JP7680298B2 - 建具、建具の取付構造、建具の改修方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1である建具に適用する枠体の要部を示すものである。ここで例示する建具は、室内の空間を仕切るように設置される室内用のもので、図2に示す既設の建具を撤去した後の躯体Bに新たな建具として取り付ける場合に好適である。撤去対象となる建具の枠体10B及び新たに設置する建具の枠体10Aは、それぞれ左右の縦枠11B,11Aの上端部間に上枠を備えるとともに、左右の縦枠11B,11Aの下端部間に下枠(下方枠材)12B,12Aを備えるものであるが、図1及び図2においては便宜上、それぞれ一方の縦枠11B,11A及び下枠12B,12Aのみを模式的に示している。さらに、それぞれの枠体の内部に配設される障子については図示を省略しているが、ドアや引き戸等々、任意のものを適用することが可能である。以下、撤去対象となる枠体10Bの構成及び新たに設置する枠体10Aの構成について順次説明する。なお、以下の説明においては便宜上、撤去対象となる枠体10Bの構成要素を説明する場合には既設縦枠等、既設という用語を付与して説明し、新たに設置する枠体10Aの構成要素を説明する場合には新設縦枠等、新設という用語を付与して両者を区別することとする。また、枠体10B,10Aの構成要素を説明する場合には、壁B1や床材B2等の躯体Bに取り付けた状態の姿勢でそれぞれの方向を特定することとする。さらに、左右の縦枠11B,11Aの下端部間に設けられる下方枠材を下枠12B,12Aと称しているが、沓摺や敷居と称されるものと同義である。
上述した実施の形態1では、既設縦枠11Bに既設ケーシング20Bが装着された既設枠体10Bを撤去した後に、新設枠体10Aを取り付けるようにした改修方法について例示しているが、以下に示すように、本発明はこれに限らない。
上述した実施の形態1、実施の形態2、変形例1では、新たに設置する新設枠体10A,110Aとして、新設縦枠11Aに新設ケーシング20A,120Aが装着されたものを適用しているため、内装仕上げ材Cの小口端面が外部に露出する事態を防止することが可能となるが、本発明は必ずしも新設縦枠11Aが新設ケーシング20A,120Aを備えている必要はない。
上述した実施の形態1~実施の形態3及び変形例1~変形例3では、新設下枠12Aの両側縁部にそれぞれカバー部材30を装着した新設枠体10A,110A,210Aを例示しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9に示す実施の形態4のように、段差を有した床材B3,B4の境界部分に新設下枠12Aを取り付ける場合には、床仕上げ材Dに隣接する一方の縁部にのみカバー部材30を装着すれば良い。新設下枠12Aの他方の縁部に設けた凹部12aには、中央部分12A1と外縁部分12A2及び凹部12aとの段差をなくすように、溝塞ぎ材32を装着するようにしている。
この発明によれば、カバー部材によって下方建材の上面と床仕上げ材の上面との間を覆うことができるため、外観上、下方建材と床仕上げ材との間に見込み方向の隙間が生じる事態を防止することができる。しかも、下方建材とカバー部材とが別部材であるため、床仕上げ材の上面に当接するカバー部材が下方建材に対して適宜上下に移動することで、カバー部材と床仕上げ材との間に上下方向の隙間が生じる事態が招来されることがない。さらに、カバー部材の基端縁部が下方建材に設けた凹部に配置されているため、カバー部材と下方建材との間にも上下方向の隙間が生じるおそれがない。
この発明によれば、両側に床仕上げ材がある場合にも、それぞれの床仕上げ材に対して隙間が生じない状態で床仕上げ材の相互間に下方建材を設けることが可能となる。
この発明によれば、カバー部材としてカバー本体部の基端縁部に屈曲する方向に延在した挿入部を有したものを適用しているため、この挿入部の幅の分だけ下方建材に対するカバー部材の許容移動範囲、つまり下方建材との間に上下方向の隙間を生じることなく移動できる範囲を増やすことが可能となる。
この発明によれば、床仕上げ材が先に設けられている場合にも下方建材との干渉を招来するおそれがない。
この発明によれば、カバー部材によって下方建材の上面と床仕上げ材の上面との間を覆うことができるため、外観上、下方建材と床仕上げ材との間に見込み方向の隙間が生じる事態を防止することができる。しかも、下方建材とカバー部材とが別部材であるため、床仕上げ材の上面に当接するカバー部材が下方建材に対して適宜上下に移動することで、カバー部材と床仕上げ材との間に上下方向の隙間が生じる事態が招来されることがない。さらに、カバー部材の基端縁部が下方建材に設けた凹部に配置されているため、カバー部材と下方建材との間にも上下方向の隙間が生じるおそれがない。
この発明によれば、両側に床仕上げ材がある場合にも、それぞれの床仕上げ材に対して隙間が生じない状態で床仕上げ材の相互間に下方建材を設けることが可能となる。
この発明によれば、床仕上げ材が先に設けられている場合にも下方建材との干渉を招来するおそれがない。
この発明によれば、カバー部材によって新たな下方建材の上面と床仕上げ材の上面との間を覆うことができるため、外観上、新たな下方建材と床仕上げ材との間に見込み方向の隙間が生じる事態を防止することができる。しかも、新たな下方建材とカバー部材とが別部材であるため、床仕上げ材の上面に当接するカバー部材が新たな下方建材に対して適宜上下に移動することで、カバー部材と床仕上げ材との間に上下方向の隙間が生じる事態が招来されることがない。さらに、カバー部材の基端縁部が新たな下方建材に設けた凹部に配置されているため、カバー部材と新たな下方建材との間にも上下方向の隙間が生じるおそれがない。
Claims (7)
- 室内の空間を仕切るように設置され、床材の上面において左右の縦枠の下端部間に配設される下方建材が両側の床仕上げ材の間に縁部を隣接して取り付けられる建具であって、
前記下方建材には、前記床仕上げ材に近接する両側縁部上面にそれぞれ凹部が形成され、
前記下方建材の両側縁部には、基端縁部が前記凹部に配置され、先端縁部がそれぞれ前記下方建材の縁部から外方に突出することにより、前記床仕上げ材の縁部及び上面を覆う状態でカバー部材が設けられ、
前記カバー部材は、前記下方建材の縁部から突出するように配設されるカバー本体部と、前記カバー本体部の基端縁部から屈曲する方向に延在し、前記下方建材の前記凹部に対して上下に移動可能となる状態で挿入される挿入部とを有していることを特徴とする建具。 - 前記下方建材は、見込み方向に沿った寸法が前記縦枠よりも小さく構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
- 前記下方建材は、上面が平坦状を成すように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
- 室内の空間を仕切るように設置され、床材の上面において左右の縦枠の下端部間に配設される下方建材が両側の床仕上げ材の縁部に隣接して取り付けられる建具の取付構造であって、
前記下方建材には、前記床仕上げ材に近接する両側縁部上面にそれぞれ凹部が形成され、
前記下方建材の両側縁部には、それぞれカバー部材が設けられ、
前記カバー部材は、前記下方建材の縁部から突出するように配設されるカバー本体部と、前記カバー本体部の基端縁部から屈曲する方向に延在し、前記下方建材の前記凹部に対して上下に移動可能となる状態で挿入される挿入部とを有し、基端縁部が前記凹部に配置され、先端縁部がそれぞれ前記下方建材の縁部から外方に突出することにより前記床仕上げ材の縁部及び上面を覆う状態で取り付けられていることを特徴とする建具の取付構造。 - 前記下方建材は、見込み方向に沿った寸法が前記縦枠よりも小さく構成されていることを特徴とする請求項4に記載の建具の取付構造。
- 前記下方建材は、上面が平坦状を成すように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の建具の取付構造。
- 室内の空間を仕切るように設置され、床材の上面において両側の床仕上げ材の間に縁部を隣接して取り付けられた下方建材を備える既設の枠体を撤去した後に、新たな枠体を取り付ける建具の改修方法であって、
前記新たな枠体として、前記床仕上げ材に近接する両側縁部上面にそれぞれ凹部が形成され、前記新たな枠体の左右の縦枠の間にわたって配設される新たな下方建材を備えるものを適用し、かつ前記下方建材と前記床仕上げ材との間に配設するカバー部材として、カバー本体部と、前記カバー本体部の基端縁部から屈曲する方向に延在した挿入部とを有したものを適用し、
前記既設の枠体の下方建材を取り外す工程と、
前記既設の枠体の下方建材を取り外した位置に前記新たな下方建材を取り付け、かつ前記新たな下方建材の凹部から前記床仕上げ材の縁部及び上面に渡って前記カバー部材を設ける工程とを含み、
前記カバー部材は、前記挿入部を前記下方建材の前記凹部に対して上下に移動可能となる状態で挿入することを特徴とする建具の改修方法。
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2021
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