以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる商品販売データ処理システム1の概略構成図である。この商品販売データ処理システム1は、例えば回転寿司店に設置される精算用システムであり、店舗における商品管理システムでもある。同図に示すように、商品販売データ処理システム1は、管理装置(ストアコントローラ)10と、POS装置20と、セルフ精算装置(商品販売データ処理装置)40と、厨房装置(キッチンモニタなど)60と、アクセスポイント80とをLAN100によって接続し、またアクセスポイント80を介して、それぞれ複数台の注文端末110・・・,140・・・をLAN100に接続して構成されている。LAN100は有線、無線の何れであっても良い。また、この商品販売データ処理システム1は、ネットワーク130に接続され、例えば本部のサーバ(図示せず)に接続されている。
管理装置10は、商品販売データ処理システム1全体を制御するコンピュータであって、メニューマスタファイル(商品マスタファイル)やクーポンマスタファイルなどの種々の情報を管理する。メニューマスタファイルやクーポンマスタファイルは、適宜更新される。管理装置10は、適宜、最新のメニューマスタファイルやクーポンマスタファイルなどの種々の情報を、ネットワーク130を介して図示しない外部の装置(例えば、本部のサーバなど)から取得し、最新のメニューファイルやクーポンファイルとして、POS装置20やセルフ精算装置40や注文端末110,140などに送信する。図2はメニューファイル150の一例を示す図である。同図に示すようにメニューファイル150には、各メニュー商品のメニューコード、商品名称、価格などのメニュー商品情報が記憶されている。図3は、クーポンファイル160の一例を示す図である。同図に示すようにクーポンファイル160には、各クーポンのクーポンコード、クーポン名称、値引金額、割引率、有効期限、利用条件などのクーポン情報が記憶されている。ここでいうクーポンは、特定商品のクーポンではなく、合計金額に対して適用されるクーポンである。
図4は管理装置10の一構成例を示すブロック図である。同図に示すように、管理装置10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、表示部14と、ハードディスク15と、操作部16と、通信部17とを有しており、これら各構成要素を互いに通信回線18を介して接続して構成されている。CPU11は、ROM12に記憶された制御プログラムを実行することにより、管理装置10の動作を制御する。ROM12は、前記制御プログラムなどの各種情報を記憶する。RAM13は、種々の情報を一時記憶する。表示部14は、例えば液晶ディスプレイであり、管理装置10を操作する店員に対して情報を表示する。ハードディスク15は、前記メニューマスタファイルやクーポンマスタファイルや各種精算用情報などを記憶する記憶手段である。操作部16は、管理装置10を操作する店員から種々の指示を受けるための各種キーなどを有している。通信部17は、LAN100を介して各種機器と通信するための通信インターフェースである。
図1に戻って、POS装置20は、飲食を行った客が、例えば下記するセルフ精算装置40を使用しないで、店員に精算を求めたような場合などに使用する。
図5は本発明の1実施形態に係るセルフ精算装置40の外観斜視図、図6はセルフ精算装置40の一構成例を示すブロック図である。このセルフ精算装置40は、寿司などを飲食した顧客が、自らの操作に基づいて取引の精算処理を行う精算装置(精算手段)である。
図5に示すように、精算装置40は、基台50の上部にタッチパネル41を設置し、また、タッチパネル41の下部に印刷部45とスキャナ部43を設置し、また、タッチパネル41の側部にクレジットカードやプリペイドカードやモバイル端末などの非現金決済手段によって精算を行う非現金決済処理部44を設置し、また、基台50の正面側に紙幣投入口47を設置し、また紙幣投入口47の斜め下側に硬貨投入口48を設置し、また紙幣投入口47の下方にお釣り排出口49を設置して構成されている。
なお、図5では基台50上に各種機能部を設置したタワー型のセルフ精算装置40を示しているが、これに限らず、セルフ精算装置は図示しないテーブル(カウンター台)上に配置できる卓上型の装置として構成してもよい。
また図6に示すように、セルフ精算装置40は、CPU201と、ROM203と、RAM205と、スキャナ部43と、タッチパネル41と、印刷部45と、通信部207と、スピーカ209と、入出金部211と、非現金決済処理部44とを備え、これらを通信回線213によって相互に接続して構成されている。
CPU201は、ROM203に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、セルフ精算装置40の動作を制御する。ROM203は、プログラム(下記する図7に示す動作フローなどを機能させるプログラムも含む)などを記憶する。RAM205は、種々の情報、例えば上記図2に示すメニューファイル150や図3に示すクーポンファイル160の内容や、履歴情報など、を記憶する。
スキャナ部43は、例えば伝票(この例では以下「会計札」という)に記録されているバーコードなどの情報(テーブル識別情報など)や、顧客の所持する図示しない携帯端末の表示画面に表示したクーポン用の2次元コードなどの情報(クーポン情報)を光学的に取得する取得手段である。タッチパネル41は、顧客に対して種々の情報を表示する表示部411と、画面にタッチすることで各種命令を入力する入力部413の機能を有している。入力部413は入力手段である。印刷部45は、この例ではレシートに印字を行って発行口451(図5参照)から印刷済みのレシートを発行するものである。通信部207は、前記LAN100を介して、他の装置と通信する。スピーカ209は、顧客に各種操作情報などを音声で報知などする。
入出金部211は、釣銭釣札機や、その制御部などを備えて構成されていて、現金により決済処理が行われる。入出金部211は、釣銭釣札機によって現金により決済を実行した場合に、決済を実行した結果(例えば、決済が成立したか否かを示す情報)を、通信回線213を介してCPU201に出力する。釣銭釣札機は、紙幣の投入及び排出をする前記紙幣投入口47、硬貨を投入する前記硬貨投入口48、釣銭を排出する前記お釣り排出口49を備えている。非現金決済処理部44は、クレジットカードリーダや電子マネーリーダなどを備えている。非現金決済処理部44を用いてクレジットカードなどにより決済を実行した場合は、決済を実行した結果を、CPU201に出力する。
図1に戻って、厨房装置60は、この例では、注文された料理の調理指示データを画面に表示するキッチンモニタであり、一般に厨房(調理場)近傍に設置される。厨房で調理する店員は、厨房端末60で表示される調理指示内容に従って調理を行う。厨房装置60は、注文端末110,140などから料理の注文を受けた際に送信される調理指示命令を受け取り、調理指示内容を表示する。厨房装置60は、キッチンモニタの代わりに、調理指示内容をシートにプリントアウトするキッチンプリンタであっても良いし、両者を設置しても良い。
注文端末110,140は、同様の構成を有している。注文端末110は、図1に示すように、その表面にタッチパネル117と、操作ボタン部121とを有している。また注文端末140も、その表面にタッチパネル147と、操作ボタン部149とを有している。両者の機能はほぼ同一であるが、両者の異なる点は、注文端末140は主として店員が操作する携帯端末であるのに対して、注文端末110は主として顧客自らが操作する携帯端末である点である。
次にこの商品販売データ処理システム1の動作例を説明する。
例えば、顧客は、レーン上を移動している皿を、着席しているテーブルに取り出し、皿に載置されている寿司などのメニュー商品を飲食する。一方、店員に直接注文することで注文端末140から厨房にメニュー商品の調理を依頼したり、顧客自ら注文端末110を操作することによって厨房にメニュー商品の調理を依頼したりする。次に、顧客の飲食が終了した際、店員によって、飲食した皿の種別と枚数が確認(カウント)され、その精算用情報(精算するのに必要な各種情報)が注文端末140などから管理装置10に送信される。または、飲食した皿の種別と枚数を自動的に確認(カウント)して自動的にその精算用情報を管理装置10に送信する装置などを設置していたような場合などは、顧客の飲食が終了した際、顧客自らが注文端末110などを用いて、飲食が完了したことを管理装置10に送信する。なおこの精算用情報は、当該精算を行う顧客のテーブル識別情報(例えばテーブル番号)と紐付けて管理装置10に記憶しておく。そして顧客は、セルフ精算装置40に移動する。そして顧客は、対面したセルフ精算装置40を操作することで、精算処理を行う。
図7はセルフ精算装置40における精算処理の一例を示す動作フロー図である。まず、セルフ精算装置40のタッチパネル41に、図8に示すような会計札読込画面(伝票読込画面)G11を表示する(ステップ1-1)。会計札読込画面G11には、「お会計札を読ませてください」の文言指示欄G111の他に、会計札を読み込ませる状態を図示する画面指示欄G113を表示することで、その操作が容易に行えるようにしている。そして、実際に顧客が自身の所持する会計札のバーコード(テーブル識別情報)の部分をセルフ精算装置40のスキャナ部43にかざすと、当該会計札のテーブル識別情報がセルフ精算装置40に読み込まれる(ステップ1-2)。
会計札のテーブル識別情報が読み込まれると、次に、タッチパネル41に、図9に示すようなクーポン利用確認画面G12が表示され、これによってクーポンを利用するか否かを確認する(ステップ1-3)。クーポン利用確認画面G12において、「いいえ」ボタンG123を押下すると、クーポンの利用は無いものと判断し(ステップ1-3の「N」)、ステップ1-12に移行し、図10に示すような会計開始画面G13を表示する。会計開始画面G13には、支払方法選択ボタンとして、現金選択ボタンG131と非現金選択ボタンG133が表示され、また会計番号欄G135や支払金額表示欄G137も表示される。これによって、顧客は、支払方法を選択できると同時に、支払金額を確認できる。顧客は、支払方法を選択した後、前記釣銭釣札機(紙幣投入口47、硬貨投入口48、お釣り排出口49など)や非現金決済処理部44を用いて、会計処理(精算処理)を行っていく。
一方、クーポン利用確認画面G12において、「はい」ボタンG121を押下すると、クーポンの利用があるものと判断し(ステップ1-3の「Y」)、ステップ1-4に移行し、図11に示すようなクーポン読込画面G14を表示する。クーポン読込画面G14には、「クーポンのコードを読み込ませてください」の文言指示欄G141の他に、クーポンを読み込ませる状態を図示する画面指示欄G142と、読み込んだクーポンの種類を表示するクーポン表示欄G143と、会計金額を表示した小計表示欄G144と、クーポンの使用枚数を表示するクーポン枚数表示欄G145と、会計に進む指示を行う会計指示ボタンG146と、店員呼出し用の店員呼出しボタンG147と、クーポンの利用を取り消すクーポン取消ボタンG148とが表示されている。クーポン枚数表示欄G145には「0/4」と表示され、これは最大4種類のクーポンが表示できるところ、現在は0枚のクーポンが読み込まれていることを示している。
以下、(1)1つのクーポンを読み込んで精算する場合、(2)併用可能な複数のクーポンを読み込んで精算する場合、(3)併用不可な2つのクーポンを読み込んで精算する場合、(4)併用不可な3つ以上のクーポンを読み込んで精算する場合について、それぞれ説明する。
(1)1つのクーポンを読み込んで精算する場合
顧客は、前記図11に示すクーポン読込画面G14の指示に従って、セルフ精算装置40のスキャナ部43に、例えば顧客が携帯する図示しない携帯端末の表示画面に表示させたクーポン情報に関する2次元コードや、紙媒体に印刷されたクーポン情報に関する2次元コードなどを読み込ませる(ステップ1-5)。クーポンのコード情報が読み込まれると、当該クーポンが当該セルフ精算装置40で利用可能なクーポンであるか否かを判断する(ステップ1-6)。利用可能でないクーポンとしては、現物のクーポン券の回収が必要なクーポン券(有人のPOS装置のみでの対応が可能なもの)が考えられる。
そして、利用可能なクーポンであると判断した場合は、ステップ1-7に移行し、図12に示すクーポン読込画面G14-2に示すように、当該クーポンの種類をクーポン表示欄G143に表示する。この例では、クーポン表示欄G143に「Aクーポン10%割引」のクーポンが表示され、またクーポン枚数表示欄G145に1つのクーポンが読み込まれていることを表示している。
この例の場合は、1つのクーポンを読み込んで精算するので、次に、会計指示ボタンG146を押下すると(ステップ1-8の「Y」)、ステップ1-9に移行し、クーポンが複数ある場合に併用が可能か否かを判断するが、この例の場合はクーポンが1つなので、ステップ1-9の「N」からステップ1-12に移行し、図13に示すような会計開始画面G13-2を表示し、前記図10に示す会計開始画面G13の場合と同様に、会計処理(精算処理)を行っていく。この会計開始画面G13-2の支払金額表示欄G137の金額には、Aクーポンによる10%割引を適用した後の金額が表示されている。
一方、前記ステップ1-6において、利用可能でないクーポンであると判断した場合は、ステップ1-13に移行し、図14に示す店員呼出用画面G17を表示する。店員呼出用画面G17には、このクーポンを利用したい場合は店員を呼び出すよう指示する内容が記載されている。店員を呼び出す場合は、店員呼出しボタンG147を押下して(ステップ1-14の「Y」)、一連の動作を終了する。呼び出された店員は、POS装置20などにおいて精算処理を行い、当該クーポン券を回収する。一方、店員を呼び出さない、即ちこのクーポンを利用しない場合は、戻るボタンG171を押下する。戻るボタンG171が押下されると、前記クーポン読込画面G14に戻り、上記ステップ1-7以下の動作に戻る。
(2)併用可能な複数のクーポンを読み込んで精算する場合
前記ステップ1-4で図11に示すクーポン読込画面G14を表示した後に、顧客がスキャナ部43を用いて、複数(この例では3つ)のクーポンを連続して読み込む(ステップ1-5、ステップ1-6の「Y」、ステップ1-7、ステップ1-8の「N」を繰り返す)。もしその途中に、利用可能でないクーポンである場合は、ステップ1-13に移行し、上記と同様の店員呼出動作を行う。一方、何れのクーポンも、少なくとも当該クーポンのみであれば利用可能なクーポンであれば、図15に示すクーポン読込画面G14-3を表示する(ステップ1-7)。この例では、クーポン表示欄G143に「Dクーポン100円値引」「Aクーポン10%割引」「Eクーポン300円値引」の3つのクーポンが表示され、またクーポン枚数表示欄G145に3つのクーポンが読み込まれていることを表示している。
次に、会計指示ボタンG146を押下すると(ステップ1-8の「Y」)、ステップ1-9において、前記読み込んだ複数のクーポンの併用が可能か否かを判断する。そしてこの例の場合は全てのクーポンが相互に併用可能なので、ステップ1-9の「N」からステップ1-12に移行し、図16に示すような会計開始画面G13-3を表示し、前記図10に示す会計開始画面G13の場合と同様に、会計処理(精算処理)を行っていく。
ところで、本実施形態において、会計開始画面G13-3の支払金額表示欄G137に表示される金額は、3つのクーポンを適用した後の金額である。クーポンを適用する順番は、クーポンの読込順ではなく、自動的に、各クーポン適用時の支払金額が最も小さくなる順番にする。具体的にこの例では、「Aクーポン10%割引」→「Dクーポン100円値引」→「Eクーポン300円値引」の順に、即ち、割引率(%)で割り引くクーポンを優先して適用する。割引率(%)で割り引くクーポンが複数ある場合は、割引率(%)の大きいものから順に割り引くように、自動適用する。これによって、顧客は、支払金額が最も小さくなるクーポン選択状態を予め把握できる。
(3)併用不可な2つのクーポンを読み込んで精算する場合
前記ステップ1-4で図11に示すクーポン読込画面G14を表示した後に、顧客がスキャナ部43を用いて、複数(この例では2つ)のクーポンを連続して読み込む(ステップ1-5、ステップ1-6の「Y」、ステップ1-7、ステップ1-8の「N」を繰り返す)。もしその途中に、利用可能でないクーポンである場合は、ステップ1-13に移行し、上記と同様の店員呼出動作を行う。一方、何れのクーポンも、少なくとも当該クーポンのみであれば利用可能なクーポンであれば、図17に示すクーポン読込画面G14-4を表示する(ステップ1-7)。この例では、クーポン表示欄G143に「Aクーポン10%割引」「Bクーポン50円値引」の2つのクーポンが表示され、またクーポン枚数表示欄G145に2つのクーポンが読み込まれていることを表示している。
次に、会計指示ボタンG146を押下すると(ステップ1-8の「Y」)、ステップ1-9において、前記読み込んだ複数のクーポンの併用が可能か否かを判断する。そしてこの例の場合は読み込んだ複数のクーポンの併用が不可なので、ステップ1-9の「Y」からステップ1-10に移行し、図18に示すようなクーポン選択画面G15が表示される。
クーポン選択画面G15には、「ご利用いただけないクーポンがあります」の注意喚起欄G151と、「読み込みをキャンセルしたいクーポンがあれば、そのクーポンをタッチしてください」の選択指示欄G153と、読み込んだクーポンの種類を表示するクーポン表示欄G155と、「よろしければお会計に進むボタンをタッチしてください」の会計案内欄G157と、会計に進む指示を行う会計指示ボタンG159と、小計表示欄G161と、クーポン枚数表示欄G163と、店員呼出しボタンG165と、クーポン取消ボタンG167とが表示されている。
この例の場合、「Aクーポン10%割引」と「Bクーポン50円値引」が読み込まれているが、「Aクーポン10%割引」を自動的に優先して使用するように表示し、「Bクーポン50円値引」に「×」を付して「Aクーポン10%割引」とは併用できない旨を表示している。このとき、「×」を付すと共に(又は「×」を付す代わりに)、「Aクーポン10%割引」と「Bクーポン50円値引」の色彩を異ならせたり、文字の種類を異ならせたりすること、即ち表示態様を異ならせることで、適用するクーポンと適用しないクーポンとを明確に認識できるようにすることが好ましい。
「Aクーポン10%割引」を自動的に優先して使用するように表示したのは、「Aクーポン10%割引」の方が「Bクーポン50円値引」よりも値引の金額が大きいからである。即ち、この実施形態においては、顧客による操作を受け付ける前に、クーポン適用時の支払金額が最も小さくなるように予めクーポン選択状態を設定することとしている。これによって、顧客は、支払金額が最も小さくなるクーポン選択状態を予め把握することができる。なお小計表示欄G161には、「Aクーポン10%割引」を適用した場合の金額が表示されている。
そして、「Aクーポン10%割引」を使用してそのまま精算を行う場合は、会計指示ボタンG159を押下し(ステップ1-11の「N」からステップ1-12)、図示しない会計開始画面(図13,図16に示す会計開始画面G13-2,3と同様の画面)を用いて会計処理に進む。
一方、「Aクーポン10%割引」の使用を中止し、「Bクーポン50円値引」を用いて精算を行いたい場合は、顧客は、クーポン選択画面G15の選択指示欄G153の記載を参照して、「Aクーポン10%割引」の表示部分を押下する(ステップ1-11の「Y」)。この押下によって、使用するクーポンの変更処理が行われる(ステップ1-15)。具体的には、前記「Aクーポン10%割引」の表示部分を押下すると、クーポン選択画面G15から図19に示す取消確認画面G18に移行する。取消確認画面G18には、「タッチしたクーポンを取り消しますか?」の取消確認欄G181と、「はい」ボタンG183と、「いいえ」ボタンG185とが表示されている。
そして「いいえ」ボタンG185を押下すると、図18に示すクーポン選択画面G15にそのまま戻るが、「はい」ボタンG183を押下すると、「Aクーポン10%割引」が取り消されることで変更処理が完了し(ステップ1-15)、「Bクーポン50円値引」が残った状態でステップ1-9に戻るが、このときは併用不可のクーポンはないので、ステップ1-9の「N」からステップ1-12の会計処理に移行する。具体的には、まず図20に示すクーポン読込画面G14-5が表示される。クーポン読込画面G14-5のクーポン表示欄G143には、前記図17に示すクーポン読込画面G14-4のクーポン表示欄G143に表示されていた「Aクーポン10%割引」が消去され、「Bクーポン50円値引」のみが表示されている。そして会計指示ボタンG146を押下することで、図21に示すような会計開始画面G13-4が表示され、前記図10に示す会計開始画面G13の場合と同様に、会計処理(精算処理)を行っていく。なお、会計開始画面G13-4の支払金額表示欄G137には、「Bクーポン50円値引」を使用した場合の支払金額が表示されている。
なお、上記「Aクーポン10%割引」の使用を中止する(取り消す)場合の取り消し方法は、上記以外に種々の方法があり、例えば、クーポン選択画面G15の選択指示欄G153の「Aクーポン10%割引」の表示部分を長押ししたり、クーポン選択画面G15の別の場所に取消ボタンを設け、これを用いて取り消したりしても良い。
(4)併用不可な3つ以上のクーポンを読み込んで精算する場合
前記ステップ1-4で図11に示すクーポン読込画面G14を表示した後に、顧客がスキャナ部43を用いて、複数(この例では4つ)のクーポンを連続して読み込む(ステップ1-5、ステップ1-6の「Y」、ステップ1-7、ステップ1-8の「N」を繰り返す)。もしその途中に、利用可能でないクーポンである場合は、ステップ1-13に移行し、上記と同様の店員呼出動作を行う。一方、何れのクーポンも、少なくとも当該クーポンのみであれば利用可能なクーポンであれば、図22に示すクーポン読込画面G14-6を表示する(ステップ1-7)。この例では、クーポン表示欄G143に「Bクーポン50円値引」「Fクーポン50円値引」「Gクーポン100円値引」「Hクーポン150円値引」の4つのクーポンが表示され、またクーポン枚数表示欄G145に4つのクーポンが読み込まれていることを表示している。
次に、会計指示ボタンG146を押下すると(ステップ1-8の「Y」)、ステップ1-9において、前記読み込んだ複数のクーポンの併用が可能か否かを判断する。そしてこの例の場合は読み込んだ複数のクーポンの併用が不可なので、ステップ1-9の「Y」からステップ1-10に移行し、図23に示すようなクーポン選択画面G15-2が表示される。
クーポン選択画面G15-2には、前述のように、注意喚起欄G151と、選択指示欄G153と、クーポン表示欄G155と、会計案内欄G157と、会計指示ボタンG159と、小計表示欄G161と、クーポン枚数表示欄G163と、店員呼出しボタンG165と、クーポン取消ボタンG167とが表示されている。
この例の場合、4つの読み込まれたクーポンの内、最も値引の金額が大きい「Hクーポン150円値引」を自動的に優先して使用するように最も上位の位置に並び替えて表示し、それ以外の3つのクーポンそれぞれに「×」を付して「Hクーポン150円値引」とは併用できない旨を表示している。即ち、個々のクーポンのクーポン適用時に支払金額から差し引かれる金額に基づく並び順(最も大きく差し引かれるクーポンを最も上位にする順)で複数のクーポンを表示している。この場合も、「×」を付すと共に(又は「×」を付す代わりに)、「Hクーポン150円値引」とそれ以外の3つのクーポンの色彩を異ならせたり、文字の種類を異ならせたりすること、即ち表示態様を異ならせることで、適用するクーポンと適用しないクーポンとを明確に認識できるようにすることが好ましい。なおこの例では、最も値引の金額の大きい最も上位のクーポン、即ち「Hクーポン150円値引」以外のクーポンの並び順は元のままで、値引の金額順には並べ替えない(金額的に値引の値が2位の「Gクーポン100円値引き」が4番目になっている)制御を行っているが、全てのクーポンを値引の金額順に並べ替えても良い。
この実施形態においても、顧客による操作を受け付ける前に、クーポン適用時の支払金額が最も小さくなるように予めクーポン選択状態を設定することとしている。これによって、顧客は、支払金額が最も小さくなるクーポン選択状態を予め把握することができる。なお小計表示欄G161には、「Hクーポン150円値引」を適用した場合の金額が表示されている。
そして、「Hクーポン150円値引」を使用してそのまま精算を行う場合は、会計指示ボタンG159を押下し(ステップ1-11の「N」からステップ1-12)、図示しない会計開始画面(図13,図16に示す会計開始画面G13-2,3と同様の画面)を用いて会計処理に進む。
一方、「Hクーポン150円値引」の使用を中止し、その他のクーポンを用いて精算を行いたい場合は、クーポン選択画面G15-2の選択指示欄G153の記載を参照して、「Hクーポン150円値引」の表示部分を押下する(ステップ1-11の「Y」)。この押下によって、使用するクーポンの変更処理が行われる(ステップ1-15)。具体的には、この押下によって、クーポン選択画面G15-2から前記図19に示す取消確認画面G18に移行する。
そして「いいえ」ボタンG185を押下すると、図23に示すクーポン選択画面G15-2に戻るが、「はい」ボタンG183を押下すると、「Hクーポン150円値引」が取り消されることで変更処理が完了し(ステップ1-15)、「Bクーポン50円値引」「Fクーポン50円値引」「Gクーポン100円値引」が残った状態でステップ1-9に戻る。このとき残った複数のクーポンの間で、併用不可のクーポンがない場合は、ステップ1-9の「N」からステップ1-12の会計処理に移行するが、残った複数のクーポンの間で、併用不可のクーポンがある場合は、ステップ1-9の「Y」からステップ1-10に移行して、改めて、図24に示すクーポン選択画面G15-3が表示される。クーポン選択画面G15-3のクーポン表示欄G155には、前記図23に示すクーポン選択画面G15-2のクーポン表示欄G155に表示されていた「Hクーポン150円値引」が消去され、「Bクーポン50円値引」「Fクーポン50円値引」「Gクーポン100円値引」が表示される。このときも、顧客による操作を受け付ける前に、クーポン適用時の支払金額が最も小さくなるように予めクーポン選択状態を設定するので、クーポン表示欄G155には、3つのクーポンの内、最も値引の金額が大きい「Gクーポン100円値引」を自動的に優先して使用するように表示し、それ以外の2つのクーポンそれぞれに「×」を付して「Gクーポン100円値引」とは併用できない旨を表示している。小計表示欄G161には、「Gクーポン100円値引」を適用した場合の金額が表示される。
そして「Gクーポン100円値引」を使用しない場合は、「Gクーポン100円値引」をタッチしてこれをキャンセルし、上記ステップ1-11→ステップ1-15→ステップ1-9→ステップ1-10を繰り返す。
一方、「Gクーポン100円値引」を使用する場合は、前記図24に示すクーポン選択画面G15-3の会計指示ボタンG159を押下する。これによって、ステップ1-12に移行し、上記と同様の会計処理(精算処理)を行う。
なおこの例では、クーポン適用時に支払金額から差し引かれる金額に基づく並び順(最も大きく差し引かれるクーポンを最も上位にする順)で複数のクーポンを表示しているが、その代わりに、個々のクーポンの有効期限に基づく並び順(例えば最も早く有効期限になるクーポンを最も上位にする順)で複数のクーポンを表示するように構成しても良い。
上記(3),(4)において説明したように、上記商品販売データ処理装置1によれば、取引に適用しようとするクーポンの利用を宣言する宣言手段(ステップ1-3,4,5を実行するCPU201やスキャナ部43など)と、利用を宣言された複数のクーポンを示す情報及び当該複数のクーポンが併用可能であるか否かを示す情報を顧客が視認する画面(クーポン選択画面G15,15-2,3)に表示させる表示手段(ステップ1-9,10を実行するCPU201やタッチパネル41など)と、前記画面に表示された複数のクーポンのそれぞれについて利用するか否かを示すクーポン選択状態を顧客による操作に基づいて変更可能な選択手段(ステップ1-11,15などを実行するCPU201など)と、を備えている。これによって、複数のクーポンが併用可能であるか否かを表示手段の画面(クーポン選択画面G15,15-2,3)で確認しながら、使用するクーポンを顧客の意思で容易に選択することができる。
さらに説明すると、従来、併用ができない複数のクーポンを読み込み、且つ優先順位が低くて自動的に併用不可とされたクーポンを使用したいような場合は、一旦全てのクーポンの読込状態を取り消し、改めて使用したいクーポンを読み込む必要があり、その操作が煩雑であった。これに対して上記商品販売データ処理装置1によれば、併用ができない複数のクーポンを読み込んだ場合、その状態のまま、顧客自らが、選択するクーポンを変更することができるので、クーポンの再読み込みを始めから行う必要がなくなり、クーポン選択操作の容易化を図ることができる。
また、前記表示手段は、クーポン選択状態の変化に応じて前記画面に表示する情報を更新する(クーポン選択画面G15-2から15-3)ので、顧客によるクーポン選択状態の変化を、容易に確認することができる。
図25は、他の実施形態に係るクーポン選択画面G15-4を示す図である。同図に示すクーポン選択画面G15-4においても、注意喚起欄G151と、クーポン表示欄G155と、会計案内欄G157と、会計指示ボタンG159と、小計表示欄G161と、クーポン枚数表示欄G163と、店員呼出しボタンG165と、クーポン取消ボタンG167とが表示されているが、さらにクーポン適用後支払額欄G169と、使用クーポン切換ボタンG171と、金額優先ボタンG173と、期限優先ボタンG175とが表示されている。
クーポン適用後支払額欄G169は、併用できるクーポンを適用した場合の支払額を示す欄である。この欄があるので、小計表示欄G161には、クーポン適用前の金額を表示する。使用クーポン切換ボタンG171は、使用しようとする主となるクーポンを指定するボタンであり、当該ボタンG171を押下する度に、クーポン表示欄G155中の主となるクーポン(チェックマークが付してある)が表示の上から下に向けて順番に切り替わる。金額優先ボタンG173は、差し引かれる金額が大きくなる併用クーポンの組み合わせを行わせるボタンである。期限優先ボタンG175は、クーポンの有効期限が近いものを優先した併用クーポンの組み合わせを行わせるボタンである。
図25に示すクーポン選択画面G15―4のクーポン表示欄G155には、4つのクーポン(A,B,C,Dクーポン)が表示されている。表示された各クーポンには、それぞれのクーポンの利用条件が表示されている。各クーポン名には、クーポン名と割引率、値引額が表示され、利用条件には、個々のクーポンに関する情報として、他クーポンとの併用可否の情報が表示されている。利用条件には、さらに有効期限などを表示しても良い。この例では、最も差し引かれる金額の大きい「Aクーポン10%割引」が自動的に主となるクーポンとされ、チェックマークが付されている。そして、当該「Aクーポン10%割引」と併用可能なクーポンは、「Dクーポン100円値引」なので、このクーポンには「〇」印が付され、それら以外のクーポンには使用不可の「×」印が付されている。また図示はしていないが、クーポン表示欄G155中の併用可能なAクーポンとDクーポンの表示部分は、例えば緑色で表示し、併用不可のBクーポンとCクーポンの表示部分は、例えば赤色で表示している。このようにこの実施形態においては、併用可能なクーポンの組み合わせ及び併用不可なクーポンの組み合わせを、それぞれ強調して表示しているので、併用可能の組み合わせ又は併用不可の組み合わせを顧客に強調して示すことができる。また、この実施形態においては、複数のクーポンの中から指定されたクーポン(Aクーポン)と併用可能な他のクーポン(Dクーポン)を強調して表示しているので、指定したクーポン(Aクーポン)と併用可能な他のクーポン(Dクーポン)を顧客に強調して示すことができる。
図25に示すクーポン選択画面G15-4において、使用クーポン切換ボタンG171を所定回数押下(この例の場合、下記するようにBクーポンに場合分けがあるため2回押下するので3回押下になる)すると、図26に示すクーポン選択画面G15-5になる。このクーポン選択画面G15―5においては、そのクーポン表示欄G155に示すように、「Cクーポン5%割引」が主となるクーポンとなってチェックマークが付され、当該Cクーポンと併用可能な「Bクーポン50円値引」が併用できるクーポンとなって「〇」印が付される。その他のAクーポンとDクーポンは使用不可なので、「×」印が付される。このときも、図示はしていないが、クーポン表示欄G155中の併用可能なCクーポンとBクーポンの表示部分を例えば緑色で表示し、併用不可のAクーポンとDクーポンの表示部分を例えば赤色で表示し、これによって併用可能なクーポンの組み合わせ及び併用不可なクーポンの組み合わせを、それぞれ強調して表示している。また、複数のクーポンの中から指定されたクーポン(Cクーポン)と併用可能な他のクーポン(Bクーポン)を強調して表示している。また、言い換えると、併用ができないクーポンを読み込んだ状態で、顧客が使いたいクーポン(この例の場合はCクーポン)を指定すると、併用可能な他のクーポン(この例の場合はBクーポン)を強調表示(この例の場合は色彩による強調表示)している。
またクーポン適用後支払額欄G169には、併用できるCクーポンとBクーポンを適用した場合の支払額が表示される。このときも、合計した支払金額が低くなるクーポン(この例の場合はCクーポン)を先に適用する。即ち、クーポン適用後支払額欄G169には、選択状態のクーポンを適用したときの合計金額を表示するので、その合計金額はクーポン選択状態を変更するたびにリアルタイムで更新される。
図25に示すクーポン選択画面G15-4において、使用クーポン切換ボタンG171を1回押下すると、図27に示すクーポン選択画面G15-6に切り替わる。このクーポン選択画面G15-6においては、そのクーポン表示欄G155に示すように、「Bクーポン50円値引」が主となるクーポンとなる。同時に、当該Bクーポンと併用可能なのは、「Cクーポン5%割引」と「Dクーポン100円値引」であるが、CクーポンとDクーポン両者の併用はできない。この場合は、自動的に、より値引き金額の大きい「Cクーポン5%割引」に「〇」印が付され、値引き金額が小さい「Dクーポン100円値引」に「△」印が付される。Aクーポンは使用不可なので、「×」印が付される。即ち、このクーポン表示欄G155の表示では、BクーポンとCクーポンを併用する状態を示しており、且つCクーポンをDクーポンに変更することも可能であることを示している。そしてクーポン適用後支払額欄G169には、「〇」印を付した「Cクーポン5%割引」を併用した場合の支払金額が表示されている。
このときも、図示はしていないが、クーポン表示欄G155中の併用しようとするBクーポンとCクーポンの表示部分を例えば緑色で表示し、併用しないとするAクーポンとDクーポンの表示部分を例えば赤色で表示し、これによって併用可能なクーポンの組み合わせ及び併用不可なクーポンの組み合わせを、それぞれ強調して表示する。また、この実施形態においても、複数のクーポンの中から指定されたクーポン(Bクーポン)と併用可能な他のクーポン(Cクーポン)を強調して表示している。
図27に示すクーポン選択画面G15-6において、使用クーポン切換ボタンG171を1回押下すると、図28に示すクーポン選択画面G15-7に切り替わる。このクーポン選択画面G15-7において、前記図27に示すクーポン選択画面G15-6と相違する点は、クーポン表示欄G155中のCクーポンが「〇」印から「△」印に切り替わり、Dクーポンが「△」印から「〇」印に切り替わった点と、図示はしていないが、クーポン表示欄G155中の併用しようとするBクーポンとDクーポンの表示部分を例えば緑色で表示し、併用しないとするAクーポンとCクーポンの表示部分を例えば赤色で表示し、これによって併用可能なクーポンの組み合わせ及び併用不可なクーポンの組み合わせを、それぞれ強調して表示した点と、クーポン適用後支払額欄G169に併用しようとするBクーポンとDクーポンを適用した場合の支払額を表示した点である。
この例の場合は、使用クーポン切換ボタンG171を押下することで、併用するクーポンの種類を変更したが、別途、併用クーポン変更ボタンを設けたり、クーポン表示欄G155中の併用したいクーポンの部分を直接押下等することで、使用するクーポンの種類を変更するように構成しても良い。ちなみに、図28に示すクーポン選択画面G15-7の使用クーポン切換ボタンG171をもう一回押下すれば、上記図26に示すクーポン選択画面G15-5に画面が切り替わる。
次に、図26に示すクーポン選択画面G15-5において、使用クーポン切換ボタンG171を1回押下すると、図29に示すクーポン選択画面G15-8に切り替わる。このクーポン選択画面G15-8において、そのクーポン表示欄G155に示すように、「Dクーポ100円値引」が主となるクーポンとなる。同時に、当該Dクーポンと併用可能なのは、「Aクーポン10%割引」と「Bクーポン50円値引」であるが、AクーポンとBクーポン両者の併用はできない。この場合は、自動的に、より値引き金額の大きい「Aクーポン10%割引」に「〇」印が付され、値引き金額が小さい「Bクーポン50円値引」に「△」印が付される。Cクーポンは使用不可なので、「×」印が付される。即ち、このクーポン表示欄G155の表示では、DクーポンとAクーポンを併用する状態を示しており、且つAクーポンをBクーポンに変更することも可能であることを示している。そしてクーポン適用後支払額欄G169には、「〇」印を付した「Aクーポン10%割引」を併用した場合の支払金額が表示されている。
このときも、図示はしていないが、クーポン表示欄G155中の併用しようとするAクーポンとDクーポンの表示部分を例えば緑色で表示し、併用しないとするBクーポンとCクーポンの表示部分を例えば赤色で表示している。
図29に示すクーポン選択画面G15-8において、使用クーポン切換ボタンG171を1回押下すると、図30に示すクーポン選択画面G15-9に切り替わる。このクーポン選択画面G15-9において、前記図29に示すクーポン選択画面G15-8と相違する点は、クーポン表示欄G155中のAクーポンが「〇」印から「△」印に切り替わり、Bクーポンが「△」印から「〇」印に切り替わった点と、図示はしていないが、クーポン表示欄G155中の併用しようとするDクーポンとBクーポンの表示部分を例えば緑色で表示し、併用しないとするAクーポンとCクーポンの表示部分を例えば赤色で表示した点と、適用するクーポンの組み合わせによってクーポン適用後支払額欄G169の支払額を変更した点である。
図31は、図29のクーポン選択画面G15-8において、Bクーポンを削除した場合の表示態様を示すクーポン選択画面G15-10である。また図32は、図29のクーポン選択画面G15-8において、BクーポンとAクーポンの両者を削除した場合の表示態様を示すクーポン選択画面G15-11である。
併用可能なクーポンを取り消す際に、取り消したクーポンを画面から消去する代わりに、クーポン選択画面G15-10,11に示すように、取消線を記載することとすれば、顧客は取り消したクーポンを容易に視認して確認することができる。またこの例のように、取消線を付して残しておき、取り消したクーポンを再度読み込ませることなく、復活可能にできるように構成しても良い。つまり、一旦取り消したクーポンであっても特定の操作を行うことで再び選択可能にする構成としても良い。
図29又は図30の何れのクーポン選択画面G15-8,9の場合であっても、Bクーポンを削除すれば、使用しようとする主となるクーポンがDクーポンなので、組み合わせはDクーポンとAクーポンの1通りになり、クーポン選択画面G15―10のように表示される。同様に、Aクーポンを削除すれば、組み合わせはDクーポンとBクーポンの1通りになる。さらにAクーポンとBクーポンの両者を削除すれば、図32に示すクーポン選択画面G15-11のように、Dクーポンのみが使用可能となる。以上のように、併用可能なクーポンであっても、顧客の意思によってそのクーポンを削除できる。なお、図32に示すクーポン選択画面G15-11のクーポン表示欄G155において、さらにDクーポンを削除すれば、Cクーポンが使用可能なクーポンになる。
以下、さらに他の実施形態について説明する。
例えば上記図15に示すクーポン読込画面G14-3においては、そのクーポン表示欄G143に、スキャナ部43によって読み込んだ順にクーポンを表示しているが、当該画面中に例えば金額が有利な順にソートするボタン(金額順ボタン)を設置し、このボタンを押下することで、読み込んだクーポンを金額が有利な順に並び替えて表示するように構成しても良い。また、上記金額順ボタンと共に(または上記金額順ボタンは表示しない状態で)、金額が最も有利(安価)/不利(高価)なクーポンを色彩などによって強調表示するように構成しても良い。また最も安くなる組み合わせを自動選択するボタンを設置しても良い。
また例えば上記図15に示すクーポン読込画面G14-3においては、そのクーポン表示欄G143に、スキャナ部43によって読み込んだ順にクーポンを表示しているが、例えば有効期限が早く終了するクーポン順にソートするボタン(有効期限順ボタン)を設置し、このボタンを押下することで、読み込んだクーポンを有効期限が早く終了する順に並び替えて表示するように構成しても良い。また、上記有効期限順ボタンと共に(または上記有効期限順ボタンは表示しない状態で)、有効期限が最も早く終了するクーポン/最も遅く終了するクーポンを色彩などによって強調表示するように構成しても良い。また最も有効期限が早く終了するクーポンを優先して自動選択するボタンを設置しても良い。
また店員対応が必須のクーポンを読み込ませてしまった場合、上記説明では、図14に示す店員呼出用画面G17をポップアップ表示したが、その代わりに、クーポン表示欄(クーポンリスト)にその旨を表示して、顧客の操作で取消できるように構成しても良い。
また例えば上記図25~図32に示すクーポン選択画面G15-4~G15-11においては、併用できるクーポンと併用できないクーポンに異なる印を付したり、色彩を異ならせたりすることで、両者の識別を強調できるように構成したが、その代わりに(またはそれと共に)、使用できるクーポンの組と、それ以外のクーポンとを、離れた位置に表示するように構成しても良い。また、使用できるクーポンの組と、それ以外のクーポンとを、線や枠などで明確に仕切って表示しても良い。このように構成すれば、視覚的に、より分かり易くなる。
また例えば上記図25~図32に示すクーポン選択画面G15-4~G15-11においては、併用できるクーポンと併用できないクーポンに異なる印を付し、また使用クーポン切換ボタンG171を表示したが、その代わりに、図33に示すクーポン選択画面G15-12に示すように、併用可能なクーポンの各組み合わせに対応するクーポン選択ボタンG187-1,2,3を設け、何れかのボタンを押下することで、使用するクーポンの組を選択する構成としても良い。このように構成すれば、視覚的により分かり易く、且つ選択操作も容易になる。同図においては、「AとDを使う」を選択するクーポン選択ボタンG187-1を押下(選択)した状態を示しており、このため当該クーポン選択ボタンG187-1の色彩などの表示態様を、他のクーポン選択ボタンG187-2,3の色彩などの表示態様とは異ならせている。AクーポンとDクーポンを使うことを選択しているので、クーポン適用後支払額欄G169の表示は、これらクーポンA,Dを適用した場合の支払額を表示しており、他のクーポン選択ボタンG187-2,3を押下した場合は、当該支払額は変更される。
またクーポン選択画面G15-12に示す各クーポン選択ボタンG187-1,2,3の中には、選択したクーポンによって差し引かれる金額を表示しているが、その代わりに(またはそれと共に)組み合わせに含まれる最も早い有効期限をボタン中に表示しても良い。また金額優先ボタンG173や期限優先ボタンG175の操作がされたら、それに適した組み合わせのクーポン選択ボタンが自動選択されるように構成しても良い。
上記セルフ精算装置40は、本発明を、回転寿司店に設置される精算装置として使用した場合について説明したが、ファミリーレストランやファストフード店などの飲食店だけでなくスーパーマーケットやコンビニエンスストア、または物販以外にサービスを提供している店舗などにおいても同様に適用できる。
また上記セルフ精算装置40では、タッチパネル41が1枚で客側を向く例を示しているが、反対面側(店員側)にも同様のタッチパネルを設置した構成の精算装置を用いてもよい。また上記精算装置は券売機であってもよい。
《実施形態の総括》
[技術分野]
本発明は、例えば精算機などに用いて好適な商品販売データ処理装置に関するものである。
[背景技術]
従来、飲食店において顧客自身がセルフ精算機を用いて精算する場合、顧客自身にクーポンを読み取らせる店舗がある。
しかし、クーポンには各種使用条件があり、読み取ったクーポンを必ずしも顧客の意思通りに使用できない(または使用しにくい)場合があった。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2001-76260号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、顧客の意思に沿ったクーポンの利用を容易に行うことができる商品販売データ処理装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明は、店舗に設置される商品販売データ処理装置であって、取引に適用しようとするクーポンの利用を宣言する宣言手段と、利用を宣言された複数のクーポンを示す情報及び当該複数のクーポンが併用可能であるか否かを示す情報を顧客が視認する画面に表示させる表示手段と、前記画面に表示された複数のクーポンのそれぞれについて利用するか否かを示すクーポン選択状態を顧客による操作に基づいて変更可能な選択手段と、を備えることを特徴としている。
商品販売データ処理装置としては、例えば、商品の登録から精算までを顧客が行うフルセルフレジや、精算のみを顧客が行うセミセルフ精算機や、店員が顧客と対面しながら精算処理を行う対面POS装置(その客側表示器)や券売機など、各種の装置が考えられる。
ここでのクーポンは、主に一回だけ使用できるものを想定しており、意図せず使用した場合に取り返しがつかないので、顧客の意思で選択できるようにすることに意味がある。なお本発明では、有効期限内であれば何度でも使用可能なクーポンを排除しないが、そのようなクーポンの場合はその旨をクーポン選択画面で表示して、顧客の判断材料としても良い。
本発明によれば、複数のクーポンが併用可能であるか否かを表示手段の画面で確認しながら、使用するクーポンを顧客の意思で容易に選択することができる。
従来、飲食店のセルフ精算機などで、複数のクーポンを読み取らせた場合、併用できない組み合わせが含まれていると、金額的に最も有利になるように自動選択されていた。この自動選択状態になってから顧客が自分の意思でクーポンを選び直すには、読み取らせたクーポンを一旦全て消去するしかなく、不便であった。本発明は上記問題を解決し、複数のクーポンが併用不可である場合に、使用するクーポンを顧客の意思で容易に選択できるようにした。
また本発明は、上記特徴に加え、前記表示手段は、クーポン選択状態の変化に応じて前記画面に表示する情報を更新することを特徴としている。
これによって、顧客は、クーポン選択状態の変化を、容易に確認することができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記表示手段は、併用可能なクーポンの組み合わせ及び併用不可なクーポンの組み合わせの内の少なくとも一方を強調して表示することを特徴としている。
これによって、顧客は、併用可能の組み合わせ又は併用不可の組み合わせを容易に確認することができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記表示手段は、複数のクーポンの中から指定されたクーポンと併用可能な他のクーポンを強調して表示することを特徴としている。
これによって、顧客が指定したクーポンと併用可能な他のクーポンを顧客に強調して示すことができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記表示手段は、個々のクーポンの有効期限又はクーポン適用時に支払金額から差し引かれる金額に基づく並び順で複数のクーポンを表示することを特徴としている。
このとき例えば、有効期限が最も近い(または遠い)ものを強調表示しても良いし、金額的に最も有利(または不利)なものを強調表示しても良い。
これによって、顧客は、クーポンを選択する際の優先順位を容易に確認することができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記選択手段は、顧客による操作を受け付ける前に、クーポン適用時の支払金額が最も小さくなるように予めクーポン選択状態を設定することを特徴としている。
これによって、顧客は、支払金額が最も小さくなるクーポン選択状態を予め把握できる。
また本発明は、上記特徴に加え、顧客自らの操作に基づいて取引の精算処理を行う精算手段を備え、前記宣言手段は、取引に適用しようとするクーポンの利用を顧客による操作に基づいて宣言することを特徴としている。
精算手段としては、例えば、フルセルフレジや、セミセルフ精算機や、対面POS装置(その客側表示器)などが考えられる。
また宣言手段としては、例えば顧客の携帯端末の画面や紙媒体などに表示したクーポンに関するコード情報(1次元バーコード又は2次元コードなど)を読み取るスキャナや、画面に表示した各種クーポンを直接タッチしたりマウスで指定したりすることなどで宣言する手段や、キーボードで入力することで宣言する手段など、各種の手段が考えられる。
なお、上述のセルフ精算装置(商品販売データ処理装置)40としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムとしてのセルフ精算装置(商品販売データ処理装置)40に読み込ませ、実行することにより、上記のセルフ精算装置(商品販売データ処理装置)40としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの構成であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。