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JP6357982B2 - 通信制御装置、通信制御システム及びプログラム - Google Patents
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通信制御装置、通信制御システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、端末間の通信制御を行う通信制御装置、通信制御システム及びプログラムに関する。
例えば電話機などの端末間の通信(通話)は、通信制御システムによって制御される。通信制御システムは、複数の端末を収容し、当該複数の端末の各々に対する発信処理や着信処理を行う。安定した通信サービスを提供することを考慮して、一般に、通信制御システムは冗長性を有するように構成される。具体的には、通信制御システムは、例えば、主に通信制御を行う主制御装置と、主制御装置に障害が発生した場合に主制御装置に代わって通信制御を行う予備装置と、の2つの制御装置から構成される。
特許文献1には、現用装置と予備装置と、現用装置に直接接続し、かつ予備装置に対してパケット転送網を介して接続する同期管理サーバと、を有する装置間同期及び切替方法並びに装置間切替システムが開示されている。
特開2013-179430号公報
制御装置によって通話状態を管理する通信制御システムにおいては、制御装置が各端末の状態を管理するために、端末と制御装置とは1対1で接続されて運用される。すなわち、主制御装置が端末状態を管理している場合、予備装置は当該端末の状態を管理しない。また、予備装置が端末状態を管理している場合、主制御装置は当該端末の状態を管理しない。また、主制御装置及び予備装置には端末情報が登録されており、端末の管理を切替える際には、主制御装置及び予備装置間で管理情報が交換される。
一方、端末側に主制御装置及び予備装置の両方のアドレス情報を登録しておき、主制御装置に障害が発生した場合、端末が自律的にサービスの接続先を予備装置に切替える方式がある。このような機能を有する端末を用いると、例えば主制御装置の動作に障害が発生した場合に予備装置に管理切替を早期に行い、端末に対する電話サービスを継続することが可能となる。
ここで、このような機能を有する端末を収容する通信制御システムにおいて、主制御装置に障害が発生していない場合、例えば端末及び主制御装置間の通信経路に障害が発生している場合を考える。すなわち、端末及び主制御装置が共に正常に動作しており、両者の通信路に障害が発生している場合を考える。
この場合、端末は主制御装置に障害が発生したと誤って判断し、予備装置に対して接続要求を行う場合があった。すなわち、主制御装置と予備装置との間で管理情報を交換せず、両方の制御装置で1つの端末の通信状態を管理しようとする場合があった。このような状況が発生すると、電話サービスの提供を安定して行えない場合があった。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、冗長性を有し、複数の制御装置が端末の管理を行うことを防止し、安定して通信サービスを行うことが可能な通信制御装置、通信制御システム及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明による通信制御装置は、第1の端末からの第2の端末に対する呼処理要求信号を受信し、呼処理要求信号に基づいて前記第1及び第2の端末間の呼処理を行う呼制御装置に対し、予備装置として設けられる通信制御装置であって、呼制御装置の動作状態を監視する監視部と、呼制御装置に代わって代替呼処理を行うように構成された代替呼処理部と、呼制御装置による呼処理のための転送処理を行うように構成された転送部と、代替呼処理部によって代替呼処理を行うか又は転送部によって転送処理を行うかを切替え、呼処理要求信号を受信し、かつ監視部によって呼制御装置が正常に呼処理を行うことが可能であると判断された場合、転送部に対して転送処理を行う制御信号を送信する切替制御部と、を有することを特徴としている。
また、本発明による通信制御システムは、第1の端末からの第2の端末に対する呼処理要求信号を受信し、呼処理要求信号に基づいて第1及び第2の端末間の呼処理を行う呼制御装置と、呼制御装置に対して予備装置として設けられる通信制御装置とを有する通信制御システムであって、通信制御装置は、呼制御装置の動作状態を監視する監視部と、呼制御装置に代わって代替呼処理を行うように構成された代替呼処理部と、呼制御装置による呼処理のための転送処理を行うように構成された転送部と、代替呼処理部によって代替呼処理を行うか又は転送部によって転送処理を行うかを切替え、呼処理要求信号を受信し、かつ監視部によって呼制御装置が正常に前記呼処理を行うことが可能であると判断された場合、転送部に対して転送処理を行う制御信号を送信する切替制御部と、を有することを特徴としている。
また、本発明によるプログラムは、サーバを、第1の端末からの第2の端末に対する呼処理要求信号を受信し、呼処理要求信号に基づいて第1及び第2の端末間の呼処理を行う呼制御装置に対し、予備装置として設けられる通信制御装置であって、呼制御装置の動作状態を監視する監視部と、呼制御装置に代わって代替呼処理を行うように構成された代替呼処理部と、呼制御装置による呼処理のための転送処理を行うように構成された転送部と、代替呼処理部によって代替呼処理を行うか又は転送部によって転送処理を行うかを切替え、呼処理要求信号を受信し、かつ監視部によって呼制御装置が正常に呼処理を行うことが可能であると判断された場合、転送部に対して転送処理を行う制御信号を送信する切替制御部と、を有する通信制御装置として機能させることを特徴としている。
実施例1に係る通信制御システム及び通信制御装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る通信制御システムの正常時における呼処理動作を模式的に示す図である。 実施例1に係る通信制御システムの異常時における通信制御装置の動作概要を示すフロー図である。 実施例1に係る通信制御システムにおいて主経路に障害が発生した場合の呼処理動作を模式的に示す図である。 実施例1に係る通信制御システムにおいて呼制御装置に障害が発生した場合の呼処理動作を模式的に示す図である。 実施例1に係る通信制御システムにおける通信制御装置の異常時における詳細動作を示す図である。 実施例1の変形例1に係る通信制御装置の構成を示す図である。 実施例1の変形例2に係る通信制御装置の構成を示す図である。 実施例2に係るプログラムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、実施例1に係る通信制御システム10の構成を示すブロック図である。通信制御システム10は、呼制御装置20と、呼制御装置20に対して予備装置として設けられた通信制御装置30を含む。呼制御装置20は、発信端末(第1の端末)T1からの着信端末(第2の端末)T2に対する発信信号に基づいて発信端末T1及び着信端末T2間の通信路CPを構築する。また、呼制御装置20は、発信端末T1及び着信端末T2からの呼処理要求信号DSを受信し、呼処理要求信号DSに基づいて発信端末T1及び着信端末T2間の呼処理(通信開始、音声やメッセージの送受信及び通信終了の処理等の通信サービス)を行う。
以下においては、発信端末T1及び着信端末T2を単に端末T1及びT2と称する。また、呼処理要求信号DSを単に要求信号DSと称する。また、端末T1及びT2と通信制御システム10との間の信号の送受信はネットワーク網NWを仕様して行われる。また、要求信号DSは、端末T1が、通信制御システム10に対して、端末T2を通信相手とした呼処理を要求する信号として送信される場合について説明及び図示する。しかし、要求信号DSは、端末T2によって呼制御装置20に送信されてもよい。すなわち、要求信号DSは、端末T2が端末T1を通信相手として呼制御装置20に対して呼処理を要求する信号であってもよい。
本実施例においては、呼制御装置20がSIP(Session Initiation Protocol)サーバとして構成されている場合について説明する。すなわち、本実施例においては、端末T1及びT2はSIPに対応したSIP端末であり、ネットワーク網NWはIP(Internet Protocol)網である。また、端末T1及びT2と通信制御システム10との間で伝送される信号(例えば発信信号や要求信号DS)はSIP信号である。
呼制御装置20は、端末T1からの要求信号DSを受信する受信部21と、要求信号DSに基づいて端末T1及びT2間の呼処理を行う呼処理部22と、を有している。また、呼制御装置20は、自身が収容している端末の情報である端末情報23をデータベースとして有している。端末情報23は、例えば端末のIPアドレス、位置情報を含む。また、呼制御装置20は、自身が収容している端末の管理情報24、例えば発信中や通話中、待機中などの情報をコンフィグ情報として有している。なお、本実施例においては、呼制御装置20が端末T1を収容している場合について説明するが、呼制御装置20は端末T1を含む複数の端末を収容することが可能である。
通信制御装置30は、端末T1からの要求信号DSを受信する受信部31と、呼制御装置20の動作状態を監視する監視部32と、呼制御装置20に代わって代替的に呼処理を行う(代替呼処理を行う)ように構成された代替呼処理部33と、呼制御装置20による呼処理のための転送処理を行うように構成された転送部34と、を有している。転送処理とは、呼制御装置20と端末T1及びT2との間で送受信される呼処理のための信号を通信制御装置30が転送(中継)する処理をいう。
また、通信制御装置30は、代替呼処理を行うか又は転送処理を行うかを切替える切替制御部35を有している。切替制御部35は、受信部31によって呼処理要求信号DSを受信し、かつ監視部32によって呼制御装置20が正常に呼処理を行うことが可能であると判断された場合、転送部34に対して転送処理を行うように指令する制御信号を送信する。また、切替制御部35は、受信部31によって呼処理要求信号DSを受信し、監視部32によって呼制御装置20が正常に呼処理を行うことが不可能であると判断された場合、代替呼処理部33に対して代替呼処理を行うように指令する制御信号を送信する。
また、通信制御装置30は、呼制御装置20の端末情報23と同様の構成を有する端末情報36をデータベースとして有している。また、通信制御装置30は、自身が収容中の端末T1の管理情報37をコンフィグ情報として有している。管理情報37には、例えば端末T1に対して端末T2との代替呼処理を行っていることや転送処理を行っていること、非管理中であることなどを示す情報が保存されている。
呼制御装置20及び端末T1間には、ネットワーク網NWを介して、主経路MP及び副経路SPの2つの通信経路(信号伝送経路)が設けられている。主経路MPは、呼制御装置20及び端末T1間に直接的に設けられた通信経路である。副経路SPは、呼制御装置20及び端末T1間において通信制御装置30を介して設けられた通信経路である。副経路SPは、通信制御装置30及び端末T1間に設けられた第1の副経路SP1と、通信制御装置30及び呼制御装置20間に設けられた第2の副経路SP2とを含む。
本実施例においては、端末T1は、呼制御装置20に送信した要求信号DSに対する応答信号RSに応じて要求信号DSの送信先を自律的に通信制御装置30に切替える機能を有している。具体的には、端末T1は、呼制御装置20のIPアドレスを含む呼制御装置情報DB1をデータベースとして有している。また、端末T1は、通信制御装置30のIPアドレスを含む通信制御装置情報DB2をデータベースとして有している。また、端末T1は、要求信号DSの送信先を呼制御装置20及び通信制御装置30間で切替える切替部SWを有している。
例えば、端末T1は、呼制御装置20に要求信号DSを送信してから、呼制御装置20からの応答信号RSを受信するまでの時間が所定以上となった場合、自律的に要求信号DSの送信先を呼制御装置20から通信制御装置30に切替える。そして、端末T1は、要求信号DSを通信制御装置30に送信する。
換言すれば、要求信号DSは、要求信号DSに対する呼制御装置20からの応答信号RSを端末T1が受信するまでの時間に応じて、端末T1によって、その送信先が呼制御装置20又は通信制御装置30(受信部21又は31)に切替えられる。
なお、本実施例においては、要求信号DSの送信先が端末T1によって切替えられる場合について説明したが、要求信号DSの送信先は、端末T1によって切替えられる場合に限定されない。例えば、端末T2が要求信号DSの送信先を自律的に切替える機能を有していてもよい。また、要求信号DSは、端末T2又は呼制御装置20によって切替えられてもよい。すなわち、要求信号DSは、要求信号DSに対する呼制御装置20からの応答信号RSを端末T1が受信するまでの時間に応じて、その送信先が呼制御装置20又は通信制御装置30(受信部21又は31)に切替えられる。
図2は、通信制御システム10の通常時の動作概要及び通常時における呼処理中の端末T1との通信経路を模式的に示す図である。なお、通常時とは、例えば、呼制御装置20が正常に呼処理動作を行うことが可能であり、呼制御装置20及び端末T1間の主経路MPにも障害が発生していない状態をいう。通常動作時においては、端末T1は主経路MPを用いて要求信号DS1を呼制御装置20に送信する。呼制御装置20の受信部21は要求信号DS1を受信し、呼処理部22は要求信号DS1に基づいて端末T1及びT2間の呼処理を行う。また、呼処理部22は、主経路MPを用いて応答信号RS1を端末T1に送信する。また、呼制御装置20は、端末情報23及び管理情報24を更新する。
通常動作時においては、要求信号DS1は通信制御装置30に送信されない。従って、代替呼処理部33、転送部34及び切替制御部35はその動作を停止している。また、副経路SPは使用されない。なお、理解の容易さのため、動作を停止している通信制御装置30の代替呼処理部33、転送部34及び切替制御部35と、使用されない副経路SPは図2では破線で示している。
図3は、通信制御装置30の動作を示すフロー図である。まず、端末T1からの要求信号DSを受信する(ステップST1)。通信制御装置30は、端末T1からの要求信号DSを受信した場合、呼制御装置20が正常に動作している否かによって異なる動作を行う(条件分岐JC1)。なお、通信制御装置30は、条件分岐JC1を行うために、その監視部32が呼制御装置20の動作状態を監視する(ステップST0)。
まず、呼制御装置20が正常に呼処理動作を行うことが可能な状態の場合(条件分岐JC1でYESに分岐した場合)、通信制御装置30は、呼制御装置20の呼処理を転送する(ステップST2)。すなわち、呼処理は呼制御装置20(呼処理部22)が継続して行い、通信制御装置30はこの呼処理に係る信号を転送する動作を行う。例えば主経路MPのみに障害が発生している場合が一例として挙げられる。
次に、呼制御装置20が正常に呼処理動作を行えない場合(条件分岐JC1でNOに分岐した場合)、通信制御部30は、呼制御装置20に代わって代替呼処理を行う。すなわち、呼処理の動作を呼制御装置20から引き継ぐ。例えば呼制御装置20に障害が発生している場合、呼制御装置20及び主経路MPの両方に障害が発生している場合が一例として挙げられる。
図4は、通信制御装置30が呼制御装置20の呼処理を転送する場合、すなわち転送処理を行う場合(図3におけるステップST2)における動作概要及びその際の呼制御装置20及び端末T1間の通信経路を示す図である。ここでは、図4に示すように、主経路MPが使用できない場合を例に示す。まず、端末T1は、主経路MPを用いて要求信号DS1(図2参照)を送信したが呼制御装置20からの応答信号RS1(図2参照)が一定時間経過しても返信されてこないため、副経路SP(第1の副経路SP1)を用いて要求信号DS2を通信制御装置30に送信する。受信部31は要求信号DS2を受信する。しかし、実際には、呼制御装置20は、正常に動作しており、呼処理を行うことが可能である。
従って、切替制御部35は転送部34に対して転送処理を行う制御信号CS1を送信する。これによって転送部34は、端末T1からの要求信号DS2を第2の副経路SP2を用いて呼制御装置20に転送する。呼制御装置20の受信部21は要求信号DS2を受信し、呼処理部22は要求信号DS2に基づいて端末T1及びT2間の呼処理を行う。また、呼処理部22は、第2の副経路SP2を用いて応答信号RS2を通信制御装置30に送信する。転送部34は、第1の副経路SP1を用いて応答信号RS2を端末T1に転送する。このようにして、通信制御装置30は、副経路SPを用いて呼制御装置20の呼処理を転送(中継)する。なお、このとき、代替呼処理部33は切替制御部35によって動作を停止している(破線で示している)。
なお、主経路MPの障害が解消され、主経路MPが使用可能となった場合、端末T1は主経路MPを用いて呼制御装置20に要求信号DS1を送信してもよい。端末T1は、例えば定期的に信号を主経路MPで呼制御装置20に送信し、応答があった場合には、切替部SWによって再度自律的に要求信号DSの送信先を呼制御装置20に戻してもよい。また、例えば主経路MPの障害が解消された場合、保守者が端末T1に対して強制的に主経路MPを使用するようにさせてもよい。
図5は、通信制御装置30が代替呼処理を行う場合(図3におけるステップST3)における動作概要及びその際の通信制御装置30及び端末T1間の通信経路を示す図である。まず、転送処理時と同様に、端末T1は、主経路MPを用いて要求信号DS1(図2参照)を送信したが呼制御装置20からの応答信号RS1(図2参照)が一定時間経過しても返信されてこないため、副経路SP(第1の副経路SP1)を用いて要求信号DS2を通信制御装置30に送信する。受信部31は要求信号DS2を受信する。ここでは、呼制御装置20に障害が発生しており、呼制御装置20は正常に呼処理を行うことができない。
従って、切替制御部35は、代替呼処理部33に対して代替呼処理を行う制御信号CS2を送信する。これによって代替呼処理部33は、呼制御装置20に代わって端末T1及びT2間の呼処理(代替呼処理)を行う。代替呼処理部33は、第1の副経路SP1を用いて端末T1に応答信号RS3を送信する。なお、このとき、主経路MP及び第2の副経路SP2は使用されず、転送部34は切替制御部35によって動作を停止している(破線で示している)。なお、呼制御装置20の障害が解消され、呼処理を行うことが可能となった場合は、端末T1側から又は保守者によって呼制御装置20による呼処理に戻してもよい。
図6は、通信制御装置30による転送処理及び代替呼処理の際の通信制御装置30の詳細動作を示すシーケンス図である。まず、図4及び図6を用いて転送処理を行う際の通信制御装置30の動作を具体的に説明する。まず、準備段階として、監視部32は、呼制御装置20の動作状態を呼制御装置20に問い合わせ、正常に呼処理動作を行うことが可能であると判断する(ステップST01)。
なお、監視部32は、例えば呼制御装置20に対してポーリングを行うことによって呼制御装置20の動作状態を監視する。また、監視部32の監視状況は保守者によって点検される。また、保守者によって直接呼制御装置20の動作状態を確認してもよい。
次に、端末T1からの要求信号DS2を受信した受信部31は転送部34にこれを送信する(図示せず)。転送部34は、要求信号DS2を呼制御装置20に転送する(ステップST21)。要求信号DS2を受信した呼制御装置20は端末T1及びT2間の呼処理を行う(ステップST22)。呼制御装置20は、応答信号RS2を通信制御部30の転送部34に送信し、転送部34はこれを受信する(ステップST23)。転送部34は、応答信号RS2を端末T1に転送し、端末T1はこれを受信する(ステップST24)。
次に、図5及び図6を用いて、代替呼処理を行う際の通信制御装置30の動作を具体的に説明する。まず、準備段階として、監視部32は、呼制御装置20の動作状態を呼制御装置20に問い合わせ、障害が発生した(正常に呼処理動作を行うことが不可能である)と判断する。監視部32は代替呼処理部33に呼制御装置20の障害発生情報を送信し、代替呼処理部33はこれに基づいて呼制御装置20から管理情報24を読込み、管理情報37を更新する(ステップST02)。
次に、端末T1からの要求信号DS2を受信した受信部31は代替呼処理部33にこれを送信する(図示せず)。代替呼処理部33は、呼制御装置20に代わって端末T1及びT2間の代替呼処理を行う(ステップST31)。代替呼処理部33は、応答信号RS3を端末T1に送信し、端末T1はこれを受信する(ステップST32)。このようにして通信制御装置30は転送処理及び代替呼処理動作を行う。
本実施例においては、呼制御装置20及び呼制御装置20に対して予備装置として設けられた通信制御装置30からなる通信制御システム10において、通信制御装置30が代替呼処理部33及び転送部34を有している。また、通信制御装置30は、代替呼処理を行うか又は転送処理を行うかを切替える切替制御部35を有している。切替制御部35は、呼制御装置20が正常に動作している場合、転送部34に対して転送処理を行う制御信号を送信する。また、切替制御部35は、呼制御装置20が正常に動作していない場合、代替呼処理部33に対して代替呼処理を行う制御信号を送信する。
従って、自律的に呼処理要求の送信先を呼制御装置20及び通信制御装置30間で切替える機能を有する端末に対しても、確実に1対1での通信制御を行うことが可能となる。従って、当該端末に対しても迅速かつ安定した呼処理(通信サービス)を提供することが可能となる。また、呼制御装置20が正常に動作している場合には呼処理動作を呼制御装置20に一貫して行わせることが可能となる。従って、制御装置の無用な切替、例えば呼制御装置20及び通信制御装置30間での無用な管理情報の交換(引き継ぎ)を行うことが抑制される。
また、本実施例における通信制御システム10と端末T1のような端末とを組み合わせて使用することにより、従来の冗長性を有する通信制御システムに対して通信制御品質が大幅に向上する。具体的には、まず、主に呼処理を行う呼制御装置20に障害が発生した場合には従来と同様に通信制御装置30によって呼処理を代替的に行うことが可能である。さらに、端末が自律的に制御装置を切替えることによって呼制御装置20以外の部分に発生した障害(例えば通信経路に発生した障害)の影響を呼処理サービスに与えないようにすることが可能となる。
また、通信制御装置30が監視部32を有し、切替制御部35を有することによって、保守者の作業がある程度不要となり、運用コストの低下を図ることが可能となる。従って、保守コストの低下及びサービス品質の向上を図ることが可能となる。
さらに、例えば呼制御装置20を現用系制御装置として運用し、通信制御装置30を待機系制御装置として運用することが可能である。この場合、通信制御装置30には負荷が集中しにくいため、待機系の通信制御装置30が監視部32や転送部34、切替制御部35を有する場合でも容易に運用可能となる。さらに、使用中の制御装置を流用することが可能であり、高価な部品などを追加する必要がないため、低コストで実現することが可能となる。
図7は、実施例1の変形例1に係る通信制御装置30Aの構成を示すブロック図である。本変形例は、通信制御装置30Aが呼制御装置20Aから独立して設けられる場合の構成例である。呼制御装置20A及び通信制御装置30Aは、互いに独立した点を除いては、呼制御装置20及び30とそれぞれ同様の構成を有している。
実施例1においては、呼制御装置20及び通信制御装置30が通信制御システム10として構成されている場合について説明した。しかし、例えば本変形例のように、呼制御装置20A及び通信制御装置30Aが互いに独立して(例えば離れた場所に配置されて)いてもよい。本変形例は、例えば遠方に位置する呼制御装置に対して転送処理や代替呼処理を行う制御装置を設ける場合の構成例となる。呼制御装置20A及び通信制御装置30Aが互いに独立している場合でも、互いのIPアドレスや端末情報及び管理情報を共有しておくことで、通信制御装置30Aは呼制御装置20Aに対して予備的な制御装置として機能することが可能となる。換言すれば、呼制御装置20Aに対して予備装置として単体の通信制御装置30Aが設けられていればよい。
図8は、実施例1の変形例2に係る通信制御装置30Bの構成を示すブロック図である。本変形例においては、通信制御装置30Bは複数(本変形例においては2つ)の呼制御装置(第1及び第2の呼制御装置)20B1及び20B2の両方に対して予備装置として設けられている。すなわち、通信制御装置30Bは、複数の呼制御装置20B1及び20B2に共通の予備的な通信制御装置である。
具体的には、まず、呼制御装置20B1は、発信端末(第1の端末)T11からの着信端末(第2の端末)T21に対する発信信号に基づいて発信端末T11及び着信端末T21間の通信路CP1を構築する。また、呼制御装置20B1は、発信端末T11及び着信端末T21からの呼処理要求信号DS11を受信し、呼処理要求信号DS11に基づいて発信端末T11及び着信端末T21間の呼処理(第1の呼処理)を行う。
同様に、呼制御装置20B2は、発信端末(第3の端末)T12からの着信端末(第4の端末)T22に対する発信信号に基づいて発信端末T12及び着信端末T22間の通信路CP2を構築する。また、呼制御装置20B2は、発信端末T12及び着信端末T22からの呼処理要求信号DS12を受信し、呼処理要求信号DS12に基づいて発信端末T12及び着信端末T22間の呼処理(第2の呼処理)を行う。通信制御装置30Bは、呼制御装置20B1及び20B2に対して予備装置として設けられる。
なお、本変形例においては、実施例1と同様に、発信端末である端末T11及びT12によって要求信号DS11及びDS12が送信される場合について説明及び図示する。また、要求信号DS11及びDS12は、端末T11及びT12によってその送信先が切替えられる場合について説明する。しかし、要求信号DS11及びDS12は、端末T21及びT22によって送信されることも可能であり、また端末T21及びT22によってその送信先が切替えられることも可能である。
通信制御装置30Bは、端末T11及びT12からの要求信号DS11及びDS12を受信する受信部31Bと、呼制御装置20B1及び20B2の各々の動作状態を監視する監視部32Bと、呼制御装置20B1及び20B2に代わってそれぞれ第1及び第2の代替呼処理を行うように構成された代替呼処理部33Bと、呼制御装置20B1及び20B2による第1及び第2の呼処理のための第1及び第2の転送処理をそれぞれ行うように構成された転送部34Bと、を有している。
また、通信制御装置30Bは、第1の代替呼処理を行うか又は第1の転送処理を行うかを切替え、第2の代替呼処理を行うか又は第2の転送処理を行うかを切替える切替制御部35Bを有している。
切替制御部35Bは、受信部31Bによって呼処理要求信号DS11を受信し、監視部32Bによって呼制御装置20B1が正常に呼処理を行うことが可能であると判断された場合、転送部34Bに対して第1の転送処理を行うように指令する制御信号を送信する。また、切替制御部35Bは、受信部31Bによって呼処理要求信号DS11を受信し、監視部32Bによって呼制御装置20B1が正常に呼処理を行うことが不可能であると判断された場合、代替呼処理部33Bに対して第1の代替呼処理を行うことを指令する制御信号を送信する。
切替制御部35Bは、受信部31Bによって呼処理要求信号DS12を受信し、監視部32Bによって呼制御装置20B2が正常に呼処理を行うことが可能であると判断された場合、転送部34Bに対して第2の転送処理を行うことを指令する制御信号を送信する。また、切替制御部35Bは、受信部31Bによって呼処理要求信号DS12を受信し、監視部32Bによって呼制御装置20B2が正常に呼処理を行うことが不可能であると判断された場合、代替呼処理部33Bに対して第2の代替呼処理を行うことを指令する制御信号を送信する。
また、通信制御装置30Bは、呼制御装置20B1及び20B2の端末情報36Bをデータベースとして有している。また、通信制御装置30Bは、管理情報37Bをコンフィグ情報として有している。管理情報37Bには、例えば端末T11に対して端末T21との代替呼処理を行っていることや、端末T12に対して端末22との呼処理の転送処理を行っていること、非管理中であることなどを示す情報が保存されている。
本変形例においては、複数の呼制御装置20B1及び20B2に共通の通信制御装置30Bが設けられている。本変形例においても、呼制御装置20B1及び20B2並びに通信制御装置30Bを互いに離れた位置に配置することが可能である。例えば、東京に通信制御装置30Bを、大阪及び名古屋にそれぞれ呼制御装置20B1及び20B2を配置することが可能である。
本変形例においては、複数の呼制御装置20B1及び20B2における呼処理を1つの通信制御装置30Bによって同時に転送することや代替呼処理を行うことが可能となる。具体的には、呼制御装置20B1及び20B2のアドレス情報、管理情報や端末情報を全て登録しておくことで、1つの通信制御装置30Bで代替呼処理及び転送処理などを行うことを可能にしている。すなわち、呼制御装置20B1及び20B2の各々に対して1つの通信制御装置を設ける必要がない。従って、通信制御装置30Bに対する負荷が集中しない又は負荷に対して十分な能力を有する場合、小さな装置サイズで安定して転送処理や代替呼処理を行うことが可能となる。なお、一時的に通信制御装置30Bの負荷が上がった場合、監視部32Bの動作を停止させ、転送処理などを優先的に行うことも可能である。
図9は、実施例2に係るプログラムPGの構成を示すブロック図である。プログラムPGは、サーバSVを、実施例1に係る通信制御装置30として機能させる。具体的には、プログラムPGは、サーバSVを、端末T1からの端末T2に対する呼処理要求信号DSを受信し、呼処理要求信号DSに基づいて端末T1及びT2間の呼処理を行う呼制御装置20に対し、予備装置として設けられる通信制御装置30として機能させる。また、プログラムPGは、サーバSVを、端末T1からの呼処理要求信号DSを受信する受信部31と、呼制御装置20の動作状態を監視する監視部32と、呼制御装置20に代わって代替呼処理を行うように構成された代替呼処理部33と、呼制御装置20による呼処理のための転送処理を行うように構成された転送部34と、代替呼処理を行うか又は転送処理を行うかを切替え、受信部31によって呼処理要求信号DSを受信し、かつ監視部32によって呼制御装置20が正常に呼処理を行うことが可能であると判断された場合、転送部34に対して転送処理を行うように指令する制御信号を送信する切替制御部35と、を有する通信制御装置30として機能させる。
本実施例においては、プログラムをインストールすることによって、例えば呼制御サーバなどを通信制御装置30として機能させることが可能となる。従って、使用中の呼制御サーバを流用することが可能となる。従って、設備投資は不要となり、プログラムのインストールのみで実施可能となる。従って、安価で容易に安定した通信サービスを提供することが可能となる。
なお、上記においては、通信制御装置30、30A及び30Bが、要求信号DS、DS1、DS2、DS11及びDS12を受信する受信部31及び31Bを有する場合について説明したが、通信制御装置30、30A及び30Bは、受信部31及び31Bを有していなくてもよい。通信制御装置30、30A及び30Bが、受信部31及び31Bを有していない場合、切替制御部35及び35Bが要求信号DS、DS1、DS2、DS11及びDS12を受信する機能を有していればよい。すなわち、切替制御部35及び35Bが要求信号DS、DS1、DS2、DS11及びDS12を受信し、代替呼処理及び転送処理の切替を行う制御信号を送信することも可能である。
上記においては、呼制御装置の動作状態に応じて、呼制御装置に代わって呼処理を行うか、呼制御装置の呼処理を継続させるかを選択することが可能となる。従って、呼制御装置及び予備の通信制御装置の両方で呼処理を行うことを防止し、高品質な通信サービスを提供することが可能となる。
10 通信制御システム
20、20A、20B1、20B2 呼制御装置
30、30A、30B 通信制御装置
T1、T11 発信端末(第1の端末)
T2、T21 着信端末(第2の端末)
T12 発信端末(第3の端末)
T22 着信端末(第4の端末)
31、31B 受信部
32、32B 監視部
33、33B 代替呼処理部
34、34B 転送部
35、35B 切替制御部

Claims (8)

  1. 第1の端末からの第2の端末に対する呼処理要求信号を受信し、前記呼処理要求信号に基づいて前記第1及び第2の端末間の呼処理を行う呼制御装置に対し、予備装置として設けられる通信制御装置であって、
    前記呼制御装置の動作状態を監視する監視部と、
    前記呼制御装置に代わって代替呼処理を行うように構成された代替呼処理部と、
    前記呼制御装置による前記呼処理のための転送処理を行うように構成された転送部と、
    前記代替呼処理部によって前記代替呼処理を行うか又は前記転送部によって前記転送処理を行うかを切替え、前記呼処理要求信号を受信し、かつ前記監視部によって前記呼制御装置が正常に前記呼処理を行うことが可能であると判断された場合、前記転送部に対して前記転送処理を行う制御信号を送信する切替制御部と、を有することを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記呼処理要求信号は、前記呼処理要求信号に対する前記呼制御装置からの応答信号を前記第1の端末が受信するまでの時間に応じて、その送信先が前記呼制御装置又は前記通信制御装置に切替えられることを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記呼処理要求信号は、前記呼処理要求信号に対する前記呼制御装置からの応答信号を前記第1の端末が受信するまでの時間に応じて、前記第1の端末によって、その送信先が前記呼制御装置又は前記通信制御装置に切替えられることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御装置。
  4. 前記切替制御部は、前記呼処理要求信号を受信し、かつ前記監視部によって前記呼制御装置が正常に前記呼処理を行うことが不可能であると判断された場合、前記代替呼処理部に対して前記代替呼処理を行う制御信号を送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の通信制御装置。
  5. 前記呼処理要求信号はSIP信号であり、前記呼制御装置はSIPサーバであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の通信制御装置。
  6. 第1の端末からの第2の端末に対する呼処理要求信号を受信し、前記呼処理要求信号に基づいて前記第1及び第2の端末間の呼処理を行う呼制御装置と、前記呼制御装置に対して予備装置として設けられる通信制御装置とを有する通信制御システムであって、
    前記通信制御装置は、
    前記呼制御装置の動作状態を監視する監視部と、
    前記呼制御装置に代わって代替呼処理を行うように構成された代替呼処理部と、
    前記呼制御装置による前記呼処理のための転送処理を行うように構成された転送部と、
    前記代替呼処理部によって前記代替呼処理を行うか又は前記転送部によって前記転送処理を行うかを切替え、前記呼処理要求信号を受信し、かつ前記監視部によって前記呼制御装置が正常に前記呼処理を行うことが可能であると判断された場合、前記転送部に対して前記転送処理を行う制御信号を送信する切替制御部と、を有することを特徴とする通信制御システム。
  7. 第1の端末からの第2の端末に対する第1の呼処理要求信号を受信し、前記第1の呼処理要求信号に基づいて前記第1及び第2の端末間の第1の呼処理を行う第1の呼制御装置と、第3の端末からの第4の端末に対する第2の呼処理要求信号を受信し、前記第2の呼処理要求信号に基づいて前記第3及び第4の端末間の第2の呼処理を行う第2の呼制御装置と、に対し、予備装置として設けられる通信制御装置であって、
    前記第1及び第2の呼制御装置の各々の動作状態を監視する監視部と、
    前記第1及び第2の呼制御装置に代わってそれぞれ第1及び第2の代替呼処理を行うように構成された代替呼処理部と、
    前記第1及び第2の呼制御装置による前記第1及び第2の呼処理のための第1及び第2の転送処理をそれぞれ行うように構成された転送部と、
    前記第1の代替呼処理を行うか又は前記第1の転送処理を行うかを切替え、前記第2の代替呼処理を行うか又は前記第2の転送処理を行うかを切替える切替制御部と、を有することを特徴とする通信制御装置。
  8. サーバを、
    第1の端末からの第2の端末に対する呼処理要求信号を受信し、前記呼処理要求信号に基づいて前記第1及び第2の端末間の呼処理を行う呼制御装置に対し、予備装置として設けられる通信制御装置であって、
    前記呼制御装置の動作状態を監視する監視部と、
    前記呼制御装置に代わって代替呼処理を行うように構成された代替呼処理部と、
    前記呼制御装置による前記呼処理のための転送処理を行うように構成された転送部と、
    前記代替呼処理部によって前記代替呼処理を行うか又は前記転送部によって前記転送処理を行うかを切替え、前記呼処理要求信号を受信し、かつ前記監視部によって前記呼制御装置が正常に前記呼処理を行うことが可能であると判断された場合、前記転送部に対して前記転送処理を行う制御信号を送信する切替制御部と、を有する通信制御装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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