Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7621741B2 - 点眼剤容器 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7621741B2 - 点眼剤容器 - Google Patents

点眼剤容器 Download PDF

Info

Publication number
JP7621741B2
JP7621741B2 JP2020083564A JP2020083564A JP7621741B2 JP 7621741 B2 JP7621741 B2 JP 7621741B2 JP 2020083564 A JP2020083564 A JP 2020083564A JP 2020083564 A JP2020083564 A JP 2020083564A JP 7621741 B2 JP7621741 B2 JP 7621741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
cyclic olefin
resin
light
eye drop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020083564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021178645A (ja
Inventor
良到 田中
篤 美尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zacros
Original Assignee
Zacros
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zacros filed Critical Zacros
Priority to JP2020083564A priority Critical patent/JP7621741B2/ja
Publication of JP2021178645A publication Critical patent/JP2021178645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7621741B2 publication Critical patent/JP7621741B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、点眼剤容器に関する。
従来、点眼剤を収容した点眼剤容器としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂製容器が広く用いられている。一般的な点眼剤容器は、点眼剤の収容部と、収容部から突出したノズル部とを備え、ノズル部を目に向けて収容部を手指で押圧することにより、点眼剤容器から点眼剤を点眼することができるように構成されている。
一方、包装袋等の包装容器において、内容成分の非吸着性に優れた樹脂として、環状オレフィン系樹脂が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。また、医薬品等を収容する輸液・薬液バッグ等において、光に対する内容物の保存安定性を高めるため、多層構造の容器の特定の樹脂層に光線遮断物質を配合し、さらに光線遮断物質の溶出を防止する溶出物遮断層を積層する提案がある(例えば、特許文献3参照)。
国際公開第2003/043895号 国際公開第2004/080370号 国際公開第2014/189030号
収容部における点眼剤の収着(吸着又は吸収)を抑制するには、点眼剤の有効成分を収着しにくい材料を採用する必要がある。また、収容部における点眼剤の保存安定性を高めるには、外部の光線を遮断する機能を容器に付与する必要がある。また、点眼剤容器においては、点眼剤の残量など内容物の視認性を確保する必要がある。このため、金属箔、金属蒸着層等の不透明材料を使用せず、光線遮断物質等の添加剤を樹脂に添加する場合は、光線遮断物質の溶出を防止する必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、点眼剤の収着(吸着、吸収)を抑制するとともに、内容品の目視確認が可能であり、特定波長の光線を遮断する機能を有し、光線遮断物質の溶出を抑制することができる点眼剤容器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の一態様は、点眼剤を収容する収容部を有する点眼剤容器であって、前記収容部の最内層が、環状オレフィン系樹脂を含む層から構成され、前記収容部の前記最内層より外側に、紫外線吸収剤、有機顔料、無機顔料、無機物質、有色顔料、蛍光増白剤、及び染料からなる群から選択される光線遮断物質の少なくとも一種を含有する樹脂からなる光線遮断層が積層されていることを特徴とする点眼剤容器である。
前記光線遮断層を構成する樹脂が、非環状オレフィン樹脂又は環状オレフィン系樹脂であってもよい。
前記光線遮断層より外側に、光線遮断物質を含有しない非環状オレフィン樹脂層が積層されていてもよい。
前記点眼剤容器は、前記収容部に収容される点眼剤を点眼するためのノズル部を有してもよい。
前記環状オレフィン系樹脂が、COP(異なる環状オレフィン同士の共重合体)又はCOC(環状オレフィンと非環状オレフィンとの共重合体)から選択される環状オレフィン共重合体(コポリマー)の少なくとも1種であってもよい。
本発明の点眼剤容器によれば、点眼剤の収着(吸着、吸収)を抑制するとともに、内容品の目視確認が可能であり、特定波長の光線を遮断する機能を有し、光線遮断物質の溶出を抑制することができる。
点眼剤容器の一例を示す模式図である。 第1実施形態の積層体を示す断面図である。 第2実施形態の積層体を示す断面図である。 第3実施形態の積層体を示す断面図である。
以下、好適な実施形態に基づいて、本発明を説明する。
図1は、点眼剤容器の一例を示す模式図である。本実施形態の点眼剤容器10は、液状等の点眼剤が収容される収容部11と、収容部11に収容される点眼剤を点眼するためのノズル部13を有する。収容部11とノズル部13との間は、段階的に縮径部12を有してもよい。点眼剤容器10は、ノズル部13を保護するため、キャップ14を有してもよい。キャップ14は、収容部11、縮径部12、ノズル部13の少なくともいずれかに対して、開閉可能または着脱可能に連結されることが好ましい。
収容部11の容量は、特に限定されないが、例えば50ml以下であり、1ml、2.5ml、3ml、5ml、10ml、15ml、20ml、25ml、30ml、40ml等、あるいは上記数値群から選択された2つの数値A,Bを下限および上限とする範囲(A以上かつB以下)であってもよい。
点眼剤としては、水性点眼剤、油性点眼剤、用時溶解点眼剤、懸濁性点眼剤などが挙げられる。点眼剤は、有効成分以外の添加剤として、可溶化剤、安定化剤、等張化剤、緩衝剤、pH調節剤、防腐剤、粘稠化剤などから選択される1種または2種以上を含有してもよい。
点眼剤に用いられる有効成分の具体例としては、限定はされないが、プロスタグランジン関連薬として、イソプロピルウノプロストン、ラタノプロスト、トラボプロスト、タフルプロスト、ビマトプロスト;非ステロイド性抗炎症薬として、ジクロフェナクナトリウム、プラノプロフェン、ブロムフェナクナトリウム水和物、ネパフェナク;ビタミンB製剤として、シアノコバラミン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム;抗アレルギー成分として、アシタザノラスト水和物、アンレキサノクス、イブジラスト、エピナスチン塩酸塩、オロパタジン塩酸塩、クロモグリク酸ナトリウム、ケトチフェンフマル酸塩、トラニラスト、ペミロラストカリウム、レボカバスチン塩酸塩;免疫抑制薬として、シクロスポリン、タクロリムス水和物;β遮断薬として、カルテオロール塩酸塩、チモロールマレイン酸塩、ニプラジロール、ベタキソロール塩酸塩、レボブノロール塩酸塩;α1遮断薬として、ブナゾシン塩酸塩;α2刺激薬として、ブリモニジン酒石酸塩;副交感神経刺激薬として、ピロカルピン塩酸塩;交感神経刺激薬として、ジピベフリン塩酸塩;コリンエステラーゼ阻害薬として、ジスチグミン臭化物;白内障治療薬として、グルタチオン、ピレノキシン;抗菌薬として、ガチフロキサシン水和物、ジベカシン硫酸塩、トスフロキサシントシル酸塩水和物、トブラマイシン、バンコマイシン塩酸塩、モキシフロキサシン塩酸塩、レボフロキサシン水和物、塩酸ロメフロキサシン、オフロキサシン、クロラムフェニコール、ノルフロキサシン;β遮断薬・炭酸脱水酵素阻害薬配合剤として、ドルゾラミド塩酸塩、ブリンゾラミド等が挙げられる。これらの1種または2種以上を含有していてもよい。
図2は、第1実施形態による収容部11を構成する積層体20を示す。第1実施形態の積層体20は、点眼剤に接触し得る内面を有する最内層L1と、最内層L1の外側に積層された第2層L2と、第2層L2の外側に積層された第3層L3とを有する。最内層L1と第2層L2とが直接接してもよく、あるいは、最内層L1と第2層L2との間に他の層が介在してもよい。また、第2層L2と第3層L3とが直接接してもよく、あるいは、第2層L2と第3層L3との間に他の層が介在してもよい。また、第3層L3は、積層体20の最外層(外気に接触する層)であってもよいし、積層体20が第3層L3の外側に他の層を有してもよい。積層体20は、最内層L1、第2層L2及び第3層L3の3層構成としてもよい。
第1実施形態の積層体20では、最内層L1が、環状オレフィン系樹脂を含む層22から構成されている。また、第2層L2及び第3層L3を構成する樹脂が、非環状オレフィン樹脂である。また、第2層L2が、光線遮断物質を含有する樹脂からなる光線遮断層である。最内層L1及び第3層L3は、光線遮断物質を含有しない樹脂層とすることができる。すなわち、最内層L1は、光線遮断物質を含有しないで環状オレフィン系樹脂を含む層22であり、第2層L2は、非環状オレフィン樹脂を含む光線遮断層21Aであり、第3層L3は、光線遮断物質を含有しない非環状オレフィン樹脂層21である。
図3は、第2実施形態による収容部11を構成する積層体20Aを示す。第2実施形態の積層体20Aは、第2層L2を構成する樹脂が、環状オレフィン系樹脂であること以外は、第1実施形態の積層体20と同様に構成することができる。すなわち、積層体20Aの第2層L2は、環状オレフィン系樹脂を含む光線遮断層22Aである。
図4は、第3実施形態による収容部11を構成する積層体20Bを示す。第3実施形態の積層体20Bは、環状オレフィン系樹脂を含む層22からなる最内層L1と、非環状オレフィン樹脂を含む光線遮断層21Aからなる第2層L2とを有する。すなわち、第3実施形態の積層体20Bは、第1実施形態の積層体20から第3層L3を省略した構成である。積層体20Bは、最内層L1及び第2層L2の2層構成としてもよい。
非環状オレフィン樹脂を含む光線遮断層21Aが積層体20Bの最外層となる場合は、積層体20Bを点眼剤容器10の収容部11として使用する際、積層体20Bに一体化されない樹脂層として、積層体20Bの外側にシュリンクフィルム等を重ね合わせてもよい。また、積層体20Bに一体化される樹脂層として、非環状オレフィン樹脂層又は他の樹脂層が、積層体20Bの外側に塗布、コーティング等により積層されてもよい。
各実施形態の積層体20,20A,20Bは、非収着性(非吸着性)及び防湿性に優れた樹脂として、環状オレフィン系樹脂を含む層を有する。第1及び第3実施形態の積層体20,20Bでは最内層L1、第2実施形態の積層体20Aでは最内層L1及び第2層L2が、環状オレフィン系樹脂を含む。少なくとも最内層L1が環状オレフィン系樹脂を含むことにより、内容物の非収着性がより良好となる。
環状オレフィン系樹脂としては、環状オレフィン共重合体(コポリマー)が好ましく、具体的には、いわゆる一般的にCOP(異なる環状オレフィン同士の共重合体)、COC(環状オレフィンと非環状オレフィンとの共重合体)等の少なくとも1種が挙げられる。環状オレフィン共重合体(コポリマー)に代えて、または環状オレフィン共重合体(コポリマー)と共に、環状オレフィンの単独重合体(ホモポリマー)、またはその水素添加物を配合することも可能である。環状オレフィン系樹脂を含む層により、内容物が収容部11に収着されること、及び収容部11を通しての防湿性を向上して蒸散を抑制することができる。収容部11を通じた蒸散を抑制することにより、有効成分の水分による劣化または濃度の変化を抑制して、点眼剤の使用期限を延ばすことができる。
環状オレフィン系樹脂を含む層の厚さ(2層以上の場合は合計の厚さ)は、1~500μmの範囲が好ましく、50~200μmの範囲がより好ましい。この厚さの具体例としては、1μm、5μm、10μm、50μm、100μm、150μm、200μm、300μm、350μm、400μm、450μm、500μm、あるいは、上記数値群から選択された2つの数値A,Bを下限および上限とする範囲(A以上かつB以下)であってもよい。
COP(異なる環状オレフィン同士の共重合体)としては、例えば2種以上の環状オレフィンの共重合体、またはその水素添加物が挙げられる。COP(異なる環状オレフィン同士の共重合体)は、好ましくは非結晶性の重合体であり、より好ましくは、メタセシス等による環状オレフィンの開環重合体、又はその水素添加物である。COP(異なる環状オレフィン同士の共重合体)は、COC(環状オレフィンと非環状オレフィンとの共重合体)等に比べて脂環式構造を含有する比率が高く、非収着性(非吸着性)に優れる。
COC(環状オレフィンと非環状オレフィンとの共重合体)としては、例えば少なくとも1種の環状オレフィンと、少なくとも1種の非環状オレフィンとの共重合体、またはその水素添加物が挙げられる。COC(環状オレフィンと非環状オレフィンとの共重合体)は、好ましくは非結晶性の重合体であり、より好ましくは、環状オレフィンとエチレンとの共重合体、又はその水素添加物である。
環状オレフィン系樹脂の構成モノマーとして使用される環状オレフィンは、少なくとも1つの環構造を有する不飽和炭化水素(オレフィン)である。例えば、炭素原子数が3~20のシクロアルカンを有するビニルシクロアルカン及びその誘導体、炭素原子数が3~20のモノシクロアルケン及びその誘導体、ノルボルネン骨格を有する環状オレフィン(ノルボルネン系モノマー)等の少なくとも1種が挙げられる。
ノルボルネン系モノマーとしては、ビシクロ[2.2.1]-2-ヘプテン(ノルボルネン)及びその誘導体が挙げられる。ノルボルネン誘導体としては、アルキル基等の置換基を有する化合物、ノルボルナジエンのように不飽和結合を2以上有する化合物、3つ以上の環構造を有し、そのうち2つの環構造がノルボルネン骨格を構成する化合物が挙げられる。3つ以上の環構造を有するノルボルネン系モノマーとしては、トリシクロ[5.2.1.02,6]デセン(ジヒドロジシクロペンタジエン)や、ノルボルネンまたはジヒドロジシクロペンタジエンに1分子以上のシクロペンタジエンがディールス・アルダー反応により付加した化合物(例えばテトラシクロドデセン、ペンタシクロペンタデセン、ヘキサシクロヘプタデセン等)、これらの水素添加物、二重結合の位置が異なる異性体、アルキル置換体等が挙げられる。
COC(環状オレフィンと非環状オレフィンとの共重合体)の構成モノマーとして使用される非環状オレフィンとしては、例えば、エチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン等のα-オレフィン、3-デセン、3-ドデセン等のアルケン類が挙げられる。
環状オレフィン系樹脂を含む層を構成する樹脂成分は、環状オレフィン系樹脂の少なくとも1種のみでもよく、環状オレフィン系樹脂と他の樹脂等との混合物でもよい。環状オレフィン系樹脂を含む層における環状オレフィン系樹脂の割合は、例えば50~100重量%が挙げられる。環状オレフィン系樹脂を含む層に配合し得る他の樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂等の非環状オレフィン樹脂、スチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。
収容部11を構成する積層体20,20A,20Bは、光線遮断物質の少なくとも一種を含有する樹脂からなる光線遮断層21A,22Aを有する。これにより、収容部11において、内容品の目視確認が可能でありながら、特定波長の光線を遮断する機能を有する。光線遮断物質としては、紫外線吸収剤、有機顔料、無機顔料、無機物質、有色顔料、蛍光増白剤、及び染料からなる群から選択される光線遮断物質が挙げられる。
収容部11において、波長380nm以下における光線透過率を1%以下とすることが好ましい。これにより、波長200~380nmの最も有害と言われている近紫外線を遮断することが容易になり、内容品の保存安定性を高める効果がある。波長380nm以上400nm以下における光線透過率を30%以下、好ましくは1%以下とすることで、可視光に近い紫外線を遮断することができ、内容品の保存安定性をより高めることができる。
収容部11において、波長450nmにおける光線透過率を15%以上、より好ましくは55%以上とすることが好ましい。これにより、多層の積層体の外部から内容物を可視することが容易になり、可視検査工程における異物や不良の除去が可能となり品質を高める効果がある。なお、波長450nm以下又は波長450nm以上においても、光線透過率を低くすることが好ましい。赤外線の遮断は、必要に応じて考慮してもよい。
光線遮断物質のうち、有機化合物からなる紫外線吸収剤の具体例としては、ベンゾフェノン系化合物、オキシベンゾン系化合物、ベンゾイルメタン系化合物、ブチル-メトキシベンゾイルメタン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、トリアゾール系化合物、ベンゾエート系化合物、ヒドロキシフェニルトリアジン系化合物、サリシレート系化合物、トリアリールトリアジン系化合物、桂皮酸系化合物、パラアミノ安息香酸系化合物、カンフル系化合物が挙げられる。
光線遮断物質のうち、無機物質からなる紫外線吸収剤の具体例としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化ニッケル、酸化マグネシウム、マイカ、カオリン、セリサイト等、又はそれらの修飾体が挙げられる。
光線遮断物質のうち、有機顔料、無機顔料、有色顔料からなる各種顔料の具体例としては、フタロシアニン等の有機顔料、酸化チタン、カーボンブラック等の無機顔料が挙げられる。これらはいずれも有色顔料である。有色顔料の色としては、黄、青、緑、橙、赤、茶、黒、白などが挙げられる。1種の顔料を単独で、又は複数の顔料を混合して使用することができる。
蛍光増白剤又は染料の具体例としては、ジアミノスチルベン系化合物、イミダゾール系化合物、チアゾール系化合物、オキサゾール系化合物、トリアゾール系化合物、オキサジアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、クマリン系化合物、ナフタルイミド系化合物、ピラゾリン系化合物、ピレン系化合物、イミダゾロン系化合物、ベンジジン系化合物、ジアミノカルバゾール系化合物、オキサシアニン系化合物、メチン系化合物、ピリジン系化合物、アントラピリダジン系化合物、ジスチリル系化合物、カルボスチリル系化合物、インドール系化合物、キノリノン系化合物などが挙げられる。
光線遮断層における光線遮断物質の添加割合としては、0.01~10重量%が挙げられる。光線遮断物質の添加割合が少なすぎると、光線遮断機能が不十分になり、好ましくない。光線遮断物質の添加割合が多すぎると、コストが増加するばかりか、光線遮断物質の溶出やブリードアウトの可能性が高まるため、好ましくない。
光線遮断層22Aを構成する樹脂が、環状オレフィン系樹脂である場合は、光線遮断物質の溶出やブリードアウトを抑制することができるので、好ましい。光線遮断層21Aを構成する樹脂が、非環状オレフィン樹脂であっても、光線遮断層21Aの内側又は外側に、光線遮断物質を含まない樹脂層又は環状オレフィン系樹脂を含む層を積層することにより、光線遮断物質の溶出やブリードアウトを抑制することができる。
環状オレフィン系樹脂を含む層の外側(第2層L2又は第3層L3)には、光線遮断物質を含まない非環状オレフィン樹脂層21又は非環状オレフィン樹脂を含む光線遮断層21A(これらを総称して、非環状オレフィン樹脂層という。)が積層される。これにより、収容部11を構成する積層体20,20A,20Bが、環状オレフィン系樹脂を含む層のみからなる場合と比べて、点眼剤容器10を使用する際に、収容部11に触れて押圧する等しても、良好なスクイズ性が得られ、点眼剤容器10の機能を損ねにくくなる。
非環状オレフィン樹脂層の厚さ(両方を有する場合は合計の厚さ)は、200~2000μmの範囲が好ましく、200~1000μmの範囲がより好ましい。この厚さの具体例としては、200μm、300μm、350μm、400μm、450μm、500μm、600μm、700μm、800μm、900μm、1000μm、1500μm、2000μm、あるいは、上記数値群から選択された2つの数値A,Bを下限および上限とする範囲(A以上かつB以下)であってもよい。
非環状オレフィン樹脂は、エチレン、プロピレン、α-オレフィン等の非環状オレフィンを主体とするポリオレフィン樹脂である。非環状オレフィン樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が挙げられる。ポリエチレン樹脂としては、エチレンの単独重合体(エチレンホモポリマー)、エチレンと炭素数が4個のα-オレフィン(1-ブテン等)を共重合させた直鎖状低密度ポリエチレン(C4-LLDPE)、エチレンと炭素数が6個のα-オレフィン(1-ヘキセン等)を共重合させた直鎖状低密度ポリエチレン(C6-LLDPE)、エチレンと炭素数が8個のα-オレフィン(1-オクテン等)を共重合させた直鎖状低密度ポリエチレン(C8-LLDPE)、エチレン―酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン―ビニルアルコール共重合体(EVOH)などが挙げられる。ポリプロピレン樹脂としては、プロピレンの単独重合体(ホモポリマー)、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体などが挙げられる。
非環状オレフィン樹脂層を構成する樹脂成分は、ポリエチレン樹脂の少なくとも1種のみでもよく、ポリプロピレン樹脂の少なくとも1種のみでもよく、ポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹脂と他の樹脂等との混合物でもよい。非環状オレフィン樹脂層は、ポリエチレン樹脂を主成分とするポリエチレン樹脂層か、ポリプロピレン樹脂を主成分とするポリプロピレン樹脂層が好ましい。積層体に非環状オレフィン樹脂層が2層以上積層される場合は、いずれもポリエチレン樹脂層とするか、いずれもポリプロピレン樹脂層とすることが好ましい。非環状オレフィン樹脂層の主成分樹脂、すなわち、ポリエチレン樹脂層におけるポリエチレン樹脂及びポリプロピレン樹脂層におけるポリプロピレン樹脂の割合は、例えば50~100重量%が挙げられる。非環状オレフィン樹脂層に配合し得る他の樹脂としては、ポリエチレン樹脂層におけるポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン樹脂層におけるポリエチレン樹脂、その他の非環状オレフィン樹脂、スチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。
非環状オレフィン樹脂層を構成する樹脂成分がポリエチレン樹脂である場合は、環状オレフィン系樹脂を含む層と直接積層することができる。非環状オレフィン樹脂層を構成する樹脂成分がポリプロピレン樹脂である場合は、ポリプロピレン樹脂層と環状オレフィン系樹脂を含む層との間に、接着層を介在させることが好ましい。接着層を構成する接着剤としては、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、酸変性樹脂等が挙げられる。
第1実施形態の積層体20のように、非環状オレフィン樹脂層21又は非環状オレフィン樹脂を含む光線遮断層21Aを2層以上有する場合は、これら2層以上の合計に対して、各層の厚さが10%以上90%以下であることが好ましい。また、第2実施形態の積層体20Aのように、環状オレフィン系樹脂を含む層22又は環状オレフィン系樹脂を含む光線遮断層22Aを2層以上有する場合は、これら2層以上の合計に対して、各層の厚さが10%以上90%以下であることが好ましい。
収容部11を構成する積層体20,20A,20Bの厚さは、300~2000μmの範囲が好ましく、500~1500μmの範囲がより好ましく、例えば、300μm、400μm、500μm、600μm、700μm、800μm、1000μm、1200μm、1500μm、1800μm、2000μm、あるいは上記数値群から選択された2つの数値A,Bを下限および上限とする範囲(A以上かつB以下)が挙げられる。ここで、積層体20,20A,20Bの厚さとは、収容部11の全面にわたり相互に密着してラミネート及び成形された各層の厚さを含む合計であり、ラベル、シール等のように収容部に部分的に貼り合わされる層の厚さや、シュリンクフィルム等のように相互に密着することなく重ね合わされる層の厚さは、含まない。
収容部11を構成する積層体20,20A,20Bは、補強層、ガスバリア層、紫外線吸収層、および印刷層等の1種または2種以上を有してもよい。積層体20,20A,20Bを構成する各層の積層方法としては、ドライラミネート、押出ラミネート、共押出、塗布等が挙げられ、各層の材料、組み合わせ等に応じて適宜選択することができる。積層体20,20A,20Bは、全体が無色透明でもよく、厚さ方向または面方向の一部または全部が着色されてもよい。容器の成形法としては、特に限定されないが、例えばブロー成形等が挙げられる。容器の種類としては、特に限定されないが、例えばボトル容器が挙げられる。
ガスバリア層は、例えば無機物やガスバリア性樹脂等から構成することができる。無機物としては、金属蒸着層やアルミナ等の金属酸化物が挙げられる。ガスバリア性樹脂としては、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、塩化ビニリデン、フッ素樹脂(PCTFE,PTFE,PFA)等が挙げられる。ただし、点眼剤容器の収容部は、包装袋等と異なり、点眼時に繰り返し押圧されて負荷が大きい。このため、積層体20,20A,20Bが無機物やハロゲン含有樹脂等の異種材料からなるガスバリア層を含むことなく、相互の密着性に優れる組み合わせを採用して、ポリエチレン樹脂及び環状オレフィン系樹脂から収容部11を構成することが好ましい。
収容部11は、酸素吸収剤を含有する層を有してもよい。酸素吸収剤としては、共役ジエン重合体及びこれを環化させた共役ジエン重合体環化物、遷移金属塩などが挙げられる。共役ジエン重合体としては、ポリ(α-ピネン)、ポリ(β-ピネン)、ポリ(ジペンテン)等のポリテルペン類等が挙げられる。遷移金属塩としては、オレイン酸コバルト(II)、ナフテン酸コバルト(II)、2-エチルヘキサン酸コバルト(II)、ステアリン酸コバルト(II)、ネオデカン酸コバルト(II)等が挙げられる。酸素吸収剤を含有する層は、収容部11を構成する積層体20,20A,20Bのいずれかの樹脂層でもよく、他の層でもよい。
収容部11と縮径部12とが、積層体20,20A,20Bから一体的に構成されてもよい。収容部11と縮径部12とが一体的に構成される場合、ノズル部13は、縮径部12に嵌合する部分を有してもよい。収容部11と縮径部12とが別体から構成される場合、ノズル部13が縮径部12と一体的に構成され、縮径部12が、収容部11の上部に嵌合する部分を有してもよい。
収容部11を構成する積層体20,20A,20Bは、上述した光線遮断物質、酸素吸収剤の他にも、必要に応じて、所望の添加剤を樹脂層に添加することができる。これらの添加剤は、光線遮断物質と同様に、光線遮断層21A,22Aに添加することが好ましい。これにより、光線遮断物質と同様に、添加剤の溶出又はブリードアウトを抑制することができる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
本実施形態の積層体から構成される包装容器は、点眼剤容器の収容部に限らず、他の内容物を収容する容器に適用することも可能である。例えば点鼻剤、点耳剤、その他、投与に際して薬液を患部に滴下する方式の薬剤が挙げられる。
10…点眼剤容器、11…収容部、12…縮径部、13…ノズル部、14…キャップ、20,20A,20B…積層体、21…光線遮断物質を含有しない非環状オレフィン樹脂層、21A…非環状オレフィン樹脂を含む光線遮断層、22…環状オレフィン系樹脂を含む層、22A…環状オレフィン系樹脂を含む光線遮断層、L1…最内層、L2…第2層、L3…第3層。

Claims (4)

  1. 点眼剤を収容する収容部を有する点眼剤容器であって、
    前記収容部の最内層が、環状オレフィン系樹脂を含む層から構成され、
    前記収容部の前記最内層より外側に、蛍光増白剤又は染料を含有する樹脂からなる光線遮断層が積層され、前記光線遮断層を構成する樹脂が、環状オレフィン系樹脂であることを特徴とする点眼剤容器。
  2. 前記光線遮断層より外側に、光線遮断物質を含有しない非環状オレフィン樹脂層が積層されていることを特徴とする請求項に記載の点眼剤容器。
  3. 前記点眼剤容器は、前記収容部に収容される点眼剤を点眼するためのノズル部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の点眼剤容器。
  4. 前記環状オレフィン系樹脂が、COP(異なる環状オレフィン同士の共重合体)又はCOC(環状オレフィンと非環状オレフィンとの共重合体)から選択される環状オレフィン共重合体(コポリマー)の少なくとも1種であることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の点眼剤容器。
JP2020083564A 2020-05-12 2020-05-12 点眼剤容器 Active JP7621741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020083564A JP7621741B2 (ja) 2020-05-12 2020-05-12 点眼剤容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020083564A JP7621741B2 (ja) 2020-05-12 2020-05-12 点眼剤容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021178645A JP2021178645A (ja) 2021-11-18
JP7621741B2 true JP7621741B2 (ja) 2025-01-27

Family

ID=78510886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020083564A Active JP7621741B2 (ja) 2020-05-12 2020-05-12 点眼剤容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7621741B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224317A (ja) 2005-02-15 2006-08-31 Toppan Printing Co Ltd 遮光性積層フィルムおよびそのフィルムを用いた遮光性包装体
WO2013125515A1 (ja) 2012-02-22 2013-08-29 キョーラク株式会社 遮光容器
JP2015016871A (ja) 2013-07-09 2015-01-29 伸晃化学株式会社 製剤容器
JP2015123993A (ja) 2013-12-26 2015-07-06 大日本印刷株式会社 耐アルカリ性包装材および耐アルカリ性包装容器
JP2015229505A (ja) 2014-06-04 2015-12-21 キョーラク株式会社 遮光容器
WO2018190422A1 (ja) 2017-04-13 2018-10-18 ロート製薬株式会社 スクイズボトル
JP2019147755A (ja) 2018-02-27 2019-09-05 ロート製薬株式会社 眼科組成物
JP2020059550A (ja) 2018-10-12 2020-04-16 ロート製薬株式会社 樹脂製容器

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224317A (ja) 2005-02-15 2006-08-31 Toppan Printing Co Ltd 遮光性積層フィルムおよびそのフィルムを用いた遮光性包装体
WO2013125515A1 (ja) 2012-02-22 2013-08-29 キョーラク株式会社 遮光容器
JP2015016871A (ja) 2013-07-09 2015-01-29 伸晃化学株式会社 製剤容器
JP2015123993A (ja) 2013-12-26 2015-07-06 大日本印刷株式会社 耐アルカリ性包装材および耐アルカリ性包装容器
JP2015229505A (ja) 2014-06-04 2015-12-21 キョーラク株式会社 遮光容器
WO2018190422A1 (ja) 2017-04-13 2018-10-18 ロート製薬株式会社 スクイズボトル
JP2019147755A (ja) 2018-02-27 2019-09-05 ロート製薬株式会社 眼科組成物
JP2020059550A (ja) 2018-10-12 2020-04-16 ロート製薬株式会社 樹脂製容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021178645A (ja) 2021-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7783340B2 (ja) ノズルを構成する中栓及び点眼剤容器
KR100999705B1 (ko) 약액 충전 플라스틱 앰플 및 그의 제조 방법
ES2755038T3 (es) Recipiente tubular
KR102157522B1 (ko) 광선 차단 시트 및 용기
JP2009023100A (ja) 紫外線を吸収し可視光線を透過する積層材料と該積層材料を用いた包装体およびプレススルーパッケージ並びにシュリンクラベル
JP2021177839A (ja) 点眼剤容器
JP2021138458A (ja) チューブ容器
JP7621741B2 (ja) 点眼剤容器
JP7621742B2 (ja) 点眼剤容器
JP7763396B2 (ja) 点眼剤容器
JP7477319B2 (ja) ノズルを構成する中栓及び点眼剤容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20241217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7621741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150