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JP7255609B2 - 自動販売機 - Google Patents
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JP7255609B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍機のコンデンシングユニットを搭載した自動販売機に係り、冷凍機のコンデンシングユニットの排熱用として自動販売機の背面に形成した排気口を塞ぐ排気口カバーを備えた自動販売機に関するものである。
冷凍機のコンデンシングユニットを搭載した自動販売機は前面が開口した本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面開口を閉塞する開閉自在な前面扉とを備えて構成される。前記本体キャビネットは鋼板製の外箱を構成する上板、左右側板、背板の内側及び底壁にウレタンフォームからなる断熱材を配設して商品収納庫を形成する断熱筐体として構成されている。前記本体キャビネットの断熱材で囲まれた商品収納庫内には商品を収納する商品収納ラックが配設され、商品収納ラックの下部には蒸発器、庫内ファン、ヒータなどからなり、商品収納ラックに収納した商品を冷却若しくは加熱してコールド若しくはホット状態に保存する冷却/加熱ユニットが配設されている。
本体キャビネットの商品収納庫を形成する底壁の下部は機械室として形成されている。この機械室には前記冷却/加熱ユニットの蒸発器と冷凍サイクルを形成する冷凍機のコンデンシングユニットが配設されている。冷凍機のコンデンシングユニットは、圧縮機、アルミ製のフィンチューブ形凝縮器、庫外ファン、膨張弁などからなり、商品収納庫外に配された凝縮器と商品収納庫内に配された蒸発器とが膨張弁を介して冷媒配管により接続されている。
冷凍機の運転時に圧縮機、凝縮器から発生する熱は、庫外ファンの運転により前面扉の下縁部近傍に設けた吸気口を介して吸い込んだ空気を機械室内に通風し、圧縮機、凝縮器を冷却したうえで排熱用として自動販売機の背板に形成した排気口から放散するようにしている。前記排気口は、矩形状の開口として形成され、圧縮機、凝縮器から発生する熱を放散、及び外部からの害虫、齧歯目の哺乳類等の侵入を阻止する排気口カバーが設けられている。排気口カバーは、複数の線材を格子状に組んだうえでスポット溶接すると共にメッキ処理して排気口に対応する大きさに形成され、排気口を覆うように背板の排気口縁部にねじ止めされている。
複数の線材を格子状に組んだ排気口カバーにおいては、害虫、齧歯目の哺乳類等の侵入を阻止することができる一方、雨雪の浸入を阻止することはできない。雨雪が自動販売機の機械室内に浸入して冷凍機のコンデンシングユニットの圧縮機等に付着した場合、冷凍機のコンデンシングユニットの機能を低下させるおそれがあると共に機械室内に設置された電装部品に付着した場合には漏電する虞がある。このような問題を解決するために図9に示すような特許文献1に開示された発明が知られている。
図9は、特許文献1に開示された従来装置の自動販売機を示し(a)は自動販売機の本体キャビネットの背面図、(b)は排気用フードの斜視図、(c)は排気用フードの断面図である。図9(a)に示すように、本体キャビネット100の背板101の機械室103に面する部位には矩形の排気口104が設けられており、この排気口104には板状の排気口カバー105が背板101の排気口104の縁部にねじ止めされる態様で着脱自在に設けられている。
排気口カバー105の板面には複数の排気用穴106(図9の(c)参照)が形成され、これらの排気用穴106に下向き開口部を有する排気用フード107が設けられている。この排気用フード107は、換気扇の室外フードに類し、排気用穴106の上方及び前方を覆う庇部と排気用穴106の左右側方を覆う側面部とからなり、庇部と左右側面部とにより、下向きの開口部が形成されているものである。排気用フード107は板状の排気口カバー105において排気用穴106の下縁に対応する箇所に切れ目を入れたうえでプレス加工することにより形成される。排気用穴106は、板状の排気口カバー105に排気用フード107をプレス加工する結果として形成され、排気用フード107により上部及び前面と左右側面部が遮蔽されている。このように排気用穴106に排気用フード107を設けることにより、機械室内に設置された圧縮機、凝縮器から発生した熱を排気用穴106から排気用フード107の下向き開口部を介して放散できると共に雨雪等が機械室内へ浸入するのを防ぐように構成されている。
特開2001-34825号公報
かかる特許文献1に開示された発明によれば、排気用穴106に排気用フード107を設けることにより、機械室内に設置された圧縮機、凝縮器から発生した熱を排気用穴106から排気用フード107の下向き開口部を介して放散しつつ上方ないし横方(水平方向)からの雨雪等が機械室内へ浸入するのを抑制することができる点で優れている。しかしながら、暴風により舞い上がった雨雪、または豪雨により自動販売機の設置面から跳ね返った雨粒が排気用フード107の下向きの開口部から浸入し、それが機械室内に設置された冷凍機のコンデンシングユニットの機器及び電装部品に直接降り注ぐように機械室の内部まで飛翔(図9の(c)の矢印参照)することは否めないという課題を有する。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、熱の放散を維持しつつ雨雪の浸入を低減することが可能な自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1にかかる発明は、本体キャビネットの機械室に冷凍機のコンデンシングユニットが配設され、前記本体キャビネットの背面における前記機械室に対応する部位に排気口が形成され、板状の板面に複数の排気用穴を有する排気口カバーを前記排気口に設けてなる自動販売機において、前記排気口カバーを少なくとも2組設け、2組の排気口カバーを前後となる態様で互いに離隔して配設してなることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の自動販売機において、前記排気口カバーに設けた複数の排気用穴に排気用フードが設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の自動販売機において、機外に露出する一方の排気口カバーに設けた複数の排気用穴の排気用フードは下向きの開口部を有する一方、他方の排気口カバーに設けた複数の排気用穴の排気用フードは上向きの開口部を有することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の自動販売機において、前後の排気口カバーに設けた複数の排気用穴は前後方向に一部重畳する態様で互いの位置をずらして形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機において、外側の排気口カバーに設けた複数の排気用穴は排気用フードのない長穴であり、前後の排気口カバーに設けた複数の排気用穴は前後方向に重畳することなく互いの位置をずらして形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機によれば、本体キャビネットの機械室に冷凍機のコンデンシングユニットが配設され、本体キャビネットの背面における機械室に対応する部位に排気口が形成され、板状の板面に複数の排気用穴を有する排気口カバーを前記排気口に設けてなる自動販売機において、前記排気口カバーを少なくとも2組設け、2組の排気口カバーを前後となる態様で互いに離隔して配設してなることにより、冷凍機の運転時に圧縮機、凝縮器から発生する熱を、それぞれの排気口カバーに設けた排気用穴を介して外部に放散する一方、機外に露出する一方の排気口カバーの排気用穴から浸入した雨雪も他方の排気口カバーにより浸入が阻止されるので機械室内部への雨雪の浸入を低減させることができるという効果を有する。
図1は、本発明の実施の形態1の自動販売機を示し、(a)はその背面斜視図、(b)は前後2組の排気口カバーを分解して示す排気口周辺の斜視図である。 図2は、図1の自動販売機の機械室周辺の側面断面図である。 図3は、図1の前後2組の排気口カバーを示し、(a)は前後2組の排気口カバーの分解斜視図、(b)は排気用フードを下方から見た拡大斜視図である。 図4は、前後に重ね合わせた2組の排気口カバーを背面側から見た背面図である。 図5は、本体キャビネットに組付けた2組の排気口カバーを一部省略した側面断面図である。 図6は、本発明の実施の形態2の自動販売機の背面斜視図である。 図7は、図6の前後2組の排気口カバーを分解して示す排気口周辺の斜視図である。 図8は、前後に重ね合わせた2組の排気口カバーを背面側から見た背面図である。 図9は、従来装置の自動販売機を示し(a)はその背面図、(b)は排気用フードの斜視図、(c)は排気用フードの断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る自動販売機を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明実施の形態1に係る自動販売機の一例である缶入り飲料、ペットボトル入り飲料を販売する自動販売機を示し、(a)はその背面斜視図、(b)は前後2組の排気口カバーを分解して示す排気口周辺の斜視図である。図2は図1の自動販売機の機械室周辺の側面断面図である。図3は図1の前後2組の排気口カバーを示し、(a)は前後2組の排気口カバーの分解斜視図、(b)は排気用フードを下方から見た拡大斜視図である。なお、以下の説明で「前後」及び「左右」とは、自動販売機の前面から見た場合の前後及び左右を指すものである。
図1に示すように、この自動販売機は、前面が開放した断熱筐体として形成された本体キャビネット1と、本体キャビネット1の前面開口を閉塞する態様で本体キャビネット1の前面に開閉可能に支持された前面扉2とを備えている。本体キャビネット1は鋼板製の外箱の内側、すなわち、上板1a、左右側板1b、背板1cの内側及び底板1d(図2参照)にウレタンフォームからなる断熱パネルを配設して断熱筐体として構築され、上板1a、左右側板1b、背板1cの内側及び底板1dに配設された断熱パネルで囲まれた空間が商品収納庫として形成され、商品収納庫の下部が機械室3(図2も参照)として形成されている。前記本体キャビネット1の断熱パネルで囲まれた商品収納庫内には、缶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を収納した商品収納ラック(不図示)が収容設置されている。また、前記商品収納庫内に収容設置された商品収納ラックの下部には、商品収納ラックに収納した商品を冷却若しくは加熱してコールド若しくはホット状態に保存する冷却/加熱ユニット(不図示)が配備されている。
本体キャビネット1の商品収納庫の下部の機械室3には、商品収納庫に配備された冷却/加熱ユニットの蒸発器と冷凍サイクルを形成する冷凍機のコンデンシングユニット4(図2参照)が配設されている。冷凍機のコンデンシングユニット4は、圧縮機4a、凝縮器4b、庫外ファン4c、不図示の電磁弁及び膨張弁などからなり、商品収納庫外に配された凝縮器4bと商品収納庫内に配された蒸発器とが電磁弁及び膨張弁を介して冷媒配管により接続されている。
冷凍機のコンデンシングユニット4は自動販売機の底部となる基台1eの上に次のように設置されている。すなわち、基台1eの左右には平面視コ字形の補強部材1f,1gが、それぞれの脚片1f1,1g1(図1では後方側の脚片1f1,1g1が見えている)が左右外方を向くと共に後方側の脚片1f1,1g1が機械室3の背面を閉塞し、かつ、補強部材1f,1gの底面1f2,1g2(図1の(b)参照。なお、図1の(b)では補強部材1fの底面1f2のみが見えている)が互いに離隔して対峙する態様で固着され、この補強部材1f,1gの底面1f2,1g2と、基台1eと、底板1dで囲まれたトンネル状の空洞内に冷凍機のコンデンシングユニット4が配設されている。ここで、背板1cは、前記空洞の出口を塞ぐことのないように、基台1eの左右に補強部材1f,1gの上端までの短いものとされている。そして、前記空洞の矩形の出口端が排気口50として構成されている。なお、補強部材1f,1gにおける後方側の脚片1f1,1g1の基端側にはねじ孔1f0,1g0が穿設されている。
前記排気口50には、板状の排気口カバー5,6が前後となる態様で互いに離隔して配されている。排気口カバー5,6は矩形状の板金製になり、左右方向の幅が排気口50の幅よりも大きく形成される一方、高さが排気口50の高さと略同一に形成されている。排気口カバー5の板面には複数(上下方向に13段で左右方向に5列)の排気用穴51(図3の(b)参照)が形成され、これらの排気用穴51に排気用フード52が設けられている。この排気用フード52は、図3の(b)に示すように、排気用穴51の上方及び前方を覆う庇部52aと排気用穴51の左右側方を覆う左右の側面部52b,52bとを備え、庇部52aと左右の側面部52b,52bにより下向きの開口部52cが形成されている。排気用フード52は板状の排気口カバー5に排気用穴51の下縁に対応する箇所に切れ目を入れたうえでプレス加工することにより形成される。排気用穴51は、板状の排気口カバー5に排気用フード52をプレス加工する結果として形成され、排気用フード52により上部及び前面と左右側面部が遮蔽されている。
また、排気口カバー5の下縁には、当該下縁から下方に突出する3個の係合爪5a,5a,5aが形成されている。これらの係合爪5a,5a,5aは、前記基台1eの上であって、排気口50近傍位置に穿孔したスリット状の係合溝1e0,1e0,1e0(図1の(b)参照)に対応して形成されているものである。さらに、排気口カバー5の板面の左右両側の上部寄りにはねじ挿通孔5b,5bが形成されている。
排気口カバー6の板面にも、排気口カバー5の排気用穴51と同様の複数(上下方向に13段で左右方向に4列)の排気用穴61(図3の(a)参照)が形成され、これらの排気用穴61にも排気用フード62が設けられている。ここで、排気用フード62は、排気用穴61の下方及び前方を覆う庇部62aと排気用穴61の左右側方を覆う左右の側面部62b,62bとを備え、庇部62aと左右の側面部62b,62bにより上向きの開口部62cが形成されている。
また、排気口カバー6の左右両端には排気口カバー6の板面より一段高い段差を有する態様で外方に折り曲げて形成された取付片63,63が設けられている。これらの取付片63,63には、前記排気口カバー5の板面の左右両側の上部寄りに形成したねじ挿通孔5b,5bと同様のねじ挿通孔6b,6bが形成されている。
前記排気口カバー5,6の本体キャビネット1への組付けは、先ず、排気口カバー6を、本体キャビネット1の背面側から排気口カバー6における排気用フード62付きの排気用穴61が形成された板面を排気口50を形成する空洞内に嵌め込み、排気口カバー6における左右の取付片63,63を補強部材1f,1gの後方側の脚片1f1,1g1に当接させる態様で基台1eの上に載置する。この場合、排気口カバー6における左右の取付片63,63に形成したねじ挿通孔6b,6bが補強部材1f,1gの後方側の脚片1f1,1g1に穿設したねじ孔1f0,1g0に略対峙する。
次いで、排気口カバー5を、その下縁から下方に突出する係合爪5a,5a,5aを基台1eに形成した係合溝1e0,1e0,1e0に差し込んだうえで排気口カバー5の板面を排気口カバー6における左右の取付片63,63の上に重ね合わせる。この場合、この後、排気口カバー5の左右両側の上部寄りに形成したねじ挿通孔5b,5bが排気口カバー6における左右の取付片63,63に形成したねじ挿通孔6b,6bに略対峙するので、排気口カバー5のねじ挿通孔5b,5b及び排気口カバー6のねじ挿通孔6b,6bを通してねじ(不図示)を補強部材1f,1gの後方側の脚片1f1,1g1に穿設したねじ孔1f0,1g0にねじ込むことにより排気口カバー5,6が排気口50を閉塞する態様で本体キャビネット1に組付けられる。
このように、排気口カバー5,6を本体キャビネット1に組付けた状態で、排気口カバー5,6に設けた排気用穴51,61は前後方向に一部重畳する態様で互いの位置がずれるように構成されている。すなわち、図4は前後に重ね合わせた排気口カバー5,6を背面側から見た背面図であり、この図4から排気口カバー5に設けた複数の排気用フード52と排気口カバー6に設けた複数の排気用フード62とが前後方向に一部重畳する態様で互いの位置がずれていることが理解できる。なお、図4では排気口カバー5,6に設けた排気用穴51,61は見えないものの、排気用穴51,61が排気用フード52,排気用フード52と一致する位置にあることは前述した説明から明らかである。
かかる構成の排気口カバー5,6の側面断面図を図5に示す。この図5から理解できるように、排気口カバー5,6は前後に互いに離隔するように配置されるものである。そして、冷凍機の運転時に圧縮機、凝縮器から発生する熱は、矢印Aで示すように、排気口カバー6に設けた排気用穴61を通過して排気用フード62の開口部62cから排気口カバー5に設けた排気用穴51を通って排気用フード52の開口部52cから放散される。
その一方、図5における鉛直方向の線分Yと水平方向の線分Xの間の角度の範囲内で降り注ぐ雨雪等は排気口カバー5に設けた排気用フード52により機械室3内部への浸入が阻止される。また、矢印Bに示すように、暴風により舞い上がった雨雪、または豪雨により自動販売機の設置面から跳ね返った雨粒が排気口カバー5の排気用フード52の開口部52cを通過することがある。しかしながら、排気用フード52の開口部52cを介して排気用穴51を通過した矢印B方向の雨雪は排気口カバー6に設けた排気用フード62により機械室3内部への浸入が阻止される。従って、排気用フード52の開口部52cを通過した矢印B方向の雨雪が機械室3内部の奥側まで飛翔することを防止することができる。なお、排気口カバー6に設けた排気用フード62に当たった雨雪の雫が排気用フード62の上向き開口部62cを介して排気口カバー6の排気用穴61から機械室3内部に入ることは否めないものの、排気口カバー6の板面に沿って流れ落ちて基台1eに設けた通気スリット1h(図1の(b)参照)を通して外部に放出されることから、機械室3内部に設置した冷凍機のコンデンシングユニット4の電気機器や、機械室3内部に設置された電装部品にまで雫が到達することはない。
前述したように、この実施の形態1に係る自動販売機によれば、本体キャビネット1の機械室3に冷凍機のコンデンシングユニット4が配設され、本体キャビネット1の背面における機械室3に対応する部位に排気口50が形成され、板状の板面に複数の排気用穴51,61を有する排気口カバー5,6を前記排気口50に設けてなる自動販売機において、前記排気口カバー5,6を少なくとも2組設け、2組の排気口カバー5,6を前後となる態様で互いに離隔して配設してなることにより、冷凍機の運転時に圧縮機、凝縮器から発生する熱を、それぞれの排気口カバー5,6に設けた排気用穴51,61を介して外部に放散する一方、機外に露出する一方の排気口カバー5の排気用穴51から浸入した雨雪も他方の排気口カバー6により浸入を阻止されるので機械室3内部への雨雪の浸入を低減させることができるという効果を有する。
次に、本発明の実施の形態2の自動販売機について図6~図8を参照しつつ説明する。図6は本発明の実施の形態2の自動販売機の背面斜視図、図7は図6の自動販売機の前後2組の排気口カバーを分解して示す排気口周辺の斜視図である。図8は前後に重ね合わせた2組の排気口カバーを背面側から見た背面図である。なお、図6及び図7において、図1~図5に示した実施の形態1の自動販売機と同一の部材には同一の符号を付してその説明は省略する。
図6~図8に示した実施の形態2の自動販売機が図1~図5に示した実施の形態1の自動販売機と相違する点は、排気口50に設けたところの、互いに前後に離隔して配された排気口カバー7,8である。それぞれの排気口カバー7,8の外形形状も実施の形態1の自動販売機における排気口カバー5,6と同一であり、排気口カバー7の下縁には下方に突出する3個の係合爪7a,7a,7aが形成されると共に排気口カバー7の板面の左右両側の上部寄りにはねじ挿通孔7b,7bが形成されている一方、排気口カバー8の左右両端には排気口カバー8の板面より一段高い段差を有する態様で外方に折り曲げて形成された取付片82,82が設けられている。これらの取付片82,82には、前記排気口カバー7の板面の左右両側の上部寄りに形成したねじ挿通孔7b,7bと同様のねじ挿通孔8b,8bが形成されている。
前記排気口カバー7,8の板面には複数の排気用穴71,81が形成されている。排気口カバー7,8に形成した排気用穴71,81は長穴として形成されている。排気口カバー7に形成した排気用穴71は上下方向に17段で左右方向に2列設けられ、排気口カバー8に形成した排気用穴81は上下方向に17段で左右方向に3列設けられている。また、排気口カバー7,8を本体キャビネット1に組付けた状態で、排気口カバー7,8に設けた排気用穴71,81は前後方向に重畳しないように互いの位置をずらして配置されている。すなわち、図8は前後に重ね合わせた排気口カバー7,8を背面側から見た背面図であり、この図8から排気口カバー7に設けた複数の排気用穴71と排気口カバー8に設けた複数の排気用穴81とが前後方向に重畳することなく互いの位置がずれていることが理解できる。
かかる構成の排気口カバー7,8も、実施の形態1の自動販売機の排気口カバー5,6と同様に、前後に互いに離隔するように配置される。そして、冷凍機の運転時に圧縮機、凝縮器から発生する熱は、排気口カバー8に設けた排気用穴81から排気口カバー7に設けた排気用穴71を通って外部に放散される。
その一方、この実施の形態2の自動販売機の排気口カバー7,8の排気用穴71,81には、実施の形態1の自動販売機の排気口カバー5,6の排気用穴51,61に設けた排気用フード52,62が設けられていないので、上方から降り注ぐ雨雪や暴風により雨雪が舞い上がった雨雪や豪雨により自動販売機の設置面から跳ね返った雨粒が排気口カバー7の排気用穴71を通過することがある。しかしながら、排気口カバー7の排気用穴71を通過した雨雪は排気口カバー8に設けた排気用穴81が排気口カバー7の排気用穴71と左右方向に位置をずらして設けられていることにより排気口カバー8によって機械室3内部への浸入が阻止される。従って、排気口カバー7の排気用穴71を通過した雨雪が機械室3内部の奥側まで飛翔することを防止することができる。なお、排気口カバー8に当たった雨雪の雫が排気用穴81から機械室3内部に入ることは否めないものの、排気口カバー8の板面に沿って流れ落ちて基台1eに設けた通気スリット1hを通して外部に放出されることから、機械室3内部に設置した冷凍機のコンデンシングユニット4の機器や電装部品にまで雫が到達することはない。
前述したように、この実施の形態2に係る自動販売機によれば、本体キャビネット1の機械室3内部に冷凍機のコンデンシングユニット4が配設され、本体キャビネット1の背面における機械室3に対応する部位に排気口50が形成され、板状の板面に複数の排気用穴71,81を有する排気口カバー7,8を前記排気口50に設けてなる自動販売機において、前記排気口カバー7,8を少なくとも2組設け、2組の排気口カバー7,8を前後となる態様で互いに離隔して配設してなることにより、冷凍機の運転時に圧縮機、凝縮器から発生する熱を、それぞれの排気口カバー7,8に設けた排気用穴71,81を介して外部に放散する一方、機外に露出する一方の排気口カバー7の排気用穴71から浸入した雨雪も他方の排気口カバー8により浸入を阻止されるので機械室3内部への雨雪の浸入を低減させることができるという効果を有する。
なお、前記各実施の形態に係る自動販売機においては、背板1cが基台1eの左右に補強部材1f,1gの上端までの短いものとしたものについて説明したが、背板1cが基台1eまで延在する長いものであって、当該背板1cに排気口を形成したものにも適用できるものである。この場合、排気口カバーの材料を、排気口を形成するために背板を切り抜いた切れ端を材料とすることにより、切れ端を廃棄処分することなく材料費の無駄を省くことができる。切れ端を排気口カバーとする場合、背板に排気口をプレス打ち抜き機により打ち抜く際、切れ端(排気口カバー)を背板の排気口の縁部に取り付けるために切れ端(排気口カバー)の上縁及び下縁(若しくは左右両縁)に形成する左右一対(若しくは上下一対)の凸状取付片を、左右非対称(上下非対称)に設け、切れ端(排気口カバー)を左右反転させて左右一対(若しくは上下一対)の凸状取付片を背板の排気口の縁部にねじ止めすればよい。
また、上記各実施の形態に係る自動販売機においては、排気口カバー5または排気口カバー7が背板1cと面一になるように配設したものについて説明したが、機械室3内部に2組の排気口カバーを互いに離隔して配設するスペースがない場合には、2組の排気口カバーのうちの少なくとも一方の排気口カバーを機外に配置させることもできるものである。この場合、機外に配置する一方の排気口カバーは一方が開口した薄い箱型に形成し、その底面に排気用穴を形成すればよい。従って、本発明は、実施の形態の自動販売機に限定されるものではない。
1…本体キャビネット、2…前面扉、3…機械室、4…コンデンシングユニット、5,6,7,8…排気口カバー、50…排気口、51,61,71,81…排気用穴、52,62…排気用フード。

Claims (3)

  1. 本体キャビネットの機械室に冷凍機のコンデンシングユニットが配設され、前記本体キャビネットの背面における前記機械室に対応する部位に排気口が形成され、板状の板面に複数の排気用穴を有する排気口カバーを前記排気口に設けてなる自動販売機において、前記排気口カバーを少なくとも2組設け、2組の排気口カバーを前後となる態様で互いに離隔して配設してなり、
    前記排気口カバーに設けた複数の排気用穴には排気用フードが設けられ、
    機外に露出する一方の排気口カバーに設けた複数の排気用穴の排気用フードは下向きの開口部を有する一方、他方の排気口カバーに設けた複数の排気用穴の排気用フードは上向きの開口部を有することを特徴とする自動販売機。
  2. 請求項1に記載の自動販売機において、前後の排気口カバーに設けた複数の排気用穴は前後方向に一部重畳する態様で互いの位置をずらして形成されていることを特徴とする自動販売機。
  3. 本体キャビネットの機械室に冷凍機のコンデンシングユニットが配設され、前記本体キャビネットの背面における前記機械室に対応する部位に排気口が形成され、板状の板面に複数の排気用穴を有する排気口カバーを前記排気口に設けてなる自動販売機において、前記排気口カバーを少なくとも2組設け、2組の排気口カバーを前後となる態様で互いに離隔して配設してなり、
    外側の排気口カバーに設けた複数の排気用穴は排気用フードのない長穴であり、前後の排気口カバーに設けた複数の排気用穴は前後方向に重畳することなく互いの位置をずらして形成されていることを特徴とする自動販売機。
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