JP6654957B2 - 窒化物半導体デバイス - Google Patents
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Description
V2<q(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε・・・(2)
この場合、前記窒化物半導体デバイスは、下記式(3)および(4)を満たしていてもよい。
q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(3)
q(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(4)
本発明の一実施形態は、ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、デバイスの絶縁破壊電圧をV2(V)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いドナー濃度をND(/cm3)、深いドナー濃度をNDD(/cm3)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(5)および(6)を満たす、窒化物半導体デバイスを提供する。
V2<q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε・・・(6)
この場合、前記窒化物半導体デバイスは、下記式(7)および(8)を満たしていてもよい。
q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(8)
本発明の一実施形態は、ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、デバイスの最大定格電圧をV2(V)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(1)および(2)を満たす、窒化物半導体デバイスを提供する。
V2<q(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε・・・(2)
この場合、前記窒化物半導体デバイスは、下記式(3)および(4)を満たしていてもよい。
q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(3)
q(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(4)
本発明の一実施形態は、ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、デバイスの最大定格電圧をV2(V)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いドナー濃度をND(/cm3)、深いドナー濃度をNDD(/cm3)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(5)および(6)を満たす、窒化物半導体デバイスを提供する。
V2<q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε・・・(6)
この場合、前記窒化物半導体デバイスは、下記式(7)および(8)を満たしていてもよい。
q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(8)
本発明の一実施形態は、ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、二次元電子ガスのシートキャリア密度をNs(/cm2)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いドナー濃度をND(/cm3)、深いドナー濃度をNDD(/cm3)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(5)および(9)を満たす、窒化物半導体デバイスを提供する。
Ns 2/(NA+NDA−ND−NDD)<(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2・・・(9)
この場合、前記窒化物半導体デバイスは、下記式(7)および(10)を満たしていてもよい。
(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2<1.2Ns 2/(NA+NDA−ND−NDD)・・・(10)
本発明の一実施形態は、ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、二次元電子ガスのシートキャリア密度をNs(/cm2)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(1)および(11)を満たす、窒化物半導体デバイスを提供する。
Ns 2/(NA+NDA)<(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2・・・(11)
この場合、前記窒化物半導体デバイスは、下記式(3)および(12)を満たしていてもよい。
q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(3)
(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2<1.2Ns 2/(NA+NDA)・・・(12)
本発明の一実施形態では、前記ゲート長Lgが0.5μm以下であり、前記フィールドプレート長Lfpが0.5μm以下であり、デバイスの最大定格電圧が50V以上であってもよい。
本発明の一実施形態は、電子走行層、および前記電子走行層に接し、前記電子走行層とは異なる組成を有する電子供給層を含む窒化物半導体層と、前記窒化物半導体層上のゲート、ソースおよびドレインと、前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、前記電子走行層の少なくとも一部に炭素が含有されており、当該炭素の濃度が1×1018cm−3〜1×1019cm−3である、窒化物半導体デバイスを提供する。
本発明の一実施形態では、浅いドナー濃度をND(/cm3)、深いドナー濃度をNDD(/cm3)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)としたとき、前記電子走行層の前記第2領域のNA+NDA−ND−NDDが、4×1016cm−3〜8×1016cm−3であってもよい。
そして、上記のような耐圧および信頼性の向上の効果は、各式から明らかなように、たとえゲート長Lgを短くしても、各式におけるゲート長Lg以外の項の値(浅いアクセプタ濃度NA、深いアクセプタ濃度NDA等)を調節することによって実現することができる。したがって、ゲート長Lgを所望の長さに設計することによって、耐圧を維持しながら、デバイスのスイッチング速度を向上させることもできる。
図1は、本発明の一実施形態に係る窒化物半導体デバイス3を備える半導体パッケージ1の外観図である。
半導体パッケージ1は、端子フレーム2と、窒化物半導体デバイス3(チップ)と、樹脂パッケージ4とを含む。
図2は、窒化物半導体デバイス3の模式的な断面図である。なお、図2は、図1の特定の位置での切断面を示しているものではなく、本実施形態の説明に必要と考えられる要素の集合体を一つの断面を示している。
バッファ層13は、第1バッファ層131と、第2バッファ層132とを積層した多層バッファ層であってもよい。第1バッファ層131は基板12の表面に接しており、この第1バッファ層131の表面(基板12とは反対側の表面)に第2バッファ層132が積層されている。第1バッファ層131は、本実施形態ではAlN膜で構成されており、その膜厚は、たとえば0.2μm程度であってもよい。第2バッファ層132は、本実施形態では、AlGaN膜で構成されており、その膜厚は、たとえば0.2μm程度であってもよい。
浅いドナー準位EDは、たとえば、電子走行層14の伝導帯の下端(底)のエネルギ準位ECから0.025eV以下の離れた位置でのエネルギ準位であり、深いドナー準位EDDと区別できるのであれば、単に「ドナー準位ED」と呼んでもよい。通常、この位置にドーピングされたドナーの電子は、室温(熱エネルギkT=0.025eV程度)でも伝導帯に励起されて自由電子となっている。浅いドナー準位EDを形成するためにGaN電子走行層14にドーピングする不純物としては、たとえば、Si、Oからなる群から選択される少なくとも一種が挙げられる。一方、深いドナー準位EDDは、たとえば、電子走行層14の伝導帯の下端(底)のエネルギ準位ECから0.025eV以上の離れた位置でのエネルギ準位である。つまり、深いドナー準位EDDは、励起に必要なイオン化エネルギが室温の熱エネルギよりも大きいドナーのドーピングによって形成されるものである。したがって、通常、この位置にドーピングされたドナーの電子は、室温において伝導帯に励起されず、ドナーに捉えられた状態となっている。
電子走行層14の全体としての不純物濃度は、NA+NDA−ND−NDD>0であることが好ましい。この不等式は、電子を放出し得るドナー原子の不純物濃度の総和(ND+NDDであり、以下、この総和をドナー濃度Ndと呼ぶことがある。)よりも、当該放出された電子を捕獲し得るアクセプタ原子の不純物濃度の総和(NA+NDAであり、以下、この総和をトラップ濃度Ntと呼ぶことがある。)が大きいことを意味している。つまり、電子走行層14においては、浅いドナー原子および深いドナー原子から放出された電子のほぼ全部が伝導帯に励起されずに浅いアクセプタ原子もしくは深いアクセプタ原子で捕獲されるため、電子走行層14が半絶縁のi型GaNになっている。
NA+NDA−ND−NDD=2εε0VTH/qd2
で求めることができる。
GaNを異種基板上に成長させる場合、GaNと基板の間にバッファ層を導入する必要がある。たとえば、Si基板上の半絶縁GaNの場合、導電型基板と測定対象である半絶縁GaN層の間にAlNとAlGaNの積層からなる半絶縁バッファ層が含まれる。これらのバッファ層は半絶縁GaN層とは異なるNA+NDA−ND−NDDを有することが予想されるため、半絶縁GaN層のNA+NDA−ND−NDDを測定するには、図4Aおよび図4Bのように、バッファ層まで成長したサンプルと半絶縁GaN層まで成長したサンプルを用意し、基板側電極に正バイアスを印加する。それぞれのサンプルのVTHの差をΔVTH、半絶縁GaN層膜厚dGaN、バッファ層膜厚をdbufferとすると、半絶縁GaN層のNA+NDA−ND−NDDは、
NA+NDA−ND−NDD=2εε0ΔVTH/q(dGaN 2+2dGaNdbuffer)
で求めることができる。
電子供給層15は、電子走行層14との界面に、数原子厚程度(5nm以下。好ましくは1nm〜5nm、より好ましくは1nm〜3nm)の厚さのAlN層を有していてもよい。このようなAlN層は、電子の散乱を抑制して、電子移動度の向上に寄与する。
ソース電極17およびドレイン電極18は、たとえば、TiおよびAlを含むオーミック電極であり、電子供給層15を介して二次元電子ガス20に電気的に接続されている。
このように動作する窒化物半導体デバイス3において、耐圧の向上を図るため、窒化物半導体デバイス3は、下記式(1)または(5)を満たしている。
V1<q(NA+NDA−ND−NDD)・Lg 2/2ε0ε・・・(5)
上記式(1)および(5)において、ε0は真空誘電率であり、εは電子走行層14(GaN)の比誘電率である。式(1)および(5)の各左辺のV1は、フィールドプレート部192下の電子走行層14が空乏化して、当該領域で二次元電子ガス20が空乏化するときの電圧を示している。一方、式(1)および(5)の各右辺は、ゲートの下でパンチスルーが生じてリーク電流が流れ始めるときの電圧を示している。つまり、式(1)および(5)で示された不等式は、電子走行層14が、フィールドプレート部192下で空乏化するまでにゲート下でパンチスルーせず、これにより、ゲート下のリーク電流を減少できることを表している。次に、式(1)および(5)の左辺および右辺の求め方について説明する。
また、窒化物半導体デバイス3は、耐圧に関する信頼性をさらに向上するため、下記式(2)または(6)を満たしている。
V2<q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε・・・(6)
上記式(2)および(6)において、V2はデバイスの絶縁破壊電圧または最大定格電圧であり、ε0は真空誘電率であり、εは電子走行層14(GaN)の比誘電率である。式(2)および(6)の各左辺のV2は、デバイスの絶縁破壊電圧または最大定格電圧であるから、個々のデバイスに応じて定められる値である。一方、式(2)および(6)の各右辺は、フィールドプレートおよびゲートの下でパンチスルーが生じてリーク電流が流れ始めるときの電圧を示している。つまり、式(2)および(6)で示された不等式は、フィールドプレートおよびゲートの下でパンチスルーしてリーク電流が流れ始めるときの印加電圧よりも窒化物半導体デバイス3の絶縁破壊電圧または最大定格電圧が上回っており、これにより、個々のデバイスに定められた絶縁破壊電圧および最大定格電圧の信頼性が高いことを示している。
式(2)および(6)の右辺の求め方は、前述の式(1)および(5)の右辺と同様に考えることができる。フィールドプレートおよびゲートの下でリーク電流が流れるときにはフィールドプレートおよびゲートの下の領域でドレイン側からソース側へと横方向にパンチスルーが生じるので、前述のV=q(NA+NDA−ND−NDD)・W2/2ε0εGaN層の厚さWに代えて、ゲート長およびフィールドプレート長の総和(Lg+Lfp)を用いればよい。これにより、式(2)および(6)の右辺であるq(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0εが導かれる。
q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(3)
q(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(4)
q(NA+NDA−ND−NDD)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(7)
q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(8)
式(3)、(4)、(7)または(8)を満たすことによって、耐圧、信頼性を保持しつつ、寄生容量を極めて小さくでき、高速スイッチング動作が可能となる。
図11〜図13が参考例(上記式(1)、(2)、(5)および(6)を満たさない)に係る窒化物半導体デバイスのシミュレーション結果であり、図11が電位分布、図12が電流密度、図13がトラップ占有率を示している。一方、図14〜図16が本実施形態(上記式(1)、(2)、(5)および(6)を満たす)に係る窒化物半導体デバイスのシミュレーション結果であり、図14が電位分布、図15が電流密度、図16がトラップ占有率を示している。
図18は、炭素濃度とNA+NDA−ND−NDDとの関係を示す図である。まず、前述の不等式(5)を参照する。
V1<q(NA+NDA−ND−NDD)・Lg 2/2ε0ε・・・(5)
この式(5)は、電子走行層14が、フィールドプレート部192下で空乏化するまでにゲート下でパンチスルーせず、これにより、ゲート下のリーク電流を減少できることを表している。したがって、式(5)を満たしつつ、窒化物半導体デバイス3の動作時のオン抵抗を下げるには、ゲート長Lgを短くしてゲート抵抗成分を小さくし、かつ、NA+NDA−ND−NDDの値をできる限り大きくすることが好ましい。
図19Aおよび図19Bを参照して、参考構造1と参考構造2との違いは、参考構造1の電子走行層14が、電子走行層14と電子供給層15との界面を形成する第1領域141と、当該界面から離れた部分(この実施形態では、0.3μm=300nm)に形成された第2領域142とを有している点である。両方の構造に共通して、電子走行層14の「GaN」の左側に併記された圧力単位は、GaNを成長させるときの成長圧力を示している。MOCVDを用いてGaNを成長させるとき、GaNを成長させるときの成長圧力や成長温度を下げることで、Ga(ガリウム)源であるTMGに含まれる炭素のGaN結晶中への取り込み量を増やすことができる。したがって、図19Aの参考構造1では、第2領域142の炭素濃度が1×1018cm−3〜1×1019cm−3である一方、第1領域141の炭素濃度は1×1017cm−3以下となっている。また、図19Bの参考構造2では、電子走行層14の全体の炭素濃度が1×1018cm−3〜1×1019cm−3となっている。
図20A〜図20Cに示すように、参考構造2では、電子走行層14の炭素濃度を一様に増加させた結果、二次元電子ガスのシート抵抗が増加すると共に、二次元電子ガスの移動度およびシートキャリア密度が低下していた。これに対し、参考構造1では、電子供給層15との界面部の炭素濃度を1×1017cm−3以下と低く抑えていたおかげで、二次元電子ガスのシート抵抗、移動度およびシートキャリア密度にほとんど変化は見られなかった。
図23に示すように、ゲート長Lgが0.6μmの場合、ゲート耐圧が15V程度である。つまり、ゲートに15Vの電圧を印加すると、図12に示すように、ゲート下でパンチスルーによるリーク電流が発生することとなる。したがって、このようなリーク電流を発生させないために、ゲート耐圧の電圧値よりも低い電圧で、フィールドプレート部192下を空乏化させる必要がある。
図24に示すように、NA+NDA−ND−NDD=4×1016cm−3のときの空乏化電圧は、それぞれ、d=100nmのときが14V、d=200nmのときが26V、d=300nmのときが34Vとなっており、d=100nmの場合のみが、空乏化電圧<ゲート耐圧(15V)を満たすことが分かった。つまり、SiNの比誘電率ε=7とすると、d/εが14以下のときに、ゲート下でパンチスルーが発生する前に、フィールドプレート部192下を空乏化させ、リーク電流を抑制することができる。
たとえば、フィールドプレート部192は、ゲート本体部191と一体的に形成されている必要はなく、ゲート本体部191から分離されたフィールドプレートとして形成されていてもよい。この場合、当該フィールドプレートは、ソース電極17と電気的に接続されていてもよい。
Ns 2/(NA+NDA−ND−NDD)<(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2・・・(9)
Ns 2/(NA+NDA)<(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2・・・(11)
(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2<1.2Ns 2/(NA+NDA−ND−NDD)・・・(10)
(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2<1.2Ns 2/(NA+NDA)・・・(12)
式(9)の左辺のNs 2/(NA+NDA−ND−NDD)は、図2において、フィールドプレート部192のドレイン電極18側の端部からドレイン電極18までの二次元電子ガスが空乏化する電圧V3(図8で説明)を示している。一方、式(9)の右辺の(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2は、ゲート電極19(ゲート本体部191+フィールドプレート部192)で保持できる耐圧を示している。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
12 基板
13 バッファ層
131 第1バッファ層
132 第2バッファ層
14 電子走行層
141 第1領域
142 第2領域
15 電子供給層
16 ゲート絶縁膜
161 第1絶縁層
162 第2絶縁層
17 ソース電極
18 ドレイン電極
19 ゲート電極
191 ゲート本体部
191a ゲート電極のドレイン端
191b ゲート電極のソース端
192 フィールドプレート部
20 二次元電子ガス
Lg ゲート長
Lfp フィールドプレート長
Lgd ゲート−ドレイン間距離
Claims (16)
- ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、
前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、
Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、デバイスの絶縁破壊電圧をV2(V)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(1)および(2)を満たす、窒化物半導体デバイス。
V1<q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε・・・(1)
V2<q(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε・・・(2) - 下記式(3)および(4)を満たす、請求項1に記載の窒化物半導体デバイス。
q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(3)
q(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(4) - ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、
前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、
Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、デバイスの絶縁破壊電圧をV2(V)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いドナー濃度をND(/cm3)、深いドナー濃度をNDD(/cm3)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(5)および(6)を満たす、窒化物半導体デバイス。
V1<q(NA+NDA−ND−NDD)・Lg 2/2ε0ε・・・(5)
V2<q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε・・・(6) - 下記式(7)および(8)を満たす、請求項3に記載の窒化物半導体デバイス。
q(NA+NDA−ND−NDD)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(7)
q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(8) - ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、
前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、
Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、デバイスの最大定格電圧をV2(V)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(1)および(2)を満たす、窒化物半導体デバイス。
V1<q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε・・・(1)
V2<q(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε・・・(2) - 下記式(3)および(4)を満たす、請求項5に記載の窒化物半導体デバイス。
q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(3)
q(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(4) - ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、
前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、
Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、デバイスの最大定格電圧をV2(V)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いドナー濃度をND(/cm3)、深いドナー濃度をNDD(/cm3)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(5)および(6)を満たす、窒化物半導体デバイス。
V1<q(NA+NDA−ND−NDD)・Lg 2/2ε0ε・・・(5)
V2<q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε・・・(6) - 下記式(7)および(8)を満たす、請求項7に記載の窒化物半導体デバイス。
q(NA+NDA−ND−NDD)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(7)
q(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2/2ε0ε<1.2V2・・・(8) - ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、
前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、
Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、二次元電子ガスのシートキャリア密度をNs(/cm2)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いドナー濃度をND(/cm3)、深いドナー濃度をNDD(/cm3)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(5)および(9)を満たす、窒化物半導体デバイス。
V1<q(NA+NDA−ND−NDD)・Lg 2/2ε0ε・・・(5)
Ns 2/(NA+NDA−ND−NDD)<(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2・・・(9) - 下記式(7)および(10)を満たす、請求項9に記載の窒化物半導体デバイス。
q(NA+NDA−ND−NDD)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(7)
(NA+NDA−ND−NDD)・(Lg+Lfp)2<1.2Ns 2/(NA+NDA−ND−NDD)・・・(10) - ゲート、ソースおよびドレインを有する窒化物半導体層と、
前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、
Cossの値がドレイン電圧0Vのときの値の1/2にまで減少するドレイン電圧値をV1(V)、二次元電子ガスのシートキャリア密度をNs(/cm2)、ゲート長をLg(cm)、フィールドプレート長をLfp(cm)、浅いアクセプタ濃度をNA(/cm3)、深いアクセプタ濃度をNDA(/cm3)、真空誘電率をε0、前記窒化物半導体層の比誘電率をεとしたとき、下記式(1)および(11)を満たす、窒化物半導体デバイス。
V1<q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε・・・(1)
Ns 2/(NA+NDA)<(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2・・・(11) - 下記式(3)および(12)を満たす、請求項11に記載の窒化物半導体デバイス。
q(NA+NDA)・Lg 2/2ε0ε<1.2V1・・・(3)
(NA+NDA)・(Lg+Lfp)2<1.2Ns 2/(NA+NDA)・・・(12) - 前記ゲート長Lgが0.5μm以下であり、前記フィールドプレート長Lfpが0.5μm以下であり、デバイスの最大定格電圧が50V以上である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の窒化物半導体デバイス。
- 前記窒化物半導体層には、C、Be、Cd、Ca、Cu、Ag、Au、Sr、Ba、Li、Na、K、Sc、Zr、Fe、Co、Ni、Mg、ArおよびHeからなる群から選択される少なくとも一種の不純物がドープされることによって深いアクセプタ準位が形成されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の窒化物半導体デバイス。
- 電子走行層、および前記電子走行層に接し、前記電子走行層とは異なる組成を有する電子供給層を含む窒化物半導体層と、
前記窒化物半導体層上のゲート、ソースおよびドレインと、
前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続された前記窒化物半導体層上のフィールドプレートとを含み、
前記電子走行層の少なくとも一部に炭素が含有されており、当該炭素の濃度が1×1018cm−3〜1×1019cm−3であり、
前記電子走行層は、前記電子走行層と前記電子供給層との界面を形成する第1領域と、前記界面から50nm以上離れた部分に形成された第2領域とを含み、
前記第2領域の炭素濃度が1×10 18 cm −3 〜1×10 19 cm −3 であり、前記第1領域の炭素濃度が1×10 17 cm −3 以下であり、
浅いドナー濃度をN D (/cm 3 )、深いドナー濃度をN DD (/cm 3 ) 、 浅いアクセプタ濃度をN A (/cm 3 )、深いアクセプタ濃度をN DA (/cm 3 )としたとき、
前記電子走行層の前記第2領域のN A +N DA −N D −N DD が、4×10 16 cm −3 〜8×10 16 cm −3 である、窒化物半導体デバイス。 - 電子走行層、および前記電子走行層に接し、前記電子走行層とは異なる組成を有する電子供給層を含む窒化物半導体層と、
前記窒化物半導体層上のゲート、ソースおよびドレインと、
前記ゲートまたは前記ソースに電気的に接続され、絶縁膜を介して前記窒化物半導体層上に配置されたフィールドプレートとを含み、
ゲート長Lgが0.6μm以下であり、
前記電子走行層の少なくとも一部に炭素が含有されており、当該炭素の濃度が1×1018cm−3以上であり、
前記フィールドプレート下の前記絶縁膜の厚さをd(nm)、当該絶縁膜の比誘電率をεとしたとき、d/ε≦14を満たす、窒化物半導体デバイス。
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