JP7743780B2 - 活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキおよび印刷物 - Google Patents
活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキおよび印刷物Info
- Publication number
- JP7743780B2 JP7743780B2 JP2021202990A JP2021202990A JP7743780B2 JP 7743780 B2 JP7743780 B2 JP 7743780B2 JP 2021202990 A JP2021202990 A JP 2021202990A JP 2021202990 A JP2021202990 A JP 2021202990A JP 7743780 B2 JP7743780 B2 JP 7743780B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- acrylate
- black ink
- resin
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
さらに、活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用インキにおいては、高速印刷である為、印刷時の紙剥けやインキ着肉性の観点から比較的軟調なインキの仕上がりが求められる。また、基材が更紙の場合には、より顕著に前述の印刷適正に悪影響を及ぼす事となる。一方で、インキが軟調であると、網点再現性の低下にも繋がる事から、インキ粘度と流動性のバランスも重要となる。
前記顔料が、平均粒子径40~50nm、DBP吸収量65~75cm3/100gであるカーボンブラック顔料を13~16%含み、
前記樹脂が、ジアリルフタレート樹脂を含み、
インキの粘度が8~22Pa・sである、活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキに関する。
<活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキ>
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキは、顔料、樹脂および(メタ)アクリル化合物を含む。
本発明における活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキは、平均粒子径40~50nm、DBP吸収量65~75cm3/100gのカーボンブラック顔料をインキの全質量に対して13~16質量%用いる。この条件を満たすカーボンブラック顔料を用いることで、インキ着肉性と流動性が向上する。
なお、平均粒子径は、カーボンブラック凝集体を構成する小さな球状(微結晶による輪郭を有し、分離できない)成分を電子顕微鏡により測定、算出した平均直径である。
本発明における活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキは、樹脂を含有する。樹脂を含むとインキは、粘度が向上し、耐乳化性が向上する。樹脂は、(メタ)アクリレート化合物との相溶性が良好で溶解可能な樹脂が好ましい。
本発明は、樹脂として、ジアリルフタレート樹脂を含む。ジアリルフタレート樹脂を含むことで、インキ流動性が著しく向上する。
ジアリルフタレート樹脂は、オルソジアリルフタレート樹脂、イソジアリルフタレート樹脂のいずれを使用することも可能であり、1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよいが、イソジアリルフタレート樹脂を含むことが好ましい。
本発明の樹脂は、さらにロジン変性樹脂を含むことが好ましい。本発明におけるロジン変性樹脂とは、樹脂骨格中に、ロジン由来の骨格を含有する樹脂のことである。ロジン変性樹脂を含むことで、流動性のバランスを保ち、インキ乳化率が向上する。
本発明におけるロジン変性樹脂を得るために用いるロジン酸類(A)とは、環式ジテルペン骨格を有する一塩基酸を指す。ロジン酸、不均化ロジン酸、水添ロジン酸、または前記化合物のアルカリ金属塩等を表し、具体的には、共役二重結合を有するアビエチン酸、およびその共役化合物である、ネオアビエチン酸、パラストリン酸、レボピマル酸や、共役二重結合を有さないピマル酸、イソピマル酸、サンダラコピマル酸、およびデヒドロアビエチン酸等が挙げられる。またこれらのロジン酸類(A)を含有する天然樹脂として、ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン等が挙げられる。
本発明におけるロジン変性樹脂を得るために用いるα,β-不飽和カルボン酸またはその酸無水物(B)としては、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸等およびこれらの酸無水物が例示される。ロジン酸類(A)との反応性を鑑みると、好ましくはマレイン酸またはその酸無水物である。
本発明におけるロジン変性樹脂を得るために、ロジン酸類(A)、α,β-不飽和カルボン酸またはその酸無水物(B)に加えて、その他の有機酸類を、単独または2種類以上用いることもできる。
その他の有機酸類の配合量は、樹脂原料の全配合量を基準として0~30質量%であることが好ましく、0~20質量%であることが更に好ましい。
安息香酸、メチル安息香酸、ターシャリーブチル安息香酸、ナフトエ酸、オルトベンゾイル安息香酸等の芳香族一塩基酸、
共役リノール酸、エレオステアリン酸、パリナリン酸、カレンジン酸等の共役二重結合を有するが環式ジテルペン骨格を有さない化合物
等が挙げられる。
1,2,3,6-テトラヒドロフタル酸、3-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロフタル酸、4-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロフタル酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、およびこれらの酸無水物等が挙げられる。
シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデセニルコハク酸、ペンタデセニルコハク酸などのアルケニルコハク酸、o-フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、およびこれらの酸無水物等が挙げられる。
ポリオール(C)は、ロジン酸類(A)に含まれる共役二重結合を有する有機酸とα,β-不飽和カルボン酸またはその酸無水物(B)とのディールスアルダー反応によって得られる化合物、ロジン酸類(A)のうち共役二重結合を有さない有機酸およびその他の有機酸、それぞれにおけるカルボン酸との反応によってエステル結合を形成する。本発明におけるロジン変性樹脂を得るために、以下に記載のポリオールを、単独または2種類以上用いることもできる。ポリオールの具体的な例としては以下が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
1,2-エタンジオール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,5-ヘキサンジオール、2,5-ヘキサンジオール、1,7-ヘプタンジオール、1,8-オクタンジオール、1,2-オクタンジオール、1,9-ノナンジオール、1,2-デカンジオール、1,10-デカンジオール、1,12-ドデカンジオール、1,2-ドデカンジオール、1,14-テトラデカンジオール、1,2-テトラデカンジオール、1,16-ヘキサデカンジオール、1,2-ヘキサデカンジオール等。
2-メチル-2,4-ペンタンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、2-メチル-2-プロピル-1,3-プロパンジオール、2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール、2,4-ジメチル-2,4-ペンタンジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオ-ル、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオール、ジメチロールオクタン、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール、2,5-ジメチル-2,5-ヘキサンジオール、2-メチル-1,8-オクタンジオール、2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール、2,4-ジエチル-1,5-ペンタンジオール等。
1,2-シクロヘプタンジオール、トリシクロデカンジメタノール、1,2-シクロヘキサンジオール、1,2-シクロヘキサンジメタノール、1,3-シクロヘキサンジオール、1,3-シクロヘキサンジメタノール、1,4-シクロヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA、水添ビスフェノールF、水添ビスフェノールS、水添カテコール、水添レゾルシン、水添ハイドロキノン等の環状アルキレン2価ポリオール;ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、カテコール、レゾルシン、ハイドロキノン等の芳香族2価ポリオール。
ポリエチレングリコール(n=2~20)、ポリプロピレングリコール(n=2~20)、ポリテトラメチレングリコール(n=2~20)等の2価のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等。
グリセリン、トリメチロ-ルプロパン、1,2,6-ヘキサントリオール、3-メチルペンタン-1,3,5-トリオール、ヒドロキシメチルヘキサンジオール、トリメチロールオクタン等。
ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ジトリメチロ-ルプロパン、ジペンタエリスリト-ル、ソルビトール、イノシトール、トリペンタエリスリトール等の直鎖状、分岐状、および環状の4価以上のポリオール。
本明細書において、「(メタ)アクリロイル」、「(メタ)アクリル酸」、「(メタ)アクリレート」、および「(メタ)アクリロイルオキシ」といった記載は、特に説明がない限り、それぞれ、「アクリロイルおよび/またはメタクリロイル」、「アクリル酸および/またはメタクリル酸」、「アクリレートおよび/またはメタクリレート」、および「アクリロイルオキシおよび/またはメタクリロイルオキシ」を意味する。また、「PO」は「プロピレンオキサイド」を、「EO」は「エチレンオキサイド」を表す。
本発明において、(メタ)アクリレート化合物は、1種単独でもよいし、2種以上を組み合わせてもよい。
本発明は、(メタ)アクリレート化合物として、モノマーを含むことが好ましい。本発明において、「モノマー」とは、オリゴマーやポリマーを構成するための最小構成単位の化合物を意味する。具体的には、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、β-カルボキシルエチル(メタ)アクリレート、4-tert-ブチルシクロヘキノール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、アルコキシ化テトラヒドロフルフリルアクリレート、カプロラクトン(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、2-フェノキシエチル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、3,3,5-トリメチルシクロヘキサノール(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(オキシエチル)(メタ)アクリレート、1,4-シクロヘキサンジメタノール(メタ)アクリレート、環状トリメチロールプロパンフォルマル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、EO変性(2)ノニルフェノールアクリレート、2-メチル-2-エチル-1、3-ジオキソラン-4-イル)メチルアクリレート、アクリロイルモルフォリンなどの分子内に(メタ)アクリロイル基を1つ有する単官能(メタ)アクリレートモノマーや、
N-ビニルカルバゾール、1-ビニルイミダゾール、N-ビニル-2-ピロリドン、N-ビニルカプロラクタム、N-ビニルホルムアミドなどの分子内にビニル基を1つ有する単官能ビニルモノマー、
1,3-ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、3-メチル-1,5-ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9-ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10-デカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2-ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(200)ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(300)ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(400)ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(600)ジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、EO変性(2)1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、PO変性(2)ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、(ネオペンチルグリコール変性)トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ジメチロールトリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、EO変性(4)ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、PO変性(4)ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ジメチロール-トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレートなどの分子内に(メタ)アクリロイル基を2つ有する2官能(メタ)アクリレートモノマー、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、EO変性(3)トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、EO変性(6)トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、PO変性(3)トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ε-カプロラクトン変性トリス-(2-アクリロキシエチル)イソシアヌレート、エトキシ化イソシアヌル酸トリ(メタ)アクリレート、トリス(2-ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートなどの分子内に(メタ)アクリロイル基を3つ有する3官能(メタ)アクリレートモノマー、
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、EO変性(4)ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレートなどの分子内にアクリロイル基を4つ有する4官能(メタ)アクリレートモノマー、
ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートなどの分子内に(メタ)アクリロイル基を5つ有する5官能(メタ)アクリレートモノマー、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの分子内に(メタ)アクリロイル基を6つ有する6官能(メタ)アクリレートモノマー、などが挙げられる。
本発明は、(メタ)アクリレート化合物として、オリゴマーを含んでもよい。本発明において、「オリゴマー」とは、2個~100個のモノマーに基づく構成単位を有する重合体である。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキは、光重合開始剤を含んでもよい。本発明に用いることができる光重合開始剤としては、特に制限はなく、公知の光重合開始剤を用いることができる。具体例としては、ベンゾフェノン系化合物、ジアルコキシアセトフェノン系化合物、α-ヒドロキシアルキルフェノン系化合物、α-アミノアルキルフェノン系化合物、アシルフォスフィンオキサイド系化合物、チオキサントン系化合物などが挙げられる。
また、光重合開始剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明における活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキは、シリカを含むことが好ましい。シリカを含むことで、網点再現性の向上が期待できる。前記シリカの含有量は、インキの全質量に対して、0.4~2質量%であることが好ましく、0.5~1.5質量%がより好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキは、必要に応じて上記成分以外に、増感剤、重合禁止剤、体質顔料などを含有することができる。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキは、増感剤を含んでもよい。増感剤を含むことで、硬化性を一層向上することができる。増感剤としては、具体的に、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、脂肪族アミン、2-ジメチルアミノ安息香酸エチル、4-ジメチルアミノ安息香酸エチル、4-ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、ジブチルエタノールアミンなどが挙げられる。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキは、重合禁止剤を含んでもよい。重合禁止剤としては、具体的には、4-メトキシフェノール、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、t-ブチルハイドロキノン、2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール、フェノチアジン、N-ニトロソフェニルヒドロキシルアミンのアルミニウム塩などが挙げられる。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキは、体質顔料を含んでもよい(シリカを除く)。体質顔料としては、クレー、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、ベントナイト等が挙げられる。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキの粘度は、8~22Pa・sである。粘度がこの範囲であることで、更紙のような低級紙においても、紙剥けやインキ着肉性の低下を抑制することが出来る。
本発明の印刷物は、基材に活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキを印刷し、活性エネルギー線で硬化させることによって得られる。
重量平均分子量50,000のジアリルフタレート樹脂(ダイソー株式会社製 ダイソーダップA)30部を、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート70部に溶解させて昇温加熱混合(80℃)し、樹脂ワニスを作成した。
実施例1
カーボンブラックとして#25を15部、(メタ)アクリレート化合物として、EO(3)変性トリメトロールプロパントリアクリレートを15部、EO変性(4)ビスフェノールAジ(メタ)アクリレートを15部、光重合開始剤として、Omnirad379を3部、OmiradOMBBを2部、OmniradDETXを2部、OmniradEMKを3部、シリカとして、ニップシールLPを1.5部、体質顔料として、タルクを2部、炭酸マグネシウムを1.2部、重合禁止剤として、Q-1301を0.3部、および、樹脂ワニスを40部混合し、バタフライミキサーを用いて攪拌混合した後、3本ロールにて最大粒径が7.5μm以下になるように分散して墨インキを作製した。
表1に記載した原料と量を変更した以外は、実施例1と同様の方法で実施例2~17の墨インキを得た。なお、空欄は配合していないことを表す。
[樹脂]
iso-DAP:東新油脂株式会社製、TFH-2833
o-DAP:東洋ケム株式会社製、KFH-2858
ロジン変性樹脂1:国際公開第2017/164246号の段落番号0076に記載の樹脂4を使用した。
ロジン変性樹脂2:国際公開第2017/164246号の段落番号0076に記載の樹脂5を使用した。
アクリル樹脂:荒川化学工業株式会社製、ビームセット271
[カーボンブラック顔料]
・#25:三菱化学株式会社製カーボンブラック顔料、#25
・MA-14:三菱化学株式会社製カーボンブラック顔料、MA-14
・MA-11:三菱化学株式会社製カーボンブラック顔料、MA-11
・ラーベン1080:ビルラカーボン社製カーボンブラック顔料、ラーベン1080ウルトラパウダー
・ネロックス555:オリオン・エンジニアド・カーボン社製カーボンブラック顔料、ネロックス555
[(メタ)アクリレート化合物]
・TMP(EO)TA:EO(3)変性トリメトロールプロパントリアクリレート:BASF社製、LAROMER LR8863
・BisA:EO変性(4)ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート:IGM社製、フォトマー4028
・TMP(PO)TA:PO(3)変性トリメトロールプロパントリアクリレート:長興材料株式会社製、エタマー2381
・DiTMPTA:ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート:ダイセル・オルネクス株式会社製、EBECRYL 1142
[光重合開始剤]
・Omnirad379:iGM RESINS社製、Omnirad379(2―ジメチルアミノ―2―(4メチルベンジル)―1―(4モルホリノフェニル)―ブタン―1―オン)
・OmniradOMBB:iGM RESINS社製、OmniradOMBB(メチル―O―ベンゾイルベンゾエート)
・OmniradDETX:iGM RESINS社製、OmniradDETX(2,4-ジメチルチオキサントン)
・OmniradEMK:iGM RESINS社製、OmniradEMK(4,4’-ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン)
[シリカ]
・ニップシールLP:東ソー・シリカ株式会社製、ニップシールLP:親水性湿式シリカ
[その他]
(体質顔料)
・ハイフィラー5000PJ:松村産業株式会社製、ハイフィラー5000PJ:タルク
・炭酸マグネシウム:ナイカイ塩業株式会社製、炭酸マグネシウム
(重合禁止剤)
・Q-1301:N-ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム
[流動性]
得られた活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキを、25℃雰囲気下で60℃に傾けた真鍮製の傾斜板の上に3g垂らし、インキの着地点から10分間に流動した距離を測定し静置流動性として評価した。なお、評価基準は、インキの流れた長さが長いほど良好であるとした。
5:静置流動が120mm以上である
4:静置流動が90mm以上、120mm未満である
3:静置流動が60mm以上、90mm未満である
2:静置流動が30mm以上、60mm未満である
1:静置流動が30mm未満である
得られた活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキを、RIテスター(テスター産業株式会社製)を用いて、表2に記載の基材に0.30mlの盛り量でベタ画像を印刷した。その後、コンベア速度60m/分、LEDランプ(エアーモーションシステム株式会社製「XP-9」、照射距離10mm、出力70%の条件)でインキを硬化させ、試験サンプルを作成した。なお、RIテスターとは、紙やフィルムにインキを印刷する試験機であり、インキの転移量や印圧を調整することができる。また基材は下記のものを使用した。
SSコミック: 丸住製紙株式会社製、SSコミック
OKトップコート:王子製紙社製、OKトップコート
マリコート:北越コーポレーション株式会社製、マリコート
上記方法で作成した試験片を用いて、目視にて紙面への着肉性を評価する。4以上で実用上問題ないレベルであると評価する。
4:ベタ画像部の1割未満で白抜け部分が確認出来る
3:ベタ画像部の1割以上3割未満で白抜け部分が確認出来る
2:ベタ画像部の3割以上7割未満で白抜け部分が確認出来る
1:ベタ画像部の7割以上で白抜け部分が確認出来る
試験は、三菱BT2―800NEOオフ輪印刷機にて、一般的な絵柄、濃度にて以下の印刷条件にて実施し、濃度安定後の印刷物をサンプリングし、ドットゲインを評価。3以上で実用上問題ないレベルであると評価する。
5:80%網点のドットゲインが10%未満である
4:80%網点のドットゲインが10%以上、15%未満である
3:80%網点のドットゲインが15%以上、20%未満である
2:80%網点のドットゲインが20%以上、25%未満である
1:80%網点のドットゲインが25%以上である
試験は、三菱BT2―800NEOオフ輪印刷機にて、一般的な絵柄、濃度にて以下の印刷条件にて実施し、濃度安定後の印刷物をサンプリングし、紙剥け発生の有無を確認。紙剥けが発生していなければ〇、発生していれば×とした。
〇.紙剥けが発生していない
×.紙剥けが発生している
印刷機 :三菱BT2―800NEOオフ輪印刷機(三菱重工社製)
用紙 :SSコミック用紙(127.9g/m2) (丸住製紙社製)
湿し水 :水道水/アストロマークUV44+(FFGS社製)を、98/2の質量比率で混合したもの
ランプ :LEDランプ(アイグラフィックス社製、出力100%、2灯使用)
印刷温度:25±1℃
印刷速度:13000枚/時
版 :XP-F(FFGS社製)
Claims (7)
- 顔料と、樹脂と、(メタ)アクリレート化合物とを含む活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキであって、
前記顔料が、平均粒子径40~50nm、DBP吸収量65~75cm3/100gであるカーボンブラック顔料を13~16質量%含み、
前記樹脂が、ジアリルフタレート樹脂を含み、
インキの粘度が8~22Pa・sである、活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキ。 - 前記樹脂が、さらにロジン変性樹脂を含む、請求項1記載の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキ。
- 前記ロジン変性樹脂が、ロジン酸類(A)およびα、β-不飽和カルボン酸またはその酸無水物(B)の付加反応物と、ポリオール(C)との反応物である、請求項2記載の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキ。
- 前記(メタ)アクリレート化合物が、分子中に(メタ)アクリロイル基を2つ以上有するアルキレンオキサイド変性(メタ)アクリレート化合物を含む、請求項1~3いずれか記載の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキ。
- さらにシリカを含む、請求項1~4いずれか記載の活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキ。
- 紙基材上に、請求項1~5いずれか記載のオフセット輪転印刷用墨インキを印刷し、活性エネルギー線にて硬化してなる印刷物。
- 前記紙基材が、更紙である、請求項6記載の印刷物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021202990A JP7743780B2 (ja) | 2021-12-15 | 2021-12-15 | 活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキおよび印刷物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021202990A JP7743780B2 (ja) | 2021-12-15 | 2021-12-15 | 活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキおよび印刷物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2023088352A JP2023088352A (ja) | 2023-06-27 |
| JP7743780B2 true JP7743780B2 (ja) | 2025-09-25 |
Family
ID=86935445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021202990A Active JP7743780B2 (ja) | 2021-12-15 | 2021-12-15 | 活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキおよび印刷物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7743780B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004123802A (ja) | 2002-09-30 | 2004-04-22 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 印刷インキ、印刷物および印刷物の製造方法 |
| JP2016196596A (ja) | 2015-04-06 | 2016-11-24 | Dicグラフィックス株式会社 | 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物、及びそれを用いた印刷物 |
| JP2018188671A (ja) | 2015-09-17 | 2018-11-29 | 東レ株式会社 | 平版印刷用インキ、平版インキ用ワニスおよびそれを用いた印刷物の製造方法 |
-
2021
- 2021-12-15 JP JP2021202990A patent/JP7743780B2/ja active Active
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004123802A (ja) | 2002-09-30 | 2004-04-22 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 印刷インキ、印刷物および印刷物の製造方法 |
| JP2016196596A (ja) | 2015-04-06 | 2016-11-24 | Dicグラフィックス株式会社 | 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物、及びそれを用いた印刷物 |
| JP2018188671A (ja) | 2015-09-17 | 2018-11-29 | 東レ株式会社 | 平版印刷用インキ、平版インキ用ワニスおよびそれを用いた印刷物の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2023088352A (ja) | 2023-06-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7207996B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型組成物 | |
| CN105008467B (zh) | 活性能量线固化型胶版印刷油墨组合物 | |
| ES2955712T3 (es) | Resina para tintas curables con rayos de energía activa, composición para tintas curables con rayos de energía activa, tinta curable con rayos de energía activa y película curada | |
| CN101503588B (zh) | 能量线固化型油墨组合物 | |
| US10450410B2 (en) | Process for preparing polyester resins from polyethylene terephthalate and energy curable coating compositions | |
| CN100368490C (zh) | Uv固化隐形荧光变频油墨 | |
| ES2887651T3 (es) | Resina modificada con colofonia y método para producir la misma, barniz para tinta litográfica curable por rayos de energía activa, tinta litográfica curable por rayos de energía activa, y producto impreso | |
| JP7163844B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ用ロジン変性ポリエステル樹脂、活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ、および印刷物 | |
| CN115135730B (zh) | 活性能量射线固化型平版印刷油墨和印刷物 | |
| WO2018131666A1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型オフセット印刷用インキ組成物、及びそれを用いた印刷物の製造方法 | |
| JP5815913B1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物 | |
| WO2019111822A1 (ja) | インク組成物 | |
| JP7195129B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ、及び印刷物 | |
| JP6580742B1 (ja) | インク組成物 | |
| JP2025188137A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インキ用樹脂、活性エネルギー線硬化型インキ用組成物、インキ組成物および印刷物 | |
| JP7318520B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキおよびその印刷物 | |
| JP7743780B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型オフセット輪転印刷用墨インキおよび印刷物 | |
| JP6580662B2 (ja) | インク組成物 | |
| JP2024072390A (ja) | 活性エネルギー線硬化型墨インキ、及び印刷物 | |
| JP2010159344A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インキおよび印刷物 | |
| JP2023146223A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インキ用樹脂、活性エネルギー線硬化型インキ用組成物、インキ組成物および印刷物 | |
| JP7805550B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型組成物 | |
| JP2023000194A (ja) | 平版オフセット印刷用活性エネルギー線硬化型インキ、その製造方法、インキ硬化物の製造方法及び印刷物 | |
| JP2010059334A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インキの多色セット | |
| JP7604875B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ組成物、及び印刷物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240807 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20240823 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20240823 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20250812 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250825 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7743780 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |