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JP6625386B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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JP6625386B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
近年のシステムインパッケージの普及に伴い、半導体ウエハの薄型加工技術が注目されている。例えば、携帯電話等で使われているスタックパッケージの分野では、パッケージの内部に100μm以下に薄化した複数のチップを積層させた製品が開発されている。半導体ウエハの薄化加工は、半導体ウエハに回路素子などを形成した後、グラインディングホイールを使って半導体ウエハの裏面を研削することにより行われる。半導体ウエハの薄化が進むとチッピング、チップ割れ、半導体ウエハの反りなどが発生し、歩留まりの低下や生産性の低下といった問題が発生する。この問題を解消するために、半導体ウエハを研削する際、半導体ウエハの外縁から例えば3mm程度の外周部を残し、内周部のみを研削して薄化する技術が知られている。かかる技術の導入により半導体ウエハのハンドリングが容易となり、また、半導体ウエハの反りの低減を図ることが可能となる。
上記の技術を導入した半導体装置の製造に関する技術として、例えば、特許文献1には、ウエハの裏面に粘着テープを貼着する工程と、該粘着テープが貼着されたウエハの表面側から切削予定ラインに沿って切削溝を形成する工程と、切削溝形成工程後にウエハの表面を下向きに保持した状態で該粘着テープを拡張させる工程と、を含む加工方向が記載されている。
一方、特許文献2には、半導体ウエハの深さ方向の任意の位置にアライメントマークを形成する技術が記載されている。特許文献2には、半導体ウエハの一方の面から、半導体ウエハの任意の深さ位置に焦点を合わせてレーザ光線を照射することにより、半導体ウエハの特定部分に多光子吸収過程を生じさせて、半導体ウエハの位置合わせを行うためのアライメントマークを形成することが記載されている。
特開2010−93005号公報 特開2011−200897号公報
半導体ウエハをチップ状に個片化するダイシング工程では、通常、半導体ウエハは、その裏面側にダイシングテープが貼り付けられて、該ダイシングテープ上に支持された状態でダイシング装置にセットされる。その後、半導体ウエハの表面において画定されているダイシングラインを画像認識し、ダイシングラインに沿ってダイシングブレードを走査させることによりダイシングが行われる。
しかしながら、上記したような半導体ウエハの裏面の内周部分のみを研削することにより薄化した半導体ウエハは、外周部と内周部との間に段差を有する。このように裏面に段差を有する半導体ウエハのダイシングを行うためには、半導体ウエハの裏面を安定的に支持するための専用のステージを備えたダイシング装置が必要となる。既存のダイシング装置を使用するためには、裏面電極形成工程や検査工程などを経た後に更なる研削工程において半導体ウエハの裏面の外周部分の研削を行い、段差を除去する必要がある。しかしながら、この場合、2度の研削工程が必要となりコストアップを招来する。
上記の問題を回避するために、半導体ウエハの表面側を支持面として半導体ウエハをダイシング装置にセットし、半導体ウエハの裏面側からダイシングを行う方法が考えられる。半導体ウエハの裏面側からダイシングを行う場合には、半導体ウエハの裏面側からダイシングラインの位置を認識する必要がある。その方法としては、例えば、特許文献1に記載されるように、半導体ウエハを透過する波長を使用した赤外線カメラを用いる方法が挙げられる。しかしながら、縦型の高耐圧半導体素子であるスーパージャンクションや、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等は、赤外線を透過させない導電膜で形成される電極を半導体ウエハの裏面に有するため、赤外線カメラによる半導体ウエハの裏面側の観察によってダイシングラインを認識することは困難である。また、特許文献2に記載されている手法を用いて半導体ウエハの裏面にダイシングラインを推定するためのアライメントマークを形成したとしても、半導体ウエハの裏面が導電膜で覆われた場合には、該アライメントマークを認識することができなくなってしまう。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、可視光や赤外線を透過させない導電膜で覆われた半導体基板の裏面側からの観察によって認識可能なアライメントマークを有する半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第3の観点に係る半導体装置の製造方法は、第1の主面に複数の半導体素子が形成された素子形成領域および前記素子形成領域の外周を囲む外周領域を有する半導体基板の、前記素子形成領域に対応する領域内における所定の深さ位置に、前記半導体基板の状態が変化した改質部を形成する工程と、前記半導体基板の前記第1の主面とは反対側の第2の主面の前記素子形成領域に対応する領域に前記第1の主面側に向けて凹んだ凹部を形成し、前記凹部の底面に前記改質部を露出させる工程と、前記凹部の底面をエッチングすることによって前記改質部の形成位置に凸状または凹状の構造部分を形成する工程と、前記凸状または凹状の構造部分によって前記凹部の底面に形成される凹凸が認識可能な厚さで前記凹部の底面を導電膜で被覆する工程と、を含む。
本発明によれば、可視光や赤外線を透過させない導電膜で覆われた半導体基板の裏面側からの観察によって認識可能なアライメントマークを有する半導体装置およびその製造方法が提供される。
本発明の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る改質部の配置の一例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る凹状の構造部分を示す図である。 本発明の実施形態に係る凸状の構造部分を示す図である。 本発明の実施形態に係る改質部の配置の他の例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る切り欠き部の配置の一例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与し、重複する説明は適宜省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置100の構成を示す断面図である。半導体装置100は、例えば、シリコン等の半導体からなる半導体基板(半導体ウエハ)10を含んで構成されている。半導体基板10の第1の主面S1には、半導体基板10の外周領域R2の内側に複数の半導体素子11が形成された素子形成領域R1を有する。半導体素子11は、例えばMOSFET、バイポーラトランジスタ、IGBT等のディスクリート素子であってもよく、複数の半導体素子を含む集積回路であってもよい。
半導体基板10の第1の主面S1とは反対側の第2の主面S2の素子形成領域R1に対応する領域には、第1の主面S1側に向けて凹んだ凹部13が設けられている。すなわち、半導体基板10は、内周部における厚さT1が、外周部における厚さT2よりも薄くなっている。半導体基板10の素子形成領域R1が存在する内周部における厚さT1は、例えば100μm以下であり、半導体基板10の外周領域R2が存在する外周部における厚さT2は、例えば600μm程度である。厚さT1は、例えば、半導体素子11の耐圧に応じて定められる。例えば、半導体素子11の目標耐圧を1000Vとする場合には、厚さT1は100μm程度に設定され、半導体素子11の目標耐圧を600Vとする場合には、厚さT1は、60μm程度に設定される。
このように、半導体素子11の厚さを、耐圧確保に必要な最低限の厚さとすることで、半導体素子11を内蔵した半導体パッケージの厚さを低減することができる。また、半導体基板10を100μm以下に薄化する場合に、外周領域R2において初期の厚さを維持しておくことで、半導体基板10のハンドリングが容易となり、また、半導体基板10の反りを低減することが可能となる。
半導体装置100は、半導体基板10内部の素子形成領域R1に対応する領域内に、半導体基板10の状態(材質)が変化した複数の改質部12を有する。すなわち、本実施形態において、半導体基板10は、主に単結晶シリコンによって構成されているのに対して、改質部12は主にアモルファスシリコンによって構成されている。図2は、改質部12の配置の一例を示す平面図である。図2に示すように、改質部12は、素子形成領域R1に対応する領域内の、ダイシングライン60に対応する位置に設けられていてもよい。
半導体基板10の第2の主面S2に設けられた凹部13の底面S3には、改質部12の形成位置に凹状の構造部分14が設けられている。凹状の構造部分14は、半導体基板10上に形成された複数の半導体素子11を個片化するためのダイシング工程において、ダイシングライン60を半導体基板10の第2の主面S2側から認識するためのアライメントマークとして機能する。
凹部13の底面S3は、半導体素子11の電極を構成する導電膜15によって被覆されている。導電膜15は、一例として、ニッケル層および金層を積層した積層構造を有していてもよい。導電膜15は、凹状の構造部分14によって凹部13の底面S3に形成される凹凸が認識可能な厚さで形成されている。すなわち、凹部13の底面S3に形成されたアライメントマークは、導電膜15が形成された状態においても認識可能とされている。
以下に、半導体装置100の製造方法について説明する。図3A〜図3Dおよび図4A〜図4Cは、半導体装置100の製造方法の一例を示す断面図である。
はじめに、単結晶シリコンを主材料とする半導体基板10を用意する。続いて、半導体基板10の第1の主面S1の外周領域R2の内側の素子形成領域R1に複数の半導体素子11を形成する(図3A)。半導体素子11は、例えばMOSFET、バイポーラトランジスタ、IGBT等のディスクリート素子であってもよく、複数の半導体素子を含む集積回路であってもよい。半導体素子11は、成膜工程、イオン注入工程、エッチング工程、配線工程などを含む公知のプロセスによって形成される。
次に、レーザ照射装置20を用いて、第1の主面S1側からレーザ光Lを半導体基板10に照射することにより、半導体基板10内部の、素子形成領域R1に対応する領域内の複数の箇所に、単結晶シリコンで構成される半導体基板10の状態(材質)が変化した改質部12を形成する(図3B)。改質部12は、半導体基板10を構成する単結晶シリコンが、アモルファスシリコンに変化した部分である。レーザ光Lとして、フェムト秒レーザを用い、単位面積あたりのエネルギー量(フルエンス)を、アブレーションが生じない加工閾値以下の所定範囲に設定する。このようなレーザ光Lを単結晶シリコンに照射することで、単結晶シリコン内部に高密度のアモルファスシリコン層が形成される。例えば、図2に示すように、素子形成領域R1に対応する領域内のダイシングライン60に対応する位置に改質部12を設けてもよい。改質部12は、後述の研削工程おいて形成される凹部13の底面S3の深さ位置に達するように形成される。
次に、半導体基板10の第1の主面S1に、複数の半導体素子11を覆うように保護テープ30を貼り付ける(図3C)。
次に、半導体基板10を第2の主面S2側から研削して半導体基板10を薄化する。本工程では、半導体基板10は、保護テープ30が貼り付けられた第1の主面S1側が下向き、第2の主面S2側が上向きとなるようにバックグラインド装置のステージ40上に載置され、グラインディングホイール41を用いて、第2の主面S2側が研削される。研削は、素子形成領域R1に対応する領域に対してのみ行われ、外周領域R2に対応する領域は、研削されない。これにより、半導体基板10の外周部においては半導体基板10の初期の厚さ(例えば600μm程度)が維持される一方、半導体基板10の内周部は、半導体素子11の目標耐圧等に応じて、例えば100μm程度にまで薄化される。その結果、半導体基板10の第2の主面S2の素子形成領域R1に対応する領域に凹部13が形成される。また、凹部13の底面S3において改質部12が露出する(図3D)。このように、半導体基板10の外周部の厚みを確保しつつ半導体基板10を研削することにより、半導体基板10の反りの発生を抑制するとともに薄化後における半導体基板10の強度を確保することが可能となる。これにより、半導体基板10のハンドリング性を向上させることができ、本工程以降における処理が容易となる。
次に、例えば、フッ酸や硝酸を含む混酸を用いて半導体基板10の凹部13の底面S3をエッチングすることにより、加工歪を除去するとともに、凹部13の底面S3を平坦化する。改質部12のエッチングレートが、凹部13の底面S3のエッチングレートよりも高い場合には、改質部12の形成位置に凹状の構造部分14が形成される。すなわち、アモルファスシリコンで構成される改質部12が、単結晶シリコンで構成される凹部13の底面S3よりも高いエッチングレートでエッチングされた部分が、凹状の構造部分14となる(図4A)。なお、本エッチングにおいては、凹部13の底面S3において、改質部12を完全に除去してもよいし、改質部12を部分的に残してもよい。また、本エッチング工程をドライエッチングプロセスを用いて行ってもよい。
次に、スパッタ法またはめっき法等を用いて、半導体素子11の電極を構成する導電膜15を凹部13の底面S3上に形成する(図4B)。ここで、図5は、図4Bにおいて破線で囲んだ部分Aを拡大した図である。図4Bおよび図5に示すように、導電膜15の形成後においても、凹状の構造部分14によって凹部13の底面S3に形成される凹凸が認識可能な厚さで導電膜15が形成される。すなわち、凹状の構造部分14を完全に埋めない膜厚で導電膜15が形成される。このように、導電膜15の形成後においても、凹状の構造部分14によって凹部13の底面S3に形成される凹凸を認識可能にしておくことにより、凹状の構造部分14を、後述のダイシング工程において、ダイシングブレードの位置決めを行うためのアライメントマークとして機能させることができる。
次に、半導体基板10をダイシングライン60(図2参照)に沿って切断することにより複数の半導体素子11を個片化する。本工程では、半導体基板10は、表面が平坦な第1の主面S1にダイシングテープ31が貼り付けられ、第1の主面S1がダイシング装置のステージ50と対向する向きでダイシング装置にセットされる。ダイシング装置に備えられたダイシングブレード51は、第2の主面S2側から半導体基板10に挿入される。ダイシング装置は、凹部13の底面S3に形成されたアライメンマークとして機能する凹状の構造部分14を画像認識することで、ダイシングライン60の位置を推定し、ダイシングブレード51の位置決めを行う。これにより、ダイシングライン60に沿って半導体基板10が切断され、半導体素子11が切り出される(図4C)。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置100およびその製造方法によれば、半導体基板10内の所定位置に形成された改質部12に対応して、凹部13の底面S3に凹状の構造部分14が形成される。この凹状の構造部分14によって、凹部13の底面S3に凹凸が形成されるので、凹部13の底面S3に、半導体素子11の電極を構成する可視光および赤外線を透過させない導電膜15を形成しても、導電膜15が凹状の構造部分14を完全に埋めない厚さで形成される限り、凹状の構造部分14を認識することが可能となる。従って、半導体基板10の第2の主面S2側に形成された凹状の構造部分14を、半導体基板10のダイシング工程において、ダイシングブレード51の位置決めを行うためのアライメントマークとして用いることが可能となる。すなわち、本実施形態に係る半導体装置100は、可視光や赤外線を透過させない導電膜で覆われた半導体基板の第2の主面S2側からの観察によって認識することができるアライメントマークを備えるので、半導体基板10を、既存のダイシング装置を用いて第2の主面S2側からダイシングすることが可能となる。
なお、上記の実施形態においては、改質部12のエッチングレートが、凹部13の底面S3のエッチングレートよりも高く、改質部12の形成位置に凹状の構造部分14が形成される場合について例示した。しかしながら、改質部12のエッチングレートが、凹部13の底面S3のエッチングレートよりも低い場合には、図6に示すように、改質部12の形成位置に凸状の構造部分14が形成されることとなる。すなわち、単結晶シリコンで構成される凹部13の底面S3が、アモルファスシリコンで構成される改質部12よりも高いエッチングレートでエッチングされた場合には、改質部12が凹部13の底面S3に対して突出し、凸状の構造部分14が形成される。
改質部12のエッチングレートが、凹部13の底面S3のエッチングレートに対して高くなるか低くなるかは、凹部13の底面S3において表出している単結晶シリコンの面方位による。すなわち、凹部13の底面S3において表出している単結晶シリコンの結晶面が、エッチングレートが比較的低い面である場合には、改質部12のエッチングが先行するため、改質部12の形成位置に凹状の構造部分14が形成され得る。一方、凹部13の底面S3において表出している単結晶シリコンの結晶面が、エッチングレートが比較的高い結晶面である場合には、凹部13の底面S3のエッチングが先行するため、改質部12の形成位置に凸状の構造部分14が形成される。
また、上記の実施形態では、半導体基板10の薄化を研削により行う場合を例示したが(図3D参照)、半導体基板10の薄化をエッチングによって行ってもよい。すなわち、半導体基板10の第2の主面S2をエッチングすることで、半導体基板10の第2の主面S2に凹部13を形成してもよい。この場合、凹部13を形成した段階で凹部13の底面S3に凹状または凸状の構造部分14を形成することができる。換言すれば、凹部13の形成と、凹状または凸状の構造部分14の形成とを共通のエッチング処理によって行うことができ、半導体基板10の薄化を研削により行う場合と比較して工程数を削減することができる。
また、上記の実施形態では、改質部12を、ダイシングライン60に対応する位置に設ける場合を例示したが(図2参照)、この態様に限定されるものではない。改質部12は、薄化処理が施される素子形成領域R1内に配置されていればよく、例えば、図7に示すように、ダイシングライン60に対応する位置から外れた位置に設けられていてもよい。すなわち、改質部12の形成位置に形成されるアライメントマークが、ダイシングライン60に対応する位置に存在しない場合でも、該アライメントマークに基づいて、ダイシングブレード51の位置決めを行うことは可能である。
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置101の構成を示す断面図である。半導体装置101は、第1の実施形態に係る半導体装置100と同様、例えば、シリコン等の半導体からなる半導体基板(半導体ウエハ)10を含んで構成され、半導体基板10の第1の主面S1には、半導体基板10の外周領域R2の内側に複数の半導体素子11が形成された素子形成領域R1を有する。半導体基板10の第1の主面S1とは反対側の第2の主面S2の素子形成領域R1に対応する領域には、第1の主面S1側に向けて凹んだ凹部13が設けられている。
半導体装置101は、半導体基板10の外縁部(エッジ部)の複数の箇所に、半導体基板10を切り欠いた切り欠き部70を有する。図9は、切り欠き部70の配置の一例を示す平面図である。図9に示すように、切り欠き部70は、半導体基板10の外縁部(エッジ部)のダイシングライン60上に設けられていてもよい。半導体基板10の外縁部(エッジ部)に設けられた複数の切り欠き部70は、半導体基板10上に形成された複数の半導体素子11を個片化するためのダイシング工程において、ダイシングブレードの位置決めを行うためのアライメントマークとして機能する。
凹部13の底面S3は、半導体素子11の電極を構成する導電膜15によって被覆されている。半導体基板10の外縁部(エッジ部)に形成された切り欠き部70によって構成されるアライメントマークは、導電膜15が形成された状態においても認識可能である。
以下に、半導体装置101の製造方法について説明する。図10A〜図10C、図11Aおよび図11Bは、半導体装置101の製造方法の一例を示す断面図である。
はじめに、単結晶シリコンを主材料とする半導体基板10を用意する。続いて、半導体基板10の第1の主面S1の外周領域R2の内側の素子形成領域R1に複数の半導体素子11を形成する(図10A)。半導体素子11は、例えばMOSFET、バイポーラトランジスタ、IGBT等のディスクリート素子であってもよく、複数の半導体素子を含む集積回路であってもよい。半導体素子11は、成膜工程、イオン注入工程、エッチング工程、配線工程などを含む公知のプロセスによって形成される。
次に、レーザ照射装置20を用いて、第1の主面S1側からレーザ光Lを照射することにより、半導体基板10の外縁部(エッジ部)の複数の箇所に、切り欠き部70を形成する(図10B)。レーザ光Lとして、第1の実施形態と同様、フェムト秒レーザを用いることが可能であるが、改質部12を形成する場合と比較して、単位面積あたりのエネルギー量(フルエンス)を高くする。レーザ光Lのフルエンスを高くしてアブレーションを生じさせることで、半導体基板10を機械的に加工することが可能となる。半導体基板10は、外縁部(エッジ部)が傾斜しており、厚さが比較的薄くなっていることから、レーザ照射によって半導体基板10の外縁部(エッジ部)に切り欠き部70を容易に形成することができる。切り欠き部70は、例えば、図9に示すように、半導体基板10の外縁部(エッジ部)のダイシングライン60上に形成される。
次に、半導体基板10の第1の主面S1に、複数の半導体素子11を覆うように保護テープ30を貼り付ける。その後、半導体基板10を第2の主面S2側から研削して半導体基板10を薄化する(図10C)。本工程では、半導体基板10は、保護テープ30が貼り付けられた第1の主面S1側が下向き、第2の主面S2側が上向きとなるようにバックグラインド装置のステージ40上に載置され、グラインディングホイール41を用いて、第2の主面S2側が研削される。研削は、素子形成領域R1に対応する領域に対してのみ行われ、外周領域R2に対応する領域は、研削されない。これにより、半導体基板10の外周部においては半導体基板10の初期の厚さ(例えば600μm程度)が維持される一方、半導体基板10の内周部は、半導体素子11の目標耐圧等に応じて、例えば100μm程度にまで薄化される。その結果、半導体基板10の第2の主面S2の素子形成領域R1に対応する領域に凹部13が形成される。
次に、例えば、フッ酸や硝酸を含む混酸を用いて半導体基板10の凹部13の底面S3をエッチングすることにより、加工歪を除去するとともに、凹部13の底面S3を平坦化する。その後、スパッタ法またはめっき法等を用いて、半導体素子11の電極を構成する導電膜15を凹部13の底面S3上に形成する(図11A)。
次に、半導体基板10をダイシングライン60(図9参照)に沿って切断することにより複数の半導体素子11を個片化する。本工程では、半導体基板10は、表面が平坦な第1の主面S1にダイシングテープ31が貼り付けられ、第1の主面S1がダイシング装置のステージ50と対向する向きでダイシング装置にセットされる。ダイシング装置に備えられたダイシングブレード51は、第2の主面S2側から半導体基板10に挿入される。ダイシング装置は、半導体基板10の外縁部(エッジ部)に形成されたアライメンマークとして機能する切り欠き部70を画像認識することで、ダイシングライン60の位置を推定し、ダイシングブレード51の位置決めを行う。これにより、ダイシングライン60に沿って半導体基板10が切断され、半導体素子11が切り出される(図11B)。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置101およびその製造方法によれば、切り欠き部70が、半導体基板10の外縁部(エッジ部)に形成されるので、凹部13の底面S3に、半導体素子11の電極を構成する可視光および赤外線を透過させない導電膜15を形成しても、半導体基板10の第2の主面S2側から切り欠き部70を認識することが可能となる。従って、切り欠き部70を、半導体基板10のダイシング工程においてダイシングブレード51の位置決めを行うためのアライメントマークとして用いることが可能となる。すなわち、本実施形態に係る半導体装置101は、可視光や赤外線を透過させない導電膜で覆われた半導体基板の第2の主面S2側からの観察によって認識できるアライメントマークを備えるので、半導体基板10を、既存のダイシング装置を用いて第2の主面S2側からダイシングすることが可能となる。
なお、上記の実施形態では、切り欠き部70をレーザ照射によって形成する場合を例示したが、ダイシングブレードで半導体基板10の外縁部(エッジ部)を切り欠くことで、切り欠き部70を形成することも可能である。
また、上記の実施形態では、切り欠き部70をダイシングライン60上に設ける場合を例示したが(図9参照)、切り欠き部70をダイシングライン60から外れた位置に設けてもよい。すなわち、切り欠き部70によって構成されるアライメントマークが、ダイシングライン60上に存在しない場合でも、該アライメントマークに基づいて、ダイシングブレード51の位置決めを行うことは可能である。
10 半導体基板
11 半導体素子
12 改質部
13 凹部
14 構造部分
15 導電膜
70 切り欠き部
R1 素子形成領域
R2 外周領域
100、101 半導体装置

Claims (5)

  1. 第1の主面に複数の半導体素子が形成された素子形成領域および前記素子形成領域の外周を囲む外周領域を有する半導体基板の、前記素子形成領域に対応する領域内における所定の深さ位置に、前記半導体基板の状態が変化した改質部を形成する工程と、
    前記半導体基板の前記第1の主面とは反対側の第2の主面の前記素子形成領域に対応する領域に前記第1の主面側に向けて凹んだ凹部を形成し、前記凹部の底面に前記改質部を露出させる工程と、
    前記凹部の底面をエッチングすることによって前記改質部の形成位置に凸状または凹状の構造部分を形成する工程と、
    前記凸状または凹状の構造部分によって前記凹部の底面に形成される凹凸が認識可能な厚さで前記凹部の底面を導電膜で被覆する工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体基板にレーザを照射することによって前記改質部を形成する
    請求項に記載の製造方法。
  3. 前記半導体基板の前記第2の主面を研削することにより前記凹部を形成する
    請求項または請求項に記載の製造方法。
  4. 前記半導体基板の前記第2の主面をエッチングすることにより前記凹部を形成するとともに前記凸状または凹状の構造部分を形成する
    請求項または請求項に記載の製造方法。
  5. 前記凸状または凹状の構造部分によって前記凹部の底面に形成される凹凸をアライメントマークとして用いて前記複数の半導体素子を個片化する工程を更に含む
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の製造方法。
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