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JP7722153B2 - 供給装置 - Google Patents
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JP7722153B2 - 供給装置 - Google Patents

供給装置

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JP7722153B2 JP2021192550A JP2021192550A JP7722153B2 JP 7722153 B2 JP7722153 B2 JP 7722153B2 JP 2021192550 A JP2021192550 A JP 2021192550A JP 2021192550 A JP2021192550 A JP 2021192550A JP 7722153 B2 JP7722153 B2 JP 7722153B2
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Description

本発明は、供給装置に関する。
下記特許文献1には、細条凹溝を有する台を振動させ上記細条溝に頭部を有する部品の脚部を落下させ上記溝の上辺部にて頭部を受けて順次整列して移送する如くした部品移送装置において、上記凹溝の上部に突起を有する回転体を設け、頭部が重なり合って移送される部品を除去する様にした部品移送装置が開示されている。
実開昭48-92674号公報
例えば、頭部と該頭部よりも小径の脚部とを有する部品を供給する供給装置では、部品が移動する一方向に沿った方向に溝部が形成されていると、部品の脚部が溝部に入りにくいことが懸念される。
本開示は、部品が移動する一方向に沿った方向に溝部が形成されている場合と比較して、部品の供給率を向上させることができる供給装置を得ることが目的である。
第1態様に係る供給装置は、頭部及び該頭部よりも小径の脚部を有する部品を、板面上で一方向に移動させる移動部と、該一方向とは鋭角で交差する方向に延びて該板面に形成され、該板面上を該一方向に進む部品の脚部を入れて部品を整列させる複数の溝部と、複数の該溝部に跨って設けられ、脚部が該溝部に入った部品の頭部を通過させ、それ以外の部品の通過を規制する門部と、を有する。
第2態様に係る供給装置は、第1態様に記載の供給装置において、平面視にて、前記溝部が延びる方向との直交方向に沿う仮想線が、一の溝部と交差する交点を第1交点、前記第1交点よりも前記一方向の下流側で他の溝部と交差する交点を第2交点としたときに、前記門部における部品入口側の直線状の縁部は、前記一の溝部と前記第1交点よりも前記一方向の下流側で交差し、かつ前記他の溝部と前記第2交点よりも前記一方向の上流側で交差するように傾斜している。
第3態様に係る供給装置は、第2態様に記載の供給装置において、前記移動部における前記一方向と交差する方向の両側に、前記移動部の板面から突出すると共に前記溝部が延びる方向に沿って前記部品を案内する一対の案内部を備え、平面視にて前記第1交点側の一方の前記案内部と前記一の溝部との距離は、前記第2交点側の他方の前記案内部と前記他の溝部との距離よりも大きい。
第4態様に係る供給装置は、第2態様又は第3態様に記載の供給装置において、前記部品として、前記頭部における前記脚部の側に前記頭部と一体にワッシャが設けられている部品を供給する。
第5態様に係る供給装置は、第1態様に記載の供給装置において、前記門部における部品入口側には、前記移動部の板面の上方側に向かって気体を噴射する噴射部が設けられている。
第6態様に係る供給装置は、第5態様に記載の供給装置において、前記噴射部は、前記門部の長手方向中央部から前記一方向の上流側に向かって気体を噴射する第1噴射口であり、さらに、前記門部の長手方向両側に位置すると共に前記移動部の板面から突出し前記部品を案内する一対の案内部の各々に設けられ、前記第1噴射口側に向かって気体を噴射する第2噴射口を有する。
第7態様に係る供給装置は、第6態様に記載の供給装置において、前記移動部における前記一方向の上流側の前記第1噴射口と対向する位置に、前記移動部の前記板面から突出し、かつ前記第1噴射口から噴射された気体により飛ばされた前記部品が衝突可能な壁部が設けられている。
第8態様に係る供給装置は、第6態様又は第7態様に記載の供給装置において、前記第2噴射口は、前記門部の長手方向両側に位置する前記一対の案内部の各々から前記門部の長手方向中央部の側に向かって突出した一対の流路管の先端に設けられている。
第9態様に係る供給装置は、第8態様に記載の供給装置において、前記移動部の板面からの前記第2噴射口の高さは、前記移動部の板面からの前記第1噴射口の高さよりも高い。
第10態様に係る供給装置は、第8態様又は第9態様に記載の供給装置において、前記部品を前記第2噴射口の側に向かって案内する案内壁が、前記流路管に対して前記一方向の上流側の板面上に設けられている。
第11態様に係る供給装置は、第5態様から第10態様までのいずれか1つの態様に記載の供給装置において、前記移動部の板面には、前記門部に対して前記一方向の下流側に、複数の前記溝部に繋がる複数の下流側溝部が形成され、前記下流側溝部は、前記門部の側から上り勾配となる第1傾斜面と、前記第1傾斜面から稜線部を介して前記門部と反対側に向かって下り勾配となる第2傾斜面、又は前記第1傾斜面から稜線部を介して水平となる水平面と、に連続して設けられている。
第12態様に係る供給装置は、第5態様から第11態様までのいずれか1つの態様に記載の供給装置において、前記部品として、前記頭部における前記脚部の側に配置されると共に前記頭部に対して移動可能なワッシャと、前記頭部と前記ワッシャとの間に配置されたばね座金と、備える部品を供給する。
第1態様に係る供給装置によれば、部品が移動する一方向に沿った方向に溝部が形成されている場合と比較して、部品の供給率を向上させることができる。
第2態様に係る供給装置によれば、門部の部品入口側の縁部が溝部の延びる方向との直交方向に延びている場合と比較して、平面視にて門部の長手方向における他の溝部の側に部品が集まることが抑制される。
第3態様に係る供給装置によれば、平面視にて第1交点側の一方の案内部と一の溝部との距離が、第2交点側の他方の案内部と他の溝部との距離以下の場合と比較して、他の溝部の部品の供給率を一の溝部の部品の供給率に近づけることができる。
第4態様に係る供給装置によれば、ワッシャがない部品と比べ詰まりやすいワッシャ付きの部品でも、部品の供給率を向上させることができる。
第5態様に係る供給装置によれば、門部における部品入口側で気体を噴射しない場合と比較して、門部付近での部品の滞留を抑制することができる。
第6態様に係る供給装置によれば、門部の長手方向中央部から一方向の上流側に向かって気体を噴射する第1噴射口のみを有する場合と比較して、門部付近での部品の滞留を抑制することができる。
第7態様に係る供給装置によれば、門部に対して一方向の上流側の板面が平面の場合と比較して、板面上における部品の流れを促進する効果が向上する。
第8態様に係る供給装置によれば、第2噴射口が門部の長手方向両側部に位置する前記一対の案内部の各々に設けられている場合と比較して、溝部に脚部が入った正しい姿勢の部品が吹き飛ばされにくい。
第9態様に係る供給装置によれば、移動部の板面からの第1噴射口の高さと第2噴射口の高さが同等の場合と比較して、移動部において溝部に入らなかった部品が溝部に入りやすくなる。
第10態様に係る供給装置によれば、流路管に対して一方向の上流側の板面が平面の場合と比較して、流路管の上流側に部品が滞留することが抑制される。
第11態様に係る供給装置によれば、門部に対して一方向の下流側の溝部が平面に設けられている場合と比較して、下流側溝部に整列される部品同士の絡みが抑制される。
第12態様に係る供給装置によれば、頭部と頭部に対して移動可能なワッシャとの間にばね座金を備えた部品を供給する場合においても、門部付近に部品が詰まりにくい。
第1実施形態に係る供給装置を示す斜視図である 第1実施形態に係る供給装置を示す平面図である。 第1実施形態に係る供給装置を示す側面図である。 第1実施形態に係る供給装置によって供給されるねじを示す斜視図である。 第1実施形態に係る供給装置の移動部及びゲート部を示す、一方向に対して交差する方向に沿った断面図である。 第2実施形態に係る供給装置を示す平面図である。 第3実施形態に係る供給装置を示す斜視図である 第3実施形態に係る供給装置を示す平面図である。 第3実施形態に係る供給装置を示す側面図である。 第3実施形態に係る供給装置によって供給されるねじを示す正面図である。 第3実施形態に係る供給装置の移動部及びゲート部の供給方向上流側を拡大した状態で示す斜視図である。 第3実施形態に係る供給装置の移動部及びゲート部の供給方向上流側を示す、一方向に対して交差する方向に沿った断面図である。 第3実施形態に係る供給装置の移動部及びゲート部の供給方向下流側を示す、下流側溝部に沿った断面図である。
以下、本開示の技術を実施するための形態について説明する。以下の説明では、図面において適宜示される矢印Xで示す方向(X方向)を装置幅方向(水平方向)、矢印Yで示す方向(Y方向)を装置高さ方向(鉛直方向)、矢印Zで示す方向(Z方向)を装置奥行き方向(水平方向)とする。なお、「装置幅方向」は、主に「X方向と、X方向と逆方向(X方向とは逆の方向)の両方向」という意味で用いる。また、「装置高さ方向」は、主に「Y方向と、Y方向と逆方向(Y方向とは逆の方向)の両方向」という意味で用いる。さらに、「装置奥行き方向」は、主に「Z方向と、Z方向と逆方向(Z方向とは逆の方向)の両方向」という意味で用いる。これら、装置幅方向、装置高さ方向、装置奥行き方向は、互いに交差する方向(具体的には、直交する方向)である。
〔第1実施形態〕
図1には、第1実施形態に係る供給装置10が斜視図にて示されている。図2には、供給装置10が平面図にて示されており、図3には、供給装置10が側面図にて示されている。
<供給装置の全体構成>
図1~図3に示されるように、供給装置10は、板面22上の複数のねじS1を一方向(A方向)に移動させる移動装置12と、移動装置12によって移動したねじS1を搬送することによって複数列(本実施形態では2列)に整列させる搬送装置14と、を備えている。搬送装置14によって整列されたねじS1は、複数(本実施形態では2つ)のねじ収容体16に1列に整列された状態で収容される。ねじ収容体16に収容されたねじS1は、図示しない他の製造機器などに供給される。ここで、ねじS1は、部品の一例である。本実施形態では、移動装置12は、複数のねじS1をX方向と交差する一方向(A方向)に搬送する。移動装置12の一方向(A方向)の下流側に搬送装置14が設けられている。図1及び図2では、供給装置10の構成を分かりやすくするため、複数のねじS1は実際の本数よりも少ない本数で示している。
<移動装置の構成>
移動装置12は、基台60上に設置された支持部62に支持されている(図1及び図3参照)。移動装置12は、板面22上のねじS1を一方向(A方向)に移動させる移動部20を備えている(図1及び図2参照)。平面視にて板面22は、矩形状であり、ねじS1が移動する一方向(A方向)は、板面22の長手方向に沿った一辺22Aと交差する方向である。言い換えると、板面22の長手方向に沿った一辺22Aは、装置幅方向(X方向)に沿って配置されており、ねじS1が移動する一方向(A方向)は、装置幅方向(X方向)と交差する方向である。ここで、平面視とは、対象を鉛直方向の上方側(Y方向)から見た場合をいう。
また、移動装置12は、板面22に装置幅方向(X方向)に沿って形成された複数(本実施形態では2つ)の溝部24と、複数の溝部24に跨って設けられたゲート部26と、を備えている(図1及び図2参照)。ここで、ゲート部26は、門部の一例である。
(ねじ)
図4に示されるように、ねじS1は、頭部2Aと、頭部2Aよりも小径の脚部2Bと、頭部2Aにおける脚部2Bの側に配置されたワッシャ2Cと、を備えている。ワッシャ2Cは、頭部2Aと一体に設けられており、ワッシャ2Cが頭部2Aと分離して移動しない構成である。頭部2Aには、十字状の溝が設けられており、脚部2Bには、ねじ溝が形成されている。
(移動部)
図1及び図2に示されるように、移動部20は、平面視に対して逆方向(Y方向とは逆の方向)から見て矩形状とされた振動板18を備えている。また、振動板18は、水平方向に沿うように配置された状態で、支持部62に支持されている(図1及び図3参照)。具体的には、振動板18は、長手方向の2辺(一辺18A及び一辺18Aと対向する他の一辺)が一方向(A方向)に沿い、短手方向の2辺が一方向(A方向)とは直交する方向に沿う矩形状であり、支持部62に支持されている。振動板18の下面には振動板18を振動させる振動機等のアクチュエータ36が固定されている。つまり、移動部20は、振動板18を振動させるアクチュエータ36(図3参照)を備えている。振動板18には、振動板18の上面と板22Bの下面が接触するように、板22Bが固定されている。移動部20は、アクチュエータ36により振動板18を振動させることで、振動板18の上部に設けられた板面22上のねじS1を一方向(A方向)に移動させる。本実施形態では、板面22上のねじS1を移動させる一方向(A方向)は、振動板18の長手方向の一辺18Aに沿った方向となる。なお、板面22(すなわち、板22Bの上面)は、振動板18が振動しない状態で、水平方向に沿って配置されている。なお、板22Bと、板22Bの上面である板面22は、長手方向に沿う2辺(一辺22A及び一辺22Aと対向する他の一辺)がX方向に沿い、短手方向に沿う2辺がZ方向に沿う矩形状である。
移動部20における一方向(A方向)と交差する方向(Z方向)の両側には、板面22から突出する一対の案内部30、32が設けられている。一対の案内部30、32は、板面22上を一方向(A方向)に移動するねじS1を案内する機能を有する。一対の案内部30、32は、板材で構成されており、一対の案内部30、32の側壁は、板面22の長手方向(X方向)の一辺22Aに沿って配置されている。言い換えると、一対の案内部30、32の側壁は、板22Bの長手方向(X方向)に沿う2辺(2つの側壁)にそれぞれ固定されている。一方の案内部30は、装置奥行き方向(Z方向)の奥側に配置されており、他方の案内部32は、装置奥行き方向(Z方向)の手前側に配置されている(図2参照)。
(複数の溝部)
図1及び図2に示されるように、複数(本実施形態では2つ)の溝部24は、板面22から凹状に形成された窪みであり、一方向(A方向)とは鋭角で交差する方向(X方向)に延びている。複数(本実施形態では2つ)の溝部24は、板面22の長手方向(X方向)と交差する方向(Z方向)に間隔をおいて配置されている。本実施形態では、溝部24は、板面22の長手方向に沿った一辺22Aに沿って配置されている。すなわち、溝部24は、装置幅方向(X方向)に沿って配置されている。
ねじS1が移動する一方向(A方向)は、板面22を振動させる矩形状の振動板18の長手方向に沿った方向である。図2では、一方向(A方向)は、振動板18の長手方向の中心線C1に沿った方向である。本実施形態では、溝部24は、一方向(A方向)に対して装置奥行き方向(Z方向)の奥側に鋭角で交差する方向に延びている。一方向(A方向)と溝部24とが交差する角度θ1は、3°以上60°以下が好ましく、7°以上40°以下がより好ましく、10°以上30°以下がさらに好ましい。
溝部24の鉛直方向(Y方向)の深さは、ねじS1の脚部2Bの長さよりも長い。また、板面22の長手方向(X方向)と交差する方向(Z方向)における溝部24の幅は、ねじS1の脚部2Bの外径よりも大きく、頭部2A及びワッシャ2Cの外径よりも小さい(図5参照)。本実施形態では、ねじS1の脚部2Bのみが溝部24に入り込む。すなわち、ねじS1の脚部2Bの全長が溝部24に入り込んだ状態では、ねじS1の頭部2A及びワッシャ2Cは、溝部24に入り込まず、ワッシャ2Cが板面22に接触する。これにより、溝部24は、板面22上を一方向(A方向)に進むねじS1の脚部2Bを入れてねじS1を整列させるようになっている。すなわち、複数(本実施形態では2つ)の溝部24は、ねじS1を長手方向に沿って整列させる整列路として機能している。
一対の案内部30、32は、溝部24が延びる方向(X方向)に沿って配置されている。言い換えると、一対の案内部30、32は、一方向(A方向)と交差する方向(X方向)に沿って配置されている。
(ゲート部)
図1及び図2に示されるように、ゲート部26は、一方向(A方向)と交差する方向に配置されると共に複数(本実施形態では2つ)の溝部24を横切るように配置されている。図5に示されるように、ゲート部26は、その下面が板面22に接するように、板面22の上側に設けられている。ゲート部26の下側には、複数(本実施形態では2つ)の溝部24が設けられている。ゲート部26における複数の溝部24と対応する位置には、ねじS1の頭部2A及びワッシャ2Cが通過可能な貫通部38が設けられている。貫通部38は、複数(本実施形態では2つ)の溝部24の数に合わせて複数設けられている。貫通部38は、装置幅方向(X方向)から見て矩形状とされており、溝部24と繋がった状態でゲート部26をX方向に貫通している。これにより、ゲート部26は、脚部2Bが溝部24に入ったねじS1の頭部2A及びワッシャ2Cを通過させ、それ以外のねじS1の通過を規制する構成とされている。
図2に示されるように、ゲート部26は、平面視にて三角形状であり、三角形状のうちの最も角度の小さい角部が切り欠かれている。ゲート部26における角部が切り欠かれた部分は、装置奥行き方向(Z方向)の奥側に配置された一方の案内部30に接触している。また、ゲート部26は、三角形状のうちの最も角度の小さい角部と対向する辺が、装置奥行き方向(Z方向)の手前側に配置された他方の案内部32に接触している。ゲート部26は、ねじ入口側の直線状の縁部26Aと、ねじ出口側の直線状の縁部26Bと、を備えている。すなわち、ゲート部26におけるねじ入口側の縁部26Aは、ゲート部26における一方向(A方向)の上流側に位置している。ゲート部26におけるねじ出口側の縁部26Bは、ゲート部26における一方向(A方向)の下流側に位置している。ねじ入口側は、部品入口側の一例である。
ねじ出口側の縁部26Bは、一方向(A方向)に対して交差する方向に配置されている。本実施形態では、ねじ出口側の縁部26Bは、2つの溝部24が延びる方向(X方向)との直交方向(Z方向)に沿って配置されている。
ねじ入口側の縁部26Aは、2つの溝部24が延びる方向(X方向)と交差する方向に配置されると共に、一方向(A方向)に対して交差する方向に配置されている。
より具体的に説明すると、図2に示されるように、平面視にて、2つの溝部24が延びる方向(X方向)との直交方向(Z方向)に沿う仮想線L1が、一の溝部24Aと交差する交点を第1交点IP1、第1交点IP1よりも一方向(A方向)の下流側で他の溝部24Bと交差する交点を第2交点IP2とする。図2では、2つの溝部24のうち、一の溝部24Aは、装置奥行き方向(Z方向)の奥側の溝部であり、他の溝部24Bは、装置奥行き方向(Z方向)の手前側の溝部である。このとき、ゲート部26におけるねじ入口側の縁部26Aは、一の溝部24Aと第1交点IP1よりも一方向(A方向)の下流側で交差し、かつ他の溝部24Bと第2交点IP2よりも一方向(A方向)の上流側で交差するように傾斜している。なお、本実施形態では、一の溝部24Aと他の溝部24Bとを区別する必要がない場合は、溝部24と記載する。
本実施形態では、ゲート部26におけるねじ入口側の縁部26Aと、ゲート部26の上流側の溝部24との角度は、90°よりも大きい。例えば、ゲート部26におけるねじ入口側の縁部26Aと、ゲート部26の上流側の溝部24との角度は、100°以上が好ましく、110°以上がより好ましい。
(溝部と案内部との位置関係)
図2に示されるように、平面視にて第1交点IP1側の一方の案内部30と一の溝部24Aとの距離D1は、第2交点IP2側の他方の案内部32と他の溝部24Bとの距離D2よりも大きい。言い換えると、平面視にて一方の案内部30の側に配置された一の溝部24Aと案内部30との距離D1は、他方の案内部32の側に配置された他の溝部24Bと案内部32との距離D2よりも大きい。
<搬送装置の構成>
図1~図3に示されるように、搬送装置14は、板面22における一方向(A方向)の下流側に、板面22と反対側に向かって下り勾配となるように配置された傾斜部50を備えている。傾斜部50は、基台60上に設置された取付部64により傾斜した状態で取り付けられている。傾斜部50の上部には、板面22の2つの溝部24を移動するねじS1の移動方向下流側に配置された2つの傾斜板52と、傾斜板52のねじS1の移動方向下流側に配置された2つのねじ収容体16とが設けられている。
傾斜板52には、板面22の溝部24に繋がるように配置された溝部54が形成されている。溝部54は、平面視でX方向に沿う方向に延びている。溝部54の装置奥行き方向(Z方向)の幅及び深さは、溝部24と同等であり、溝部54には、ねじS1の脚部2Bが入る。そして、傾斜板52が傾斜していることで、ねじS1が重力により溝部54に1列に整列されて搬送されるようになっている。
傾斜板52の溝部54に1列に整列されて搬送されたねじS1は、ねじ収容体16に一列に整列された状態で収容される。
<作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
供給装置10では、移動部20の振動板18が振動することにより、板面22上のねじS1が板面22上を一方向(A方向)に移動する。板面22には、一方向(A方向)とは鋭角で交差する方向(X方向)に延びた複数(本実施形態では2つ)の溝部24が形成されている(図2参照)。このため、板面22上を一方向(A方向)に進むねじS1は、溝部が一方向(A方向)に沿う方向に形成されている場合と比較して、溝部24を横切る機会が多くなる。言い換えると、板面22上を一方向(A方向)に進むねじS1の脚部2Bは、溝部が一方向(A方向)に沿う方向に形成されている場合と比較して、複数の溝部24に入りやすい。これにより、供給装置10は、複数の溝部24にねじS1の脚部2Bを入れてねじS1が複数の溝部24に整列される確率(確度)を向上できる(図1及び図2参照)。そして、供給装置10は、移動部20の振動板18の振動により、脚部2Bが溝部24に入ったねじS1が溝部24に沿って搬送装置14の側に搬送され、ねじ収容体16に供給するというねじS1の供給率を向上できる。
供給装置10では、複数の溝部24に跨ってゲート部26が設けられている。ゲート部26には、溝部24の上方に貫通部38が設けられている。ゲート部26では、貫通部38により、脚部2Bが溝部24に入ったねじS1の頭部2Aを通過させ、それ以外のねじS1の通過を規制する(図5参照)。すなわち、脚部2Bの全てが溝部24に入った正常な姿勢(正しい姿勢)のねじS1のみがゲート部26を通過する。
ゲート部26を通過したねじS1は、溝部24に沿って移動して搬送装置14に搬送される。搬送装置14では、傾斜板52に、溝部24に繋がるように配置された溝部54が設けられており、傾斜板52の傾斜により、ねじS1が溝部54に沿って搬送される。そして、ねじS1は1列に整列された状態でねじ収容体16に収容される。
上記の供給装置10では、一方向(A方向)とは鋭角で交差する方向(X方向)に延びた複数(本実施形態では2つ)の溝部24が板面22に形成されているため、板面22上を一方向(A方向)に進むねじS1の脚部2Bが複数の溝部24に入りやすい。このため、供給装置10では、ねじS1が移動する一方向(A方向)に沿った方向に溝部24が形成されている場合と比較して、ねじS1の供給率を向上させることができる。供給率とは、時間当たりのゲート部26を通過する部品数(本実施形態では、ねじS1の数)をいう。
また、供給装置10では、図2に示されるように、平面視にて、2つの溝部24が延びる方向(X方向)との直交方向(Z方向)に沿う仮想線L1が、一の溝部24Aと交差する交点を第1交点IP1、第1交点IP1よりも一方向(A方向)の下流側で他の溝部24Bと交差する交点を第2交点IP2とする。このとき、ゲート部26におけるねじ入口側の縁部26Aは、一の溝部24Aと第1交点IP1よりも一方向(A方向)の下流側で交差し、かつ他の溝部24Bと第2交点IP2よりも一方向(A方向)の上流側で交差するように傾斜している。
ここで、比較例として、ゲート部26のねじ入口側の縁部26Aが溝部24と直交する仮想線L1上に配置されていると仮定した場合について説明する。この場合は、図2に示されるように、一方向(A方向)に沿った方向において、一方の案内部30側の振動板18の上流側の一端部から仮想線L1までの長さE1よりも、他方の案内部32側の振動板18の上流側の一端部から仮想線L1までの長さE2の方が長くなる。このため、ねじS1は、振動板18の上流側の一端部から仮想線L1までの長さE2が長い側のゲート部26のねじ入口側の領域Fに集まり易くなる(集結し易くなる)。そうすると、他方の案内部32側においては、集まったねじS1により、正常な姿勢のねじS1であってもゲート部26の通過が阻害され易い。また、領域Fに集結したねじS1は、振動板18が振動しても一方の案内部30側に移動し難い。このため、一方の案内部30側においては、正常なねじS1がゲート部26を通過する個数が減少し易い。
これに対して、本実施形態の供給装置10では、ゲート部26におけるねじ入口側の縁部26Aは、一の溝部24Aと第1交点IP1よりも一方向(A方向)の下流側で交差し、かつ他の溝部24Bと第2交点IP2よりも一方向(A方向)の上流側で交差するように傾斜している。すなわち、平面視にてゲート部26は、他方の案内部32側の領域Fに重なるように配置されており、ゲート部26におけるねじ入口側の縁部26Aは、領域Fの上流側に配置される。これにより、一方向(A方向)に移動するねじS1は、ゲート部26におけるねじ入口側の縁部26Aの上流側で、領域Fへの集結が阻害され、板面22上の一の溝部24Aに対して一方の案内部30側、及び板面22上の他の溝部24Bに対して他方の案内部32の反対側に移動し易くなる。これにより、ねじS1は、領域Fのような板面22上の特定の領域への集結が抑制されて、板面22上を移動し易くなる。つまり、板面22上の一の溝部24Aに対して一方の案内部30側に存在するねじS1の脚部2Bが一の溝部24Aに入り易くなると共に、板面22上の他の溝部24Bに対して他方の案内部32の反対側に存在するねじS1の脚部2Bが一の溝部24A又は他の溝部24Bに入りやすくなる。また、板面22上の他の溝部24Bに対して他方の案内部32側に存在するねじS1の脚部2Bが他の溝部24Bに入りやすくなる。
このため、供給装置10では、ゲート部26のねじ入口側の縁部26Aが溝部24の延びる方向(X方向)との直交方向(Z方向)に延びている場合と比較して、平面視にてゲート部26の長手方向における他の溝部24Bの側にねじS1が集まることが抑制される。言い換えると、供給装置10は、ゲート部26のねじ入口側の縁部26Aが溝部24の延びる方向(X方向)との直交方向(Z方向)に延びている場合と比較して、板面22上の特定の領域へのねじS1の集結が抑制されて、板面22上をねじS1が移動し易くなり、ひいては、ねじS1の供給率を向上させることができる。
図2に示されるように、供給装置10では、平面視にて第1交点IP1側の一方の案内部30と一の溝部24Aとの距離D1は、第2交点IP2側の他方の案内部32と他の溝部24Bとの距離D2よりも大きい。これにより、ねじS1は、他の溝部24Bに対して他方の案内部32と反対側の領域(すなわち、板面22上の他の溝部24Bに対して装置奥行き方向(Z方向)の中央部側の領域)に存在しやすくなり、ねじS1が一の溝部24A又は他の溝部24Bに入る確率が上がる。
このため、供給装置10では、平面視にて第1交点IP1側の一方の案内部30と一の溝部24Aとの距離D1が、第2交点IP2側の他方の案内部32と他の溝部24Bとの距離D2以下の場合と比較して、他の溝部24BのねじS1の供給率を一の溝部24AのねじS1の供給率に近づけることができる。
また、ねじS1には、頭部2Aにおける脚部2Bの側に頭部2Aと一体にワッシャ2Cが設けられている。このため、供給装置10では、ワッシャ2CがないねじS1と比べ詰まりやすいワッシャ2C付きのねじS1でも、ねじS1の供給率を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る供給装置について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6には、第2実施形態の供給装置70が示されている。図6に示されるように、供給装置70は、移動装置12と、搬送装置14と、を備えている。移動装置12は、板面72上のねじS1を一方向(A方向)に移動させる移動部20を備えている。さらに、移動装置12は、板面72に形成されて一方向(A方向)とは鋭角で交差する方向(X方向)に延びた複数(本実施形態では2つ)の溝部74と、複数の溝部74に跨って設けられたゲート部76と、を備えている。ここで、ゲート部76は、門部の一例である。
移動部20における一方向(A方向)と交差する方向(具体的には、A方向と直交する方向)の両側には、板面72から突出する一対の案内部80、82が設けられている。一方の案内部80は、装置奥行き方向(Z方向)の手前側に配置されており、他方の案内部82は、装置奥行き方向(Z方向)の奥側に配置されている。
本実施形態では、溝部74は、板面72の長手方向に沿った一辺72A、すなわち、装置幅方向(X方向)に沿って配置されている。ねじS1が移動する一方向(A方向)は、板面72を振動させる矩形状の振動板18の長手方向に沿った方向である。本実施形態では、溝部74は、一方向(A方向)に対して装置奥行き方向(Z方向)の手前に鋭角で交差する方向に延びている。一方向(A方向)と溝部74とが交差する角度θ2は、3°以上60°以下が好ましく、7°以上40°以下がより好ましく、10°以上30°以下がさらに好ましい。
ゲート部76は、ねじ入口側の直線状の縁部76Aと、ねじ出口側の直線状の縁部76Bと、を備えている。ねじ出口側の縁部76Bは、2つの溝部74が延びる方向との直交方向に沿って配置されている。
平面視にて、2つの溝部74が延びる方向(X方向)との直交方向(Z方向)に沿う仮想線L2が、一の溝部74Aと交差する交点を第1交点IP3、第1交点IP3よりも一方向(A方向)の下流側で他の溝部74Bと交差する交点を第2交点IP4とする。図6では、2つの溝部24のうち、一の溝部74Aは、装置奥行き方向(Z方向)の手前側の溝部であり、他の溝部74Bは、装置奥行き方向(Z方向)の奥側の溝部である。このとき、ゲート部76におけるねじ入口側の縁部76Aは、一の溝部74Aと第1交点IP3よりも一方向(A方向)の下流側で交差し、かつ他の溝部74Bと第2交点IP4よりも一方向(A方向)の上流側で交差するように傾斜している。なお、本実施形態では、一の溝部74Aと他の溝部74Bとを区別する必要でない場合は、溝部74と記載する。
また、平面視にて第1交点IP3側の一方の案内部80と一の溝部74Aとの距離D3は、第2交点IP4側の他方の案内部82と他の溝部74Bとの距離D4よりも大きい。言い換えると、平面視にて一方の案内部80の側に配置された一の溝部74Aと案内部80との距離D3は、他方の案内部82の側に配置された他の溝部74Bと案内部82との距離D4よりも大きい。
なお、本実施形態の供給装置70の他の構成は、第1実施形態の供給装置10の構成と同様である。
供給装置70では、第1実施形態の供給装置10と同様の構成により、同様の作用及び効果を得ることができる。
すなわち、供給装置70では、ゲート部76のねじ入口側の縁部76Aが溝部74の延びる方向(X方向)との直交方向(Z方向)に延びている場合と比較して、平面視にてゲート部76の長手方向における他の溝部74Bの側にねじS1が集まることが抑制される。
また、供給装置70では、平面視にて第1交点IP3側の一方の案内部80と一の溝部74Aとの距離D3が、第2交点IP4側の他方の案内部82と他の溝部74Bとの距離D4以下の場合と比較して、他の溝部74BのねじS1の供給率を一の溝部74AのねじS1の供給率に近づけることができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る供給装置について説明する。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7には、第3実施形態に係る供給装置100が斜視図にて示されている。図8には、供給装置100が平面図にて示されており、図9には、供給装置100が側面図にて示されている。
<供給装置の構成>
図7~図9に示されるように、供給装置100は、板面112上の複数のねじS2を一方向(B方向)に移動させる移動装置102を備えている。ここで、ねじS2は、部品の一例である。本実施形態では、移動装置102は、複数のねじS2を一方向(B方向)に搬送する。図示を省略するが、移動装置102は、一方向(B方向)の下流側に、移動装置102によって移動したねじS2を搬送することによって複数列(本実施形態では2列)に整列させる搬送装置を備えている。図8では、供給装置100の構成を分かりやすくするため、複数のねじS2は実際の本数よりも少ない本数で示している。
<移動装置の構成>
移動装置102は、板面112上のねじS2を一方向(B方向)に移動させる移動部110を備えている(図7及び図8参照)。平面視にて板面112は、矩形状であり、ねじS2が移動する一方向(B方向)は、板面112の長手方向の一辺112Aに沿った方向である。言い換えると、板面112の長手方向に沿った一辺22Aは、装置幅方向(X方向)に沿って配置されており、ねじS2が移動する一方向(B方向)は、装置幅方向(X方向)に沿った方向である。
また、移動装置102は、板面112に装置幅方向(X方向)に沿って形成された複数(本実施形態では2つ)の溝部114と、複数の溝部114に跨って設けられたゲート部116と、を備えている(図7及び図8参照)。ゲート部116は、板面112の上方に装置奥行き方向(Z方向)に沿って配置されている。ここで、ゲート部116は、門部の一例である。
また、移動装置102は、ゲート部116に対して一方向(B方向)の上流側に、板面112の上方に装置奥行き方向(Z方向)に沿って配置された上流ゲート部118を備えている。
(ねじ)
図10に示されるように、ねじS2は、頭部4Aと、頭部4Aよりも小径の脚部4Bと、頭部4A及び脚部4Bよりも小径の連結部であって、頭部4Aと脚部4Bとを連結する連結部と、連結部(頭部4Aにおける脚部4Bの側)に配置されたワッシャ4Cと、を備えている。ワッシャ4Cは、頭部4Aに対して移動可能である。さらに、ねじS2は、頭部4Aとワッシャ4Cとの間の連結部に配置されたばね座金4Dを備えている。脚部4Bには、ねじ溝が形成されている。頭部4A、連結部及び脚部4Bは、一体化している。言い換えると、頭部4A、連結部及び脚部4Bは、単一の材料により連結して形成されている。ワッシャ4Cとばね座金4Dは、連結部に配置されている。そして、ワッシャ4Cの中央部に形成された貫通孔の内径は、連結部の外径よりも大きく、脚部4Bの外径よりも小さい。また、ばね座金4Dの中央部に形成された貫通孔の内径は、連結部の外径よりも大きく、ワッシャ4Cの外径よりも小さい。このため、ワッシャ4C及びばね座金4Dは、連結部において動くことはできるが、連結部から外れることはない。なお、連結部の軸方向の長さは、ワッシャ4Cの肉厚(軸方向の長さ)とばね座金4Dの肉厚(軸方向の長さ)の和よりも若干大きい。
(移動部)
図9に示されるように、移動部110は、振動板18を備えており、振動板18は、支持部62に支持されている。移動部110は、振動板18を振動させるアクチュエータ36を備えている。振動板18には、振動板18の上面と板112Bの下面が接触するように、板112Bが固定されている。移動部20は、アクチュエータ36により振動板18を振動させることで、振動板18の上部に設けられた板面112上のねじS2を一方向(B方向)に移動させる構成とされている。なお、板面112(すなわち、板112Bの上面)は、振動板18が振動しない状態で、水平方向に沿って配置されている。
図7及び図8に示されるように、移動部110における一方向(B方向)と交差する方向(Z方向)の両側には、板面112から上方(Y方向)に突出する一対の案内部120、122が設けられている。一対の案内部120、122は、板面112上を一方向(B方向)に移動するねじS2を案内する機能を有する。一対の案内部120、122は、板材で構成されており、一対の案内部120、122の側壁は、板面112の長手方向(X方向)の一辺112Aに沿って配置されている。
図8に示されるように、ねじS2が移動する一方向(B方向)は、板面112の長手方向の一辺112Aに沿った方向(X方向)であると共に、板面112を振動させる矩形状の振動板18の長手方向の中心線C1に沿った方向(X方向)である。
(複数の溝部)
図8に示されるように、複数(本実施形態では2つ)の溝部114は、板面112から凹状に形成された窪みである。一例として、複数(本実施形態では2つ)の溝部114は、板面112における上流ゲート部118の下部から板面112の下流側端部までの範囲に設けられている。複数(本実施形態では2つ)の溝部114は、板面112の長手方向(X方向)と交差する方向に間隔をおいて配置されている。
本実施形態では、平面視にて、2つの溝部114は、装置奥行き方向(Z方向)で左右対称とされている。2つの溝部114は、板面112における上流ゲート部118の下部からゲート部116の上流側付近までの範囲で、一方向(B方向)とは鋭角で交差する方向に延びている。さらに、2つの溝部114は、板面112におけるゲート部116の上流側付近から板面112の下流側端部までの範囲で、一方向(B方向)に沿って延びている。
一方向(B方向)と両側の溝部114とが交差する角度は、それぞれ3°以上60°以下が好ましく、7°以上40°以下がより好ましく、10°以上30°以下がさらに好ましい。
溝部114の鉛直方向(Y方向)の深さは、ねじS2の脚部4Bの長さよりも長い。また、溝部114が延びる方向とは直交する方向における溝部114の幅は、ねじS2の脚部4Bの外径よりも大きく、頭部4A及びワッシャ4Cの外径よりも小さい。具体的には、板面112の下流側端部において、長手方向(X方向)と交差する方向(Z方向)における溝部114の幅は、ねじS2の脚部4Bの外径よりも大きく、頭部4A及びワッシャ4Cの外径よりも小さい。本実施形態では、ねじS2の脚部4Bのみが溝部114に入り込む。この状態で、ねじS2の頭部4A、ばね座金4D及びワッシャ4Cは、溝部114に入り込まず、ワッシャ4Cが板面112に接触する。これにより、溝部114は、板面112上を一方向(B方向)に進むねじS2の脚部4Bを入れてねじS2を整列させるようになっている。
(ゲート部)
図7及び図8に示されるように、ゲート部116は、その長手方向が一方向(B方向)と交差する方向(Z方向)に配置されると共に複数(本実施形態では2つ)の溝部114を横切るように配置されている。言い換えると、ゲート部116は、その下面が板面112に接するように、複数の溝部114を跨って板面112上に設けられている。ゲート部116における複数の溝部114と対応する位置には、ねじS2の頭部4A、ばね座金4D及びワッシャ4Cが通過可能な貫通部38が設けられている。これにより、ゲート部116は、脚部4Bが溝部114に入ったねじS2の頭部4A、ばね座金4D及びワッシャ4Cを通過させ、それ以外のねじS2の通過を規制する構成とされている。
ゲート部116は、平面視にて矩形状である。ゲート部116におけるねじ入口側の壁面には、金属製の板材117が接合されている。平面視にて、ゲート部116は、ねじ入口側の直線状の縁部116Aと、ねじ出口側の直線状の縁部116Bと、を備えている。ゲート部116のねじ入口側の縁部116Aは、金属製の板材117で構成されている。ゲート部116のねじ入口側の縁部116Aとねじ出口側の縁部116Bは、一方向(B方向)と交差する方向に配置されている。本実施形態では、ゲート部116のねじ入口側の縁部116Aとねじ出口側の縁部116Bは、装置奥行き方向(矢印Z方向)に沿って配置されている。
ゲート部116のねじ入口側の縁部116Aは、金属製の板材117で構成されていることで、ゲート部116のねじ入口側が樹脂で形成されている場合と比較して、ゲート部116のねじ入口側の縁部116AにねじS2が衝突することによるゲート部116の摩耗が抑制されるようになっている。
(噴射部)
図7、図8及び図11に示されるように、ゲート部116におけるねじ入口側には、移動部110の板面112の上方側に向かって気体を噴射する噴射部130が設けられている。噴射部130は、ゲート部116の長手方向中央部から一方向(B方向)の上流側に向かって気体を噴射する第1噴射口130Aを備えている。第1噴射口130Aは、ゲート部116におけるねじ入口側の縁部116Aの長手方向中央部、すなわち装置奥行き方向(Z方向)の中央部に設けられている。
ゲート部116の内部には、第1噴射口130Aに気体を供給する流路132が設けられている。流路132は、装置幅方向(X方向)、すなわち一方向(B方向)に沿って設けられている。ゲート部116の流路132の上流側には、流路132に気体を供給する供給通路134が接続されている。これにより、供給通路134から流路132に供給された気体は、第1噴射口130Aから一方向(B方向)の上流側に向かって噴射される。
移動部110における一方向(B方向)の上流側の第1噴射口130Aと対向する位置には、板面112から突出するブロック150が設けられている。ブロック150は、板面112の2つの溝部114の間に設けられている。ブロック150は、第1噴射口130Aと対向する位置に、板面112から上方側に突出する壁面である壁部150Aを備えている。板面112からの壁部150Aの上端までの高さは、板面112からの第1噴射口130Aの上端までの高さよりも高い。壁部150Aは、一方向(B方向)と交差する方向に配置されている。これにより、第1噴射口130Aから噴射された気体により飛ばされたねじS2が壁部150Aに衝突可能とされている。本実施形態では、壁部150Aは、平面状で鉛直方向(Y方向)に沿って配置されており、壁部150Aは、装置奥行き方向(Z方向)に沿って配置されている。つまり、壁部150Aである壁面は、B方向(X方向)の下流側を向いている。
一例として、第1噴射口130Aは、少なくとも下端部が板面112上に配置されたねじS2の高さよりも低い位置に設けられている。言い換えると、板面112から第1噴射口130Aの下端部までのY方向の高さは、溝部114に脚部4Bが入っていないねじS2のY方向の高さよりも低い。さらに言い換えると、板面112から第1噴射口130Aの下端部までのY方向の高さは、板面112から板面112に脚部4Bとワッシャ4Cが接触した状態のねじS2の上端(頭部4A又はワッシャ4Cの上端)までのY方向の高さよりも低い(図12参照)。また、第1噴射口130Aは、X方向から見ると、2つの溝部114の間における中央部に設けられている。これにより、溝部114に脚部4Bが入った正常な姿勢のねじS2は、第1噴射口130Aから噴射された気体により吹き飛ばされにくい。これと共に、2つの溝部114の間で板面112上に配置されたねじS2が、第1噴射口130Aから噴射された気体により吹き飛ばされ易くなる。
ブロック150における壁部150Aの反対側には、平面視にて一方向(B方向)の上流側に向かって突出するように湾曲した湾曲部150Bが設けられている。一例として、湾曲部150Bは、半円状とされている。これにより、板面112上を一方向(B方向)に移動するねじS2がブロック150の湾曲部150Bに当たったときに、ねじS2が湾曲部150Bに沿って案内させることで、2つの溝部114の側に移動するようになっている。
ゲート部116では、一例として、図示しない気体供給部により、供給通路134を介して第1噴射口130Aから気体が間欠的に噴射される。第1噴射口130Aから噴射される気体としては、例えば、空気、窒素などが用いられる。
(第2噴射口)
ゲート部116の長手方向両側に位置する一対の案内部120、122の各々には、第1噴射口130A側に向かって気体を噴射する第2噴射口136が設けられている。第2噴射口136は、一対の案内部120、122の各々からゲート部116の長手方向中央部の側に向かって突出した一対の流路管138の先端に設けられている。流路管138は、それぞれ案内部120、122の内部に延びており、案内部120、122の外壁には、流路管138に気体を供給する供給通路140が接続されている。具体的には、流路管138は、例えば、円筒形状の金属パイプである。この流路管138は、その先端部が板面112上に位置する(一対の案内部120、122における板面112側に向く面から突出する)ように、一対の案内部120、122の各々に形成された貫通穴に挿入されている。なお、供給通路134及び供給通路140は、具体的には、その長手方向に交差する方向の断面がリング形状(ドーナツ形状)である長尺な樹脂チューブである。
一対の流路管138は、ゲート部116におけるねじ入口側の縁部116Aに対して一方向(B方向)の上流側に間隔をおいて配置され、縁部116Aに沿って設けられている。本実施形態では、案内部120からZ方向に突出する一方の流路管138の先端は、案内部120と、案内部120側の一方の溝部114との中間の位置まで延びており、この位置に一方の第2噴射口136が設けられている。同様に、案内部122からZ方向に突出する他方の流路管138の先端は、案内部122と、案内部122側の他方の溝部114との中間の位置まで延びており、この位置に他方の第2噴射口136が設けられている。
図12に示されるように、移動部110の板面112からの第2噴射口136の下端までのY方向の高さは、移動部110の板面112からの第1噴射口130Aの上端までのY方向の高さよりも高い。これにより、第2噴射口136から噴射された気体は、板面112上に配置されたねじS2(板面112に脚部4Bとワッシャ4Cが接触した状態のねじS2)の頭部2Aの上部付近に当たりやすくなる。このため、ゲート部116おけるねじ入口側の縁部116A付近に、ねじS2が滞留することは、第2噴射口136からの気体の噴射により抑制される。また、板面112から、第2噴射口136の下端までのY方向の高さは、板面112から、溝部114に脚部4Bが入った正常な姿勢のねじS2の頭部4Aの上端までのY方向の高さ以上である。さらに、第2噴射口136は、案内部120と溝部114の中間に位置している。これにより、第2噴射口136から噴射された気体は、正常な姿勢のねじS2に当たり難いため、正常な姿勢のねじS2を吹き飛ばすことが抑制される。
ゲート部116では、一例として、図示しない気体供給部により、供給通路140を介して第2噴射口136から気体が間欠的に噴射される。第2噴射口136から噴射される気体としては、例えば、空気、窒素などが用いられる。
流路管138に対して一方向(B方向)の上流側には、板面112から突出する突出部154がそれぞれ設けられている。一方の突出部154は、一方の案内部120の板面112側を向く面に接触している。言い換えると、一方の突出部154は、一方の案内部120からZ方向に突出するように、板面112に設けられている。一方の案内部120からの一方の突出部154のZ方向の突出長さは、一方の案内部120からの一方の流路管138のZ方向の突出長さと同一、同等又は同様とされている。同様に、他方の突出部154は、他方の案内部122の板面112側を向く面に接触している。言い換えると、他方の突出部154は、他方の案内部122からZ方向に突出するように、板面112に設けられている。他方の案内部122からの他方の突出部154のZ方向の突出長さは、他方の案内部122からの他方の流路管138のZ方向の突出長さと同一、同等又は同様とされている。一対の突出部154の各々には、ねじS2を第2噴射口136の側に向かって案内する案内壁154Aが設けられている。一例として、案内壁154Aは、平面視にて一方向(B方向)の下流側に向かうにしたがって、案内部120、122から第2噴射口136の方向に傾斜した傾斜面である。流路管138に対して一方向(B方向)の上流側の板面112上に案内壁154Aを設けることで、ねじS2が流路管138に接触しにくくなる。つまり、一対の突出部154は、振動板18の振動によりB方向に移動するねじS2が一対の流路管138に繰り返し衝突することにより、一対の流路管138が変形(曲がる)ことを抑制できる。
(上流ゲート部)
図7及び図8に示されるように、上流ゲート部118は、一方向(B方向)と交差する方向(例えば、Z方向)に沿って配置されており、複数(本実施形態では2つ)の溝部114を横切るように配置されている。上流ゲート部118は、平面視にて矩形状である。上流ゲート部118は、複数(本実施形態では2つ)の溝部114が配置された領域の上側を囲むように開けられた開口部160を備えている。開口部160は、上流ゲート部118を一方向(B方向)に沿って貫通している。開口部160の装置奥行き方向(Z方向)の幅は、2つの溝部114の間の長さよりも大きい。さらに、板面112から開口部160の上壁までの高さは、ねじS2のワッシャ4Cの外径よりも大きい。これにより、板面112上を一方向(B方向)に移動する複数のねじS2は、ねじS2の姿勢に拘わらず開口部160を通過可能とされている。
上流ゲート部118の長手方向(Z方向)の両側には、一方向(B方向)の上流側に板面112から突出する突出部164が設けられている。一対の突出部164は、上流ゲート部118に接触するように配置されている。一対の突出部164の各々には、ねじS2を上流ゲート部118の開口部160側に向かって案内する案内壁164Aが設けられている。一例として、案内壁164Aは、平面視にて一方向(B方向)の下流側に向かうにしたがって、案内部120、122から開口部160の方向に傾斜した傾斜面である。
(下流側溝部)
図11及び図13に示されるように、移動部110の板面112には、ゲート部116に対して一方向(B方向)の下流側に、複数(本実施形態では、2つ)の溝部114に繋がる複数(本実施形態では2つ)の下流側溝部115が形成されている。ゲート部116に対して一方向(B方向)の下流側の板面112には、ゲート部116の側から上り勾配となる第1傾斜面170と、第1傾斜面170から稜線部172を介してゲート部116と反対側に向かって下り勾配となる第2傾斜面174とが設けられている。下流側溝部115は、第1傾斜面170と第2傾斜面174とに連続して設けられている。板面112の振動により、脚部4Bが下流側溝部115に入ったねじS2は、昇り勾配となる第1傾斜面170上を移動する。さらに、脚部4Bが下流側溝部115に入ったねじS2は、第1傾斜面170から稜線部172を介して下り勾配となる第2傾斜面174上を移動する。
<作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
供給装置100では、移動部110の振動板18が振動することにより、板面112上のねじS2が板面112上を一方向(B方向)に移動する。板面112の上流側端部(上流ゲート部118よりも一方向(B方向)の上流側)の板面112上に供給されたねじS2は、一方向(B方向)に移動することで、上流ゲート部118の開口部160を通過する。板面112には、一方向(B方向)とは鋭角で交差する方向に延びた複数(本実施形態では2つ)の溝部114が形成されている。このため、供給装置100は、複数の溝部が一方向に沿う方向に延びている場合と比較して、一方向に移動するねじS2が溝部114を横切る機会が多い。言い換えると、供給装置100は、複数の溝部が一方向に沿う方向に延びている場合と比較して、板面112上を一方向(B方向)に進むねじS2の脚部4Bが複数の溝部114に入りやすい。これにより、供給装置100では、複数の溝部114にねじS2の脚部4Bを入れてねじS2が複数の溝部114に整列される。
さらに、開口部160の一方向(B方向)の下流側には、開口部160と対向かつ離間する位置であって、2つの溝部114の間の位置に、ブロック150の湾曲部150Bが設けられている。このため、板面112上のねじS2は、開口部160からの一方向(B方向)への移動によりブロック150の湾曲部150Bに当たることで、湾曲部150Bの装置奥行き方向(Z方向)の両側の2つの溝部114の方向に(2つの溝部114のいずれか一方に向けて)案内される。これにより、開口部160から一方向(B方向)の下流側に移動するねじS2は、その脚部4Bが複数の溝部114に入りやすくなる。
供給装置100では、複数の溝部114に跨ってゲート部116が設けられている。ゲート部116には、複数の溝部114の各々の上方に貫通部38が設けられている。ゲート部116では、貫通部38により、脚部4Bが溝部114に入ったねじS2の頭部4A、ばね座金4D及びワッシャ4Cを通過させ、それ以外のねじS2の通過を規制する(図13参照)。すなわち、供給装置100では、脚部4Bが溝部114に入った正常な姿勢のねじS2のみがゲート部116を通過する。
このため、供給装置100では、ねじS2が移動する一方向(B方向)に沿った方向に溝部114が形成されている場合と比較して、ねじS2の供給率を向上させることができる。
また、供給装置100では、ゲート部116におけるねじ入口側には、移動部110の板面112の上方側に向かって気体を噴射する噴射部130が設けられている。噴射部130は、ゲート部116の長手方向中央部から一方向(B方向)の上流側に向かって気体を噴射する第1噴射口130Aを備えている。第1噴射口130Aから板面112の上方側、かつ一方向(B方向)の上流側に向かって気体が噴射されることで、板面112上に配置されたねじS2(ゲート部116により通過を規制されたねじS2)が一方向(B方向)の上流側に向かって吹き飛ばされる。
このため、供給装置100では、ゲート部116におけるねじ入口側で気体を噴射しない場合と比較して、ゲート部116付近でのねじS2の滞留を抑制することができる。
また、供給装置100では、ゲート部116の長手方向両側に位置する一対の案内部120、122の各々に、第1噴射口130A側に向かって気体を噴射する第2噴射口136が設けられている。これにより、第2噴射口136から第1噴射口130A側に向かって気体が噴射されることで、板面112上に配置されたねじS2(ゲート部116により通過を規制されたねじS2)が第1噴射口130A側に向かって吹き飛ばされる。
このため、供給装置100では、ゲート部116の長手方向中央部から一方向(B方向)の上流側に向かって気体を噴射する第1噴射口130Aのみを有する場合と比較して、ゲート部116付近でのねじS2(ゲート部116により通過を規制されたねじS2)の滞留を抑制することができる。なお、第1噴射口130Aと一対の第2噴射口136からの気体の噴射は、例えば、間欠的に、同時に行われる。これにより、ゲート部116により通過を規制されたねじS2は、一対の第2噴射口136からの気体の噴射により第1噴射口130A側に吹き飛ばされる。そして、第1噴射口130A付近にあるゲート部116により通過を規制されたねじS2は、第1噴射口130Aからの気体の噴射により一方向(B方向)の上流側に向かって吹き飛ばされる。
また、供給装置100では、移動部110における一方向(B方向)の上流側の第1噴射口130Aと対向する位置に、移動部110の板面112から突出する壁部150Aが設けられている。これにより、第1噴射口130Aから噴射された気体により飛ばされたねじS2は、壁部150Aに衝突可能とされている。壁部150Aに衝突したねじS2は、板面112上に落下する。そして、板面112の振動により、板面112上を一方向(B方向)に移動する。
このため、供給装置100では、ゲート部116に対して一方向(B方向)の上流側の板面112が平面の場合と比較して、板面112上におけるねじS2の流れを促進する効果が向上する。
また、供給装置100では、第2噴射口136は、ゲート部116の長手方向両側に位置する一対の案内部120、122の各々からゲート部116の長手方向中央部の側に向かって突出した一対の流路管138の先端に設けられている。これにより、供給装置100では、流路管138の先端の第2噴射口136により、板面112上に配置されたねじS2に近い位置からねじS2に気体が噴射される。つまり、供給装置100では、第2噴射口136から噴射された気体により、溝部114に脚部4Bが入った正しい姿勢(正常な姿勢)のねじS2が吹き飛ばされることが抑制され、それ以外の板面112上に配置されたねじS2が吹き飛ばされる。そして、第2噴射口136からの気体の噴射により吹き飛ばされたねじS2は、第1噴射口130Aからの気体の噴射により壁部150Aに向かって吹き飛ばされて壁部150Aに衝突することにより、溝部114の側に移動することで、溝部114にねじS2の脚部4Bが入りやすくなる。また、溝部114に脚部4Bが入らなかったねじS2は、ゲート部116の長手方向中央部付近の上流側の板面112上に溜まり、第1噴射口130Aから噴射された気体が当たり易くなる。また、第2噴射口136は、板面112上に配置されたねじS2に近い位置から気体を噴射するため、第2噴射口136から噴射され、放射状に拡散する気体が正常な姿勢のねじS2に当たり難い。また、供給装置100は、第2噴射口136から噴射する気体の強さを、溝部114に脚部4Bが入った正しい姿勢のねじS2が吹き飛ばされない強さに調整可能である。
このため、供給装置100では、第2噴射口136がゲート部116の長手方向両側部に位置する一対の案内部120、122の各々に設けられている場合(第2噴射口136が一対の案内部120、122の側壁から突出していない場合)と比較して、溝部114に脚部4Bが入った正しい姿勢のねじS2が吹き飛ばされにくい。
また、供給装置100では、移動部110の板面112からの第2噴射口136の下端までのY方向の高さは、移動部110の板面112からの第1噴射口130Aの上端までのY方向の高さよりも高い。これにより、供給装置100では、第2噴射口136から噴射された気体が正常な姿勢のねじS2を吹き飛ばすことを抑制しつつ、ねじS2の頭部4Aに当たりやすくなり、ねじS2が溝部114の方向に移動しやすい。
このため、供給装置100では、移動部110の板面112からの第1噴射口130Aの高さと第2噴射口136の高さが同等の場合と比較して、移動部110において溝部114に入らなかったねじS2の脚部4Bが溝部114に入りやすくなる。
また、供給装置100では、ねじS2を第2噴射口136の側に向かって案内する案内壁154Aが、流路管138に対して一方向(B方向)の上流側の板面112上に設けられている。これにより、板面112上にねじS2が案内壁154Aに接触することで、流路管138の先端の第2噴射口136の側に向かって案内される。また、案内壁154Aが設けられていることで、ねじS2が流路管138に引っ掛かりにくくなる。
このため、供給装置100では、流路管138に対して一方向(B方向)の上流側の板面112が平面の場合と比較して、流路管138の上流側にねじS2が滞留することが抑制される。
また、供給装置100では、移動部110の板面112には、ゲート部116に対して一方向(B方向)の下流側に、複数の溝部114に繋がる複数の下流側溝部115が形成されている。下流側溝部115は、ゲート部116の側から上り勾配となる第1傾斜面170と、第1傾斜面170から稜線部172を介してゲート部116と反対側に向かって下り勾配となる第2傾斜面174と、に連続して設けられている。第1傾斜面170の下流側溝部115に脚部4Bが入ったねじS2は、第1傾斜面170によって減速され、その後、第2傾斜面174の下流側溝部115に脚部4Bが入ったねじS2は、第2傾斜面174によって加速される。これと共に、第1傾斜面170の下流側溝部115に脚部4Bが入ったねじS2の軸方向の傾きと、第2傾斜面174の下流側溝部115に脚部4Bが入ったねじS2の軸方向の傾きとが変わることで、ねじS2同士が絡みにくくなる。
このため、供給装置100では、ゲート部116に対して一方向(B方向)の下流側の溝部115が平面に設けられている場合と比較して、下流側溝部115に整列されるねじS2同士の絡みが抑制される。
ねじS2は、頭部4Aにおける脚部4Bの側に配置されると共に頭部4Aに対して移動可能なワッシャ4Cと、頭部4Aとワッシャ4Cとの間に配置されたばね座金4Dと、備えている。一般的に、第1実施形態のねじS1同士(図4参照)と比較して、ねじS2同士が絡みやすい。
このため、供給装置100では、頭部4Aと頭部4Aに対して移動可能なワッシャ4Cとの間にばね座金4Dを備えたねじS2を供給する場合においても、ゲート部116付近にねじS2が詰まりにくい。
〔補足説明〕
上記第1~第3実施形態では、供給される部品は、ねじS1又はねじS2であったが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、部品は、頭部及び該頭部よりも小径の脚部を有するものであればよく、例えば、ピンなどでもよい。
第1及び第2実施形態では、溝部24の一方向(A方向)に対する角度は、本発明の範囲を逸脱しない範囲で変更可能である。また、溝部24の数も変更可能である。
第3実施形態では、溝部114の一方向(B方向)に対する角度は、本発明の範囲を逸脱しない範囲で変更可能である。また、溝部114の数も変更可能である。
第3実施形態において、第1噴射口130Aと第2噴射口136の板面112からの高さ、及び第1噴射口130Aと第2噴射口136の大きさは、本発明の範囲を逸脱しない範囲で変更可能である。
第3実施形態では、一対の流路管138に対して一方向(B方向)の上流側の離れた位置に案内壁154Aを有する突出部154が設けられていたが、本発明は、この構成に限定されるものではない。例えば、ブロックの内部に流路管138を貫通させる構成でもよい。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
例えば、第3実施形態において、下流側溝部は、第1傾斜面と第2傾斜面とからなる構成を説明した。しかし、第2傾斜面174は、稜線部172から水平である水平面であっても良い。つまり、ゲート部116を通過した正常な姿勢のねじS2は、第1傾斜面170によって減速されるため、正常な姿勢のねじS2同士の絡み(ワッシャ4Cの重なり等)は解消されて、一の正常な姿勢のねじS2と、他の正常な姿勢のねじS2は離間する。言い換えると、稜線部172に達した正常な姿勢のねじS2は、絡みが解消されている。このため、稜線部172から一方向(B方向)の下流側に位置する面は、水平な水平面であっても良い。この場合、下流側溝部115は、第1傾斜面170と水平面とに連続して設けられている。
S1 ねじ(部品の一例)
2A 頭部
2B 脚部
2C ワッシャ
S2 ねじ(部品の一例)
4A 頭部
4B 脚部
4C ワッシャ
4D ばね座金
10 供給装置
20 移動部
22 板面
24 溝部
24A 一の溝部
24B 他の溝部
26 ゲート部(門部の一例)
26A 縁部(部品入口側の縁部の一例)
30、32 案内部
38 貫通部
70 供給装置
72 板面
74 溝部
74A 一の溝部
74B 他の溝部
76 ゲート部(門部の一例)
76A 縁部(部品入口側の縁部の一例)
80、82 案内部
100 供給装置
110 移動部
112 板面
114 溝部
115 下流側溝部
116 ゲート部(門部の一例)
120、122 案内部
130 噴射部
130A 第1噴射口
136 第2噴射口
138 流路管
150A 壁部
154A 案内壁
170 第1傾斜面
172 稜線部
174 第2傾斜面
IP1 第1交点
IP2 第2交点
IP3 第1交点
IP4 第2交点
L1 仮想線
L2 仮想線

Claims (12)

  1. 頭部及び該頭部よりも小径の脚部を有する部品を、板面上で一方向に移動させる移動部と、
    該一方向とは鋭角で交差する方向に延びて該板面に形成され、該板面上を該一方向に進む部品の脚部を入れて部品を整列させる複数の溝部と、
    複数の該溝部に跨って設けられ、脚部が該溝部に入った部品の頭部を通過させ、それ以外の部品の通過を規制する門部と、
    を有する供給装置。
  2. 平面視にて、前記溝部が延びる方向との直交方向に沿う仮想線が、一の溝部と交差する交点を第1交点、前記第1交点よりも前記一方向の下流側で他の溝部と交差する交点を第2交点としたときに、前記門部における部品入口側の直線状の縁部は、前記一の溝部と前記第1交点よりも前記一方向の下流側で交差し、かつ前記他の溝部と前記第2交点よりも前記一方向の上流側で交差するように傾斜している請求項1に記載の供給装置。
  3. 前記移動部における前記一方向と交差する方向の両側に、前記移動部の板面から突出すると共に前記溝部が延びる方向に沿って前記部品を案内する一対の案内部を備え、
    平面視にて前記第1交点側の一方の前記案内部と前記一の溝部との距離は、前記第2交点側の他方の前記案内部と前記他の溝部との距離よりも大きい請求項2に記載の供給装置。
  4. 前記部品として、前記頭部における前記脚部の側に前記頭部と一体にワッシャが設けられている部品を供給する請求項2又は請求項3に記載の供給装置。
  5. 前記門部における部品入口側には、前記移動部の板面の上方側に向かって気体を噴射する噴射部が設けられている請求項1に記載の供給装置。
  6. 前記噴射部は、前記門部の長手方向中央部から前記一方向の上流側に向かって気体を噴射する第1噴射口であり、
    さらに、前記門部の長手方向両側に位置すると共に前記移動部の板面から突出し前記部品を案内する一対の案内部の各々に設けられ、前記第1噴射口側に向かって気体を噴射する第2噴射口を有する請求項5に記載の供給装置。
  7. 前記移動部における前記一方向の上流側の前記第1噴射口と対向する位置に、前記移動部の前記板面から突出し、かつ前記第1噴射口から噴射された気体により飛ばされた前記部品が衝突可能な壁部が設けられている請求項6に記載の供給装置。
  8. 前記第2噴射口は、前記門部の長手方向両側に位置する前記一対の案内部の各々から前記門部の長手方向中央部の側に向かって突出した一対の流路管の先端に設けられている請求項6又は請求項7に記載の供給装置。
  9. 前記移動部の板面からの前記第2噴射口の高さは、前記移動部の板面からの前記第1噴射口の高さよりも高い請求項8に記載の供給装置。
  10. 前記部品を前記第2噴射口の側に向かって案内する案内壁が、前記流路管に対して前記一方向の上流側の板面上に設けられている請求項8又は請求項9に記載の供給装置。
  11. 前記移動部の板面には、前記門部に対して前記一方向の下流側に、複数の前記溝部に繋がる複数の下流側溝部が形成され、
    前記下流側溝部は、
    前記門部の側から上り勾配となる第1傾斜面と、
    前記第1傾斜面から稜線部を介して前記門部と反対側に向かって下り勾配となる第2傾斜面、又は前記第1傾斜面から稜線部を介して水平となる水平面と、
    に連続して設けられている請求項5から請求項10までのいずれか1項に記載の供給装置。
  12. 前記部品として、前記頭部における前記脚部の側に配置されると共に前記頭部に対して移動可能なワッシャと、前記頭部と前記ワッシャとの間に配置されたばね座金と、備える部品を供給する請求項5から請求項11までのいずれか1項に記載の供給装置。
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