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JP7491466B2 - 心拍検出方法および心拍検出装置 - Google Patents
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JP7491466B2 - 心拍検出方法および心拍検出装置 - Google Patents

心拍検出方法および心拍検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、心電図波形から心拍(R波)を検出するための心拍検出方法および心拍検出装置に関するものである。
ECG(Electrocardiogram、心電図)波形は、心臓の電気的な活動を観測したもので、連続した心拍の波形からなる。1つの心拍波形は、それぞれ心房や心室の活動を反映したP波、Q波、R波、S波、T波等の成分からなっている。そのうち、心室の収縮に伴うものがR波であり、振幅も大きいため、心拍の検出はR波に基づいて行われることが多い。
ECG波形から心拍(R波)を検出する方法としては、時系列におけるピークを検出する方法が簡便である。すなわちデータの時系列に対してある閾値を設定し、ECG波形が閾値を超えたときにR波と判定する。
図5は従来の心拍検出方法を説明するフローチャートである。心拍検出装置は、ECG波形の値が入力されると(図5ステップS100)、そのECG波形値と以前のECG波形値とに基づいて指標値を算出する(図5ステップS101)。次に、心拍検出装置は、指標値と閾値とを比較し(図5ステップS102)、指標値が閾値を超えているときに心拍と判定し(図5ステップS103)、指標値が閾値以下のときには心拍と判定しない。そして、心拍検出装置は、指標値と以前の指標値とを用いて閾値を更新する(図5ステップS104)。閾値を適応的に更新することで、被験者への電極の装着状態などによる信号レベルの変化を反映した心拍検出を行うことができる。
このような従来の心拍検出方法として、特許文献1に開示された方法がある。特許文献1に開示された方法では、指標値が、ECG波形に由来するものとして尤もらしくない大きさの場合に、指標値を閾値に反映させないようにしている。これにより、ECG波形に混入した大きなノイズにより閾値が跳ね上がることを防ぐことができ、正確に心拍検出を行えるという利点がある。
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、振幅が小さくR波としては不適当と考えられるような波形を、R波と誤って認識してしまう可能性があった。
特許第6652655号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、振幅の小さすぎるピークを誤って心拍と認識することのない心拍検出方法および心拍検出装置を提供することを目的とする。
本発明の心拍検出方法は、生体の心電図波形のサンプリングデータ列から指標値をサンプリング時刻ごとに算出する第1のステップと、心拍検出のための閾値と生体の心電図波形に由来する前記閾値として尤もらしい範囲の下限値とを比較する第2のステップと、前記第2のステップで前記閾値を前記下限値以上と判定し、前記閾値を超える前記指標値のピークを検出したときに、このピークのサンプリング時刻を心拍時刻とする第3のステップとを含み、前記第2のステップで前記閾値を前記下限値未満と判定した場合に、前記閾値と前記指標値との比較による心拍検出をしないことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出装置は、生体の心電図波形のサンプリングデータ列から指標値をサンプリング時刻ごとに算出するように構成された指標値算出部と、心拍検出のための閾値と生体の心電図波形に由来する前記閾値として尤もらしい範囲の下限値とを比較するように構成された閾値判定部と、前記閾値判定部によって前記閾値が前記下限値以上と判定され、前記閾値を超える前記指標値のピークを検出したときに、このピークのサンプリング時刻を心拍時刻とするように構成された心拍時刻決定部とを備え、前記心拍時刻決定部は、前記閾値が前記下限値未満と判定された場合に、前記閾値と前記指標値との比較による心拍検出をしないことを特徴とするものである。
本発明によれば、閾値が下限値未満の場合には、指標値が閾値を超えていても心拍を検出しないようにするので、振幅の小さすぎる指標値のピークを除外することができ、正確に心拍検出を行うことができる。
図1は、本発明の実施例に係る心拍検出装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施例に係る心拍検出方法を説明するフローチャートである。 図3は、本発明の実施例に係る心拍検出装置の閾値設定部の動作を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の実施例に係る心拍検出装置を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 図5は、従来の心拍検出方法を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係る心拍検出装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の実施例に係る心拍検出方法を説明するフローチャートである。心拍検出装置は、ECG波形のサンプリングデータ列を出力する心電計1と、ECG波形のサンプリングデータ列とサンプリング時刻の情報とを記憶する記憶部2と、ECG波形のサンプリングデータ列からサンプリングデータの時間差分の正負反転値をサンプリング時刻ごとに算出する正負反転値算出部3と、処理対象のサンプリング時刻よりも前の一定の時間範囲の正負反転値と処理対象のサンプリング時刻よりも後の一定の時間範囲の正負反転値のうちの最大値をサンプリング時刻ごとに検出する最大値検出部4と、処理対象のサンプリング時刻の正負反転値から最大値を引いた指標値をサンプリング時刻ごとに算出する指標値算出部5と、心拍検出のための閾値と生体のECG波形に由来する閾値として尤もらしい範囲の下限値とを比較する閾値判定部6と、閾値が下限値以上と判定され、閾値を超える指標値のピークを検出したときにピークのサンプリング時刻を心拍時刻とする心拍時刻決定部7と、現在の閾値を超える指標値のピークに基づいて閾値を更新する閾値設定部8とを備えている。
最大値検出部4は、正負反転値算出部3によって算出された時間差分正負反転値を入力とするFIFOバッファ(First In,First Out)40と、FIFOバッファ40の出力値を入力とするFIFOバッファ41と、FIFOバッファ41の出力値を入力とするFIFOバッファ42と、FIFOバッファ40に格納された時間差分正負反転値およびFIFOバッファ42に格納された時間差分正負反転値のうちの最大値をサンプリング時刻ごとに検出する検出処理部43とから構成される。
指標値算出部5は、正負反転値算出部3によって算出された時間差分正負反転値を入力とするFIFOバッファ50と、FIFOバッファ50の出力値から、最大値検出部4によって検出された最大値を引いた指標値をサンプリング時刻ごとに算出する減算処理部51とから構成される。
以下、本実施例の心拍検出方法を説明する。ここでは、1つの心拍を検出し、その心拍時刻を得るまでの手順を説明する。このような心拍時刻の算出をECG波形データの期間にわたって繰り返すことによって、心拍時刻の時系列データが得られる。
本実施例では、ECG波形をサンプリングしたデータ列をD(i)とする。i(i=1,2,…)は1サンプリングのデータに付与される番号である。番号iが大きくなる程、サンプリング時刻が後になることは言うまでもない。
心電計1は、図示しない生体(人体)のECG波形を測定し、ECG波形のサンプリングデータ列D(i)を出力する。このとき、心電計1は、各サンプリングデータにサンプリング時刻の情報を付加して出力する。なお、ECG波形の具体的な測定方法は周知の技術であるので、詳細な説明は省略する。
記憶部2は、心電計1から出力されたECG波形のサンプリングデータ列D(i)とサンプリング時刻の情報とを記憶する。
正負反転値算出部3は、サンプリングデータD(i)の時間差分正負反転値Y(i)を算出するため、サンプリングデータD(i)の1サンプリング後のデータD(i+1)と1サンプリング前のデータD(i-1)とを記憶部2から取得する(図2ステップS1)。そして、正負反転値算出部3は、サンプリングデータD(i)の時間差分正負反転値Y(i)を次式のようにサンプリング時刻ごとに算出する(図2ステップS2)。
Y(i)=-{D(i+1)-D(i-1)} ・・・(1)
正負反転値算出部3は、算出した時間差分正負反転値Y(i)をサンプリング時刻ごとにFIFOバッファ50に入力する(図2ステップS3)。入力された値は、FIFOバッファ50内に保持され、FIFOバッファ50の大きさに相当する時間(時間差分正負反転値がFIFOバッファ50に入力されてから出力されるまでの遅延時間)の後、減算処理に用いられることになる。
また、正負反転値算出部3は、算出した時間差分正負反転値Y(i)をサンプリング時刻ごとにFIFOバッファ40に入力する(図2ステップS4)。FIFOバッファ40の出力はFIFOバッファ41に入力され(図2ステップS5)、FIFOバッファ41の出力はFIFOバッファ42に入力される(図2ステップS6)。FIFOバッファ40~42は、一定の時間範囲での時間差分正負反転値の最大値を求めるためのものである。
FIFOバッファ41の長さに相当する時間間隔L3(時間差分正負反転値がFIFOバッファ41に入力されてから出力されるまでの遅延時間)は、R波由来のピークの幅(概ね10ms程度である)に対して十分広くしておく必要があり、50ms程度が好ましい。また、FIFOバッファ40の長さに相当する時間間隔L2(時間差分正負反転値がFIFOバッファ40に入力されてから出力されるまでの遅延時間)、およびFIFOバッファ42の長さに相当する時間間隔L4(時間差分正負反転値がFIFOバッファ42に入力されてから出力されるまでの遅延時間で、L2=L4)は、100ms程度が適当である。また、FIFOバッファ50の長さに相当する時間間隔L1は、L1=L2+L3/2とすればよい。したがって、上記の数値例で言えば、L1は125msとなる。L1=L2+L3/2かつL2=L4とすることにより、FIFOバッファ50の出力値aの時刻(処理対象のサンプリング時刻)に対して、-(L2+L3/2)~-(L3/2)の範囲と(L3/2)~(L2+L3/2)の範囲について最大値Mを求めることができ、出力値aから最大値Mを減算することが可能となる。
検出処理部43は、FIFOバッファ40に格納された時間差分正負反転値およびFIFOバッファ42に格納された時間差分正負反転値のうちの最大値Mをサンプリング時刻ごとに検出する(図2ステップS7)。
減算処理部51は、FIFOバッファ50の出力値aから最大値Mを引いた指標値b=a-Mをサンプリング時刻ごとに算出する(図2ステップS8)。
次に、閾値判定部6は、心拍検出のための現在の閾値Thと生体のECG波形に由来する閾値Thとして尤もらしい範囲の下限値Thminとを比較する(図2ステップS9)。生体のECG波形に由来する閾値Thとして尤もらしい範囲は、過去の測定結果に基づいて決定することができる。閾値Thの初期値は、閾値Thとして尤もらしい範囲の中で任意の値を予め設定しておけばよい。
心拍時刻決定部7は、閾値判定部6によって現在の閾値Thが下限値Thmin以上と判定され(ステップS9においてYES)、閾値Thを超える指標値b(i)のピークを検出したときに(図2ステップS10においてYES)、このピークのサンプリング時刻を心拍時刻とする(図2ステップS11)。
指標値b(i)のサンプリング時刻とは、指標値b(i)の基となった時間差分正負反転値Y(i)のサンプリング時刻(データD(i)のサンプリング時刻)のことを言う。指標値b(i)のサンプリング時刻は、記憶部2から取得することが可能である。
また、心拍時刻決定部7は、閾値判定部6が現在の閾値Thを下限値Thmin未満と判定した場合(ステップS9においてNO)、または閾値Thを超える指標値b(i)のピークを検出できていない場合には(ステップS10においてNO)、心拍(R波)と判定せず、心拍時刻を決定しない。
次に、閾値設定部8は、現在の閾値Thを超える指標値b(i)のピークに基づいて閾値Thを更新する(図2ステップS12)。図3は閾値設定部8の動作(ステップS12)を説明するフローチャートである。
まず、閾値設定部8は、現在の閾値Thを超える指標値b(i)のピークを検出できたかどうかを判定し(図3ステップS20)、所定個数V(本実施例ではV=5個)以上のピークを連続して検出できた場合には(図3ステップS21においてYES)、これらのピークのうち最新の所定個数Vのピークの平均値baveを求め、この平均値baveに所定の係数α(例えばα=0.4)を乗じた値を閾値の候補Thcとする(図3ステップS22)。
Thc=α×bave ・・・(2)
閾値設定部8は、算出した閾値の候補Thcを、生体のECG波形の時間差分正負反転値として尤もらしいと言える差分限界値と現在の閾値Thとに基づく閾値限界値Lと比較し、閾値の候補Thcが閾値限界値Lを上回るときは閾値Thを更新せず(図3ステップS23においてYES)、閾値の候補Thcが閾値限界値L以下のときは(ステップS23においてNO)、候補Thcを新たな閾値Thとする(図3ステップS24)。閾値限界値Lについては後述する。
閾値設定部8は以上のような処理をサンプリング時刻ごとに行う。閾値Thを超える指標値b(i)のピークが継続して検出される場合には、ステップS22の処理が繰り返し実行されることにより、閾値の候補Thcが逐次算出され、閾値の候補Thcが閾値限界値L以下であれば、閾値Thが更新されることになる。
ここで、閾値設定部8は、閾値Thを超える指標値b(i)のピークを3秒間検出できなかった場合(図3ステップS25においてYES)、ピーク探索の動作をリセットし、閾値Thの設定をやり直す(図3ステップS26)。具体的には、閾値設定部8は、ピーク探索の動作をリセットした時点から2秒間の期間における指標値b(i)のデータを用いて、その最大値bmaxを求め、最大値bmaxに所定の係数β(例えばβ=0.4)を乗じた値を新たな閾値Thとする。
Th=β×bmax ・・・(3)
こうして、本実施例では、図2のステップS1~S12の処理をサンプリング時刻ごとに繰り返すことで、心拍時刻の時系列データが得られる。
ここで、生体(人体)のECG波形の時間差分正負反転値は最大どれくらいになるのか、逆に言うと、どれくらいの値であれば人のECG波形の時間差分正負反転値として尤もらしくないか、について考える。QRS間隔(Q波の始まりからS波の終りまで)は、0.06~0.1sである。
R波の最高値からS波の最低値までの時間は、QRS間隔の1/4として、15~25ms程度と考えることができる。さらに、R波の最高値からS波の最低値の中でも、その中央付近が最も急峻に変化する。その時間範囲を、R波の最高値からS波の最低値までの概ね半分とすると、7.5~12.5ms程度と見積もれる。この時間内に、仮にQRS振幅に相当する心電位の変化があるとすると、その心電位の変化率は、最大で350μV/ms程度になると考えられる。この心電位の変化率を式(1)で求められる時間差分正負反転値に直すと、サンプリング間隔が1msの場合は700μVとなり、さらに余裕をみて1000μVと大きく丸める。
以上から、サンプリング間隔が1msの場合、時間差分正負反転値が1000μVを超えるものは、人のECG波形の時間差分正負反転値として尤もらしくないと言える。この目安は、サンプリング間隔が5msの場合には、5000μVとなる。すなわち、サンプリング間隔をdTとすれば、人のECG波形の時間差分正負反転値として尤もらしいと言える差分限界値Xは以下のように表現できる。
X=dT[ms]×1000[μV] ・・・(4)
指標値bは、R波由来のピークに対して、その周辺の時間領域の時間差分値のクリアランスの高さを表しており、ECG波形の時間差分正負反転値に大きなノイズが含まれていて、そのノイズが鋭い単峰性のピークを呈するときには、最悪の場合そのままの値が指標値bに反映される。
現在の閾値Thを超える所定個数V(本実施例ではV=5個)のピークの平均値baveに係数α=0.4を乗じた値を新たな閾値Th’とする場合、標準的な指標値bのピーク値をpとすると、正常時の更新後の閾値Th’は、およそTh’=p×α=p×0.4となる。ピーク値がXの異常ノイズが1回発生したとすると、次の閾値Th’は、(X-p)÷5×0.4=0.08X-0.2Th分上昇する。X=5000μVであれば、400-0.2Th[μV]となる。つまり、サンプリング間隔が5msの場合、現在の閾値Thに対する次の閾値Th’の上げ幅が400-0.2Th[μV]を上回るときは、ノイズの影響を受けている蓋然性が高い。
そこで、本実施例においては、現在の閾値Thに対して、ステップS22で算出する閾値の候補Thcが閾値限界値L=400+0.8Th[μV](=Th+400-0.2Th)を上回るときは(ステップS23においてYES)、閾値Thを更新しないようにすればよい。なお、閾値限界値Lの一般式は以下のようになる。
L=Th+(α/V)X-(1/V)Th ・・・(5)
上記のように、閾値Thは、検出すべきピークの値に1以下の係数αを乗じた値に基づいて設定される。閾値Thを適応的に更新する方法では、入力信号レベルが下がり、小さな振幅を持つ指標値bのピークが連続すると、閾値Thが低下する。閾値Thが人のECG波形に由来する閾値Thとして尤もらしくない程度に下がっている状況では、指標値bのピークがあったとしても、このピークがR波由来である蓋然性は低い。
閾値Thが下限値を下回らないように制限するという方法では、指標値bの小さい振幅のピークを検出しないようにできるものの、閾値Thを超える指標値bには反応してしまう。このため、ECG波形に加わったノイズ等に由来するような指標値bのピークでも心拍として検出してしまう。
一方、本実施例では、閾値Thが下限値Thmin未満の場合には、心拍判定(ステップS10)をしないので、ECG波形に加わったノイズ等を誤って心拍として検出することがなく、適切な心拍検出を実現することができる。
なお、図3で説明した閾値更新の方法は1例であって、別の方法で閾値を更新するようにしてもよい。
本実施例で説明した心拍検出装置の記憶部2と正負反転値算出部3と最大値検出部4と指標値算出部5と閾値判定部6と心拍時刻決定部7と閾値設定部8とは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このコンピュータの構成例を図4に示す。
コンピュータは、CPU200と、記憶装置201と、インタフェース装置(I/F)202とを備えている。I/F202には、心電計1などが接続される。本発明の心拍検出方法を実現させるためのプログラムは記憶装置201に格納される。CPU200は、記憶装置201に格納されたプログラムに従って本実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、生体の心拍を検出する技術に適用することができる。
1…心電計、2…記憶部、3…正負反転値算出部、4…最大値検出部、5…指標値算出部、6…閾値判定部、7…心拍時刻決定部、8…閾値設定部、40~42,50…FIFOバッファ、43…検出処理部、51…減算処理部。

Claims (6)

  1. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から指標値をサンプリング時刻ごとに算出する第1のステップと、
    心拍検出のための閾値と生体の心電図波形に由来する前記閾値として尤もらしい範囲の下限値とを比較する第2のステップと、
    前記第2のステップで前記閾値を前記下限値以上と判定し、前記閾値を超える前記指標値のピークを検出したときに、このピークのサンプリング時刻を心拍時刻とする第3のステップとを含み、
    前記第2のステップで前記閾値を前記下限値未満と判定した場合に、前記閾値と前記指標値との比較による心拍検出をしないことを特徴とする心拍検出方法。
  2. 請求項1記載の心拍検出方法において、
    前記心電図波形のサンプリングデータ列からサンプリングデータの時間差分の正負反転値をサンプリング時刻ごとに算出する第4のステップと、
    処理対象のサンプリング時刻よりも前の一定の時間範囲の前記正負反転値と前記処理対象のサンプリング時刻よりも後の一定の時間範囲の前記正負反転値のうちの最大値をサンプリング時刻ごとに検出する第5のステップとをさらに含み、
    前記第1のステップは、前記処理対象のサンプリング時刻の前記正負反転値から前記最大値を引いた減算値を前記指標値としてサンプリング時刻ごとに算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  3. 請求項1または2記載の心拍検出方法において、
    現在の閾値を超える前記指標値のピークに基づいて前記閾値を更新する第6のステップをさらに含むことを特徴とする心拍検出方法。
  4. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から指標値をサンプリング時刻ごとに算出するように構成された指標値算出部と、
    心拍検出のための閾値と生体の心電図波形に由来する前記閾値として尤もらしい範囲の下限値とを比較するように構成された閾値判定部と、
    前記閾値判定部によって前記閾値が前記下限値以上と判定され、前記閾値を超える前記指標値のピークを検出したときに、このピークのサンプリング時刻を心拍時刻とするように構成された心拍時刻決定部とを備え、
    前記心拍時刻決定部は、前記閾値が前記下限値未満と判定された場合に、前記閾値と前記指標値との比較による心拍検出をしないことを特徴とする心拍検出装置。
  5. 請求項4記載の心拍検出装置において、
    前記心電図波形のサンプリングデータ列からサンプリングデータの時間差分の正負反転値をサンプリング時刻ごとに算出するように構成された正負反転値算出部と、
    処理対象のサンプリング時刻よりも前の一定の時間範囲の前記正負反転値と前記処理対象のサンプリング時刻よりも後の一定の時間範囲の前記正負反転値のうちの最大値をサンプリング時刻ごとに検出するように構成された最大値検出部とをさらに備え、
    前記指標値算出部は、前記処理対象のサンプリング時刻の前記正負反転値から前記最大値を引いた減算値を前記指標値としてサンプリング時刻ごとに算出することを特徴とする心拍検出装置。
  6. 請求項4または5記載の心拍検出装置において、
    現在の閾値を超える前記指標値のピークに基づいて前記閾値を更新するように構成された閾値設定部をさらに備えることを特徴とする心拍検出装置。
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