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JP6318683B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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JP6318683B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼装置に関し、特に、液体燃料を燃焼可能な燃焼装置に関するものである。
灯油等の液体燃料を使用する燃焼装置では、装置内部で液体燃料が漏れた場合の危険を回避するために、漏れた液体燃料を検出する液体燃料センサが設置されているものがある。たとえば、特開2006−275406号公報(特許文献1)には、漏れた燃料オイル(液体燃料)を検出可能なオイルセンサ(液体燃料センサ)を備えた燃焼装置が開示されている。この燃焼装置では、漏れた燃料オイルがサブタンク装置の蓋体上からオイル検出用の受け部材に導かれる。そして、受け部材に載置されたオイルセンサによって燃料オイルが検出される。このオイルセンサでは、オイル透過用のケーシング内にオイルが流入すると、ケーシング内に収容されているオイル膨潤物質の体積が増加してケーシング内の可動部材が上昇し、この可動部材の上昇が検知本体部によって検知される。
特開2006−275406号公報
上記公報に開示された燃焼装置では、受け部材が水平に設置されているため、漏れた燃料オイルがオイルセンサに到達するまでに時間がかかる。また、このオイルセンサでは、ケーシングの底から燃料オイルが浸透するため、ケーシングの内部に燃料オイルが流れ込むまでに時間がかかる。さらに、受け部材が水平に設置されているため、漏れた燃料オイルが少量の場合には、燃料オイルが受け部材上に留まってオイルセンサに到達しないおそれもある。したがって、漏れた燃料オイルの検出に時間がかかるという問題がある。さらに、漏れた燃料オイルが少量の場合には、燃料オイルを検出できないおそれもある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、漏れた液体燃料を素早く、かつ確実に検出することができる燃焼装置を提供することである。
本発明の燃焼装置は、液体燃料を燃焼可能なものであって、バーナと、ポンプと、トレーと、液体燃料センサとを備えている。バーナは液体燃料を燃焼させるためのものである。ポンプはバーナに液体燃料を供給するためのものである。トレーは上から下に向かって傾斜する上面を有し、上面にポンプが載置され、上面のポンプが載置された領域よりも下側の領域に設けられた貫通孔を有する。液体燃料センサは、トレーの貫通孔を通って下方に落ちる液体燃料を吸収するための液体燃料吸収部を有し、液体燃料吸収部が上面よりも下に位置する。
本発明の燃焼装置によれば、上から下に向かって傾斜する上面のポンプが載置された領域よりも下側の領域に貫通孔が設けられている。そのため、ポンプから漏れた液体燃料は傾斜する上面を流れ、貫通孔を通って下方に落ちて液体燃料センサの液体燃料吸収部に流入する。このため、漏れた液体燃料が液体燃料センサに素早く到達することができる。また、液体燃料吸収部が上面よりも下に位置するため、上面を流れた液体燃料が液体燃料吸収部に上から流入する。このため、重力の作用を受けて液体燃料が液体燃料吸収部に素早く流れ込むことができる。さらに、ポンプから漏れた液体燃料は傾斜する上面を流れるため、液体燃料は少量であっても液体燃料センサに確実に到達することができる。このため、漏れた液体燃料が少量であっても、液体燃料センサは液体燃料を確実に検出することができる。
上記の燃焼装置においては、貫通孔は、上面の最も下側の領域に配置されている。このため、漏れた液体燃料は貫通孔に集まる。したがって、液体燃料センサは、漏れた液体燃料を確実に検出することができる。
上記の燃焼装置においては、トレーは、ポンプが載置される領域を含む第1のトレー部と、液体燃料センサが取り付けられる領域を含む第2のトレー部とを含んでいる。第1のトレー部は水平方向から見て交差する方向に延びる2辺を含んでいる。第2のトレー部は2辺のうちいずれか1辺で第1のトレー部に脱着可能に構成されている。このため、第2のトレー部に取り付けられた液体燃料センサは、第1のトレー部の水平方向からみて交差する方向に延びる2辺のどちらにも脱着することができる。したがって、2方向から液体燃料センサをトレーに取り外しすることができるため、メンテナンスの際の作業性を向上することができる。
上記の燃焼装置においては、トレーは、平板部と、平板部の外縁から上面側に折り曲げられた外壁部とを有している。このため、外壁部によって、漏れた液体燃料が平板部の外縁からこぼれ落ちることを防ぐことができる。
上記の燃焼装置においては、液体燃料吸収部は、液体燃料を浸透可能なハウジング部材と、ハウジング部材の内部に収容され、ハウジング部材を経由して内部に流入した液体燃料を吸収することによって膨張する膨張部材とを含んでいる。液体燃料センサは、膨張部材の上に配置され、膨張部材が膨張することによって膨張部材に接した状態で上に移動する移動部材と、移動部材の上に配置され、移動部材が移動することによって入力状態とされるように構成されている検出スイッチとをさらに備えている。ハウジング部材に浸透して内部に流入した液体燃料を吸収することによって膨張部材は膨張することができるため、液体燃料センサは素早く液体燃料を検出することができる。
以上説明したように、本発明によれば、漏れた液体燃料を素早く、かつ確実に検出することができる燃焼装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態における燃焼装置の構成を概略的に示す概略図である。 本発明の一実施の形態における燃焼装置の液体燃料センサおよびバーナ等の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における燃焼装置の液体燃料センサおよびバーナ等の構成を概略的に示す正面図である。 本発明の一実施の形態における燃焼装置の液体燃料センサおよびバーナ等の構成を概略的に示す側面図である。 本発明の一実施の形態における燃焼装置の液体燃料センサの周辺の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における燃焼装置の液体燃料センサの周辺の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図5のVII−VII線に沿う断面図である。 本発明の一実施の形態における燃焼装置のポンプから漏れた液体燃料の流れを示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における液体燃料センサの液体燃料を検出する動作を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態における液体燃料センサを第1のトレー部に脱着する動作を概略的に示す斜視図である。 比較例の燃焼装置の液体燃料センサおよびバーナ等の構成を概略的に示す斜視図である。 比較例の液体燃料センサの構成を概略的に示す分解斜視図である。 比較例の液体燃料センサの構成を概略的に示す断面図である。 比較例の液体燃料センサの液体燃料を検出する動作を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、本実施の形態の燃焼装置の構成について説明する。本実施の形態の燃焼装置は、液体燃料を燃焼可能な燃焼装置である。
図1および図2を参照して、本実施の形態の燃焼装置1は、筺体2と、バーナ3と、送風機4と、一次熱交換器5と、二次熱交換器6と、排気集合筒7と、消音器8と、中和器9と、配管10と、給水配管11、入水口11aと、給湯配管12と、出湯口12aと、トレー13と、ポンプ16と、制御弁17と、脱着部材18と、ねじ19と、液体燃料センサ20とを主に有している。
筺体2は、バーナ3、送風機4、一次熱交換器5、二次熱交換器6、排気集合筒7、消音器8、中和器9、配管10、給水配管11、給湯配管12、トレー13、ポンプ16、制御弁17、脱着部材18、ねじ19および液体燃料センサ20を内部に収容可能に構成されている。筺体2の前面に排気口EPが設けられている。排気口EPは一次熱交換器5によって顕熱が回収され、二次熱交換器6によって潜熱が回収された燃焼ガスを筺体2の外部に排気可能に構成されている。また、筺体2の側面には給水のための入水口11aと給湯のための出湯口12aとが設けられている。
バーナ3は液体燃料を燃焼させるためのものである。バーナ3は、一次熱交換器5および二次熱交換器6との間で熱交換を行なうための燃焼ガスを発生させて一次熱交換器5および二次熱交換器6に供給するためのものである。バーナ3は、灯油などの液体燃料を下向きに噴霧して燃焼させる逆燃式の装置である。具体的にはバーナ3はたとえばガンタイプバーナである。
送風機4は、バーナ3に対して燃焼に必要な空気を供給するためのものである。送風機4は、バーナ3の上方から燃焼用空気を下向きに供給可能に構成されている。具体的には送風機4はたとえばファンである。
一次熱交換器5は顕熱回収型の熱交換器である。高温の燃焼ガスとの熱交換によって一次熱交換器5内の湯水が加熱される。二次熱交換器6は潜熱回収型の熱交換器である。一次熱交換器5で熱交換した後の燃焼ガスが二次熱交換器6へ通されることで二次熱交換器6内の水が予熱される。この過程で燃焼ガスの温度が60℃程度まで下がることで、燃焼ガス中に含まれる水分が凝縮して潜熱を得ることができる。
一次熱交換器5の一方端と二次熱交換器6の一方端とは互いに配管10によって接続されている。二次熱交換器6の他方端には給水配管11が接続されており、一次熱交換器5の他方端には給湯配管12が接続されている。一次熱交換器5は二次熱交換器6よりもバーナ3の近くに配置されている。
排気集合筒7および消音器8は一連に繋がった燃焼ガス流路を構成している。排気集合筒7は一次熱交換器5および二次熱交換器6の下流側に位置している。消音器8は排気集合筒7の下流側に位置している。図1中矢印で示すように、バーナ3で発生した燃焼ガスは、一次熱交換器5および二次熱交換器6の周囲を通過して一次熱交換器5および二次熱交換器6内の水と熱交換した後、排気集合筒7を通って消音器8に送られ、排気口EPから筺体2外に排出される。
上記のとおり二次熱交換器6において燃焼ガスの水蒸気を凝縮させる構造上、凝縮した水(ドレン)が発生するためドレンの排水が必要である。二次熱交換器6の下側に中和器9が配置されており、二次熱交換器6から中和器9にドレンが排水される。燃焼ガス中には窒素酸化物などが含まれるため、これがドレンに溶け込んでドレンは酸性となる。中和器9はこの酸性のドレンを中和するためのものである。中和器9内には酸性のドレンを中和するための中和剤が充填されている。中和器9で中和されたドレンは図示しない排水路を通って筺体2外に排出される。
入水口11aは給水配管11に接続されており給水配管11を経由して一次熱交換器5および二次熱交換器6に水を給水可能に構成されている。出湯口12aは給湯配管12に接続されており一次熱交換器5および二次熱交換器6で温められた温水を給湯可能に構成されている。これにより、入水口11aから給水された水は、一次熱交換器5および二次熱交換器6を通過する際に燃焼ガスによって加熱されて出湯口12aから給湯される。
トレー13は、上から下に向かって傾斜する上面を有している。トレー13は、上面にポンプ16および制御弁17を載置可能に構成されている。またトレー13には液体燃料センサ20が取り付けられている。トレー13は、ポンプ16が載置される領域を含む第1のトレー部14と、液体燃料センサ20が取り付けられる領域を含む第2のトレー部15とを含んでいる。第1のトレー部14は水平方向から見て交差する方向に延びる2辺を含んでいる。第2のトレー部15は第1のトレー部14の2辺のうちいずれか1辺で第1のトレー部14に脱着可能に構成されている。第2のトレー部15は第1のトレー部14に脱着部材18によって取り付けられている。
ポンプ16はバーナ3に液体燃料を供給するためのものである。ポンプ16は、図示しない燃料タンクに貯留された灯油などの液体燃料を配管16aを経由してバーナ3に供給可能に構成されている。制御弁17は配管17aを経由してバーナ3から液体燃料を戻すことができるように構成されている。ポンプ16によってバーナ3に液体燃料が供給され、制御弁17によってバーナ3から液体燃料が戻されることによって、バーナ3における液体燃料の噴霧量が調整される。
脱着部材18は第1のトレー部14に第2のトレー部15を脱着可能に構成されている。脱着部材18はたとえばねじである。ねじ19によって液体燃料センサ20は第1のトレー部14に固定されている。液体燃料センサ20は第2のトレー部15に吊り下げられるように取り付けられている。液体燃料センサ20は、ポンプ16から漏れた液体燃料を検出するためのセンサである。液体燃料センサ20の構成は後で詳しく説明する。
図3を参照して、トレー13は、水平方向から見てバーナ3の左右方向(図中X軸方向)においてバーナ3から液体燃料センサ20に向かって図中Z軸方向の高さが低くなるように傾斜している。この傾斜角度はたとえば3度である。液体燃料センサ20は、図中X軸方向においてトレー13の中央よりも先端側の位置でトレー13に取り付けられている。つまり、液体燃料センサ20は、水平方向から見て図中X軸方向において、傾斜するトレー13の下側の領域に位置している。
図4を参照して、トレー13は、水平方向から見てバーナ3の前後方向(図中Y軸方向)においてポンプ16から液体燃料センサ20に向かって図中Z軸方向の高さが低くなるように傾斜している。この傾斜角度はたとえば3度である。液体燃料センサ20は、図中Y軸方向においてトレー13の中央よりも先端側の位置でトレー13に取り付けられている。つまり、液体燃料センサ20は、水平方向から見て、図中Y軸方向において、傾斜するトレー13の下側の領域に位置している。
図5を参照して、トレー13は、図中X軸方向およびY軸方向の両方において、液体燃料センサ20に向かって高さが低くなるように傾斜している。つまり、図中矢印A方向およびB方向に高さが低くなるように傾斜している。また、脱着部材18は図中Y軸方向からトレー13に取り付けられている。つまり、脱着部材18は図中矢印C方向から第2のトレー部15を第1のトレー部14に固定している。これにより、液体燃料センサ20は、図中矢印C方向からトレー13に取り付けられている。また、第2のトレー部15は凹部15aを有している。液体燃料センサ20は凹部15aに取り付けられている。
図6および図7を参照して、本実施の形態のトレー13および液体燃料センサ20の構成について詳しく説明する。なお、図6においては説明の便宜のため、液体燃料センサ20の内部構造の一部が破線で示されている。
本実施の形態では、トレー13は、平板部13aと、平板部13aの外縁から上面側に折り曲げられた外壁部13bとを有している。第1のトレー部14および第2のトレー部15はそれぞれ箱曲げ加工によって形成されている。第1のトレー部14は、孔14a〜14dを有している。孔14aは平板部13aに設けられており、図示しないポンプ16を固定するためのものである。孔14bは平板部13aに設けられており、図示しない制御弁17を固定するためのものである。孔14cおよび14dは水平方向から見て交差する方向に延びる2辺にそれぞれ形成されている。孔14cおよび14dは外壁部13bに含まれる第1のトレー部14の外壁部に設けられており、脱着部材18を挿入可能に構成されている。
第2のトレー部15は、凹部15aと、貫通孔15bと、孔15c〜15eとを有している。凹部15aは第2のトレー部15の上面に形成されており、凹部15aの周囲よりも高さが低くなるように凹んでいる。貫通孔15bはトレー13の上面のポンプ16が載置された領域よりも下側の領域に設けられている。貫通孔15bは液体燃料センサ20の一部を挿入可能に構成されている。貫通孔15bは、上面の最も下側の領域に配置されている。このため、液体燃料は貫通孔15bに集まる。孔15cおよび孔15dは第1のトレー部14の2辺に沿う辺にそれぞれ形成されている。孔15cおよび孔15dは外壁部13bに含まれる第2のトレー部15の外壁部に設けられており、脱着部材18を挿入可能に構成されている。孔15eはねじ19を螺合可能に構成されている。
液体燃料センサ20は、ハウジング部材21および膨張部材22を含む液体燃料吸収部20aと、移動部材23と、保持部材24と、中継部材25と、検出スイッチ26とを有している。液体燃料吸収部20aは、トレー13の貫通孔15bを通って下方に落ちる液体燃料を吸収するためのものである。液体燃料吸収部20aはトレー13の上面よりも下に位置する。このため、トレー13の上面から下方に向かって液体燃料吸収部20aに液体燃料が流入する。したがって、液体燃料は重力の作用を受けて液体燃料吸収部20aに早く流れ込む。
ハウジング部材21は液体燃料を浸透可能なものである。ハウジング部材21は、有底円筒形の部材であり、周壁部21aと、周壁部21aに囲まれた内部において径方向の中央に配置された軸部21bとを有している。ハウジング部材21の開口21c側の先端には全周に渡って径方向外方へ広がるフランジ部21dが形成されている。周壁部21aが貫通孔15bに挿入された状態でフランジ部21dの下面が貫通孔15bの縁に係止されている。ハウジング部材21の内部には、開口21c側に大径空間部が形成されており、底部21e側には小径空間部が形成されている。小径空間部と大径空間部とは互いに連通し、連通部分には開口21c側へわずかに傾斜させた段部が形成されている。
ハウジング部材21は、たとえば略300μmの粒子径を有するポリプロピレン樹脂粒材を焼結成形加工して形成されている。焼結成形されたハウジング部材21は、全体に渡って略50μmの平均径を有する無数の孔が形成された多孔質体であり、撥水性と親油性とを有する。
膨張部材22はハウジング部材21の内部に収容されている。膨張部材22はハウジング部材21を経由して内部に流入した液体燃料を吸収することによって膨張するように構成されている。膨張部材22は、円筒形の部材であり、ハウジング部材21の小径空間部の内径と略等しい外径を有し、その高さは小径空間部の高さよりもわずかに低くなるように形成されている。膨張部材22の内周側の空間に軸部21bが挿入されている。膨張部材22はたとえばシリコーンゴムを成形加工して形成されている。膨張部材22は灯油を吸収して膨張する性質を有する。
移動部材23は膨張部材22の上に配置され、膨張部材22が膨張することによって膨張部材22に接した状態で上に移動するように構成されている。移動部材23は、円板形の部材であり、周縁は丸みを持たせた形状を有している。移動部材23は、膨張部材22の膨張によって膨張部材22の軸方向へ移動する。膨張部材22はたとえば合成樹脂材を成形加工して形成されている。小径空間部に挿入された膨張部材22の上に蓋をするように移動部材23が大径空間部に挿入されている。移動部材23の下部周縁がハウジング部材21の段部に当接し、移動部材23と膨張部材22との間にはわずかな隙間が設けられている。
保持部材24は、中継部材25と、検出スイッチ26とを支持可能に構成されている。保持部材24は上下方向に貫通する孔24aおよび孔24bを有している。孔24aはねじ19を挿入可能に構成されている。孔24aにねじ19がねじ止めされることによって液体燃料センサ20はトレー13に固定される。孔24bは中継部材25を挿入可能に構成されている。
中継部材25は、円柱状の本体部25aと、本体部25aの上端に形成された円板状の座部25bとを有している。本体部25aの外径は座部25bの外径に比べて小さい。本体部25aの外径は保持部材24に設けられた孔24bの内径と略同一であり、座部25bの外径は孔24bの内径よりも大きい。また本体部25aの下端は半球状に形成されている。
中継部材25の本体部25aは保持部材24の孔24bに挿入されている。この状態で座部25bが保持部材24の上面に当接し、本体部25aは保持部材24の下面から下方に突出している。中継部材25が保持部材24の孔24bに挿入された状態で、検出スイッチ26は保持部材24に取り付けられている。検出スイッチ26は中継部材25の座部25bの上方に近接して配置されている。このため、中継部材25は保持部材24の孔24bから抜け落ちることはない。
検出スイッチ26は移動部材23の上に配置されている。検出スイッチ26は移動部材23が移動することによって入力状態とされるように構成されている。具体的には、移動部材23に押されて上に移動した中継部材25によって検出スイッチ26の押圧部が押圧されることで検出スイッチ26は入力状態とされるように構成されている。検出スイッチ26はたとえば汎用のマイクロスイッチを用いることができる。
次に、図8および図9を参照して、本実施の形態の液体燃料センサ20の動作について説明する。
燃焼装置1ではポンプ16の配管接続部などから液体燃料が漏れることがある。この漏れた液体燃料は、図中矢印で示すようにポンプ16の外壁を伝って流れ落ち、トレー13の上面に至る。トレー13は液体燃料センサ20に向かって高さが低くなるように傾斜しているため、漏れた液体燃料は、図中矢印で示すようにトレー13の上面を流れて貫通孔15bを通って下方に落ちて液体燃料センサ20に流れ込む。液体燃料センサ20に流れ込んだ液体燃料は、ハウジング部材21の開口21cから膨張部材22に到達する。また、液体燃料はハウジング部材21の内部に浸透して膨張部材22に到達する。つまり、ハウジング部材21は無数の孔が形成された多孔質体であるため、液体燃料はハウジング部材21を経由して内部に流入し、小径空間部の周壁に沿って液体燃料が下降する。これにより、膨張部材22は開口21cから流入した液体燃料およびハウジング部材21を浸透して内部に流入した液体燃料を吸収して膨張する。このとき膨張部材22は上面、下面、外周面および内周面から液体燃料を吸収することができる。これにより、膨張部材22は素早く膨張することができる。
次に、図5および図6を参照して、図中矢印C方向から液体燃料センサ20が第1のトレー部14に脱着される動作について説明する。孔14cおよび孔15cに脱着部材18が螺合されることによって、図中矢印C方向から第2のトレー部15は第1のトレー部14に固定される。これにより、図中矢印C方向から液体燃料センサ20は第1のトレー部14に取り付けられる。
さらに図10を参照して、図中矢印C方向に交差する図中矢印D方向から液体燃料センサ20が第1のトレー部14に脱着される動作について説明する。孔14dおよび孔15dに脱着部材18が螺合されることによって、図中矢印D方向から第2のトレー部15は第1のトレー部14に固定される。これにより、図中矢印D方向から液体燃料センサ20は第1のトレー部14に取り付けられる。したがって、水平方向から見て交差する2方向から液体燃料センサ20は第1のトレー部14に取り付けられる。この交差する2方向は直交する方向であってもよい。
次に、本実施の形態の作用効果について、比較例と対比して説明する。なお、比較例の構成は特に説明しない限り上述の本実施の形態と同様であるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図11を参照して、比較例の燃焼装置1では、バーナ3上に送風機4およびトレー13が取り付けられている。トレー13の上面にポンプ16、制御弁17および液体燃料センサ20が載置されている。トレー13の上面は水平に配置されている。
図12および図13を参照して、比較例の液体燃料センサ20はフレーム部材120を有している。フレーム部材120は、4つの壁部121で囲まれる略方形筒状の部材である。壁部121の上縁には壁部121から延びる一対の支持部122と、一対の位置決め部123が設けられている。また壁部121の下縁には壁部121から延びる一対の当接部124と一対の固定部125とが設けられている。支持部122は段部122aと孔122bとを有している。
フレーム部材120の壁部121で囲まれた内部にハウジング部材21が挿入された状態でハウジング部材21のフランジ部21dの下面が段部122aおよび位置決め部123に当接して支持されている。保持部材24がハウジング部材21を覆うようにフレーム部材120に当接された状態で保持部材24の孔24aおよびフレーム部材120の孔122bにねじ19が螺合されている。なお、検出スイッチ26にはリード線50が接続されており、リード線50にはコネクタが設けられている。
一対の当接部124および一対の固定部125はトレー13の上面に支持されている。ハウジング部材21の底部21eと当接部124の下面との間に隙間dが設けられている。このため、比較例の液体燃料センサでは漏れた液体燃料Lが隙間dの高さに至るまで液体燃料は検出されない。
図13および図14を参照して、トレー13に滞留する液体燃料Lの高さが隙間dを超えると、ハウジング部材21の底部21eが局部的に液体燃料Lに浸る。ハウジング部材21は無数の孔が形成された多孔質体であるため、液体燃料Lは、ハウジング部材21の内部に浸透し、小径空間部の周壁に沿って液体燃料Lが浸透しつつ上昇する。これにより、小径空間部に収容された膨張部材22は、小径空間部の底部および周壁に沿って浸透した液体燃料Lを吸収して膨張する。
膨張部材22は、膨張前において小径空間部の内径と略等しい外径を有するので、液体燃料Lの吸収に伴って、膨張部材22は上方へ向けて一方向に膨張する。膨張部材22の上面が段部に至るまでは、移動部材23は移動しない。膨張部材22の上面が段部に至ると、膨張部材22の膨張に応じて移動部材23が上方に押圧されて移動する。これにより、中継部材25が上方に移動して検出スイッチ26の押圧部を押圧して液体燃料が検出される。
比較例の燃焼装置1では、トレー13の上面が水平に配置されているため、漏れた液体燃料がトレー13の上面を流れて液体燃料センサ20に到達するまでに時間がかかる。さらに、トレー13の上面が水平に配置されているため、漏れた液体燃料が少量の場合には、漏れた液体燃料がトレー13上に留まって液体燃料センサ20に到達しないおそれもある。また、ハウジング部材21の底部21eとトレー13の上面との間に隙間dが設けられているため、漏れた液体燃料が隙間dを超えるまで漏れた液体燃料を検出できない。また、ハウジング部材21の底部21eから内部に液体燃料が浸透するため、ハウジング部材21の内部に液体燃料が浸透するまでに時間がかかる。
これに対して、本実施の形態の燃焼装置1では、上から下に向かって傾斜する上面のポンプ16が載置された領域よりも下側の領域に貫通孔15bが設けられている。そのため、ポンプ16から漏れた液体燃料は傾斜する上面を流れ、貫通孔15bを通って下方に落ちて液体燃料センサ20の液体燃料吸収部20aに流入する。このため、漏れた液体燃料が液体燃料センサ20に素早く到達することができる。また、液体燃料吸収部20aが上面よりも下に位置するため、上面を流れた液体燃料が液体燃料吸収部20aに上から流入する。このため、重力の作用を受けて液体燃料が液体燃料吸収部20aに素早く流れ込むことができる。さらに、ポンプ16から漏れた液体燃料は傾斜する上面を流れるため、液体燃料は少量であっても液体燃料センサ20に確実に到達することができる。このため、漏れた液体燃料が少量であっても、液体燃料センサ20は液体燃料を確実に検出することができる。
また、本実施の形態の燃焼装置1では、貫通孔15bは、上面の最も下側の領域に配置されている。このため、漏れた液体燃料は貫通孔15bに集まる。したがって、液体燃料センサ20は、漏れた液体燃料を確実に検出することができる。
また、本実施の形態の燃焼装置1では、第2のトレー部15は2辺のうちいずれか1辺で第1のトレー部14に脱着可能に構成されている。このため、第2のトレー部15に取り付けられた液体燃料センサ20は、第1のトレー部14の水平方向からみて交差する方向に延びる2辺のどちらにも脱着することができる。したがって、2方向から液体燃料センサ20をトレー13に取り外しすることができるため、メンテナンスの際の作業性を向上することができる。
また、本実施の形態の燃焼装置1では、トレー13は、平板部13aの外縁から上面側に折り曲げられた外壁部13bを有している。このため、外壁部13bによって、漏れた液体燃料が平板部13aの外縁からこぼれ落ちることを防ぐことができる。
また、本実施の形態の燃焼装置1では、ハウジング部材21の内部に流入した液体燃料を吸収することによって膨張部材22が膨張することによって移動部材23が移動して検出スイッチ26が入力状態とされる。ハウジング部材21に浸透して内部に流入した液体燃料を吸収することによって膨張部材22は膨張することができるため、液体燃料センサ20は素早く液体燃料を検出することができる。
なお、上記の説明はポンプ16から液体燃料が漏れた場合について行ったが、制御弁17やそれらの接続配管などから漏出した液体燃料が第1のトレー上に流入した場合にも同様の効果が得られることは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 燃焼装置、2 筺体、3 バーナ、4 送風機、5 一次熱交換器、6 二次熱交換器、7 排気集合筒、8 消音器、9 中和器、10,16a,17a 配管、11 給水配管、11a 入水口、12 給湯配管、12a 出湯口、13 トレー、13a 平板部、13b 外壁部、14 第1のトレー部、14a,14b,14c,14d,15c,15d,15e,24a,24b,122b 孔、15 第2のトレー部、15a 凹部、15b 貫通孔、16 ポンプ、17 制御弁、18 脱着部材、19 ねじ、20 液体燃料センサ、20a 液体燃料吸収部、21 ハウジング部材、21a 周壁部、21b 軸部、21c 開口、21d フランジ部、21e 底部、22 膨張部材、23 移動部材、24 保持部材、25 中継部材、25a 本体部、25b 座部、26 検出スイッチ。

Claims (4)

  1. 液体燃料を燃焼可能な燃焼装置であって、
    前記液体燃料を燃焼させるためのバーナと、
    前記バーナに前記液体燃料を供給するためのポンプと、
    上から下に向かって傾斜する上面を有し、前記上面に前記ポンプが載置され、前記上面の前記ポンプが載置された領域よりも下側の領域に設けられた貫通孔を有するトレーと、
    前記トレーの前記貫通孔を通って下方に落ちる前記液体燃料を吸収するための液体燃料吸収部を有し、前記液体燃料吸収部が前記上面よりも下に位置する液体燃料センサとを備え
    前記トレーは、前記ポンプが載置される領域を含む第1のトレー部と、前記液体燃料センサが取り付けられる領域を含む第2のトレー部とを含み、
    前記第1のトレー部は水平方向から見て交差する方向に延びる2辺を含み、
    前記第2のトレー部は、前記2辺のどちらにも脱着可能であり、前記2辺のうちいずれか1辺で前記第1のトレー部に脱着可能に構成されている、燃焼装置。
  2. 前記貫通孔は、前記上面の最も下側の領域に配置されている、請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記トレーは、平板部と、前記平板部の外縁から上面側に折り曲げられた外壁部とを有する、請求項1または2に記載の燃焼装置。
  4. 前記液体燃料吸収部は、
    前記液体燃料を浸透可能なハウジング部材と、
    前記ハウジング部材の内部に収容され、前記ハウジング部材を経由して前記内部に流入した前記液体燃料を吸収することによって膨張する膨張部材とを含み、
    前記液体燃料センサは、
    前記膨張部材の上に配置され、前記膨張部材が膨張することによって前記膨張部材に接した状態で上に移動する移動部材と、
    前記移動部材の上に配置され、前記移動部材が移動することによって入力状態とされるように構成されている検出スイッチとをさらに備えた、請求項1〜のいずれか1項に記載の燃焼装置。
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