は4.81%(w/v)であった。これを濃縮乾固させた後、10%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
<蒸発残分の算出>
ジンギョウ水抽出物1mLを105℃で6時間乾燥させたところ(乾燥機:DRY Thermo Unit DTU-1C(TAITEC CORPORATION社製)使用)、乾燥物48.1mgが得られた。この抽出物の蒸発残分を、48.1/1000×100=4.81%(w/v)と算出した。なお、下記の製造例においても、各抽出物の蒸発残分は同様にして算出されたものである。
ジンギョウ(新和物産株式会社製)の根40gを細切し、50%エタノール水溶液400mLを加え、室温・静置条件下で7日間抽出を行った。その後、濾過して、ジンギョウの50%エタノール水溶液抽出物306gを得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は4.74%(w/v)であった。これを50%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
ジンギョウ(新和物産株式会社製)の根40gを細切し、95%エタノール水溶液400mLを加え、室温・静置条件下で7日間抽出を行った。その後、濾過して、ジンギョウの95%エタノール水溶液抽出物287gを得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は1.64%(w/v)であった。これを95%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
タンチクヨウ(新和物産株式会社製)の葉40gを細切し、水400mLを加え、70℃、5時間の条件で抽出を行った。その後、濾過して、タンチクヨウの水抽出物226gを得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は0.95%(w/v)であった。これを濃縮乾固させた後、10%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
タンチクヨウ(新和物産株式会社製)の葉40gを細切し、95%エタノール水溶液400mLを加え、室温・静置条件下で7日間抽出を行った。その後、濾過して、タンチクヨウの95%エタノール水溶液抽出物215gを得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は0.35%(w/v)であった。これを濃縮乾固させた後、95%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
チクジョ(新和物産株式会社製)の茎の中間層(稈の内層)40gを細切し、水400mLを加え、70℃で5時間抽出を行った。その後、濾過して、チクジョの水抽出物300gを得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は0.95%(w/v)であった。これを濃縮乾固させた後、10%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
チクジョ(新和物産株式会社製)の茎の中間層(稈の内層)40gを細切し、50%エタノール水溶液400mLを加え、室温・静置条件下で7日間抽出を行った。その後、濾過して、チクジョの50%エタノール水溶液抽出物279gを得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は0.98%(w/v)であった。これを濃縮乾固させた後、50%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
ゴシツ(新和物産株式会社製)の根40gを細切し、水400mLを加え、70℃で5時間抽出を行った。その後、濾過して、ゴシツの水抽出物325gを得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は6.05%(w/v)であった。これを濃縮乾固させた後、10%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
ゴシツ(新和物産株式会社製)の根40gを細切し、50%エタノール水溶液400mLを加え、室温・静置条件下で7日間抽出を行った。その後、濾過して、ゴシツの50%エタノール水溶液抽出物301gを得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は5.97(w/v)であった。これを50%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
ゴシツ(新和物産株式会社製)の根40gを細切し、95%エタノール水溶液400mLを加え、室温・静置条件下で7日間抽出を行った。その後、濾過して、ゴシツの95%エタノール水溶液抽出物303gを得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は0.18%(w/v)であった。これを濃縮乾固させた後、95%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
アンミ(Monteagle Herbs社製)の果実50gを細切し、水500mLを加え、70℃で5時間抽出を行った。その後、濾過して、アンミの水抽出物を得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は6.95%(w/v)であった。これを濃縮乾固させた後、10%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
アンミ(Monteagle Herbs社製)の果実50gを細切し、50%エタノール水溶液500mLを加え、室温・静置条件下で15日間抽出を行った。その後、濾過して、アンミの50%エタノール水溶液抽出物を得た。得られた抽出物について、蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は4.64%(w/v)であった。これを50%エタノール水溶液で希釈し、1.0%(w/v)(エキス固形分)抽出物を調製した。
培養プレートを用い、培養液(商品名:EpiLife-KG2、KURABO社製)中にて、正常ヒト表皮角化細胞(商品名:NHEK(F)、KURABO社製)を37℃、5%CO2で培養した。
その後、培養液を上皮成長因子などの増殖因子を除いたEpiLife-KG2に換え、上記製造例で調製した濃度1.0w/v%(固形分換算)の抽出物、又はコントロール溶液として50%エタノールを、0.1%量添加した(抽出物の終濃度:0.001(w/v)%)。
3日間培養した後、各々の細胞を1wellごと回収した。
また、脂質を抽出した後の細胞に0.1N NaOH、1%SDS水溶液を加え、60℃で2時間加熱することにより、タンパク質を可溶化し、室温まで冷却した後2N HClを加えて中和し、タンパク量をBCA法により定量した。
結果を表1に示す。なお、表1のセラミド量は、コントロール溶液を添加した系のセラミド量を1とした場合の相対値(n=3の平均値)を示している。
1.ユーカリ抽出物の調製
ユーカリノキ(Eucalyptus globulus Labillardiere:新和物産株式会社より購入)の葉40gを細切し、50%エタノール400mLを加え、室温・静置条件下で7日間抽出を行った。その後、濾過して、ユーカリ抽出物291mLを得た。得られた抽出物について、上記の方法で蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は3.16%(w/v)であった。
得られたユーカリ抽出物を用いて、上記試験例と同様の手法によってセラミド産生促進効果を検証した。なお、細胞への添加は、濃度が固形分換算で1%(w/v)となるように調整した抽出物を、0.001%添加した。
結果を表1に示す。なお、ユーカリ抽出物は前記のとおり、セラミド産生促進作用を有する保湿成分として公知のものである。
前記製造例で得られた抽出物を有効成分として、下記に示す組成の化粧水、0/W(オイルインウォーター)型乳液、W/O(ウォーターインオイル)型クリーム、ジェル状化粧料、液体入浴剤を常法により各々製造できる。
(組成) (配合:質量%)
ジンギョウ抽出物 0.01
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−1540、三洋化成社製) 1.00
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 1.50
グリセリン 2.00
パラべン 0.10
精製水 残余
(組成) (配合:質量%)
タンチクヨウ抽出物 0.03
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−2000、三洋化成社製) 1.00
プルラン(商品名:プルランPT−20、林原社製) 0.40
セチルアルコール 1.00
ワセリン 2.00
スクワラン 6.00
ジメチルポリシロキサン 2.00
グリセリン 2.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 1.00
ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.00
グリセロールモノステアリン酸エステル 1.00
植物のカルス由来の酸性へテロ多糖類(チュベロース多糖1重量%水溶液)2.00
パラべン 0.20
精製水 残余
(組成) (配合:質量%)
チクジョ抽出物 0.05
アクリル酸アルキル共重合体(商品名:ヨドゾールGH810、カネボウNSC社製)
1.30
ポリビニルピロリドン(商品名:ルビスコールK−90、BASEジャパン社製)
0.70
ジメチルポリシロキサン 10.00
メチルフェニルポリシロキサン 3.00
オクタメチルシクロテトラシロキサン 12.00
ポリオキシアルキレン変性シリコーン 5.00
1,3-ブチレングリコール 6.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 1.20
パラべン 0.20
香料 微量
精製水 残余
(組成) (配合:質量%)
ゴシツ抽出物 0.01
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−2000、三洋化成社製) 0.50
キサンタンガム(商品名:ネオソフトXKK、興人社製) 0.20
グリセリン 3.00
エタノール 3.00
カルボキシビニルポリマー 0.50
水酸化カリウム 0.15
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.00
クエン酸 0.80
クエン酸三ナトリウム 0.80
ナイロンパウダー 1.00
パラべン 0.10
香料 微量
精製水 残余
(組成) (配合:質量%)
アンミ抽出物 0.02
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 0.10
ミリスチン酸イソプロピル 15.00
ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル 10.00
ポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル 6.00
植物のカルス由来の酸性へテロ多糖類(チュベロース多糖1重量%水溶液)2.00
パラべン 0.30
香料 微量
流動パラフィン 残余
Claims (2)
- オオバリンドウ(Gentiana macrophylla Pall.)抽出物を有効成分として含有するセラミド産生促進剤。
- オオバリンドウ(Gentiana macrophylla Pall.)抽出物を有効成分として含有する保湿剤。
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