JP6911387B2 - 仮支承 - Google Patents
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Description
第一間詰め材及び第二間詰め材が下部ブロックと上部ブロックとの間に挟み込まれているので、橋桁の鉛直荷重による圧縮に対して仮支承が抵抗し得る上、仮支承のせん断抵抗が向上する。
一方、第一間詰め材及び第二間詰め材が下部ブロックと上部ブロックとの間に挟み込まれているだけであるから、第一間詰め材及び第二間詰め材を短時間の間に且つ容易に撤去することができる。
第一間詰め材及び第二間詰め材を撤去すると、橋桁の鉛直荷重に対する仮支承の圧縮抵抗が解放される上、凸部の第一側面又は第二側面が凹部の第一内面又は第二内面に押し付けられる向きの水平荷重に対する仮支承のせん断抵抗が大幅に減少する。よって、下部ブロック及び上部ブロックを撤去せずとも、第一間詰め材及び第二間詰め材の撤去から時間を置かずに橋桁の構築後の工程を実施できる。
また、凹部が下部ブロック本体部の側面又は上部ブロック本体部の側面において開口するため、第二間詰め材を容易に撤去することができる。
間詰め材が下部ブロックと上部ブロックとの間に挟み込まれているので、橋桁の鉛直荷重による圧縮に対して仮支承が抵抗し得る上、仮支承のせん断抵抗が向上する。
一方、間詰め材が下部ブロックと上部ブロックとの間に挟み込まれているだけであるから、間詰め材を短時間の間に且つ容易に撤去することができる。
間詰め材を撤去すると、橋桁の鉛直荷重に対する仮支承の圧縮抵抗が解放される上、水平荷重に対する仮支承のせん断抵抗も解放される。よって、下部ブロック及び上部ブロックを撤去せずとも、間詰め材の撤去から時間を置かずに橋桁の構築後の工程を実施できる。
また、凹部が下部ブロック本体部の側面又は上部ブロック本体部の側面において開口するため、間詰め材を容易に撤去することができる。
以上によれば、空気等の流体を第一間詰め材及び第二間詰め材に吹き付けることによって、粉粒体としての第一間詰め材及び第二間詰め材を吹き飛ばすことができる。従って、第一間詰め材及び第二間詰め材を容易に撤去することができる。
以上によれば、丸棒を転動させることによって、第一間詰め材及び第二間詰め材を容易に撤去することができる。
以上によれば、可撓性管に充填された流体を減圧して、可撓性管から流体を流出させると、仮支承の圧縮抵抗やせん断抵抗を解放することができる。
以上によれば、第一間詰め材及び第二間詰め材を切断しやすい。第一間詰め材及び第二間詰め材を切断すれば、第一間詰め材及び第二間詰め材を撤去しやすい。
図1及び図2は中心投影法(透視投影法)による仮支承10の斜視図であり、図3及び図4は平行投影法による仮支承10の分解斜視図である。
下部ブロック20は、現場打ちコンクリート製又はプレキャストコンクリート製である。下部ブロック20には鉄筋若しくは鉄骨又はこれら両方が埋設されていてもよいし、埋設されていなくてもよい。
上部ブロック40は、現場打ちコンクリート製又はプレキャストコンクリート製である。上部ブロック40には鉄筋若しくは鉄骨又はこれら両方が埋設されていてもよいし、埋設されていなくてもよい。
上部ブロック本体部41の端面46及び凸部51の側面56が下部ブロック本体部21の側面26と同一方向に向けられた状態で、上部ブロック本体部41が下部ブロック本体部21の上方に配置されている。そして、下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42は、これらの間に間隔を置いて、互いに対向する。
下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42とが互いに対向した状態では、上部ブロック40の凸部51が下部ブロック本体部21の凹部31に嵌め込まれているとともに、凸部51の出隅57が凹部31の入隅37に嵌合している。
下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間には、間詰め材60が挟み込まれている。間詰め材60は砂(例えば珪砂)、砂利等の粉粒体からなる。間詰め材60が下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間から流出しないように、下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間の隙間が、下部ブロック本体部21及び上部ブロック40の凸部51を囲繞するように設けられた閉塞材(例えば鋼板)80によって閉塞されている。閉塞材80の内側には、間詰め材60が充填されている。
また、間詰め材60,70が下部ブロック20と上部ブロック40との間に挟まれることによって、矢印α及び矢印βの向きの水平荷重によるせん断に対する仮支承10の抵抗力が向上する。
粉粒体からなる間詰め材60の代わりに、図5の断面図に示すように間詰め材61が下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間に挟み込まれている。間詰め材61は横になった複数の丸鋼棒62の束であり、これら丸鋼棒62が間詰め材61が下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間に密に詰め込まれている。これら丸鋼棒62の軸方向が下部ブロック本体部21の側面23,25に対して平行である。そして、下部ブロック本体部21の側面23,25に設けられたストッパ81,82が下部ブロック本体部21の上面22から上に張り出しており、これら丸鋼棒62がストッパ81,82に受け止められている。よって、丸鋼棒62が下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間の隙間から転がり出ることを抑制している。
張出架設工法によって連続橋桁を構築した後、図6に示すように、ストッパ81,82を取り外す。そうすると、丸鋼棒62を転動させて、丸鋼棒62を下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間の隙間から簡単に取り出すことができる。
粉粒体からなる間詰め材60の代わりに、図7の断面図に示すように間詰め材64が下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間に挟み込まれていてもよい。間詰め材64は、互いに平行になって下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間に敷き詰められた複数の可撓性管65と、圧縮された状態でこれら可撓性管65に充填された流体(例えば水又は空気)66と、を有する。ここで、上部ブロック40の上に連続橋桁が構築されていなければ、図8に示すように、可撓性管65が圧縮されていないので、隣接する可撓性管65の間の隙間67が広い。一方、上部ブロック40の上に連続橋桁が構築されると、図7に示すように、連続橋桁の荷重によって可撓性管65が圧縮されて変形するので、隣接する可撓性管65の間の隙間67が狭くなる。
張出架設工法によって連続橋桁を構築した後、流体66を減圧する。これにより、流体66を可撓性管65から流出させる。そうすると、圧縮やせん断に対する仮支承10の抵抗が解放される。
その後、流体66の流出後、可撓性管65を撤去する。
粉粒体からなる間詰め材60の代わりに、図9の断面図に示すように間詰め材68が下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42との間に挟み込まれていてもよい。間詰め材68は、コンクリート材であるブロック本体部21,41よりも軟質な材料からなる楔であり、より具体的には木製の楔である。ここで、間詰め材68を利用する場合、下部ブロック本体部21の上面22と上部ブロック本体部41の下面42は互いに平行ではない。つまり、下部ブロック本体部21の上面22は上部ブロック本体部41の下面42に対して傾斜しており、上面22と下面42は側面23から側面25に向けて拡開している。
張出架設工法によって連続橋桁を構築した後、図10に示すように間詰め材68をチェーンソー等によって水平に切断すると、間詰め材68を取り出すことができる。ここで、間詰め材68がコンクリート材よりも軟質であるので、間詰め材68の切断が容易である。
1台の仮支承10は、図1に示す矢印α,βの反対向きの水平荷重によるせん断力に対して抵抗し得ない。そこで、2台の仮支承10を1組として、1組又は複数組の仮支承10を連続橋桁と下部構造体との間に設置する。これにより、一方の仮支承10によって抵抗し得ない向きのせん断力が他方の仮支承10によって抵抗される。
続いて、仮支承対11の使用方法について説明するとともに、仮支承対11を用いて橋梁を構築する方法について説明する。
なお、後述のように間詰め材60Aの代わりに間詰め材61Aを利用する場合には、ストッパ81A,82Aを下部ブロック本体部21Aの上面22から上に張り出すように側面23A,25Aに設ける。間詰め材60Aの代わりに間詰め材61Aを利用する場合も同様である。
なお、間詰め材60A,60Bの代わりに間詰め材61A,61B(図5参照)、間詰め材64A,64B(図7参照)又は間詰め材68A,68B(図9参照)を配置してもよい。間詰め材70A,70Bについても同様である。
同様にして、上部ブロック40Bを間詰め材60B,70Bの上に設置する。
そして、ジャッキ等によって緊張材5を引っ張ることによって緊張材5を緊張させて、緊張材5の上端を柱頭部4の上端に定着する。
連続橋桁が完成したら、図19に示すように緊張材5を撤去する。更に、閉塞材80A,80Bを外して、間詰め材60A,60B,70A,70Bを撤去する。これにより、連続橋桁の鉛直荷重が仮支承10から本支承に受け替えられるとともに、せん断に対する仮支承10A,10Bの抵抗も解放される。そうすると、連続橋桁の構築工程の後の工程を実施できる。
次に、図20に示すように、下部ブロック20A,20B及び上部ブロック40A,40Bを撤去する。
以上の実施形態によれば、次のような効果が得られる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。以下に、以上の実施形態からの変更点について説明する。以下に説明する変更点は、可能な限り組み合わせて適用してもよい。
Claims (10)
- 橋梁の下部構造体の天端と橋桁の下面との間に設けられる仮支承であって、
下部ブロック、上部ブロック、第一間詰め材及び第二間詰め材を備え、
前記下部ブロックが、
前記下部構造体の天端に固定される下部ブロック本体部と、
前記下部ブロック本体部の上面に凹設された凹部と、を有し、
前記上部ブロックが、
前記橋桁の下面に固定されて、前記下部ブロック本体部の上方に配置された上部ブロック本体部と、
前記上部ブロック本体部の下面に凸設され、前記凹部に嵌め込まれた凸部と、を有し、
前記凹部の第一内面及び第二内面が前記凹部の底面から前記下部ブロック本体部の上面に立ち上がるとともに、入隅を成すように互いに隣接し、
前記凸部の第一側面及び第二側面が前記凸部の下面から前記上部ブロック本体部の下面に立ち上がるとともに、出隅を成すように互いに隣接し、
前記凸部の第一側面が前記凹部の第一内面に突き当てられ、前記凸部の第二側面が前記凹部の第二内面に突き当てられ、
前記下部ブロック本体部の上面と前記上部ブロック本体部の下面との間に前記第一間詰め材が挟み込まれ、前記凸部の下面と前記凹部の底面との間に前記第二間詰め材が挟み込まれ、
前記凹部が前記下部ブロック本体部の側面において開口し、前記第一間詰め材及び前記第二間詰め材が前記下部ブロック本体部の前記側面において現れる
ことを特徴とする仮支承。 - 橋梁の下部構造体の天端と橋桁の下面との間に設けられる仮支承であって、
下部ブロック、上部ブロック及び間詰め材を備え、
前記下部ブロックが、
前記下部構造体の天端に固定される下部ブロック本体部と、
前記下部ブロック本体部の上面に凹設された凹部と、を有し、
前記上部ブロックが、
前記橋桁の下面に固定されて、前記下部ブロック本体部の上方に配置された上部ブロック本体部と、
前記上部ブロック本体部の下面に凸設され、前記凹部に嵌め込まれた凸部と、を有し、
前記凹部の内面が前記下部ブロック本体部の上面から立ち下がって曲面状に形成され、
前記凸部の外面が前記上部ブロック本体部の下面から立ち下がって曲面状に形成され、
前記間詰め材が前記凹部の内面と前記凸部の外面との間に挟み込まれているとともに、前記下部ブロック本体部の上面と前記上部ブロック本体部の下面との間に挟み込まれ、
前記凹部が前記下部ブロック本体部の側面において開口し、前記間詰め材のうち前記凹部の内面と前記凸部の外面との間に挟み込まれた部分が前記下部ブロック本体部の前記側面において現れ、前記間詰め材のうち前記下部ブロック本体部の上面と前記上部ブロック本体部の下面との間に挟み込まれた部分が前記下部ブロック本体部の前記側面において現れる
ことを特徴とする仮支承。 - 橋梁の下部構造体の天端と橋桁の下面との間に設けられる仮支承であって、
下部ブロック、上部ブロック、第一間詰め材及び第二間詰め材を備え、
前記上部ブロックが、
前記橋桁の下面に固定された上部ブロック本体部と、
前記上部ブロック本体部の下面に凹設された凹部と、を有し、
前記下部ブロックが、
前記下部構造体の天端に固定され、前記上部ブロック本体部の下方に配置された下部ブロック本体部と、
前記下部ブロック本体部の上面に凸設され、前記凹部に嵌め込まれた凸部と、を有し、
前記凹部の第一内面及び第二内面が前記凹部の天面から前記上部ブロック本体部の下面に立ち下がるとともに、入隅を成すように互いに隣接し、
前記凸部の第一側面及び第二側面が前記凸部の上面から前記下部ブロック本体部の上面に立ち下がるとともに、出隅を成すように互いに隣接し、
前記凸部の第一側面が前記凹部の第一内面に突き当てられ、前記凸部の第二側面が前記凹部の第二内面に突き当てられ、
前記下部ブロック本体部の上面と前記上部ブロック本体部の下面との間に前記第一間詰め材が挟み込まれ、前記凸部の上面と前記凹部の天面との間に前記第二間詰め材が挟み込まれ、
前記凹部が前記上部ブロック本体部の側面において開口し、前記第一間詰め材及び前記第二間詰め材が前記上部ブロック本体部の前記側面において現れる
ことを特徴とする仮支承。 - 橋梁の下部構造体の天端と橋桁の下面との間に設けられる仮支承であって、
下部ブロック、上部ブロック及び間詰め材を備え、
前記上部ブロックが、
前記橋桁の下面に固定された上部ブロック本体部と、
前記上部ブロック本体部の下面に凹設された凹部と、を有し、
前記下部ブロックが、
前記下部構造体の天端に固定され、前記上部ブロック本体部の下方に配置された下部ブロック本体部と、
前記下部ブロック本体部の上面に凸設され、前記凹部に嵌め込まれた凸部と、を有し、
前記凹部の内面が前記上部ブロック本体部の下面から立ち上がって曲面状に形成され、
前記凸部の外面が前記下部ブロック本体部の上面から立ち上がって曲面状に形成され、
前記間詰め材が前記凹部の内面と前記凸部の外面との間に挟み込まれているとともに、前記下部ブロック本体部の上面と前記上部ブロック本体部の下面との間に挟み込まれ、
前記凹部が前記上部ブロック本体部の側面において開口し、前記間詰め材のうち前記凹部の内面と前記凸部の外面との間に挟み込まれた部分が前記上部ブロック本体部の前記側面において現れ、前記間詰め材のうち前記下部ブロック本体部の上面と前記上部ブロック本体部の下面との間に挟み込まれた部分が前記上部ブロック本体部の前記側面において現れる
ことを特徴とする仮支承。 - 前記第一間詰め材及び前記第二間詰め材が粉粒体からなる
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の仮支承。 - 前記第一間詰め材及び前記第二間詰め材が横になって束ねられた複数の丸棒からなる
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の仮支承。 - 前記第一間詰め材及び前記第二間詰め材が、
敷き詰められた複数の可撓性管と、
圧縮された状態で前記可撓性管に充填された流体と、を有する
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の仮支承。 - 前記第一間詰め材及び前記第二間詰め材が前記上部ブロック本体部及び前記下部ブロック本体部よりも軟質な材料からなる
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の仮支承。 - 下部貫通孔が、前記下部ブロック本体部の側面の下部から出っ張るとともに前記下部ブロック本体部と一体に設けられたフランジを、上下に貫通するように形成され、下部鉄筋が前記下部貫通孔に通されて前記フランジに定着され、前記下部鉄筋が前記下部構造体に定着される
ことを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の仮支承。 - 上部貫通孔が前記上部ブロック本体部を上下に貫通するように形成され、上部鉄筋が前記上部貫通孔に通されて前記上部ブロック本体部に定着され、前記上部鉄筋が前記橋桁に定着される
ことを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の仮支承。
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