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JP7650204B2 - 画像検査装置および方法、プログラム - Google Patents
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Description

本発明は、画像の欠陥の有無を検査する画像検査装置および方法、プログラムに関する。
印刷装置により出力される印刷物においては、インクやトナー等の色材が意図しない箇所に付着する「汚れ」が発生する場合がある。また、画像を形成すべき箇所に十分な色材が付着せず、本来よりも色が薄くなってしまう「色抜け」が発生する場合がある。こうした汚れや色抜けといった、いわゆる印刷欠陥は印刷物の品質を低下させる。そこで、印刷物における欠陥の有無を自動で検査する画像検査装置が提案されている。
このような画像検査装置は、予め欠陥を含まない参照画像(基準画像)を用意し、参照画像と検査対象画像との差分画像を基に欠陥の有無を判定する。欠陥の大きさやコントラストは多岐にわたり、欠陥を検出する閾値レベル(例えば、検出する欠陥のコントラスト閾値)を厳しく(低めに)設定すると、本来検出すべき欠陥に加え、ノイズによる欠陥まで検知してしまう過検知が多発し、生産性が低下する。一方、閾値レベルを緩く(高めに)設定すると、低コントラストの欠陥の検出精度が低下する。
生産性を低下させずに欠陥の検出精度を高める手法として、例えば、特許文献1では、予め想定される欠陥の発生頻度を基に領域毎に検査レベルを調整する方法が提案されている。すなわち、特許文献1は、画像形成要素(ノズル)の不良の補償位置情報に基づき、補償適用領域と補償適用領域以外の補償非適用領域とで欠陥の検出性能を異ならせている。このように、「補償位置周辺」でのみ、欠陥を正しく欠陥と判定する「正検出能力」を少し落として誤検出回避能力を上げるような調整を行うことで、「補償位置周辺以外」の正検出能力を維持しつつ、全体の検出精度を向上させることができる。
特開2018-54560号公報
しかしながら、欠陥はノズルの不良に起因するものだけではない。また、補償適用領域の割合が大きくなる場合もある。従って、特に低コントラストの欠陥の検出精度を低下させずに生産性を維持することに関し、改善の余地があった。
本発明は、生産性を維持しつつ、欠陥の検出精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、印刷装置によって記録媒体に印刷された画像を読み取った画像を検査対象画像として取得する第1の取得手段と、前記検査対象画像の欠陥の有無を検査するための基準となる基準画像を取得する第2の取得手段と、前記印刷装置から、画像の濃度安定性に関わる所定情報を取得する第3の取得手段と、前記所定情報に基づいて、印刷における画像の濃度安定性を判定する判定手段と、前記濃度安定性に基づいて、前記検査対象画像を検査する際のパラメータを設定する設定手段と、前記パラメータを用いて、前記基準画像と前記検査対象画像とに基づいて前記検査対象画像を検査する検査手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、生産性を維持しつつ、欠陥の検出精度を向上させることができる。
印刷システムのブロック図である。 検査処理を実現する機能ブロック図である。 検査処理を示すフローチャートである。 欠陥検出処理を示すフローチャートである。 フィルタの例を示す図である。 パラメータ設定処理を示すフローチャートである。 濃度差分値の履歴情報を示す図である。 パラメータ設定処理を示すフローチャートである。 階調値ごとの濃度差分値の履歴情報を示す図である。 閾値モード選択画面の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像検査装置を含む印刷システムのブロック図である。この印刷システム1000は、画像検査装置としての画像処理装置100と、印刷装置190と、印刷用サーバ180とから構成される。
本実施の形態では、画像処理装置100は、印刷装置190内に配置される濃度センサ193の測定値を基に印刷装置190における濃度安定性を推定する。画像処理装置100は、濃度安定性を基に、高頻度で発生するノイズのレベルを特定し、検出レベルを自動で調整する。
印刷用サーバ180は、印刷ジョブを生成し、印刷装置190へ印刷ジョブを投入する。印刷用サーバ180には不図示の複数の外部装置がネットワークを介して通信可能に接続される。印刷用サーバ180が、これらの外部装置から印刷ジョブを生成する依頼や印刷データ等を受信するようにしてもよい。
印刷装置190は、印刷用サーバ180から投入された印刷ジョブに基づき、記録媒体(印刷用紙)であるシート上に画像を形成する機能を有する。印刷装置190には、オフセット印刷方式のほか、電子写真方式やインクジェット方式等を適用することができる。本実施の形態では印刷装置190が電子写真方式であることを想定して説明するが、それに限定されない。
印刷装置190は、給紙部191、インタフェース(I/F)196、濃度センサ193、温度センサ195およびキャリブレーション制御部194を備える。I/F196は、画像処理装置100におけるインタフェース(I/F)106と接続されている。画像処理装置100は、I/F196、106を介して、印刷装置190と印刷物の処理タイミングの同期をとったり互いの稼働状況を連絡し合ったりすることができる。
温度センサ195は、印刷装置190内の温度を測定する。キャリブレーション制御部194は、印刷装置190における濃度キャリブレーション機能を実施すると共に、濃度キャリブレーションが完了したことを示すキャリブレーション完了通知を生成する。なお、本実施の形態では、温度センサ195およびキャリブレーション制御部194を設けることは必須でない。
ユーザは予めシートを給紙部191にセットする。印刷装置190は印刷ジョブが投入されると、給紙部191にセットされたシートを、搬送路192上を搬送しながら、シートの表面または両面に画像を形成し、画像処理装置100へと搬送する。
印刷装置190は、所定のタイミングで(例えば、ジョブに対応するシートを搬送した後に)、シート上にチャート画像を形成し、このチャート画像を濃度センサ193で読み取る。濃度センサ193で読み取った濃度値は、I/F196、106を通じて、シートを搬送する毎に画像処理装置100に送られる。なお、濃度値の取得や送信のタイミングは問わない。濃度値の利用態様については後述する。なお、チャート画像を搬送路192に形成してもよい。その場合、搬送路192に例えば無端の搬送ベルト状のような形態を採用してもよい。あるいは、濃度センサ193を移動式に構成し、濃度センサ193を移動させてチャート画像を読み取ってもよい。
画像処理装置100は、印刷装置190で画像が形成され搬送路192を通じて搬送されてきた印刷物であるシートに対し、画像欠陥の有無を調べる検査処理を実行する。以降、画像欠陥の有無を検査する全体的な処理を「検査処理」(図3で後述)と称し、複数種類の画像欠陥をそれぞれ検出する処理を「欠陥検出処理」(図4で後述)と称する。欠陥検出処理では欠陥の種類および欠陥箇所も特定される。欠陥検出処理は検査処理に含まれる。
画像処理装置100は、CPU101、RAM102、ROM103、主記憶装置104および画像読取装置105を備える。また、画像処理装置100は、I/F106、汎用インタフェース(I/F)107、ユーザインタフェース(UI)パネル108、およびメインバス109を備える。さらに、画像処理装置100は、印刷装置190の搬送路192と接続された搬送路110、検査で合格した印刷成果物を排出する出力トレイ111、欠陥が発見され検査で不合格だった印刷物を排出する出力トレイ112を備える。なお、印刷物の分類は、画像検査の合格および不合格の2種類だけでなく、さらに細かく分類されてもよい。
CPU101は、画像処理装置100内の全体を制御するプロセッサである。RAM102は、CPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM103は、CPU101によって実行されるプログラム群を格納している。主記憶装置104は、CPU101によって実行されるアプリケーションや、画像処理に用いられるデータ等を記憶する。
画像読取装置105は、印刷装置190から送られてきた印刷物の片面または両面を搬送路110上で読み取り、画像データとして取得するスキャナである。具体的には、画像読取装置105は、搬送路110の近傍に設けられた1以上の読取センサ(図示せず)を用いて、搬送される印刷物を読み取る。当該読取センサは片面側のみに設けられてもよいし、両面を同時に読み取るために、搬送される印刷物の表面側と裏面側の両側に設けられてもよい。読取センサが片面側のみに設けられる場合には、一方の面を読み取った後に搬送路110において不図示の両面搬送路を用いて搬送する印刷物の表裏を反転させ、再び読取センサに他方の面を読み取らせるようにしてもよい。
I/F106は、印刷装置190におけるI/F196と接続されている。汎用I/F107はUSBやIEEE1394等のシリアルバスインタフェースである。ユーザは、汎用I/F107を介して、ログ等のデータを持ち出したり、何らかのデータを画像処理装置100に取り込んだりすることができる。UIパネル108は、例えば液晶ディスプレイを含み、画像処理装置100のユーザインタフェースとして機能し、現在の状況や設定を表示してユーザに伝える。また、上記液晶ディスプレイはタッチパネル式であり、表示したボタンがユーザによって操作されることによりユーザからの指示を受け付けることができる。
メインバス109は画像処理装置100の各部を接続している。メインバス109を通じたCPU101からの指示によって、画像処理装置100や印刷システム1000の内部各所を動作させることができる。例えば画像処理装置100は、搬送路110を同期させて動かしたり、検査結果に応じて印刷物を出力トレイ111または出力トレイ112のいずれに送るかを切り替えたりすることができる。また、画像処理装置100は、CPUの他にGPU(Graphics Processing Unit)を備えてもよい。
画像処理装置100は、画像読取装置105で読み取られたシート上の画像データに基づき、印刷装置190から搬送されてきたシートを搬送路110で搬送しつつ、以下に説明する検査処理を実行する。検査処理の結果、シートが検査合格であれば当該シートは出力トレイ111まで搬送され、そうでなければ出力トレイ112に搬送される。こうして品質の確認されたものだけを納品用の成果物として出力トレイ111に集めることができる。
図2は、画像処理装置100における主に検査処理を実現する機能ブロック図である。画像処理装置100は、検査処理を実現するために、画像取得部201、処理選択部202、パラメータ設定部203、検出処理部204および結果出力部205を有する。これらの機能部は、主にCPU101、RAM102、ROM103、主記憶装置104およびI/F106の協働により実現される。
画像取得部201は、RAM102または主記憶装置104に記憶された参照画像と、検査対象画像とを取得する。ここで、参照画像は、検査対象画像と比較するための正解画像を表し、検査対象画像の欠陥の有無を検査するための基準となる基準画像である。参照画像は、例えば印刷装置190(または他の印刷装置)で正常に印刷されたことが確認された印刷物を画像読取装置105で読み取った画像データである。参照画像は、画像処理装置100のRAM102または主記憶装置104に予め格納されている。なお、これに限定されず、例えば印刷用サーバ180や印刷装置190で保持されている参照画像を画像取得部201が取得するようにしてもよい。このように、外部装置で保持されている参照画像を取得する場合には、画像取得部201は、当該外部装置に対して取得要求を送信し、その応答として参照画像を取得するようにしてもよい。
処理選択部202は、複数種類の欠陥検出処理の中から1つ以上の処理を選択する。パラメータ設定部203は、UIパネル108を介して取得したユーザからの操作等に基づき、選択した欠陥検出処理に用いる検査パラメータを設定する。検出処理部204は、パラメータ設定部203にて設定された検査パラメータを用いて、処理選択部202にて選択された欠陥検出処理を実行する。結果出力部205は、検出処理部204にて処理した検査結果をUIパネル108に出力する。なお、結果出力部205は、UIパネル108に検査結果を出力する代わりに、またはこれに加えて、画像処理装置100にネットワークを介して通信可能に接続された外部装置に対して検査結果を出力するようにしてもよい。
画像取得部201は、印刷装置190によってシート(記録媒体)に印刷された画像を読み取った画像を検査対象画像として取得する第1の取得手段の一例である。画像取得部201はまた、参照画像(基準画像)を取得する第2の取得手段の一例である。パラメータ設定部203は、チャート画像を濃度センサ193で読み取った濃度値(所定情報)を取得する第3の取得手段の一例である。パラメータ設定部203はまた、濃度値に基づいて、印刷における画像の濃度安定性を判定する判定手段の一例である。パラメータ設定部203はまた、判定された濃度安定性に基づいて、検査対象画像を検査する際の検査パラメータを設定する設定手段の一例である。検出処理部204は、検査パラメータを用いて、参照画像と検査対象画像とに基づいて検査対象画像を検査する検査手段の一例である。
図3は、画像処理装置100が行う検査処理を示すフローチャートである。この処理は、ROM103に格納されたプログラムをCPU101がRAM102に展開して実行することによって実現される。また、以下では、各処理のステップ番号をSに続く数字で示す。この処理は、検査処理の開始が指示される開始されるか、または定期的に開始される。
S301では、処理選択部202およびパラメータ設定部203は、パラメータ設定処理(図6で後述)を実行する。概略を述べると、まず、処理選択部202は、ユーザ入力等に基づいて、実施する少なくとも1つの欠陥検出処理を選択する。処理選択部202は、UIパネル108に表示された選択画面(不図示)を介して欠陥検出処理の選択をユーザから受け付ける。当該選択画面では、例えば、欠陥の種類を選択可能であり、選択された欠陥を検出するための欠陥検出処理が選択される。欠陥の種類としては、点形状の欠陥、線形状(スジ)の欠陥に加えて、画像ムラや面形状の結果など、任意の種類の欠陥が含まれてもよい。ユーザ選択が行われない場合には、デフォルトで既定されている欠陥検出処理が選択されてもよい。
パラメータ設定処理(S301)ではさらに、パラメータ設定部203は、選択された欠陥検出処理のそれぞれに対応する検査パラメータを設定する。すなわち、パラメータ設定部203は、処理選択部202で選択された欠陥検出を実施するための検査パラメータの登録を実施する。検査パラメータは、欠陥の種類に応じたフィルタと、欠陥か否かを判別するための判定閾値THとを含む。パラメータ設定部203は、検査パラメータのうち判定閾値THに関しては、印刷装置190から送られてきた情報から算出される濃度差分値を基に設定する。検査パラメータの設定処理の詳細については図6等で後述する。
S302では、画像取得部201は、参照画像をRAM102または主記憶装置104から取得する。S303では、画像取得部201は、印刷装置190から搬送されてきたシートを画像読取装置105によって読み取らせることにより、検査対象画像を取得する。なお、画像読取装置105によって予め読み取られ、主記憶装置104に保持されている読み取データを検査対象画像として取得する構成であってもよい。
S304では、処理選択部202は、RAM102に格納されている選択された欠陥検出処理の中から、今回実行する欠陥検出処理を初期値にセットする。初期値は最初に実施する欠陥検出処理を示すものであり、特に欠陥検出処理に優先順位が無い場合には、選択された順に実施されるようにしてもよい。
S305では、検出処理部204は、欠陥検出処理(図4で後述)を実行する。S306では、検出処理部204は、選択された全ての欠陥検出処理を終了したか否かを判別する。そして検出処理部204は、選択された全ての欠陥検出処理を終了していないと判別した場合は、S307に進み、選択された全ての欠陥検出処理を終了したと判別した場合は、S308に進む。
S307では、処理選択部202は、欠陥検査処理の種類を未処理のものに変更し、処理をS305に戻し、次の欠陥検査処理へ移行する。S308では、結果出力部205は、検査結果を生成し、出力する。具体的には、結果出力部205は、検査結果として、特定された欠陥の種類および欠陥箇所の情報を、UIパネル108に表示して、図3に示す処理を終了する。
図4は、図3のS305で実行される欠陥検出処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、S305のサブルーチンであり、1つの欠陥検出処理の流れを示すものである。本実施の形態では、検査処理方法として、予め欠陥が無いことが確認された参照画像との比較により検査対象画像の欠陥を検出する方法について述べる。
S401では、検出処理部204は、一般的な位置合わせ処理方法を用いて、参照画像と検査対象画像との位置合わせ(マッチング)を行う。S402では、検出処理部204は、参照画像と検査対象画像との差分画像を取得する。ここでいう差分画像とは、例えば参照画像と検査対象画像とを画素ごとに比較し、画素値(例えばRGBごとの濃度値)の差分値を画素毎に取得して生成されたものである。S403では、検出処理部204は、S402で取得された差分画像に対し、特定の形状を強調するためのフィルタ処理を実行する。
図5(a)、(b)は、フィルタ処理で用いるフィルタの例を示す図である。図5(a)に示すフィルタ500は、点状の欠陥を強調するためのフィルタである。図5(b)に示すフィルタ501は、線状の欠陥を強調するためのフィルタである。フィルタは、検査パラメータに含まれる。フィルタ処理で用いるフィルタは、図3のS304で初期値にセットされた(選択された)欠陥検出処理の種類に応じて決定される。従って、欠陥検出処理として点状欠陥の検出が選択された場合には、フィルタ500(図5(a))を用いて処理が実行される。また、欠陥検出処理として、線状欠陥の検出が選択された場合には、フィルタ501(図5(b))に示されたフィルタを用いて処理が実行される。
なお、欠陥検出処理の種類に応じて採用されるフィルタは、図5(a)、(b)に示したものに限定されない。つまり、欠陥検出処理として、点状の欠陥を検出する処理と線状の欠陥を検出する処理とを例に挙げたが、ユーザが所望する欠陥を検出可能な処理であれば適用可能であり、当該処理に適したフィルタも例示したものに限るものではない。
S404では、検出処理部204は、強調処理を行った差分画像に対し、画素ごとに二値化処理を実行する。すなわち、検出処理部204は、差分画像における各画素の差分値と判定閾値THとを比較し、差分値が判定閾値THを超える画素の値を“1”、差分値が判定閾値TH以下の画素の値を“0”にする。
S405では、検出処理部204は、二値化処理を行った画像において、値が“1”となった画素が存在するか否かを判別する。そして検出処理部204は、値が“1”となった画素が存在しないと判別した場合は、欠陥箇所が無いと判断して、図4に示す処理を終了する。一方、検出処理部204は、値が“1”となった画素が存在すると判別した場合は、欠陥箇所が有ると判断して、S406に進む。S406では、検出処理部204は、今回、欠陥箇所を検出した欠陥検出処理の種類と欠陥箇所の座標とを対応付けてRAM102に記憶し、図4に示す処理を終了する。
次に、図3のS301(図6)で実行されるパラメータ設定処理の詳細を説明する。上述したように、パラメータ設定処理では、パラメータ設定部203により、実施する欠陥検出処理が選択されると共に、検査パラメータ(フィルタ、判定閾値TH)が設定される。
取得した差分画像に対して、フィルタ処理(S403)、二値化処理(S404)が実行される。点状の欠陥を検出する処理を例に挙げると、フィルタ500(図5(a))の形状を小さくした場合、結果として、より小さいサイズの点状欠陥が強調され、検出されやすくなる。また、二値化処理のための判定閾値THを小さくすれば、より小さな差分値が二値化処理にて判定閾値THを超えて“1”となり、欠陥として検出される。従って、より小さなコントラストの欠陥まで検出することができる。このようにフィルタのサイズに関するパラメータや検出する際の判定閾値THなどが検査パラメータとしてS301で設定される。
本実施の形態では、パラメータ設定部203が設定可能な判定閾値THとして、第1判定閾値Th_high、第2判定閾値Th_lowの2水準を備える。第1判定閾値Th_highは、ノイズのレベルが高く過検知が発生しやすい場合に使用する判定閾値である。第2判定閾値Th_lowは、ノイズのレベルが低く過検知が発生しにくい場合に使用する判定閾値である。第1判定閾値Th_highよりも第2判定閾値Th_lowの方が低い。なお、判定閾値THが2水準の例について述べるが、判定閾値THとして設定可能な閾値の数は3つ以上であってもよく、ノイズのレベルに応じて設定されてもよい。
図6は、図3のS301で実行されるパラメータ設定処理を示すフローチャートである。
S601では、パラメータ設定部203は、UIパネル108に表示された選択画面を介してユーザにより選択された欠陥種類に対応するフィルタ(例えば、図5(a)、(b)で示したもの)を、検査パラメータの一部として設定する。
S602では、パラメータ設定部203は、印刷装置190から送られてきた濃度値(チャート画像を濃度センサ193で読み取った濃度値)を取得すると共に、濃度値に基づいて濃度差分値を算出する。濃度値は濃度センサ193により検出される。以下に濃度値の取得手順の例について述べる。
濃度センサ193により測定される濃度値は、所定値の信号により形成した画像の濃度を検出した検出濃度値である。ここでいう所定値の信号は、入力可能な最大値(100%)の信号である。すなわち、パラメータ設定部203は、シートに、入力信号値が最大である場合のチャート画像を形成する。このチャート画像が濃度センサ193により読み取られる。なお、チャート画像の形成は、ジョブに基づくシートを搬送する毎に実施される。測定された濃度値は、I/F196、106を通じて画像処理装置100に送られる。
次に、濃度差分値について述べる。濃度差分値とは、予めROM103に保持された理想濃度値と印刷装置190より送られた濃度値との差分を示す値である。理想濃度値とは、最大の入力信号値を基にシート上に再現すべき濃度であり、印刷装置190に搭載されているキャリブレーション機能を実施する際に目標となる濃度である。パラメータ設定部203は、濃度差分値を算出すると、S603に進む。
図7(a)、(b)は、濃度差分値の履歴情報を示す図である。履歴情報は、RAM102に保持される。履歴情報は、直近の20ページ分の濃度差分値を記録したものである。図7(a)が更新前、図7(b)が更新後の履歴情報を示す。
S603では、パラメータ設定部203は、S602で取得した濃度差分値を基に、濃度差分値の履歴情報を更新する。すなわち、パラメータ設定部203は、S602で算出した最新の濃度差分値と、履歴情報に保持されている濃度差分値の情報の中で最も古い情報とを入れ替えることで履歴情報を更新する。パラメータ設定部203は、例えば、図7(a)に示す履歴情報に対し、No20の濃度差分値を削除すると共に、更新前の濃度差分値を順次下に送る。パラメータ設定部203は、さらに、新たに算出された濃度差分値である“10”をNo1に挿入することで図7(b)に示す履歴情報へ更新する。
なお、履歴情報として保持するページ数は20ページに限定されない。濃度差分値から印刷装置190の濃度安定性を推定するために、履歴情報が保持するページ数は十分な情報量であればよく、濃度差分値と濃度安定性との関係を予め把握することで設定してもよい。
S604では、パラメータ設定部203は、履歴情報の値の全て(全ページの濃度差分値)が標準値以下であるか否かを判別する。なお、「標準値」は限定されないが、本実施の形態では、印刷装置190でキャリブレーションを実施した直後の濃度差分値を用いる。これは、キャリブレーション直後と同様のエンジン状態は、濃度安定性が高い状態と考えられるからである。
そしてパラメータ設定部203は、履歴情報の値の全てが標準値以下であると判別した場合は、濃度安定性が高いと判断し、S605に進む。一方、パラメータ設定部203は、履歴情報の値の全てが標準値以下でないと判別した場合は、濃度安定性が高くないと判断し、S606に進む。
S605では、パラメータ設定部203は、判定閾値THとして、第2判定閾値Th_lowを設定する。S606では、パラメータ設定部203は、判定閾値THとして、第1判定閾値Th_highを設定する。S605、S606の後、パラメータ設定部203は、図6に示す処理を終了する。
シートを搬送する毎に取得した濃度値から算出した濃度差分値が大きいものが履歴情報内に存在する場合は、印刷装置190が安定して同一の濃度を再現できておらず、濃度安定性が低い状態にある。
この場合、発生するノイズのレベルが高いと判断できるので、過検知が発生しやすい場合に使用する第1判定閾値Th_highが設定される。一方、履歴情報における濃度差分値が連続して標準値よりも小さい場合には、印刷装置190が安定して同一の濃度を再現できている。この場合、発生するノイズのレベルが低いと判断できるので、過検知が発生しにくい場合に使用する第2判定閾値Th_lowが設定される。
このように、印刷装置190の濃度安定性を推定して判定閾値THが自動設定される。濃度安定性の推定に基づき過検知の要因となるノイズレベルが特定され、検査レベルが適切に可変とされるので、生産性の低下を抑制しつつ、低コントラストの欠陥の検出精度が向上する。
本実施の形態によれば、パラメータ設定部203は、印刷装置190から、画像の濃度安定性に関わる所定情報として、濃度センサ193によりチャート画像を測定した検出濃度値を取得する。パラメータ設定部203は、検出濃度値に基づいて算出した濃度差分値により履歴情報を更新し、履歴情報に基づいて、検出パラメータの一部である判定閾値THを設定する(図6)。検出処理部204は、参照画像と検査対象画像との差分画像を判定閾値THにより二値化処理した画像から、検査対象画像を検査し、欠陥検出処理の種類と欠陥箇所の座標とを特定する(図4)。これにより、生産性を維持しつつ、欠陥の検出精度を向上させることができる。
すなわち、検出処理部204は、濃度安定性が第1の状態のときに設定する判定閾値THと比べて、第1の状態より濃度安定性が高い第2の状態のときに設定する判定閾値THを、より低い値に設定する。従って、濃度安定性が比較的低いときは過検知が発生しやすいので、第1判定閾値Th_highを用いることで、生産性の低下を抑制することができる。一方、濃度安定性が比較的高いときは過検知が発生しにくいので、第1判定閾値Th_highよりも低い第2判定閾値Th_lowを用いることで、低コントラストの欠陥であっても検出精度を維持することができる。
また、参照画像と検査対象画像との差分画像と判定閾値THとの比較は、画素ごとになされるので、細かな欠陥まで検査することができる。
また、差分値の履歴情報に基づいて濃度安定性が判定されるので、濃度安定性の評価を安定させることができる。
また、検査パラメータは、検査する欠陥の種類ごとに設定されるので、欠陥の種類に応じた適切な検査を行うことができる。
また、判定閾値THを設定する際、予め用意された複数種類の判定閾値TH(第1判定閾値Th_high、第2判定閾値Th_low)のうち、濃度安定性に基づいて1つが選択されるので、構成が簡単である。
また、最大の入力信号値を基にシート上に再現すべき理想濃度値と検出濃度値との差分値に基づいて濃度安定性が判定される。理想濃度値は、キャリブレーション機能を実施する際に目標となる濃度である。従って、濃度安定性の判定精度が高い。
なお、本実施の形態では、印刷装置190は単色の色材で印刷を行うことを想定した。しかし、印刷装置190が複数色の色材を備え、カラー画像を形成する構成であってもよい。カラー印刷が可能な構成の場合、画像処理装置100は、印刷装置190から、画像の濃度安定性に関わる所定情報として、色ごとに濃度値を取得してもよい。この場合、チャート画像は色ごとに形成され、濃度も色ごとに検出される。従って、濃度差分値の算出や、履歴情報の更新も、色ごとになされる。図6のS604では、パラメータ設定部203は、すべての色において履歴情報の値が全て標準値以下であると判別した場合に、濃度安定性が高いと判定し、S605に進む。パラメータ設定部203は、いずれかの色に関し、標準値以下でない履歴情報の値が存在すると判別した場合は、S606に進む。なお、標準値の値は色によって異ならせてもよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、印刷装置190の入力信号が最大値である場合の濃度差分値を算出する例を述べた。しかも、第1の実施の形態では、検査対象画像はページ単位で検査された。しかし、入力信号で取りうる階調値ごとに濃度差分値を算出することがより望ましい。階調値ごとに濃度差分値を算出し、判定閾値を設定することで、入力された階調値に応じたより詳細な濃度安定性を推定することが可能となるからである。さらに、画像を複数領域に分割し、領域ごとに判定閾値を設定してもよい。これらを考慮した、本発明の第2の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、第1の実施の形態に対し、パラメータ設定処理および濃度差分値の履歴情報が異なり、その他の構成は同様である。図6、図7(a)、(b)に代えて図8、図9を用いて本実施の形態を説明する。
図8は、図3のS301で実行されるパラメータ設定処理を示すフローチャートである。図9は、階調値ごとの濃度差分値の履歴情報を示す図である。図8に示す処理の実行主体や開始条件は図6に示す処理と同様である。
本実施の形態では、階調値ごとに、且つ、検査対象画像の画像領域を複数に分割した領域ごとに、濃度安定性を推定し、判定閾値を設定し、検査対象画像を検査する構成を例にとる。「階調値ごと」は、所定値の信号は、2種類以上の値の信号を含み、2種類以上の値ごとに濃度安定性を判定することを意味する。なお、分割した領域に含まれる画素の数は問わず、本実施の形態では、分割した領域の単位は1画素である場合を例にとる。従って、ページごとではなく、階調値ごと且つ画素ごとに、濃度安定性が推定され、判定閾値THが設定される。
まず、S801~S806の処理は、図6のS601~S606の処理と同様である。ただし、S802~S806は、階調値ごと且つ画素ごとに順番に実行される。従って、S802で印刷装置190から取得される濃度値は、今回の階調値(所定値の信号のうち今回の対象となる値の信号)により形成した画像の濃度を検出した検出濃度値であり、且つ、今回の画素に関する検出濃度値である。また、S803では、図9に示すように、パラメータ設定部203は、階調値ごと且つ画素ごとに、濃度差分値の履歴情報を更新する。
この例では、入力信号(階調値)は、100%、75%、50%、25%の4水準に分けられ、それぞれの水準で履歴情報が更新される。図9に示す履歴情報が、領域ごと(この例では画素ごと)に保持される。
S804では、パラメータ設定部203は、今回の画素で且つ今回の階調値に関する履歴情報の値の全てが標準値以下であるか否かを判別する。そしてパラメータ設定部203は、今回の画素で且つ今回の階調値に関する履歴情報の値の全てが標準値以下であると判別した場合は、濃度安定性が高いと判断し、S805に進む。一方、パラメータ設定部203は、今回の画素で且つ今回の階調値に関する履歴情報の値のいずれかが標準値以下でないと判別した場合は、濃度安定性が高くないと判断し、S806に進む。
S805では、パラメータ設定部203は、今回の画素で且つ今回の階調値に関し、判定閾値THとして、第2判定閾値Th_lowを設定する。S806では、パラメータ設定部203は、今回の画素で且つ今回の階調値に関し、判定閾値THとして、第1判定閾値Th_highを設定する。S805、S806の後、パラメータ設定部203は、S807に進む。
S807では、パラメータ設定部203は、全ての画素に関する全ての階調値でのS802~S806の処理が完了したか否かを判別する。そしてパラメータ設定部203は、全ての画素に関する全ての階調値でのS802~S806の処理が完了していないと判別した場合は、S802に戻る。この場合は、次の画素または次の階調値による処理へ移行する。パラメータ設定部203は、全ての画素に関する全ての階調値でのS802~S806の処理が完了したと判別した場合は、図8に示す処理を終了する。
本実施の形態によれば、生産性を維持しつつ、欠陥の検出精度を向上させることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
特に、階調値ごと且つ画素ごとに判定閾値THが設定されるので、ある階調やある領域にだけ生じやすい欠陥の検知精度を高めることができる。
なお、階調値ごと且つ画素ごとに判定閾値THを設定することは必須でない。すなわち、検査対象画像の全画像領域の階調値ごとに判定閾値THを設定してもよい。あるいは、階調値を1水準とし、画像領域を複数に分割した領域ごと(例えば、画素ごと)に判定閾値THを設定してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。以下に変形例を説明する。
図10は、閾値モード選択画面の例を示す図である。これまでの説明では、パラメータ設定処理(S301)においては、濃度安定性に基づいて判定閾値THが自動で設定された。しかし、判定閾値THを切り替えるか否かをユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
例えば、UIパネル108に対するユーザ操作により、判定閾値THを固定の値に設定する閾値固定モードと、判定閾値THを自動設定する閾値自動調整モードとを選択可能に構成する。閾値固定モードは、成果物として補償している欠陥レベルを統一するために固定閾値で検査処理を実施するモードである。
図10に示すように、処理選択部202は、UIパネル108に、閾値モード選択画面1001を表示させ、ユーザにモードを選択させる。そして、閾値自動調整モードが設定された場合は、上述した図3に示す各処理が実行され、濃度安定性に基づいて判定閾値THが設定される。しかし、閾値固定モードが設定された場合は、濃度安定性にかかわらず、判定閾値THが固定の値に設定される。これにより、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
なお、上記各実施の形態において、画像の濃度安定性に関わる所定情報として、チャート画像を測定した検出濃度値を例示したが、これに限定されない。例えば、所定情報は、画像濃度のキャリブレーションを完了したことを示す通知であってもよい。キャリブレーション制御部194(図1)は、濃度キャリブレーション機能を実施し、濃度キャリブレーションが完了したことを示すキャリブレーション完了通知を生成する。画像処理装置100は、I/F196、106を介して、キャリブレーション完了通知を受信する。パラメータ設定部203は、キャリブレーションの完了通知が受信された場合は、印刷装置190の濃度安定性が高いと判断し、S605を実行する。これにより、構成が簡単になる。なお、キャリブレーションの完了通知を受信してから所定時間が経過していないことを条件に、濃度安定性が高いと判断してもよい。
あるいは、所定情報は、印刷装置190において検出された温度の情報であるとしてもよい。温度センサ195は、印刷装置190内の温度を測定し、画像処理装置100は、I/F196、106を介して、測定された温度の情報を受信する。パラメータ設定部203は、受信した温度の情報が、所定範囲内の温度を示す場合は、印刷装置190の濃度安定性が高いと判断し、S605を実行する。これにより、構成が簡単になる。なお、温度の情報を受信してから所定時間が経過していないことを条件に、濃度安定性が高いと判断してもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上記した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワークや非一過性の記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。以上のプログラムおよび以上のプログラムを記憶する記憶媒体は、本発明を構成する。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像処理装置
190 印刷装置
201 画像取得部
203 パラメータ設定部
204 検出処理部

Claims (15)

  1. 印刷装置によって記録媒体に印刷された画像を読み取った画像を検査対象画像として取得する第1の取得手段と、
    前記検査対象画像の欠陥の有無を検査するための基準となる基準画像を取得する第2の取得手段と、
    前記印刷装置から、画像の濃度安定性に関わる所定情報を取得する第3の取得手段と、
    前記所定情報に基づいて、印刷における画像の濃度安定性を判定する判定手段と、
    前記濃度安定性に基づいて、前記検査対象画像を検査する際のパラメータを設定する設定手段と、
    前記パラメータを用いて、前記基準画像と前記検査対象画像とに基づいて前記検査対象画像を検査する検査手段と、を有することを特徴とする画像検査装置。
  2. 前記パラメータは判定閾値を含み、
    前記検査手段は、前記基準画像と前記検査対象画像との差分画像と前記判定閾値とを比較し、前記判定閾値を超える画素が存在する場合に、前記検査対象画像に欠陥があると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記設定手段は、前記濃度安定性が第1の状態のときに設定する前記判定閾値と比べて、前記第1の状態より前記濃度安定性が高い第2の状態のときに設定する前記判定閾値を、より低い値に設定することを特徴とする請求項2に記載の画像検査装置。
  4. 前記設定手段は、検査する欠陥の種類ごとに前記パラメータを設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  5. 前記設定手段は、複数種類のパラメータのうち、前記濃度安定性に基づいて、前記検査対象画像を検査する際の1つのパラメータを設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  6. 前記所定情報は、所定値の信号により形成した画像の濃度を検出した検出濃度値であり、
    前記判定手段は、前記所定値の信号により形成される画像の理想濃度値と前記検出濃度値との差分値に基づいて、前記濃度安定性を判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  7. 前記判定手段は、前記差分値の履歴に基づいて前記濃度安定性を判定することを特徴とする請求項6に記載の画像検査装置。
  8. 前記所定値の信号は、入力可能な最大値の信号であることを特徴とする請求項6または7に記載の画像検査装置。
  9. 前記所定値の信号は、2種類以上の値の信号を含み、
    前記判定手段は、前記2種類以上の値ごとに前記濃度安定性を判定し、前記設定手段は、前記2種類以上の値ごとに前記パラメータを設定し、前記検査手段は、前記2種類以上の値ごとに前記検査対象画像を検査することを特徴とする請求項6または7に記載の画像検査装置。
  10. 前記判定手段は、前記検査対象画像の画像領域を複数に分割した領域ごとに前記濃度安定性を判定し、前記設定手段は、前記分割した領域ごとに前記パラメータを設定し、前記検査手段は、前記分割した領域ごとに前記検査対象画像を検査することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  11. 前記所定情報は、画像濃度のキャリブレーションを完了したことを示す通知であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  12. 前記所定情報は、前記印刷装置において検出された温度の情報であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  13. ユーザ操作により、前記パラメータを固定の値に設定するモードを設定可能であり、
    前記設定手段は、前記モードが設定された場合は、前記濃度安定性にかかわらず、前記パラメータを前記固定の値に設定することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  14. 印刷装置によって記録媒体に印刷された画像を読み取った画像を検査対象画像として取得する第1の取得ステップと、
    前記検査対象画像の欠陥の有無を検査するための基準となる基準画像を取得する第2の取得ステップと、
    前記印刷装置から、画像の濃度安定性に関わる所定情報を取得する第3の取得ステップと、
    前記所定情報に基づいて、印刷における画像の濃度安定性を判定する判定ステップと、
    前記濃度安定性に基づいて、前記検査対象画像を検査する際のパラメータを設定する設定ステップと、
    前記パラメータを用いて、前記基準画像と前記検査対象画像とに基づいて前記検査対象画像を検査する検査ステップと、を有することを特徴とする画像検査方法。
  15. 請求項14に記載の画像検査方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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