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JP6751664B2 - 生体情報処理システム、生体情報測定装置、生体情報制御装置、および生体情報処理方法 - Google Patents
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JP6751664B2 - 生体情報処理システム、生体情報測定装置、生体情報制御装置、および生体情報処理方法 - Google Patents

生体情報処理システム、生体情報測定装置、生体情報制御装置、および生体情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、生体情報処理システム、生体情報測定装置、生体情報制御装置、および生体情報処理方法に関し、特には測定日時情報を適切に管理するための生体情報処理システム、生体情報測定装置、生体情報制御装置、および生体情報処理方法に関する。
近年、医療の現場では、パルスオキシメータ、体温計、血糖計、活動量計等の測定装置を用いて被検者の生体情報を測定し、その測定値を測定日時情報と共にパーソナル・コンピュータ等の制御装置が取得し、被検者の生体情報を管理することが行われている。さらに、医療データを院内または地域で共有することで、質の高い効率的な医療が進められており、電子カルテと生体情報データとの連携システムが構築されている。このようなシステムでは電子カルテ上で、医療行為と各生体情報の測定値が関連付けられて管理されるものであり、関連付の根拠として測定日時情報が重要な役割を有する。
測定日時情報は、生体情報を測定した日時を示す重要な情報であり、測定装置が保持する時計情報によって決定される。しかしながら、測定装置が保持する時計情報は、電池交換による時刻リセットや日時設定のし忘れなどにより、制御装置が保持する正しい時計情報との間で差異が生じる場合があり、この場合には正しい測定日時情報を得ることが困難である。
そこで測定装置が保持する時計情報がリセットされた場合であっても、測定装置に記憶された測定日時情報を、正しい時間情報に即した測定日時情報に補正する下記の生体情報処理システムが提案されている。この生体情報処理システムは、測定装置に対して、測定装置の時計情報がリセットされた場合に、測定日時が仮の日時であることを示すフラグ情報を設定するフラグ設定手段を設けている。また制御装置に対して、フラグ情報の解析によって測定装置から送信された測定日時が仮の日時であると判定した場合に、制御装置の時計情報との時差に基づいて、測定データに含まれる測定日時情報を正しい測定日時に補正するデータ補正手段を設けている(下記特許文献1参照)。
特許第5877905号公報
しかしながら上述した構成の生体情報処理システムでは、測定装置において電池交換による時計情報のリセットが複数回発生した場合、直近のリセット以前の測定日時情報を正しく補正することができず、被検者の生体情報を適切に管理することが困難であった。
そこで本発明は、被検者の生体情報を適切に管理することが可能な生体情報処理システム、生体情報測定装置、生体情報制御装置、および生体情報処理方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明は、生体情報を測定する生体情報測定装置と、前記生体情報測定装置で測定された生体情報を含む測定データを管理する生体情報制御装置とを備えた生体情報処理システムであって、
前記生体情報測定装置は、
生体情報を測定する測定部と、
日時管理部と、
前記生体情報制御装置との間で信号の送受信を実施するための通信部と、
前記日時管理部に保持された日時情報が変更処理された場合に仮日時情報を発生させ、前記日時情報が前記通信部で受信した日時情報に対して同期された場合に前記仮日時情報をキャンセルする日時情報管理部と、
前記測定部による測定が実施される毎または前記仮日時情報が発生している場合に測定日時の補正が可能なデータ範囲を示す有効データ数をカウントアップし、前記日時管理部に保持された日時情報が変更処理された場合に前記有効データ数をキャンセルする有効データ数カウント部と、
前記測定部で得られた生体情報の測定値と、前記日時管理部に保持された日時情報に基づいて得られた測定日時と、前記測定日時においての前記仮日時情報の状態とを関連付けた測定データを保存する記憶部とを有し、
前記生体情報制御装置は、
前記生体情報測定装置との間で信号の送受信を実施するための制御側通信部と、
ネットワーク上の時刻サーバーの日時情報に対して同期した制御側日時情報を保持する制御側日時管理部と
前記制御側通信部で受信した複数の前記測定データのそれぞれまたは前記仮日時情報が発生している場合の前記測定データについて、最新の測定から数えた測定順が前記有効データ数の範囲内である測定によって得られたデータであって、かつ前記仮日時情報を有すると判断した場合に、前記日時管理部に保持された日時情報と前記制御側日時管理部に保持された制御側日時情報との時差に基づいて、前記測定データ中の測定日時情報を補正する測定データ補正部とを有する生体情報処理システムである。
また本発明は、上記生体情報処理システムを構成する生体情報測定装置、生体情報制御装置、及びこの生体情報処理システムによって実施される生体情報処理方法でもある。
本発明によれば、被検者の生体情報を適切に管理することが可能になる。
実施形態に係る生体情報処理システムの全体構成を示す図である。 実施形態に係る生体情報測定装置のハードウェア構成を示す図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の機能構成を示す図である。 実施形態に係る生体情報測定装置が実施する日時情報管理の手順(その1)を説明するフローチャートである。 実施形態に係る生体情報測定装置が実施する日時情報管理の手順(その2)を説明するフローチャートである。 実施形態に係る生体情報測定装置が実施する測定処理を説明するフローチャートである。 実施形態に係る生体情報測定装置における保存データの一例を説明するための図である。 実施形態に係る生体情報制御装置のハードウェア構成を示す図である。 実施形態に係る生体情報制御装置の機能構成を示す図である。 実施形態に係る生体情報制御装置が実施する測定データの補正処理を説明するフローチャートである。 実施形態に係る生体情報制御装置の受信データおよび補正後の測定データの一例を説明するための図である。
以下、本発明を適用した実施形態を図面に基づいて、生体情報処理システム、生体情報測定装置の構成、生体情報制御装置の構成の順に詳細に説明する。
≪生体情報処理システム≫
図1は、実施形態に係る生体情報処理システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、生体情報処理システム1は、生体情報測定装置100と、生体情報制御装置(以下、単に制御装置200と記す)とで構成されている。
このうち生体情報測定装置100は、被検者の生体情報を測定するための装置であって、例えば血糖計100A、体温計100B、活動量計100C、パルスオキシメータ100D、血圧計100E、体組成計100F等のうちの何れかである。このような生体情報測定装置100は、生体情報の測定によって得られた測定値を、測定を実施した測定日時と共に、測定データとして保存する機能を備えたものである。
制御装置200は、生体情報測定装置100が有する測定データを取得して解析し、必要に応じて測定日時を補正して保存するものである。この制御装置200は、例えばパーソナル・コンピュータやタブレットのような情報端末機器200aと無線通信機200bとを備えている。情報端末機器200aは、ネットワーク2を介して時刻サーバー(NTP:Network Time Protocol)3への接続が可能なものであることとする。
次に、生体情報処理システム1の詳細な構成を、生体情報測定装置100のハードウェア構成、機能構成、制御装置200のハードウェア構成、機能構成の順に説明する。
≪生体情報測定装置≫
(生体情報測定装置100のハードウェア構成)
図2は、実施形態に係る生体情報測定装置のハードウェア構成を示す図である。この図に示すように、生体情報測定装置100は、電池Baによって駆動されるものであり、測定部101、日時管理部(RTC)102、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)103、ROM(Read Only Memory)104、RAM(Random Access Memory)105、通信部106、記憶部107、操作部108、表示部109、および電源スイッチ110を備えている。これらの各構成要素は、バス111に接続され、バス111を介して相互に接続された状態となっている。各構成要素の詳細は次の通りである。
<測定部101>
このうち測定部101は、生体情報の測定を実施する部分であって、センサー101aと、信号変換部101bとを備えている。センサー101aは、この生体情報測定装置100が、血糖計100Aやパルスオキシメータ100Dであれば光センサーであり、体温計100Bであれば温度センサーであり、測定する生体情報に合わせた検出器が用いられる。信号変換部101bは、センサー101aから出力されるアナログ信号をデジタルデータに変換するA/D変換器や、さらに必要に応じて所定の生体情報に変換する処理を実施する演算処理部を備えている。
<日時管理部(RTC)102>
日時管理部102は、日時管理を行うためのプログラム部分であり、一般的なマイコンに搭載されているリアルタイムクロック(RTC)であってよい。この日時管理部102に保持された日時情報は、通信部106を介して、制御装置200の情報端末機器200aが保持する制御側日時情報と同期させることができる。ここで、制御装置200が保持する制御側日時情報は、ネットワーク2を介して時刻サーバー3が保持する正確な日時情報と同期させた正確な日時情報となっている。
また日時管理部102は、電源スイッチ110がオフの状態であっても、日時情報を正確に管理した状態で保持し、出力することができる。
一方、日時管理部102は、生体情報測定装置100からの電池Baの抜き差し動作により、保持している日時情報がリセットされる変更処理がなされる。また日時管理部102は、以降に説明する操作部108からの操作によって、日時情報のリセットや設定などの変更処理がなされる。
なお、日時管理部102は、以降に説明するCPU103、ROM104、RAM105、記憶部107、および測定部101におけるA/D変換器と共に、ワンチップマイコンに内蔵されたものであってよい。
<CPU103、ROM104、およびRAM105>
CPU103、ROM104、およびRAM105は、計算機を構成し、次に説明する生体情報測定装置100が有する各機能を実行する。各機能は、CPU103が、ROM104やRAM105に記録されたプログラムを実行することにより実現される。なお、RAM105と、次に説明する記憶部107は、フラッシュメモリーとして一体化されていてよい。
<通信部106>
通信部106は、制御装置200の制御側通信部との間で通信を実行するものである。このような通信部106の規格は、特に限定せられるものではなく、電線や光ファイバー等の通信線路による有線通信の他に、直接接続を必要としない無線通信の形態をとり得る。無線通信は通信時の距離によって、接近状態として通信距離が20cm以内である短距離無線通信、通信距離が10m以内である無線PAN、比較的長距離として10〜100m程度を目安とする無線LAN等から適宜選択される。短距離無線通信においては、IrDA(Infrared Data Association)等の赤外線通信、FeliCa(登録商標)を含むNFC(Near Field Communication)デバイス等を使用した非接触通信の規格を適用するとよい。無線PANの通信規格としては、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等の規格を適用するとよく、無線LANの通信規格としては、IEEE802.11x標準規格に準拠する通信(WiFiを含む)等の規格を適用するとよい。通信部106は採用する規格に適した仕様であり、有線通信を採用する際には、ケーブル接続のためのポート等が設けられ、無線通信のFelicaを採用する際は通信用のICチップが設けられる。
有線通信を採用する場合は、通信が安定する又は設備投資が不要等の利点を有し、無線通信を採用する場合は、ケーブルやポートを必要としないため、生体情報測定装置100が清潔を保ち易い構造となる又はケーブルの煩雑さが回避できる等の利点を有する。
これらの両利点を活かすものとして、無線通信と有線通信を組み合わせたシステムを採用してもよく、生体情報測定装置100上には無線通信用のICチップを有して中継部と無線通信で接続し、中継部と制御装置200は有線通信で接続する構成とすることが可能である。この時の中継部は、生体情報測定装置100を保持する形状であってもよく、一体化して携帯可能な形状であってもよい。
<記憶部107>
記憶部107は、RAM105に記憶されたプログラムにしたがって、各種のデータを保存する不揮発性ストレージである。このような記憶部107に保存されるデータについては、以降に詳細に説明する。
<操作部108>
操作部108は、測定部101においての測定の開始や設定を操作するための部分である。また操作部108は、日時管理部102で管理されている日時情報のリセットや設定などの変更処理の実施を操作するための部分でもある。このような操作部108は、操作ボタンとして構成されていてもよいし、またはタッチパネルを設けた表示部109の表示画面であってもよい。
<表示部109>
表示部109は、日時管理部102で管理されている日時情報、測定部101における測定の設定や測定結果を表示する部分であり、例えば液晶パネルや有機ELパネルのようなフラット型の表示パネルによって構成されている。
<電源スイッチ110>
電源スイッチ110は、生体情報測定装置100を起動状態と電源オフ状態とで切り替えるためのスイッチであり、長押しによって切り替えが実施される。
(生体情報測定装置100の機能構成)
図3は、実施形態に係る生体情報測定装置の機能構成を示す図であり、図2を用いて説明したCPU103、ROM104、RAM105によって実行される機能を説明するための図である。この生体情報測定装置100は、制御部10を備えている。制御部10は、先に説明した測定部101、日時管理部102、通信部106、記憶部107、操作部108、表示部109、および電源スイッチ110との間での信号の授受に基づいたデータ処理を実行する。
このような制御部10は、日時情報管理部11、有効データ数カウント部12、測定制御部13、および測定データ入出力処理部14を備えている。次に、これらの構成要素のおおよその機能を説明し、その後、各構成要素の詳細な機能を、日時情報管理の手順と測定処理の手順に沿って説明する。
<日時情報管理部11>
日時情報管理部11は、日時管理部102に保持および管理されている日時情報の更新処理を実施する。また日時情報管理部11は、日時情報の更新処理の種類によって、仮日時情報[F]を発生させ、また発生させた仮日時情報[F]をキャンセルする。具体的には、日時管理部102の日時情報が変更処理された場合には、仮日時情報[F]を発生させる。また日時管理部102の日時情報が通信部106で受信した制御側日時情報に対する同期処理である場合には、仮日時情報[F]をキャンセルする。このような日時情報管理部11による日時情報の管理の手順は、以降において詳細に説明する。
また日時情報管理部11は、仮日時情報[F]が発生している状態で、通信部106を介して生体情報測定装置100と制御装置200とが通信状態となった場合、自動的に上述の同期処理を実施する構成であってもよい。またこの他にも、通信可能な状態であっても同期処理を実施せず、認証処理後に同期を実施する構成も取り得る。前者は手間なく効率が良いという利点があり、後者では同期処理の有無を確認可能なため、機器の管理上の問題、特に日時管理部102の日時情報の遅れ等が発生していないか確認できるという利点がある。
<有効データ数カウント部12>
次に図3に示した有効データ数カウント部12は、有効データ数[E]をカウントする部分である。ここで有効データ数[E]とは、測定データとして記憶部107に保存されている測定日時[T]の補正の可否を判断するために用いる値である。有効データ数カウント部12による有効データ数[E]のカウントは、以降において詳細に説明する。
<測定制御部13>
測定制御部13は、操作部108の操作にしたがって、測定部101による生体情報の測定の実施を制御する。
<測定データ入出力処理部14>
測定データ入出力処理部14は、測定部101での測定によって得られた測定値[d]を記憶部107に保存し、また通信部106から送信させる部分である。この測定データ入出力処理部14は、測定部101での測定によって得られた測定値[d]を、他の情報と関連付けた測定データとして記憶部107に保存する。測定値[d]と共に測定データを構成する他のデータは、データID[I]、測定日時[T]、および仮日時情報[F]を関連付けたデータである。
このうちデータID[I]は、測定部101で測定を実施した順番を示すデータともなるデータであって固有の値である。ここでは例えば、最新の測定から数えた測定順を示す測定順位データとしてデータID[I]を付与する。この場合、このデータID[I]には、既に付与されているデータにおいて、測定の実施毎にカウントアップされる数値部分もしくは、これに対応するデータ部分を有することとする。
また測定データのうち、測定日時[T]は測定部101において測定を実施した日時情報であり、日時管理部102で管理された日時である。また測定データを構成する仮日時情報[F]は、測定部101において測定を実施した時点において、記憶部107に保持されている現在の仮日時情報[F]である。
また測定データ入出力処理部14は、通信部106において、測定データの送信の要求を受信した場合に、通信部106から測定値[d]を含む測定データを、通信部106から送信させる。この際、測定データと共に、記憶部107またはRAM105に保持されている現在の有効データ数[E]を通信部106から送信させる。
<生体情報測定装置が実施する日時情報管理の手順(その1)>
図4は、実施形態に係る生体情報測定装置が実施する日時情報管理の手順(その1)を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す日時情報管理の手順(その1)は、生体情報処理システム1によって実施される生体情報処理方法の一部でもあり、日時情報管理部11および有効データ数カウント部12の機能によって実施される。以下、図3の機能構成図を参照して、その手順を説明する。
[ステップS101]
先ずステップS101において、日時情報管理部11は、日時更新イベントの発生をトリガーとして、日時情報管理のための処理を開始する。ここで日時更新イベントの発生とは、(1)制御装置200からの制御側日時情報の受信、(2)操作部108においての日時情報のリセットや設定操作、(3)生体情報測定装置100に対しての電池Baの抜き差し動作の何れか1つである。
[ステップS102]
次にステップS102において、日時情報管理部11は、日時管理部102に保持および管理されている日時情報の更新処理を実施する。具体的には、日時情報管理部11は、日時更新イベントの種類によって、次のように日時情報の更新処理を実施する。
すなわちステップS101における日時更新イベントが、(1)制御装置200からの制御側日時情報の受信である場合、日時情報管理部11は、通信部106で受信した制御装置200が保持している制御側日時情報に対して、日時管理部102に保持および管理されている日時情報を同期させる。これにより、日時管理部102は、制御側日時情報と同様に正確な日時情報を保持することが可能になる。
日時更新イベントが(2)操作部108においての日時情報のリセットや設定操作等である場合、日時情報管理部11は、操作部108の操作にしたがって、日時管理部102に保持および管理されている日時情報をリセットするか、または設定した日時に変更する。ここで、操作部108において日時情報をリセットする操作がなされた場合には、日時管理部102の日時情報を、予め定めた所定の初期化時間(例えば2010年1月1日00時00分)に初期化する変更処理を実施する。
さらに、日時更新イベントが(3)生体情報測定装置100に対しての電池Baの抜き差し動作である場合、日時情報管理部11は、日時管理部102に保持および管理されている日時情報をリセットし、予め定めた所定の初期化時間(例えば2010年1月1日00時00分)に初期化する変更処理を実施する。
[ステップS103]
ステップS103において、日時情報管理部11は、ステップS102の日時情報の更新処理の種類が、日時情報の同期であったか否かを判断する。そして、同期であった(YES)と判断された場合に、ステップS104に進み、同期ではない(NO)と判断された場合にはステップS105に進む。これにより、ステップS102の更新処理が、通信部106によって受信した正確な日時に対して、日時管理部102に保持されている日時情報を同期させた場合のみ、同期の処理であった(YES)と判断されてステップS104に進む。
[ステップS104]
ステップS104において、日時情報管理部11は、仮日時情報[F]を「0」とする処理を実施する。ここで仮日時情報[F]とは、日時管理部102に保持されている日時情報が、正確な日時情報であるか否かを示すデータである。ここでは、ステップS102において、通信部106で受信した正確な制御側日時情報に対して、日時管理部102の日時情報を同期させたので、日時管理部102の日時情報は正確であると判断される。このため、仮日時情報[F]を「0」とする処理を実施する。なお、仮日時情報[F]を「0」にするとは、その時点で発生している仮日時情報[F]を、キャンセルして消滅させる処理に相当する。この場合のキャンセル処理は、完全に消去する処理であってもよく、過去データとして関連付けて保存し、管理者権限によって参照可能な状態に保管する表面上の消去とする処理であってもよい。完全に消去する処理の場合には、データ量が少ない及びデータが単純化して混乱し難いという効果がある。表面上の消去とする処理の場合には、過去の操作に確実に遡れることによりデータの信頼性が向上するという効果がある。この場合は、制御装置200でのみ別途操作等によって参照可能とすることにより、混乱し難くて好ましく、生体情報測定装置100においてデータ参照をする場合は通常表示しない構成とする。
そして、例えば生体情報測定装置100における記憶部107またはRAM105に保持されている仮日時情報[F]を、この仮日時情報[F](=0)に書き換える。
[ステップS105]
一方、前述の通りステップS103において、日時情報の更新の種類が日時情報の同期ではない(NO)と判断して進んだステップS105において、日時情報管理部11は、仮日時情報[F]を「1」とする処理を実施する。これにより、日時管理部102に保持されている現在の日時情報が、正確な日時情報ではないことを示す仮日時情報[F](=1)が、現在の仮日時情報[F]として付与される。そして、以降の測定部101による測定データの記録においても、同様に仮日時情報[F](=1)として、記憶部107またはRAM105に保持される。なお、仮日時情報[F]を「1」にするとは、仮日時情報[F]を発生させる処理に相当する。
[ステップS106]
その後ステップS106において、有効データ数カウント部12は、カウントアップされた有効データ数[E]をキャンセルして「0」にする処理を実施する。つまり、有効データ数カウント部12は、日時管理部102の日時情報の変更処理が日時情報の同期ではない場合に、有効データ数[E]をキャンセルするのである。そして有効データ数カウント部12は、記憶部107に保持されている有効データ数[E]を、「0」に書き換える。
[ステップS107]
ステップS104またはステップS106の後、日時情報管理部11または有効データ数カウント部12は、ステップS107において処理を終了させる。
<生体情報測定装置が実施する日時情報管理の手順(その2)>
図5は、実施形態に係る生体情報測定装置が実施する日時情報管理の手順(その2)を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す日時情報管理の手順(その2)は、生体情報処理システム1によって実施される生体情報処理方法の一部でもあり、測定データ入出力処理部14での処理に起因して実施される。以下、図3の機能構成図を参照し、通信部106として無線通信を用いた場合を例示して、その手順を説明する。
[ステップS201]
先ずステップS201において、測定データ入出力処理部14は、上述した測定データの送信イベントの発生をトリガーとして、日時情報管理のための処理を開始する。ここで送信イベントの発生とは、通信部106における測定データ送信の要求受信である。
[ステップS202]
ステップS202において、測定データ入出力処理部14は、測定データ送信の要求にしたがい、通信部106から測定データの送信を実施する。
[ステップS203]
次いでステップS203において、有効データ数カウント部12は、有効データ数[E]をキャンセルして「0」にする処理を実施する。したがって、記憶部107に保持されている現在の有効データ数[E]は「0」となる。
[ステップS204]
ステップS204において、測定データ入出力処理部14は処理を終了させる。
<測定処理の手順>
図6は、実施形態に係る生体情報測定装置が実施する測定処理を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す測定処理は、生体情報処理システム1によって実施される生体情報処理方法の一部でもあり、制御部10によって実施される通常の測定において実施される一連の処理の手順である。以下、図3の機能構成図を参照して、その手順を説明する。
[ステップS301]
先ずステップS301において、制御部10は、測定イベントの発生をトリガーとして、一例の測定処理を開始する。測定イベントの発生とは、操作部108の操作による測定開始の操作である。
[ステップS302]
先ずステップS302において、測定制御部13は、測定部101による生体情報の測定を実施する。
[ステップS303]
ステップS303において、測定データ入出力処理部14は、既に記憶部107に記憶されている各測定データにおいて、測定順位データに対応するデータ部分をカウントアップする。ここでは、例えばデータID[I]の対応部分をカウントアップして書き換える。
[ステップS304]
ステップS304において、測定データ入出力処理部14は、測定部101で得られた測定値[d]と、データID[I]と、測定を実施した時点の測定日時[T]と、記憶部107に保持されている現在の仮日時情報[F]と、を関連付けて記憶部107に保存する。この際、最新の測定データのデータID[I]として、測定順位が「1」で有ることを示す値を付与する。例えばここでは、データID[I]=1とする。
[ステップS305]
次いでステップS305において、有効データ数カウント部12は、記憶部107またはRAM105に保持されている現在の有効データ数[E]を、[E]+1にカウントアップする。そして、記憶部107またはRAM105に保持されている有効データ数[E]を、カウントアップした有効データ数[E]に書き換える。
[ステップS306]
制御部10は、ステップS306において測定処理を終了させる。
<保存データの構成>
図7は、実施形態に係る生体情報測定装置における保存データの一例を説明するための図である。図7は、上述した機能を有する生体情報測定装置100が、8回の測定を実施した場合の保存データの一例を示している。
8回の測定は、データID[I]=8の最初の測定を実施する前に、それ以前の測定データのデータ送信1001が実施されている。これにより、図5を用いて説明したデータ送信イベントの発生をトリガーとした日時情報管理の手順(その2)が実施され、現在の有効データ数[E]が「0」にキャンセルされた状態となっている(ステップS203)。また、この際、仮日時情報[F]が「1」であれば、日時情報管理部11が、日時管理部102の日時情報を、制御装置200の制御側日時情報に対して同期させる処理を実施する。これにより、図4を用いて説明した日時情報管理の手順(その1)が日時同期処理(ステップS103=YES)として実施され、仮日時情報[F]が「0」となっている(ステップS104)。
この状態で、図6を用いて説明した測定処理の手順にしたがって、データID[I]=8〜1までの8回の測定が実施され、測定値[d]に対してデータID[I]、測定日時[T]、および仮日時情報[F]を関連付けた測定データが保存される。また、有効データ数[E]がカウントアップされて、カウントアップされた値が保持される。
そして、8回の測定処理を実施する間に、日時情報の変更処理1002,1003が2回にわたって実施されている。これらの変更処理1002,1003は、図4を用いて説明した日時更新イベントのうち、上述した(2)操作部108においての日時情報のリセットや設定操作、または(3)生体情報測定装置100に対しての電池Baの抜き差し動作などの実施である。これらの実施毎に、仮日時情報[F]が「1」となり(ステップS105)、有効データ数[E]が「0」にキャンセルされ(ステップS106)、記憶部107またはRAM105の仮日時情報[F]と有効データ数[E]とが書き換えられている。
また、8回の測定処理を実施する間に、データ送信を伴わない単独の同期処理1004が実施されている。すなわち、図4を用いて説明した日時更新イベントのうち、(1)制御装置200が保持する制御側日時情報との同期が実施されている。これにより、仮日時情報[F]が「0」となり(ステップS104)、記憶部107またはRAM105の仮日時情報[F]が書き換えられている。
<生体情報測定装置の効果>
以上説明した構成の生体情報測定装置100によれば、測定データとして、測定日時[T]が正確であるか否かを示す仮日時情報[F]を発生させる構成であるため、各測定データを構成する測定日時が正確であるか否かを、仮日時情報[F]の有無によって確認することができる。しかも、日時管理部102の日時情報に対して、制御側日時情報による同期処理以外の日時情報の変更処理がなされた場合に、それ以降の測定回数を有効データ数[E]によって確認することができる。
したがって、最新の測定から数えて有効データ数[E]の範囲内での測定で得られた測定データであれば、正確な日時情報に基づいて測定日時を正確に補正することが可能である。この結果、日時情報が不正確に変更処理された状態での測定を実施した場合であっても、それらの測定によって得られた測定データの中から、測定日時を正確に補正できるデータとできないデータとを正確に選別し、被検者の生体情報を適切に管理することが可能になる。
≪生体情報制御装置≫
(制御装置200のハードウェア構成)
図8は、実施形態に係る生体情報制御装置のハードウェア構成を示す図である。この図に示すように、制御装置200は、ネットワーク通信部201、制御側日時管理部202、CPU203、ROM204、RAM205、制御側通信部206、記憶部207、操作部208、表示部209を備えている。これらの各構成要素は、バス211に接続され、バス211を介して相互に接続された状態となっている。
このうち、制御側通信部206を除く各構成要素は、図1に示したパーソナル・コンピュータやタブレットのような情報端末機器200aの構成要素である。また制御側通信部206は、図1に示した無線通信機200bである。各構成要素の詳細は次の通りである。
<ネットワーク通信部201>
ネットワーク通信部201は、インターネットに接続するための通信部分であり、これによって外部の時刻サーバー3が保持する正確な日時情報を入手することが可能である。
<制御側日時管理部(RTC)202>
制御側日時管理部202は、生体情報測定装置100が有する日時管理部102と同様のものである。特に、この制御側日時管理部202は、下記の計算機によって実施されるネットワークOSの機能により、ネットワーク通信部201を介して外部の時刻サーバー3が保持する正確な制御側日時情報と同期させた正確な日時情報を保持していることとする。したがって、ネットワーク2に接続されている状況において、日時情報の正確性が担保されているものである。
<CPU203、ROM204、およびRAM205>
CPU203、ROM204、およびRAM205は、計算機を構成し、電子カルテプログラムや先に説明したネットワークOSを稼働している。電子カルテプログラムは、制御側通信部206を介して生体情報測定装置100から測定データを読み取り、記憶部207に記憶する。またこの計算機は、以降に説明する測定データを補正する機能を実行する。この機能は、CPU203が、ROM204やRAM205に記録されたプログラムを実行することにより実現される。なお、RAM205と、次に説明する記憶部207は、フラッシュメモリーとして一体化されていてよいことは、生体情報測定装置100のものと同様である。
<制御側通信部206>
制御側通信部206は、生体情報測定装置100の通信部106との間で通信を実行するものであって、例えば図1に示した無線通信機200bとして情報端末機器200aに外付けされたものであってよい。このような制御側通信部206は、生体情報測定装置100側の通信部106に対応してこの通信部との通信が可能な通信機器が用いられる。
<記憶部207>
記憶部207は、RAM205に記憶されたプログラムにしたがって、各種のデータを保存する不揮発性ストレージである。この記憶部207に保存されるデータについては、以降に詳細に説明する。
<操作部208>
操作部208は、生体情報測定装置100に保持された測定データの取り込みや、生体情報測定装置100への日時情報の送信などを操作するための部分である。このような操作部208は、キーボードなどの操作ボタン形式のものとして構成されていてもよいし、またはタッチパネルを設けた表示部209の表示画面であってもよい。
<表示部209>
表示部209は、生体情報測定装置100から取り込んだ測定データを表示する部分であり、例えば液晶パネルや有機ELパネルのようなフラット型の表示パネルによって構成されている。
(制御装置200の機能構成)
図9は、実施形態に係る生体情報制御装置の機能構成を示す図であり、図8を用いて説明したCPU203、ROM204、RAM205によって実行される機能を説明するための図である。この制御装置200は、制御部20を備えている。制御部20は、先に説明したネットワーク通信部201、制御側日時管理部202、制御側通信部206、記憶部207、操作部208、および表示部209との間での信号の授受に基づいたデータ処理を実行する。
このような制御部20は、入出力制御部21および測定データ補正部22を備えている。以下、これらの構成要素の詳細を説明し、次いでこの制御装置200が実施する測定データ補正の手順を説明する。
<入出力制御部21>
入出力制御部21は、操作部208における操作等にしたがって、制御側通信部206を介して生体情報測定装置100との間でデータの送受信を実施する。例えば入出力制御部21は、生体情報測定装置100から、測定データ、有効データ数[E]、日時情報の取り込みを行う。また入出力制御部21は、生体情報測定装置100に対して、制御側日時情報を送信する。入出力制御部21におけるデータの送受信の詳細は、以降に説明する測定データ補正の手順において説明する。
<測定データ補正部22>
測定データ補正部22は、生体情報測定装置100から取り込んだ測定データの補正を実施する。測定データ補正部22は、入出力制御部21が生体情報測定装置100から取り込んだ、測定データ、有効データ数[E]、日時情報の各データに基づき、測定データのうちの測定日時[T]の補正を実施する。このような測定データ補正部22による測定データの補正の詳細は、次の測定データ補正の手順において詳細に説明する。
<測定データの補正処理の手順>
図10は、実施形態に係る生体情報制御装置が実施する測定データの補正処理を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す補正処理の手順は、生体情報処理システム1によって実施される生体情報処理方法の一部でもあり、制御装置200における入出力制御部21および測定データ補正部22の機能によって実施される。以下、図9の機能構成図を参照し、通信部106および制御側通信部206として無線通信を用いた場合を例示して、その手順を説明する。
[ステップS401]
先ず、ステップS401において、操作部208における操作にしたがい、補正処理のフローが開始される。この際、操作部208は、制御装置200の制御側通信部206に対して、生体情報測定装置100の通信部106を近接させ、無線通信を開通させた状態で受信イベントのフローを開始するための操作を実施する。
[ステップS402]
その後、ステップS402において、入出力制御部21は、制御側通信部206を介して生体情報測定装置100からn個の測定データを受信する。この測定データの受信は、操作部208における操作にしたがい、入出力制御部21が、生体情報測定装置100に対して測定データの送信要求を送ることにより、生体情報測定装置100から測定データが送信されて実施される。
またここで受信される測定データの数(n)は、生体情報測定装置100に保存されている測定データのうちの全てであるか、または以前に制御装置200に取り込まれていない新しい測定データの全てである。
[ステップS403]
ステップS403において、入出力制御部21は、制御側通信部206を介して生体情報測定装置100から有効データ数[E]を受信する。有効データ数[E]の受信は、生体情報測定装置100側が、測定データを送信したことで、自動的に有効データ数[E]を送信することで実施される。
ここで図11Aには、先の図7に示した生体情報測定装置100の測定データが、生体情報測定装置100の通信部106から制御装置200の制御側通信部206に送信された場合に、入出力制御部21から取り込まれる受信データの構成を示す。この図に示すように、受信データとして、例えばデータID[I]=8〜1までの8回の測定で得られた測定データと、最終的に保持されている有効データ数[E]=4とが受信される。
[ステップS404]
次に、ステップS404において、測定データ補正部22は、測定データの処理数mを、m=1とする処理を行う。
[ステップS405]
その後、ステップS405において、測定データ補正部22は、処理数m番目の測定データの仮日時情報[F]が「0」であるか否かの判断を実施する。ここでは、ステップS402で受信された測定データのうちのデータID[I]によって確認される測定順位にしたがい、例えば最新の測定によるデータID[I]=1の測定データを、処理数m=1番目に処理する測定データとし、この測定データ中の仮日時情報[F]を確認する。
そして、仮日時情報[F]=0である(YES)と判断した場合には、測定日時の日時情報が正確であると判断し、ステップS406に進む。一方、仮日時情報[F]=0ではない(NO)と判断した場合には、ステップS407に進む。
[ステップS407]
ステップS407において、測定データ補正部22は、処理数m番目の測定データの測定順位がステップS403で受信された有効データ数[E]=4の範囲内であるか否かを判断する。ここで、測定順位とは、最新の測定から数えた測定の順番である。したがってここでは、処理対象となっている処理数m番目の測定データが、最新の測定から数えて4番目の測定までで得られたデータであるか否かの判断がなされる。
ここで測定の順番である測定順位は、各測定データに固有の値であって測定部101で測定を実施した順番を示すデータともなっているデータID[I]によって確認される。なお、測定順位は、例えば測定データの送信を、測定データが採取された順、あるいはその逆とすることで、測定データを受信した際に、入出力制御部21によって付与されてもよい。
一例として、データID[I]=1の測定データは、最新の測定によって得られた測定データであって、測定順位が1の測定データである。またデータID[I]=1〜4までの測定データが、有効データ数[E]=4の範囲内である(YES)と判断される。
そして、処理対象となっている処理数m番目の測定データの測定順位が、有効データ数[E]=4の範囲内である(YES)と判断した場合には、ステップS408に進む。一方、有効データ数[E]=4の範囲内ではない(NO)と判断した場合いは、ステップS409に進む。
[ステップS408]
ステップS408において、測定データ補正部22は、測定データ中における測定日時[T]を補正する。ここで、測定データ補正部22は、入出力制御部21に対し、生体情報測定装置100が保持している日時情報の取り込みを実施させる。そして取り込んだ日時情報と、制御装置200の制御側日時管理部202が保持している制御側日時情報との時差([制御側日時情報]−[日時情報])を算出する。
そして、処理数m番目の測定データとして、例えばデータID[I]=1の測定データ中の測定日時[T]に対し、算出した時差([制御側日時情報]−[日時情報])を加えて測定日時[T]を補正する。
以上の補正を実施した後には、ステップS406に進む。
[ステップS409]
一方、ステップS407の判断において、現在の処理対象となっている処理数m番目の測定データの測定順位が、有効データ数[E]=4の範囲内ではない(NO)と判断して進んだステップS409で、測定データ補正部22は、処理数m番目の測定データに対して、補正不可情報[A]を付与する。
これにより、仮日時情報[F]=0ではないことで、測定日時[T]が正確ではなく、かつ測定データの測定順位が有効データ数[E]=4の範囲内ではないことで、測定日時[T]が補正されていない実施処理数m番目の測定データに対し、補正不可情報[A]=1が追加される。
以上の補正を実施した後には、ステップS406に進む。
[ステップS406]
ステップS406において、測定データ補正部22は、測定データの処理数mが、ステップS402で受信した測定データのデータ数(n)と等しくなったか否か、すなわちm=nであるか否かを判断する。m=nである(YES)と判断した場合には、ステップS410に進む。一方、m=nではない(NO)と判断した場合には、ステップS411に進む。
[ステップS410]
ステップS410において、測定データ補正部22は、上記ステップS405〜S409の処理によって補正された測定データを含む、n個の測定データを、補正データとして記憶部207に保存する。そして、ステップS412において処理を終了させる。
[ステップS411]
ステップS411において、測定データ補正部22は、処理数mを、m=m+1とする処理を実施する。そしてステップS405に戻り、ステップS406においてm=nであると判断されるまで、以降の処理を繰り返し実施する。
図11Bは、以上のようにして補正され保存された測定データの構成を示す図であり、先の図11Aに示した測定データを補正処理した結果を示す図である。先ず、図11Aに示すように、データID[I]=1〜8までの測定データのうち、データID[I]=1,2,7,8の測定データは、仮日時情報[F]=0であって測定日時[T]が正確である。したがって、図11Bに示す補正後の測定データにおける測定日時[T]は、補正前と同じ日時となっている。
これに対し、図11Aに示すように、データID[I]=3〜6の測定データは、仮日時情報[F]=1であって測定日時[T]が正確ではない。このうち、データID[I]=3,4の測定データは、測定順位を示すデータID[I]が有効データ数[E]=4の範囲内である。一方、データID[I]=5,6の測定データは、測定順位を示すデータID[I]が有効データ数[E]=4の範囲から外れている。
このため、図11Bに示すように、補正後のデータID[I]=3,4の測定データは、測定日時[T]が補正された値となっている。一方、補正後のデータID[I]=5,6の測定データは、測定日時[T]の補正がなされておらず、補正不可情報[A]=1が付加されたデータとなっている。
<生体情報制御装置の効果>
以上説明した構成の制御装置200によれば、測定日時[T]が正確であるか否かを示す仮日時情報[F]を有する測定データのうち、測定順位が有効データ数[E]の範囲内での測定で得られた測定データについてのみ、測定日時の補正が実施される。これにより、正確に補正できる日時情報のみを選別した補正の実施が可能である。
さらに、仮日時情報[F]を有する測定データのうち、測定順位が有効データ数[E]の範囲外の測定データについては、日時情報の補正を実施せずに補正不可情報[A]=1を追加する構成である。したがって、補正処理によっても測定日時が不正確な測定データが明確になり、被検者の生体情報を適切に管理することが可能になる。
なお、本実施形態では、生体情報測定装置が生体情報の測定を実施する毎に有効データ数[E]をカウントする例を示したが、これに限らず、仮日時情報[F]が「1」の場合のみに有効データ数[E]をカウントするようにしてもよい。この場合、生体情報制御装置では、仮日時情報[F]が「1」で有効データ数[E]の範囲内の測定データについて、上述した補正処理を行えばよい。
例えば図7を用いて説明した処理では、仮日時情報[F]=1が付されたデータID[I]=3〜6の測定データについてのみ、有効データ数[E]をカウントアップすればよく、最終的な有効データ数[E]の状態は2となる。この場合、図11を用いて説明した処理では、仮日時情報[F]=1が付されたデータID[I]=3〜6の範囲で、その最新の測定(すなわちデータID[I]=3)から数えた測定順が、有効データ数[E]=2の範囲内の測定データについて、上述した補正処理を行う構成とする。
また、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
1…生体情報処理システム

100…生体情報測定装置
10…制御部
11…日時情報管理部
12…有効データ数カウント部
101…測定部
102…日時管理部
106…通信部
107…記憶部
108…操作部

200…生体情報制御装置
21…入出力制御部
22…測定データ補正部
202…制御側日時管理部
206…制御側通信部

[A]…補正不可情報
[d]…測定値
[E]…有効データ数
[F]…仮日時情報
[I]…データID(測定順位データ)
[T]…測定日時

2…ネットワーク
3…時刻サーバー
Ba…電池

Claims (9)

  1. 生体情報を測定する生体情報測定装置と、前記生体情報測定装置で測定された生体情報を含む測定データを管理する生体情報制御装置とを備えた生体情報処理システムであって、
    前記生体情報測定装置は、
    生体情報を測定する測定部と、
    日時管理部と、
    前記生体情報制御装置との間で信号の送受信を実施するための通信部と、
    前記日時管理部に保持された日時情報が変更処理された場合に仮日時情報を発生させ、前記日時情報が前記通信部で受信した日時情報に対して同期された場合に前記仮日時情報をキャンセルする日時情報管理部と、
    前記測定部による測定が実施される毎または前記仮日時情報が発生している場合に測定日時の補正が可能なデータ範囲を示す有効データ数をカウントアップし、前記日時管理部に保持された日時情報が変更処理された場合に前記有効データ数をキャンセルする有効データ数カウント部と、
    前記測定部で得られた生体情報の測定値と、前記日時管理部に保持された日時情報に基づいて得られた測定日時と、前記測定日時においての前記仮日時情報の状態とを関連付けた測定データを保存する記憶部とを有し、
    前記生体情報制御装置は、
    前記生体情報測定装置との間で信号の送受信を実施するための制御側通信部と、
    ネットワーク上の時刻サーバーの日時情報に対して同期した制御側日時情報を保持する制御側日時管理部と
    前記制御側通信部で受信した複数の前記測定データのそれぞれまたは前記仮日時情報が発生している場合の前記測定データについて、最新の測定から数えた測定順が前記有効データ数の範囲内である測定によって得られたデータであって、かつ前記仮日時情報を有すると判断した場合に、前記日時管理部に保持された日時情報と前記制御側日時管理部に保持された制御側日時情報との時差に基づいて、前記測定データ中の測定日時を補正する測定データ補正部とを有する
    生体情報処理システム。
  2. 前記記憶部は、前記測定データとして、最新の測定から数えた測定順を示す測定順位データを保存する
    請求項1記載の生体情報処理システム。
  3. 前記生体情報制御装置の測定データ補正部は、前記制御側通信部で受信した複数の前記測定データのそれぞれまたは前記仮日時情報が発生している場合の前記測定データについて、最新の測定から数えた測定順が前記有効データ数の範囲外の測定によって得られたデータであって、かつ前記仮日時情報を有すると判断した場合に、補正不可情報を発生させる
    請求項1または2に記載の生体情報処理システム。
  4. 前記生体情報測定装置は、電池によって駆動される装置であり、
    前記日時情報管理部は、当該生体情報測定装置に対する電池の抜き差しによる前記日時情報のキャンセルを、前記日時情報の変更処理として検知する
    請求項1〜3の何れかに記載の生体情報処理システム。
  5. 前記生体情報測定装置は、前記日時管理部が保持する日時情報を操作する操作部を備え、
    前記日時情報管理部は、前記操作部による前記日時情報の操作を、前記日時情報の変更処理として検知する
    請求項1〜4の何れかに記載の生体情報処理システム。
  6. 前記日時情報管理部は、
    前記仮日時情報が発生している状態で、前記通信部と前記制御側通信部とが通信状態となった場合に、前記制御側日時管理部が保持する制御側日時情報に対して前記日時管理部に保持された日時情報を同期させる
    請求項1〜5の何れかに記載の生体情報処理システム。
  7. 生体情報を測定する測定部と、
    日時管理部と、
    通信部と、
    前記日時管理部に保持された日時情報が変更処理された場合に仮日時情報を発生させ、前記日時情報が前記通信部で受信した日時情報に対して同期された場合に前記仮日時情報をキャンセルする日時情報管理部と、
    前記測定部による測定が実施される毎または前記仮日時情報が発生している場合に測定日時の補正が可能なデータ範囲を示す有効データ数をカウントアップし、前記日時管理部に保持された日時情報が変更処理された場合に前記有効データ数をキャンセルする有効データ数カウント部と、
    前記測定部で得られた生体情報の測定値と、前記日時管理部に保持された日時情報に基づいて得られた測定日時と、前記測定日時においての前記仮日時情報の状態とを関連付けた測定データを保存する記憶部とを有する
    生体情報測定装置。
  8. 生体情報を測定する生体情報測定装置で測定された生体情報を含む測定データを管理する生体情報制御装置であって、
    前記生体情報測定装置から、測定値、測定日時、および前記測定日時の正確性を示す仮日時情報とを関連付けた測定データと、前記測定日時の補正が可能なデータ範囲を示す有効データ数と、前記生体情報測定装置に保持された日時情報とを受信するための制御側通信部と、
    ネットワーク上の時刻サーバーの日時情報に対して同期される制御側日時情報を保持する制御側日時管理部と
    前記制御側通信部で受信した複数の前記測定データのそれぞれまたは前記仮日時情報が発生している場合の前記測定データについて、最新の測定から数えた測定順が前記有効データ数の範囲内の測定によって得られたデータであって、かつ前記仮日時情報を有すると判断した場合に、前記生体情報測定装置に保持された日時情報と前記制御側日時管理部に保持された制御側日時情報との時差に基づいて、前記測定データ中の測定日時情報を補正する測定データ補正部とを有する
    生体情報制御装置。
  9. 生体情報を測定する測定部、日時管理部、通信部、日時情報管理部、測定日時の補正が可能なデータ範囲を示す有効データ数をカウントする有効データ数カウント部、および記憶部を有する生体情報測定装置と、
    制御側通信部、制御側日時管理部、および測定データ補正部を有する生体情報制御装置と
    を備えた生体情報処理システムによる生体情報処理方法であって、
    前記日時情報管理部が、前記日時管理部に保持された日時情報が変更処理された場合に仮日時情報を発生させ、前記日時情報が前記通信部で受信した日時情報に対して同期された場合に前記仮日時情報をキャンセルし、
    前記有効データ数カウント部が、前記測定部による測定が実施される毎または前記仮日時情報が発生している場合に前記有効データ数をカウントアップし、前記日時情報が変更処理された場合に前記有効データ数をキャンセルし、
    前記記憶部が、前記測定部で得られた生体情報の測定値と、前記日時管理部に保持された日時情報に基づいて得られた測定日時と、前記測定日時においての前記仮日時情報の状態とを関連付けた測定データを保存し、
    前記測定データ補正部が、前記制御側通信部で受信した複数の前記測定データのそれぞれまたは前記仮日時情報が発生している場合の前記測定データついて、最新の測定から数えた測定順が前記有効データ数の範囲内の測定によって得られたデータであって、かつ前記仮日時情報を有すると判断した場合に、前記日時管理部に保持された日時情報と前記制御側日時管理部に保持された制御側日時情報との時差に基づいて、前記測定データ中の測定日時情報を補正する
    生体情報処理方法。
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