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JP6432880B2 - 給油装置 - Google Patents
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Description

本発明は、給油装置に関し、特にセルフサービス方式の給油所等に設置される給油装置に関する。
給油所ではガソリンや軽油等の可燃性の液体を取り扱うため、安全性が重んじられている。例えば、給油ノズルが接続される給油ホースには安全接手が備えられ、車輌の給油口に給油ノズルが接続されたまま車輌が発進して給油ホースに過剰な力が加わっても、給油ホースが破断する前に安全接手が分離して給油ホースの損傷が防止される。さらに、この分離と同時に安全接手内に設けられた安全弁が閉じることで、給油ホース内の燃料油が給油装置外に撒き散らされるのも防止される。
また、各給油装置の給油状況を表示する屋外表示器が設けられた給油所(特許文献1参照)においては、従業員は、屋外表示器を監視して各給油装置の給油状況の把握を頻繁に行うことで、効率よく給油作業を行うことに加え、各給油装置における異常を速やかに発見し、給油所内の安全性を高く保っている。
特開平8−258897号公報
しかし、近年、従業員ではなく顧客自らが給油を行うセルフサービス方式の給油所が増加している。このような給油所では、従業員が原則として給油作業を行わないことにより省力化やコスト削減を図ることができる。しかし、顧客は給油作業に不慣れであるため屋外表示器のような給油所の安全確保に役立つ装置を有効に利用できず、安全性の面で改善の余地があった。
特に、セルフサービス方式の給油所の安全性に関し、顧客が給油ノズルを車輌の給油口に挿入したまま誤って車輌を発進させることで、給油ノズルが接続された給油ホース等に過剰な力が加わって給油ホース等が損傷する事故が問題視されている。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、セルフサービス方式等の給油所における上記損傷事故等を防止することなどが可能な給油装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、一端が貯油タンクに接続され、他端が給油ノズルを有する給油ホースに接続された給油管と、該給油管に介装された給油ポンプ及び流量計とを備え、前記給油ノズルがノズル掛けから外された際に給油可能となる給油装置において、予め給油設定した量の給油が済んだ後に追加的な給油が可能か否かを表示する表示器と、前記給油ノズルが前記ノズル掛けから外されているが該給油ノズルから給油がなされていない状態を報知すると共に、顧客の注意を前記表示器に向ける報知手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、給油ノズルがノズル掛けから外されているが該給油ノズルから給油がなされていない状態、すなわち給油が中断していることを顧客に報知することで、給油ノズルをノズル掛けに掛けることを促し、顧客が給油ノズルを車輌の給油口に挿入したまま誤って車輌を発進させるのを防止することができる。また、この報知を行うことで顧客の注意を表示器に向けることができるため、予め設定された量の給油が済んだ顧客に追加的な給油(継ぎ足し給油)を促すことができる。
上記給油装置において、前記報知手段は、光によって報知する表示部を備えてもよく、音声によって報知するスピーカを備えてもよい。これによって、顧客が車輌付近にいる場合のみならず車輌から離れた場所にいる場合であっても、給油が中断している状態を顧客に認識させることができる。
また、前記報知手段は、前記給油ノズルがノズル掛けから外されているが該給油ノズルから給油がなされていない状態の継続時間に応じて報知方法を変化させることができる。これにより、給油が中断している状態が長時間継続していることを顧客に認識させ、顧客に対して給油作業を継続するか又は終了することを強く促すことができる。
以上のように、本発明によれば、セルフサービス方式等の給油所における損傷事故等を防止することなどが可能な給油装置を提供することができる。
本発明に係る給油装置の一実施の形態を示す概略図である。 図1に示す給油装置を設置した給油所の全体図である。 本発明に係る給油装置の運転をPOSの運転と関連づけながら説明するためのフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る給油装置の基本構成を示し、この給油装置1は、ハウジング2と、所定の状態を顧客に報知する報知器(報知手段)3と、給油状態ランプ4と、一端がハウジング2に接続される給油ホース5と、給油ホース5に接続される給油ノズル6と、不使用時の給油ノズル6を保持するノズル掛け7と、給油情報を表示する表示器8とを備える。
ハウジング2の内部には、燃料油が貯留されている地下タンク(不図示)に一端が接続されると共に他端が給油ホース5に接続される給油管(不図示)と、給油管を通じて地下タンクから燃料油を汲み上げる給油ポンプ(不図示)と、給油管内を流れる燃料油の量を計測する流量計(不図示)とが設けられる。流量計には流量パルス発信器が備えられ、流量パルス発信器は流量計で計測した燃料油の量をパルス信号として報知器3、給油状態ランプ4及び表示器8等に送信する。
報知器3は、給油ノズル6がノズル掛け7から外されているが給油ノズル6から給油がなされていない状態を顧客に報知するために備えられ、光を発することにより報知する表示部3aと、音を発することにより報知するスピーカ3bとを備える。また、報知器3はユニット化されており、給油装置1から報知器3を自由に取り外すことができ、給油装置1以外の給油装置に取り付けることもできる。
給油状態ランプ4は、給油装置1が給油状態にあるか否かを示すために備えられる。給油中においては、流量計を燃料油が流れることで流量パルス発信器から給油状態ランプ4にパルス信号が送信され、給油状態ランプ4はこれを受信することで点灯する。
給油ノズル6は、燃料油を吐出するために備えられる。給油ノズル6は給油レバー(不図示)を備え、顧客が給油レバーを引いて開放状態にすることで給油がなされる。また、給油ノズル6には、給油レバーの開放状態を維持するためのラッチ(不図示)が備えられる。
ノズル掛け7にはノズルスイッチ(不図示)が設けられる。ノズルスイッチは、給油ノズル6がノズル掛け7に保持された状態ではOFFであり、給油ノズル6がノズル掛け7から外されるとONになる。
表示器8は、流量パルス発信器から送信されたパルス信号を受信して給油量等を表示したり、顧客が予め給油設定した量の給油が済んだ後に継ぎ足し給油が可能か否かを表示したり、給油作業が完全に終了(給油ノズル6がノズル掛け7に戻され、精算処理が終了すること)して車輌を発進させることができるか否かなどを表示するために備えられる。
また、図2は、図1に示す給油装置1が設置されたセルフサービス方式の給油所11を示し、この給油所11は、給油装置1の他に、精算処理や売上げの管理等を行うPOS(不図示)が設置されている。さらに、同図には、給油装置1を用いて車輌21の給油口21aから車載タンクに給油している状態も示されている。
次に、上記構成を有する給油装置1等の動作について、主に図3を参照しながら説明する。
まず、顧客は給油する燃料油の種類や給油量等の設定を行い(ステップS1;Yes)、設定が終了したら給油ノズル6をノズル掛け7から外すことでノズルスイッチをONにする(ステップS2;Yes)。これにより、給油装置1において給油要求出力がなされ(ステップS3)、ステップS1での給油設定データが信号として給油装置1からPOSに送信される。
POSは、給油装置1からの信号を受信し、この信号に基づいて給油要求入力を行う(ステップS31;Yes)。さらに、POSにおいて給油許可出力がなされ(ステップS32)、POSからの信号を給油装置1が受信して給油許可入力を行う(ステップS4;Yes)。これにより、給油装置1において給油制御機構(不図示)から表示器8にリセット信号が送信され、前回なされた給油に関する情報のリセット(帰零)がなされると共に、給油ポンプがONとなる(ステップS5)。
次に、顧客は給油ノズル6を車輌21の給油口21aに挿入して給油レバーを引くことで、給油ポンプによって地下から汲み上げられた燃料油が流量計を流れ、流量パルス発信器がONになる(ステップS6;Yes)。これにより、流量計を通過した燃料油は給油ホース5を介して給油ノズル6に到達し、給油ノズル6から給油口21aへと燃料油が吐出される。
ここで、流量パルス発信器がONになることで、流量パルス発信器からパルス信号が表示器8、報知器3及び給油状態ランプ4に送信され、これらがパルス信号を各々受信することで、表示器8において給油量の表示(計数表示)がなされ、報知器3の表示部3aが青色に点灯し、給油状態ランプ4が点灯する(ステップS7)。
ステップS1で設定した量の給油が完了すると、給油が自動的に停止する(ステップS8;Yes)。給油停止後に顧客が再度給油設定を行うと(ステップS9;Yes)、給油レバーを引くことで再度給油を行うことができる(ステップS6;Yes)。
一方、ステップS1で設定した量の給油が完了した後に給油再設定を行わない場合や(ステップS9;No)、ステップS6で顧客が給油レバーを引かないため流量パルス発信器がONにならない場合は(ステップS6;No)、報知器3の表示部3aが黄色に点灯する(ステップS10)。この状態で顧客が給油ノズル6をノズル掛け7に戻さず(ステップS11;No)、給油レバーも引かず(ステップS12;No)、この状態が所定時間t1経過すると(ステップS13;Yes)、報知器3のスピーカ3bから断続音が発せられる(ステップS14)。
さらに、同様の状態(ステップS15;No、ステップS16;No)が所定時間t2(但し「t2>t1」とする。)経過すると(ステップS17;Yes)、報知器3の表示部3aが赤色に点灯する(ステップS18)。また、同様の状態(ステップS19;No、ステップS20;No)が所定時間t3(但し「t3>t2」とする。)経過すると(ステップS21;Yes)、報知器3のスピーカ3bから連続音が発せられる(ステップS22)。給油ノズル6がノズル掛け7に掛けられてノズルスイッチがOFFとなるか(ステップS23;Yes)、給油レバーが引かれて流量パルス発信器がONとなるか(ステップS24;Yes)のいずれかに該当しない限り、ステップS22の状態が継続する(ステップS24;No)。
一方、ステップS12、S16、S20及びS24において、給油レバーが引かれて給油がなされた場合には(ステップS12;Yes、ステップS16;Yes、ステップS20;Yes、ステップS24;Yes)、表示器8に計数表示がなされ、報知器3の表示部3aが青色に点灯し、給油状態ランプ4が点灯する(ステップS7)。また、報知器3のスピーカ3bから断続音又は連続音が発せられていた場合は、音が停止する(ステップS25)。
また、ステップS11、S15、S19及びS23において、給油ノズル6がノズル掛け7に掛けられてノズルスイッチがOFFとなると(ステップS11;Yes、ステップS15;Yes、ステップS19;Yes、ステップS23;Yes)、給油ポンプがOFFとなると共に、報知器3による報知(表示部3aの点灯、スピーカ3bからの音)が停止する(ステップS26)。これにより、給油装置1において給油終了出力がなされて終了信号がPOSに送信され(ステップS27)、これをPOSにおいて受信して給油終了入力がなされる(ステップS33;Yes)。そして、POSで伝票発行がなされ(ステップS34)、一連の給油作業は終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、給油ノズル6がノズル掛け7から外れているが給油ノズル6から給油がなされていない状態、すなわち給油が中断していることを顧客に報知することで、給油ノズル6をノズル掛け7に掛けることを促し、顧客が給油ノズル6を車輌21の給油口21aに挿入したまま誤って車輌21を発進させるのを防止することなどが可能となる。
より具体的には、顧客が、給油量設定後に給油ノズル6をノズル掛け7から外して車輌21の給油口21aに挿入した後、給油ノズル6の給油レバーを引いて給油を開始すると共に、給油レバーを開放状態で固定し、給油中に顧客が一旦車輌を離れて設定量の給油がなされた頃に車輌に戻り、給油ノズル6が給油口21aに挿入されたままであることを忘れて車輌21を発進させることを防止することができる。
また、給油装置1の表示器8で顧客が給油設定を行い、給油ノズル6をノズル掛け7から外し、給油ノズル7を車輌21の給油口21aに挿入して給油を行い、設定量の給油が済んだ後に給油ノズル6を給油口21aから外してノズル掛け7に戻し、POSで料金精算を行うと、顧客は給油設定後は表示器8を一切見なくても一連の給油作業を行うことができるが、上記報知を行うことで顧客の注意を表示器8に向けることができ、継ぎ足し給油を促すことができる。
さらに、給油ノズル6をノズル掛け7から外したが給油を行わない顧客や、設定量の給油が済んだ後に再度給油したり給油作業を終了しない顧客等に対して給油作業を行うか又は終了することを促すことができる。
尚、スピーカ3bから発せられる音は、電子音、音声及び音楽等、顧客の聴覚に訴えかけるものであれば様々なものを用いることができる。
また、給油が中断している時間の経過と共に、表示部3aにおける表示色やスピーカ3bから発せられる音を変化させたが、このように、徐々に顧客に報知を認識させる力が強いものにするのが好ましい。例えば、表示部3aから発する光を可視範囲内で波長の小さいものから大きいものへと変化させたり、発光強度を大きくするのが好適である。また、スピーカ3bから発せられる音量を大きくすることなどが好適である。報知方法を変化させるタイミングは、顧客に報知を認識させる力の強さ、報知が第三者に与える不快感、給油中断の継続時間及び給油所の環境等を考慮しながら決定するのが好ましい。
上記実施の形態では、給油装置1をセルフサービス方式の給油所11に設置しているが、給油所の従業員が給油作業を行う給油所に設置することもできる。
さらに、報知器3にはユニット化されていないものを用いることもでき、給油装置1そのものに報知器3と同様の機能を有する部分を設けてもよい。
また、顧客が予め給油設定した量の給油が済んだ後に継ぎ足し給油が可能か否かや、給油作業が完全に終了(給油ノズル6がノズル掛け7に戻され、精算処理が終了すること)して車輌21を発進させることができるか否かなどは、給油装置1とは別に給油所11に設置されるモニターに表示することもできる。
1 給油装置
2 ハウジング
3 報知器
3a 表示部
3b スピーカ
4 給油状態ランプ
5 給油ホース
6 給油ノズル
7 ノズル掛け
8 表示器
11 給油所
21 車輌
21a 給油口

Claims (4)

  1. 一端が貯油タンクに接続され、他端が給油ノズルを有する給油ホースに接続された給油管と、該給油管に介装された給油ポンプ及び流量計とを備え、前記給油ノズルがノズル掛けから外された際に給油可能となる給油装置において、
    予め給油設定した量の給油が済んだ後に追加的な給油が可能か否かを表示する表示器と、
    前記給油ノズルが前記ノズル掛けから外されているが該給油ノズルから給油がなされていない状態を報知すると共に、顧客の注意を前記表示器に向ける報知手段とを備えることを特徴とする給油装置。
  2. 前記報知手段は、光によって報知する表示部を備えることを特徴とする請求項1に記載の給油装置。
  3. 前記報知手段は、音声によって報知するスピーカを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の給油装置。
  4. 前記給油ノズルがノズル掛けから外されているが該給油ノズルから給油がなされていない状態の継続時間に応じて前記報知手段の報知方法が変化することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の給油装置。
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