JP6299462B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
画像形成装置では、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式又は直接方式によって未定着トナー画像が記録媒体シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙等の記録媒体に形成される。未定着トナー画像を定着させるための定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。
・ウォームアップ時間(電源投入時等に、定着装置が常温状態から印刷可能な所定の温度(リロード温度)まで昇温するのに要する時間)や、ファーストプリント時間(印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印字動作を行い排紙が完了するまでの時間)の短縮化が望まれている(課題1)。
・また、画像形成装置の高速化に伴い、単位時間あたりの通紙枚数が増え、必要熱量が増大しているため、特に連続印刷の初めに熱量が不足する、いわゆる温度落ち込みが問題となっている(課題2)。
しかし定着部材の低熱容量化を図った定着装置においては、非通紙部の端部温度上昇がより顕著に悪化するようになる。熱容量が小さくなったために、同じ熱量を与えた場合、温度がより高温にまで上昇するためである。非通紙部の端部温度上昇抑制のための手段としては、従来より用いられている、端部温度上昇を検知した場合には、通紙中の紙間を開けて放熱を行いながら通紙を行う制御(端部温度上昇抑制制御)が知られている(例えば、特許文献4〜7)。
図示の画像形成装置は、複数の色画像を形成する作蔵部がベルトの展張方向に沿って並置されたタンデム方式を用いるカラープリンタあるが、本発明はこの方式に限られず、プリンタだけではなく複写機やファクシミリ装置などを対象とすることも可能である。
本実施形態の定着装置は、加圧回転体203(図2の構成の場合は加圧ローラ)と定着ベルト201を有し、加熱源202(図2の例ではハロゲンヒータ)により定着ベルト201が内周側から直接加熱される。
図3は可動遮光板210を示す平面図、図4は非通紙領域での端部温度上昇を説明するための模式図である。
まず、紙温度に応じて予め規定された紙間時間を変更することについて説明する。
予め規定された紙間時間とは、基準となる紙間時間を示すので、図7(a)において、どのポイントの紙間時間を取っても良い。その予め規定された紙間時間にたいして、紙温度が低い場合は紙間時間を長くし、紙温度が高い場合は紙間時間を短くする。例えば標準的な紙温度を23℃とし、その時の紙間時間2秒が予め規定された紙間時間と定義すると、紙温度が10℃の場合は紙間時間を3秒にする、または、紙温度が32℃の場合は、紙間時間を1秒にする、等、紙間時間を変更する。ここで示した値は例であって、対象となる定着装置固有の値になるので、適宜設定することが必要となる。
予め規定された紙間時間変更タイミングとは、基準となる紙間時間変更タイミングを示すので、図7(b)において、どのポイントの紙間時間変更タイミングを取っても良い。その予め規定された紙間時間変更タイミングにたいして、紙温度が低い場合は紙間時間変更タイミングを短くし、紙温度が高い場合は紙間時間変更タイミングを長くする。例えば標準的な紙温度を23℃とし、その時の紙間時間変更タイミング10秒が予め規定された紙間時間変更タイミングと定義すると、紙温度が10℃の場合は紙間時間変更タイミングを0秒にする、または、紙温度が32℃の場合は、紙間時間変更タイミングを15秒にする、等、紙間時間変更タイミングを変更する。ここで示した値は例であって、対象となる定着装置固有の値になるので、適宜設定することが必要となる。
非通紙部の温度上昇は、温度を適正に検知できればどのような手段を用いても良いが、具体的な例として下記に記載する。
この方法は従来より用いられている非通紙部端部温度上昇検知方法で、加熱源による加熱領域内、若しくは加熱領域近傍、かつ、非通紙領域に設置された温度センサ(図示せず)により端部温度上昇を検知する方法である。
測定個所は定着部材側、若しくは加圧部材側の温度を測定することが可能であるが、定着部材側の温度を検知させる場合には非接触温度センサを用いることが望ましい。接触式温度センサを用いると、定着部材表面に磨耗傷を与え、その個所で光沢スジとして異常画像が発生するためである。
非通紙部の温度上昇は、実際に測定せずとも、その時々のヒータ点灯Duty(供給電力)等から予測することが可能である。そのため、この予測結果を用いて非通紙部の温度上昇検知結果として扱っても問題は無い。
・温度センサを用いる場合
紙温度の検知個所は、紙温度は、定着装置に進入する直前の紙温度を直接測定することが望ましい。
接触式温度センサを用いる場合は、温度センサの接触により紙搬送に影響を及ぼすことが考えられるため、接触個所にはその裏当て部材を合わせて設置することが望ましい。このとき、温度センサと紙とが摩擦するため、発生する摩擦熱による影響を考慮して制御に用いることが必要となる。接触式温度センサとしては、従来より使用している接触式温度センサが使用可能である。
通常、使用される用紙は給紙トレイに入っており、画像形成装置の設置環境温度と紙温度は殆どの場合同じ温度になっている。そのため画像形性装置の設置環境温度を測定することで、間接的に紙温度を測定することが可能となる。したがって、専用の用紙温度検知手段を省略し、環境温度検知手段を用紙温度検知手段として用いることができる。この構成の場合、用紙温度検知手段を省略できることからコストダウンを図ることができる。
紙の温度に応じて紙が奪う熱量が変動し、結果として点灯Dutyが変動するため、実際に紙が冷えていた場合には、紙が温かい場合に比べて通紙中の点灯Dutyが高くなる。逆の場合は低くなる。そのため事前に紙が冷えていた場合と温かい場合に応じて点灯Dutyを確認しておくことで、その時の点灯Dutyとその結果を比較し、紙温度がどの程度かをある程度予測可能になる。この予測された紙温度を用いて、紙間と紙間変更タイミングを適宜変更しても本発明の狙いとする効果を得ることが出来る。この構成の場合、用紙温度検知手段を省略できることからコストダウンを図ることができる。
図9及び図10に、実施形態の画像形成装置における用紙温度検知手段と環境条件検知手段の配置場所を示す。図9は画像形成装置の正面方向から見た断面図、図10は側面方向から見た断面図である。なお、画像形成装置各部の構成要素は、図1に対応するものを模式的に示してある。
図13は、第2実施形態の定着装置の実施例1を示す断面図である。本実施形態の定着装置は、定着部材としての定着ローラ301と、加圧部材としての加圧ベルト303を有し、加熱源302(図13の例ではハロゲンヒータ)により定着ローラ301が内周側から直接加熱される。
このような構成により安価で、ウォームアップが速い定着装置を実現することが可能となる。
紙温度を検出するための記録媒体温度検知手段を設けることで、紙温度を正確に判定することができる。
また、通紙時における定着ヒータ等の加熱源へ供給する電力のデューティ比に基づいて予測される紙温度を用いることもできる。この場合もコストを抑えることができる。
例えば、定着装置の加熱源の数や配置場所などは任意であり、また、加熱源もハロゲンヒータに限らず、誘導加熱手段を含め適宜な熱源を採用可能である。定着部材としてベルトやフィルムの材質、あるいは加圧部材の構成等も適宜なものを採用可能である。
100 画像形成装置
200 定着装置
201 定着ベルト(定着部材)
202 ハロゲンヒータ(加熱源)
203 加圧ローラ(加圧部材)
204 弾性ゴム層
206 ニップ形成部材
209 反射部材
210 可動遮光板
301 紙温度センサ(記録媒体温度検知手段)
302 温湿度センサ
N 定着ニップ
Claims (8)
- 定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱源と、前記定着部材の内側に配設されたニップ形成部材と、前記定着部材を挟んで前記ニップ形成部材に圧接されて定着ニップを形成する加圧部材とを備え、未定着画像を担持する記録媒体を前記定着ニップに通過させることにより記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において、
非通紙領域の温度を検知する温度検知手段と、通紙される記録媒体の温度を検知する記録媒体温度検知手段とを有し、
前記温度検知手段により非通紙領域における温度上昇を検知した場合に、前記記録媒体温度検知手段の検知結果に基づき、予め規定された記録媒体と記録媒体の間の間隔である紙間時間と、該紙間時間を変更する予め規定された紙間時間変更タイミングとを制御することを特徴とする定着装置。 - 定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱源と、前記定着部材と共に定着ニップを形成する加圧部材と、前記加圧部材内部で前記定着部材に対向しニップを形成するニップ形成部材とを備え、未定着画像を担持する記録媒体を前記定着ニップに通過させることにより記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において、
非通紙領域の温度を検知する温度検知手段と、通紙される記録媒体の温度を検知する記録媒体温度検知手段とを有し、
前記温度検知手段により非通紙領域における温度上昇を検知した場合に、前記記録媒体温度検知手段の検知結果に基づき、予め規定された記録媒体と記録媒体の間の間隔である紙間時間と、該紙間時間を変更する予め規定された紙間時間変更タイミングとを制御することを特徴とする定着装置。 - 前記記録媒体温度検知手段による検知結果が所定値以上の場合、前記紙間時間を短く、前記紙間時間変更タイミングを遅くするように制御し、
前記記録媒体温度検知手段による検知結果が所定値よりも低い場合、前記紙間時間を長く、前記紙間時間変更タイミングを早くするように制御する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。 - 前記記録媒体温度検知手段は、定着装置進入前の記録媒体の温度を検知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記記録媒体温度検知手段が、環境温度を検知する環境温度検知手段であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記記録媒体温度検知手段が、記録媒体通紙時における前記加熱源へ供給する電力のデューティ比に基づいて予測される記録媒体温度を算出する手段であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の定着装置。
- 環境温度を検知する環境温度検知手段を有し、
前記記録媒体温度検知手段の検知結果と、前記環境温度検知手段の検知結果と、記録媒体通紙時における前記加熱源へ供給する電力のデューティ比に基づく記録媒体温度の予測結果のいずれか、または複数の結果に基づき、記録媒体の温度を判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の定着装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の定着装置を搭載することを特徴とする画像形成装置。
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