JP7510123B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
特許文献8には、少なくとも、ガリウム原料と酸素原料とを用いて、ハライド気相成長法(HVPE法)により、コランダム構造を有する酸化ガリウムを成膜することが記載されている。また、特許文献10および11には、PSS基板を用いて、ELO結晶成長を行い、表面積は9μm2以上であり、転移密度が5×106cm-2の結晶膜を得ることが記載されている。しかしながら、酸化ガリウムは放熱性に課題があり、放熱性の課題を解消するには、例えば酸化ガリウムの膜厚を30μm以下に薄くする必要があるが、研磨工程が煩雑となり、コストが高くなるという問題があり、また、そもそも、電極と半導体層との密着性が良好ではないという問題を抱えていた。また、縦型デバイスとした場合の直列抵抗においても、十分に満足できるものではなかった。そのため、パワーデバイスとして酸化ガリウムの性能を存分に発揮するには、さらに良質な結晶品質を有する酸化ガリウム膜を得ることが望ましく、新規な半導体装置が待ち望まれていた。
なお、特許文献1~11はいずれも本出願人らによる特許または特許出願に関する公報であり、現在も検討が進められている。
絶縁体基板と、誘電体膜と、半導体層とを含む縦型半導体装置であって、前記絶縁体基板上に、前記誘電体膜及び前記半導体層が積層されており、前記絶縁体基板が、前記半導体層と同じ結晶構造を有する結晶基板であることを特徴とする半導体装置。
前記半導体層が、横方向成長層である前記の半導体装置。
前記半導体層が、第1の半導体領域と第2の半導体領域とを含み、前記第1の半導体領域が、前記誘電体と接合しており、前記第2の半導体領域が前記第1の半導体領域よりも転位を多く含む前記の半導体装置。
前記半導体層の厚さが1μm以上である、前記の半導体装置。
前記半導体層がコランダム構造を有する、前記の半導体装置。
前記誘電体膜がc軸方向に延びている前記の半導体装置。
前記半導体層が少なくともガリウムを含む、前記の半導体装置。
前記誘電体膜がゲート絶縁膜である前記の半導体装置。
絶縁体基板と、誘電体膜と、第1の半導体層と、第2の半導体層とを含む縦型半導体装置であって、前記絶縁体基板上に、前記誘電体膜と、前記第1の半導体層と、前記第2の半導体層とが積層されており、前記絶縁体基板が、前記第1の半導体層と同じ結晶構造を有する結晶基板であることを特徴とする半導体装置。
前記第1の半導体層はc軸を含む結晶構造を有しており、前記誘電体膜が前記c軸方向に延びていることを特徴とする前記の半導体装置。
前記第1の半導体層が第1の半導体領域と第2の半導体領域とを含み、前記第2の半導体層が第1の半導体領域と第2の半導体領域とを含み、前記第1の半導体層の第1の半導体領域が前記誘電体膜と接合されており、前記第1の半導体層において前記第1の半導体領域が前記第2の半導体領域よりも転位が少ないことを特徴とする前記の半導体装置。
前記誘電体膜がゲート絶縁膜である前記の半導体装置。
MOSFETである前記の半導体装置。
パワーデバイスである前記の半導体装置。
前記半導体装置を備える半導体システム。
前記金属源は、金属を含んでおり、ガス化が可能なものであれば、特に限定されず、金属単体であってもよいし、金属化合物であってもよい。前記金属としては、例えば、ガリウム、アルミニウム、インジウム、鉄、クロム、バナジウム、チタン、ロジウム、ニッケル、コバルトおよびイリジウム等から選ばれる1種または2種以上の金属等が挙げられる。本発明においては、前記金属が、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムから選ばれる1種または2種以上の金属であるのが好ましく、ガリウムであるのがより好ましく、前記金属源が、ガリウム単体であるのが最も好ましい。また、前記金属源は、気体であってもよいし、液体であってもよいし、固体であってもよいが、本発明においては、例えば、前記金属としてガリウムを用いる場合には、前記金属源が液体であるのが好ましい。
本発明においては、前記基板が結晶基板であるのが好ましい。前記結晶基板は、絶縁体基板であり、結晶物を主成分として含む基板であれば特に限定されず、公知の基板であってよい。単結晶基板であってもよいし、多結晶基板であってもよい。前記結晶基板としては、例えば、コランダム構造を有する結晶物を主成分として含む基板などが挙げられる。なお、前記「主成分」とは、基板中の組成比で、前記結晶物を50%以上含むものをいい、好ましくは70%以上含むものであり、より好ましくは90%以上含むものである。
霧化工程は、前記原料溶液を霧化して前記霧化液滴を得る。前記原料溶液の霧化手段は、前記原料溶液を霧化できさえすれば特に限定されず、公知の手段であってよいが、本発明の前記実施形態においては、超音波を用いる霧化手段が好ましい。超音波を用いて得られた霧化液滴は、初速度がゼロであり、空中に浮遊するので好ましく、例えば、スプレーのように吹き付けるのではなく、空間に浮遊してガスとして搬送することが可能なミストであるので衝突エネルギーによる損傷がないため、非常に好適である。前記霧化液滴の液滴サイズは、特に限定されず、数mm程度の液滴であってもよいが、好ましくは50μm以下であり、より好ましくは0.1~10μmである。
前記原料溶液は、霧化が可能なものであって、ミストCVDにより、前記バッファ層が得られる溶液であれば特に限定されない。前記原料溶液としては、例えば、霧化用金属の有機金属錯体(例えばアセチルアセトナート錯体等)やハロゲン化物(例えばフッ化物、塩化物、臭化物またはヨウ化物等)の水溶液などが挙げられる。前記霧化用金属は、特に限定されず、このような霧化用金属としては、例えば、アルミニウム、ガリウム、インジウム、鉄、クロム、バナジウム、チタン、ロジウム、ニッケル、コバルトおよびイリジウム等から選ばれる1種または2種以上の金属等が挙げられる。本発明においては、前記霧化用金属が、ガリウム、インジウムまたはアルミニウムを少なくとも含むのが好ましく、ガリウムを少なくとも含むのがより好ましい。原料溶液中の霧化用金属の含有量は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、好ましくは、0.001モル%~50モル%であり、より好ましくは0.01モル%~50モル%である。
搬送工程では、キャリアガスでもって前記霧化液滴を成膜室内に搬送する。前記キャリアガスは、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、例えば、酸素、オゾン、窒素やアルゴン等の不活性ガス、または水素ガスやフォーミングガス等の還元ガスが好適な例として挙げられる。また、キャリアガスの種類は1種類であってよいが、2種類以上であってもよく、流量を下げた希釈ガス(例えば10倍希釈ガス等)などを、第2のキャリアガスとしてさらに用いてもよい。また、キャリアガスの供給箇所も1箇所だけでなく、2箇所以上あってもよい。キャリアガスの流量は、特に限定されないが、0.01~20L/分であるのが好ましく、1~10L/分であるのがより好ましい。希釈ガスの場合には、希釈ガスの流量が、0.001~2L/分であるのが好ましく、0.1~1L/分であるのがより好ましい。
バッファ層形成工程では、成膜室内で前記霧化液滴を熱反応させることによって、基板上に、前記バッファ層を形成する。熱反応は、熱でもって前記霧化液滴が反応すればそれでよく、反応条件等も本発明の目的を阻害しない限り特に限定されない。本工程においては、前記熱反応を、通常、溶媒の蒸発温度以上の温度で行うが、高すぎない温度(例えば1000℃)以下が好ましく、650℃以下がより好ましく、400℃~650℃が最も好ましい。また、熱反応は、本発明の目的を阻害しない限り、真空下、非酸素雰囲気下、還元ガス雰囲気下および酸素雰囲気下のいずれの雰囲気下で行われてもよく、また、大気圧下、加圧下および減圧下のいずれの条件下で行われてもよいが、本発明においては、大気圧下で行われるのが好ましい。なお、バッファ層の厚みは、形成時間を調整することにより、設定することができる。
1.半導体装置の作製
結晶成長用基板としてm面サファイア基板を用い、表面にc軸方向に延びたELOマスクをストライプ状に形成する。図1(a)は、サファイア基板1を示す。図1(b)に示すとおり、サファイア基板1の結晶成長面上にストライプ状のパターンを有するELOマスク5を形成する。図1(b)の結晶成長用基板を用いて、ミストCVD法でもって、α―Ga2O3からなる結晶成長層を形成し、図1(c)の積層構造体を得る。積層構造体(c)は、ELOマスク5を表面に有しているサファイア基板1上に結晶成長層8が形成されている。積層構造体(c)を得た後、電極等を公知の手段を用いて形成し、半導体装置を得る。このようにして得られた半導体装置は、ELOマスクと結晶成長層(半導体層)との密着性に優れており、チャネル層において良質な結晶領域が形成されるので、半導体特性に優れたものとなる。
上記1.で得られた半導体装置につき、TEM観察を行った。結果を図10に示す。図10から、ELOマスクと結晶成長層(半導体層)との間に空隙等もなく、密着性に優れていることがわかる。また、図10から、ELOマスク上に良質な結晶領域が形成されていることもわかる。
1a 基板の表面(結晶成長面)
2a 凸部
5 マスク(基板上)
8 結晶成長層(半導体層)
11 基板
14 電極
15 誘電体膜
16 半絶縁体層
18 半導体層
18a n-型半導体層
18b n+型半導体層
19 ミストCVD装置
20 被成膜試料
21 試料台
22a キャリアガス源
22b キャリアガス(希釈)源
23a 流量調節弁
23b 流量調節弁
24 ミスト発生源
24a 原料溶液
24b ミスト
25 容器
25a 水
26 超音波振動子
27 成膜室
28 ヒータ
50 ハライド気相成長(HVPE)装置
51 反応室
52a ヒータ
52b ヒータ
53a ハロゲン含有原料ガス供給源
53b 金属含有原料ガス供給管
54a 反応性ガス供給源
54b 反応性ガス供給管
55a 酸素含有原料ガス供給源
55b 酸素含有原料ガス供給管
56 基板ホルダ
57 金属源
58 保護シート
59 ガス排出部
170 電源システム
171 電源装置
172 電源装置
173 制御回路
180 システム装置
181 電子回路
182 電源システム
192 インバータ
193 トランス
194 整流MOSFET
195 DCL
196 PWM制御回路
197 電圧比較器
201 両面冷却型パワーカード
202 冷媒チューブ
203 スペーサ
208 絶縁板(絶縁スペーサ)
209 封止樹脂部
221 隔壁
222 流路
301a 半導体チップ
302b 金属伝熱板(突出端子部)
303 ヒートシンク及び電極
303b 金属伝熱板(突出端子部)
304 はんだ層
305 制御電極端子
308 ボンディングワイヤ
500 半導体素子
501 半田
502 リードフレーム、回路基板または放熱基板
Claims (13)
- 絶縁体基板と、誘電体膜と、半導体層とを含む縦型半導体装置であって、前記絶縁体基板上に、前記誘電体膜及び前記半導体層が積層されており、前記絶縁体基板が、前記半導体層と同じ結晶構造を有する結晶基板であり、前記誘電体膜がc軸方向に延びていることを特徴とする半導体装置。
- 絶縁体基板と、誘電体膜と、半導体層とを含む縦型半導体装置であって、前記絶縁体基板上に、前記誘電体膜及び前記半導体層が積層されており、前記絶縁体基板が、前記半導体層と同じ結晶構造を有する結晶基板であり、前記誘電体膜がゲート絶縁膜であることを特徴とする半導体装置。
- 前記半導体層が、横方向成長層である請求項1または2に記載の半導体装置。
- 前記半導体層が、第1の半導体領域と第2の半導体領域とを含み、前記第1の半導体領域が、前記誘電体膜と接合しており、前記第2の半導体領域が前記第1の半導体領域よりも転位を多く含む請求項1~3のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記半導体層の厚さが1μm以上である、請求項1~4のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記半導体層がコランダム構造を有する、請求項1~5のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記半導体層が少なくともガリウムを含む、請求項1~6のいずれかに記載の半導体装置。
- 絶縁体基板と、誘電体膜と、第1の半導体層と、第2の半導体層とを含む縦型半導体装置であって、前記絶縁体基板上に、前記誘電体膜と、前記第1の半導体層と、前記第2の半導体層とが積層されており、前記絶縁体基板が、前記第1の半導体層と同じ結晶構造を有する結晶基板であり、前記第1の半導体層はc軸を含む結晶構造を有しており、前記誘電体膜が前記c軸方向に延びていることを特徴とする半導体装置。
- 絶縁体基板と、誘電体膜と、第1の半導体層と、第2の半導体層とを含む縦型半導体装置であって、前記絶縁体基板上に、前記誘電体膜と、前記第1の半導体層と、前記第2の半導体層とが積層されており、前記絶縁体基板が、前記第1の半導体層と同じ結晶構造を有する結晶基板であり、前記誘電体膜がゲート絶縁膜であることを特徴とする半導体装置。
- 前記第1の半導体層が第1の半導体領域と第2の半導体領域とを含み、前記第2の半導体層が第1の半導体領域と第2の半導体領域とを含み、前記第1の半導体層の前記第1の半導体領域が前記誘電体膜と接合されており、前記第1の半導体層において前記第1の半導体領域が前記第2の半導体領域よりも転位が少ないことを特徴とする請求項8または9に記載の半導体装置。
- MOSFETである請求項1~10のいずれかに記載の半導体装置。
- パワーデバイスである請求項1~11のいずれかに記載の半導体装置。
- 半導体装置を備える半導体システムであって、前記半導体装置が、請求項1~12のいずれかに記載の半導体装置であることを特徴とする半導体システム。
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