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JP6831766B2 - 断熱パネル - Google Patents
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JP6831766B2 - 断熱パネル - Google Patents

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本発明は、断熱ドア、あるいは、壁パネル、床パネル、天井パネル、及び屋根パネル等の内装パネルや外装パネルに用いられる断熱パネルに関する。
従来、矩形枠状の芯材を表裏から鋼板製の表面材で挟み、芯材及び一対の表面材で構成される空間に断熱材を配置した断熱ドアが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の断熱ドアでは、外部に設けられたテンキーへの入力に応じて、錠を電動で施錠及び解錠する電気錠装置が戸先側に設けられている。そして、断熱ドア内部には、電気錠装置に配線するための配線コードが以下に示すように設置されている。
芯材は、四辺の内側に向けて窪む溝部を有する。そして、配線コードは、溝部に挿入された状態で、芯材に沿って設置される。また、芯材の四辺の外側には、溝部を閉塞する(配線コードを隠蔽する)ように、エッジ材がネジで固定されている。
特許第2714750号公報
しかしながら、特許文献1に記載の断熱ドアでは、芯材は、金属材料で構成されているため、一対の表面材間の熱橋として機能してしまう。すなわち、断熱ドアの断熱性能が低下してしまう、という問題がある。また、配線コードを隠蔽するエッジ材を芯材に対してネジで固定するため、当該ネジ固定の作業に手間が掛かり、配線コードの配線作業(配線コードの交換作業を含む)が煩雑化してしまう、という問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、断熱性能を向上させつつ、配線コードの配線作業を容易に実施することができる断熱パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る断熱パネルは、互いに対向して配置される一対の表面材と、当該一対の表面材間に配置される断熱材とを備え、内部に配線コードが設置される断熱パネルであって、前記表面材は、他方の前記表面材に対向する面部と、前記面部における複数の辺縁部のうち第1の辺縁部から他方の前記表面材側に突出する折曲片とを備え、前記一対の表面材における各前記折曲片間には、樹脂製の断熱アタッチメントが架け渡され、前記断熱アタッチメントは、基体と、前記基体から当該断熱パネル内部に向けてそれぞれ突出するとともに、当該基体との間で各前記折曲片の先端がそれぞれ挿し込まれる一対の係合溝をそれぞれ形成する一対の突出片とを備え、前記一対の突出片は、当該断熱パネル内部に向かうにしたがって互いに近接する方向に傾斜した傾斜面をそれぞれ有するとともに、互いに近接する方向に弾性変形可能に構成され、前記配線コードは、前記一対の突出片間に配置されることを特徴とする。
本発明では、一対の表面材における各折曲片間には、樹脂製の断熱アタッチメントが架け渡される。このため、断熱アタッチメントが断熱部材として機能し、一対の表面材間(各折曲片間)で熱が伝わることを防止することができる。
また、本発明では、断熱アタッチメントは、上述した基体及び一対の突出片を備える。このため、作業者は、以下に示すように配線コードを配線することができる。
作業者は、例えば、配線コードを断熱アタッチメントにおける一対の突出片間に先付けする。次に、作業者は、一対の突出片が断熱パネル内部に向く姿勢で当該内部に向かう方向に断熱アタッチメントを押圧する。この際、一対の突出片の各傾斜面は、各折曲片の先端上をそれぞれ摺動するとともに、当該各折曲片の先端から互いに近接する方向に押圧される。その結果、一対の突出片は、互いに近接する方向にそれぞれ弾性変形し、一対の係合溝の溝幅をそれぞれ拡げる。そして、断熱アタッチメントへの断熱パネル内部に向かう方向への押圧を継続することで、各折曲片の先端は、一対の係合溝にそれぞれ挿し込まれる。すなわち、断熱アタッチメントは、スナップイン方式で各折曲片間に装着される。また、断熱コードは、一対の突出片間に配置され、断熱アタッチメント(基体)にて隠蔽される。
以上のことから、配線コードを隠蔽する断熱アタッチメントをネジ等の固着具を利用して固定する必要がなく、スナップイン方式で容易に装着することができる。また、スナップイン方式を採用しているため、断熱アタッチメントの取り外しも容易に実施することができる。したがって、本発明に係る断熱パネルによれば、断熱性能を向上させつつ、配線コードの配線作業(配線コードの交換作業を含む)を容易に実施することができる。
また、本発明は、上述した断熱パネルにおいて、前記断熱アタッチメントは、前記配線コードが挿通され、当該配線コードを保持する保持部を備えることを特徴とする。
ところで、断熱アタッチメントに上述した保持部が設けられていない場合には、作業者は、以下に示すように配線コードを配線することとなる。
作業者は、先ず、配線コードを各折曲片間から断熱パネル内部に挿入する。次に、作業者は、各折曲片間に断熱アタッチメントを装着する。ここで、配線コードの一部が各折曲片間から断熱パネル外部に出てしまっている場合には、断熱アタッチメントを各折曲片間に装着する際に、当該断熱アタッチメントにて当該配線コードの一部を押し潰してしまう。このため、当該場合には、作業者は、断熱アタッチメントを各折曲片間に装着する前に、当該配線コードの一部を改めて各折曲片間から断熱パネル内部に挿入する。すなわち、配線コードの配線作業に手間が掛かってしまう、という問題が生じる虞がある。
本発明では、断熱アタッチメントに上述した保持部が設けられているため、当該保持部にて配線コードを位置決めした状態で、当該配線コードを各折曲片間から断熱パネル内部に挿入することができる。このため、上述した問題が生じる虞がない。また、配線コードと断熱アタッチメントとを一括して取り付けることができるため、配線コードの配線作業をさらに容易に実施することができる。
また、本発明は、上述した断熱パネルにおいて、当該断熱パネルは、開口枠内に開閉可能に支持される扉体であり、前記配線コードの配線経路は、前記扉体の戸先側縁部と、上縁部または下縁部と、吊元側縁部とにそれぞれ沿い、前記第1の辺縁部は、前記面部における上辺縁部または下辺縁部であることを特徴とする。
ところで、上述した扉体としては、通常、戸先側及び吊元側に錠装置やヒンジ機構がそれぞれ取り付けられる。そして、扉体の戸先側及び吊元側には、剛性を確保するために、一対の表面材間に戸先縦骨材及び吊元縦骨材がそれぞれ設けられる。このため、配線コードの配線経路において、扉体の戸先側縁部及び吊元側縁部に沿う経路は、戸先縦骨材及び吊元縦骨材と断熱材との各隙間とすることができる。
そして、本発明では、配線コードの配線経路において、扉体の上縁部または下縁部に沿う経路では、骨材を設けずに、配線コードを各折曲片間から扉体内部に挿入して断熱アタッチメントにて隠蔽する構造を採用している。このため、扉体の剛性を最低限確保しながら、上述した「断熱性能を向上させつつ、配線コードの配線作業を容易に実施することができる」という効果を好適に実現することができる。
また、本発明は、上述した断熱パネルにおいて、各前記折曲片の先端同士の離間寸法は、前記配線コードの端部に設けられたコネクタの外形よりも大きく設定されていることを特徴とする。
本発明では、各折曲片の先端同士の離間寸法を上述したように設定することで、作業者は、以下に示すように配線コードを配線することができる。
作業者は、配線コードにおける長手方向の中央部分を断熱アタッチメントの例えば上述した保持部に先付けする。次に、作業者は、配線コードの両端部にそれぞれ設けられたコネクタを各折曲片間から戸先縦骨材及び吊元縦骨材と断熱材との各隙間にそれぞれ挿入する。この後、作業者は、各折曲片間に断熱アタッチメントを装着する。
したがって、以上の作業により配線コードを容易に配線することができる。
また、本発明は、上述した断熱パネルにおいて、前記断熱アタッチメントは、熱膨張性部材が一体成形されていることを特徴とする。
ところで、火炎に晒された場合には、開口枠における上枠材または下枠材と、扉体の上縁部または下縁部との間の間隙は、貫通口となり易く、防火性能に大きく影響を及ぼす。
本発明では、扉体の上縁部または下縁部に設けられた断熱アタッチメントは、熱膨張性部材が一体成形されている。このため、火炎に晒された場合において、熱膨張性部材の熱膨張により上枠材または下枠材と扉体の上縁部または下縁部との間の間隙を閉塞することができる。また、断熱アタッチメントとは別に熱膨張性部材を設けた構成と比較して、部品点数を削減することができるとともに、断熱アタッチメントとは別に熱膨張性部材を取り付ける作業を省略することができ、当該作業負荷を低減することができる。
本発明に係る断熱パネルによれば、断熱性能を向上させつつ、配線コードの配線作業を容易に実施することができる、という効果を奏する。
本実施の形態1に係る断熱ドアを室内側から見た正面図である。 断熱ドアの上方側を示す縦断面図である。 断熱ドアの下方側を示す縦断面図である。 断熱ドアの戸先側を示す横断面図である。 断熱ドアの吊元側を示す横断面図である。 断熱アタッチメントの構成を示す図である。 断熱アタッチメントの構成を示す図である。 本実施の形態2に係る断熱アタッチメントを示す縦断面図である。
以下、本発明に係る断熱パネルとして断熱ドアを例示し、添付図面を参照しながら当該断熱ドアの好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
〔断熱ドアの概略構成〕
図1は、本実施の形態1に係る断熱ドア1を室内側から見た正面図である。図2及び図3は、断熱ドア1の上方側及び下方側をそれぞれ示す縦断面図である。図4及び図5は、断熱ドア1の戸先側及び吊元側をそれぞれ示す横断面図である。
なお、以下で記載する「見込み方向」は、図2ないし図5の矢印Arで示すように、断熱ドア1の厚み方向に沿った方向(建具の奥行きに沿った方向)である。見込み方向に沿った平面については、見込み面と称し、見込み方向に直交する平面については、見付け面と称する場合がある。
断熱ドア1は、建物の開口部に取り付けられた開口枠200に対してヒンジ機構300を介して開閉自在に取り付けられている。ここで、開口枠200は、上枠材201、下枠材202、戸先縦枠材203、及び吊元縦枠材204を四周枠組みすることで構成されたものである。そして、断熱ドア1は、戸先縦骨材2と、吊元縦骨材3と、第1表面材4と、第2表面材5と、断熱材6とを備える。
戸先縦骨材2は、断熱ドア1の戸先側縁部を構成する。この戸先縦骨材2は、図4に示すように、断熱ドア1における戸先側縁部の略全長に亘って延在する長尺状の平板で構成された基部21と、基部21における幅方向の両縁部から略直角に屈曲してそれぞれ延在する室外側補強片22及び室内側補強片23とを有する断面U字状に形成されている。そして、戸先縦骨材2は、断面U字状の開口部分が吊元側を向く姿勢で配置される。
吊元縦骨材3は、断熱ドア1の吊元側縁部を構成し、ヒンジ機構300が取り付けられる部分である。この吊元縦骨材3は、図5に示すように、戸先縦骨材2と同様の構成を有する。このため、吊元縦骨材3において戸先縦骨材2と同様の構成には同一の符号を付す。そして、吊元縦骨材3は、断面U字状の開口部分が戸先側を向く姿勢で配置される。
これら各骨材2,3は、例えば、アルミニウムやスチール等の金属材料でそれぞれ構成されている。
第1表面材4は、断熱ドア1の室外面を構成する面材である。この第1表面材4は、第1面部41と、第1折曲片42とを備える。
第1面部41は、戸先縦骨材2及び吊元縦骨材3の各室外側補強片22に対して隙間を空けてそれぞれ対向するとともに、当該各室外側補強片22間を覆う矩形状の平板で構成されている。なお、当該隙間には、戸先縦骨材2及び吊元縦骨材3の全長に亘って延在する断熱部品Tiが配設される。
第1折曲片42は、第1面部41における4つの辺縁部41a〜41dから室内側に略直角に屈曲して延在した部分である。
そして、第1表面材4は、第1面部41における左右の辺縁部41c,41dに設けられた各第1折曲片42と戸先縦骨材2及び吊元縦骨材3の各基部21とがネジ等の固着具Scにより固着されることで、戸先縦骨材2及び吊元縦骨材3に対して取り付けられる。
第2表面材5は、第1表面材4に対向し、断熱ドア1の室内面を構成する面材である。この第2表面材5は、第1表面材4における第1面部41及び第1折曲片42とそれぞれ同様の第2面部51及び第2折曲片52を備える。
そして、第2表面材5は、第1折曲片42が室外側に向く姿勢で配置される。また、第2表面材5は、第2面部51における左右の辺縁部51c、51dに設けられた各第2折曲片52と戸先縦骨材2及び吊元縦骨材3の各基部21とがネジ等の固着具Scにより固着されることで、戸先縦骨材2及び吊元縦骨材3に対して取り付けられる。なお、第2面部51と室内側補強片23との隙間には、戸先縦骨材2及び吊元縦骨材3の全長に亘って延在する断熱部品Tiが配設される。
ここで、第1,第2折曲片42,52の先端同士の離間寸法は、後述する配線コード600の両端部にそれぞれ設けられたコネクタ601,602(図1)の外形よりも大きく設定されている。
以上説明した第1,第2表面材4,5は、本発明に係る表面材にそれぞれ相当する。これら第1,第2表面材4,5は、例えば、鋼板でそれぞれ構成されている。また、第1,第2面部41,51は、本発明に係る面部にそれぞれ相当する。さらに、第1,第2折曲片42,52は、本発明に係る折曲片にそれぞれ相当する。
断熱材6は、例えば、EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)等で構成され、戸先縦骨材2、吊元縦骨材3、及び第1,第2表面材4,5により構成される空間に配設される。本実施の形態1では、断熱材6は、第1面部41における上下の辺縁部41a,41b間の離間距離と略同一の高さ寸法を有する。また、断熱材6は、戸先縦骨材2及び吊元縦骨材3における各室外側補強片22の先端同士の離間距離と略同一の幅寸法を有する。さらに、断熱材6は、第1,第2面部41,51間の離間距離と略同一の厚み寸法を有する。そして、断熱材6は、第1,第2面部41,51にそれぞれ接着される。
以上説明した断熱ドア1の戸先側の内部には、カード認証やリモートコントローラの操作等に応じて鍵を電動で施錠及び解錠を可能とする電気錠装置400(図1)が設けられている。また、断熱ドア1の吊元側の端面には、外部の電源装置に接続された配線ユニット500(図1)が設けられている。
そして、電気錠装置400及び配線ユニット500は、断熱ドア1の内部に設置された配線コード600の両端部にそれぞれ設けられたコネクタ601,602にそれぞれ接続され、当該配線コード600により互いに電気的に接続される(図1)。これにより、電気錠装置400には、外部の電源装置から配線ユニット500及び配線コード600を介して駆動用電力等が供給される。
また、第1面部41の上辺縁部41aに設けられた第1折曲片42と第2面部51の上辺縁部51aに設けられた第2折曲片52との間には、断熱アタッチメント7(図2)が架け渡されている。さらに、第1面部41の下辺縁部41bに設けられた第1折曲片42と第2面部51の下辺縁部51bに設けられた第2折曲片52との間にも、断熱アタッチメント8(図3)が架け渡されている。なお、上辺縁部41a,51aは、本発明に係る第1の辺縁部に相当する。そして、以下では、説明の便宜上、上辺縁部41aに設けられた第1折曲片42を第1上折曲片42aと記載し、上辺縁部51aに設けられた第2折曲片52を第2上折曲片52aと記載する。
ここで、断熱アタッチメント7,8は、同一の構成を有する。以下では、断熱アタッチメント7の構成について説明し、断熱アタッチメント8については、断熱アタッチメント7と同様の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
〔断熱アタッチメントの構成〕
図6A及び図6Bは、図2に対応した縦断面図であって、断熱アタッチメント7の構成をそれぞれ示す図である。なお、図6Aは、断熱アタッチメント7を第1,第2上折曲片42a,52a間に装着する前の状態を示している。図6Bは、断熱アタッチメント7を第1,第2上折曲片42a,52a間に装着した後の状態を示している。
断熱アタッチメント7は、塩化ビニル樹脂等の樹脂材料で構成されている。この断熱アタッチメント7は、基体71と、第1,第2突出片72,73と、一対の保持用突出片74,75とを備える。
基体71は、断熱ドア1における上縁部の略全長に亘って延在する長尺状の平板で構成されている。また、基体71の幅寸法は、第1,第2上折曲片42a,52aの先端同士の離間寸法よりも大きく設定されている。
第1突出片72は、基体71における一方の板面71aから突出するとともに、当該基体71の略全長に亘って延在する。この第1突出片72は、第1基部721と、第1溝形成部722と、第1摺動片723とを備える。
第1基部721は、一方の板面71aに直交する方向に当該板面71aから突出した部分である。
第1溝形成部722は、第1基部721の先端から室外側に略直角に屈曲して延在した部分である。そして、基体71、第1基部721、及び第1溝形成部722により、第1上折曲片42aの先端が挿し込まれる第1係合溝76が形成される。
第1摺動片723は、第1溝形成部722の先端から、基体71から離間する方向に屈曲して延在した部分である。より具体的に、第1摺動片723は、基体71から離間するにしたがって室内側に傾斜している。
第2突出片73は、第1突出片72における第1基部721、第1溝形成部722、及び第1摺動片723とそれぞれ同様の第2基部731、第2溝形成部732、及び第2摺動片733を備える。なお、第2突出片73は、一方の板面71aにおいて、見込み方向に直交する平面を基準として、第1突出片72に対して対称となる姿勢で設けられている。そして、基体71、第2基部731、及び第2溝形成部732により、第2上折曲片52aの先端が挿し込まれる第2係合溝77が形成される。
以上説明した第1,第2突出片72,73は、本発明に係る突出片にそれぞれ相当する。また、第1,第2係合溝76,77は、本発明に係る係合溝にそれぞれ相当する。さらに、第1摺動片723の室外側の面、及び第2摺動片733の室内側の面は、本発明に係る傾斜面724,734にそれぞれ相当する。
ここで、第1,第2基部721,731間の離間寸法は、第1,第2上折曲片42a,52aの先端同士の離間寸法よりも小さく設定されている。また、第1,第2溝形成部722,732の先端同士の離間寸法は、第1,第2上折曲片42a,52aの先端同士の離間寸法よりも大きく設定されている。さらに、第1,第2摺動片723,733の先端同士の離間寸法は、第1,第2上折曲片42a,52aの先端同士の離間寸法よりも小さく設定されている。
一対の保持用突出片74,75は、一方の板面71aからそれぞれ突出するとともに、基体71の略全長に亘ってそれぞれ延在する。また、一対の保持用突出片74,75は、先端側が互いに近接する方向に屈曲した形状をそれぞれ有する。そして、配線コード600は、一対の保持用突出片74,75における先端間から、基体71及び一対の保持用突出片74,75で構成される空間Sp1に挿し込まれる。すなわち、基体71及び一対の保持用突出片74,75は、配線コード600が挿通され、当該配線コード600を保持する保持部78として機能する。
〔配線コードの配線方法〕
次に、断熱アタッチメント7を用いた配線コード600の配線方法について説明する。
なお、配線コード600の配線は、戸先縦骨材2、吊元縦骨材3、第1,第2表面材4,5、及び断熱材6を互いに組み付けた状態で行われるものである。
先ず、作業者は、一対の保持用突出片74,75における先端間から空間Sp1に配線コード600を挿し込む。
次に、作業者は、第1,第2上折曲片42a,52a間の隙間から、戸先縦骨材2における断面U字状の空間Sp2(図4)、及び吊元縦骨材3における断面U字状の空間Sp3(図5)に、配線コード600の両端部にそれぞれ設けられたコネクタ601,602を落とし込む。そして、作業者は、コネクタ601を電気錠装置400に接続するとともに、コネクタ602を配線ユニット500に接続する。
次に、作業者は、配線コード600が空間Sp1に挿し込まれた断熱アタッチメント7を一方の板面71aが断熱ドア1内部に向く姿勢で当該内部に向かう方向(図6Aで示した白抜き矢印の方向)に押圧する。この際、第1,第2摺動片723,733の各傾斜面724,734は、当該押圧に応じて、第1,第2上折曲片42a,52aの先端上をそれぞれ摺動するとともに、第1,第2上折曲片42a,52aの先端から互いに近接する方向に押圧される。その結果、第1,第2突出片72,73は、互いに近接する方向にそれぞれ弾性変形し、第1,第2係合溝76,77の溝幅をそれぞれ拡げる。そして、断熱アタッチメント7への断熱ドア1内部に向かう方向への押圧を継続することで、第1,第2上折曲片42a,52aの先端は、第1,第2係合溝76,77にそれぞれ挿し込まれる。すなわち、断熱アタッチメント7は、スナップイン方式で第1,第2上折曲片42a,52a間に装着される。
そして、断熱アタッチメント7を装着すると、第1,第2突出片72,73及び一対の保持用突出片74,75は、断熱材6に突き刺さる(図6B)。
以上説明したように、断熱ドア1内部における配線コード600の配線経路は、空間Sp2〜空間Sp1〜空間Sp3に沿う経路(断熱ドア1の戸先側縁部、上縁部、及び吊元側縁部に沿う経路)となる。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2について説明する。
以下の説明では、実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図7は、図2に対応した図であって、本実施の形態2に係る断熱アタッチメント7Aを示す縦断面図である。
本実施の形態2に係る断熱アタッチメント7Aは、異材質成形により、アタッチメント本体70と、熱膨張性部材79とが一体成形されている。
具体的に、アタッチメント本体70は、例えば、塩化ビニル樹脂等の樹脂材料で構成され、上述した実施の形態1で説明した断熱アタッチメント7と同一の構成を有する。
熱膨張性部材79は、加熱することで発泡する例えば熱膨張性黒鉛で構成され、基体71における他方の板面71bに一体形成されている。
この断熱アタッチメント7Aとしては、以下のように異材質成形を行っても構わない。
塩化ビニル樹脂と熱膨張性黒鉛とを同時に金型内に流し込んでアタッチメント本体70と熱膨張性部材79とを同時に成形する。あるいは、アタッチメント本体70を先に成形して熱膨張性部材79を後に成形するように段階的に成形する。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態1,2によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態1,2では、本発明に係る断熱パネルとして開口枠200内に開閉可能に支持される断熱ドア1を例示したが、これに限らない。本発明に係る断熱パネルとして、壁パネル、床パネル、天井パネル、及び屋根パネル等の内装パネルや外装パネル等を採用しても構わない。
上述した実施の形態1,2において、断熱アタッチメント7,7Aの一対の保持用突出片74,75を省略しても構わない。すなわち、本発明に係る断熱アタッチメントには、保持部78は必須の構成ではない。
上述した実施の形態1,2において、本発明に係る第1の辺縁部を上辺縁部41a,51aとしていたが、これに限らず、下方側の辺縁部41b,51bあるいは左右の辺縁部41c,41d,51c,51dとしても構わない。すなわち、各折曲片42,52間から配線コード600を挿入して断熱アタッチメント7,7Aにて隠蔽する構造は、断熱ドア1の上縁部に限らず、下縁部、戸先側縁部、あるいは吊元側縁部に設けても構わない。
1 断熱ドア(断熱パネル)、4,5 第1,第2表面材(表面材)、6 断熱材、7,7A 断熱アタッチメント、41,51 第1,第2面部(面部)、41a,51a 上辺縁部(第1の辺縁部)、42a,52a 第1,第2上折曲片(折曲片)、71 基体、72,73 第1,第2突出片(突出片)、76,77 第1,第2係合溝(係合溝)、78 保持部、79 熱膨張性部材、724,734 傾斜面、200 開口枠、400 電気錠装置、600 配線コード、601,602 コネクタ

Claims (5)

  1. 互いに対向して配置される一対の表面材と、当該一対の表面材間に配置される断熱材とを備え、内部に配線コードが設置される断熱パネルであって、
    前記表面材は、
    他方の前記表面材に対向する面部と、
    前記面部における複数の辺縁部のうち第1の辺縁部から他方の前記表面材側に突出する折曲片とを備え、
    前記一対の表面材における各前記折曲片間には、
    樹脂製の断熱アタッチメントが架け渡され、
    前記断熱アタッチメントは、
    基体と、
    前記基体から当該断熱パネル内部に向けてそれぞれ突出するとともに、当該基体との間で各前記折曲片の先端がそれぞれ挿し込まれる一対の係合溝をそれぞれ形成する一対の突出片とを備え、
    前記一対の突出片は、
    当該断熱パネル内部に向かうにしたがって互いに近接する方向に傾斜した傾斜面をそれぞれ有するとともに、互いに近接する方向に弾性変形可能に構成され、
    前記配線コードは、
    前記一対の突出片間に配置される
    ことを特徴とする断熱パネル。
  2. 前記断熱アタッチメントは、
    前記配線コードが挿通され、当該配線コードを保持する保持部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の断熱パネル。
  3. 当該断熱パネルは、
    開口枠内に開閉可能に支持される扉体であり、
    前記配線コードの配線経路は、
    前記扉体の戸先側縁部と、上縁部または下縁部と、吊元側縁部とにそれぞれ沿い、
    前記第1の辺縁部は、
    前記面部における上辺縁部または下辺縁部である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の断熱パネル。
  4. 各前記折曲片の先端同士の離間寸法は、
    前記配線コードの端部に設けられたコネクタの外形よりも大きく設定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の断熱パネル。
  5. 前記断熱アタッチメントは、
    熱膨張性部材が一体成形されている
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の断熱パネル。
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