JP6185751B2 - 真空吸引方法及び真空処理装置ならびにサブリメーションポンプ - Google Patents
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Description
係る手順によれば、真空処理室内の雰囲気についてSi系堆積膜を堆積しながら真空ポンプにより真空にするときに、真空状態であれば設定された真空状態に迅速に到達でき、ガス雰囲気中であっても、ガス導入を停止しガスを排気した後に、設定された真空状態に迅速に到達することができる。
係る構成によれば、真空処理装置は、設置部に設置したSi系材料を気相手段により固相状態から気相状態にして真空処理室又は予備室の少なくとも一部にSi系堆積膜を形成する。そして、真空処理装置は、真空ポンプに加え、Si系堆積膜によって真空に不必要なガスを急速に除去することができる。また、真空処理装置は真空処理室内で処理されるワークに溶融して蒸発したSi系材料が堆積することのないよう、ワーク直近にシャッタを、あるいはボートやルツボ等蒸発源近傍に遮蔽板を設置して、Si系被加熱材料を溶融させて蒸発させSi系堆積膜を真空処理室内又は予備室内の少なくとも一方に形成する。真空ポンプによる真空処理室内の真空吸引に加え、Si系堆積膜のSiダングリングボンドによる吸着作用が働き真空に不必要なガスが急速に除かれる。
係る構成によれば、サブリメーションポンプは、Si系フィラメントを電源により加熱して昇華させ、筒状体の内周面にSi系堆積膜を形成して真空に不必要なガスをSiダングリングボンドによる吸着作用で除去する。
真空吸引方法では、真空処理室内または予備室内の少なくとも一部に、Si系材料を気相状態としてSi系堆積膜を形成し、合わせて真空ポンプにより真空に吸引することで、堆積させたSi系堆積膜のSiダングリングボンドによる吸着作用により、真空処理室内に浮遊している真空を阻害するガスを吸着して除去し、排気効率を向上させることができる。
収納容器4は、ここでは、ルツボやボート(直方体の一面から凹溝が形成された容器)等の耐熱容器が用いられ、収納して加熱する蒸着材料Gzが溶融しても耐えられる素材から形成されている。この収納容器4は、電子ビームにより蒸着材料Gzを溶融させて蒸発する作業を行っても耐性を備える一般的な構成のものであれば特に限定されるものではない。
Al(アルミニウム)、Cu(銅)、Zn(亜鉛)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Pd(パラジウム)、Ag(銀)、Sn(錫)、Sb(アンチモン)、Te(テルル)、Re(レニウム)、Ir(イリジウム)、Pt(白金)、Au(金)、C(炭素)、Ge(ゲルマニウム)のうちの少なくとも一種類から成る混合物(10mol%≦Si≦90mol%)である。
堆積板16は、支持体13に支持されたフィラメント12の周囲に設置される筒状体であり、フィラメント12の昇華により堆積膜18を形成するためのものである。この堆積板16は、ここでは筐体2(真空処理室2a)の側壁に設置されている。堆積板16は、既存のサブリメーションポンプ10に使用されるものであれば特に限定されるものではない。
冷却手段19は、フィラメント12が加熱することにより発生する熱の影響を抑制し、フィラメント12が昇華してできた気相状態のSi系材料を、真空処理室に湧出させずに、冷却された堆積板16の内側の面に吸着させて、Si系材料の堆積膜を形成するためのものである。この冷却手段19は、ここでは、堆積板16の外壁に水や液体窒素等の冷却液が中を流れる配管を設けることで堆積板16を冷却するように構成されている。なお、冷却手段19の冷却液の供給手段(図示せず)は筐体2の外側に設置される。
はじめに、ワークWは、筐体2の開閉蓋2bを開けた状態で、保持機構3に保持されて真空処理室2aの収納容器4に対面する位置に設置される。Si系材料のフィラメント12を備えるサブリメーションポンプ10は、真空処理室2a内に連通するように設置されている(ステップS1)。
真空処理装置1では、ワークWが設置されると主真空ポンプPsにより筐体2内が真空に引かれる(ステップS2)。
次に、一回目の蒸着処理が終了すると、ワークWに対して予め設定された設定条件の処理が終了したか否かが判定され(ステップS5)、処理が終了した場合には終了する(ステップS5のYes)。また、処理が終了していないと判定された場合には(ステップS5のNo)、次の処理が行われる。
真空処理装置100は、筐体102と、筐体102内にワークWを保持する保持手段103と、ターゲットTgの載置台104と、ワークWとターゲットTgに電圧をかける作動手段(気相手段)105と、Si系材料を堆積する予備室101とを備えている。また、真空処理装置100は、筐体2内において、ここでは、内部に導入部2dを介して接続される雰囲気ガス容器Fgから供給される雰囲気ガスにより所定のガス雰囲気とした状態で処理作業が行われる。
冷却手段101bは、プラズマ放電やSi系ターゲット101cのスパッタリングによって発生する熱の影響を抑制し、Si系ターゲット101cがスパッタリングされることによって発生した気相状態のSi系材料を、真空処理室102aに湧出させずに、冷却された室内堆積壁面101aの内側に吸着させて、Si系材料のSi系堆積膜101dを形成するためのものである。この冷却手段101bは、室内堆積壁面101aの外壁に、水や液体窒素等の冷却液が中を流れる配管を設けることで室内堆積壁面101aを冷却するように構成されている。
初めに、真空処理装置100では、筐体102の開閉蓋102bを開放してワークWを保持手段103に保持させ、また、予備室101内にSi系ターゲット101cを設置し(ステップS11)、開閉蓋102bを閉じる。
そして、主真空ポンプPsにより真空吸引して筐体2内及び予備室101内を真空にした(ステップS12)後に、予備室101内のSi系ターゲット101cをスパッタリングして室内堆積壁面101aにSi系堆積膜101dを形成する(ステップ13)。
なお、真空処理装置100では、再度処理を施す前に、真空状態を再度計測して、真空条件を満足していなければ、はじめの真空状態にする作業が行われる。このときに、予備室101の室内堆積壁面101aに既にSi系堆積膜101dが形成されて、Siダングリングボンドが残存していれば、Siダングリングボンドの吸着作用が持続して真空に不必要な成分分子を除去することができる。
なお、真空処理装置100では、主真空ポンプPsにより筐体102内を真空に吸引する際、複数のターゲットTgのひとつをSi系材料にしておき、このTgを使って、真空処理室102a内のワークW表面以外にSi系堆積膜を形成し、Siダングリングボンドの吸着作用を働かせてもよい。真空処理装置100では、ワークW表面に、ワークW直近に設置したシャッタ(シャッタ機構)6により、Si系堆積膜を形成しないようにすることができる(図5を参照)。
図6に示すように、真空処理装置200は、筐体202内に設置される予備エリアに設置されたSi系堆積膜201dを形成するSi系堆積膜形成部201と、筐体202にワークWを保持して設置する保持機構203と、保持機構203に保持されたワークWの表面処理を制御するシャッタ機構206と、ワークWの表面処理を行うためのターゲットTgあるいは蒸着材料Gzを収納するルツボ等の収納容器204aを載置する載置台204と、この載置台204のターゲットTgと保持機構203のワークWとの間に電圧をかける作動手段205あるいは、収納容器204a内の蒸着材料を溶融するための電子銃または収納容器204aに通電加熱する作動手段(図示せず)と、を備えている。
Al(アルミニウム)、Cu(銅)、Zn(亜鉛)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Pd(パラジウム)、Ag(銀)、Sn(錫)、Sb(アンチモン)、Te(テルル)、Re(レニウム)、Ir(イリジウム)、Pt(白金)、Au(金)、C(炭素)、Ge(ゲルマニウム)のうちの少なくとも一種類から成る混合物(10mol%≦Si≦90mol%)である。
保持機構203は、筐体202内で処理されるワークWを保持するものである。この保持機構203は、ワークWの処理されるワーク面を露出するように保持することができる構成を備えていればよく、さらに、ワーク面を水平面に平行な方向で回転させることができ、ワーク面を冷却または加熱できる構成を備えているものであれば、その構成は限定されない。
シャッタ機構206は、ターゲットTgからのスパッタあるいは収納容器204aに収納した蒸着材料Gzからの蒸発による蒸着および、堆積板201aが受け切れなかった(遮蔽できなかった)収納容器201bに収納されたSi系材料からの蒸着を、制御するものである。これらの目的を達成するためのシャッタ機構206は、ここでは、シャッタがターゲットTgあるいは収納容器204aとワークWと対面する処理経路の間に設置されており、シャッタが処理経路の全部または一部に移動して位置することで遮蔽するか、あるいは、シャッタが処理経路から退避位置に移動して遮蔽しないようにして、蒸着作業あるいはスパッタリング作業を制御している。シャッタ機構206は、蒸着作業あるいはスパッタリング作業及びその遮断ができる構成であれば特に限定されるものではない。
初めに、真空処理装置200では、筐体202の開閉蓋202bを開放してワークWを保持機構203に保持させ、開閉蓋202bを閉じて主真空ポンプPsにより筐体202内を真空に吸引する。
真空処理装置200では、主真空ポンプPsを作動させるときに、Si系堆積膜形成部201の第2作動手段201eを作動させ、Si系材料201cを加熱して蒸着させてSi系堆積膜201dを堆積板201aに形成する。このように、主真空ポンプPsを動作させながら、Si系堆積膜201dを堆積板201aあるいは真空処理室202aの一部に形成することで、ダングリングボンドの吸着作用が発生し、真空に不必要な成分分子をSi系堆積膜201dのSi原子の結合の相手がいない欠陥個所に吸着して真空吸引をより迅速に進めることができる。
本発明に係る実施例では、高速、大容量光記録の記録実験用の光ディスク及びギャップサーボ実験のための光ディスクの媒体構成について行った。また、6元マグネトロンスパッタリング装置を用いて実験を行った。この6元マグネトロンスパッタリング装置は、主な構成要素として、真空室、クライオポンプ(CP、主ポンプ)、ドライポンプ(DRP、粗引きポンプ)、6元カソード(6元ターゲット))、高周波電源二基、制御ラック(液晶タッチパネル付き)を備えている。
記録実験用の光ディスクは、以下の層構成の多層膜を基板(PC(Polycarbonate) Subst.)に堆積させた。
Si−N/ZnS−SiO2/Ge−Bi−B−O/ZnS−SiO2/Si−N/Ag−a。
Si−N/Ag−a。
なお、Ag−aは、Biを含有するAg合金である。また、Ge−Bi−B−Oは、対物レンズで絞り込んだレーザ光を照射して一度書き込むと、消すことができなく、再び書くことができない、いわゆる追記型(Write once)の記録材料である。
放電を行っているときは、不純物ガスの大量放出やターゲットの破損を防ぐため、真空室、銅製バッキングプレートで裏打ちしているターゲットを装着しているカソード、PC(Polycarbonate)基板をマウントしているターンテーブルに通水して冷却する。
また、このことから、Si膜でなく、Si−Oや、Siを含む合金や混合物を製膜した場合でも、Siダングリングボンドが膜表面にできていれば、吸着作用が働くことが考えられる。
サブリメーションポンプ10は、フィラメント12の成分を次のようにした。
Si、または、Siと、Ti、Zr、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Co、Ni、Mgのうちの少なくとも1種からなる合金もしくは混合物(10mol%≦Si≦90mol%)、あるいは、Siと、Al、Cu、Zn、Ru、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Re、Ir、Pt、Au、C、Geのうちの少なくとも1種類からなる混合物(10mol%≦Si≦90mol%)とした(Si系材料)で作製したフィラメント12としている。
Ag−a膜製膜条件は、Ar流量=60sccm、スパッタリングガス圧=0.7Pa、スパッタリングパワ=70W、スパッタリング時間=6分23秒。
Si−N膜製膜条件は、Ar/N2流量比=60/10、スパッタリングガス圧0.7Pa、スパッタリングパワ=70W、スパッタリング時間=12分15秒。
次に、実施例2として、実施例1と同じマグネトロンスパッタリング装置で、ガラス基板上に、Bi−B−O単層膜あるいはSi−N単層膜を製膜し、真空を破らず長時間排気したときの到達真空度の違いを示す。Bi−B−O膜の製膜条件は、Ar流量=60sccm、スパッタリングガス圧=0.35Pa、スパッタリングパワ=70W、製膜時間=5分である。
Si−N膜の製膜条件は、Ar/N2流量比=60/5、スパッタリングガス圧=0.7Pa、スパッタリングパワ=70W、スパッタリング時間=1時間7分45秒である。
表3に到達真空度の比較を示す。
なお、実施例1,2では、Si−N膜の製膜を(吸着面の作製を)1回行っただけであるが、排気されるガスを吸着しSiダングリングボンドが形成した膜の中から消滅すれば、吸着面は排気動作を行わなくなる。したがって、真空処理装置では、他の方式のポンプによる排気を間に挟み、Si−N膜の製膜を繰り返して、Siダングリングボンドの吸着作用を有する清浄な吸着面を再生してもよい。
スパッタリング製膜中のガス圧は、0.7Paである。この圧力は、外部から真空室に導入されたガスに、プラズマ放電やターゲットのスパッタリングによって発生するガスが加わって発生したガス圧が、一定になるように、ガス導入量とガス排気量のバランスによって決まる圧力である。したがって、スパッタリングパワが高く、またスパッタリング時間が長いほど、真空室内でのガス発生量は多いが、スパッタリングパワやスパッタリング時間にかかわらず、スパッタリング終了時の真空室ガス圧(真空度)は、常に0.7Paである(この圧力値は設定値であり、変更することは可能。実施例に於いては0.7Pa)。各ターゲットを使用して製膜された膜の真空排気能力を比較するために、主ポンプCPの真空排気能力は常に一定であると考え、ガス導入バルブを閉め、MVを全開にした後1分30秒後の真空度を確認し、比較した。
ターゲットにわずかでもSiが混ざっていれば、Si系薄膜内のSiダングリングボンドに起因した、真空排気効果はあると、考える。Siの具体的%(mol%)についていえば、次のようになる。
本発明の実施例で使用したZnS−SiO2ターゲットの、ZnSとSiO2の組成比(モル比(mol%))は80:20である。SiO2中における、Siの組成比(mol%)は、1/3すなわち、33%。ZnS−SiO2全体中の、Siの組成比(mol%)は、したがって6.6%(=33×0.2)となる。
ZnS−SiO2ターゲットから製膜したときに、明らかに真空排気効果が確認されるので、ターゲットには5%以上のSiが含まれればよいと、考える。合金や化合物でSiの割合が多いほど、Si系薄膜の真空排気性能は高いことが分かる。
なお、前記した各実施形態において、以下に示すような組み合わせにより真空状態を形成するようにしても構わない。
すなわち、Si系材料と気相手段の設置場所、気相方法、Si系堆積膜の形成タイミング、真空吸引作用として何を利用したか、及び、雰囲気との組み合わせは以下の場合であっても構わない。
A−2 形成方法がスパッタリングのとき、
A−2−い−a.堆積膜形成後に膜の吸引作用を利用可。
A−2−い−b.堆積膜形成後に真空ポンプを使用可。
A−4x−あ−a.真空雰囲気(x)で堆積膜形成中に膜の吸引作用を利用可。
A−4x−あ−b.真空雰囲気(x)で堆積膜形成中に真空ポンプを使用可。
A−4y−い−a.ガス雰囲気(y)で堆積膜形成後に膜の吸引作用を利用可。
A−4y−い−b.ガス雰囲気(y)で堆積膜形成後に真空ポンプを使用可。
B−2 形成方法がスパッタのとき、
B−2−い−a.堆積膜形成後に膜の吸引作用を利用可。
B−2−い−b.堆積膜形成後に真空ポンプを使用可。
B−3−あ−a.堆積膜形成中に膜の吸引作用を利用可。
B−3−あ−b.堆積膜形成中に真空ポンプを使用可。
B−4x−あ−a.真空雰囲気(x)で堆積膜形成中に膜の吸引作用を利用可。
B−4x−あ−b.真空雰囲気(x)で堆積膜形成中に真空ポンプを使用可。
B−4y−い−a.ガス雰囲気(y)で堆積膜形成後に膜の吸引作用を利用可。
B−4y−い−b.ガス雰囲気(y)で堆積膜形成後に真空ポンプを使用可。
2 筐体
2a 真空処理室
2b 開閉蓋
2c 接続部
2d 導入部
3 保持機構
4 収納容器
5 電子銃
6 シャッタ機構
7 載置台
10 サブリメーションポンプ
12 フィラメント
13 支持体
13a 取付固定部
13b 固定板
13c 支持柱
14 支持板
15 電源
16 堆積板
17 シールド板
17a 吸気口
18 堆積膜
19 冷却手段
100 真空処理装置
101 予備室
101a 室内堆積壁面
101c Si系ターゲット
101d Si系堆積膜
101e 第2作動手段
101h 連通口
102 筐体
102a 真空処理室
102b 開閉蓋
102c 接続部
102e 第2作動手段
103 保持手段
104 載置台
105 作動手段
Claims (6)
- Si、Si合金、Si化合物、Si混合物のいずれかである固相状態のSi系材料を真空処理室内又は前記真空処理室に隣接して連通する予備室内に設置し、前記真空処理室内、又は、前記予備室内で、前記Si系材料を固相状態から直接的又は間接的に気相状態とし、前記真空処理室内又は予備室内の少なくとも一部にSi系堆積膜を堆積させて、前記真空処理室内、又は、前記真空処理室及び前記予備室内を真空にし、
前記Si系材料は、線材状のSi系フィラメントであり、前記予備室が前記Si系フィラメントを収納するフィラメント収納室であり、前記Si系フィラメントの融点以下において加熱して昇華させることで気相状態とし、前記フィラメント収納室内の少なくとも一部に前記Si系堆積膜を堆積させて形成することを特徴とする真空吸引方法。 - Si、Si合金、Si化合物、Si混合物のいずれかである固相状態のSi系材料を真空処理室内又は前記真空処理室に隣接して連通する予備室内に設置し、前記真空処理室内、又は、前記予備室内で、前記Si系材料を固相状態から直接的又は間接的に気相状態とし、前記真空処理室内又は予備室内の少なくとも一部にSi系堆積膜を堆積させて、前記真空処理室内、又は、前記真空処理室及び前記予備室内を真空にし、
前記Si系材料は、粉体、粒体、シート又はペレットのいずれかであるSi系被加熱材料であり、前記Si系被加熱材料をボート又はルツボである収納容器に入れて前記真空処理室又は前記予備室の一方に設置し、前記真空処理室内又は前記予備室内に設けた加熱手段により前記収納容器内のSi系被加熱材料を融点以上に加熱して溶融させて蒸発させ、前記真空処理室内の少なくとも一部又は前記予備室の少なくとも一部に前記Si系堆積膜を堆積させて形成することを特徴とする真空吸引方法。 - 前記真空処理室内、又は、前記真空処理室内及び予備室内が、不活性ガス、又は、不活性ガスと反応ガスとの混合ガス、又は、反応性ガスとなるガス雰囲気中、あるいは、真空雰囲気中において、前記Si系堆積膜を堆積させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の真空吸引方法。
- 不活性ガス、又は、不活性ガスと反応ガスとの混合ガス、又は、反応性ガスとなるガス雰囲気中、あるいは、真空雰囲気中においてワーク処理する真空処理室と、この真空処理室に隣接して連通する予備室と、前記真空処理室に接続され当該真空処理室内を真空にする真空ポンプとを備える真空処理装置であって、
前記真空処理室内又は前記予備室内に、Si、Si合金、Si化合物、Si混合物のいずれかである固相状態のSi系材料を設置させる設置部と、
前記設置部に設置されたSi系材料を固相状態から直接的又は間接的に気相状態とする気相手段と、を備え、
前記気相手段により真空処理室内又は前記予備室内の少なくとも一部に、前記真空雰囲気中では前記Si系堆積膜を堆積させながら、又は、前記ガス雰囲気中では前記Si系堆積膜を堆積させた後に、前記真空ポンプを作動させ、
前記Si系材料は、線材状のSi系フィラメントであり、前記予備室が前記Si系フィラメントを収納するフィラメント収納室であり、前記Si系フィラメントの融点以下において加熱して昇華させることで気相状態とし、前記フィラメント収納室内の少なくとも一部に前記Si系堆積膜を堆積させて形成することを特徴とする真空処理装置。 - 不活性ガス、又は、不活性ガスと反応ガスとの混合ガス、又は、反応性ガスとなるガス雰囲気中、あるいは、真空雰囲気中においてワーク処理する真空処理室と、この真空処理室に隣接して連通する予備室と、前記真空処理室に接続され当該真空処理室内を真空にする真空ポンプとを備える真空処理装置であって、
前記真空処理室内又は前記予備室内に、Si、Si合金、Si化合物、Si混合物のいずれかである固相状態のSi系材料を設置させる設置部と、
前記設置部に設置されたSi系材料を固相状態から直接的又は間接的に気相状態とする気相手段と、を備え、
前記気相手段により真空処理室内又は前記予備室内の少なくとも一部に、前記真空雰囲気中では前記Si系堆積膜を堆積させながら、又は、前記ガス雰囲気中では前記Si系堆積膜を堆積させた後に、前記真空ポンプを作動させ、
前記Si系材料は、粉体、粒体、シート又はペレットのいずれかであるSi系被加熱材料であり、前記Si系被加熱材料をボート又はルツボである収納容器に入れて前記真空処理室又は前記予備室の一方に設置し、前記真空処理室内又は前記予備室内に設けた加熱手段により前記収納容器内のSi系被加熱材料を融点以上に加熱して溶融させて蒸発させ、前記真空処理室内の少なくとも一部又は前記予備室の少なくとも一部に前記Si系堆積膜を堆積させて形成することを特徴とする真空処理装置。 - 真空処理室の真空吸引を行うサブリメーションポンプであって、
Si、Si合金、Si化合物、Si混合物のいずれかである固相状態のSi系材料から形成したSi系フィラメントと、このSi系フィラメントの両端を支持する支持体と、この支持体を介してフィラメントを融点以下において加熱して昇華させる電源と、前記Si系フィラメントの周囲に内周面が対面するように設置される筒状体と、を備え、
前記電源を介して前記Si系フィラメントを昇華させて前記筒状体の内周面にSi系堆積膜を形成して真空吸引することを特徴とするサブリメーションポンプ。
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