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JP7732772B2 - 端子付き電線、ワイヤハーネス - Google Patents
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JP7732772B2 - 端子付き電線、ワイヤハーネス - Google Patents

端子付き電線、ワイヤハーネス

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JP7732772B2 JP2021088914A JP2021088914A JP7732772B2 JP 7732772 B2 JP7732772 B2 JP 7732772B2 JP 2021088914 A JP2021088914 A JP 2021088914A JP 2021088914 A JP2021088914 A JP 2021088914A JP 7732772 B2 JP7732772 B2 JP 7732772B2
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Description

本発明は、例えば自動車等に用いられる端子付き電線等に関するものである。
通常、自動車用ワイヤハーネスは、被覆導線の導体に圧着端子が接続された後に束ねられて、自動車等の信号線などとして配索される。一般的な被覆導線と圧着端子は、被覆導線の先端部の被覆が除去され、露出させた導体と導線圧着部とが圧着され、被覆部が被覆圧着部で圧着されて接続される。自動車用ワイヤハーネスはこの導線圧着部の接続強度と被覆圧着部の接続強度の合算で、圧着端子と被覆導線の接続強度の要求を満足させている。
ここで、使用される電線が細くなると、電線を構成する導体だけでは強度を保つのが難しいため、抗張力体入りの電線が検討されている。例えば、引張強度が30N程度である導体からなる電線を使用する場合において、自動車用電線で要求される80Nを超える引張強度を確保する為に、抗張力体入りの電線として、金属製や非金属製の抗張力体の外周に導線が螺旋状に巻かれているものが提案されている。このような電線は、導体を段剥きし、抗張力体を露出させてスリーブに挿入し、抗張力体を鋼製クランプで圧着し、さらに接着剤等の硬化性樹脂により一体化するとともに、導体部分をアルミニウム等のクランプで圧着する方法がある(特許文献1、2)。
実開昭61-046827号公報 特開平8-237839号公報
近年、特に、自動車分野においては、CASE等の対応により、ECUやセンサ類等が増加し、これに伴い使用する電線本数の増加が著しい。このような中、ワイヤハーネスの線径増大が課題となる。このため、自動車用電線のさらなる細径電線が求められている。例えば、従来の一般的な0.35sq(sq:mmの意味)以下の細径の電線が求められている。
ここで、導線圧着部では、電線と端子の接続強度と、導体と端子の電気的な接続抵抗の両方の要求を満足する必要がある。このように、電線との接続強度と、導体との電気的な接続抵抗の両方に対して、要求仕様を満足するためには、導線圧着部の圧縮率を適切に設定する必要がある。しかし、電線径が細くなると、同じ圧縮率では、両者を満足することが困難となる。
例えば、太径の被覆導線を用いて従来の技術で圧着端子と接続を行う場合には、接続強度と接続抵抗が両立するような圧縮率で導線圧着部での圧着を行うことができるが、電線の径が細くなると、接続強度も電気抵抗も適切な圧着条件範囲が狭くなる。これは、接続強度を確保しようとすると導体が破断して接続抵抗が高くなり、接続抵抗を重視すると、接続強度を得ることができず、電線の抜けの要因となるためである。このように、電線径が細くなればなるほど、接続強度と電気抵抗の両立は難しくなる。
また、従来の抗張力体入り電線の接続の際には、段剥き作業や、抗張力体の圧着と導線の圧着のそれぞれの圧着工程が必要となる。このため、部品点数も多く、作業工数も増えて、高コストとなる。特に電線の径が細くなると、段剥き自体が困難になる。このように、従来の方法では、製造工程が複雑となるため、加工コストが増加するという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、圧着作業性が良好であり、接続強度と接続抵抗を両立することが可能な端子付き電線等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、被覆導線と端子とが電気的に接続される端子付き電線であって、前記端子は、前記被覆導線の先端の被覆部から露出する導線が圧着される導線圧着部と、前記被覆導線の前記被覆部が圧着される被覆圧着部と、を具備し、前記導線圧着部の後端側には、前記導線との導通を得るための導通部が設けられ、前記導線圧着部の先端側には、前記導通部と比べて相対的に前記導線の保持力が強い電線保持部が設けられ、前記被覆導線は、前記被覆導線は、複数の前記導線と、抗張力体とを有し、前記電線保持部では、少なくとも一部が破断している前記導線と前記抗張力体の両方が保持されており、前記導通部では、前記導線は破断しておらず、前記導通部における前記導線の電気抵抗が前記電線保持部における前記導線の電気抵抗よりも低い、ことを特徴とする端子付き電線である。
前記導線圧着部の内面に凹凸が設けられてもよい。
前記抗張力体は繊維を含み、破断した前記導線の隙間に前記抗張力体の繊維の一部が入り込むようにしてもよい。
前記電線保持部における前記導線の引張強度は、前記導通部における前記導線の引張強度よりも強いことが望ましい。
前記被覆導線の長手方向に垂直な断面において、前記抗張力体が前記被覆導線の略中心に位置し、前記導線が前記抗張力体の外周部に配置されていてもよい。
前記抗張力体の外周部に、前記導線が、前記被覆導線の長手方向に撚られていてもよい。
前記導線の断面積が0.05mm 以下であり、かつ、前記電線保持部における前記導線の引張強度が50N以上であってもよい。
第1の発明によれば、導線圧着部を、接続強度を高くするために導線を保持する電線保持部と、接続抵抗を低くするために導線との導通を確保する導通部の二つの機能部に分けることで、接続強度と接続抵抗の両者を満足することができる。この際、従来と同様の手法で導線圧着部を圧着することができるため作業が容易である。
また、被覆導線が、少なくとも1本の導線と抗張力体とを有することで、抗張力体によって導線の引張強度を確保することができる。この際、電線保持部で、導線と抗張力体の両方が保持されているので、高い接続強度を確保することができる。また、従来のように、抗張力体と導線を別々のクランプで接続する必要がないため、部品点数も少なくて済み、接続作業も容易である。
また、電線保持部において、破断した導線の隙間に抗張力体の一部等が入り込むことで、導線の引き抜き抵抗を高めて、接続強度を確保することができる。一方、導線と圧着端子とは導通部で導通が確保される。
また、この場合において、電線保持部における導線の引張強度が、導通部における導線の引張強度よりも強くすることで、端子と被覆導線との接続強度を確保することができる。
また、被覆導線の長手方向に垂直な断面において、中心の抗張力体の外周部に導線が配置されていれば、確実に導線を圧着することができる。この際、抗張力体の外周部に、導線が長手方向に撚られていてもよい。
前記導線の断面積が0.35mm 以下であることが望ましく、さらに前記導線の断面積が0.3mm 以下であることが望ましい。
また、導線の断面積が0.05mm 以下の細径の被覆導線を用いて、50N以上の導線の引張強度を得るような場合には、本発明は特に有効である。
第2の発明は、第1の発明にかかる端子付き電線を含む、複数の端子付き電線が一体化されたことを特徴とするワイヤハーネスである。
第2の発明によれば、細径の電線が複数束ねられたワイヤハーネスを得ることができる。
本発明によれば、圧着作業性が良好であり、接続強度と接続抵抗を両立することが可能な端子付き電線等を提供することができる。
端子付き電線10を示す斜視図。 端子付き電線10を示す断面図。 (a)から(c)は、電線保持部7aにおける断面図。 (a)から(c)は、電線保持部7aにおける断面図。 圧着前の端子1と被覆導線11を示す図。 (a)は、導線13の先端部を示す図、(b)は、端末処理前の導線13の先端部を示す図、(c)、(d)は、端末処理部19の形態を示す図。 (a)、(b)は、他の端末処理部19の形態を示す図。 (a)、(b)は圧着部5の圧着工程を示す図。 圧着前の端子1aと被覆導線11を示す図。 圧着前の端子1bと被覆導線11を示す図。 圧着前の端子1cと被覆導線11を示す図。 圧着前の端子1dと被覆導線11を示す図。 圧着前の端子1eと被覆導線11を示す図。 圧着前の端子1fと被覆導線11を示す図。 端子付き電線10aを示す平面図。 (a)、(b)は、他の被覆導線11の断面を示す図。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、端子付き電線10を示す斜視図であり、図2は、端子付き電線10の断面図である。端子付き電線10は、端子1と被覆導線11とが電気的に接続されて構成される。
被覆導線11は、例えば、銅、銅合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金製である導線13と、導線13を被覆する被覆部15からなる。すなわち、被覆導線11は、被覆部15と、その先端から露出する導線13とを具備する。
端子1は、例えば銅、銅合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金製である。端子1には被覆導線11が接続される。端子1は、端子本体3と圧着部5とがトランジション部4を介して連結されて構成される。
端子本体3は、所定の形状の板状素材を、断面が矩形の筒体に形成したものである。端子本体3は、内部に、板状素材を矩形の筒体内に折り込んで形成される弾性接触片を有する。端子本体3は、前端部から雄型端子などが挿入されて接続される。なお、以下の説明では、端子本体3が、雄型端子等の挿入タブ(図示省略)の挿入を許容する雌型端子である例を示すが、本発明において、この端子本体3の細部の形状は特に限定されない。例えば、雌型の端子本体3に代えて雄型端子の挿入タブを設けてもよいし、丸型端子のようなボルト締結部を設けても良い。
端子1の圧着部5は、被覆導線11と圧着される部位であり、被覆導線11の先端側に被覆部15から露出する導線13を圧着する導線圧着部7と、被覆導線11の被覆部15を圧着する被覆圧着部9とを有する。すなわち、被覆部15が剥離されて露出する導線13が、導線圧着部7により圧着され、導線13と端子1とが電気的に接続される。また、被覆導線11の被覆部15は、端子1の被覆圧着部9によって圧着される。なお、本実施形態では、導線圧着部7と被覆圧着部9は、一体で、周方向に閉じた管状(略円筒状)に構成される。
なお、導線圧着部7の内面の一部には、幅方向(長手方向に垂直な方向)に、図示を省略したセレーションが設けられてもよい。このようにセレーションを形成することで、導線13を圧着した際に、導線13の表面の酸化膜を破壊しやすく、また、導線13との接触面積を増加させることができる。
導線圧着部7の先端側(端子本体3側)には、導線13の保持力が相対的に強い電線保持部7aが設けられる。また、導線圧着部7の後端側(被覆圧着部9側)には導線13との導通を得るための導通部7bが形成される。すなわち、導線圧着部7は、電線保持部7aと導通部7bとを有する。
電線保持部7aにおける導線13の引張強度(接続強度)は、導通部7bにおける導線13の引張強度(接続強度)よりも強い。例えば、電線保持部7aにおける圧縮率(圧縮後の導線13の断面積/圧縮前の導線13の断面積)は、導通部7bにおける圧縮率よりも小さい。すなわち、電線保持部7aにおける圧縮量は、導通部7bにおける圧縮量よりも大きく、電線保持部7aは、強圧着される。
このように、電線保持部7aは強圧着されるため、導線13の少なくとも一部が破断していてもよい。導線13の一部が破断することで、電気抵抗は増大するが、破断した導線13の隙間に後述する抗張力体の繊維の一部等が入り込むことで、導線13の引き抜き抵抗を高めて、接続強度を確保することができる。一方、導通部7bにおいては、電気抵抗を低く保つため、導線13は破断していない。
なお、被覆圧着部9における圧縮率(圧縮後の被覆部15における断面積/圧縮前の被覆部15における断面積)は、導通部7bにおける圧縮率よりも小さくてもよい。すなわち、被覆圧着部9における圧縮量は、導通部7bにおける圧縮量よりも大きくてもよい。なお、この場合でも、被覆部15の厚みによって、被覆圧着部9の外径は、導通部7bの外径よりも大きい。
図3(a)は、電線保持部7aにおける断面を示す図である。図3(a)に示す例では、導線13が7本の素線からなる。電線保持部7aでは、導線13が略円形に圧縮されて圧着される。なお、電線保持部7aの圧着後の形態は、必ずしも略円形でなくてもよいが、導通部7bの圧着後の断面形状は略円形であることが望ましい。
なお、導線13の素線数は特に限定されない。例えば、図3(b)に示すように、素線は16本であってもよい。なお、素線同士は互いに撚り合わせられていることが望ましい。
また、被覆導線11は、少なくとも1本の導線13と、抗張力体とが被覆部15で被覆されていてもよい。抗張力体は、引張加重に対して張力を受ける部材である。例えば、図3(c)に示すように、被覆導線11の長手方向に垂直な断面において、少なくとも1本の抗張力体17が被覆導線11の略中心に位置し、複数の導線13が抗張力体17の外周部に配置されていてもよい。この際、抗張力体17の外周に配置されるそれぞれの導線13(素線)が、同一断面積の同一形状の導線13(素線)であってもよい。さらに、抗張力体17の外周部に、導線13が、被覆導線11の長手方向に螺旋状に撚られていてもよい。この場合には、電線保持部7a及び導通部7bでは、導線13と抗張力体17の両方が圧着されて保持される。
なお、抗張力体17の配置は、図3(c)に示す例には限られない。例えば、図4(a)に示すように、導線13と抗張力体17とを撚り合わせるように配置してもよい。また、図4(b)に示すように、抗張力体17を導体で被覆した導線13を複数本撚り合わせてもよい。また、図4(c)に示すように、中央の抗張力体17の外周に被覆するように導体を配置してもよい。すなわち、抗張力体入りの被覆導線11の場合には、少なくとも1本の導線と少なくとも1本の抗張力体を有すれば、その断面形態は特に限定されない。なお、抗張力体17は、1本(一体)の抗張力線であってもよく、複数の素線からなってもよい。例えば、図4(a)、図4(b)において、複数に分割されて配置される各抗張力体17も、それぞれ、複数の素線からなってもよい。
ここで、導線13の断面積(素線の断面積の総計)は、0.35sq以下であることが望ましく、この場合には、端子1は、断面積が0.35sq以下の導線13を圧着可能であることが望ましい。さらには、導線13の断面積(素線の断面積の総計)は、0.3sq以下であることが望ましく、この場合には、端子1は、断面積が0.3sq以下の導線13を圧着可能であることが望ましい。また、例えば導線13が抗張力体17とともに用いられる場合には、導線13の断面積は0.05sq以下であってもよい。導線13の断面積が小さいほど、本実施形態の効果が大きい。
なお、抗張力体17は、鋼線などの金属線であってもよく、樹脂や繊維強化樹脂であってもよい。また、前述したように、抗張力体17としては、単線であってもよく、アラミド繊維などの複数の繊維を束ねたものであってもよい。このような抗張力体17を用いることで、例えば、導線13の断面積は0.05sq以下であっても、電線保持部7aにおける導線の引張強度として、50N以上を確保することができる。
次に、端子付き電線10の製造方法について説明する。図5は、圧着前の端子1と被覆導線11を示す斜視図である。前述したように、端子1は、端子本体3と圧着部5とを有する。圧着部5は、導線圧着部7と被覆圧着部9とが一体で略円筒状に構成される。圧着部5は、例えば、板部材を丸めて端部同士を突き合わせて、長手方向に溶接によって接合してもよく、管状部材を展開して端子1を形成してもよい。なお、導線圧着部7と被覆圧着部9は、同一径であってもよいが、図示したように、導線圧着部7においては、内径は略一定とし、被覆圧着部9の内径を導線圧着部7の内径よりも大きくしてもよい。
まず、前述したように、被覆導線11の先端部の被覆部15を剥離して、先端部の導線13を露出する。次に、図6(a)に示すように、端子1の圧着部5へ挿入する前に、導線13の先端部に端末処理部19を形成してもよい。端末処理部19は、導線13の各素線がばらけないように一体化する処理部である。
図6(b)は、端末処理前における導線13の先端部の形態を示す図である。本実施形態では、被覆導線11の先端から見た際に、抗張力体17が略中央に配置され、その外周に導線13が配置される。導線13は複数の素線からなる。なお、本実施形態では、中央に抗張力体17を有する場合について説明するが他の被覆導線でも同様である。
このような場合において、図6(c)に示すように、導線13の少なくとも先端部を、外周側から圧縮することで、端末処理部19を形成することができる。このように、導線13の先端部が外周側から圧縮されることで、素線がばらけることが抑制され、管状の圧着部5への挿入が容易である。
また、図6(d)に示すように、導線13の少なくとも先端部に、一括してめき処理を施して、めっき層21によって端末処理部19を形成してもよい。このように、導線13の先端部に外周から一括してめっき処理が施されていることで、素線がばらけることが抑制され、管状の圧着部5への挿入が容易である。
なお、導線13の外周から一括してめっき処理を施す際に、めっき方法によっては高温になる場合がある。このようなめっき方法によって、導線13を撚った後に一括めっきを行うと、抗張力体17が熱により劣化して、引張強度が低下する恐れがある。
このような場合には、図7(a)に示すように、それぞれの導体ごとにめっき層21を形成してから抗張力体17の外周に撚り合わせてもよい。また、図7(b)に示すように、それぞれの導体ごとにめっき層21を形成し、さらに、複数の導体の先端部に外周から一括してめっき処理を施してもよい。この場合、導体ごとのめっきと、一括めっきの種類を変えてもよい。一括めっきを行うことで、導体のばらけを抑制することが可能であるが、導体を束ねて一括してめっき処理を行うと、導体の形状等の影響によって、部分的にめっきの厚い部分や薄い部分が生じてしまう恐れがある。これに対し、事前に導体ごとに下地めっき処置を行うことで、この影響を小さくして、略均一な一括めっきが可能となる。
なお、端末処理部19は、圧縮やめっきによる方法には限られず、例えば、導線13の先端を半田処理や溶接処理によって素線のばらけを抑制してもよい。また、外周からの圧縮と一括めっきなどの複数の端末処理を併用してもよい。
次に、このように先端部を処理した被覆導線11を、端子1の管状の圧着部5の後端部側から挿入する。被覆導線11の先端部を圧着部5へ挿入すると、導線圧着部7の内部には導線13の露出部が位置し、被覆圧着部9の内部には被覆部15が位置する。この際、導線13の先端が導線圧着部7の先端からはみ出してもよい。
図8(a)は、端子付き電線10を製造するための端子圧着刃型の圧着前における上刃型31a、下刃型31b等を示す断面図、図8(b)は、圧着中の圧着部5を示す断面図である。上刃型31a、下刃型31bは、長手方向に延びる略半円柱状の空洞を有する。また、上刃型31aは、被覆圧着部9に対応するとともに被覆圧着部9の半径よりも僅かに小さい径の被覆圧着刃型34と、導線圧着部7に対応するとともに被覆圧着刃型34よりも径の小さい導線圧着刃型32a、32bとを備える。すなわち、上刃型31a、下刃型31bは、導線圧着部7と被覆圧着部9に対応するいずれの部位も、端子1を圧着した際に、略円形断面となるように形成される。
なお、導線圧着刃型32aは、電線保持部7aに対応する刃型であり、導線圧着刃型32bは、導通部7bに対応する刃型である。すなわち、導線圧着刃型32aの径は、導線圧着刃型32bの径よりも小さく、電線保持部7aに対応する部位の上刃型31aと下刃型31bの間隔が、導通部7bに対応する部位の上刃型31aと下刃型31bの間隔よりも狭い。
なお、導通部7bは、被覆導線11と端子1との導通性を確保するため、電線保持部7aと比較して相対的に長さが長くてもよい。一方、電線保持部7aは、長さが短くても、確実に導線13もしくは抗張力体17と端子1とが適切な圧力で密着していれば、両者の強度は十分高くなるため、電線保持部7aは、導通部7bと比較して相対的に長さが短くてもよい。
図8(b)に示すように、上刃型31aと下刃型31bを噛み合わせて、圧着部5を圧縮すると、導線圧着部7が導線13に圧着され、被覆圧着部9は、被覆部15に圧着される。この際、電線保持部7aが最も径が小さくなり、次いで導通部7bの径が小さく、被覆圧着部9の径が最も大きくなる。以上により、端子付き電線10を得ることができる。さらに、得られた端子付き電線10を含む、複数の端子付き電線が一体化されたワイヤハーネスを得ることができる。
なお、前述したように、電線保持部7aの圧縮率は、導通部7bの圧縮率よりも小さく、被覆圧着部9の圧縮率は、導通部7bの圧縮率よりも小さい。ここで、圧着工程前の被覆部15における断面積(被覆圧着部9の外周面に対する内側の全断面積)をA0とし、上刃型31aと下刃型31bによって圧縮された後の被覆圧着部9の内部の断面積をA2とすると、被覆圧着部9の圧縮率=A2/A0(%)である。
同様に、圧着工程前の導線13における断面積(抗張力体が含まれる場合には、抗張力体を含む導線13の全断面積)をA1とし、上刃型31aと下刃型31bによって圧縮された後の導通部7b及び電線保持部7aの内部の断面積(抗張力体が含まれる場合には、抗張力体を含む導線13の全断面積)をそれぞれA3、A4とすると、電線保持部7aの圧縮率=A4/A1(%)であり、導通部7bの圧縮率=A3/A1(%)である。
なお、抗張力体17は、導線13と比較して強度が高く変形しにくいため、圧縮時には、抗張力体17の断面積は大きく低下せず、主に導線13の変形(断面積減少)が進行する。
ここで、抗張力体17が、複数の素線で形成される場合には、各素線が導線13を構成する導体と比較して細かく、抗張力体素線と、抗張力体素線同士の間の隙間を明確に区別することが困難である。このため、圧着前における抗張力体17の断面積としては、導線13で囲まれた抗張力体の領域の面積とする。この場合、圧縮初期には、抗張力体素線の隙間が減少するように抗張力体が変形しながら導線13の変形が進行し、圧縮後期では、抗張力体の断面積の減少はほとんど生じず、導線13の断面減少が主に進行する。このため、圧着後における導線13の圧縮率は、抗張力体17が配置される領域の見かけの圧縮率以下である。なお、圧縮後の導線13と抗張力体17の面積比率は、電線全体の圧縮率により変化する。
また、圧縮時における抗張力体素線の移動によって、抗張力体17の外形が凹凸形状となることで、導線13と抗張力体17の接触面積が増え、摩擦力が大きくなる。このため、引張に対して導線13から抗張力体17へ力が伝わりやすくなり、導線13に引張力が付与された際の強度の上昇が見込める。
なお、抗張力体17は、導線13と比較して変形量が少ないため、断面積の減少による破断は生じにくい。特に、導線圧着部7が管状であるため、導線13が全周から圧縮され、抗張力体17と導線圧着部7との間に導線13が配置され、抗張力体17と導線圧着部7が接触しないため、抗張力体17が損傷することもない。
なお、圧縮時に、抗張力体17を構成する素線の一部が、導線13間に入り込み、抗張力体17の一部が導線圧着部7と接触する場合がある。前述したように、抗張力体17と導線圧着部7は接触しないことが望ましいが、抗張力体17の一部が導線圧着部7とわずかに接触してもよい。例えば、任意の断面において、抗張力体17の総外周長の内、導線圧着部7と接触している抗張力体17の周長が30%以下であれば、抗張力体17の損傷抑制効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、導線圧着部7が、電線保持部7aと導通部7bとを有するため、接続強度を確保するのに適した圧縮率で電線保持部7aを圧着し、導通を確保するのに適した圧縮率で導通部7bを圧着することができる。すなわち、電線保持部7aと導通部7bのそれぞれの圧縮率(圧縮量)を異なるようにすることができるため、各部を目的に適した圧縮率で圧着を行うことができる。
より詳細には、導線圧着部7の先端部側(端子本体3側)を電線保持部7aとすることで、より強い圧着を行い、高い接続強度を確保することができる。この際、導線13の一部が破断してもよい。一方、導通部7bは、導線圧着部7の後端部側(被覆部15側)に配置されるため、仮に電線保持部7aにおいて、導線13の一部が破断しても、被覆導線11と端子1との導通を確保することができる。
また、通常の端子付き電線の圧着と同様の作業で圧着作業を行うことができるため、作業が容易である。特に、抗張力体17を含む被覆導線11にも適用可能であり、この場合、細径の被覆導線11であっても、高い接続強度を確保することができる。例えば、導線13の断面積が0.05sq以下であっても、電線保持部7aにおける導線13の引張強度を50N以上とすることができる。
この際、抗張力体17と導線13の両方が一括して電線保持部7aで圧着されるため、抗張力体17と導線13とを別々に圧着する必要がなく、圧着作業も容易である。なお、抗張力体17を含む被覆導線11の場合において、断面の略中央に抗張力体17を配置し、外周に導線13を配置することで、圧着時に端子1と導線13とを確実に圧着し、端子1と導線13とを接触させることができる。
また、導線圧着部7が略円筒状であるため、導線13の全周360°から確実に圧着することができる。このため、圧着時に、導線13へ局所的な応力(変形)が生じることを抑制することができる。
ここで、抗張力体17の周囲に導線13が配置された被覆導線11の導線圧着部7においては、圧着された際に、導線圧着部7の内部には径方向に圧縮応力が作用する。この圧縮応力が小さい場合には、導線13と抗張力体17との接触面における摩擦力が、端子1と導線13との接触面における摩擦力よりも小さくなる。このために、端子付き電線10に引張荷重を与えた場合に、導線13に荷重が集中し、導線13が破断しやすくなる。
一方、導線13と抗張力体17との接触面においては滑りが生じ、抗張力体17に圧縮応力が作用せず、抗張力体17は切断することなく抜ける現象が生じ、抗張力体17による引張強度が十分に発現しないおそれがある。上記のような現象を防ぎ、圧着により十分な圧縮応力を得るために、導線13と抗張力体17との間の摩擦力を増大させても良い。例えば、導線圧着部7の内面に凹凸を設けることで、部分的に抗張力体17への圧縮応力を高め、引き抜けを防止することができる。
さらには、導線圧着部7にロウ付け部分がある場合には、硬度の低いロウ付け部は、導線13への圧縮応力が小さくなるため、抗張力体17が引き抜け易くなる。このため、ロウ付け部を除去するか、あるいは、ロウ付け部分がなく、導線圧着部7に形成される接合部の硬さを、導線圧着部7における材料の硬さと同等とすることが望ましい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図9は、第2の実施形態にかかる端子1aの圧着前の斜視図である。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同様の機能を奏する構成については、図1~図8と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
端子1aは、端子1と略同様の構成であるが、圧着部5の形態が異なる。端子1aは、導線圧着部7と被覆圧着部9との間にスリットが形成される。すなわち、導線圧着部7と被覆圧着部9とが分離して形成される。
端子1aも端子1と同様に圧着することができる。この場合には、被覆部15の端部が、導線圧着部7と被覆圧着部9の間のスリット部に位置するように圧着すればよい。このように、導線圧着部7において、電線保持部7aと導通部7bを形成するように圧着することで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図10は、第3の実施形態にかかる端子1bの圧着前の斜視図である。端子1bは、端子1aと略同様の構成であるが、圧着部5の形態が異なる。端子1bは、圧着前において、導線圧着部7の先端側には電線保持部7aが設けられ、導線圧着部7の後端側には導線との導通を得るための導通部7bが形成され、電線保持部7aと導通部7bとがスリットを介して分割されている。この場合には、電線保持部7aと導通部7bとが異なる径であってもよい。
端子1bも端子1等と同様に圧着することができる。このように、導線圧着部7において、電線保持部7aと導通部7bを形成して圧着することで、第1の実施形態等と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。図11は、第4の実施形態にかかる端子1cの圧着前の斜視図である。端子1cは、端子1aと略同様の構成であるが、圧着部5の形態が異なる。端子1cは、被覆圧着部9が、オープンバレル型である。すなわち、導線圧着部7は管状であり、被覆圧着部9はオープンバレル型であり、両者の形態が異なる。このように、被覆圧着部9は管状ではなくオープンバレル型であってもよい。
端子1cも端子1等と同様に圧着することができる。すなわち、導線圧着部7において、電線保持部7aと導通部7bを形成して圧着することで、第1の実施形態等と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。図12は、第5の実施形態にかかる端子1dの圧着前の斜視図である。端子1dは、端子1cと略同様の構成であるが、圧着部5の形態が異なる。端子1dは、管状の導線圧着部7において、電線保持部7aと導通部7bとの間にスリットが形成される。すなわち、圧着前において電線保持部7aと導通部7bとが分離して形成される。この場合には、電線保持部7aと導通部7bとが異なる径であってもよい。
端子1dも端子1等と同様に圧着することができる。このように、導線圧着部7において、電線保持部7aと導通部7bを形成して圧着することで、第1の実施形態等と同様の効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。図13は、第6の実施形態にかかる端子1eの圧着前の斜視図である。端子1eは、端子1dと略同様の構成であるが、圧着部5の形態が異なる。端子1eは、導線圧着部7も被覆圧着部9もオープンバレル型である点で異なる。このように、導線圧着部7は管状ではなくオープンバレル型であってもよい。
端子1eも端子1等と同様に圧着することができる。なお、導線圧着部7において、電線保持部7aと導通部7bとの間にスリットが形成されているが、圧着前において、導線圧着部7は一体で構成されてもよい。このように、導線圧着部7において、電線保持部7aと導通部7bを形成して圧着することで、第1の実施形態等と同様の効果を得ることができる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態について説明する。図14は、第7の実施形態にかかる端子1fの圧着前の斜視図である。端子1fは、端子1d等と略同様の構成であるが、圧着部5の形態が異なる。端子1fは、導線圧着部7の電線保持部7aが管状であるが、導線圧着部7の導通部7bと被覆圧着部9がオープンバレル型である点で異なる。このように、導線圧着部7の少なくとも一部が、周方向に閉じた管状であればよい。
端子1fも端子1等と同様に圧着することができる。図15は、端子1fと被覆導線11とを圧着した端子付き電線10aを示す平面図である。端子1fは、管状の電線保持部7aとオープンバレル型の導通部7b及び被覆圧着部9がそれぞれ被覆導線11の各部と圧着される。この際、前述したように、電線保持部7aの圧縮率は、導通部7bの圧縮率よりも小さくなる。
ここで、オープンバレル型の導通部7bと被覆圧着部9では、対向する少なくとも一対のバレル片が折り込まれて、導線13及び被覆部15のそれぞれが圧着される。この際、本実施形態では、互いに対向するバレル片同士が、圧着部の軸方向に対して互いにずれて千鳥状に配置される。
このように、千鳥状にずれて配置されたバレル片を有するオープンバレル型の圧着部は、一般的に、圧着対象を傷つけることなく、確実にバレル片と圧着対象とを密着させて圧着することが可能であるが、高い接続強度が得られにくいという特徴を有する。このため、本実施形態では、電線保持部7aを管状として強圧着することで、高い接続強度を確保するとともに、導通部7bを千鳥状のオープンバレル型とすることで、内部の導線13を傷めることなく、確実に導線13との導通を確保することができる。
なお、導通部7bと被覆圧着部9の少なくとも一方のバレル片の配置を、千鳥配置とするのではなく、互いに対向する位置に配置し、バレル片同士がラップするように圧着してもよい。この場合、対向するバレル片の先端同士が突き合わせられるのではなく、対向するバレル片同士が重ね合わせられ、一方のバレル片が他方のバレル片を包み込むように圧着される。このように、オープンバレル型の圧着形式は、特に限定されない。
このように、導線圧着部7において、電線保持部7aと導通部7bを形成して圧着することで、第1の実施形態等と同様の効果を得ることができる。
図1に示した形態の端子付き電線を作成し、圧縮率を変化させて、圧着部の電気特性(電気抵抗)と機械的特性(接続強度)を評価した。電気特性としては、端子と被覆導線との電気抵抗値を測定して評価した。機械的特性としては、端子から被覆導線を引っ張り、被覆導線が引き抜かれる際の荷重によって引張強度を測定した。なお、被覆導線としては、断面が図3(c)に示すように、抗張力体を中央に有し、抗張力体の外周に、断面円形で断面積が同じ複数の軟銅製の導線が、抗張力体および隣り合う導線と接するように配置されて撚り合わせられたものを用いた。なお、導線の断面積と抗張力体の断面積の合計は、0.05sq、0.08sq、0.13sq、0.3sq、0.35sqとした。なお、抗張力体の外周に撚り合わされる導線の本数は、導線の断面積と抗張力体の断面積の合計が0.05sqの場合は12本、0.08sq、0.13sq、0.3sq、0.35sqの場合はそれぞれ8本とした。
それぞれのサイズの導線に対して、電線保持部の圧縮率を59.6%とし、導通部の圧縮率を80.2%とし、被覆圧着部の圧縮率は52.3%としたところ、いずれのサイズの導線についても、電気抵抗も接続強度もいずれも良好な結果となった。電線保持部の圧縮率を40.7%、50.4%とした場合にも同様であった。これに対し、導線圧着部を電線保持部と導通部とに分けずに、同じ圧縮率50.4%で圧着した場合には、全てのサイズの導線について、導線の破断が生じて電気抵抗が高くなった。圧縮率59.6%で圧着した場合にも同様であった。一方、同様に、導線圧着部を電線保持部と導通部とに分けずに、同じ圧縮率80.2%で圧着した場合には、全てのサイズの導線について、接続強度が低くなった。
このように、導線圧着部を電線保持部と導通部との二つに区分してそれぞれ異なる条件で圧着することで、電気抵抗と接続強度の両方の要求を満足することができる。なお、電線保持部の接続強度が導通部と比較して高くなるように圧着できれば、圧縮率を変える方法には限定されない。例えば、導線圧着部を電線保持部の圧着後の断面形状を変えるなど、他の方法であってもよい。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した説明では、抗張力体17の外周に、導線13が1層配置された例を示したが、導線13の配置はこれには限定されない。導線13が抗張力体17の外周側に配置されていれば、図11(a)に示すように、抗張力体17の周囲に2層で導線13が配置されてもよく、図11(b)に示すように、抗張力体17の周囲に3層で導線13が配置されてもよい。また、導線13の本数は、導線13自体の導電性や強度などの観点から、抗張力体17に接する層では3本以上あればよく、20本以下が好ましい。例えば、図6、図7、図16等に図示されるように12本でも14本でもよく、6本や8本などであってもよい。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f………端子
3………端子本体
4………トランジション部
5………圧着部
7………導線圧着部
7a………電線保持部
7b………導通部
9………被覆圧着部
10、10a……端子付き電線
11………被覆導線
13………導線
15………被覆部
17………抗張力体
19………端末処理部
21………めっき層
31a………上刃型
31b………下刃型
32a、32b………導線圧着刃型
34………被覆圧着刃型

Claims (10)

  1. 被覆導線と端子とが電気的に接続される端子付き電線であって、
    前記端子は、前記被覆導線の先端の被覆部から露出する導線が圧着される導線圧着部と、前記被覆導線の前記被覆部が圧着される被覆圧着部と、を具備し
    記導線圧着部の後端側には、前記導線との導通を得るための導通部が設けられ、前記導線圧着部の先端側には、前記導通部と比べて相対的に前記導線の保持力が強い電線保持部が設けられ、
    前記被覆導線は、複数の前記導線と、抗張力体とを有し、
    前記電線保持部では、少なくとも一部が破断している前記導線と前記抗張力体の両方が保持されており、
    前記導通部では、前記導線は破断しておらず、
    前記導通部における前記導線の電気抵抗が前記電線保持部における前記導線の電気抵抗よりも低い、
    ことを特徴とする端子付き電線。
  2. 前記導線圧着部の内面に凹凸が設けられることを特徴とする請求項1記載の端子付き電線。
  3. 前記抗張力体は繊維を含み、
    破断した前記導線の隙間に前記抗張力体の繊維の一部が入り込むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端子付き電線。
  4. 前記電線保持部における前記導線の引張強度は、前記導通部における前記導線の引張強度よりも強いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の端子付き電線。
  5. 前記被覆導線の長手方向に垂直な断面において、前記抗張力体が前記被覆導線の略中心に位置し、前記導線が前記抗張力体の外周部に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の端子付き電線。
  6. 前記抗張力体の外周部に、前記導線が、前記被覆導線の長手方向に撚られていることを特徴とする請求項5記載の端子付き電線。
  7. 前記導線の断面積が0.35mm 以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の端子付き電線。
  8. 前記導線の断面積が0.3mm 以下であることを特徴とする請求項6記載の端子付き電線。
  9. 前記導線の断面積が0.05mm 以下であり、かつ、前記電線保持部における前記導線の引張強度が50N以上であることを特徴とする請求項7記載の端子付き電線。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の端子付き電線を含む、複数の端子付き電線が一体化されたことを特徴とするワイヤハーネス。
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