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JP7708613B2 - 測量用ターゲットの回収装置および回収方法 - Google Patents
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JP7708613B2 - 測量用ターゲットの回収装置および回収方法 - Google Patents

測量用ターゲットの回収装置および回収方法

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特許法第30条第2項適用 ウェブサイトの掲載日 令和3年8月2日 ウェブサイトのアドレス https://confit.atlas.jp/guide/event/jsce2021/participant_login?lang=ja
本発明は、測量用ターゲットの回収装置および回収方法に関する。
トンネルを構築する工法として、NATM工法(New Austrian Tunneling Method)が知
られている。NATM工法においては、切羽の近傍に吹付け機をセットして、切羽にコンクリートを一次吹き付けし、次いで、切羽近傍に支保工を建て込むエレクタを備えた作業車を配置し、エレクタによりアーチ状の鋼製支保工を切羽近傍のトンネル坑壁に建て込み、これが完了すると切羽に吹付け機を再び配置し、建て込まれたトンネル支保工を埋め込むようにしてコンクリートの二次吹付けを行う。
鋼製支保工の建て込みに際しては、鋼製支保工に取り付けた測量用ターゲット(ミラー、プリズム等)を測量機器によって視準し、鋼製支保工の移動をリアルタイムで監視しながら鋼製支保工を所定の建て込み位置に建て込むことが行われている。測量用ターゲット等の施工補助具は、使用後に回収する必要がある。
鋼製支保工に対する測量用ターゲットの着脱を容易にする技術として、例えば、プリズムを備える本体部と、この本体部に一体化されて支保工に対し固定可能な磁石とを備え、磁石部に磁力の励磁・消磁を操作する操作ハンドルを設けた測量用ターゲットが知られている(例えば、特許文献1を参照)。この種の測量用ターゲットにおいては、支保工に対する着脱を容易にして取付・撤去作業を改善することができる。
特開2018-178455号公報
近年では、トンネル施工に関し、切羽における人手作業を回避し、施工の安全性および作業性を向上するための技術が益々強く望まれている。しかしながら、従来においては、鋼製支保工に取り付けた測量用ターゲットの撤去は、手作業で行う必要があった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、鋼製支保工に取り付けた測量用ターゲットを人手作業によらず回収することの可能な技術を提供することにある。
本発明は、鋼製支保工のフランジ面に磁力で吸着された測量用ターゲットを回収する回収装置であって、前記鋼製支保工を建て込むエレクタ装置のハンドに搭載され、前記測量用ターゲットの所定部位に係留させた牽引ロープを巻き取り可能な巻き取り装置を備え、前記測量用ターゲットの回収時に、前記巻き取り装置によって前記牽引ロープを巻き取ることを特徴とする。また、前記測量用ターゲットの回収時に、前記巻き取り装置によって前記牽引ロープを巻き取ることによって前記測量用ターゲットに前記フランジ面上を滑動させてもよい。
また、本発明は、鋼製支保工の建て込み施工に用いる測量用ターゲットを回収する回収方法であって、前記鋼製支保工を建て込むエレクタ装置のハンドに搭載された巻き取り装
置に巻回された牽引ロープを、前記鋼製支保工のフランジ面に磁力で吸着された前記測量用ターゲットの所定部位に係留させる工程と、前記巻き取り装置によって前記牽引ロープを巻き取ることによって前記測量用ターゲットを回収する工程と、を含むことを特徴とする。また、前記測量用ターゲットを回収する工程において、前記測量用ターゲットに前記フランジ面上を滑動させて前記測量用ターゲットを回収してもよい。
本発明によれば、鋼製支保工に取り付けた測量用ターゲットを人手作業によらず回収することの可能な技術を提供できる。
図1は、実施形態1に係るトンネル支保工の側面図である。 図2は、実施形態1に係る作業車の上面図である。 図3は、実施形態1に係る作業車の側面図である。 図4は、実施形態1に係るエレクタ装置におけるハンドの上面図である。 図5は、実施形態1に係るトンネル支保工の建て込みシステムSの概略構成図である。 図6は、実施形態1に係るターゲットを示す図である。 図7は、実施形態1に係るトンネル支保工へのターゲットの取付け態様を示す図である。 図8は、実施形態1に係る回収装置の外観斜視図である。 図9は、実施形態1に係る回収装置のカバーを取り外した状態を説明する図である。 図10は、回収装置におけるリモコンの一例を示す図である。 図11は、回収装置を用いて各測量用ターゲットを回収する直前の状態を示す図である。 図12は、左側第1回収装置20(L1)によって第1測量用ターゲット9aを回収している途中の状況を示す図である。 図13は、左側第2回収装置20(L2)によって第2測量用ターゲット9bを回収している途中の状況を示す図である。 図14は、全ての測量用ターゲットについて自動回収が完了した状態を示す図である。 図15は、測量用ターゲットを斜め下方牽引パターンで回収する際に測量用ターゲットに作用する力を説明する図である。 図16は、測量用ターゲットを斜め上方牽引パターンで回収する際に測量用ターゲットに作用する力を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係るトンネル支保工10の側面図である。トンネル支保工10は、NATM工法(New Austrian Tunneling Method)に適用され、トンネル掘削に伴い露出
する地山の崩落防止のために掘削直後の坑壁に沿って建て込まれるアーチ状の鋼製支保工である。トンネル支保工10は、トンネル軸方向に沿って一定間隔毎に設置される。トンネル支保工10は、H形断面を有するH形鋼によって形成されている。より詳しくは、トンネル支保工10は、一対の円弧状の鋼製支保工10L,10Rの天端部(上端部)同士を一体に連結することでアーチ状に形成されている。以下、鋼製支保工10Lを「左側鋼製支保工」と呼び、鋼製支保工10Rを「右側鋼製支保工」と呼ぶ。
左側鋼製支保工10Lは、第1本体部111、第1天端継手板121、第1底板131を有する。第1本体部111は、ウェブ111a、当該ウェブ111aに直交する一対の上フランジ111bおよび下フランジ111cから構成されるH形鋼である。また、第1本体部111における一端には第1天端継手板121が溶接され、他端には第1底板131が溶接されている。第1天端継手板121および第1底板131は四角形の鋼製平板であり、第1本体部111のH形断面に対して直交方向に延在している。右側鋼製支保工10Rについても同様に、第2本体部112、第2天端継手板122、第2底板132を有する。第2本体部112は、ウェブ112a、当該ウェブ112aに直交する一対の上フランジ112bおよび下フランジ112cから構成されるH形鋼である。左側鋼製支保工10Lの第1本体部111および右側鋼製支保工10Rの第2本体部112は左右対称な円弧形状の長手を有している。また、第2本体部112における一端には第2天端継手板122が溶接され、他端には第2底板132が溶接されている。第2天端継手板122、第2底板132は四角形の鋼製平板であり、第2本体部112のH形断面に対して直交方向に延在している。本実施形態では、第1天端継手板121および第2天端継手板122は合同の正方形平面を有している。図1に示すように、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rは、第1天端継手板121および第2天端継手板122が互いに突き合わされた状態で連結されている。左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rの連結構造は、例えば、本出願人が出願した特許文献1(特開2018-178455号)に開示されているように、第1天端継手板121および第2天端継手板122をワンタッチで締結可能な構造であってもよい。
上述したトンネル支保工10は、図2および図3に示される施工用重機である作業車200に搭載されたエレクタ装置100によって建て込むことができる。図2は、実施形態1に係る作業車200の上面図である。図3は、実施形態1に係る作業車200の側面図である。作業車200は、エレクタ装置100および吹付け装置600を備えている。エレクタ装置100は、同一構成の一対のブーム17L,17Rを備えている。一対のブーム17L,17Rは、これらに付設される駆動機構の作動によって伸縮動作、傾動動作、揺動動作、回動動作が自在である。また、各ブーム17L,17Rの先端には、同一構成の一対のハンド18L,18Rが連結されている。一対のハンド18L,18Rは、これらに付設される駆動機構の作動によって回転動作および揺動動作が自在であり、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rをそれぞれ着脱自在に挟圧把持(保持)することができる。
以下では、符号17Lで示すブームを「左側ブーム」と呼び、符号17Rで示すブームを「右側ブーム」と呼ぶ。また、符号18Lで示すハンドを「左側ハンド」と呼び、符号18Rで示すハンドを「右側ハンド」と呼ぶ。但し、左側ブームおよび右側ブームを特に区別する必要が無い場合には、単にブーム17と記載する場合がある。同様に、左側ハンドおよび右側ハンドを特に区別する必要が無い場合には、単にハンド18と記載する場合がある。
エレクタ装置100は、左側ハンド18Lに左側鋼製支保工10Lを着脱自在に把持し、右側ハンド18Rに右側鋼製支保工10Rを着脱自在に把持することができる。本実施形態において、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rは、アーチ状のトンネル支保工10が2分割された一対の支保材であり、トンネル切羽の近傍に誘導された後、これらを切羽で組み立ててアーチ状のトンネル支保工10を形成する。
図4は、エレクタ装置100におけるハンド18の上面図である。図4においては左側ハンド18Lを図示しているが、右側ハンド18Rも左側ハンド18Lと実質的に等価な構造である。各ハンド18には一対の把持部18Aが設けられており、鋼製支保工10R,10Lを把持することができる。また、各ハンド18における両端には、回収装置20
が設けられている。回収装置20は、トンネル支保工10(左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10R)のフランジ面に磁力で吸着された測量用ターゲットを回収するための装置であり、この回収装置20を用いて測量用ターゲットを自動回収するための装置であるが、その詳細については後述する。ハンド18における一対の把持部18Aには、鋼製支保工10L,10Rにおける下フランジ111cを載置した状態で把持することができる。
図5は、実施形態1に係るトンネル支保工10の建て込みシステムSの概略構成図である。図中、符号100はトンネル支保工10の建て込みを行うエレクタ装置、符号200はエレクタ装置100を搭載すると共に自走可能な作業車(重機)である。符号300はレーザ光による測距・測角儀(測量機)である自動追尾型トータルステーション、符号400はトータルステーション300を制御するトータルステーションコントローラ、符号500はトータルステーションコントローラ400と無線による送受信を可能とするトータルステーション側アンテナである。エレクタ装置100は、操縦席に搭載されたディスプレイ装置であるモニタ101、エレクタコントローラ102、エレクタ側アンテナ103、操作盤104、キーボード105、ポンティングデバイス106等を有する。勿論、これらの具体的な構成は建て込みシステムSの一例である。
トータルステーション300は、レーザ光を照射してプリズム等を含む測量用ターゲット9を自動追尾し、その測距・測角を行うことで、測量用ターゲット9の位置を測定(測量)する測量機であり、トンネル内において座標が既知の地点(座標既知地点)に設置される。本実施形態では、トンネル切羽に建て込むトンネル支保工10(左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10R)に測量用ターゲット9を取り付け、トンネル支保工10(左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10R)の移動に伴い測量用ターゲット9を自動追尾することから、そのようなターゲットの自動追尾、および視準に障害が無いところを選んで設置するとよい。例えば、トンネル床面に設置しても良いし、天井部に架台を架設して、トータルステーション300を架台上に設置してもよい。
トータルステーションコントローラ400は、例えば携帯可能なコンピュータを含んで構成されている。トータルステーションコントローラ400は、コンピュータに組み込まれたソフトウェアによってトータルステーション300の各種の機構を自動制御すると共に、トータルステーション300の測量データを処理する。更に、トータルステーションコントローラ400は、エレクタコントローラ102側との無線通信によりデータの送受信が可能であり、且つ、エレクタコントローラ102側からの指令によりトータルステーション300の各種の機構を無線遠隔操作することが可能である。
図6は、実施形態1に係るターゲット9を示す図である。ターゲット9は、ホルダ91に設けられた磁石92と、ホルダ91の先端側に取付けられたプリズム93を有する。ホルダ91は概略円柱体形状を有し、その底面91A側に磁石92が埋設されていてもよい。左側鋼製支保工10L及び右側鋼製支保工10Rは鋼製であるため、ホルダ91に設けられた磁石92の磁力によって左側鋼製支保工10L及び右側鋼製支保工10Rに対してターゲット9を着脱自在に取り付けることができる。図6に示すように、ホルダ91には、後述する牽引ロープ26の先端を係留するための取付部94が設けられている。
図7は、実施形態1に係るトンネル支保工へのターゲットの取付け態様を示す図である。図7に示すように、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rは左右対称な円弧状である。ここで、左側鋼製支保工10Lは、その上端部と下端部にそれぞれ第1測量用ターゲット9aと第2測量用ターゲット9bが取り付けられる。また、右側鋼製支保工10Rは、その上端部と下端部にそれぞれ第3測量用ターゲット9cと第4測量用ターゲット9dが取り付けられる。ここで、第1測量用ターゲット9a~第4測量用ターゲット
9dを「測量用ターゲット9」と総称する。なお、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rに対する「測量用ターゲット9」の取付位置、数などについては特に限定されず、図7に示される態様は一例である。
次に、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rの連結および建て込みを行う際のエレクタ装置100の動作について説明する。左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rの連結および建て込みに際して、エレクタ装置100は、左側ブーム17Lおよび右側ブーム17Rを伸長および傾動させると共に、左側ハンド18Lおよび右側ハンド18Rを回転させることで、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rをトンネル軸と直交するように移動させる。なお、エレクタ装置100における各ブーム17L,17Rおよび各ハンド18L,18Rの駆動は、操作盤104の操作によって行うことができる。
エレクタ装置100における各ブーム17L,17Rおよび各ハンド18L,18Rの操作は、トータルステーション300を用いてリアルタイムに取得する各測量用ターゲット9の3次元位置座標に基づいて行うことができる。例えば、エレクタコントローラ102は、トータルステーションコントローラ400を介してトータルステーション300を無線遠隔操作し、各測量用ターゲット9(第1ターゲット9a~第4ターゲット9d)を自動追尾して、各測量用ターゲット9の座標を順次自動測量する。トータルステーション300は、座標既知地点に設置されている。このように座標既知地点に設置されたトータルステーション300からレーザ光を照射して各測量用ターゲット9を視準して測距・測角を行うことで、第1測量用ターゲット9a~第4測量用ターゲット9dの3次元位置座標を求めることができる。エレクタコントローラ102は、トータルステーション300から取得した各測量用ターゲット9の測量データに基づいて、ハンド18L,18Rを相対移動させるためのそれぞれの駆動量を設定し、図7に示すように左側鋼製支保工10Lの第1天端継手板121および右側鋼製支保工10Rの第2天端継手板122を相互に突き合せた状態で連結することによってアーチ状のトンネル支保工10を形成する。
各測量用ターゲット9(第1ターゲット9a~第4ターゲット9d)の座標を順次自動測量しながら左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rを相互連結する制御の詳細については、本出願人が出願した特許文献1(特開2018-178455号)に開示されているため、これ以上の詳細な説明は省略する。また、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rの連結構造を、上記特許文献1(特開2018-178455号)の図9に開示されているワンタッチ継手構造とすることで、エレクタ装置100のハンド操作によって左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rをワンタッチで連結することができる。なお、ここでいうハンド操作には、ハンド18L,18Rの駆動機構を作動させてハンド18L,18Rを直接的に操作することの他、ハンド18L,18Rが取り付けられているブーム17L,17Rを駆動することによってハンド18L,18Rを間接的に操作することも含まれる。
上記のようにトンネル支保工10をアーチ状に組み上げた後、エレクタ装置100は、ハンド18L,18Rを駆動することで、トンネル支保工10をトンネル切羽近傍における所定の建て込み位置に配置する。例えば、エレクタコントローラ102は、トータルステーション300から取得した各測量用ターゲット9(第1測量用ターゲット9a~第4測量用ターゲット9d)の座標位置を含む測量データに基づいて、第1測量用ターゲット9a~第4測量用ターゲット9dのそれぞれの位置をモニタ101に表示させても良い。また、モニタ101には、第1測量用ターゲット9a~第4測量用ターゲット9dのそれぞれの位置に加えて、第1測量用ターゲット9a~第4測量用ターゲット9dの目標位置を併せて表示させても良い。エレクタ装置100を操作するオペレータは、モニタ101を見ながら、ブーム17L,17Rやハンド18L,18Rを駆動させることで、トンネ
ル支保工10を正規の建て込み位置に配置することができる。
本実施形態においては、適宜のタイミング、例えば、所定の建て込み位置へのトンネル支保工10(左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10R)の建て込みが完了した時点で、トンネル支保工10(左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10R)から各測量用ターゲット9を回収する。本実施形態に係るエレクタ装置100の各ハンド18L,18Rには、トンネル支保工10(左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10R)のフランジ面に磁力で吸着された各測量用ターゲット9を回収する回収装置20が搭載されており、この回収装置20を用いて各測量用ターゲット9を人手に頼らず自動回収することができる。以下、測量用ターゲットの回収装置およびその回収方法の詳細について説明する。
図8および図9を参照して、各ハンド18L,18Rに搭載される回収装置20を説明する。図8は、実施形態1に係る回収装置20の外観斜視図である。図9は、実施形態1に係る回収装置20のカバーを取り外した状態を説明する図である。回収装置20は、各ハンド18L,18Rの端部に取付けられるベース板21、ベース板21上にそれぞれ設置されるウィンチ22(巻き取り装置)、バッテリー23(電源)、制御ボックス24、および、カバー25を含んで構成されている。ベース板21には、ウィンチ22、バッテリー23、制御ボックス24を直接、或いは、ブラケット等を介して取り付けるためのビス孔が設けられており、ビスやブラケット等を用いてベース板21の所定位置にウィンチ22、バッテリー23、制御ボックス24が固定されている。
ウィンチ22は、例えば電動ウィンチであり、正逆方向に回転駆動されるドラム部22Aに牽引ロープ26が巻き回されている。ウィンチ22は、バッテリー23からの電力供給を受けて駆動され、その駆動は制御ボックス24に格納された制御基板等を含む制御部によって制御される。例えば、ウィンチ22のドラム部22Aが正方向に回転駆動されることで牽引ロープ26が引き出され、ドラム部22Aが逆方向に回転駆動されることで牽引ロープ26が巻き取られる。回収装置20は、ウィンチ22の駆動をリモート操作するためのリモートコントローラ(リモコン)を含んでいてもよい。図10は、回収装置20におけるリモコンの一例を示す図である。リモコン30は、例えば引き出しボタン31、巻き取りボタン32有している。リモコン30は、制御ボックス24内の制御部と通信可能であり、作業員がリモコン30を操作することでウィンチ22を駆動することができる。例えば、作業員がリモコン30の引き出しボタン31を押し続けている間、ウィンチ22のドラム部22Aが正方向に回転駆動されることで牽引ロープ26が定速で引き出され、巻き取りボタン32を押し続けている間、ウィンチ22のドラム部22Aが逆方向に回転駆動されることで牽引ロープ26が定速で巻き取られるように構成されていてもよい。その他、リモコン30はオン-オフボタンを有していてもよい。
また、回収装置20のベース板21には、牽引ロープ26の引き出し、巻き取りをガイドするガイド部材27が設けられており、ガイド部材27のガイド穴27Aに牽引ロープ26が通されている。牽引ロープ26の先端には、カラビナ等の取付金具28を取り付けるための輪っか26Aが形成されている。牽引ロープ26の輪っか26Aにカラビナ等の取付金具28を取付け、この取付金具28を介して測量用ターゲット9のホルダ91に設けられた取付部94に牽引ロープ26の輪っか26Aを係留することができる。なお、回収装置20のカバー25には、ガイド部材27を外部に露出させるための切欠き部25Aが設けられており、ベース板21にカバー25を取り付けた状態においてもガイド部材27のガイド穴27Aがカバー25によって覆われないように構成されている。
本実施形態において、牽引ロープ26は、例えばワイヤー製ロープによって形成されているが、測量用ターゲット9の回収時に測量用ターゲット9をフランジ面に沿って牽引す
ることができれば素材について特に限定されない。例えば、牽引ロープ26は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ビニロン等の合成繊維によって形成されていてもよいし、麻や綿等の天然繊維によって形成されていてもよい。
次に、図11~図14を参照して回収装置20を用いた各測量用ターゲット9の自動回収方法について説明する。図11は、回収装置20を用いて各測量用ターゲット9を回収する直前の状態を示す図である。一例として、図11には、アーチ状に組み上げられたトンネル支保工10が所定の建て込み位置に設置された状態が示されている。図11には、左側鋼製支保工10Lを把持する左側ハンド18Lと、右側鋼製支保工10Rを把持する右側ハンド18Rを図示している。なお、便宜上、ブーム17L,17Rの図示は省略している。
左側ハンド18Lに搭載された一組の回収装置20のうち、左側鋼製支保工10Lの天端部(上端部)側に設置されている第1測量用ターゲット9aを回収するための回収装置を「左側第1回収装置20(L1)」と呼び、左側鋼製支保工10Lの下端部側に設置されている第2測量用ターゲット9bを回収するための回収装置を「左側第2回収装置20(L2)」と呼ぶ。同様に、右側ハンド18Rに搭載された一組の回収装置20のうち、右側鋼製支保工10Rの天端部(上端部)側に設置されている第3測量用ターゲット9cを回収するための回収装置を「右側第1回収装置20(R1)」と呼び、右側鋼製支保工10Rの下端部側に設置されている第4測量用ターゲット9dを回収するための回収装置を「右側第2回収装置20(R2)」と呼ぶ。なお、上記回収装置20(L1)、20(L2)、20(R1)、20(R2)は、回収する対象となる測量用ターゲット9との関係で区別して示したものであり、その構造や機能自体は実質的に等価である。
図11において、左側第1回収装置20(L1)の牽引ロープ26は、先端側の取付金具28を第1測量用ターゲット9aの取付部94に係留することで、第1測量用ターゲット9aに繋がれている。また、左側第2回収装置20(L2)の牽引ロープ26は、先端側の取付金具28を第2測量用ターゲット9bの取付部94に係留することで、第2測量用ターゲット9bに繋がれている。右側第1回収装置20(R1)の牽引ロープ26は、先端側の取付金具28を第3測量用ターゲット9cの取付部94に係留することで、第3測量用ターゲット9cに繋がれている。また、右側第2回収装置20(L2)の牽引ロープ26は、先端側の取付金具28を第4測量用ターゲット9dの取付部94に係留することで、第4測量用ターゲット9dに繋がれている。図11に示すように、各回収装置20の牽引ロープ26は、接続される測量用ターゲット9に対して大きな張力が掛からないように弛んだ状態となっている。なお、本実施形態において、左側鋼製支保工10Lの下フランジ112cには、第1測量用ターゲット9aおよび第2測量用ターゲット9bを取り付けるべき規定位置Ps1,Ps2に目印が予めペンキ等で標示されており、規定位置Ps1,Ps2にそれぞれ第1測量用ターゲット9aおよび第2測量用ターゲット9bが取り付けられるようになっている。同様に、右側鋼製支保工10Rの下フランジ112cには、第3測量用ターゲット9cおよび第4測量用ターゲット9dを取り付けるべき規定位置Ps3,Ps4に目印が予めペンキ等で標示されており、規定位置Ps3,Ps4にそれぞれ第3測量用ターゲット9cおよび第4測量用ターゲット9dが取り付けられるようになっている。
ここで、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rの連結および建て込みを行う前に、各回収装置20から牽引ロープ26を必要十分に引き出し、各測量用ターゲット9の取付部94(所定部位)に対して弛んだ状態で繋いでおいてもよい。そのようにすることで、牽引ロープ26の先端を各測量用ターゲット9の取付部94に係留させる作業をトンネル切羽近傍で行う必要がなく、より一層作業の安全性を向上させることができる。
ここで、図10に示したリモコン30は、回収装置20毎に用意されていてもよい。各測量用ターゲット9の回収は、回収装置20毎に対応するリモコン30の巻き取りボタン32を操作し、各回収装置20のウィンチ22によって牽引ロープ26を巻き取ることによって回収する。その際、各測量用ターゲット9に下フランジ112c,122cのフランジ面上を滑動させることによって各測量用ターゲット9を回収してもよい。
図12は、一例として、左側第1回収装置20(L1)によって第1測量用ターゲット9aを回収している途中の状況を示している。図13は、一例として、左側第2回収装置20(L2)によって第2測量用ターゲット9bを回収している途中の状況を示している。図13において、左側第1回収装置20(L1)による第1測量用ターゲット9aの回収は完了している。右側第1回収装置20(R1)、右側第2回収装置20(R2)を用いた第3測量用ターゲット9c、第4測量用ターゲット9dの自動回収についても、第1測量用ターゲット9a、第2測量用ターゲット9bと同様、右側鋼製支保工10Rにおける下フランジ112cのフランジ面上を滑動させることによって行うことができる。図14は、全ての測量用ターゲット9について自動回収が完了した状態を示している。
以上のように、本実施形態における測量用ターゲット9の回収装置20およびこれを用いた回収方法によれば、測量用ターゲット9を自動で回収することができる。そのため、各測量用ターゲット9の回収作業をエレクタ装置100のマンケージ等を利用した人手によって行う必要がない。その結果、従来よりもトンネルの施工の効率性や安全性を向上させることができる。
なお、各測量用ターゲット9の回収作業が完了した後の工程は特に限定されないが、例えば、エレクタ装置100の各ハンド18L,18Rにトンネル支保工10(左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10R)を把持した状態で吹付け装置600から二次吹付けコンクリートを吹付け、トンネル支保工10をトンネル坑壁面に仮固定してもよい。その際、まずは、左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rの脚部およびその周囲のトンネル坑壁面(一次吹付けコンクリートの表面)に対して二次吹付けコンクリートを吹付けることで、トンネル支保工10をトンネル坑壁面に仮固定した後、エレクタ装置100のハンド18L,18Rによるトンネル支保工10の把持を解除してもよい。そして、次いで、トンネルの軸方向に隣接する新設のトンネル支保工10および既設のトンネル支保工10の間(新設区間)に二次吹付けコンクリートを吹付けて、新設のトンネル支保工10の長手方向全域を二次吹付けコンクリートに埋め込むことで、新設のトンネル支保工10をトンネル坑壁面(一次吹付けコンクリートの表面)に固定してもよい。
<ターゲット回収時に測量用ターゲットが落下せずに滑動する条件>
次に、回収装置20による牽引ロープ26によって測量用ターゲット9を牽引する際に、測量用ターゲット9が左側鋼製支保工10Lおよび右側鋼製支保工10Rの下フランジ112c,122cから落下せずに下フランジ112c,122cに沿って測量用ターゲット9を滑動させるための条件を検討する。
以下では、測量用ターゲット9より低位置に配置された回収装置20の牽引ロープ26によって斜め下方に測量用ターゲット9を牽引するパターン(以下、「斜め下方牽引パターン」という)と、測量用ターゲット9より高位置に配置された回収装置20の牽引ロープ26によって斜め上方に測量用ターゲット9を牽引するパターン(以下、「斜め上方牽引パターン」という)とに分けて、それぞれ説明する。上述した左側第1回収装置20(L1)や右側第1回収装置20(R1)によって第1測量用ターゲット9aおよび第3測量用ターゲット9cをそれぞれ回収するときの態様が斜め下方牽引パターンに該当する。一方、上述した左側第2回収装置20(L2)や右側第2回収装置20(R2)によって第2測量用ターゲット9bおよび第4測量用ターゲット9dをそれぞれ回収するときの態
様が斜め下方牽引パターンに該当する。
図15は、測量用ターゲット9を斜め下方牽引パターンで回収する際に測量用ターゲット9に作用する力を説明する図である。すなわち、図15は、左側鋼製支保工10L(第1本体部111)の下フランジ112cにおけるフランジ面F1に吸着している第1測量用ターゲット9aを左側第1回収装置20(L1)によって回収する際、或いは、右側鋼製支保工10R(第1本体部121)の下フランジ112cにおけるフランジ面F1に吸着している第3測量用ターゲット9cを右側第1回収装置20(R1)によって回収する際に、測量用ターゲット9a,9cに作用する力を示している。従って、図15の説明における測量用ターゲット9とは、具体的には測量用ターゲット9a,9cを指す。
ここで、測量用ターゲット9が下フランジ112c,122cのフランジ面F1に接する位置における、フランジ面F1の接線方向をx方向とし、当該x方向と鉛直方向とを含む平面上であって且つx方向に直交する方向をy方向とする。x方向は、測量用ターゲット9から、当該測量用ターゲット9を回収する回収装置20(20(L1),20(R1))に向かう方向を正の方向とする。y方向は、下フランジ112c,122cのフランジ面F1から測量用ターゲット9へ向かう方向を正の方向とする。また、測量用ターゲット9のうち、フランジ面F1に接する部分のx方向の寸法を長さaとする。また、測量用ターゲット9における取付部94からフランジ面F1までのy方向に沿った距離を長さbとする。測量用ターゲット9の底面91Aはフランジ面F1に吸着されているため、長さbは、測量用ターゲット9における取付部94から底面91Aまでの高さ寸法と実質的に等しい。また、測量用ターゲット9の重心からフランジ面F1までのy方向に沿った距離を長さcとする。また、測量用ターゲット9の質量をm、重力加速度をgとする。また、測量用ターゲット9がフランジ面F1から受ける垂直抗力をNとする。また、測量用ターゲット9とフランジ面F1との間に作用する磁力をSとする。また、測量用ターゲット9の取り付け部94に接続される牽引ロープ26にかかる張力をTとする。また、水平方向とx方向とのなす角をα、水平方向と牽引ロープ26の方向とのなす角をθとする。なお、角度α、θは、水平方向から反時計回りの方向を正とする。
ここで、測量用ターゲット9は、垂直抗力Nの大きさが正であれば、フランジ面F1への吸着状態が維持され、落下することがない。フランジ面F1に吸着した状態の測量用ターゲット9はy方向に動かないため、測量用ターゲット9のy方向における力のつり合い方程式としては、下記式1、およびこれを変換した式2となる。
S=mgcosα+Tsin(θ-α)+N・・・(式1)
N=S-mgcosα-Tsin(θ-α)・・・(式2)
ここで、上記のように、垂直抗力Nが正の値であれば測量用ターゲット9の吸着状態が維持される。そのため、測量用ターゲット9が落下しないための条件式Aが下記のように得られる。
S>mgcosα+Tsin(θ-α)・・・(条件式A)
次に、測量用ターゲット9は、x方向に作用する合力が最大静止摩擦力よりも大きくなった場合にフランジ面F1を滑り始める。よって、静止状態の測量用ターゲット9がフランジ面F1に沿って滑り出す条件は式3-1で表すことができる。そして、式3-1を変換した式3-2を更に変換することで条件式Bが導出される。
μN<mgsinα+Tcos(θ-α)・・・(式3-1)
μ(S-mgcosα-Tsin(θ-α))<mgsinα+Tcos(θ-α)・・・(式3-2)
S<(mgsinα+Tcos(θ-α))/μ+mgcosα+Tsin(θ-α)・・・(条件式B)
ここで、μは、フランジ面F1と測量用ターゲット9(9a,9c)との間の最大静止
摩擦係数である。
次に、静止状態の測量用ターゲット9がフランジ面F1に沿って滑動し続ける条件は、x方向の合力が動摩擦力よりも大きいことによって満たされる。従って、測量用ターゲット9がフランジ面F1に沿って滑動し続ける条件は下記式4-1で表すことができる。そして、式4-1を変換した式4-2を更に変換することで条件式Cが導出される。
μ′N<mgsinα+Tcos(θ-α)・・・(式4-1)
μ′(S-mgcosα-Tsin(θ-α))<mgsinα+Tcos(θ-α)・・・(式4-1)
S<(mgsinα+Tcos(θ-α))/μ′+mgcosα+Tsin(θ-α)・・・(条件式C)
ここで、μ′は、フランジ面F1と測量用ターゲット9との間の動摩擦係数である。なお、μ′は、μより小さいので、条件式Bが満たされる場合には、条件式Cも同時に満たされることとなる。
更に、測量用ターゲット9の牽引時において、測量用ターゲット9に作用する時計回りのモーメントが反時計回りのモーメントよりも小さい場合には、測量用ターゲット9が転倒することがない。そして、測量用ターゲット9に作用する時計回りのモーメントは、式5で表される。
cmgcosα+(a/2)mgsinα+aTsin(θ-α)・・・(式5)
一方、測量用ターゲット9に作用する反時計回りのモーメントは、下記式6-1で表される。
(a/2)×S+bTcos(θ-α)・・・(式6-1)
以上より、牽引時に測量用ターゲット9が転倒しない条件は下記式6-2を満たすときに成立し、式6-2を変換することで条件式Dが導出される。
cmgcosα+(a/2)mgsinα+aTsin(θ-α)<(a/2)×S+bTcos(θ-α)・・・(式6-2)
S<mg((2c/a)cosα+sinα)+T(2sin(θ-α)-(2b/a)cos(θ-α))・・・(条件式D)
次に、「斜め上方牽引パターンについて説明する。図16は、測量用ターゲット9を斜め上方牽引パターンで回収する際に測量用ターゲット9に作用する力を説明する図である。すなわち、図16は、左側鋼製支保工10L(第1本体部111)の下フランジ112cにおけるフランジ面F1に吸着している第2測量用ターゲット9bを左側第2回収装置20(L2)によって回収する際、或いは、右側鋼製支保工10R(第1本体部121)の下フランジ112cにおけるフランジ面F1に吸着している第4測量用ターゲット9cを右側第2回収装置20(R2)によって回収する際に、測量用ターゲット9b,9dに作用する力を示している。従って、図16の説明における測量用ターゲット9とは、具体的には測量用ターゲット9b,9dを指す。
図16において、x方向、y方向等の基準軸方向やその正負の方向、垂直抗力N、質量m、重力加速度g、磁力Sなどについては、図15に説明したものと同様である。図15で説明したように角度α、θは、水平方向から反時計回りの方向を正として設定されるため、図16に示す「斜め上方牽引パターンでは、主として角度α,θは負の値をとることになるが、角度α、θの正負は特に問わない。
図16に示す斜め上方牽引パターンについても、垂直抗力Nの大きさが正であればフランジ面F1への測量用ターゲット9の吸着状態が維持され、落下することがない。従って、斜め上方牽引パターンについても、上述した斜め下方牽引パターンの場合と同様、条件式1を満たすときにフランジ面F1への測量用ターゲット9の吸着状態が維持され、落下
することが抑制される。
また、斜め上方牽引パターンについても、静止状態の測量用ターゲット9がフランジ面F1に沿って滑り出す条件、測量用ターゲット9がフランジ面F1に沿って滑動し続ける各条件として、斜め下方牽引パターンと同様の条件式(2)、条件式(3)によって表すことができる。また、斜め上方牽引パターンについても、牽引時に測量用ターゲット9が転倒しない条件は、斜め下方牽引パターンと同様の条件式(4)によって表すことができる。
以上のように、斜め下方牽引パターンと斜め上方牽引パターンの何れにおいても、条件式1、条件式2、条件式4を満たすことによって、回収装置20によって測量用ターゲット9を回収する際に、測量用ターゲット9を転倒および落下させることなくフランジ面F1に沿って滑動させ続けることができる。これにより、フランジ面F1に沿って測量用ターゲット9を円滑に牽引し、回収することができる。
以上、測量用ターゲットを回収する回収装置および回収方法の実施形態について説明したが、実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は、一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲内で、適宜、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本明細書に開示された各々の態様は、本明細書に開示された他のいかなる特徴とも組み合わせることができる。
9・・・測量用ターゲット
10・・・トンネル支保工
18・・・ハンド
18A・・・把持部
20・・・回収装置
22・・・ウィンチ
26・・・牽引ロープ
27・・・ガイド部材
91・・・ホルダ
92・・・磁石
93・・・プリズム
94・・・取付部
100・・・エレクタ装置

Claims (2)

  1. 鋼製支保工のフランジ面に対し、ホルダに設けられた磁石の磁力で吸着された測量用ターゲットを回収する回収装置であって、
    前記鋼製支保工を建て込むエレクタ装置のハンドに搭載され、前記測量用ターゲットの所定部位に係留させた牽引ロープを巻き取り可能な巻き取り装置を備え、
    前記測量用ターゲットの回収時に、前記巻き取り装置によって前記牽引ロープを巻き取ることによって、前記測量用ターゲットにおける前記ホルダの底面を前記フランジ面に吸着させた状態で当該フランジ面上を滑動させることが可能である、
    測量用ターゲットの回収装置。
  2. 鋼製支保工の建て込み施工に用いる測量用ターゲットを回収する回収方法であって、
    前記鋼製支保工を建て込むエレクタ装置のハンドに搭載された巻き取り装置に巻回された牽引ロープを、前記鋼製支保工のフランジ面に対し、ホルダに設けられた磁石の磁力で吸着された前記測量用ターゲットの所定部位に係留させる工程と、
    前記巻き取り装置によって前記牽引ロープを巻き取ることによって前記測量用ターゲットを回収する工程と、
    を含み、
    前記測量用ターゲットを回収する工程においては、前記測量用ターゲットにおける前記ホルダの底面を前記フランジ面に吸着させた状態で前記フランジ面上を滑動させることが可能である、
    測量用ターゲットの回収方法。
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