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JP6894084B2 - テーブル式フィルタープレス - Google Patents
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Description

本発明は、ろ過時における安定性、及び昇降時における同期性に優れたろ板の昇降手段を備えたテーブル式フィルタープレスに関する。
土木工事廃水、工場廃水等の作業廃水を処理する際に発生する汚泥は脱水処理が必要とされる。限られた空間(ろ室)に汚泥を加圧して詰め込むことで脱水する脱水装置としてフィルタープレスが知られている。フィルタープレスでは、汚泥はしぼられる形となるため、比較的含水率が低い脱水ケーキが得られる。
ろ布が張られた上下2枚のろ板と、水平に配置されたろ枠によってろ室が形成され、汚泥中の水分が上下方向にろ過されるフィルタープレスを、本明細書中では、「テーブル式フィルタープレス」と呼ぶこととする。
特許文献1には、ろ板全体を油圧で締め付けた状態で、ろ室に水を含んだ汚泥をポンプで圧入するテーブル式フィルタープレスが記載されている。特許文献1に記載されたテーブル式フィルタープレスでは、ろ室に汚泥が充満した後もさらに加圧して汚泥を詰め続けることによって、汚泥中の水分がろ過されて脱水が行われる。脱水終了後、可動側である上側のろ板が上昇することで、ろ室内で生成された脱水ケーキが取り出される。
特開平5−220306号公報(段落番号0027〜0028、図6〜図9)
特許文献1に記載されたテーブル式フィルタープレスのろ板の昇降手段は、ろ室の左右両側面に配置されたリンク機構によって、上側のろ板が昇降されるようになっている。すなわち、ろ板の両側を支持する構造であるので、ろ過時の内圧により発生するろ板の変形と応力を所定範囲内に収めるには、ろ板全体の強度・剛性を高くする必要がある。
また、水平を維持しながらろ板を昇降させるには、左右のリンク機構を同期させる必要があり、そのための装置が必要となる。さらに、テーブル式フィルタープレスを大型化するには、ろ板の面積を大きくする必要があるが、特許文献1の昇降手段では、取り得るろ板の強度・剛性に限界があるため、大型化が困難である。
そこで、本発明では、ろ板の強度・剛性を高くする必要がなく、水平を保ってろ板を昇降させることができ、装置全体の大型化にも容易に対応可能な昇降手段を備えたテーブル式フィルタープレスを提供する。
第1の発明に係るテーブル式フィルタープレスは、上ろ板、ろ枠及び下ろ板によってろ室が形成され、前記上ろ板と前記ろ枠を昇降手段によって昇降させることで前記ろ室が開閉可能なテーブル式フィルタープレスであって、前記昇降手段は、前記上ろ板の上の同一平面内の左右に配置される2つのパンタグラフ機構と、前記2つのパンタグラフ機構同士の動きを同期させる同期機構と、を備え、前記同期機構は、前記パンタグラフ機構の上下のリンクを連結する中間連結点のうち同じ側に位置する中間連結点同士を連結する同期リンクを備えることを特徴とする
第1の発明に係るテーブル式フィルタープレスは、上下のリンクを連結する中間連結点のうち同じ側に位置する中間連結点同士を連結する同期リンクという比較的簡単な機構でもって、同一平面内の左右に配置される2つのパンタグラフ機構の同期を図ることができる。それにより、上ろ板と下ろ板との平行が維持され、ろ室の安定した開閉が行える。
第2の発明に係るテーブル式フィルタープレスは、同一平面内の左右に配置される2つの前記パンタグラフ機構において、前記中間連結点のうち、近接する前記中間連結点間に両動型の油圧シリンダの基端と先端が介装される駆動機構を備え、前記油圧シリンダの伸び出力と縮み出力によって前記昇降手段が駆動されて前記ろ室が開閉されることを特徴とする。
第2の発明に係るテーブル式フィルタープレスは、油圧シリンダが中間連結点に駆動力(水平方向の力)を加えるので、パンタグラフ機構を構成するリンクには曲げ力が作用しない。そのため、パンタグラフ機構を構成するリンクには引張り力又は圧縮力のみ作用するため、リンクの強度の面で有利となる。また、油圧シリンダの出力がパンタグラフ機構に効率的に伝えることができるので、駆動機構をシンプルに構成できる。
第3の発明に係るテーブル式フィルタープレスは、前後左右に配置される4つの前記パンタグラフ機構を備え、平行な平面内の前後に投影されて配置される2つの前記パンタグラフ機構において、前記中間連結点のうち、同じ側に位置する前記中間連結点同士が同期シャフトで連結される同期機構を更に備え、前記同期リンクと前記同期シャフトによって4つの前記パンタグラフ機構同士の動きが全て同期されることを特徴とする。
第3の発明に係るテーブル式フィルタープレスは、同一平面内の左右に配置される2つのパンタグラフ機構が同期リンクで同期され、平行な平面内の前後に投影される2つのパンタグラフ機構が同期シャフトで同期される。その結果、4つ全てのパンタグラフ機構の同期を図ることができる。また、上ろ板の上部に4つのパンタグラフ機構がバランス良くコンパクトに配置されるので、上ろ板の強度・剛性の面で有利となる。
本発明のテーブル式フィルタープレスは、ろ板の上面に昇降手段がバランス良く配置されるので、ろ過の際にろ板に作用する内圧によりろ板が受ける力を効率的に昇降手段に伝えることができる。そのため、ろ板の強度・剛性を確保する点で有利である。また、本発明のテーブル式フィルタープレスは、昇降手段を構成するパンタグラフ機構及びその同期機構の数を増やすことが容易であるので、装置全体の大型化対応が可能である。
本発明の実施の形態に係るテーブル式フィルタープレスを備えた脱水装置全体図である。 本発明の実施の形態に係るテーブル式フィルタープレスである。 図2のテーブル式フィルタープレスから上部フレームを除いた図である。 実施の形態に係る昇降手段の全体図である。 実施の形態に係るパンタグラフ機構である。 同一平面内の左右に配置される2つのパンタグラフ機構である。 脱水作業を説明する模式図である。 脱水ケーキの取出しを説明する模式図である。
図1は、本発明の実施の形態に係るテーブル式フィルタープレス1を備えた脱水装置2全体図である。テーブル式フィルタープレス1は、4つの脚部を有する下部フレーム3の上に載置されている。これは、テーブル式フィルタープレス1で生成された脱水ケーキを落下させ廃棄作業用の容器に受け止める際に好都合だからである。
下部フレーム3の隣には、テーブル式フィルタープレス1の制御盤4が配置されている。テーブル式フィルタープレス1は、後述するように電気・油圧により制御・駆動されるシステムとして構成されている。テーブル式フィルタープレス1に使用される、電気・油圧アクチュエータ及び、電気・油圧センサーに対する制御・駆動が制御盤4によって行われる。
テーブル式フィルタープレス1は、その周囲がカバー5によって覆われている。テーブル式フィルタープレス1の稼働により発生する、騒音・臭気等をカバー5によって遮蔽するようになっている。テーブル式フィルタープレス1の点検・調整のために、カバー5は取り外し可能となっている。
図2は、本発明の実施の形態に係るテーブル式フィルタープレス1である。テーブル式フィルタープレス1は、上ろ板6、ろ枠7及び下ろ板8によってろ室9が形成されている。上ろ板6の上には本発明に係る昇降手段10が配置されている。昇降手段10の上部は、上部フレーム11に連結されている。上部フレーム11は、H型鋼を素材として形成される溶接構造物であって、4つの脚部を有している。上ろ板6とろ枠7を昇降手段10によって昇降させることで、ろ室9が開閉可能となっている。
図3は、図2のテーブル式フィルタープレス1から上部フレーム11を除いた図である。昇降手段10は、4つのパンタグラフ機構20〜23を有している。昇降手段10は、パンタグラフ機構20〜23同士の動きを同期させる同期機構を備えている。4つのパンタグラフ機構20〜23は、上ろ板6の左右及び前後方向に対してほぼ均等にバランス良く配分された位置に取付けられている。
図3に示すように、上ろ板6は、上ろ板6全体の面積を有する平板13と、複数の前後方向補強板14と、複数の左右方向補強板15とから構成されている。前後方向補強板14と左右方向補強板15とは、格子状に組み合わされている。この構造により、ろ板6は全体を軽量に構成しつつも、ろ室9の内圧に耐えうる強度と剛性を有している。
なお、16は、下ろ板8の上面に配置される下ろ布(図示しない)を駆動するベルトコンベア駆動装置である。後述するように、テーブル式フィルタープレス1により汚泥を脱水した際に生成される脱水ケーキを取り出す際に、下ろ布をベルトコンベアとして右方向に移動させる駆動手段である。
図4は、実施の形態に係る昇降手段10の全体図である。昇降手段10は、同一平面内の左に配置されるパンタグラフ機構20と、右に配置されるパンタグラフ機構21を有している。さらに昇降手段10は、その後ろ側にも、同一平面内の左に配置されるパンタグラフ機構22と、右に配置されるパンタグラフ機構23を有している。また、左に配置されるパンタグラフ機構20とパンタグラフ機構22とは、平行な平面の前後に投影される位置に配置されている。同様に、右に配置されるパンタグラフ機構21とパンタグラフ機構23とは、平行な平面の前後に投影される位置に配置されている。
図5は、実施の形態に係るパンタグラフ機構20、21、22、23である。4つのパンタグラフ機構20、21、22、23は基本的に全て同じ構成であるので、以降、パンタグラフ機構20について、その詳細な構成を説明する。
パンタグラフ機構20は、2つのフランジ30と4つのリンク31とから構成されている。リンク31は、全て2枚の厚板の鋼板31aによって構成されている。鋼板31aの両端には、ピン用の穴が明けられている。
フランジ30は、厚板の鋼板30aに2枚の厚板の鋼板30bが溶接によって立設され構成されている。鋼板30bには枢支点34を構成するピン35用の穴が明けられている。
図5に示されるように、上側の一方のリンク31は、2枚の鋼板31aが合わされて構成されている。上側の他方のリンク31は、一方のリンク31の外側に2枚の鋼板31aが配置された状態で構成されている。さらに他方のリンク31の外側にフランジ30の2枚の鋼板30bが配置されている。そして、重なった6枚の鋼板(2枚の鋼板30bと4枚の鋼板31a)を1本のピン35が貫通して枢支点34が構成されている。ピン35の両端には、スナップリング用の溝が加工されており、スナップリング36が装着されることで抜け止めされている。
また、上のリンク31と下のリンク31は、一方のリンク31を構成する重なる2枚の鋼板31aの外側に他方のリンク31を構成する2枚の鋼板31aが配置され、4枚の鋼板31aをピン33が貫通して中間連結点32が構成されている。上のリンク31と下のリンク31は、左右で上下が逆の構成となっている。フランジ30の鋼板30aの四隅には、ボルト穴37が設けられている。パンタグラフ機構21を上ろ板6あるいは上部フレーム11に連結する際に、必要に応じてボルト穴37が利用できるようになっている。
図6は、同一平面内の左右に配置される2つのパンタグラフ機構20、21である。上下のリンク31、31を連結する中間連結点32のうち同じ左側に位置する中間連結点32同士が同期リンク40で連結される同期機構を備えている。図6に示すように、同期リンク40は、両端に中間連結点32を構成するピン33用の穴を有する、断面が長方形の棒材で構成されている。同期リンク40は、引っ張り荷重と圧縮荷重に耐えうるよう設計される。
なお、同期リンク40は、中間連結点32のうち同じ右側に位置する中間連結点32同士を連結するよう配置しても良い。また、2つの同期リンク40を図6に示した2つのパンタグラフ機構20、21の紙面前側と紙面後ろ側の両側に配置するようにしても良い。同期リンク40の働きにより、左のパンタグラフ機構20と、右のパンタグラフ機構21とは、同期して動作する。
図6に示すように、同一平面内の左右に配置される2つのパンタグラフ機構20、21において、上下のリンク31、31を連結する中間連結点32のうち、近接する中間連結点間に駆動シリンダ41の基端44と先端43が介装される駆動機構が備えられている。駆動シリンダ41は、伸び側出力と縮み側出力を有する両動型の油圧シリンダが使用される。図1に示した制御盤4の近傍には、駆動シリンダ41に油圧を供給する油圧ユニットが配置されている。油圧ユニットと駆動シリンダとは、図示しない油圧配管によって連絡されている。油圧ユニットが駆動シリンダに供給する油圧は、7〜14MPaの圧力範囲に調整されている。駆動機構の働きにより、左右のパンタグラフ機構20、21は、上下のフランジ30、30の間の距離を増減させることができる。
図4に示すように、平行な平面内の前後に投影される位置に配置される2つのパンタグラフ機構21と23(又は、20と22)において、中間連結点32のうち、同じ側に位置する中間連結点32同士が同期シャフト42で連結される同期機構を備えている。図4に示す昇降手段10では、右側のパンタグラフ機構21、23の左右の中間連結点32が2つの同期シャフト42で連結されている。また、左側のパンタグラフ機構20、22の左右の中間連結点32が2つの同期シャフト42で連結されている。同期シャフト42の働きにより、前のパンタグラフ機構21と後ろのパンタグラフ機構23(又は、20と22)が同期して動作する。
なお、図4に示した4つのパンタグラフ機構を備える昇降手段10において、同期シャフト42は1個であっても理論上は同期機能を発揮する。しかし、前後に配置されたパンタグラフ機構21と23(及び、20と22)の間には必ず1個又は2個の同期シャフト42を配置することで、より安定的に同期機能を発揮させることができる。
図4に示すように、同期リンク40(図6参照)が、左のパンタグラフ機構20と右のパンタグラフ機構21(及び、22と23)の間に備えられている。また、駆動シリンダ41(図6参照)が、左のパンタグラフ機構20と右のパンタグラフ機構21(及び、22と23)の間に備えられている。
以上の構成により、図4に示したテーブル式フィルタープレス1の昇降手段10は、駆動シリンダ41により駆動させることができ、4つのパンタグラフ機構20〜23を全て同期して動作させることができる。なお、図4に示した前後に配置された2つの駆動シリンダ41を、油圧的に同調させることも可能である。具体的には、絞り弁、フローコントロールバルブ、分流弁を用いる油圧バルブによる同調回路、オイルモータ、油圧シリンダなどのアクチュエータを用いた同調回路、サーボ機構を利用した同調回路など、各種の公知の同調回路の採用が可能である。図4に示した前後に配置された2つの駆動シリンダ41を、油圧的に同調させた場合には、同期シャフト42が不必要となる。
図7は、実施の形態に係るテーブル式フィルタープレス1を用いた脱水作業を説明する模式図である。図8は、実施の形態に係るテーブル式フィルタープレス1を用いて生成された脱水ケーキの取出しを説明する模式図である。以降、図7と図8を中心に、必要に応じ他の図面も参照しながら、実施の形態に係るテーブル式フィルタープレス1の機能を説明する。
(脱水作業)
図7に示されるように、脱水作業中のテーブル式フィルタープレス1では、昇降手段10によって上ろ板6とろ枠7は下降しており、ろ枠7の下端が下ろ板8と接触することで、ろ室9が形成されている。上ろ板6には、パンチングメタル等の空間を持った透水性を有する材料が適所に使用されている。上ろ板6の下面には上ろ布50が全面に張られている。
下ろ板8にも、パンチングメタル等の空間を持った透水性を有する材料が適所に使用されている。下ろ板8の上面には、2つのドラム51に掛け回されベルトコンベアが形成された下ろ布52が張られている。ドラム51は、図3に示したベルトコンベア駆動装置16によって駆動される。
作業廃水タンク53内には、土木工事廃水、工場廃水等の汚泥を含んだ作業廃水が蓄えられている。テーブル式フィルタープレス1のろ室9内部と作業廃水タンク53とは、ダイアフラムポンプ54の一方のポンプ室を介して管路56によって連絡されている。また、上ろ板6及び下ろ板8と、ろ過水タンク55とは、ダイアフラムポンプ54の他方のポンプ室を介して管路57によって連絡されている。
作業廃水タンク53の汚泥を含んだ作業廃水は、ダイアフラムポンプ54によって管路56を通ってろ室9内に打込まれる。上ろ布50又は下ろ布52によって濾されたろ過水は、管路57を通ってダイアフラムポンプ54によって吸い出され、ろ過水タンク55に集められる。この時、ろ室9内には打ち込み圧が掛って上ろ板6の全面に内圧が作用する。このように、脱水の際にろ室9に対しダイアフラムポンプ54によって圧入と吸入が同時に行われるので、効率的な脱水が可能となる。
図2(図3)に示すように、上ろ板6の上面は本発明に係る昇降手段10によって合理的に支持されているので、上ろ板6が受ける力を効率的に昇降手段10に伝えることができる。そのため、上ろ板6の強度・剛性を確保する点で有利である。すなわち、4つのパンタグラフ機構20〜23が、上ろ板6の左右及び前後方向に対してほぼ均等にバランス良く配分された位置に取付けられていので、安定して上ろ板6を支持することができる。
(脱水ケーキの取出し)
図7に示したろ室9内には、脱水ケーキが形成される。脱水ケーキがろ室9内にほぼ満杯となると、ダイアフラムポンプ54が止まり作業廃水の打ち込みが終了する。次に、昇降手段10により上ろ板6とろ枠7とが上方に移動させられ、ろ室9内の脱水ケーキが現れる。この時、図1〜図6で説明したように、4つのパンタグラフ機構(20〜23)が同期して上ろ板6とろ枠7とを引き上げるので、上ろ板6と下ろ板8との平行が維持され、ろ室9の安定した開閉を行うことができる。
図8は、昇降手段10によって上ろ板6とろ枠7とが引き上げられた状態を示している。下ろ板8の上の下ろ布52の上面には、形成された脱水ケーキ60が上ろ板6とろ枠7から抜き出された状態となっている。
次に、ベルトコンベア駆動装置16(図3参照)によって下ろ布52のベルトコンベアが駆動される。図8に示した矢印の方向(右回り)にドラム51が回転し、下ろ布52によって脱水ケーキ60が右に運ばれる。ドラム51を過ぎると、重力により脱水ケーキ60は、下方に載置された脱水ケーキ収納容器61に落下する。脱水ケーキ収納容器61に集められた脱水ケーキ60は所定の処理場へと運ばれる。
その後、下ろ布52は図示しない洗浄シャワー装置によって洗浄される。昇降手段10によって上ろ板6とろ枠7が降ろされろ室9が形成され、図7で説明した脱水作業が繰り返される。
以上、説明したように、本発明のテーブル式フィルタープレス1は、上ろ板6の上面に昇降手段10が配置されるので、ろ過の際に上ろ板6に作用する内圧により上ろ板6が受ける力を効率的に昇降手段10に伝えることができる。そのため、上ろ板6の強度・剛性を確保する点で有利である。
また、本発明のテーブル式フィルタープレス1は、昇降手段10を構成するパンタグラフ機構及びその同期機構の数を増やすことが容易であるので、テーブル式フィルタープレス1の大型化に対する対応が容易である。
すなわち、本実施の形態に係るテーブル式フィルタープレス1では、昇降手段10が2行×2列=4個のパンタグラフ機構で構成されていたが、3行×2列=6個のパンタグラフ機構、あるいは2行×3列=6個のパンタグラフ機構に構成することもできる。あるいは、3行×3列=9個のパンタグラフ機構とすることもできる。この場合、本発明の同期機構及び駆動機構もパンタグラフ機構の数に合わせて増やしていけばよく、非常に拡張性の高い昇降手段となっている。
あるいは、本実施の形態に係る2行×2列=4個のパンタグラフ機構からなる昇降手段10を1ユニットと考え、そのユニットの数を増やす方法も可能である。この場合、1行×2列=2個のユニット、2行×1列=2個のユニット、2行×2列=4個のユニット、という風に昇降手段の拡張が可能である。
テーブル式フィルタープレスが大型化し、上ろ板の面積が大きくなった場合であっても、本発明のパンタグラフ機構及びその同期機構を用いた昇降手段によれば、上ろ板に対し左右及び前後方向に対して均等にバランス良く配分して配置できるので、上ろ板の強度・剛性を確保することが容易である。すなわち、テーブル式フィルタープレスを大型化することが容易である。
1:テーブル式フィルタープレス
6:上ろ板
7:ろ枠
8:下ろ板
9:ろ室
10:昇降手段
20、21、22、23:パンタグラフ機構
31:リンク
32:中間連結点
40:同期リンク
41:駆動シリンダ
42:同期シャフト

Claims (3)

  1. 上ろ板、ろ枠及び下ろ板によってろ室が形成され、前記上ろ板と前記ろ枠を昇降手段によって昇降させることで前記ろ室が開閉可能なテーブル式フィルタープレスであって、
    前記昇降手段は、前記上ろ板の上の同一平面内の左右に配置される2つのパンタグラフ機構と、前記2つのパンタグラフ機構同士の動きを同期させる同期機構と、を備え、
    前記同期機構は、前記パンタグラフ機構の上下のリンクを連結する中間連結点のうち同じ側に位置する中間連結点同士を連結する同期リンクを備えることを特徴とするテーブル式フィルタープレス。
  2. 同一平面内の左右に配置される2つの前記パンタグラフ機構において、前記中間連結点のうち、近接する前記中間連結点間に両動型の油圧シリンダの基端と先端が介装される駆動機構を備え、前記油圧シリンダの伸び出力と縮み出力によって前記昇降手段が駆動されて前記ろ室が開閉されることを特徴とする、請求項1に記載されたテーブル式フィルタープレス。
  3. 前後左右に配置される4つの前記パンタグラフ機構を備え、
    平行な平面内の前後に投影されて配置される2つの前記パンタグラフ機構において、前記中間連結点のうち、同じ側に位置する前記中間連結点同士が同期シャフトで連結される同期機構を更に備え、前記同期リンクと前記同期シャフトによって4つの前記パンタグラフ機構同士の動きが全て同期されることを特徴とする、請求項2に記載されたテーブル式フィルタープレス。
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