JP7658381B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明の第1の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本例示的実施形態は、後述する例示的実施形態の基本となる形態である。
本例示的実施形態に係る情報処理装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。
フレーズは、1又は複数の単語によって表され、概念を表す。例えば、フレーズ「パスタ」は、イタリア料理の主食の1つである小麦粉を主体とする練り物という概念を表している。また、フレーズ「イタリア料理」は、イタリア発祥の料理法という概念を表している。以下では、「フレーズが表す概念」を、単に、「フレーズ」と記載する。したがって、「2つのフレーズがそれぞれ表す概念の間に関係性が有る」ことを、「2つのフレーズの間に関係性が有る」と記載する。例えば、フレーズ「パスタ」はフレーズ「イタリア料理」に含まれる。このため、これらのフレーズの間には親子関係が有る。
タクソノミは、複数のフレーズの間の関係性を表す情報である。例えば、タクソノミは、階層性を有する有向グラフによって表される。具体的には、タクソノミは、各フレーズを表すノードと、親子関係を有する2つのノード間を接続するエッジとをそれぞれ表す情報を含む。
新たなフレーズは、タクソノミに含まれる複数のフレーズの何れとも異なるフレーズであり、タクソノミに追加するためのフレーズである。換言すると、新たなフレーズは、拡張前のタクソノミに含まれないフレーズである。
以降、拡張前のタクソノミに含まれる各フレーズを、拡張前のタクソノミに含まれない新たなフレーズと区別して説明するため、「既存のフレーズ」と記載する。
第1文集合は、文の集合である。第1文集合は、タクソノミに追加すべきフレーズを生成する際に参照される。第1文集合は、既存のフレーズに関連する文の集合であることが望ましい。
言語モデルは、入力された単語列に対してその確度を出力するモデルである。例えば、ある言語モデルに「his age is 100」という単語列を入力して出力される確度は、「his birthday is 100」という単語列を入力して出力される確度より大きい。これは、この言語モデルは、「he」と「100」との間の関係性が「age」である確度と「birthday」である確度とを保持しており、「age」である確度が「birthday」である確度より高いからである。また、言語モデルを用いて、一部の単語がマスクされた単語列に対して、マスクされた箇所に適合する単語を予測することが可能である。言語モデルの一例としては、例えば、以下の参考文献1又は参考文献2によって生成された言語モデルを適用可能である。
[参考文献2] Yinhan Liu et al., "RoBERTa: A Robustly Optimized BERT Pretraining Approach", arXiv 2019.
<情報処理方法S1の流れ>
以上のように構成された情報処理装置1が実行する情報処理方法S1の流れについて、図2を参照して説明する。図2は、情報処理方法S1の流れを示すフロー図である。図2に示すように、情報処理方法S1は、ステップS11~S13を含む。
ステップS11において、取得部11は、拡張する対象となるタクソノミを取得する。例えば、取得部11は、情報処理装置1のメモリ(図示せず)に記憶されたタクソノミを取得してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置からタクソノミを取得してもよい。
ステップS12において、生成部12は、第1文集合を参照して、複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する。例えば、生成部12は、情報処理装置1のメモリ(図示せず)に記憶された第1文集合を参照してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置に記憶された第1文集合を参照してもよい。当ステップにおいて、生成部12は、第1文集合を参照して新たなフレーズを生成するために、言語モデルを使用してもよいし、使用しなくてもよい。ただし、当該ステップS12及び後述するステップS13の少なくとも一方は、言語モデルを使用する。
例えば、生成部12は、情報処理装置1のメモリ(図示せず)に記憶された言語モデルを使用してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置に記憶された言語モデルを使用してもよい。具体的には、例えば、生成部12は、第1文集合における既存のフレーズの箇所に適合する新たなフレーズを、言語モデルを用いて予測することにより生成してもよい。なお、言語モデルの使用により第1文集合を参照して新たなフレーズを生成する手法は、これに限定されない。
例えば、生成部12は、一般的な知識ベースを参照して、第1文集合から、既存のフレーズに関連する新たなフレーズを抽出してもよい。なお、言語モデルを使用せずに第1文集合を参照して新たなフレーズを生成する手法は、これに限定されない。
ステップS13において、拡張部13は、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付けることによって、タクソノミを拡張する。当ステップにおいて、拡張部13は、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付けるために、言語モデルを使用してもよいし、言語モデルを使用しなくてもよい。ただし、前述したように、前述のステップS12及び当該ステップS13の少なくとも一方は、言語モデルを使用する。なお、ステップS12及びステップS13の両方において言語モデルを使用する場合、各部が使用する言語モデルは同一であってもよいし、異なっていてもよい。
例えば、拡張部13は、情報処理装置1のメモリ(図示せず)に記憶された言語モデルを使用してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置に記憶された言語モデルを使用してもよい。具体的には、例えば、生成部12は、複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとの関係性を仮定した文の確度を言語モデルにより算出し、算出した確度に基づき関連付けを行ってもよい。なお、言語モデルの使用により複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける手法は、これに限定されない。
例えば、拡張部13は、既存のフレーズと新たなフレーズとの類似度を算出し、算出した類似度に基づき関連付けを行う。例えば、類似度は、既存のフレーズと新たなフレーズとの間の関連度を示すスコアであってもよい。また、類似度は、既存のフレーズと新たなフレーズとを関連付けられる確率値であってもよい。ただし、類似度は、これらの例に限られない。なお、言語モデルを使用せずに複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける手法は、これに限定されない。
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1は、(i)第1文集合を参照して新たなフレーズを生成する生成処理、及び、(ii)タクソノミに含まれる複数の既存のフレーズの何れかに新たなフレーズを関連付ける拡張処理の一方または両方において、言語モデルを使用する。これにより、生成処理において言語モデルを使用する場合には、第1文集合に含まれる情報に加えて言語モデルに含まれる情報を利用できるため、タクソノミに追加すべき新たなフレーズをより精度よく生成することができる。また、拡張処理において言語モデルを使用する場合には、言語モデルが表すフレーズの間の関係性を利用して、新たなフレーズと既存のフレーズとの関係性を補正できるため、新たなフレーズと既存のフレーズとをより精度よく関連付けることができる。したがって、本例示的実施形態は、より精度よくタクソノミを拡張することができる。
本発明の第2の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態1にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付し、その説明を適宜省略する。
本例示的実施形態に係る情報処理装置2の構成について、図3を参照して説明する。図3は、情報処理装置2の機能的な構成を示すブロック図である。
本実施形態では、対象ドメインに関するタクソノミT1を拡張対象とする。対象ドメインに関するタクソノミT1は、当該対象ドメインにおける複数のフレーズの間の関係性を表す。一例として、対象ドメインが「料理」である場合、タクソノミT1は、対象ドメイン「料理」における複数のフレーズの間の関係性を表す。
文集合D1は、請求の範囲に記載した「第1文集合」の一例であり、対象ドメインに関する文の集合である。例えば、文集合D1は、対象ドメインに関する情報の一部または全部を構成する。例えば、文集合D1は、ドメイン「料理」に関する情報であるオンラインレシピサイトの一部または全部を構成する文の集合であってもよい。
文集合D2は、請求の範囲に記載した「第2文集合」の一例であり、一般的な文の集合である。ここで、「一般的」とは、対象ドメインに限定されないことを意味する。換言すると、「一般的」とは、複数のドメインに関することを意味する。文集合D2は、より多くのドメインに関する文を含むほど、一般的である度合いが高いとも言える。なお、文集合D2は、一般的な文の1つとして、対象ドメインに関する文を含むことは有り得る。例えば、文集合D2は、一般的な情報の一部または全部を構成する文の集合である。例えば、文集合D2は、一般的な情報であるWikipediaサイトの一部または全部を構成する文の集合であってもよい。
言語モデルM1は、入力された単語列に対してその確度を出力するモデルであり、その詳細については、実施形態1で説明した通りである。本実施形態では、言語モデルM1は、構築部24によって構築される。
(情報処理方法S2の概要)
以上のように構成された情報処理装置2が実行する情報処理方法S2の流れについて、図5を参照して説明する。図5は、情報処理方法S2の流れを示すフロー図である。図5に示すように、情報処理方法S2は、ステップS21~S24を含む。
ステップS21において、取得部21は、タクソノミT1、文集合D1、及び文集合D2を取得する。例えば、取得部21は、情報処理装置2のメモリ(図示せず)に記憶されたタクソノミT1、文集合D1、又は文集合D2を取得してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置からタクソノミT1、文集合D1、又は文集合D2を取得してもよい。
ステップS22において、構築部24及び調整部25は、言語モデルM1を構築する構築処理を実行する。当該構築処理の詳細については後述する。
ステップS23において、生成部22は、文集合D1を参照して新たなフレーズを生成するため、言語モデルM1を使用する生成処理S23A及びS23Bの何れかを実行する。生成処理S23Aは、言語モデルM1を使用して、文集合D1から新たなフレーズを抽出することにより生成する処理である。つまり、生成処理S23Aにより生成される新たなフレーズは、文集合D1に含まれるフレーズである。また、生成処理S23Bは、言語モデルM1を使用して、文集合D1から新たなフレーズを予測することにより生成する処理である。つまり、生成処理S23Bにより生成される新たなフレーズは、文集合D1に含まれない可能性がある。なお、生成部22は、生成処理S23A及びS23Bの何れかを実行する代わりに、言語モデルM1を使用しない生成処理の何れかを実行してもよい。これらの生成処理の詳細については後述する。
ステップS24において、拡張部23は、タクソノミT1を拡張するため、言語モデルM1を使用する拡張処理S24A及びS24Bの何れかを実行する。または、拡張部23は、拡張処理S24A及びS24Bの何れかを実行する代わりに、言語モデルM1を使用しない拡張処理を実行してもよい。これらの拡張処理の詳細については後述する。
ステップS22における言語モデルM1の構築処理の詳細な流れについて、図6を参照して説明する。図6は、言語モデルM1の構築処理の詳細な流れを示すフロー図である。図6に示すように、ステップS22の処理は、ステップS221と、ステップS222とを含む。
ステップS221において、構築部24は、文集合D2を用いて言語モデルM1を構築する。言語モデルM1を構築する技術としては、上述した参考文献1または参考文献2に記載された技術を適用可能である。一般的な文集合D2を用いて生成された言語モデルM1は、一般的なフレーズに関するモデルとなる。
ステップS222において、調整部25は、文集合D1を用いて言語モデルM1を調整する。文集合を調整する技術としては、既存の言語モデルを特定ドメインの言語モデルに転移させるfine-tuningがある。fine-tuningについては、以下の参考文献3に記載された技術を適用可能である。この場合、調整部25は、一般的なフレーズに関する言語モデルM1を、文集合D1を用いて対象ドメインに転移させることができる。ただし、調整部25が言語モデルM1を調整する手法は、参考文献3に記載されたものに限られない。
(言語モデルM1を使用する生成処理S23Aの詳細)
ステップS23において実行され得る、言語モデルM1を使用した生成処理S23Aの詳細な流れについて、図7を参照して説明する。生成処理S23Aは、言語モデルM1を含む抽出モデルM10を用いて、文集合D1から新たなフレーズを抽出する処理である。抽出される新たなフレーズは、文集合D1に含まれるフレーズである。図7は、生成処理S23Aの詳細な流れを示すフロー図である。図7に示すように、生成処理S23Aは、ステップS231Aと、ステップS232Aとを含む。
ステップS231Aにおいて、生成部22は、言語モデルM1を使用して抽出モデルM10を生成する。抽出モデルM10は、言語モデルM1と、言語モデルM1からの出力が入力される識別器M2とを含む。抽出モデルM10は、文集合D1に含まれる文が言語モデルM1に入力されると、当該文における新たなフレーズを識別器M2が識別するよう機械学習される。この機械学習は、第1文集合に出現する複数の既存のフレーズを正解とする教師データを用いて行われる。識別器M2としては、例えば、系列ラベル器を適用可能である。抽出モデルM10は、識別器M2が識別したフレーズを出力する。
また、部分的にラベルが付与された教師データを用いる技術としては、例えば、以下の参考文献5に記載された技術を利用可能である。
なお、抽出モデルM10は、共通する単語を含む異なるフレーズのそれぞれを出力するよう機械学習されてもよい。これは、対象ドメインに関する異なるフレーズが、共通の単語を含む場合があるためである。例えば、対象ドメイン「料理」に関する文1は、料理に関するフレーズとして、「イタリア料理」及び「イタリア料理の定番」を含むと考えることもできる。つまり、「イタリア料理」及び「イタリア料理の定番」は、共通する単語「イタリア料理」を含む異なるフレーズである。この場合、抽出モデルM10は、言語モデルM1に文1が入力された場合に、識別器M2が「イタリア料理」及び「パスタ」を識別するだけでなく、「イタリア料理の定番」を識別するよう機械学習されることが望ましい。このような共通する単語を含む異なるフレーズ(すなわち、ネスト化された複数のフレーズ)のそれぞれを識別する技術としては、以下の参考文献6に記載された技術を利用可能である。
(ステップS232A)
ステップS232Aにおいて、生成部22は、ステップS231Aで生成した抽出モデルM10を用いて、文集合D1から新たなフレーズを抽出する。
ステップS23において実行され得る、言語モデルM1を使用した生成処理S23Bの詳細な流れについて、図8を参照して説明する。生成処理S23Bは、言語モデルM1を使用して、文集合D1を用いて新たなフレーズを予測する処理である。予測される新たなフレーズは、文集合D1に含まれていない場合があるため、生成処理S23Bは、生成処理S23Aに比べて、より多くの新たなフレーズを生成できる可能性がある。図8は、新たなフレーズの生成処理S23Bの詳細な流れを示すフロー図である。図8に示すように、生成処理S23Bは、ステップS231Bと、ステップS232Bとを含む。
ステップS231Bにおいて、生成部22は、文集合D1に含まれる文において複数の既存のフレーズの何れかが出現する箇所を特定する。
ステップS232Bにおいて、生成部22は、特定した箇所に適合する新たなフレーズを、言語モデルM1を用いて予測することにより生成する。
ステップS23において実行され得る、言語モデルM1を使用しない新たなフレーズの生成処理の一例について説明する。
(言語モデルM1を使用しない生成処理の他の例)
ステップS23において実行され得る、言語モデルM1を使用しない新たなフレーズの生成処理の他の例について説明する。
ステップS24において実行され得る、タクソノミT1の拡張処理S24Aの詳細な流れについて、図9を参照して説明する。拡張処理S24Aは、言語モデルM1を使用して、既存のフレーズの何れかに新たなフレーズを関連付ける処理である。図9は、拡張処理S24Aの詳細な流れを示すフロー図である。図9に示すように、拡張処理S24Aは、ステップS241A~S243Aを含む。
ステップS241Aにおいて、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとを含む文を生成する。具体的には、拡張部23は、既存のフレーズ及び新たなフレーズを含む文として、既存のフレーズ及び新たなフレーズの間の関係性を仮定した文を生成する。
ステップS242Aにおいて、拡張部23は、生成した文の確度を、言語モデルM1により算出する。
ステップS243Aにおいて、拡張部23は、算出した確度を参照して、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける。
ステップS24において実行され得る、言語モデルM1を使用した拡張処理S24Bの詳細な流れについて、図10を参照して説明する。拡張処理S24Bは、言語モデルM1を含む判別モデルM20を用いて、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける処理である。図10は、拡張処理S24Bの詳細な流れを示すフロー図である。図10に示すように、拡張処理S24Bは、ステップS241B~S244Bを含む。
ステップS241Bにおいて、拡張部23は、言語モデルM1を使用して判別モデルM20を生成する。判別モデルM20は、言語モデルM1と、言語モデルM1からの出力が入力される分類器M3とを含む。判別モデルM20は、複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとを含む文が言語モデルM1に入力されると、関係性の有無を示す情報を分類器M3が出力するよう学習される。この学習は、タクソノミT1が示す、複数の既存のフレーズのうち2つの間の関係性の有無を正解とする教師データを用いて行われる。判別モデルM20は、分類器M3からの出力を出力する。
ステップS242Bにおいて、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとを含む文を生成する。具体的には、拡張部23は、既存のフレーズ及び新たなフレーズを含む文として、既存のフレーズ及び新たなフレーズの間の関係性を仮定した文を生成する。
ステップS243Bにおいて、拡張部23は、生成した文を判別モデルM20に入力することにより、判別モデルM20から出力される判別結果を得る。
ステップS244Bにおいて、拡張部23は、判別結果を参照して、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける。
ステップS24において実行され得る、言語モデルM1を使用しない拡張処理の一例について説明する。
ステップS24において実行され得る、言語モデルM1を使用しない拡張処理の他の例について説明する。
本例示的実施形態は、対象ドメインに関するタクソノミT1を拡張するために、(i)当該対象ドメインに関する文集合D1を参照して新たなフレーズを生成する処理と、(ii)タクソノミT1に含まれる複数の既存のフレーズの何れかに新たなフレーズを関連付ける処理との少なくとも一方において、一般的な文集合D2から生成した言語モデルM1を使用する。
本発明の第3の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態2にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付し、その説明を適宜省略する。
本例示的実施形態に係る情報処理装置3の構成について、図11を参照して説明する。図11は、情報処理装置3の機能的な構成を示すブロック図である。
取得部31は、例示的実施形態2における取得部21とほぼ同様に構成されるが、一般的な文集合D2を取得する代わりに、生成済み言語モデルM4を取得する点が異なる。
生成済み言語モデルM4は、入力された単語列に対してその確度を出力するモデルであり、その詳細については、実施形態1で説明した通りである。生成済み言語モデルM4は、情報処理装置3とは異なる装置によって生成されたモデルである。例えば、生成済み言語モデルM4としては、公開された言語モデルを適用してもよい。
構築部32は、文集合D1を用いて生成済み言語モデルM4を調整することにより、言語モデルM5を構築する。文集合D1を用いて言語モデルM4を調整する処理に適用可能な技術については、例示的実施形態2における調整部25について説明した通りである。
以上のように構成された情報処理装置3が実行する情報処理方法S3の流れについて、図12を参照して説明する。図12は、情報処理方法S3の流れを示すフロー図である。図13に示すように、情報処理方法S3は、ステップS31~S34を含む。
ステップS31において、取得部31は、タクソノミT1、文集合D1、及び生成済み言語モデルM4を取得する。例えば、取得部31は、情報処理装置3のメモリ(図示せず)に記憶されたタクソノミT1、文集合D1、又は生成済み言語モデルM4を取得してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置からタクソノミT1、文集合D1、又は生成済み言語モデルM4を取得してもよい。
ステップS32において、構築部32は、文集合D1を用いて、生成済み言語モデルM4を調整することにより、言語モデルM5を生成する。
ステップS33において、生成部22は、文集合D1を参照して新たなフレーズを生成するため、言語モデルM5を使用する生成処理S23A及びS23Bの何れかを実行する。または、生成部22は、生成処理S23A及びS23Bの何れかを実行する代わりに、言語モデルM5を使用しない生成処理を実行してもよい。これらの生成処理の詳細については、例示的実施形態2におけるステップS23の詳細な説明において、言語モデルM1を言語モデルM5と読み替えることにより、同様に説明される。
ステップS34において、拡張部23は、タクソノミT1を拡張するため、言語モデルM5を使用する拡張処理S24A及びS24Bの何れかを実行する。または、拡張部23は、拡張処理S24A及びS24Bの何れかを実行する代わりに、言語モデルM5を使用しない拡張処理を実行してもよい。なお、ステップS33において言語モデルM5を使用しない生成処理が実行された場合には、当該ステップにおいて、言語モデルM5を使用する拡張処理S24A及びS24Bの何れかが実行される。これらの拡張処理の詳細については、例示的実施形態2におけるステップS24の詳細な説明において、言語モデルM1を言語モデルM5と読み替えることにより、同様に説明される。
本例示的実施形態は、対象ドメインに関するタクソノミT1を拡張するために使用する言語モデルとして、生成済みの言語モデルM4を調整した言語モデルM5を使用する。これにより、言語モデルを構築する処理を必要とせずに、例示的実施形態2と同様の効果を奏することができる。
なお、例示的実施形態2及び3において、拡張部23は、複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとを含む文として、当該2つのフレーズの間に複数種類の関係性の何れかがあることを仮定した文を生成してもよい。複数種類の関係性の具体例としては、例えば、所属関係、国と首都との関係等が挙げられる。所属関係とは、例えば、スポーツチーム名及び当該スポーツチームに所属する選手名の関係である。また、国と首都との関係とは、例えば、国名及び当該国の首都名の関係である。
なお、例示的実施形態2及び3は、調整部25及び35を含まないよう変形可能である。換言すると、各例示的実施形態において、言語モデルM1又はM4を調整する処理は必須ではない。この場合、例示的実施形態2において、生成部22及び拡張部23の少なくとも一方は、調整していない言語モデルM1を使用する。また、この場合、例示的実施形態3において、生成部22及び拡張部23は、生成済みの言語モデルM4を使用する。この場合であっても、各例示的実施形態は、文集合D1を参照して精度よく新たなフレーズを生成することができるとともに、新たなフレーズと既存のフレーズとを精度よく関連付けることができる。
また、例示的実施形態2及び3は、ステップS23又はS33において、生成処理S23A又はS23Bに限らず、言語モデルM1(又はM5)を使用したその他の手法を用いて文集合D1から新たなフレーズを生成してもよい。また、例示的実施形態2及び3は、ステップS24又はS34において、拡張処理S24A又はS24Bに限らず、言語モデルM1(又はM5)を使用したその他の手法を用いて新たなフレーズと既存のフレーズとを関連付けてもよい。
情報処理装置1~3の一部又は全部の機能は、集積回路(ICチップ)等のハードウェアによって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
上述した実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載され得る。ただし、本発明は、以下の記載する態様に限定されるものではない。
複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段とを含み、
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用する、
情報処理装置。
前記第1文集合に含まれない文を含む第2文集合に基づいて、前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において参照される前記言語モデルを構築する構築手段をさらに含む、付記1に記載の情報処理装置。
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において参照される前記言語モデルを、前記第1文集合に基づいて調整する調整手段をさらに含む、付記1又は2に記載の情報処理装置。
前記生成手段は、
前記新たなフレーズを、抽出モデルを用いて前記第1文集合から抽出することにより生成し、
前記抽出モデルは、
前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される識別器とを含み、
前記第1文集合に含まれる文が前記言語モデルに入力されると、前記新たなフレーズを前記識別器が識別して出力するよう、
前記第1文集合に出現する前記複数のフレーズを正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、
付記1から3の何れか1つに記載の情報処理装置。
前記生成手段は、
前記第1文集合に含まれる文において前記複数のフレーズの何れかが出現する箇所に適合する前記新たなフレーズを、前記言語モデルを用いて予測することにより生成する、
付記1から3の何れか1つに記載の情報処理装置。
前記拡張手段は、
前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文の確度を前記言語モデルにより算出し、算出した確度を参照して前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付ける、
付記1から5の何れか1つに記載の情報処理装置。
前記拡張手段は、
判別モデルを用いて、前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付け、
前記判別モデルは、
前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される分類器とを含み、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを含む文が前記言語モデルに入力されると、関係性の有無を示す情報を前記分類器が出力するよう、
前記タクソノミが示す、前記複数のフレーズのうち2つの間の関係性の有無を正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、付記1から5の何れか1つに記載の情報処理装置。
前記拡張手段は、
前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文として、当該2つのフレーズの間に複数種類の関係性の何れかがあることを仮定した文を生成する、
付記6又は7に記載の情報処理装置。
複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得すること、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成すること、及び、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張すること、を含み、
前記新たなフレーズを生成すること、及び前記タクソノミを拡張すること、の一方または両方において言語モデルを使用する、
情報処理方法。
コンピュータを情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、
複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段と、として機能させ、
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用する、プログラム。
上述した実施形態の一部又は全部は、更に、以下のように表現することもできる。
前記プロセッサは、
複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得処理と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成処理と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張処理とを実行し、
前記生成処理及び前記拡張処理の一方または両方において言語モデルを使用する、情報処理装置。
11、21、31 取得部
12、22 生成部
13、23 拡張部
24 構築部
25、35 調整部
Claims (10)
- 複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段とを含み、
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用し、
前記生成手段は、
前記新たなフレーズを、抽出モデルを用いて前記第1文集合から抽出することにより生成し、
前記抽出モデルは、
前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される識別器とを含み、
前記第1文集合に含まれる文が前記言語モデルに入力されると、前記新たなフレーズを前記識別器が識別して出力するよう、
前記第1文集合に出現する前記複数のフレーズを正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、
情報処理装置。 - 前記第1文集合に含まれない文を含む第2文集合に基づいて、前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において参照される前記言語モデルを構築する構築手段をさらに含む、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において参照される前記言語モデルを、前記第1文集合に基づいて調整する調整手段をさらに含む、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記拡張手段は、
前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文の確度を前記言語モデルにより算出し、算出した確度を参照して前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付ける、
請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記拡張手段は、
判別モデルを用いて、前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付け、
前記判別モデルは、
前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される分類器とを含み、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを含む文が前記言語モデルに入力されると、関係性の有無を示す情報を前記分類器が出力するよう、
前記タクソノミが示す、前記複数のフレーズのうち2つの間の関係性の有無を正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記拡張手段は、
前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文として、当該2つのフレーズの間に複数種類の関係性の何れかがあることを仮定した文を生成する、
請求項4又は5に記載の情報処理装置。 - 複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段とを含み、
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用し、
前記生成手段は、
前記第1文集合に含まれる文において前記複数のフレーズの何れかが出現する箇所に適合する前記新たなフレーズを、前記言語モデルを用いて予測することにより生成する、
情報処理装置。 - 複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段とを含み、
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用し、
前記拡張手段は、
前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文の確度を前記言語モデルにより算出し、算出した確度を参照して前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付ける、
情報処理装置。 - 複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得すること、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成すること、及び、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張すること、を含み、
前記新たなフレーズを生成すること、及び前記タクソノミを拡張すること、の一方または両方において言語モデルを使用し、
前記生成することにおいて、
前記新たなフレーズを、抽出モデルを用いて前記第1文集合から抽出することにより生成し、
前記抽出モデルは、
前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される識別器とを含み、
前記第1文集合に含まれる文が前記言語モデルに入力されると、前記新たなフレーズを前記識別器が識別して出力するよう、
前記第1文集合に出現する前記複数のフレーズを正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、
情報処理方法。 - コンピュータを情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、
複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段と、として機能させ、
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用し、
前記生成手段は、
前記新たなフレーズを、抽出モデルを用いて前記第1文集合から抽出することにより生成し、
前記抽出モデルは、
前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される識別器とを含み、
前記第1文集合に含まれる文が前記言語モデルに入力されると、前記新たなフレーズを前記識別器が識別して出力するよう、
前記第1文集合に出現する前記複数のフレーズを正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、
プログラム。
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