JP7626677B2 - 車両用ドアトリム - Google Patents
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Description
高齢者等が降車する時には、ドアが少ししか開かなかったり勢いよく開いたりすることがある。ドアが少ししか開かなかった場合、高齢者等がプルハンドル部を持つとドアが勝手に開く動きをすることがある。ドアが勢いよく開いた場合、高齢者等は、シート肩口を掴んで身体を外側に向け、シートから身体を起こすために無理矢理握ると、ドアが勝手に閉じる動きをすることがある。
前記アームレストは、前記車室の方に向いたアームレスト表面を有し、該アームレスト表面に開口部を有し、該開口部の上側にグリップ部を備え、
前記グリップ部は、前記トリム表面に沿って該トリム表面から離隔したグリップ本体部、及び、該グリップ本体部の前端から前記トリム表面に繋がった折曲部を備え、
前記開口部は、前記グリップ本体部と前記トリム表面との間の隙間に繋がり、
前記グリップ部は、前記隙間及び前記開口部を通して前記折曲部を握ることが可能な形状を有する、態様を有する。
まず、図1~11に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。
また、本願において、数値範囲「Min~Max」は、最小値Min以上、且つ、最大値Max以下を意味する。
本技術の一態様に係る車両用ドアトリム1は、車室SP1の方に向いたトリム表面15を有するトリム本体10、及び、該トリム本体10から前記車室SP1の方に配置されたアームレスト20を備える。前記アームレスト20は、前記車室SP1の方に向いたアームレスト表面25を有し、該アームレスト表面25に開口部30を有し、該開口部30の上側にグリップ部41を備える。前記グリップ部41は、前記トリム表面15に沿って該トリム表面15から離隔したグリップ本体部50、及び、該グリップ本体部50の前端50aから前記トリム表面15に繋がった折曲部55を備える。前記開口部30は、前記グリップ本体部50と前記トリム表面15との間の隙間CL1に繋がっている。図2,9に例示するように、前記グリップ部41は、前記隙間CL1及び前記開口部30を通して前記折曲部55を握ることが可能な形状を有する。
図2,3等に例示するように、前記アームレスト20は、前記開口部30の上側にある前記グリップ部41における前記折曲部55とは反対側の端部(例えば後端41b)から前記トリム表面15に沿って延出した手掛け部42を備えていてもよく、該手掛け部42と前記トリム表面15との間に収納用の第二の隙間CL2を有していてもよい。前記グリップ部41と前記手掛け部42とは、連続した手摺り40として機能してもよい。これにより、高齢者等は、グリップ部41から手掛け部42へ離さずに手H1を掛けたり手掛け部42からグリップ部41へ離さずに手H1を掛けたりすることができる。従って、本態様は、さらに車両に乗り降りし易くさせることができる。
図2,6,8等に例示するように、前記手掛け部42は、前記グリップ部41よりも上面の幅が広い手載せ部60を備えていてもよい。これにより、高齢者等は、手載せ部60に手H1を載せて体重を掛けることができる。従って、本態様は、さらに車両に乗り降りし易くさせることができる。
図2,3等に例示するように、前記手掛け部42は、前記グリップ部41と前記手載せ部60との間にプルハンドル部65を備えていてもよい。図7,8に例示するように、前記プルハンドル部65と前記トリム表面15との間の前記第二の隙間CL2の上部CL2fは、前記手載せ部60と前記トリム表面15との間の前記第二の隙間CL2の上部CL2rよりも広くてもよい。これにより、プルハンドル部65に指F1を掛け易くなる。従って、本態様は、車両に乗り降りし易くさせながらプルハンドル部を実現させることができる。
図6~8に例示するように、前記アームレスト20は、前記グリップ本体部50と前記トリム表面15との間の前記隙間CL1に入った物200が載る第一載置面(例えば載置面35)を有していてもよく、前記手掛け部42と前記トリム表面15との間の前記第二の隙間CL2に入った物200が載る第二載置面(例えば載置面36,37)を有していてもよい。前記第一載置面(35)と前記第二載置面(36,37)の少なくとも一方は、前記トリム表面15から離れるにつれて下がる傾斜面(例えば傾斜面35a,36a,37a)を有していてもよい。これにより、グリップ本体部50とトリム表面15との間の隙間CL1、又は、手掛け部42とトリム表面15との間の第二の隙間CL2に入った物200の下部202が傾斜面(35a,36a,37a)に誘導されてトリム表面15から離れ、物200の上部201がトリム表面15に寄りかかり易くなる。その結果、物200の上部201がグリップ本体部50又は手掛け部42から離れ易くなり、グリップ本体部50又は手掛け部42に手H1を掛け易くなる。従って、本態様は、さらに車両に乗り降りし易くさせることができる。
図2,3,6等に例示するように、本車両用ドアトリム1は、前記グリップ本体部50と前記トリム表面15との間の前記隙間CL1と、前記手掛け部42と前記トリム表面15との間の前記第二の隙間CL2と、の間にスイッチ105の操作部70をさらに備えていてもよい。前記操作部70は、前記グリップ本体部50及び前記手掛け部42よりも上面が低くてもよい。本態様は、途中にスイッチ105の操作部70があってもグリップ部41から手掛け部42へ離さずに手H1を掛けたり手掛け部42からグリップ部41へ離さずに手H1を掛けたりすることができるので、さらに車両に乗り降りし易くさせることができる。
図1は、車両用ドアトリム1を含む自動車100(車両の例)の内装の要部を模式的に例示している。図2,3は、ドアトリム1の要部を模式的に例示している。図2に下部には、隙間CL1と開口部30に指F1を通して握ることが可能な折曲部55を含むグリップ部41及びその周辺の拡大図が例示されている。図4は、ドアトリム1を模式的に例示する分解図である。これらの図中、FRONT、REAR、UP、DOWNは、それぞれ、前、後、上、下を示す。左右の位置関係は、自動車100から前を見る方向を基準とする。また、符号D1は自動車100の前後方向を示し、符号D1rは自動車100の後方を示し、符号D2は自動車100の上下方向を示し、符号D3は自動車100の車幅方向を示し、符号D3iは車幅方向D3に沿って車外から車室SP1に向かう内方を示し、符号D3oは車幅方向D3に沿って車室SP1から車外に向かう外方を示している。ドアトリム1の構成要素に付された名称に含まれる「前」はドア102が閉じている場合における「前」を意味し、前述の名称に含まれる「後」はドア102が閉じている場合における「後」を意味する。尚、各部の位置関係の説明は、例示に過ぎない。従って、前後方向を左右方向に変更すること、左右方向を前後方向に変更すること、回転方向を逆方向に変更すること、等も、本技術に含まれる。
手掛け部42は、グリップ部41の後端41bから後方D1rへ延出したプルハンドル部65、及び、このプルハンドル部65の後端65bから後方D1rへ延出して途中で車外の方へ曲がった手載せ部60を含んでいる。プルハンドル部65の後端65bは、手載せ部60の前端60aでもある。手載せ部60の上面60cの幅は、グリップ部41の上面41cの幅よりも広く、プルハンドル部65の上面65cの幅よりも広い。
トリムアッパ11とオーナメント12とは、超音波溶着や熱溶着といった溶着、ねじ止め、等のいずれかにより、互いに固定される。図4には、トリムアッパ11とオーナメント12とが互いに固定された状態が示されている。
トリムロア17の上部19には、アームレストベース21が組み付けられる。トリムロア17の上部19は複数の固定部位19aを備え、アームレストベース21は車室SP1側の面21aに複数の固定部位21bを備えている。アームレストベース21の各固定部位21bは、超音波溶着や熱溶着といった溶着、ねじ止め、等のいずれかにより、トリムロア17の固定部位19aに固定される。これにより、トリムロア17の上部19にアームレストベース21が取り付けられる。
尚、グリップ部41の表面と手掛け部42の表面とには、両方に跨がった表皮材が設けられてもよい。
以上により、図1に示すようなドアトリム1がドア102に組み付けられる。
図6は、ドアトリム1の要部を図2のA1-A1の位置において模式的に例示する横断面図である。図6には、グリップ部41のグリップ本体部50、開口部30におけるグリップ本体部50の下側の部分31、及び、隙間CL1に入った物が載る載置面35が示されている。載置面35は、第一載置面の例である。図7は、ドアトリム1の要部を図2のA2-A2の位置において模式的に例示する横断面図である。図7には、手掛け部42のプルハンドル部65、及び、第二の隙間CL2に入った物が載る載置面36が示されている。図2,3に示すように、プルハンドル部65は、前後方向D1においてグリップ部41と手載せ部60との間に配置されている。図8は、ドアトリム1の要部を図2のA3-A3の位置において模式的に例示する横断面図である。図8には、手掛け部42の手載せ部60、及び、第二の隙間CL2に入った物が載る載置面37が示されている。載置面36,37は、第二載置面の例である。
図8に示すように、手載せ部60とトリム表面15との間の載置面37は、トリム表面15から離れるにつれて下がる傾斜面37aを有している。載置面37は、プルハンドル部65とトリム表面15との間の載置面36に繋がっている。図11に例示するように、手載せ部60とトリム表面15との間の第二の隙間CL2に入れられた物200の下部202が傾斜面37aに載ると、物200の下部202は傾斜面37aに誘導されてトリム表面15から離れ、物200から外方D3oにあるトリム表面15に物200の上部201が寄りかかり易くなる。
以上より、途中にスイッチ105の操作部70があってもグリップ本体部50からプルハンドル部65へ離さずに手H1を掛けたりプルハンドル部65からグリップ本体部50へ離さずに手H1を掛けたりすることができる。手摺り40は折曲部55から手載せ部60まで繋がっているので、折曲部55からグリップ本体部50とプルハンドル部65を経て手載せ部60まで離さずに手H1を掛けたり、手載せ部60からプルハンドル部65とグリップ本体部50を経て折曲部55まで離さずに手H1を掛けたりすることができる。従って、高齢者等は、容易に自動車100に乗り降りすることができる。
図9は、ドア102が開いた状態の自動車100の要部を模式的に例示する平面図である。
図9に示すように、ドア102が大きく開いている場合、グリップ部41において折曲部55がグリップ本体部50よりも車室SP1に近い位置にある。高齢者等は、トリム表面15に沿ったグリップ本体部50のみならず、グリップ本体部50の前端50aからトリム表面15に繋がった折曲部55をしっかり握ることができる。
また、図10,11に示すように、グリップ本体部50とトリム表面15との間の隙間CL1を物200の収納に利用することができ、手掛け部42とトリム表面15との間の第二の隙間CL2も物200の収納に利用することができる。ここで、図6~8に示す載置面35,36,37は、トリム表面15から離れるにつれて下がる傾斜面35a,36a,37aを有している。例えば、図10に示すようにグリップ本体部50とトリム表面15との間の隙間CL1に入れられた物200の下部202が傾斜面35aに載ると、この傾斜面35aに物200の下部202が内方D3iへ誘導されてトリム表面15から離れる。その結果、物200の上部201がトリム表面15に寄りかかり易くなり、グリップ本体部50に手H1を掛け易くなる。図示していないが、プルハンドル部65とトリム表面15との間の第二の隙間CL2に入れられた物200の下部202が傾斜面36aに載ると、この傾斜面36aに物200の下部202が内方D3iへ誘導されてトリム表面15から離れる。その結果、物200の上部201がトリム表面15に寄りかかり易くなり、プルハンドル部65に手H1を掛け易くなる。図11に示すように手載せ部60とトリム表面15との間の第二の隙間CL2に入れられた物200の下部202が傾斜面37aに載ると、この傾斜面37aに物200の下部202が内方D3iへ誘導されてトリム表面15から離れる。その結果、物200の上部201がトリム表面15に寄りかかり易くなり、手載せ部60に手H1を掛け易くなる。従って、高齢者等は、容易に車両に乗り降りすることができる。
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、手摺り40は、略水平に配置されることに限定されず、後側が高くなるように傾斜して配置されてもよいし、前側が高くなるように傾斜して配置されてもよい。
グリップ部41と手掛け部42とは、別々の部材で形成されることに限定されず、一つの部材で形成されてもよい。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、車両に乗り降りし易くさせる車両用ドアトリム等の技術を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
10…トリム本体、10a…前端、10b…後端、
11…トリムアッパ、12…オーナメント、
15…トリム表面、
17…トリムロア、18…ベース、19…上部、
20…アームレスト、
21…アームレストベース、22…グリップ部材、23…手掛け部材、
25…アームレスト表面、26…対向面、
30…開口部、31,32…部分、
35,36,37…載置面、35a,36a,37a…傾斜面、
38…膨出部、
40…手摺り、
41…グリップ部、41a…前端、41b…後端、41c…上面、
42…手掛け部、42a…前端、42b…後端、
50…グリップ本体部、50a…前端、
55…折曲部、
60…手載せ部、60a…前端、60c…上面、
65…プルハンドル部、65b…後端、65c…上面、
70…操作部、70c…上面、
100…自動車(車両の例)、102…ドア、102a…前縁部、105…スイッチ、
200…物、201…上部、202…下部、
AX1…回転軸、
CL1…隙間、CL2…第二の隙間、CL2f,CL2r…上部、
D1…前後方向、D1r…後方、D2…上下方向、
D3…車幅方向、D3i…内方、D3o…外方、
F1…指、H1…手、SP1…車室。
Claims (6)
- 車室の方に向いたトリム表面を有するトリム本体、及び、該トリム本体から前記車室の方に配置されたアームレストを備える車両用ドアトリムであって、
前記アームレストは、前記車室の方に向いたアームレスト表面を有し、該アームレスト表面に開口部を有し、該開口部の上側にグリップ部を備え、
前記グリップ部は、前記トリム表面に沿って該トリム表面から離隔したグリップ本体部、及び、該グリップ本体部の前端から前記トリム表面に繋がった折曲部を備え、
前記開口部は、前記グリップ本体部と前記トリム表面との間の隙間に繋がり、
前記グリップ部は、前記隙間及び前記開口部を通して前記折曲部を握ることが可能な形状を有する、車両用ドアトリム。 - 前記アームレストは、前記開口部の上側にある前記グリップ部における前記折曲部とは反対側の端部から前記トリム表面に沿って延出した手掛け部を備え、該手掛け部と前記トリム表面との間に収納用の第二の隙間を有し、
前記グリップ部と前記手掛け部とが連続した手摺りとして機能する、請求項1に記載の車両用ドアトリム。 - 前記手掛け部は、前記グリップ部よりも上面の幅が広い手載せ部を備える、請求項2に記載の車両用ドアトリム。
- 前記手掛け部は、前記グリップ部と前記手載せ部との間にプルハンドル部を備え、
前記プルハンドル部と前記トリム表面との間の前記第二の隙間の上部は、前記手載せ部と前記トリム表面との間の前記第二の隙間の上部よりも広い、請求項3に記載の車両用ドアトリム。 - 前記アームレストは、前記グリップ本体部と前記トリム表面との間の前記隙間に入った物が載る第一載置面、及び、前記手掛け部と前記トリム表面との間の前記第二の隙間に入った物が載る第二載置面を有し、
前記第一載置面と前記第二載置面の少なくとも一方は、前記トリム表面から離れるにつれて下がる傾斜面を有する、請求項2~請求項4のいずれか一項に記載の車両用ドアトリム。 - 前記グリップ本体部と前記トリム表面との間の前記隙間と、前記手掛け部と前記トリム表面との間の前記第二の隙間と、の間にスイッチの操作部をさらに備え、
前記操作部は、前記グリップ本体部及び前記手掛け部よりも上面が低い、請求項2~請求項5のいずれか一項に記載の車両用ドアトリム。
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Citations (3)
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| US20090121515A1 (en) | 2007-11-08 | 2009-05-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle interior door pull handle attachment method and apparatus |
| JP2009137409A (ja) | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Toyota Boshoku Corp | ドアグリップの取付構造 |
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2021
- 2021-07-07 JP JP2021112882A patent/JP7626677B2/ja active Active
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2012245923A (ja) | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Toyota Boshoku Corp | ドアトリム |
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