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JP7658381B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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JP7658381B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、タクソノミを拡張する技術に関する。
タクソノミを拡張する技術が知られている。タクソノミは、複数のフレーズの間の関係性を表す情報であり、階層性を有する有向グラフで表現される。
例えば、非特許文献1には、対象のタクソノミに含まれる既存のフレーズのうち、追加するフレーズに類似するフレーズ又は親子関係を有するフレーズを特定することにより、当該タクソノミを横方向又は縦方向に拡張する技術が記載されている。
また、例えば、非特許文献2には、対象のタクソノミに含まれる既存のフレーズの間の親子関係を判別する判別モデルを用いて、追加するフレーズとの間に親子関係を有する既存のフレーズを特定することにより、当該タクソノミを拡張する技術が記載されている。
また、例えば、非特許文献3には、商品に関するタクソノミと、商品の説明文と、ユーザの検索クエリ及び行動ログとを用いて、当該タクソノミを拡張する技術が記載されている。
非特許文献1~非特許文献3に記載された技術は、タクソノミを精度よく拡張する上で改善の余地がある。例えば、非特許文献1又は2に記載された技術は、拡張前のタクソノミに含まれるフレーズの数が少ない場合、または、追加するフレーズを抽出するために参照する文集合が小さい場合、タクソノミを精度よく拡張することが難しい。また、非特許文献3に記載された技術は、ユーザの検索クエリ及び行動ログが取得できない場合、タクソノミを精度よく拡張することが難しい。
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、タクソノミをより精度よく拡張する技術を提供することである。
本発明の一側面に係る情報処理装置は、複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段とを含み、前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用する。
本発明の一側面に係る情報処理方法は、複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得すること、第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成すること、及び、前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張すること、を含み、前記新たなフレーズを生成すること、及び前記タクソノミを拡張すること、の一方または両方において言語モデルを使用する。
本発明の一側面に係るプログラムは、コンピュータを情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段と、として機能させ、前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用する。
本発明の一態様によれば、タクソノミをより精度よく拡張することができる。
本発明の例示的実施形態1に係る情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の例示的実施形態1に係る情報処理方法の流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態2に係る情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の例示的実施形態2におけるタクソノミT1の一例を模式的に示す図である。 本発明の例示的実施形態2に係る情報処理方法の流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態2における言語モデルの構築処理の詳細な流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態2における生成処理の一例の詳細な流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態2における生成処理の他の例の詳細な流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態2における拡張処理の一例の詳細な流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態2における拡張処理の他の例の詳細な流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態3に係る情報処理装置3の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の例示的実施形態3に係る情報処理方法の流れを示すフロー図である。 本発明の各例示的実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
〔例示的実施形態1〕
本発明の第1の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本例示的実施形態は、後述する例示的実施形態の基本となる形態である。
<情報処理装置1の構成>
本例示的実施形態に係る情報処理装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように、情報処理装置1は、取得部11と、生成部12と、拡張部13とを含む。取得部11は、請求の範囲に記載した取得手段を実現する構成の一例である。生成部12は、請求の範囲に記載した生成手段を実現する構成の一例である。拡張部13は、請求の範囲に記載した拡張手段を実現する構成の一例である。
取得部11は、複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する。生成部12は、第1文集合を参照して、複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する。拡張部13は、複数のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付けることによって、タクソノミを拡張する。生成部12及び拡張部13の一方または両方は、言語モデルを使用する。
(フレーズ)
フレーズは、1又は複数の単語によって表され、概念を表す。例えば、フレーズ「パスタ」は、イタリア料理の主食の1つである小麦粉を主体とする練り物という概念を表している。また、フレーズ「イタリア料理」は、イタリア発祥の料理法という概念を表している。以下では、「フレーズが表す概念」を、単に、「フレーズ」と記載する。したがって、「2つのフレーズがそれぞれ表す概念の間に関係性が有る」ことを、「2つのフレーズの間に関係性が有る」と記載する。例えば、フレーズ「パスタ」はフレーズ「イタリア料理」に含まれる。このため、これらのフレーズの間には親子関係が有る。
(タクソノミ)
タクソノミは、複数のフレーズの間の関係性を表す情報である。例えば、タクソノミは、階層性を有する有向グラフによって表される。具体的には、タクソノミは、各フレーズを表すノードと、親子関係を有する2つのノード間を接続するエッジとをそれぞれ表す情報を含む。
(新たなフレーズ)
新たなフレーズは、タクソノミに含まれる複数のフレーズの何れとも異なるフレーズであり、タクソノミに追加するためのフレーズである。換言すると、新たなフレーズは、拡張前のタクソノミに含まれないフレーズである。
(既存のフレーズ)
以降、拡張前のタクソノミに含まれる各フレーズを、拡張前のタクソノミに含まれない新たなフレーズと区別して説明するため、「既存のフレーズ」と記載する。
(第1文集合)
第1文集合は、文の集合である。第1文集合は、タクソノミに追加すべきフレーズを生成する際に参照される。第1文集合は、既存のフレーズに関連する文の集合であることが望ましい。
(言語モデル)
言語モデルは、入力された単語列に対してその確度を出力するモデルである。例えば、ある言語モデルに「his age is 100」という単語列を入力して出力される確度は、「his birthday is 100」という単語列を入力して出力される確度より大きい。これは、この言語モデルは、「he」と「100」との間の関係性が「age」である確度と「birthday」である確度とを保持しており、「age」である確度が「birthday」である確度より高いからである。また、言語モデルを用いて、一部の単語がマスクされた単語列に対して、マスクされた箇所に適合する単語を予測することが可能である。言語モデルの一例としては、例えば、以下の参考文献1又は参考文献2によって生成された言語モデルを適用可能である。
[参考文献1] Jacob Devlin et al., "BERT: Pre-training of Deep Bidirectional Transformers for Language Understanding", NAACL 2019.
[参考文献2] Yinhan Liu et al., "RoBERTa: A Robustly Optimized BERT Pretraining Approach", arXiv 2019.
<情報処理方法S1の流れ>
以上のように構成された情報処理装置1が実行する情報処理方法S1の流れについて、図2を参照して説明する。図2は、情報処理方法S1の流れを示すフロー図である。図2に示すように、情報処理方法S1は、ステップS11~S13を含む。
(ステップS11)
ステップS11において、取得部11は、拡張する対象となるタクソノミを取得する。例えば、取得部11は、情報処理装置1のメモリ(図示せず)に記憶されたタクソノミを取得してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置からタクソノミを取得してもよい。
(ステップS12)
ステップS12において、生成部12は、第1文集合を参照して、複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する。例えば、生成部12は、情報処理装置1のメモリ(図示せず)に記憶された第1文集合を参照してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置に記憶された第1文集合を参照してもよい。当ステップにおいて、生成部12は、第1文集合を参照して新たなフレーズを生成するために、言語モデルを使用してもよいし、使用しなくてもよい。ただし、当該ステップS12及び後述するステップS13の少なくとも一方は、言語モデルを使用する。
(言語モデルを使用する場合)
例えば、生成部12は、情報処理装置1のメモリ(図示せず)に記憶された言語モデルを使用してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置に記憶された言語モデルを使用してもよい。具体的には、例えば、生成部12は、第1文集合における既存のフレーズの箇所に適合する新たなフレーズを、言語モデルを用いて予測することにより生成してもよい。なお、言語モデルの使用により第1文集合を参照して新たなフレーズを生成する手法は、これに限定されない。
(言語モデルを使用しない場合)
例えば、生成部12は、一般的な知識ベースを参照して、第1文集合から、既存のフレーズに関連する新たなフレーズを抽出してもよい。なお、言語モデルを使用せずに第1文集合を参照して新たなフレーズを生成する手法は、これに限定されない。
(ステップS13)
ステップS13において、拡張部13は、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付けることによって、タクソノミを拡張する。当ステップにおいて、拡張部13は、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付けるために、言語モデルを使用してもよいし、言語モデルを使用しなくてもよい。ただし、前述したように、前述のステップS12及び当該ステップS13の少なくとも一方は、言語モデルを使用する。なお、ステップS12及びステップS13の両方において言語モデルを使用する場合、各部が使用する言語モデルは同一であってもよいし、異なっていてもよい。
(言語モデルを使用する場合)
例えば、拡張部13は、情報処理装置1のメモリ(図示せず)に記憶された言語モデルを使用してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置に記憶された言語モデルを使用してもよい。具体的には、例えば、生成部12は、複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとの関係性を仮定した文の確度を言語モデルにより算出し、算出した確度に基づき関連付けを行ってもよい。なお、言語モデルの使用により複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける手法は、これに限定されない。
(言語モデルを使用しない場合)
例えば、拡張部13は、既存のフレーズと新たなフレーズとの類似度を算出し、算出した類似度に基づき関連付けを行う。例えば、類似度は、既存のフレーズと新たなフレーズとの間の関連度を示すスコアであってもよい。また、類似度は、既存のフレーズと新たなフレーズとを関連付けられる確率値であってもよい。ただし、類似度は、これらの例に限られない。なお、言語モデルを使用せずに複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける手法は、これに限定されない。
<本例示的実施形態の効果>
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1は、(i)第1文集合を参照して新たなフレーズを生成する生成処理、及び、(ii)タクソノミに含まれる複数の既存のフレーズの何れかに新たなフレーズを関連付ける拡張処理の一方または両方において、言語モデルを使用する。これにより、生成処理において言語モデルを使用する場合には、第1文集合に含まれる情報に加えて言語モデルに含まれる情報を利用できるため、タクソノミに追加すべき新たなフレーズをより精度よく生成することができる。また、拡張処理において言語モデルを使用する場合には、言語モデルが表すフレーズの間の関係性を利用して、新たなフレーズと既存のフレーズとの関係性を補正できるため、新たなフレーズと既存のフレーズとをより精度よく関連付けることができる。したがって、本例示的実施形態は、より精度よくタクソノミを拡張することができる。
〔例示的実施形態2〕
本発明の第2の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態1にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付し、その説明を適宜省略する。
<情報処理装置2の構成>
本例示的実施形態に係る情報処理装置2の構成について、図3を参照して説明する。図3は、情報処理装置2の機能的な構成を示すブロック図である。
図3に示すように、情報処理装置2は、取得部21と、生成部22と、拡張部23と、構築部24と、調整部25とを含む。取得部21は、請求の範囲に記載した取得手段を実現する構成の一例である。生成部22は、請求の範囲に記載した生成手段を実現する構成の一例である。拡張部23は、請求の範囲に記載した拡張手段を実現する構成の一例である。構築部24は、請求の範囲に記載した構築手段を実現する構成の一例である。調整部25は、請求の範囲に記載した調整手段を実現する構成の一例である。
取得部21は、対象ドメインに関するタクソノミT1と、対象ドメインに関する文集合D1と、一般的な文集合D2とを取得する。構築部24は、文集合D2に基づいて、言語モデルM1を構築する。調整部25は、文集合D1に基づいて、言語モデルM1を調整する。生成部22は、言語モデルM1を使用するか、または使用せずに、文集合D1を参照して新たなフレーズを生成する。拡張部23は、言語モデルM1を使用するか、または使用せずに、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付けることによって、タクソノミT1を拡張する。なお、生成部22及び拡張部23の少なくとも一方は、言語モデルM1を使用する。
(対象ドメインに関するタクソノミT1)
本実施形態では、対象ドメインに関するタクソノミT1を拡張対象とする。対象ドメインに関するタクソノミT1は、当該対象ドメインにおける複数のフレーズの間の関係性を表す。一例として、対象ドメインが「料理」である場合、タクソノミT1は、対象ドメイン「料理」における複数のフレーズの間の関係性を表す。
図4は、対象ドメイン「料理」に関するタクソノミT1の一例を模式的に示す図である。タクソノミT1は、ノードN1~N7及びエッジE1~E6を含む有向グラフによって表される。ノードN1~N7は、対象ドメイン「料理」における複数のフレーズにそれぞれ対応する。例えば、ノードN2はフレーズ「イタリア料理」に対応し、ノードN4はフレーズ「デザート」に対応し、ノードN5はフレーズ「ピザ」に対応し、ノードN7はフレーズ「お茶」に対応する。また、エッジE1~E6は、両端に接続された2つのフレーズの間に親子関係があることを表す。図4では、エッジE1~E6を矢印で表し、根元に接続されたノードが親であり、矢頭に接続されたノードが子である。例えば、エッジE4は、根元に接続されたノードN2に対応するフレーズ「イタリア料理」が親であり、矢頭に接続されたノードN5に対応するフレーズ「ピザ」が子であることを表す。つまり、フレーズ「イタリア料理」とフレーズ「ピザ」との間には親子関係があり、フレーズ「イタリア料理」はフレーズ「ピザ」の親である。
(対象ドメインに関する文集合D1)
文集合D1は、請求の範囲に記載した「第1文集合」の一例であり、対象ドメインに関する文の集合である。例えば、文集合D1は、対象ドメインに関する情報の一部または全部を構成する。例えば、文集合D1は、ドメイン「料理」に関する情報であるオンラインレシピサイトの一部または全部を構成する文の集合であってもよい。
(一般的な文集合D2)
文集合D2は、請求の範囲に記載した「第2文集合」の一例であり、一般的な文の集合である。ここで、「一般的」とは、対象ドメインに限定されないことを意味する。換言すると、「一般的」とは、複数のドメインに関することを意味する。文集合D2は、より多くのドメインに関する文を含むほど、一般的である度合いが高いとも言える。なお、文集合D2は、一般的な文の1つとして、対象ドメインに関する文を含むことは有り得る。例えば、文集合D2は、一般的な情報の一部または全部を構成する文の集合である。例えば、文集合D2は、一般的な情報であるWikipediaサイトの一部または全部を構成する文の集合であってもよい。
(言語モデルM1)
言語モデルM1は、入力された単語列に対してその確度を出力するモデルであり、その詳細については、実施形態1で説明した通りである。本実施形態では、言語モデルM1は、構築部24によって構築される。
<情報処理方法S2の流れ>
(情報処理方法S2の概要)
以上のように構成された情報処理装置2が実行する情報処理方法S2の流れについて、図5を参照して説明する。図5は、情報処理方法S2の流れを示すフロー図である。図5に示すように、情報処理方法S2は、ステップS21~S24を含む。
(ステップS21)
ステップS21において、取得部21は、タクソノミT1、文集合D1、及び文集合D2を取得する。例えば、取得部21は、情報処理装置2のメモリ(図示せず)に記憶されたタクソノミT1、文集合D1、又は文集合D2を取得してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置からタクソノミT1、文集合D1、又は文集合D2を取得してもよい。
(ステップS22)
ステップS22において、構築部24及び調整部25は、言語モデルM1を構築する構築処理を実行する。当該構築処理の詳細については後述する。
(ステップS23)
ステップS23において、生成部22は、文集合D1を参照して新たなフレーズを生成するため、言語モデルM1を使用する生成処理S23A及びS23Bの何れかを実行する。生成処理S23Aは、言語モデルM1を使用して、文集合D1から新たなフレーズを抽出することにより生成する処理である。つまり、生成処理S23Aにより生成される新たなフレーズは、文集合D1に含まれるフレーズである。また、生成処理S23Bは、言語モデルM1を使用して、文集合D1から新たなフレーズを予測することにより生成する処理である。つまり、生成処理S23Bにより生成される新たなフレーズは、文集合D1に含まれない可能性がある。なお、生成部22は、生成処理S23A及びS23Bの何れかを実行する代わりに、言語モデルM1を使用しない生成処理の何れかを実行してもよい。これらの生成処理の詳細については後述する。
(ステップS24)
ステップS24において、拡張部23は、タクソノミT1を拡張するため、言語モデルM1を使用する拡張処理S24A及びS24Bの何れかを実行する。または、拡張部23は、拡張処理S24A及びS24Bの何れかを実行する代わりに、言語モデルM1を使用しない拡張処理を実行してもよい。これらの拡張処理の詳細については後述する。
なお、ステップS23及びS24の少なくとも何れかは、言語モデルM1を使用する。例えば、ステップS23において言語モデルM1を使用しない生成処理が実行された場合には、当該ステップにおいて、言語モデルM1を使用する拡張処理S24A及びS24Bの何れかが実行され、言語モデルM1を使用しない拡張処理は実行されない。
(言語モデルM1の構築処理の詳細)
ステップS22における言語モデルM1の構築処理の詳細な流れについて、図6を参照して説明する。図6は、言語モデルM1の構築処理の詳細な流れを示すフロー図である。図6に示すように、ステップS22の処理は、ステップS221と、ステップS222とを含む。
(ステップS221)
ステップS221において、構築部24は、文集合D2を用いて言語モデルM1を構築する。言語モデルM1を構築する技術としては、上述した参考文献1または参考文献2に記載された技術を適用可能である。一般的な文集合D2を用いて生成された言語モデルM1は、一般的なフレーズに関するモデルとなる。
(ステップS222)
ステップS222において、調整部25は、文集合D1を用いて言語モデルM1を調整する。文集合を調整する技術としては、既存の言語モデルを特定ドメインの言語モデルに転移させるfine-tuningがある。fine-tuningについては、以下の参考文献3に記載された技術を適用可能である。この場合、調整部25は、一般的なフレーズに関する言語モデルM1を、文集合D1を用いて対象ドメインに転移させることができる。ただし、調整部25が言語モデルM1を調整する手法は、参考文献3に記載されたものに限られない。
[参考文献3] Suchin Gururangan et al., "Don't Stop Pretraining: Adapt Language Models to Domains and Tasks", ACL 2020.
(言語モデルM1を使用する生成処理S23Aの詳細)
ステップS23において実行され得る、言語モデルM1を使用した生成処理S23Aの詳細な流れについて、図7を参照して説明する。生成処理S23Aは、言語モデルM1を含む抽出モデルM10を用いて、文集合D1から新たなフレーズを抽出する処理である。抽出される新たなフレーズは、文集合D1に含まれるフレーズである。図7は、生成処理S23Aの詳細な流れを示すフロー図である。図7に示すように、生成処理S23Aは、ステップS231Aと、ステップS232Aとを含む。
(ステップS231A)
ステップS231Aにおいて、生成部22は、言語モデルM1を使用して抽出モデルM10を生成する。抽出モデルM10は、言語モデルM1と、言語モデルM1からの出力が入力される識別器M2とを含む。抽出モデルM10は、文集合D1に含まれる文が言語モデルM1に入力されると、当該文における新たなフレーズを識別器M2が識別するよう機械学習される。この機械学習は、第1文集合に出現する複数の既存のフレーズを正解とする教師データを用いて行われる。識別器M2としては、例えば、系列ラベル器を適用可能である。抽出モデルM10は、識別器M2が識別したフレーズを出力する。
抽出モデルM10の機械学習では、文集合D1は、文集合D1に出現する既存のフレーズに正解とのラベルが付与された教師データとして用いられる。なお、教師データとしての文集合D1では、既存のフレーズ以外のフレーズにはラベルが付与されていない。つまり、文集合D1は、正解とのラベルが部分的に付与された教師データとして用いられる。
当該ステップの処理について、図7に示す具体例を用いて説明する。この具体例では、図4に示した対象ドメイン「料理」のタクソノミT1を拡張する。また、対象ドメイン「料理」に関する文集合D1は、「イタリア料理の定番パスタのレシピを基本からおさらい」との文1を含む。生成部22は、文1に出現する既存のフレーズ「イタリア料理」に「正解」とのラベルを付与して教師データを生成する。また、生成部22は、文1に出現する他のフレーズ「定番」、「パスタ」「レシピ」、「基本」、「おさらい」には、「正解でない」とのラベルを付与するのではなく、ラベルを付与しない。このように部分的にラベルが付与された教師データを用いた機械学習により、抽出モデルM10は、文1が入力されると、対象ドメイン「料理」に関するフレーズとして、既存のフレーズ「イタリア料理」及び新たなフレーズ「パスタ」を出力するように機械学習される。
このようにして抽出モデルM10を生成する技術としては、例えば、以下の参考文献4に記載された技術BERT-CRFを利用可能である。BERT-CRFは、言語モデルを用いて文集合から固有表現を抽出する技術である。生成部22は、BERT-CRFにおいて固有表現を抽出する処理を、対象ドメインに関するフレーズを抽出する処理に変更することにより、抽出モデルM10を生成することができる。
[参考文献4]:Fabio Souza et al., "Portuguese Named Entity Recognition using BERT-CRF", arXiv 2019.
また、部分的にラベルが付与された教師データを用いる技術としては、例えば、以下の参考文献5に記載された技術を利用可能である。
[参考文献5]:Zhanming Jie et al., "Better Modeling of Incomplete Annotations for Named Entity Recognition", NAACL-HLT 2019.
なお、抽出モデルM10は、共通する単語を含む異なるフレーズのそれぞれを出力するよう機械学習されてもよい。これは、対象ドメインに関する異なるフレーズが、共通の単語を含む場合があるためである。例えば、対象ドメイン「料理」に関する文1は、料理に関するフレーズとして、「イタリア料理」及び「イタリア料理の定番」を含むと考えることもできる。つまり、「イタリア料理」及び「イタリア料理の定番」は、共通する単語「イタリア料理」を含む異なるフレーズである。この場合、抽出モデルM10は、言語モデルM1に文1が入力された場合に、識別器M2が「イタリア料理」及び「パスタ」を識別するだけでなく、「イタリア料理の定番」を識別するよう機械学習されることが望ましい。このような共通する単語を含む異なるフレーズ(すなわち、ネスト化された複数のフレーズ)のそれぞれを識別する技術としては、以下の参考文献6に記載された技術を利用可能である。
[参考文献6]:Jue Wang et al., "Pyramid: A Layered Model for Nested Named Entity Recognition", ACL 2020.
(ステップS232A)
ステップS232Aにおいて、生成部22は、ステップS231Aで生成した抽出モデルM10を用いて、文集合D1から新たなフレーズを抽出する。
当該ステップの処理について、図7に示す具体例を用いて説明する。具体的には、生成部22は、抽出モデルM10に文1を入力し、出力されるフレーズ「イタリア料理」及び「パスタ」のうち、既存のフレーズとは異なる「パスタ」を新たなフレーズとして抽出する。
(言語モデルM1を使用する生成処理S23Bの詳細)
ステップS23において実行され得る、言語モデルM1を使用した生成処理S23Bの詳細な流れについて、図8を参照して説明する。生成処理S23Bは、言語モデルM1を使用して、文集合D1を用いて新たなフレーズを予測する処理である。予測される新たなフレーズは、文集合D1に含まれていない場合があるため、生成処理S23Bは、生成処理S23Aに比べて、より多くの新たなフレーズを生成できる可能性がある。図8は、新たなフレーズの生成処理S23Bの詳細な流れを示すフロー図である。図8に示すように、生成処理S23Bは、ステップS231Bと、ステップS232Bとを含む。
(ステップS231B)
ステップS231Bにおいて、生成部22は、文集合D1に含まれる文において複数の既存のフレーズの何れかが出現する箇所を特定する。
当該ステップの処理について、図8に示す具体例を用いて説明する。この具体例では、図4に示した対象ドメイン「料理」のタクソノミT1を拡張する。また、対象ドメイン「料理」に関する文集合D1は、「Aは熱々のお茶を注いだ」との文2を含む。生成部22は、文2に出現する既存のフレーズ「お茶」の箇所を特定する。
(ステップS232B)
ステップS232Bにおいて、生成部22は、特定した箇所に適合する新たなフレーズを、言語モデルM1を用いて予測することにより生成する。
当該ステップの処理について、図8に示す具体例を用いて説明する。生成部22は、文2において特定した箇所をマスクした文を、言語モデルM1に入力する。生成部22は、言語モデルM1により予測された「お茶」及び「コーヒー」のうち、既存のフレーズとは異なる「コーヒー」を新たなフレーズとして抽出する。
(言語モデルM1を使用しない生成処理の一例)
ステップS23において実行され得る、言語モデルM1を使用しない新たなフレーズの生成処理の一例について説明する。
例えば、生成部22は、言語モデルM1を使用しない代わりに知識ベースを使用して、文集合D1から新たなフレーズを抽出してもよい。抽出される新たなフレーズは、文集合D1に含まれるフレーズである。知識ベースは、一般的な情報に関する知識ベースであることが望ましい。例えば、生成部22は、情報処理装置2のメモリ(図示せず)に記憶された知識ベースを使用してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置から知識ベースを取得して使用してもよい。
例えば、生成部22は、知識ベースを用いて、文集合D1に含まれるフレーズのうち対象ドメインに関するフレーズに正解のラベルを付与する。また、生成部22は、正解のラベルを付与した文集合D1を教師データとして、文集合D1からフレーズを抽出する抽出モデルを機械学習により生成する。また、生成部22は、生成した抽出モデルを用いて文集合D1から抽出したフレーズのうち、既存のフレーズとは異なるものを新たなフレーズとする。なお、知識ベースを用いて文集合D1から対象ドメインのフレーズを抽出する抽出モデルを生成する技術としては、以下の参考文献7に記載された技術を適用可能である。
[参考文献7]:Jingbo Shang et al.., "Automated Phrase Mining from Massive Text Corpora", TKDE 2018.
(言語モデルM1を使用しない生成処理の他の例)
ステップS23において実行され得る、言語モデルM1を使用しない新たなフレーズの生成処理の他の例について説明する。
例えば、生成部22は、言語モデルM1を使用せずに、BiLSTM-CRFモデルを使用して、文集合D1から新たなフレーズを抽出してもよい。BiLSTM-CRFモデルの一方からの入力は単語の列であり、他方からの入力は対象ドメインにおけるフレーズを識別するラベルである。この場合、生成部22は、タクソノミT1及び文集合D1から学習データを生成し、生成した学習データを用いてBiLSTM-CRFモデルを学習する。タクソノミT1及び文集合D1からBiLSTM-CRFモデルの学習に用いる学習データを生成する技術については、非特許文献3に記載された技術を適用可能である。また、生成部22は、生成したBiLSTM-CRFモデルを用いて、文集合D1から新たなフレーズを抽出する。
(拡張処理S24Aの詳細:言語モデルM1を使用した拡張処理の一例)
ステップS24において実行され得る、タクソノミT1の拡張処理S24Aの詳細な流れについて、図9を参照して説明する。拡張処理S24Aは、言語モデルM1を使用して、既存のフレーズの何れかに新たなフレーズを関連付ける処理である。図9は、拡張処理S24Aの詳細な流れを示すフロー図である。図9に示すように、拡張処理S24Aは、ステップS241A~S243Aを含む。
(ステップS241A)
ステップS241Aにおいて、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとを含む文を生成する。具体的には、拡張部23は、既存のフレーズ及び新たなフレーズを含む文として、既存のフレーズ及び新たなフレーズの間の関係性を仮定した文を生成する。
当該ステップの処理について、図9に示す具体例を用いて説明する。ここでは、図4に示した対象ドメイン「料理」に関するタクソノミT1に、新しいフレーズである「パスタ」を追加して拡張する具体例について説明する。拡張部23は、既存のフレーズと新たなフレーズとの間の関係性を仮定した文として、「<料理名>は<料理カテゴリ>の1つ」との文を適用する。例えば、拡張部23は、既存のフレーズ「イタリア料理」と新たなフレーズ「パスタ」との間の関係性を仮定した文として、「パスタはイタリア料理の1つ」というパターン1の文を生成する。また、拡張部23は、既存のフレーズ「デザート」と新たなフレーズ「パスタ」との間の関係性を仮定した文として、「パスタはデザートの1つ」というパターン2の文を生成する。このようにして、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる既存のフレーズの各々について、新しいフレーズ「パスタ」との関係性を仮定した文を生成する。
(ステップS242A)
ステップS242Aにおいて、拡張部23は、生成した文の確度を、言語モデルM1により算出する。
当該ステップの処理について、図9に示す具体例を用いて説明する。拡張部23は、パターン1の文を言語モデルM1に入力することにより、出力される確度0.9を得る。また、拡張部23は、パターン2の文を言語モデルM1に入力することにより、出力される確度0.1を得る。このようにして、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる既存のフレーズの各々について、その確度を得る。
(ステップS243A)
ステップS243Aにおいて、拡張部23は、算出した確度を参照して、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける。
当該ステップの処理について、図9に示す具体例を用いて説明する。例えば、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる既存のフレーズのうち、新しいフレーズ「パスタ」との関係性を仮定した文の確度が最も高い既存のフレーズ「イタリア料理」と、新しいフレーズ「パスタ」とを関連付ける。換言すると、図9に示すように、拡張部23は、既存のフレーズ「イタリア料理」に対応するノードN2に、新たなフレーズ「パスタ」に対応する新たなノードN8を、新たなエッジE7により接続する。エッジE7は、根元に接続されたノードN2に対応するフレーズ「イタリア料理」が親であり、矢頭に接続されたノードN8に対応するフレーズ「パスタ」が子であることを表す。つまり、フレーズ「イタリア料理」はフレーズ「パスタ」の親である。このようにして、タクソノミT1が拡張される。
(拡張処理S24Bの詳細:言語モデルM1を使用した拡張処理の他の例)
ステップS24において実行され得る、言語モデルM1を使用した拡張処理S24Bの詳細な流れについて、図10を参照して説明する。拡張処理S24Bは、言語モデルM1を含む判別モデルM20を用いて、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける処理である。図10は、拡張処理S24Bの詳細な流れを示すフロー図である。図10に示すように、拡張処理S24Bは、ステップS241B~S244Bを含む。
(ステップS241B)
ステップS241Bにおいて、拡張部23は、言語モデルM1を使用して判別モデルM20を生成する。判別モデルM20は、言語モデルM1と、言語モデルM1からの出力が入力される分類器M3とを含む。判別モデルM20は、複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとを含む文が言語モデルM1に入力されると、関係性の有無を示す情報を分類器M3が出力するよう学習される。この学習は、タクソノミT1が示す、複数の既存のフレーズのうち2つの間の関係性の有無を正解とする教師データを用いて行われる。判別モデルM20は、分類器M3からの出力を出力する。
当該ステップの処理について、図10に示す具体例を用いて説明する。ここでは、図4に示した対象ドメイン「料理」のタクソノミT1に、新しいフレーズである「パスタ」を追加して拡張する具体例について説明する。
この具体例では、文集合D1に含まれる2つの既存のフレーズの組み合わせの各々について、教師データが生成される。教師データは、2つの既存のフレーズを含む文と、当該2つのフレーズの間の関係性の有無を示す情報とを含む。例えば、タクソノミT1は、既存のフレーズ「ピザ」と既存のフレーズ「イタリア料理」との間には親子関係があることを示している。そこで、拡張部23は、当該2つのフレーズの間の関係性を仮定したパターン3の文「ピザはイタリア料理の1つ」と、正解として「親子である」との情報を含む教師データを生成する。また、タクソノミT1は、既存のフレーズ「ピザ」と既存のフレーズ「デザート」との間には親子関係がないことを示している。そこで、拡張部23は、当該2つの既存のフレーズの間の関係性を仮定したパターン4の文「ピザはデザートの1つ」と、正解として「親子でない」との情報を含む教師データを生成する。このようにして、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる2つの既存のフレーズの組み合わせの各々について教師データを生成する。また、拡張部23は、生成した教師データを用いて、判別モデルM20を学習する。
(ステップS242B)
ステップS242Bにおいて、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとを含む文を生成する。具体的には、拡張部23は、既存のフレーズ及び新たなフレーズを含む文として、既存のフレーズ及び新たなフレーズの間の関係性を仮定した文を生成する。
当該ステップの処理について、図10に示す具体例を用いて説明する。ここでは、拡張部23は、パターン1の文「パスタはイタリア料理の1つ」、及びパターン2の文「パスタはデザートの1つ」を生成する。パターン1の文およびパターン2の文については、ステップS241Aで説明した通りである。このようにして、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる既存のフレーズの各々について、新しいフレーズ「パスタ」との関係性を仮定した文を生成する。
(ステップS243B)
ステップS243Bにおいて、拡張部23は、生成した文を判別モデルM20に入力することにより、判別モデルM20から出力される判別結果を得る。
当該ステップの処理について、図10に示す具体例を用いて説明する。ここでは、判別モデルM20は、パターン1の文が入力されると、「親子である」との情報を出力する。また、判別モデルM20は、パターン2の文が入力されると、「親子でない」との情報を出力する。このようにして、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる既存のフレーズの各々について、新しいフレーズ「パスタ」との関係性の有無の判別結果を得る。
(ステップS244B)
ステップS244Bにおいて、拡張部23は、判別結果を参照して、複数の既存のフレーズの何れかと新たなフレーズとを関連付ける。
当該ステップの処理について、図10に示す具体例を用いて説明する。例えば、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる既存のフレーズのうち、新しいフレーズ「パスタ」に対して「親子である」との判別結果が得られたフレーズ「イタリア料理」と、当該新しいフレーズ「パスタ」とを関連付ける。もし、新たなフレーズ「パスタ」に対して「親子である」との判別結果が得られた既存のフレーズが複数個ある場合、拡張部23は、そのうち何れかの既存のフレーズと、新たなフレーズとを関連付ける。「これにより、タクソノミT1には、ノードN8及びエッジE7が追加されて拡張される。拡張されたタクソノミT1の詳細については、図9を参照して説明した通りである。
なお、ステップS241Bにおいて生成する判別モデルM20は、関係性の有無を示す情報として、関係性が有る確度を出力してもよい。この場合、ステップS244Bにおいて、拡張部23は、関係性が有る確度が最も高い既存のフレーズに、新たなフレーズを関連付ければよい。
(言語モデルM1を使用しない拡張処理の一例)
ステップS24において実行され得る、言語モデルM1を使用しない拡張処理の一例について説明する。
例えば、拡張部23は、タクソノミT1に含まれる複数の既存のフレーズの何れかと、新たなフレーズとの類似度を算出し、算出した類似度に基づいて、新たなフレーズを既存のフレーズの何れかに関連付けてもよい。
例えば、拡張部23は、既存のフレーズと新たなフレーズとの類似度を、文字列的な類似度、及び意味的な類似度の一方または両方を用いて算出する。例えば、拡張部23は、文字列的な類似度として、edit distance、end_with、またはjaccard similarity等の指標を算出してもよい。また、拡張部23は、意味的な類似度として、既存のフレーズを示す意味ベクトルと、新たなフレーズを示す意味ベクトルとの間のコサイン類似度又はユークリッド距離等を算出してもよい。なお、拡張部23は、このような意味ベクトルを、word2vec等により算出してもよい。
例えば、拡張部23は、文字列的な類似度及び意味的な類似度の一方または両方が閾値以上となる既存のフレーズに、新たなフレーズを関連付けてもよい。
(言語モデルM1を使用しない拡張処理の他の例)
ステップS24において実行され得る、言語モデルM1を使用しない拡張処理の他の例について説明する。
例えば、拡張部23は、2つのフレーズの間の文字列的な類似度及び各フレーズの意味ベクトルの一方または両方を入力とし、関係性の有無を示す情報を出力する判別器を、機械学習により生成してもよい。この場合、拡張部23は、生成した判別器を用いて、新しいフレーズとの関係性が有るとの判別結果が得られた既存のフレーズに、当該新たなフレーズを関連付ける。もし、関係性が有るとの判別結果が得られた既存のフレーズが複数個ある場合、拡張部23は、そのうち何れかの既存のフレーズと、新たなフレーズとを関連付ける。なお、このような判別器は、関係性の有無を示す情報として、関係性が有る確度を出力してもよい。この場合、拡張部23は、関係性が有る確度が最も高い既存のフレーズに、新たなフレーズを関連付ければよい。
<本例示的実施形態の効果>
本例示的実施形態は、対象ドメインに関するタクソノミT1を拡張するために、(i)当該対象ドメインに関する文集合D1を参照して新たなフレーズを生成する処理と、(ii)タクソノミT1に含まれる複数の既存のフレーズの何れかに新たなフレーズを関連付ける処理との少なくとも一方において、一般的な文集合D2から生成した言語モデルM1を使用する。
ここで、対象ドメインに関する新たなフレーズは、一般的なフレーズの組み合わせによって説明できる場合がある。したがって、文集合D1に含まれる情報量が少ない場合であっても、言語モデルM1に含まれる一般的なフレーズに関する情報を利用することにより、タクソノミT1に追加すべき対象ドメインの新たなフレーズを、文集合D1からより精度よく生成することができる。
また、言語モデルM1は、一般的なフレーズ間の関係を表している。したがって、言語モデルM1が表す一般的なフレーズ間の関係を利用して、新たなフレーズと既存のフレーズとの関係性を補正することができる。その結果、文集合D1に含まれる情報量が少ない場合であっても、新たなフレーズと既存のフレーズとをより精度よく関連付けることができる。
例えば、本例示的実施形態を、ドメイン「料理名」に関するタクソノミT1を、一般的な文集合D2から構築した言語モデルM1と、オンラインレシピサイトから収集した文集合D1とを用いて拡張する場合の効果について説明する。ステップS23において言語モデルM1を使用した生成処理S23Aを実行する場合、新たなフレーズとして、オンラインレシピサイトに含まれる料理名及び料理カテゴリをより高精度に抽出することが可能となる。また、ステップS23において言語モデルM1を使用した生成処理S23Bを実行する場合、新たなフレーズとして、オンラインレシピサイトに含まれていない料理名又は料理カテゴリを予測することが可能となる。また、ステップS24において言語モデルM1を使用した拡張処理S24A又はS24Bを実行する場合、新たな料理名又は料理カテゴリを、既存の料理名又は料理カテゴリにより高精度に関連付けることが可能となる。
〔例示的実施形態3〕
本発明の第3の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態2にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付し、その説明を適宜省略する。
<情報処理装置3の構成>
本例示的実施形態に係る情報処理装置3の構成について、図11を参照して説明する。図11は、情報処理装置3の機能的な構成を示すブロック図である。
図11に示すように、情報処理装置3は、例示的実施形態2に係る情報処理装置2とほぼ同様に構成されるが、取得部21に替えて取得部31と、調整部25に替えて調整部35とを含む点が異なる。また、構築部24を含まない点も異なる。取得部31は、請求の範囲に記載した取得手段を実現する構成の一例である。調整部35は、請求の範囲に記載した調整手段を実現する構成の一例である。
(取得部31)
取得部31は、例示的実施形態2における取得部21とほぼ同様に構成されるが、一般的な文集合D2を取得する代わりに、生成済み言語モデルM4を取得する点が異なる。
(生成済み言語モデルM4)
生成済み言語モデルM4は、入力された単語列に対してその確度を出力するモデルであり、その詳細については、実施形態1で説明した通りである。生成済み言語モデルM4は、情報処理装置3とは異なる装置によって生成されたモデルである。例えば、生成済み言語モデルM4としては、公開された言語モデルを適用してもよい。
(構築部32)
構築部32は、文集合D1を用いて生成済み言語モデルM4を調整することにより、言語モデルM5を構築する。文集合D1を用いて言語モデルM4を調整する処理に適用可能な技術については、例示的実施形態2における調整部25について説明した通りである。
<情報処理方法S3の流れ>
以上のように構成された情報処理装置3が実行する情報処理方法S3の流れについて、図12を参照して説明する。図12は、情報処理方法S3の流れを示すフロー図である。図13に示すように、情報処理方法S3は、ステップS31~S34を含む。
(ステップS31)
ステップS31において、取得部31は、タクソノミT1、文集合D1、及び生成済み言語モデルM4を取得する。例えば、取得部31は、情報処理装置3のメモリ(図示せず)に記憶されたタクソノミT1、文集合D1、又は生成済み言語モデルM4を取得してもよいし、ネットワークを介して接続された他の装置からタクソノミT1、文集合D1、又は生成済み言語モデルM4を取得してもよい。
(ステップS32)
ステップS32において、構築部32は、文集合D1を用いて、生成済み言語モデルM4を調整することにより、言語モデルM5を生成する。
(ステップS33)
ステップS33において、生成部22は、文集合D1を参照して新たなフレーズを生成するため、言語モデルM5を使用する生成処理S23A及びS23Bの何れかを実行する。または、生成部22は、生成処理S23A及びS23Bの何れかを実行する代わりに、言語モデルM5を使用しない生成処理を実行してもよい。これらの生成処理の詳細については、例示的実施形態2におけるステップS23の詳細な説明において、言語モデルM1を言語モデルM5と読み替えることにより、同様に説明される。
(ステップS34)
ステップS34において、拡張部23は、タクソノミT1を拡張するため、言語モデルM5を使用する拡張処理S24A及びS24Bの何れかを実行する。または、拡張部23は、拡張処理S24A及びS24Bの何れかを実行する代わりに、言語モデルM5を使用しない拡張処理を実行してもよい。なお、ステップS33において言語モデルM5を使用しない生成処理が実行された場合には、当該ステップにおいて、言語モデルM5を使用する拡張処理S24A及びS24Bの何れかが実行される。これらの拡張処理の詳細については、例示的実施形態2におけるステップS24の詳細な説明において、言語モデルM1を言語モデルM5と読み替えることにより、同様に説明される。
<本例示的実施形態の効果>
本例示的実施形態は、対象ドメインに関するタクソノミT1を拡張するために使用する言語モデルとして、生成済みの言語モデルM4を調整した言語モデルM5を使用する。これにより、言語モデルを構築する処理を必要とせずに、例示的実施形態2と同様の効果を奏することができる。
〔変形例1〕
なお、例示的実施形態2及び3において、拡張部23は、複数の既存のフレーズのうち何れかと新たなフレーズとを含む文として、当該2つのフレーズの間に複数種類の関係性の何れかがあることを仮定した文を生成してもよい。複数種類の関係性の具体例としては、例えば、所属関係、国と首都との関係等が挙げられる。所属関係とは、例えば、スポーツチーム名及び当該スポーツチームに所属する選手名の関係である。また、国と首都との関係とは、例えば、国名及び当該国の首都名の関係である。
例えば、拡張部23は、所属関係を仮定した文として「<新たなフレーズ>は<既存のフレーズ>に所属する」との文a、及び「<既存のフレーズ>は<新たなフレーズ>に所属する」との文bを生成する。また、拡張部23は、国と首都との関係を仮定した文として「<新たなフレーズ>は<既存のフレーズ>の中心である」との文c、及び「<既存のフレーズ>は<新たなフレーズ>の中心である」との文dを生成する。
拡張処理S24Aを実行する場合、拡張部23は、生成した文a~文dの確度を言語モデルM1(又はM5)を用いて算出する。また、拡張部23は、算出した確度を参照して、新たなフレーズを既存のフレーズに関連付ける。
また、拡張処理S24Bを実行する場合、拡張部23は、生成した文a~文dのそれぞれを判別モデルM20に入力し、判別結果を参照して、新たなフレーズを既存のフレーズに関連付ける。
このように変形することにより、各例示的実施形態は、新たなフレーズを、新たなフレーズに対してより適切な種類の関係性を有する既存のフレーズに関連付けることができる。
〔変形例2〕
なお、例示的実施形態2及び3は、調整部25及び35を含まないよう変形可能である。換言すると、各例示的実施形態において、言語モデルM1又はM4を調整する処理は必須ではない。この場合、例示的実施形態2において、生成部22及び拡張部23の少なくとも一方は、調整していない言語モデルM1を使用する。また、この場合、例示的実施形態3において、生成部22及び拡張部23は、生成済みの言語モデルM4を使用する。この場合であっても、各例示的実施形態は、文集合D1を参照して精度よく新たなフレーズを生成することができるとともに、新たなフレーズと既存のフレーズとを精度よく関連付けることができる。
ただし、調整した言語モデルM1及びM5を用いる場合には、対象ドメインにおけるフレーズ又は単語間の関係性を補正できるため、フレーズの生成及び関連付けの精度が向上するとの効果が得られる。したがって、各例示的実施形態は、調整部25及び35を含むことが望ましい。
〔他の変形例〕
また、例示的実施形態2及び3は、ステップS23又はS33において、生成処理S23A又はS23Bに限らず、言語モデルM1(又はM5)を使用したその他の手法を用いて文集合D1から新たなフレーズを生成してもよい。また、例示的実施形態2及び3は、ステップS24又はS34において、拡張処理S24A又はS24Bに限らず、言語モデルM1(又はM5)を使用したその他の手法を用いて新たなフレーズと既存のフレーズとを関連付けてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報処理装置1~3の一部又は全部の機能は、集積回路(ICチップ)等のハードウェアによって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、情報処理装置1~3は、例えば、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータによって実現される。このようなコンピュータの一例(以下、コンピュータCと記載する)を図13に示す。コンピュータCは、少なくとも1つのプロセッサC1と、少なくとも1つのメモリC2と、を備えている。メモリC2には、コンピュータCを情報処理装置1~3として動作させるためのプログラムPが記録されている。コンピュータCにおいて、プロセッサC1は、プログラムPをメモリC2から読み取って実行することにより、情報処理装置1~3の各機能が実現される。
プロセッサC1としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、MPU(Micro Processing Unit)、FPU(Floating point number Processing Unit)、PPU(Physics Processing Unit)、マイクロコントローラ、又は、これらの組み合わせなどを用いることができる。メモリC2としては、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又は、これらの組み合わせなどを用いることができる。
なお、コンピュータCは、プログラムPを実行時に展開したり、各種データを一時的に記憶したりするためのRAM(Random Access Memory)を更に備えていてもよい。また、コンピュータCは、他の装置との間でデータを送受信するための通信インタフェースを更に備えていてもよい。また、コンピュータCは、キーボードやマウス、ディスプレイやプリンタなどの入出力機器を接続するための入出力インタフェースを更に備えていてもよい。
また、プログラムPは、コンピュータCが読み取り可能な、一時的でない有形の記録媒体Mに記録することができる。このような記録媒体Mとしては、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、又はプログラマブルな論理回路などを用いることができる。コンピュータCは、このような記録媒体Mを介してプログラムPを取得することができる。また、プログラムPは、伝送媒体を介して伝送することができる。このような伝送媒体としては、例えば、通信ネットワーク、又は放送波などを用いることができる。コンピュータCは、このような伝送媒体を介してプログラムPを取得することもできる。
〔付記事項1〕
本発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
〔付記事項2〕
上述した実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載され得る。ただし、本発明は、以下の記載する態様に限定されるものではない。
(付記1)
複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段とを含み、
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用する、
情報処理装置。
上記構成により、生成手段において言語モデルを使用する場合には、第1文集合に含まれる情報に加えて言語モデルが表す情報を利用できるため、タクソノミに追加すべき新たなフレーズをより精度よく生成することができる。また、拡張手段において言語モデルを使用する場合には、言語モデルが表すフレーズの間の関係性を利用して、新たなフレーズと既存のフレーズとの関係性を補正できるため、新たなフレーズと既存のフレーズとをより精度よく関連付けることができる。したがって、本例示的実施形態は、より精度よくタクソノミを拡張することができる。
(付記2)
前記第1文集合に含まれない文を含む第2文集合に基づいて、前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において参照される前記言語モデルを構築する構築手段をさらに含む、付記1に記載の情報処理装置。
上記構成により、生成手段において言語モデルを使用する場合には、言語モデルが表す、第1文集合に含まれない情報を利用できるので、新たなフレーズをさらに精度よく生成することができる。また、拡張手段において言語モデルを使用する場合には、第1文集合には含まれていない、言語モデルが表すフレーズの間の関係性を利用できるので、新たなフレーズと既存のフレーズとをさらに精度よく関連付けることができる。
(付記3)
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において参照される前記言語モデルを、前記第1文集合に基づいて調整する調整手段をさらに含む、付記1又は2に記載の情報処理装置。
上記構成により、生成手段において、調整された言語モデルを使用するため、新たなフレーズをさらに精度よく生成することができる。また、拡張手段において調整された言語モデルを使用するため、新たなフレーズと既存のフレーズとをさらに精度よく関連付けることができる。
(付記4)
前記生成手段は、
前記新たなフレーズを、抽出モデルを用いて前記第1文集合から抽出することにより生成し、
前記抽出モデルは、
前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される識別器とを含み、
前記第1文集合に含まれる文が前記言語モデルに入力されると、前記新たなフレーズを前記識別器が識別して出力するよう、
前記第1文集合に出現する前記複数のフレーズを正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、
付記1から3の何れか1つに記載の情報処理装置。
上記構成により、言語モデルを使用して生成した抽出モデルを用いることで、第1文集合から新たなフレーズを精度よく抽出することができる。
(付記5)
前記生成手段は、
前記第1文集合に含まれる文において前記複数のフレーズの何れかが出現する箇所に適合する前記新たなフレーズを、前記言語モデルを用いて予測することにより生成する、
付記1から3の何れか1つに記載の情報処理装置。
上記構成により、言語モデルを用いて新たなフレーズを予測することにより、第1文集合に含まれていない新たなフレーズを生成することも可能である。
(付記6)
前記拡張手段は、
前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文の確度を前記言語モデルにより算出し、算出した確度を参照して前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付ける、
付記1から5の何れか1つに記載の情報処理装置。
上記構成により、タクソノミに既に含まれるフレーズ及び新たなフレーズとの関係性を、言語モデルが算出した確度により判定することができる。その結果、タクソノミに既に含まれるフレーズ及び新たなフレーズより精度よく関連付けることができる。
(付記7)
前記拡張手段は、
判別モデルを用いて、前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付け、
前記判別モデルは、
前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される分類器とを含み、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを含む文が前記言語モデルに入力されると、関係性の有無を示す情報を前記分類器が出力するよう、
前記タクソノミが示す、前記複数のフレーズのうち2つの間の関係性の有無を正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、付記1から5の何れか1つに記載の情報処理装置。
上記構成により、タクソノミに既に含まれるフレーズ及び新たなフレーズとの関係性を、言語モデルが表す関係性を利用した判定モデルにより判定することができる。その結果、タクソノミに既に含まれるフレーズ及び新たなフレーズより精度よく関連付けることができる。
(付記8)
前記拡張手段は、
前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文として、当該2つのフレーズの間に複数種類の関係性の何れかがあることを仮定した文を生成する、
付記6又は7に記載の情報処理装置。
上記構成により、タクソノミに既に含まれるフレーズ及び新たなフレーズとの関連付けを、これらのフレーズの間の関係性の種類を考慮して行うことができる。その結果、より精度よく関連付けを行うことができる。
(付記9)
複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得すること、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成すること、及び、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張すること、を含み、
前記新たなフレーズを生成すること、及び前記タクソノミを拡張すること、の一方または両方において言語モデルを使用する、
情報処理方法。
上記構成により、付記1と同様の効果を奏する。
(付記10)
コンピュータを情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、
複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段と、として機能させ、
前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用する、プログラム。
上記構成により、付記1と同様の効果を奏する。
〔付記事項3〕
上述した実施形態の一部又は全部は、更に、以下のように表現することもできる。
少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得処理と、
第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成処理と、
前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張処理とを実行し、
前記生成処理及び前記拡張処理の一方または両方において言語モデルを使用する、情報処理装置。
なお、この情報処理装置は、更にメモリを備えていてもよく、このメモリには、前記取得処理と、前記生成処理と、前記拡張処理とを前記プロセッサに実行させるためのプログラムが記憶されていてもよい。また、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な一時的でない有形の記録媒体に記録されていてもよい。
1、2、3 情報処理装置
11、21、31 取得部
12、22 生成部
13、23 拡張部
24 構築部
25、35 調整部

Claims (10)

  1. 複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
    第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
    前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段とを含み、
    前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用し、
    前記生成手段は、
    前記新たなフレーズを、抽出モデルを用いて前記第1文集合から抽出することにより生成し、
    前記抽出モデルは、
    前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される識別器とを含み、
    前記第1文集合に含まれる文が前記言語モデルに入力されると、前記新たなフレーズを前記識別器が識別して出力するよう、
    前記第1文集合に出現する前記複数のフレーズを正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、
    情報処理装置。
  2. 前記第1文集合に含まれない文を含む第2文集合に基づいて、前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において参照される前記言語モデルを構築する構築手段をさらに含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において参照される前記言語モデルを、前記第1文集合に基づいて調整する調整手段をさらに含む、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記拡張手段は、
    前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文の確度を前記言語モデルにより算出し、算出した確度を参照して前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付ける、
    請求項1からの何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記拡張手段は、
    判別モデルを用いて、前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付け、
    前記判別モデルは、
    前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される分類器とを含み、
    前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを含む文が前記言語モデルに入力されると、関係性の有無を示す情報を前記分類器が出力するよう、
    前記タクソノミが示す、前記複数のフレーズのうち2つの間の関係性の有無を正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、請求項1からの何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記拡張手段は、
    前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文として、当該2つのフレーズの間に複数種類の関係性の何れかがあることを仮定した文を生成する、
    請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. 複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
    第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
    前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段とを含み、
    前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用し、
    前記生成手段は、
    前記第1文集合に含まれる文において前記複数のフレーズの何れかが出現する箇所に適合する前記新たなフレーズを、前記言語モデルを用いて予測することにより生成する、
    情報処理装置。
  8. 複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
    第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
    前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段とを含み、
    前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用し、
    前記拡張手段は、
    前記複数のフレーズのうち何れかと前記新たなフレーズとを含む文の確度を前記言語モデルにより算出し、算出した確度を参照して前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付ける、
    情報処理装置。
  9. 複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得すること、
    第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成すること、及び、
    前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張すること、を含み、
    前記新たなフレーズを生成すること、及び前記タクソノミを拡張すること、の一方または両方において言語モデルを使用し、
    前記生成することにおいて、
    前記新たなフレーズを、抽出モデルを用いて前記第1文集合から抽出することにより生成し、
    前記抽出モデルは、
    前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される識別器とを含み、
    前記第1文集合に含まれる文が前記言語モデルに入力されると、前記新たなフレーズを前記識別器が識別して出力するよう、
    前記第1文集合に出現する前記複数のフレーズを正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、
    情報処理方法。
  10. コンピュータを情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、
    複数のフレーズの間の関係性を表すタクソノミを取得する取得手段と、
    第1文集合を参照して、前記複数のフレーズの何れとも異なる新たなフレーズを生成する生成手段と、
    前記複数のフレーズの何れかと前記新たなフレーズとを関連付けることによって、前記タクソノミを拡張する拡張手段と、として機能させ、
    前記生成手段及び前記拡張手段の一方または両方において言語モデルを使用し、
    前記生成手段は、
    前記新たなフレーズを、抽出モデルを用いて前記第1文集合から抽出することにより生成し、
    前記抽出モデルは、
    前記言語モデルと、前記言語モデルからの出力が入力される識別器とを含み、
    前記第1文集合に含まれる文が前記言語モデルに入力されると、前記新たなフレーズを前記識別器が識別して出力するよう、
    前記第1文集合に出現する前記複数のフレーズを正解とする教師データを用いた機械学習により生成される、
    プログラム。
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