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JP7470862B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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JP7470862B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、バッテリー、燃料タンク、及びエアクリーナーケースを備える鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。鞍乗り型車両では、鞍乗り型車両が外部から衝撃を受けた際にバッテリーと燃料タンクとの直接の接触を防ぐために、バッテリーと燃料タンクとを大きく離間させたり、バッテリーと燃料タンクとの間に配置される部品を緩衝材として利用したりする。
特開2017-180244号公報 特開2016-193664号公報
しかし、鞍乗り型車両では、部品のレイアウトの制約により、バッテリーと燃料タンクとを離間させたり、専用の緩衝材を設けたりすることが難しいことがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、コンパクトな構造で、バッテリーと燃料タンクとの接触を回避できるようにすることを目的とする。
この明細書には、2021年3月30日に出願された日本国特許出願・特願2021-058040の全ての内容が含まれる。
鞍乗り型車両は、バッテリーと、燃料タンクと、吸気を浄化するエアクリーナーケースとを備える鞍乗り型車両において、前記エアクリーナーケースは、車両側面視で、前記バッテリーと前記燃料タンクとの間に挟まれて配置され、前記バッテリーは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記エアクリーナーケースに重なり、前記燃料タンクは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記エアクリーナーケースに重なっても良い。
また、上述の構成において、前記燃料タンクから燃料を供給されるエンジンを備え、前記燃料タンクは、前記エンジンの後方に配置されるとともに、上下方向で、前記バッテリー及び前記エアクリーナーケースよりも下方に配置されても良い。
また、上述の構成において、前記燃料タンクから燃料を供給されるエンジンを備え、前記燃料タンクは、前記エンジンの後方且つ上方に配置され、前記燃料タンクの前端部は、前記燃料タンクの後端部よりも下方に位置しても良い。
さらに、上述の構成において、前記エアクリーナーケースの下面部は、前記燃料タンクの上面部に沿って配置され、前記エアクリーナーケースの前端部は、前記エアクリーナーケースの後端部よりも下方に位置しても良い。
また、上述の構成において、前記バッテリーは、前記エアクリーナーケースの上面部に固定されても良い。
また、上述の構成において、前記燃料タンクは、中空に形成された車体フレームに支持され、前記バッテリー、前記燃料タンク、及び前記エアクリーナーケースは、前記車体フレームの内側の内部空間に収納されても良い。
また、上述の構成において、前記車体フレームは、前記内部空間を車幅方向に区画する左右一対の側壁と、前記内部空間を後方から覆う後壁とを少なくとも備え、前記後壁は後輪を上方から覆う壁部であって、車両側面視で後上がりに傾斜し、前記燃料タンクは、車両側面視で、前記後壁に沿って後上がりに傾斜して設けられ、前記エアクリーナーケースは、車両側面視で、前記燃料タンクの上面部に沿って後上がりに傾斜して設けられ、前記バッテリーは、前記エアクリーナーケースの前部の上方に配置されても良い。
さらに、上述の構成において、前記バッテリーは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記燃料タンクに重なっても良い。
鞍乗り型車両は、バッテリーと、燃料タンクと、吸気を浄化するエアクリーナーケースとを備え、エアクリーナーケースは、車両側面視で、バッテリーと燃料タンクとの間に挟まれて配置され、バッテリーは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケースに重なり、燃料タンクは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケースに重なる。
この構成によれば、バッテリーと燃料タンクとの間に挟まれるエアクリーナーケースを緩衝材として利用でき、鞍乗り型車両が外部から衝撃を受けた際に、バッテリーと燃料タンクとの接触を回避できる。また、バッテリー及び燃料タンクは、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケースに重なるため、バッテリー、エアクリーナーケース、及び燃料タンクをコンパクトに設けることができる。
また、上述の構成において、燃料タンクから燃料を供給されるエンジンを備え、燃料タンクは、エンジンの後方に配置されるとともに、上下方向で、バッテリー及びエアクリーナーケースよりも下方に配置されても良い。
この構成によれば、燃料搭載によって重量物となる燃料タンクが、バッテリー及びエアクリーナーケースよりも下方に配置されるため、鞍乗り型車両の重心位置を低くできる。
また、上述の構成において、燃料タンクから燃料を供給されるエンジンを備え、燃料タンクは、エンジンの後方且つ上方に配置され、燃料タンクの前端部は、燃料タンクの後端部よりも下方に位置しても良い。
この構成によれば、燃料タンクの重心をエンジンの近くに位置させることができ、マスの集中化を図ることができる。
さらに、上述の構成において、エアクリーナーケースの下面部は、燃料タンクの上面部に沿って配置され、エアクリーナーケースの前端部は、エアクリーナーケースの後端部よりも下方に位置しても良い。
この構成によれば、エアクリーナーケースの下面部が燃料タンクの上面部に沿うため、エアクリーナーケースによって燃料タンクを効果的に保護できる。また、エアクリーナーケースを前端部が後端部よりも下方に位置するように配置することで、エアクリーナーケースの容量を大きく確保できる。
また、上述の構成において、バッテリーは、エアクリーナーケースの上面部に固定されても良い。
この構成によれば、エアクリーナーケースの上面部を利用して、簡単な構造でバッテリーを支持できる。
また、上述の構成において、燃料タンクは、中空に形成された車体フレームに支持され、バッテリー、燃料タンク、及びエアクリーナーケースは、車体フレームの内側の内部空間に収納されても良い。
この構成によれば、車体フレームの内側の内部空間を利用して、バッテリー、燃料タンク、及びエアクリーナーケースをコンパクトに配置できるとともに、車体フレームによって、バッテリー、燃料タンク、及びエアクリーナーケースを保護できる。また、バッテリー、燃料タンク、及びエアクリーナーケースを車体フレームによって隠すことができ、鞍乗り型車両の外観性が良い。
また、上述の構成において、車体フレームは、内部空間を車幅方向に区画する左右一対の側壁と、内部空間を後方から覆う後壁とを少なくとも備え、後壁は後輪を上方から覆う壁部であって、車両側面視で後上がりに傾斜し、燃料タンクは、車両側面視で、後壁に沿って後上がりに傾斜して設けられ、エアクリーナーケースは、車両側面視で、燃料タンクの上面部に沿って後上がりに傾斜して設けられ、バッテリーは、エアクリーナーケースの前部の上方に配置されても良い。
この構成によれば、後輪を上方から覆う後上がりの後壁に沿って燃料タンクを後上がりに傾斜して設けることで、燃料タンクを車体フレームの内部にコンパクトに配置できる。エアクリーナーケースを、燃料タンクの上面部に沿って後上がりに傾斜して設けることで、エアクリーナーケースをコンパクトに配置できる。後上がりに傾斜するエアクリーナーケースの前部の上方の空間を利用して、バッテリーをコンパクトに配置できる。
さらに、上述の構成において、バッテリーは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で燃料タンクに重なる。
この構成によれば、バッテリー、エアクリーナーケース、及び燃料タンクを、車両前後方向及び上下方向にコンパクトに配置できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図2は、車体フレームの左側面図である。 図3は、車体フレームを上方から見た平面図である。 図4は、車体フレームを左下方側から見た斜視図である。 図5は、自動二輪車を車幅方向の中央で切断した断面図である。 図6は、エアクリーナーケース、燃料タンク、及びバッテリーの配置状態を示す断面図である。 図7は、エアクリーナーケースの左側面図である。 図8は、内部空間の内側の部品の配置を示す側面図である。 図9は、シートを開いた状態で自動二輪車の後部を上方から見た平面図である。 図10は、図9から前側カバー及びタンクカバーを取り外した状態を示す平面図である。 図11は、図5のXI-XI断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10(車体)と、車体フレーム10に支持されるエンジン11と、前輪2を操舵自在に支持するフロントフォーク12と、後輪3を支持するスイングアーム13と、乗員用のシート14とを備える車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両である。シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
図2は、車体フレーム10の左側面図である。
図1及び図2を参照し、車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から自動二輪車1の後部まで後方に延出するメインフレーム16と、メインフレーム16の後部から下方に延出するピボットフレーム17とを備える。
メインフレーム16は、ヘッドパイプ15から後方に延出するチューブ状の後方延出部18と、後方延出部18の後端から後方に延びるシートフレーム部19とを備える。
シートフレーム部19は、後方延出部18よりも上下の長さが大きく、後方延出部18に対し下方に膨出する。
ピボットフレーム17は、シートフレーム部19の下端から下方に延出する。シート14は、シートフレーム部19に支持される。シート14は、シートフレーム部19の上面を上方から覆う。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に挿通されるステアリングシャフト(不図示)を介し、左右に操舵自在に支持される。前輪2は、フロントフォーク12の下端部に設けられる車軸2aに支持される。
フロントフォーク12の上端部には、操舵用のハンドル21が取り付けられる。
スイングアーム13は、ピボットフレーム17に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向(左右方向)に水平に延びる軸である。スイングアーム13の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム13は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに支持される。
スイングアーム13の後部とシートフレーム部19の後部との間には、リアクション23が掛け渡される。
エンジン11は、メインフレーム16の下方において、前輪2の後方且つピボットフレーム17の前方に配置される。
エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸30を収納するクランクケース31と、クランクケース31の前面から前方に延出するシリンダー部32とを備える内燃機関である。
エンジン11は、シリンダー部32の軸線32aが車両側面視で略水平に車両前後方向に延びる水平エンジンである。
クランク軸30に接続されるピストン(不図示)は、軸線32aに沿ってシリンダー部32内を前後に往復運動する。
クランクケース31の後部には、クランク軸30の回転を減速して出力する変速機(不図示)が収納される。この変速機の出力軸と後輪3とは、駆動チェーン33によって接続される。
エンジン11の排気管35は、シリンダー部32の下面に設けられる排気ポートから後方に延びる。排気管35の後端には、マフラー36が接続される。
エンジン11に吸気を供給する吸気装置37は、エアクリーナーケース38と、シリンダー部32に接続されるスロットル装置39と、エアクリーナーケース38とスロットル装置39とを接続するコネクティングチューブ40とを備える。
燃料タンク41は、エアクリーナーケース38の下方に配置される。
自動二輪車1の各部に電力を供給するバッテリー42は、エアクリーナーケース38に支持される。
乗員が足を載せるステップ43は、ステップホルダー44を介してピボットフレーム17に支持される。
部品や物品を収納可能な収納ボックス45は、シートフレーム部19の外側面に取り付けられる。
ヘッドライト46は、ヘッドパイプ15の前方に配置される。フロントフェンダー47は、フロントフォーク12に取り付けられる。
後輪3を上方から覆うリアフェンダー48は、シートフレーム部19に取り付けられる。
図3は、車体フレーム10を上方から見た平面図である。図4は、車体フレーム10を左下方側から見た斜視図である。
図2~図4を参照し、メインフレーム16は、複数の板部材を結合して中空のケース状に形成されている。
詳細には、メインフレーム16は、メインフレーム16の左側の側面部を構成する左側板部材51(板部材)と、メインフレーム16の右側の側面部を構成する右側板部材52(板部材)とを備える。
左側板部材51と右側板部材52とは、略左右対称に設けられる。
また、メインフレーム16は、メインフレーム16の前部の下面部を構成する下側板部材53と、メインフレーム16の後面部を構成する後側板部材54(後壁)と、メインフレーム16の後面部の上部を構成する第2の後面板部材55とを備える。
メインフレーム16の後方延出部18は、左側板部材51の上縁と右側板部材52の上縁とを互いに結合させるとともに、左側板部材51の下縁と右側板部材52の下縁とを下側板部材53によって車幅方向に接続することで、前後に延びるチューブ状に形成される。
後方延出部18の前端の開口は、ヘッドパイプ15の後面によって閉じられる。
メインフレーム16のシートフレーム部19は、左側板部材51の後縁と右側板部材52の後縁とを後側板部材54によって車幅方向に接続するとともに、左側板部材51の後部と右側板部材52の後部とを第2の後面板部材55によって車幅方向に接続することで、中空のケース状に形成される。
後側板部材54は、車両側面視で、後上がりに傾斜している。
シートフレーム部19の上面の大部分には、上方に開口する開口部56が設けられる。開口部56は、平面視では、車幅方向よりも車両前後方向に長く延びる。開口部56は、左側板部材51の上部及び右側板部材52の上部を切り欠くようにして設けられる。
シートフレーム部19の内側には、左側板部材51、右側板部材52、後側板部材54、及び第2の後面板部材55によって囲まれる内部空間57が形成される。内部空間57は、開口部56から上方に露出する。
左側板部材51及び右側板部材52は、内部空間57を車幅方向に区画する側壁である。後側板部材54は、内部空間57を後方から覆う後壁である。
第2の後面板部材55は、シートフレーム部19の後面の上部を構成する後壁部55aと、シートフレーム部19の後端部19aの上面を構成する上壁部55bとを一体に備える。上壁部55bは、左側板部材51の後端部の上縁と右側板部材52の後端部の上縁とを車幅方向に接続する。上壁部55bは、開口部56の後方に設けられる。
シートフレーム部19の後端部19aは、後端部19aの後面が閉じた袋状に形成される。後端部19aは、開口部56の後方に位置する。後端部19aは、車体フレーム10の後端部でもある。
後端部19aは、左側板部材51の後端部、右側板部材52の後端部、後側板部材54の後端部、及び第2の後面板部材55によって構成される。シートフレーム部19の後端部19aは、第2の後面板部材55によって閉じられおり、後方に開口していない。
シートフレーム部19の前端部には、後方延出部18の後端部に対し下方に延出するエンジンハンガー部60が設けられる。エンジンハンガー部60は、左側板部材51の前端部の下部及び右側板部材52の前端部の下部にそれぞれ設けられる。
クランクケース31(図5)の上部は、エンジンハンガー部60に締結される。
下側板部材53は、後方延出部18の下面部を構成する下壁部53aと、下壁部53aの後端から下方に延出する前壁部53bとを一体に備える。
前壁部53bは、車両前方側に面する壁部であり、左右のエンジンハンガー部60の前縁を車幅方向に互いに接続する。
前壁部53bには、前壁部53bを車両前後方向に貫通する外気取り込み口61が設けられる。外気取り込み口61は、前壁部53bを、前壁部53bの下縁から上方に切り欠くようにして設けられる開口である。外気取り込み口61は、車両前方に向けて開口する。
シートフレーム部19の下面において、車両前後方向で前壁部53bと後側板部材54との間の部分は、下方に開放する開放部63である。開放部63は、内部空間57を下方に露出させる。
ピボットフレーム17は、左右一対の側壁部17aと、側壁部17aの後縁を車幅方向に接続する壁部17bとを備える。
ピボットフレーム17は、左側の側壁部17aの上縁が、シートフレーム部19における左側板部材51の下縁の後部に結合され、右側の側壁部17aの上縁が、シートフレーム部19における右側板部材52の下縁の後部に結合される。
壁部17bは、車両側面視で、後上がりに傾斜している。シートフレーム部19の後面を構成する後側板部材54は、壁部17bの上端に連続して後上がりに上方に延びる。
平面視では、壁部17bは、開放部63の後部を下方から覆う。
クランクケース31(図5)の後部の上部及び下部は、左右の側壁部17aに締結される。
図5は、自動二輪車1を車幅方向の中央で切断した断面図である。図6は、エアクリーナーケース38、燃料タンク41、及びバッテリー42の配置状態を示す断面図である。
図1~図5を参照し、エアクリーナーケース38、燃料タンク41、及びバッテリー42は、シートフレーム部19内の内部空間57に収納される。
シート14は、シート14の前端部のヒンジ部を中心に上下に回動可能に設けられる。
燃料タンク41は、車両前後方向に長い中空の容器である。燃料タンク41は、内部空間57において、ピボットフレーム17の上方で、外気取り込み口61の後方且つ後側板部材54の前方に配置される。燃料タンク41は、シートフレーム部19に支持される。
燃料タンク41は、車両側面視において、エンジン11のクランクケース31の後上方で、後上がりの姿勢で配置される。このため、車両側面視で、燃料タンク41の前端部41aは、燃料タンク41の後端部41bよりも下方に位置する。また、燃料タンク41の燃料は、燃料が減少すると、エンジン11に近いとともに位置が低い前端部41a側に集まる。このため、自動二輪車1のマスの集中化を図ることができるとともに、自動二輪車の重心を低くできる。
燃料タンク41は、内部空間57内において、燃料タンク41の下面が後側板部材54に沿うように、後上がりに傾斜して配置される。このように、燃料タンク41をシートフレーム部19の後面である後側板部材54に沿って配置することで、燃料タンク41を内部空間57にコンパクトに配置できる。後側板部材54は、後輪3を上方から覆う。後側板部材54は、後輪3の前部の上面に沿って後上がりに傾斜している。
燃料タンク41は、燃料タンク41の下部を構成する下半体65と、燃料タンク41の上部を構成する上半体66とを結合して形成される。
詳細には、燃料タンク41は、下半体65の上縁に設けられる下側フランジ部と、上半体66の下縁に設けられる上側フランジ部とが合わさったフランジ部67を備える。下半体65と上半体66とはフランジ部67で溶接されて一体化される。
フランジ部67は、燃料タンク41の外周面から突出する板状部であり、燃料タンク41の外周面を一周するように設けられる。
車両側面視では、フランジ部67において燃料タンク41の左右の側面に位置する部分は、後上がりの姿勢で直線状に延びる。
燃料タンク41の上面部41cは、車両側面視で、後上がりに傾斜している。
上面部41cの後部には、給油口41dが設けられる。給油口41dは、上面部41cから上方に突出する筒状部である。給油口41dの上端の開口は、キャップ41eで塞がれる。
上面部41cの前部には、燃料ポンプ41fが取り付けられる。燃料ポンプ41fは、燃料タンク41内の燃料を、燃料ホース(不図示)を介してシリンダー部32に供給する。
図7は、エアクリーナーケース38の左側面図である。図7では、エアクリーナーケース38の一部は断面が図示される。図8は、内部空間57の内側の部品の配置を示す側面図である。図8では、シートフレーム部19の一部は断面が図示される。
図5~図8を参照し、エアクリーナーケース38は、車両側面視で前後に長い箱状である。
エアクリーナーケース38は、燃料タンク41に隣接して、燃料タンク41の前上方に配置される。
エアクリーナーケース38は、車両側面視で、後上がりの姿勢で配置される。このため、車両側面視で、エアクリーナーケース38の前端部38aは、エアクリーナーケース38の後端部38bよりも下方に位置する。
詳細には、エアクリーナーケース38は、車両側面視で、エアクリーナーケース38の下面部38cが燃料タンク41の上面部41cに沿うように、後上がりの姿勢で配置される。
エアクリーナーケース38は、ケース本体部70と、ケース本体部70の後部の上面に取り付けられる蓋部71とを備える。
ケース本体部70は、車両側面視で後上がりに配置される箱状である。ケース本体部70の上面の後部には、上方に開口するケース開口部70aが設けられる。
蓋部71は、蓋部71の下面の略全体が開口する箱状である。蓋部71は、ケース本体部70の上面の後部に取り付けられて、ケース開口部70aを覆う。
エアクリーナーケース38の内側には、外気(吸気)を浄化する板状のフィルター72が設けられる。フィルター72は、蓋部71の下縁部とケース開口部70aの周縁部との間に挟持され、ケース開口部70aを塞ぐ。
吸気装置37は、エアクリーナーケース38に接続される吸気ダクト73を備える。外気は、吸気ダクト73を通って、吸気としてエアクリーナーケース38内に流れる。
吸気ダクト73における吸気の流れの下流端は、蓋部71の後面部71aに接続される。
吸気ダクト73は、車両前後方向に延びる筒状である。吸気ダクト73の後端の開口は、吸気の入口となる吸気口73aである。吸気口73aは、吸気ダクト73における吸気の流れの上流端である。
エアクリーナーケース38の内部は、フィルター72の上流側のダーティーサイド38dと、フィルター72の下流側のクリーンサイド38eとに区画される。
ダーティーサイド38dは、フィルター72の上方で蓋部71内の空間である。吸気ダクト73は、ダーティーサイド38dに連通する。
クリーンサイド38eは、フィルター72の下方でケース本体部70内の空間である。
ケース本体部70の前面の下部には、コネクティングチューブ40が接続される。コネクティングチューブ40は、ケース本体部70から前下方に延び、コネクティングチューブ40の下流端は、スロットル装置39(図5)に接続される。
外気は、吸気口73aから吸気ダクト73に吸い込まれ、ダーティーサイド38dに流入する。ダーティーサイド38dの吸気(外気)は、フィルター72を通過して浄化された後、クリーンサイド38eに流れ、コネクティングチューブ40を通ってスロットル装置39に流れる。
図1及び図5を参照し、スロットル装置39には、保護カバー49が取り付けられる。保護カバー49は、スロットル装置39を、前方、左右の両側方、及び上方から覆うケース状に形成される。保護カバー49の左右の側面には、保護カバー49の内側に風を通す通気口49aが設けられる。
エアクリーナーケース38の前部の上面部には、バッテリー42を収納するバッテリー収納部74が設けられる。バッテリー収納部74は、エアクリーナーケース38の後部の上面部に対しエアクリーナーケース38の前部の上面部が下方に窪んだ凹部である。
詳細には、エアクリーナーケース38の後部の上面部は、蓋部71の上面部であり、エアクリーナーケース38の前部の上面部は、ケース本体部70の上面部である。
箱型のバッテリー42は、バッテリー収納部74の底面74aに載置され、バッテリー収納部74に支持される。底面74aは、後上がりに傾斜している。バッテリー42は、車両側面視で、燃料タンク41及びエアクリーナーケース38に対し、前上方に配置される。
バッテリー収納部74は、バッテリー42の前面に当接する前壁部74bと、バッテリー42を左右の側方からそれぞれ覆う左右一対の側壁部74cとを備える。
バッテリー42がバッテリー収納部74に収納された状態では、バッテリー42の上端と蓋部71の上面部とは略同一の高さ位置にある。
図5及び図6を参照し、エアクリーナーケース38は、車両側面視で、バッテリー42と燃料タンク41との間に挟まれて配置される。
エアクリーナーケース38は、車両前後方向において、バッテリー42と燃料タンク41との間に位置する。また、エアクリーナーケース38は、上下方向において、バッテリー42と燃料タンク41との間に位置する。
バッテリー42は、エアクリーナーケース38の前上方に位置し、車両側面視で、略全体が、車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケース38に重なる。
燃料タンク41は、エアクリーナーケース38の後下方に位置し、車両側面視で、前部が車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケース38に重なる。
図6には、エアクリーナーケース38の上端を通る水平線L1、エアクリーナーケース38の下端を通る水平線L2、エアクリーナーケース38の前端を通る鉛直線L3、及びエアクリーナーケース38の後端を通る鉛直線L4が図示される。
バッテリー42及び燃料タンク41は、車両側面視で、水平線L1、水平線L2、鉛直線L3、及び鉛直線L4によって囲まれる矩形の領域75内に位置している。
すなわち、バッテリー42及び燃料タンク41は、後上がりに配置されたエアクリーナーケース38の前上方及び後下方のスペースを利用してコンパクトに配置される。
また、図6には、バッテリー42の後端を通る鉛直線L5と、バッテリー42の下端を通る水平線L6とが図示される。車両側面視で、鉛直線L5は燃料タンク41の前部に重なり、水平線L6は燃料タンク41の上部に重なる。
すなわち、バッテリー42は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で燃料タンク41に重なる。このため、バッテリー42、エアクリーナーケース38、及び燃料タンク41を、車両前後方向及び上下方向にコンパクトに配置できる。
バッテリー42と燃料タンク41との間には、エアクリーナーケース38が挟まれている。これにより、自動二輪車1に外部から大きな衝撃が作用した場合であっても、エアクリーナーケース38がバッテリー42及び燃料タンク41の緩衝材として機能する。このため、自動二輪車1が外部から衝撃を受けた際に、バッテリー42と燃料タンク41との接触を回避できる。エアクリーナーケース38は中空の箱状であるため、衝撃の吸収性が高い。
バッテリー42及び燃料タンク41は、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケース38に重なるため、バッテリー42、エアクリーナーケース38、及び燃料タンク41をコンパクトに配置できる。
燃料タンク41の蒸発燃料を吸着する筒状のキャニスター76(図8)は、燃料タンク41の前端部41aの上面部41cとエアクリーナーケース38の前部の下面部38cとの間に配置される。キャニスター76は、車幅方向の中央部に対し、左右の一方側(左側)にオフセットして配置される。
図9は、シート14を開いた状態で自動二輪車1の後部を上方から見た平面図である。
図8及び図9を参照し、自動二輪車1は、エアクリーナーケース38を上方から覆う前側カバー77と、前側カバー77の後方で燃料タンク41を上方から覆うタンクカバー78(カバー)とを備える。
前側カバー77及びタンクカバー78は、シートフレーム部19の上面の開口部56に配置され、開口部56を塞ぐ。
シート14は、前側カバー77、タンクカバー78、及び開口部56を上方から覆う。
図9のようにシート14を上方に回動させて開いた状態では、前側カバー77及びタンクカバー78は、上方に露出する。
タンクカバー78は、燃料タンク41の上面部41cの後部を上方から覆う。タンクカバー78の車幅方向の中央部には、孔部78aが設けられる。燃料タンク41の給油口41dは、孔部78aを通ってタンクカバー78の上方に露出する。タンクカバー78は、給油口41dへの給油の際に零れた燃料を受ける。
図10は、図9から前側カバー77及びタンクカバー78を取り外した状態を示す平面図である。図11は、図5のXI-XI断面図である。
図8~図11を参照し、シートフレーム部19の内部空間57には、車体フレーム10の左側板部材51と右側板部材52とによって車幅方向に囲まれるとともに、燃料タンク41の上面部41cとタンクカバー78とによって上下に囲まれる空間80が形成される。
また、空間80は、蓋部71の後面部71aと車体フレーム10の後端部の後壁部55aとによって前後に囲まれる。
空間80は、シートフレーム部19の上面の開口部56の下方に位置し、上面視で、開口部56に重なる。
前側カバー77は、タンクカバー78に対し取り外し可能であり、前側カバー77を設けない構成とすることもできる。この場合、車両前方からの空気(外気)を、エアクリーナーケース38の上面とタンクカバー78との間の隙間から空間80にスムーズに流し、空間80に空気を溜めることができる。
吸気ダクト73の下流端は、蓋部71の後面部71aにおいて、車幅方向の一方側(左側)にオフセットして配置される。
吸気ダクト73は、空間80に配置される。吸気ダクト73は、蓋部71の後面部71aから車幅方向外側且つ後方に延出する。吸気ダクト73の吸気口73aは、空間80内で後方に向けて開口する。
吸気口73aは、車幅方向では、左側板部材51と給油口41dとの間に位置する。
吸気口73aは、上下方向では、燃料タンク41の上面部41cとタンクカバー78との間に位置する。
吸気口73aは、前後方向では、蓋部71の後面部71aと後壁部55aとの間に位置する。吸気口73aは、燃料タンク41の上面部41cの後端41gよりも前方に位置する。
タンクカバー78は、吸気ダクト73を上方から覆う。タンクカバー78は、吸気ダクト73の上部を避けるように上方に膨出するガイド部78bを備える。ガイド部78bは、吸気ダクト73の軸方向に延びて、吸気ダクト73を上方から覆う。
ガイド部78bは、図11のように吸気ダクト73の軸方向に見ると、吸気ダクト73の外周に沿うように上方に膨出する円弧状である。
図8及び図9に示すように、ガイド部78bは、吸気口73aよりもさらに上流側の後方に延びる。ガイド部78bは、タンクカバー78の前縁から、タンクカバー78の後部の左側縁まで連続する。
図10に示すように、エアクリーナーケース38の蓋部71及びバッテリー42は、上面視でシートフレーム部19の上面の開口部56に重なり、開口部56から上方に露出する。このため、前側カバー77及びタンクカバー78を取り外すと、エアクリーナーケース38及びバッテリー42に開口部56から容易にアクセスでき、メンテナンス性が良い。
ケース本体部70に対し締結されている蓋部71は、締結を解除することでケース本体部70から取り外される。蓋部71が取り外されると、フィルター72が露出する。このため、フィルター72のメンテナンスが容易である。
図4及び図5を参照し、コネクティングチューブ40は、エアクリーナーケース38の前面から前方に延出し、シートフレーム部19の前面の下部に設けられた外気取り込み口61を通って内部空間57の外側に延びる。すなわち、外気取り込み口61は、コネクティングチューブ40を前方に通すための開口として機能する。外気取り込み口61は、エンジン11の上方、且つ、空間80の前方に位置する。空間80は、外気取り込み口61の後上方に位置する。
スロットル装置39は、車両側面視で、メインフレーム16の後方延出部18とエンジン11のシリンダー部32とで上下に挟まれた空間に配置される。
外気取り込み口61から前方に延びるコネクティングチューブ40は、エンジン11の上面と後方延出部18の下面との間を前下がりに延びて、スロットル装置39に接続される。
クランクケース31は、平面視で、外気取り込み口61に下方から重なり、下縁が開放した切り欠き部である外気取り込み口61に下方から重なる。すなわち、クランクケース31の上面は、前面視において、外気取り込み口61の下縁の開放部を閉じる。
メインフレーム16の後方延出部18とエンジン11との間を後方に流れる外気Wは、外気取り込み口61からシートフレーム部19の内部空間57に流入する。
図4及び図5を参照し、スロットル装置39は、車両上下方向で、外気取り込み口61の上縁部61aよりも下方に配置される。このため、外気Wは、車両上下方向でスロットル装置39と外気取り込み口61の上縁部61aとの間をスムーズに流れて内部空間57に流入する。
内部空間57に流入した外気Wは、燃料タンク41の周囲、及び、燃料タンク41とエアクリーナーケース38との間を通って後方に流れ、空間80に流入する。
空間80は、左側板部材51、右側板部材52、燃料タンク41の上面部41c、タンクカバー78、蓋部71の後面部71a、及び車体フレーム10の後端部19aによって囲まれているため、外気Wが溜まり易い。このため、エアクリーナーケース38は、空間80に安定して溜まる外気Wを吸気ダクト73の吸気口73aから吸い込むことができ、吸気効率が良い。
前方から空間80に流れた外気Wは、前方に折り返すようにして、後方に開口する吸気口73aに流れる。このため、外気Wに含まれる塵埃が吸気口73aに侵入し難い。
内部空間57を流れる外気Wの一部は、燃料タンク41のフランジ部67にガイドされて後上方に流れ、空間80に流入する。このため、空間80に外気Wを溜め易い。
空間80に流入した外気Wの一部は、吸気口73aの後方のガイド部78bにガイドされて吸気口73aに流れる。このため、外気Wを効率良く吸気口73aに流すことができる。
また、内部空間57では、後側板部材54が車両側面視で後上がりに傾斜しているとともにタンクカバー78が略水平であるため、内部空間57の上下の幅は、後方に向かうに従って小さくなる。このため、内部空間57の後部に位置する空間80に外気Wが溜まり易い。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、エアクリーナーケース38、エアクリーナーケース38に下流端が接続される吸気ダクト73、吸気量を調整するスロットル装置39、及び、エアクリーナーケース38とスロットル装置39とを接続するコネクティングチューブ40を備える吸気装置37と、吸気装置37が接続されるエンジン11とを備え、エンジン11のシリンダー部32の軸線32aが略水平に車両前後方向に延び、吸気ダクト73の上流端の吸気口73aは、車体としての車体フレーム10の内側の空間80内で開口し、車体フレーム10は、車両側面視で、エンジン11の上方且つ空間80の前方に、空間80に外気を取り込む外気取り込み口61を備える。
この構成によれば、外気取り込み口61から流入する外気Wは、車体フレーム10の内側の空間80に溜まり、この溜まった外気Wを吸気ダクト73が吸い込むため、吸気装置37は安定した吸気を行うことができる。さらに、外気取り込み口61が、シリンダー部32の軸線32aが略水平に車両前後方向に延びるエンジン11の上方に位置するため、エンジン11が外気取り込み口61に流れる外気Wの妨げになることを抑制できる。このため、吸気装置37の吸気効率を向上させてエンジン11の出力を増加させることができる。
また、吸気ダクト73は、エアクリーナーケース38から後方に延出し、吸気口73aは後方に開口する。
この構成によれば、外気Wは、空間80の前方の外気取り込み口61から空間80に入り、後方に開口する吸気口73aから吸気ダクト73に吸い込まれる。
このため、外気取り込み口61から吸気口73aまでの吸気の経路が長くなり、塵埃が吸気口73aに入り難くなる。
また、燃料タンク41と、燃料タンク41を上方から覆うタンクカバー78とが設けられ、空間80は、燃料タンク41とタンクカバー78とで挟まれた空間である。
この構成によれば、燃料タンク41とタンクカバー78とを利用して、簡単な構造で空間80を設けることができる。
さらに、タンクカバー78は、吸気ダクト73を上方から覆い、タンクカバー78は、吸気ダクト73を避けるように上方に膨出するガイド部78bを備え、ガイド部78bは、吸気ダクト73の軸方向に延びて吸気ダクト73を上方から覆い、ガイド部78bは、吸気ダクト73の上流端よりもさらに上流側に延出する。
この構成によれば、吸気ダクト73の上流端の吸気口73aよりもさらに上流側に延出するタンクカバー78のガイド部78bによって、吸気を吸気口73aに導くことができる。このため、吸気装置37の吸気効率が良い。
また、車体は、エンジン11を支持する車体フレーム10であり、空間80は、車体フレーム10を構成する板部材である左側板部材51及び右側板部材52で囲まれた空間である。
この構成によれば、車体フレーム10を構成する左側板部材51及び右側板部材52を利用して、簡単な構造で空間80を設けることができる。
また、車体フレーム10の上面には、上方に開放する開口部56が設けられ、空間80は、開口部56の下方に位置し、上面視で開口部56に重なる。
この構成によれば、車体フレーム10の上面の開口部56から空間80にアクセスでき、吸気装置37のメンテナンス性が良い。
また、開口部56は、乗員用のシート14によって上方から覆われる。
この構成によれば、車体フレーム10の上面の開口部56がシート14によって覆われるため、空間80に外気Wを溜めることができ、吸気効率が良い。必要に応じてシート14を開口部56から離間させることで、開口部56から空間80にアクセスでき、吸気装置37のメンテナンス性が良い。
また、エアクリーナーケース38は、車体フレーム10の内部に配置されるとともに、上面視で、少なくとも一部が開口部56に重なり、車両側面視で、エアクリーナーケース38は、エアクリーナーケース38の前端部38aが後端部38bよりも下方に位置する。
この構成によれば、車体フレーム10内の内部空間57を利用してエアクリーナーケース38を配置できる。また、開口部56からエアクリーナーケース38にアクセスでき、メンテナンス性が良い。さらに、エアクリーナーケース38を前端部38aが後端部38bよりも下方に位置するように配置することで、エアクリーナーケース38の容量を大きく確保できる。
さらに、エアクリーナーケース38の上面部には、バッテリー42を収納するバッテリー収納部74が設けられる。
この構成によれば、エアクリーナーケース38の上面部を利用して、簡単な構造でバッテリー42を収納できる。
また、車体は車体フレーム10であり、エンジン11は車体フレーム10の下方に配置され、スロットル装置39は、車体フレーム10とエンジン11とで上下に挟まれた空間に配置され、コネクティングチューブ40は、エアクリーナーケース38から外気取り込み口61を通って前方に延びてスロットル装置39に接続され、スロットル装置39は、車両上下方向で、外気取り込み口61の上縁部61aよりも下方に配置される。
この構成によれば、コネクティングチューブ40を前方に通す開口を利用して外気取り込み口61を簡単な構造で設けることができる。また、スロットル装置39は外気取り込み口61の上縁部61aよりも下方に配置されるため、上下方向において外気Wは外気取り込み口61の上縁部61aとスロットル装置39との間をスムーズに流れることができる。このため、外気Wを外気取り込み口61から空間80に効率良く流すことができ、吸気効率が良い。
また、空間80は、車体フレーム10の後端部19aによって後方から囲まれ、吸気ダクト73の吸気口73aは、車体フレーム10の後部に設けられる空間80で後方に向けて開口する。
この構成によれば、空間80が車体フレーム10の後端部19aによって閉じられるため、外気Wを空間80に効率良く溜めることができる。このため、吸気装置37の吸気効率が良い。
また、エンジン11は、クランクケース31と、クランクケース31の前面から前方に延出するシリンダー部32とを備え、外気取り込み口61は、車体フレーム10に設けられる開口であって、車両前方に向けて開口し、平面視で、クランクケース31は、外気取り込み口61に下方から重なる。
この構成によれば、シリンダー部32及びクランクケース31に沿うように流れる外気Wを外気取り込み口61から取り込むことができ、吸気効率が良い。
また、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、バッテリー42と、燃料タンク41と、吸気を浄化するエアクリーナーケース38とを備え、エアクリーナーケース38は、車両側面視で、バッテリー42と燃料タンク41との間に挟まれて配置され、バッテリー42は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケース38に重なり、燃料タンク41は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケース38に重なる。
この構成によれば、バッテリー42と燃料タンク41との間に挟まれるエアクリーナーケース38を緩衝材として利用でき、自動二輪車1が外部から衝撃を受けた際に、バッテリー42と燃料タンク41との接触を回避できる。また、バッテリー42及び燃料タンク41は、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケース38に重なるため、バッテリー42、エアクリーナーケース38、及び燃料タンク41をコンパクトに設けることができる。
また、燃料タンク41から燃料を供給されるエンジン11を備え、燃料タンク41は、エンジン11の後方に配置されるとともに、上下方向で、バッテリー42及びエアクリーナーケース38よりも下方に配置される。
この構成によれば、燃料搭載によって重量物となる燃料タンク41が、バッテリー42及びエアクリーナーケース38よりも下方に配置されるため、自動二輪車1の重心位置を低くできる。
また、燃料タンク41から燃料を供給されるエンジン11を備え、燃料タンク41は、エンジン11の後方且つ上方に配置され、燃料タンク41の前端部41aは、燃料タンク41の後端部41bよりも下方に位置する。
この構成によれば、燃料タンク41の重心をエンジン11の近くに位置させることができ、マスの集中化を図ることができる。
さらに、エアクリーナーケース38の下面部38cは、燃料タンク41の上面部41cに沿って配置され、エアクリーナーケース38の前端部38aは、エアクリーナーケース38の後端部38bよりも下方に位置する。
この構成によれば、エアクリーナーケース38の下面部38cが燃料タンク41の上面部41cに沿うため、エアクリーナーケース38によって燃料タンク41を効果的に保護できる。また、エアクリーナーケース38を前端部38aが後端部38bよりも下方に位置するように配置することで、エアクリーナーケース38の容量を大きく確保できる。
また、バッテリー42は、エアクリーナーケース38の上面部に固定される。
この構成によれば、エアクリーナーケース38の上面部を利用して、簡単な構造でバッテリー42を支持できる。
また、燃料タンク41は、中空に形成された車体フレーム10に支持され、バッテリー42、燃料タンク41、及びエアクリーナーケース38は、車体フレーム10の内側の内部空間57に収納される。
この構成によれば、車体フレーム10の内部空間57を利用して、バッテリー42、燃料タンク41、及びエアクリーナーケース38をコンパクトに配置できるとともに、車体フレーム10によって、バッテリー42、燃料タンク41、及びエアクリーナーケース38を保護できる。また、バッテリー42、燃料タンク41、及びエアクリーナーケース38を車体フレーム10によって隠すことができ、自動二輪車1の外観性が良い。
また、車体フレーム10は、内部空間57を車幅方向に区画する左右一対の側壁である左側板部材51及び右側板部材52と、内部空間57を後方から覆う後壁である後側板部材54とを少なくとも備え、後側板部材54は後輪3を上方から覆う壁部であって、車両側面視で後上がりに傾斜し、燃料タンク41は、車両側面視で、後側板部材54に沿って後上がりに傾斜して設けられ、エアクリーナーケース38は、車両側面視で、燃料タンク41の上面部41cに沿って後上がりに傾斜して設けられ、バッテリー42は、エアクリーナーケース38の前部の上方に配置される。
この構成によれば、後輪3を上方から覆う後上がりの後側板部材54に沿って燃料タンク41を後上がりに傾斜して設けることで、燃料タンク41を車体フレーム10の内部にコンパクトに配置できる。エアクリーナーケース38を、燃料タンク41の上面部41cに沿って後上がりに傾斜して設けることで、エアクリーナーケース38をコンパクトに配置できる。後上がりに傾斜するエアクリーナーケース38の前部の上方の空間を利用して、バッテリー42をコンパクトに配置できる。
さらに、バッテリー42は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で燃料タンク41に重なる。
この構成によれば、バッテリー42、エアクリーナーケース38、及び燃料タンク41を、車両前後方向及び上下方向にコンパクトに配置できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、吸気口73aが配置される空間80は、車体フレーム10の内側の空間であるが、本発明はこれに限定されない。空間80は、例えば、車体としての車体カバーの内側の空間であっても良い。
また、上記実施の形態では、外気取り込み口61は、車体フレーム10に設けられる開口であるが、これに限らず、外気取り込み口61は、例えば、車体カバーに設けられる開口であっても良い。
上記実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車
3 後輪
10 車体フレーム
11 エンジン
38 エアクリーナーケース
38a 前端部
38b 後端部
38c 下面部
41 燃料タンク
41a 前端部
41b 後端部
41c 上面部
42 バッテリー
51 左側板部材(側壁)
52 右側板部材(側壁)
54 後側板部材(後壁)
57 内部空間

Claims (8)

  1. バッテリー(42)と、燃料タンク(41)と、吸気を浄化するエアクリーナーケース(38)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記エアクリーナーケース(38)は、車両側面視で、前記バッテリー(42)と前記燃料タンク(41)との間に挟まれて配置され、
    前記バッテリー(42)は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記エアクリーナーケース(38)に重なり、
    前記燃料タンク(41)は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記エアクリーナーケース(38)に重なり、
    前記燃料タンク(41)から燃料を供給されるエンジン(11)を備え、
    前記燃料タンク(41)は、前記エンジン(11)の後方に配置されるとともに、上下方向で、前記バッテリー(42)及び前記エアクリーナーケース(38)よりも下方に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記燃料タンク(41)から燃料を供給されるエンジン(11)を備え、
    前記燃料タンク(41)は、前記エンジン(11)の後方且つ上方に配置され、
    前記燃料タンク(41)の前端部(41a)は、前記燃料タンク(41)の後端部(41b)よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記エアクリーナーケース(38)の下面部(38c)は、前記燃料タンク(38)の上面部(41c)に沿って配置され、
    前記エアクリーナーケース(38)の前端部(38a)は、前記エアクリーナーケース(38)の後端部(38b)よりも下方に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記バッテリー(42)は、前記エアクリーナーケース(38)の上面部に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記燃料タンク(41)は、中空に形成された車体フレーム(10)に支持され、
    前記バッテリー(42)、前記燃料タンク(41)、及び前記エアクリーナーケース(38)は、前記車体フレーム(10)の内側の内部空間(57)に収納されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記車体フレーム(10)は、前記内部空間(57)を車幅方向に区画する左右一対の側壁(51,52)と、前記内部空間(57)を後方から覆う後壁(54)とを少なくとも備え、
    前記後壁(54)は後輪(3)を上方から覆う壁部であって、車両側面視で後上がりに傾斜し、
    前記燃料タンク(41)は、車両側面視で、前記後壁(54)に沿って後上がりに傾斜して設けられ、
    前記エアクリーナーケース(38)は、車両側面視で、前記燃料タンク(41)の上面部(41c)に沿って後上がりに傾斜して設けられ、
    前記バッテリー(42)は、前記エアクリーナーケース(38)の前部の上方に配置されることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記バッテリー(42)は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記燃料タンク(41)に重なることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  8. (削除)
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