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JP6217252B2 - 車体側部フレーム構造 - Google Patents
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Description

本発明は、車体側部フレーム構造に関し、特に、バス等の車体側部フレーム構造に関する。
一般的なバス等の車体側部フレーム構造は、車体側部に車体前後方向に延在する複数本の横フレームと、これら横フレームの間に車体上下方向に延在する複数本の縦フレームとを備えて構成されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2008−302911号公報 特開平10−250382号公報
図3に示すように、一般的なバス等の車体側部フレーム構造100では、横フレーム110及び縦フレーム120の車外側の側面に外装パネル300が取り付けられると共に、これらフレーム110,120の車内側の側面にトリムパネル310が取り付けられている。そのため、乗客用の押しボタンや照明装置等に接続される配線類400を車体側部フレーム構造100内に組み付ける場合は、これら外装パネル300やトリムパネル310との干渉を回避すべく、配線類400を縦フレーム120内に挿通させるか、あるいは縦フレーム120に形成した貫通穴180に挿通させる必要がある。
しかしながら、配線類400を縦フレーム120内や貫通穴180に挿通する作業は手間が掛り、組み付け作業性の悪化を招く課題がある。また、大径のコネクタ等は、配線類400を貫通穴180等に挿通させた後に取り付ける必要があり、作業工程が制約を受ける課題がある。さらに、配線類400を縦フレーム120内に挿通させる構造では、配索経路が車体上下方向に限定されるため、車体側部フレーム構造100内のスペースを有効に活用できない課題もある。
本発明の目的は、配線類の組み付け作業性及び配索自由度を効果的に向上することができる車体側部フレーム構造を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の車体側部フレーム構造は、車体上下方向に延設される縦フレームを少なくとも一本以上有する車体側部フレーム構造であって、前記縦フレームの車内側に臨む側部に、少なくとも配線類を車体前後方向に通過させる凹部を形成したことを特徴とする。
また、前記縦フレームに車体前後方向に設けられる補強フレームをさらに備え、前記凹部が前記補強フレームと同一の高さ位置に形成されると共に、当該凹部を通過した配線類が前記補強フレームに固定されてもよい。
また、前記凹部が、前記縦フレームの車内側に臨む側部をU字状に切り欠くと共に、その切り欠き開口縁に断面U字状に屈曲する板部材を固定して形成されてもよい。
本発明の車体側部フレーム構造によれば、配線類の組み付け作業性及び配索自由度を効果的に向上することができる。
本発明の一実施形態に係る車体側部フレーム構造を示す模式的な斜視図である。 図1の車体側部フレーム構造に配線類を組み付けた状態を示す模式的な斜視図である。 従来の車体側部フレーム構造に配線類を組み付けた状態を示す模式的な斜視図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る車体側部フレーム構造を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1,2は、本実施形態の車体側部フレーム構造10を車内側から視た斜視図であり、符号30は外装パネル、符号31はトリムパネル、符号80はフロアパネル、符号61は側窓(不図示)を取り付けるための窓フレームを示している。また、図2中において、符号40は何れも図示しない乗客用の押しボタンや照明装置等に接続される配線類を示している。なお、本実施形態において、車体側部フレーム構造10は、車体右側及び車体左側ともに略同一構造で構成されるため、以下、左側の車体側部フレーム構造のみを説明する。
図1に示すように、車体側部フレーム構造10は、車体前後方向に延在する複数本(本実施形態では3本)の横フレーム11A〜Cと、外装パネル30を支持するための第1補強フレーム12と、トリムパネル31を支持するための第2補強フレーム13と、横フレーム11B,C間に車体上下方向に延在する複数本の下側縦フレーム14と、横フレーム11A,B間に車体上下方向に延在する複数本の上側縦フレーム15とを備えて構成されている。
横フレーム11A〜Cは、例えば金属材料等で形成された角柱部材であって、互いに所定の間隔を隔てながら車体前後方向に延設されている。横フレーム11Aは、図示しない側窓の下縁に沿って設けられており、その上面には複数本の窓フレーム61が溶接等で固定されている。横フレーム11Cは、フロアパネル80よりも車体下方に設けられており、その側面には図示しないクロスメンバが溶接等で固定されている。
第1補強フレーム12は、例えば金属材料等の平板部材を断面略U字状(ハット状)に屈曲して形成されており、上側縦フレーム15の車外側の側面に車体前後方向に架設されている。第1補強フレーム12の車内側に臨む側面には、外装パネル30を支持する図示しない緩衝部材が設けられている。
第2補強フレーム13は、例えば金属材料等で形成された角柱部材であって、横フレーム11A,B間に斜めに架設されている。第2補強フレーム13の車内側に臨む側面には、トリムパネル31を支持する断面略U字状の支持部材13aが設けられている。
下側縦フレーム14は、例えば金属材料等で形成された角柱部材であって、その上端を横フレーム11Bの下面に溶接等で固定されると共に、その下端を横フレーム11Cの上面に溶接等で固定されて、これら横フレーム11B,C間に車体上下方向に架設されている。
上側縦フレーム15は、例えば金属材料等で形成された角柱部材であって、その上端を横フレーム11Aの下面に溶接等で固定されると共に、その下端を横フレーム11Bの上面に溶接等で固定されている。また、上側縦フレーム15の車内側に臨む側面15aには、配線類40(図2に示す)を車体前後方向に通過させる凹部20が設けられている。
凹部20は、上側縦フレーム15の側面15aを車外側に所定の深さで略U字状に切り欠くと共に、その切り欠き開口縁に断面略U字状に屈曲させた平板部材21の縁部を溶着等で固定して形成されている。この凹部20は、第1補強フレーム12が架設される位置と略同一の高さ位置に設けられている。
すなわち、図2に示すように、配線類40を車体側部フレーム構造10内に組み付ける場合は、配線類40を凹部20に車体前後方向に通過させると共に、第1補強フレーム12の車内側の側面に結束バンド等を用いて固定できるように構成されている。また、第1補強フレーム12に固定した配線類40を図示しない乗客用の押しボタン等が配置される位置に応じて適宜分岐させることで、配索経路を自由に設定できるように構成されている。
次に、本実施形態に係る車体側部フレーム構造10による作用効果を説明する。
一般的なバス等の車体側部フレーム構造では、縦フレーム及び横フレームに外装パネルやトリムパネルが取り付けられている。そのため、配線類を組み付ける場合は、縦フレーム内に挿通させるか、あるいは縦フレームに形成した貫通穴に挿通させる必要があり、組み付け作業性の悪化を招く課題がある。また、大径のコネクタ等は、配線類を縦フレーム内や貫通穴に挿通させた後に取り付ける必要があり、作業工程が制約を受ける課題もある。
これに対し、本実施形態の車体側部フレーム構造10では、配線類40を車体前後方向に通過させる凹部20が、上側縦フレーム15の側面15aに車内側に向かって開口するように形成されている。すなわち、配線類40を車内側から凹部20内に受容させるのみで、配線類40を車体側部フレーム構造10内に容易に組み付けられるように構成されている。
したがって、本実施形態の車体側部フレーム構造10によれば、配管類40を貫通穴等に挿通させる作業が不要となり、組み付け作業性を効果的に向上することができる。また、予めコネクタ等が取り付けられた配線類40であっても容易に組み付けることが可能となり、作業工程の自由度を効果的に向上することができる。
また、本実施形態の車体側部フレーム構造10では、凹部20を通過した配線類40が第1補強フレーム12に結束バンド等を介して固定されると共に、乗客用の押しボタン(不図示)等を配置する位置に応じて適宜分岐できるように構成されている。
したがって、本実施形態の車体側部フレーム構造10によれば、配線類40の配索経路を自由に設定することが可能となり、車体側部フレーム構造10内のスペースを有効に活用することができる。
また、本実施形態の車体側部フレーム構造10では、上側縦フレーム15の側面15aを切り欠いて形成した凹部20の開口縁に平板部材21が溶接等で固定されている。すなわち、切り欠き開口部を完全に塞ぐことで、上側縦フレーム15の剛性の低下を効果的に抑止するように構成されている。
したがって、本実施形態の車体側部フレーム構造10によれば、凹部20の開口幅を広く確保することが可能となり、貫通穴等を利用する場合に比べて多くの配線類40を一括して組み付けることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、凹部20が設けられる位置は上側縦フレーム15に限定されず、下側縦フレーム14であってもよい。また、横フレーム11A〜Cや縦フレーム14,15の本数は、図示例に限定されず、車体サイズ等に応じて適宜最適な本数に設定することが可能である。
10 車体側部フレーム構造
11A〜C 横フレーム
12 第1補強フレーム
13 第2補強フレーム
14 下側縦フレーム
15 上側縦フレーム
20 凹部
21 平板部材
30 外装パネル
31 トリムパネル
40 配線類

Claims (3)

  1. 車体上下方向に延設される縦フレームを少なくとも一本以上有する車体側部フレーム構造であって、
    前記縦フレームの車内側に臨む側部に、少なくとも配線類を車体前後方向に通過させる凹部を形成し、
    前記縦フレームに車体前後方向に設けられる補強フレームをさらに備え、
    前記凹部が前記補強フレームと同一の高さ位置に形成される
    ことを特徴とする車体側部フレーム構造。
  2. 前記凹部が、前記縦フレームの車内側に臨む側部をU字状に切り欠いて形成される
    請求項1に記載の車体側部フレーム構造。
  3. 前記凹部が、切り欠き開口縁に断面U字状に屈曲する板部材を固定して形成される
    請求項に記載の車体側部フレーム構造。
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