JP7470862B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、コンパクトな構造で、バッテリーと燃料タンクとの接触を回避できるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、バッテリーと、燃料タンクと、吸気を浄化するエアクリーナーケースとを備える鞍乗り型車両において、前記エアクリーナーケースは、車両側面視で、前記バッテリーと前記燃料タンクとの間に挟まれて配置され、前記バッテリーは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記エアクリーナーケースに重なり、前記燃料タンクは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記エアクリーナーケースに重なっても良い。
さらに、上述の構成において、前記バッテリーは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記燃料タンクに重なっても良い。
この構成によれば、バッテリーと燃料タンクとの間に挟まれるエアクリーナーケースを緩衝材として利用でき、鞍乗り型車両が外部から衝撃を受けた際に、バッテリーと燃料タンクとの接触を回避できる。また、バッテリー及び燃料タンクは、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケースに重なるため、バッテリー、エアクリーナーケース、及び燃料タンクをコンパクトに設けることができる。
この構成によれば、燃料搭載によって重量物となる燃料タンクが、バッテリー及びエアクリーナーケースよりも下方に配置されるため、鞍乗り型車両の重心位置を低くできる。
この構成によれば、燃料タンクの重心をエンジンの近くに位置させることができ、マスの集中化を図ることができる。
この構成によれば、エアクリーナーケースの下面部が燃料タンクの上面部に沿うため、エアクリーナーケースによって燃料タンクを効果的に保護できる。また、エアクリーナーケースを前端部が後端部よりも下方に位置するように配置することで、エアクリーナーケースの容量を大きく確保できる。
この構成によれば、エアクリーナーケースの上面部を利用して、簡単な構造でバッテリーを支持できる。
この構成によれば、車体フレームの内側の内部空間を利用して、バッテリー、燃料タンク、及びエアクリーナーケースをコンパクトに配置できるとともに、車体フレームによって、バッテリー、燃料タンク、及びエアクリーナーケースを保護できる。また、バッテリー、燃料タンク、及びエアクリーナーケースを車体フレームによって隠すことができ、鞍乗り型車両の外観性が良い。
この構成によれば、後輪を上方から覆う後上がりの後壁に沿って燃料タンクを後上がりに傾斜して設けることで、燃料タンクを車体フレームの内部にコンパクトに配置できる。エアクリーナーケースを、燃料タンクの上面部に沿って後上がりに傾斜して設けることで、エアクリーナーケースをコンパクトに配置できる。後上がりに傾斜するエアクリーナーケースの前部の上方の空間を利用して、バッテリーをコンパクトに配置できる。
さらに、上述の構成において、バッテリーは、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で燃料タンクに重なる。
この構成によれば、バッテリー、エアクリーナーケース、及び燃料タンクを、車両前後方向及び上下方向にコンパクトに配置できる。
自動二輪車1は、車体フレーム10(車体)と、車体フレーム10に支持されるエンジン11と、前輪2を操舵自在に支持するフロントフォーク12と、後輪3を支持するスイングアーム13と、乗員用のシート14とを備える車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両である。シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
図1及び図2を参照し、車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から自動二輪車1の後部まで後方に延出するメインフレーム16と、メインフレーム16の後部から下方に延出するピボットフレーム17とを備える。
シートフレーム部19は、後方延出部18よりも上下の長さが大きく、後方延出部18に対し下方に膨出する。
ピボットフレーム17は、シートフレーム部19の下端から下方に延出する。シート14は、シートフレーム部19に支持される。シート14は、シートフレーム部19の上面を上方から覆う。
フロントフォーク12の上端部には、操舵用のハンドル21が取り付けられる。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに支持される。
スイングアーム13の後部とシートフレーム部19の後部との間には、リアクション23が掛け渡される。
エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸30を収納するクランクケース31と、クランクケース31の前面から前方に延出するシリンダー部32とを備える内燃機関である。
エンジン11は、シリンダー部32の軸線32aが車両側面視で略水平に車両前後方向に延びる水平エンジンである。
クランク軸30に接続されるピストン(不図示)は、軸線32aに沿ってシリンダー部32内を前後に往復運動する。
エンジン11の排気管35は、シリンダー部32の下面に設けられる排気ポートから後方に延びる。排気管35の後端には、マフラー36が接続される。
燃料タンク41は、エアクリーナーケース38の下方に配置される。
自動二輪車1の各部に電力を供給するバッテリー42は、エアクリーナーケース38に支持される。
部品や物品を収納可能な収納ボックス45は、シートフレーム部19の外側面に取り付けられる。
ヘッドライト46は、ヘッドパイプ15の前方に配置される。フロントフェンダー47は、フロントフォーク12に取り付けられる。
後輪3を上方から覆うリアフェンダー48は、シートフレーム部19に取り付けられる。
図2~図4を参照し、メインフレーム16は、複数の板部材を結合して中空のケース状に形成されている。
詳細には、メインフレーム16は、メインフレーム16の左側の側面部を構成する左側板部材51(板部材)と、メインフレーム16の右側の側面部を構成する右側板部材52(板部材)とを備える。
左側板部材51と右側板部材52とは、略左右対称に設けられる。
また、メインフレーム16は、メインフレーム16の前部の下面部を構成する下側板部材53と、メインフレーム16の後面部を構成する後側板部材54(後壁)と、メインフレーム16の後面部の上部を構成する第2の後面板部材55とを備える。
後方延出部18の前端の開口は、ヘッドパイプ15の後面によって閉じられる。
後側板部材54は、車両側面視で、後上がりに傾斜している。
シートフレーム部19の内側には、左側板部材51、右側板部材52、後側板部材54、及び第2の後面板部材55によって囲まれる内部空間57が形成される。内部空間57は、開口部56から上方に露出する。
左側板部材51及び右側板部材52は、内部空間57を車幅方向に区画する側壁である。後側板部材54は、内部空間57を後方から覆う後壁である。
後端部19aは、左側板部材51の後端部、右側板部材52の後端部、後側板部材54の後端部、及び第2の後面板部材55によって構成される。シートフレーム部19の後端部19aは、第2の後面板部材55によって閉じられおり、後方に開口していない。
クランクケース31(図5)の上部は、エンジンハンガー部60に締結される。
前壁部53bは、車両前方側に面する壁部であり、左右のエンジンハンガー部60の前縁を車幅方向に互いに接続する。
前壁部53bには、前壁部53bを車両前後方向に貫通する外気取り込み口61が設けられる。外気取り込み口61は、前壁部53bを、前壁部53bの下縁から上方に切り欠くようにして設けられる開口である。外気取り込み口61は、車両前方に向けて開口する。
ピボットフレーム17は、左側の側壁部17aの上縁が、シートフレーム部19における左側板部材51の下縁の後部に結合され、右側の側壁部17aの上縁が、シートフレーム部19における右側板部材52の下縁の後部に結合される。
壁部17bは、車両側面視で、後上がりに傾斜している。シートフレーム部19の後面を構成する後側板部材54は、壁部17bの上端に連続して後上がりに上方に延びる。
平面視では、壁部17bは、開放部63の後部を下方から覆う。
クランクケース31(図5)の後部の上部及び下部は、左右の側壁部17aに締結される。
図1~図5を参照し、エアクリーナーケース38、燃料タンク41、及びバッテリー42は、シートフレーム部19内の内部空間57に収納される。
シート14は、シート14の前端部のヒンジ部を中心に上下に回動可能に設けられる。
燃料タンク41は、車両側面視において、エンジン11のクランクケース31の後上方で、後上がりの姿勢で配置される。このため、車両側面視で、燃料タンク41の前端部41aは、燃料タンク41の後端部41bよりも下方に位置する。また、燃料タンク41の燃料は、燃料が減少すると、エンジン11に近いとともに位置が低い前端部41a側に集まる。このため、自動二輪車1のマスの集中化を図ることができるとともに、自動二輪車の重心を低くできる。
詳細には、燃料タンク41は、下半体65の上縁に設けられる下側フランジ部と、上半体66の下縁に設けられる上側フランジ部とが合わさったフランジ部67を備える。下半体65と上半体66とはフランジ部67で溶接されて一体化される。
フランジ部67は、燃料タンク41の外周面から突出する板状部であり、燃料タンク41の外周面を一周するように設けられる。
車両側面視では、フランジ部67において燃料タンク41の左右の側面に位置する部分は、後上がりの姿勢で直線状に延びる。
上面部41cの後部には、給油口41dが設けられる。給油口41dは、上面部41cから上方に突出する筒状部である。給油口41dの上端の開口は、キャップ41eで塞がれる。
上面部41cの前部には、燃料ポンプ41fが取り付けられる。燃料ポンプ41fは、燃料タンク41内の燃料を、燃料ホース(不図示)を介してシリンダー部32に供給する。
図5~図8を参照し、エアクリーナーケース38は、車両側面視で前後に長い箱状である。
エアクリーナーケース38は、燃料タンク41に隣接して、燃料タンク41の前上方に配置される。
詳細には、エアクリーナーケース38は、車両側面視で、エアクリーナーケース38の下面部38cが燃料タンク41の上面部41cに沿うように、後上がりの姿勢で配置される。
ケース本体部70は、車両側面視で後上がりに配置される箱状である。ケース本体部70の上面の後部には、上方に開口するケース開口部70aが設けられる。
蓋部71は、蓋部71の下面の略全体が開口する箱状である。蓋部71は、ケース本体部70の上面の後部に取り付けられて、ケース開口部70aを覆う。
吸気ダクト73における吸気の流れの下流端は、蓋部71の後面部71aに接続される。
吸気ダクト73は、車両前後方向に延びる筒状である。吸気ダクト73の後端の開口は、吸気の入口となる吸気口73aである。吸気口73aは、吸気ダクト73における吸気の流れの上流端である。
ダーティーサイド38dは、フィルター72の上方で蓋部71内の空間である。吸気ダクト73は、ダーティーサイド38dに連通する。
クリーンサイド38eは、フィルター72の下方でケース本体部70内の空間である。
外気は、吸気口73aから吸気ダクト73に吸い込まれ、ダーティーサイド38dに流入する。ダーティーサイド38dの吸気(外気)は、フィルター72を通過して浄化された後、クリーンサイド38eに流れ、コネクティングチューブ40を通ってスロットル装置39に流れる。
図1及び図5を参照し、スロットル装置39には、保護カバー49が取り付けられる。保護カバー49は、スロットル装置39を、前方、左右の両側方、及び上方から覆うケース状に形成される。保護カバー49の左右の側面には、保護カバー49の内側に風を通す通気口49aが設けられる。
詳細には、エアクリーナーケース38の後部の上面部は、蓋部71の上面部であり、エアクリーナーケース38の前部の上面部は、ケース本体部70の上面部である。
バッテリー収納部74は、バッテリー42の前面に当接する前壁部74bと、バッテリー42を左右の側方からそれぞれ覆う左右一対の側壁部74cとを備える。
バッテリー42がバッテリー収納部74に収納された状態では、バッテリー42の上端と蓋部71の上面部とは略同一の高さ位置にある。
エアクリーナーケース38は、車両前後方向において、バッテリー42と燃料タンク41との間に位置する。また、エアクリーナーケース38は、上下方向において、バッテリー42と燃料タンク41との間に位置する。
燃料タンク41は、エアクリーナーケース38の後下方に位置し、車両側面視で、前部が車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケース38に重なる。
バッテリー42及び燃料タンク41は、車両側面視で、水平線L1、水平線L2、鉛直線L3、及び鉛直線L4によって囲まれる矩形の領域75内に位置している。
すなわち、バッテリー42及び燃料タンク41は、後上がりに配置されたエアクリーナーケース38の前上方及び後下方のスペースを利用してコンパクトに配置される。
また、図6には、バッテリー42の後端を通る鉛直線L5と、バッテリー42の下端を通る水平線L6とが図示される。車両側面視で、鉛直線L5は燃料タンク41の前部に重なり、水平線L6は燃料タンク41の上部に重なる。
すなわち、バッテリー42は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で燃料タンク41に重なる。このため、バッテリー42、エアクリーナーケース38、及び燃料タンク41を、車両前後方向及び上下方向にコンパクトに配置できる。
バッテリー42及び燃料タンク41は、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケース38に重なるため、バッテリー42、エアクリーナーケース38、及び燃料タンク41をコンパクトに配置できる。
図8及び図9を参照し、自動二輪車1は、エアクリーナーケース38を上方から覆う前側カバー77と、前側カバー77の後方で燃料タンク41を上方から覆うタンクカバー78(カバー)とを備える。
前側カバー77及びタンクカバー78は、シートフレーム部19の上面の開口部56に配置され、開口部56を塞ぐ。
シート14は、前側カバー77、タンクカバー78、及び開口部56を上方から覆う。
図9のようにシート14を上方に回動させて開いた状態では、前側カバー77及びタンクカバー78は、上方に露出する。
図8~図11を参照し、シートフレーム部19の内部空間57には、車体フレーム10の左側板部材51と右側板部材52とによって車幅方向に囲まれるとともに、燃料タンク41の上面部41cとタンクカバー78とによって上下に囲まれる空間80が形成される。
また、空間80は、蓋部71の後面部71aと車体フレーム10の後端部の後壁部55aとによって前後に囲まれる。
空間80は、シートフレーム部19の上面の開口部56の下方に位置し、上面視で、開口部56に重なる。
前側カバー77は、タンクカバー78に対し取り外し可能であり、前側カバー77を設けない構成とすることもできる。この場合、車両前方からの空気(外気)を、エアクリーナーケース38の上面とタンクカバー78との間の隙間から空間80にスムーズに流し、空間80に空気を溜めることができる。
吸気ダクト73は、空間80に配置される。吸気ダクト73は、蓋部71の後面部71aから車幅方向外側且つ後方に延出する。吸気ダクト73の吸気口73aは、空間80内で後方に向けて開口する。
吸気口73aは、車幅方向では、左側板部材51と給油口41dとの間に位置する。
吸気口73aは、上下方向では、燃料タンク41の上面部41cとタンクカバー78との間に位置する。
吸気口73aは、前後方向では、蓋部71の後面部71aと後壁部55aとの間に位置する。吸気口73aは、燃料タンク41の上面部41cの後端41gよりも前方に位置する。
ガイド部78bは、図11のように吸気ダクト73の軸方向に見ると、吸気ダクト73の外周に沿うように上方に膨出する円弧状である。
図8及び図9に示すように、ガイド部78bは、吸気口73aよりもさらに上流側の後方に延びる。ガイド部78bは、タンクカバー78の前縁から、タンクカバー78の後部の左側縁まで連続する。
ケース本体部70に対し締結されている蓋部71は、締結を解除することでケース本体部70から取り外される。蓋部71が取り外されると、フィルター72が露出する。このため、フィルター72のメンテナンスが容易である。
スロットル装置39は、車両側面視で、メインフレーム16の後方延出部18とエンジン11のシリンダー部32とで上下に挟まれた空間に配置される。
外気取り込み口61から前方に延びるコネクティングチューブ40は、エンジン11の上面と後方延出部18の下面との間を前下がりに延びて、スロットル装置39に接続される。
図4及び図5を参照し、スロットル装置39は、車両上下方向で、外気取り込み口61の上縁部61aよりも下方に配置される。このため、外気Wは、車両上下方向でスロットル装置39と外気取り込み口61の上縁部61aとの間をスムーズに流れて内部空間57に流入する。
空間80は、左側板部材51、右側板部材52、燃料タンク41の上面部41c、タンクカバー78、蓋部71の後面部71a、及び車体フレーム10の後端部19aによって囲まれているため、外気Wが溜まり易い。このため、エアクリーナーケース38は、空間80に安定して溜まる外気Wを吸気ダクト73の吸気口73aから吸い込むことができ、吸気効率が良い。
内部空間57を流れる外気Wの一部は、燃料タンク41のフランジ部67にガイドされて後上方に流れ、空間80に流入する。このため、空間80に外気Wを溜め易い。
空間80に流入した外気Wの一部は、吸気口73aの後方のガイド部78bにガイドされて吸気口73aに流れる。このため、外気Wを効率良く吸気口73aに流すことができる。
また、内部空間57では、後側板部材54が車両側面視で後上がりに傾斜しているとともにタンクカバー78が略水平であるため、内部空間57の上下の幅は、後方に向かうに従って小さくなる。このため、内部空間57の後部に位置する空間80に外気Wが溜まり易い。
この構成によれば、外気取り込み口61から流入する外気Wは、車体フレーム10の内側の空間80に溜まり、この溜まった外気Wを吸気ダクト73が吸い込むため、吸気装置37は安定した吸気を行うことができる。さらに、外気取り込み口61が、シリンダー部32の軸線32aが略水平に車両前後方向に延びるエンジン11の上方に位置するため、エンジン11が外気取り込み口61に流れる外気Wの妨げになることを抑制できる。このため、吸気装置37の吸気効率を向上させてエンジン11の出力を増加させることができる。
この構成によれば、外気Wは、空間80の前方の外気取り込み口61から空間80に入り、後方に開口する吸気口73aから吸気ダクト73に吸い込まれる。
このため、外気取り込み口61から吸気口73aまでの吸気の経路が長くなり、塵埃が吸気口73aに入り難くなる。
また、燃料タンク41と、燃料タンク41を上方から覆うタンクカバー78とが設けられ、空間80は、燃料タンク41とタンクカバー78とで挟まれた空間である。
この構成によれば、燃料タンク41とタンクカバー78とを利用して、簡単な構造で空間80を設けることができる。
この構成によれば、吸気ダクト73の上流端の吸気口73aよりもさらに上流側に延出するタンクカバー78のガイド部78bによって、吸気を吸気口73aに導くことができる。このため、吸気装置37の吸気効率が良い。
また、車体は、エンジン11を支持する車体フレーム10であり、空間80は、車体フレーム10を構成する板部材である左側板部材51及び右側板部材52で囲まれた空間である。
この構成によれば、車体フレーム10を構成する左側板部材51及び右側板部材52を利用して、簡単な構造で空間80を設けることができる。
この構成によれば、車体フレーム10の上面の開口部56から空間80にアクセスでき、吸気装置37のメンテナンス性が良い。
また、開口部56は、乗員用のシート14によって上方から覆われる。
この構成によれば、車体フレーム10の上面の開口部56がシート14によって覆われるため、空間80に外気Wを溜めることができ、吸気効率が良い。必要に応じてシート14を開口部56から離間させることで、開口部56から空間80にアクセスでき、吸気装置37のメンテナンス性が良い。
この構成によれば、車体フレーム10内の内部空間57を利用してエアクリーナーケース38を配置できる。また、開口部56からエアクリーナーケース38にアクセスでき、メンテナンス性が良い。さらに、エアクリーナーケース38を前端部38aが後端部38bよりも下方に位置するように配置することで、エアクリーナーケース38の容量を大きく確保できる。
さらに、エアクリーナーケース38の上面部には、バッテリー42を収納するバッテリー収納部74が設けられる。
この構成によれば、エアクリーナーケース38の上面部を利用して、簡単な構造でバッテリー42を収納できる。
この構成によれば、コネクティングチューブ40を前方に通す開口を利用して外気取り込み口61を簡単な構造で設けることができる。また、スロットル装置39は外気取り込み口61の上縁部61aよりも下方に配置されるため、上下方向において外気Wは外気取り込み口61の上縁部61aとスロットル装置39との間をスムーズに流れることができる。このため、外気Wを外気取り込み口61から空間80に効率良く流すことができ、吸気効率が良い。
この構成によれば、空間80が車体フレーム10の後端部19aによって閉じられるため、外気Wを空間80に効率良く溜めることができる。このため、吸気装置37の吸気効率が良い。
また、エンジン11は、クランクケース31と、クランクケース31の前面から前方に延出するシリンダー部32とを備え、外気取り込み口61は、車体フレーム10に設けられる開口であって、車両前方に向けて開口し、平面視で、クランクケース31は、外気取り込み口61に下方から重なる。
この構成によれば、シリンダー部32及びクランクケース31に沿うように流れる外気Wを外気取り込み口61から取り込むことができ、吸気効率が良い。
この構成によれば、バッテリー42と燃料タンク41との間に挟まれるエアクリーナーケース38を緩衝材として利用でき、自動二輪車1が外部から衝撃を受けた際に、バッテリー42と燃料タンク41との接触を回避できる。また、バッテリー42及び燃料タンク41は、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向でエアクリーナーケース38に重なるため、バッテリー42、エアクリーナーケース38、及び燃料タンク41をコンパクトに設けることができる。
この構成によれば、燃料搭載によって重量物となる燃料タンク41が、バッテリー42及びエアクリーナーケース38よりも下方に配置されるため、自動二輪車1の重心位置を低くできる。
また、燃料タンク41から燃料を供給されるエンジン11を備え、燃料タンク41は、エンジン11の後方且つ上方に配置され、燃料タンク41の前端部41aは、燃料タンク41の後端部41bよりも下方に位置する。
この構成によれば、燃料タンク41の重心をエンジン11の近くに位置させることができ、マスの集中化を図ることができる。
この構成によれば、エアクリーナーケース38の下面部38cが燃料タンク41の上面部41cに沿うため、エアクリーナーケース38によって燃料タンク41を効果的に保護できる。また、エアクリーナーケース38を前端部38aが後端部38bよりも下方に位置するように配置することで、エアクリーナーケース38の容量を大きく確保できる。
また、バッテリー42は、エアクリーナーケース38の上面部に固定される。
この構成によれば、エアクリーナーケース38の上面部を利用して、簡単な構造でバッテリー42を支持できる。
この構成によれば、車体フレーム10の内部空間57を利用して、バッテリー42、燃料タンク41、及びエアクリーナーケース38をコンパクトに配置できるとともに、車体フレーム10によって、バッテリー42、燃料タンク41、及びエアクリーナーケース38を保護できる。また、バッテリー42、燃料タンク41、及びエアクリーナーケース38を車体フレーム10によって隠すことができ、自動二輪車1の外観性が良い。
また、車体フレーム10は、内部空間57を車幅方向に区画する左右一対の側壁である左側板部材51及び右側板部材52と、内部空間57を後方から覆う後壁である後側板部材54とを少なくとも備え、後側板部材54は後輪3を上方から覆う壁部であって、車両側面視で後上がりに傾斜し、燃料タンク41は、車両側面視で、後側板部材54に沿って後上がりに傾斜して設けられ、エアクリーナーケース38は、車両側面視で、燃料タンク41の上面部41cに沿って後上がりに傾斜して設けられ、バッテリー42は、エアクリーナーケース38の前部の上方に配置される。
この構成によれば、後輪3を上方から覆う後上がりの後側板部材54に沿って燃料タンク41を後上がりに傾斜して設けることで、燃料タンク41を車体フレーム10の内部にコンパクトに配置できる。エアクリーナーケース38を、燃料タンク41の上面部41cに沿って後上がりに傾斜して設けることで、エアクリーナーケース38をコンパクトに配置できる。後上がりに傾斜するエアクリーナーケース38の前部の上方の空間を利用して、バッテリー42をコンパクトに配置できる。
さらに、バッテリー42は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で燃料タンク41に重なる。
この構成によれば、バッテリー42、エアクリーナーケース38、及び燃料タンク41を、車両前後方向及び上下方向にコンパクトに配置できる。
上記実施の形態では、吸気口73aが配置される空間80は、車体フレーム10の内側の空間であるが、本発明はこれに限定されない。空間80は、例えば、車体としての車体カバーの内側の空間であっても良い。
また、上記実施の形態では、外気取り込み口61は、車体フレーム10に設けられる開口であるが、これに限らず、外気取り込み口61は、例えば、車体カバーに設けられる開口であっても良い。
上記実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
3 後輪
10 車体フレーム
11 エンジン
38 エアクリーナーケース
38a 前端部
38b 後端部
38c 下面部
41 燃料タンク
41a 前端部
41b 後端部
41c 上面部
42 バッテリー
51 左側板部材(側壁)
52 右側板部材(側壁)
54 後側板部材(後壁)
57 内部空間
Claims (8)
- バッテリー(42)と、燃料タンク(41)と、吸気を浄化するエアクリーナーケース(38)とを備える鞍乗り型車両において、
前記エアクリーナーケース(38)は、車両側面視で、前記バッテリー(42)と前記燃料タンク(41)との間に挟まれて配置され、
前記バッテリー(42)は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記エアクリーナーケース(38)に重なり、
前記燃料タンク(41)は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記エアクリーナーケース(38)に重なり、
前記燃料タンク(41)から燃料を供給されるエンジン(11)を備え、
前記燃料タンク(41)は、前記エンジン(11)の後方に配置されるとともに、上下方向で、前記バッテリー(42)及び前記エアクリーナーケース(38)よりも下方に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記燃料タンク(41)から燃料を供給されるエンジン(11)を備え、
前記燃料タンク(41)は、前記エンジン(11)の後方且つ上方に配置され、
前記燃料タンク(41)の前端部(41a)は、前記燃料タンク(41)の後端部(41b)よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。 - 前記エアクリーナーケース(38)の下面部(38c)は、前記燃料タンク(38)の上面部(41c)に沿って配置され、
前記エアクリーナーケース(38)の前端部(38a)は、前記エアクリーナーケース(38)の後端部(38b)よりも下方に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。 - 前記バッテリー(42)は、前記エアクリーナーケース(38)の上面部に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
- 前記燃料タンク(41)は、中空に形成された車体フレーム(10)に支持され、
前記バッテリー(42)、前記燃料タンク(41)、及び前記エアクリーナーケース(38)は、前記車体フレーム(10)の内側の内部空間(57)に収納されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。 - 前記車体フレーム(10)は、前記内部空間(57)を車幅方向に区画する左右一対の側壁(51,52)と、前記内部空間(57)を後方から覆う後壁(54)とを少なくとも備え、
前記後壁(54)は後輪(3)を上方から覆う壁部であって、車両側面視で後上がりに傾斜し、
前記燃料タンク(41)は、車両側面視で、前記後壁(54)に沿って後上がりに傾斜して設けられ、
前記エアクリーナーケース(38)は、車両側面視で、前記燃料タンク(41)の上面部(41c)に沿って後上がりに傾斜して設けられ、
前記バッテリー(42)は、前記エアクリーナーケース(38)の前部の上方に配置されることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。 - 前記バッテリー(42)は、車両側面視で、少なくとも一部が車両前後方向及び上下方向で前記燃料タンク(41)に重なることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
- (削除)
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