JP7414616B2 - 建材用フェライト・オーステナイト二相ステンレス鋼板 - Google Patents
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Description
前記凹部の面積率が40~60%であり、
前記表面における中心粗さ曲線における表面粗さRzが3.0~20.0μmであり、
前記凹部の最大直径が400.0μm以下であることを特徴とする建材用フェライト・オーステナイト二相ステンレス鋼板。
[2] 鋼中に含まれるフェライト相の平均粒径と、オーステナイト相の平均粒径との差が、5.0μm以下であることを特徴とする[1]に記載の建材用フェライト・オーステナイト二相ステンレス鋼板。
以下、本実施形態の二相ステンレス鋼板について詳細に説明する。
本実施形態の二相ステンレス鋼板の種類は特に限定されず、例えば、SUS821L1、SUS323L、SUS329J1、SUS329J3L、SUS329J4L、SUS327L1などを挙げることができる。また、鋼板の厚みは特に限定されないが、例えば、屋根材などの屋外向け建材用途として、0.1mm以上10.0mm以下の範囲が好ましい。
次に、本実施形態の二相ステンレス鋼板の表面性状について説明する。本実施形態の二相ステンレス鋼板の鋼板表面には、凹部及び凸部が設けられており、凹部の面積率が40~60%とされ、表面における中心粗さ曲線における表面粗さRzが3.0~20.0μmとされ、凹部の最大直径が400.0μm以下とされる。このような表面性状を持つことで、建材として好ましい防眩性を確保できるとともに、耐食性を向上することができるようになる。以下、本実施形態の二相ステンレス鋼板の表面性状と耐食性との関係について説明する。
鋼板表面における凹部の面積率は、40~60%の範囲とする。これにより、耐食性が向上する。凹部の面積率が40%未満では、塩化物イオンを含む水溶液から析出した塩が、凸部で優先的に析出して鋼素地に密着するため耐食性を劣化させる。一方、凹部の面積率が60%を超えると、凹部内で析出した塩が成長し、これにより、鋼素地に塩が密着して耐食性を低下させる。なお、塩の密着性は、後述する乾湿繰り返し試験における塩の析出痕の有無により判断することができる。
中心粗さ曲線における表面粗さRzは、3.0~20.0μmの範囲とする。これにより、耐食性を向上させる。Rzが3.0μm未満では、塩と鋼素地とが密着して耐食性を低下させる。また、Rzが20.0μmを超えると、凹部及び凸部が設けられた鋼板表面に汚れが付着しやすくなり、耐食性を劣化させる。Rzは、より好ましくは3.0~15.0μmの範囲とする。
凹部の最大直径は、400.0μm以下とする。これにより、耐食性を向上させる。凹部の最大直径が400.0μmを超えると、塩と鋼素地とが密着して耐食性を低下させる。
本実施形態の二相ステンレス鋼板には、鋼組織中にフェライト相とオーステナイト相とが含まれるが、本実施形態では、鋼中に含まれるフェライト相の平均粒径と、オーステナイト相の平均粒径との差(=フェライト相平均粒径-オーステナイト相平均粒径)が、5.0μm以下であることが好ましい。これにより、耐食性をより向上させることができる。粒径差が5.0μm以下になると、酸洗時におけるフェライト相とオーステナイト相の溶解速度差に起因するRzの増加を防止することができ、耐食性が向上するようになる。
まず、二相ステンレス鋼としてSUS821L1を、電気炉、転炉およびAOD工程にて溶製し、連続鋳造してスラブとした。
まず、二相ステンレス鋼としてSUS821L1を、電気炉、転炉およびAOD工程にて溶製し、連続鋳造してスラブとした。
Claims (2)
- 鋼板表面に凹部及び凸部が設けられており、
前記凹部の面積率が40~60%であり、
前記表面における中心粗さ曲線における表面粗さRzが3.0~20.0μmであり、
前記凹部の最大直径が400.0μm以下であることを特徴とする建材用フェライト・オーステナイト二相ステンレス鋼板。 - 鋼中に含まれるフェライト相の平均粒径と、オーステナイト相の平均粒径との差が、5.0μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の建材用フェライト・オーステナイト二相ステンレス鋼板。
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