以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。本開示では、コピーモード、スキャンモードでのジョブを実行可能な複合機10を画像処理装置の一例として説明する。なお、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した説明の技術的範囲が以下の記載に限定されるものではない。
[1 第1実施形態]
第1実施形態は、リモートアプリケーションを終了判定時間経過後に終了させることで、他のユーザによるなりすまし行為を防止することが可能な形態である。
[1.1 全体構成]
図1は、第1実施形態に係る出力システム100の全体構成を概略的に説明する図である。出力システム100は、複合機10と、端末装置30と、ネットワークサービス50とを含む。なお、第1実施形態に係る出力システム100においては、複合機10に対するユーザ認証を行う不図示の外部認証サーバ等を別途設けることも可能である。
複合機10は、図中実線で示すネットワーク(NW)を介してネットワークサービス50と双方向に通信可能に接続されている。端末装置30は、ネットワーク(NW)を介してネットワークサービス50と通信可能に接続されている。また、端末装置30は複合機10から後述する装置情報を取得することが可能となるように構成されている(図中点線)。
ここで、ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達が可能となるようにした仕組み、方法等をいう。ネットワークを介して通信する装置は、図1の例示のように、独立した装置同士であってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであってもよい。
また、通信とは、無線通信および有線通信は無論のこと、無線通信と有線通信とが混在したものであってもよい。例えば、ある区間では有線通信が行われ、他の区間では無線通信が行われる形態であってもかまわない。また、ある装置から他の装置への無線通信を行い、他の装置からある装置へは有線通信を行うといった形態であってもよい。
[1.2 機能構成]
[1.2.1 複合機10について]
複合機10は、例えば、原稿をスキャンし、記録媒体としての用紙に画像形成することで印刷物として出力することができる画像処理装置である。また、複合機10は、原稿のスキャンデータに基づき、所定のフォーマット形式(例えば、PDF(Portable document format)形式)の電子データとして出力することができる画像処理装置でもある。なお、複合機10に対する入力物としては、原稿に限定されるものではなく、例えば、外部記憶媒体や外部装置から入力された電子データであってもかまわない。
図2は、複合機10の機能構成図である。複合機10は、制御部11と、表示部13と、操作入力部15と、ジョブ実行部としての出力部17、通信部19と、記憶部21とを備える。
制御部11は、複合機10全体を制御する。制御部11は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU(Central processing unit)等)により構成される。制御部11は、記憶部21に記憶された各種プログラムを読み出して実行することによりその機能を実現する。
表示部13は、各種情報をユーザ等に対して表示する。表示部13は、例えば、LCD(Liquid crystal display)や有機EL(Electro-luminescence)ディスプレイ等により構成することができる。なお、表示部13は後述する識別情報を含んだ装置情報を表示する。
操作入力部15は、ユーザ等により情報の入力を受け付ける。操作入力部15は、ハードキー(例えば、テンキー)やボタン等で構成することができる。なお、操作入力部15は、表示部13を介しての入力が可能なタッチパネルディスプレイとして構成することができる。この場合、タッチパネルディスプレイへの入力方式としては、例えば、抵抗膜式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等を採用することができる。
出力部17は、画像形成部171と画像読取部173とを含む。画像形成部171は、画像データ(原稿のスキャンにより生成した画像データや、外部装置より入力された画像データ)に基づく画像を記録媒体としての用紙に形成して出力する。画像形成部171は、例えば、電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成することができる。画像形成部171は、トナー色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に対応した不図示のトナーカートリッジから供給されるトナーを用いて画像形成を行う。
画像読取部173は、読取対象の原稿(原稿画像)を走査して読み取ることにより、画像データを生成して出力する。画像読取部173は、例えば、CCD(Charge coupled device)、CIS(Contact image sensor)等のイメージセンサを備えたスキャナ―装置として構成することができる。画像読取部173は、原稿からの反射光像をイメージセンサで読み取ることで、画像データを出力する構成であれば、その構成に制限はない。
通信部19は、LAN(Local area network)、WAN(Wide area network)、インターネット、電話回線、ファクス回線等を介して他装置との通信を行うための有線/無線の何れか又はその両方のインタフェースを備える。
記憶部21は、複合機10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部21は、例えば、RAM(Random access memory)、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid state drive)、ROM(Read only memory)等の記憶装置により構成することができる。
第1実施形態において、記憶部21は、出力部制御プログラム211と、表示処理プログラム213と、アプリケーションとしてのリモートアプリケーション215とを記憶し、装置設定値記憶領域217と、終了判定値記憶領域219とを確保する。
出力部制御プログラム211は、画像形成部171、画像読取部173等の出力部17を制御する際に制御部11が読み込むプログラムである。出力部制御プログラム211を読み込んだ制御部11は、後述するジョブを取得した場合は、当該ジョブに含まれる設定情報に基づき、出力部17を制御し、画像形成部171による印刷出力又は画像読取部173による画像データ出力を行う。
表示処理プログラム213は、例えば、ホーム画面や各モードに基づくジョブ実行画面等の表示部13における表示処理を行う際に制御部11が読み込むプログラムである。また、表示処理プログラム213を読み込んだ制御部11は、リモートアプリケーション215の起動に伴い、装置情報生成プログラム2151が生成した装置情報を含む符号化情報を表示部13に表示する。
リモートアプリケーション215は、装置情報生成プログラム2151、設定情報取得プログラム2153、及び終了判定プログラム2155を含む。制御部11は、これらのプログラムを実行することにより、装置情報の提供、設定情報の取得、及び当該リモートアプリケーション215の終了制御を行うことができる。
装置情報生成プログラム2151は、リモートアプリケーション215の起動指示を受けて、複合機10の識別情報を含む装置情報を生成する際に制御部11が読み込むプログラムである。制御部11は、装置情報生成プログラム2151を読み込むと、セッションキー等のネットワークサービス50に対する接続情報の取得要求をネットワークサービス50に送信する。制御部11は、取得した接続情報や、複合機10の識別情報等に基づく接続関連項目、インタフェース(I/F)関連項目、端末装置30での設定情報の入力に必要な複合機10の設定に関する項目(複合機関連項目)等に基づき装置情報を生成する。制御部11は、生成した装置情報を2次元コード(クイックレスポンスコード:QRコード(登録商標))、1次元コード(バーコード)、記号、及び英数字のうちの1つまたは複数で符号化した符号化情報として生成する。なお、制御部11は、定期・不定期を問わず装置情報を更新する。例えば、制御部11は、複合機10のドライバプログラムが更新され、追加された新機能への対応であったり、複合機10の設置場所が変更された場合等に装置情報を更新することがある。
ここで図3を用いて本開示に係る装置情報の一構成例について説明する。図3で例示する装置情報は、インタフェース(I/F)関連項目として、「名称」、「種類」、「バージョン」、複合機関連項目として、「カラーモード」、「パンチ」、「ステープル」、「OCR(Optical character recognition)」等、接続関連項目として、「デバイスID」、「セッションキー」、「設置国」等の項目を特定のフォーマット形式で記述したものである。端末装置30は、これらの装置情報を符号化した符号化情報を読み取り、復号することで装置情報を取得することができる。端末装置30は、取得した装置情報の接続関連項目(デバイスID、セッションキー)に基づき、ネットワークサービス50に接続することができる。
ところで、ここでいうセッションキーとは、各装置が通信を行うのに必要な情報である。例えば、セションキーは、通信の開始時にその都度生成され、通信が終了すると破棄される。また、セッションキーは有効な時間が定められてもよく、有効な時間を超えた場合には、そのセッションキーに基づいて行われている通信は終了してもよい。
なお、図3で示した装置情報項目とその値は、あくまでも例示であり、本開示に係る装置情報が図3の記載に限定されるものではない。例えば、端末装置30でのジョブ実行指示の際に、複合機10に対する認証動作が必要な場合、PIN(Personal identification number)や、トークンで生成されたワンタイムパスワード等を装置情報に含めることも可能である。
再び図2に戻り、設定情報取得プログラム2153は、ネットワークサービス50から端末装置30において設定された設定情報をジョブとして取得する際に制御部11が読み込むプログラムである。設定情報取得プログラム2153を読み出した制御部11は、ネットワークサービス50に対して、取得した接続情報を用いて、例えば、HTTPS(Hyper text transfer protocol secure)ロングポーリングを行い、端末装置30から当該複合機10に対する設定情報等が送信された場合、当該設定情報としてのジョブを取得する。
終了判定プログラム2155は、リモートアプリケーション215を終了判定時間経過後に終了させるために制御部11が読み込むプログラムである。終了判定プログラム2155を読み込んだ制御部11は、例えば、リモートアプリケーション215の起動指示を受けてから終了判定時間(例えば、120秒)が経過したか否かを判定し、終了判定時間が経過したときに、当該リモートアプリケーション215を終了する終了制御を行う。なお、終了判定プログラム2155は、リモートアプリケーション215の起動時に限定されず、例えば、ネットワークサービス50に対して接続情報の取得要求を送信したときや、当該接続情報を取得したとき、又はログイン認証のときに起動することも可能である。また、終了判定時間の計時開始タイミングについても、接続情報の取得要求を送信したときや、当該接続情報を取得したとき、又はログイン認証のときとすることも可能である。
装置設定値記憶領域217は、装置情報の生成のためのインタフェース項目、複合機関連項目、及び接続関連項目等の各値を記憶する記憶領域である。装置情報生成プログラム2151を読み出した制御部11は、装置設定値記憶領域217に記憶された(例えば、「カラーモード」、「パンチ」、“ステープル”、“OCR”等)複合機関連項目の値を読み出すことにより、装置情報を生成することができる。
終了判定値記憶領域219は、終了判定プログラム2155を読み込んだ制御部11が、リモートアプリケーション215の終了判定を行うために参照する終了判定値管理テーブルを記憶する記憶領域である。
ここで、図4を用いて終了判定値管理テーブルの一構成例について説明する。終了判定値管理テーブルは、リモートアプリケーション215を(自動的に)終了させるか否かを設定する項目「アプリケーション自動終了」、リモートアプリケーション215を終了させるまでの判定時間を設定する「終了までの時間(秒)」、判定時間の計時開始タイミングを設定する「計時開始タイミング」を管理項目として含むことができる。図4は、「アプリケーション自動終了」の値が“ON”、「終了までの時間(秒)」の値が“120(秒)”、「計時開始タイミング」の値が“(リモートアプリケーション215の)起動時”に設定された例示である。これらの管理項目に対する値は、後述する終了判定値設定画面を介して設定することができる。
[1.2.2 端末装置30について]
本開示に係る端末装置30は、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話、ノートパソコン等の所謂、モバイル端末装置として構成することができる。端末装置30は、少なくとも、(グラフィカル)ユーザインタフェースを生成する機能と、通信のための機能と、モバイル端末装置特有の機能とを兼ね備えた装置として構成される。
図5は、端末装置30の機能構成図である。端末装置30は、制御部31と、表示部33と、操作入力部35と、装置情報取得部37と、通信部39と、記憶部41とを備える。
制御部31は、端末装置30全体を制御する。制御部31は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU等)により構成される、制御部31は、記憶部41に記憶された各種プログラムを読み出して実行することによりその機能を実現する。
表示部33は、各種情報をユーザ等に表示する。表示部33は、例えば、LCDや有機ELディスプレイ等により構成することができる。
操作入力部35は、ユーザ等により情報の入力を受け付ける。操作入力部35は、表示部33を介しての入力が可能なタッチパネルディスプレイとして構成することができる。この場合、タッチパネルディスプレイへの入力方式としては、例えば、抵抗膜式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等を採用することができる。
装置情報取得部37は、複合機10の表示部13に表示された符号化情報を取得し、複合することで装置情報を取得する。装置情報取得部37としては、例えば、カメラ等の撮像装置やレーザー光を用いた走査装置等を挙げることができる。なお、装置情報取得部37は複合機10の符号化情報を読取ることで装置情報を取得することが可能な構成であれば、特に制限はなく、無線通信(例えば、Wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、赤外線)を用いて装置情報を取得してもかまわない。また、装置情報取得部37は、端末装置30が直接備える構成でなくとも、例えば、撮像機能、走査機能等を備えた外付け装置であってもよい。
通信部39は、LAN、WAN、インターネット、電話回線等を介して他装置との通信を行うための有線/無線の何れか又はその両方のインタフェースを備える。
記憶部41は、端末装置30の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部41は、例えば、RAM、HDD、SSD、ROM等の記憶装置により構成することができる。
第1実施形態において、記憶部41は、表示処理プログラム411と、ジョブアプリケーション413とを記憶し、装置情報記憶領域415と、設定値記憶領域417とを確保する。
表示処理プログラム411は、複合機10で実行させるジョブモードの選択、設定値の入力・選択を受け付けるユーザインタフェース等を表示部33に表示する際に制御部31が読み込むプログラムである。
ジョブアプリケーション413は、装置情報取得プログラム4131、設定情報生成プログラム4133を含む。制御部31は、これらのプログラムを実行することにより、複合機10に実行させる設定情報を生成することができる。
装置情報取得プログラム4131は、ジョブアプリケーション413の起動指示を受けて、制御部31が読み込むプログラムである。装置情報取得プログラム4131を読み出した制御部31は、装置情報取得部37を制御することにより、装置情報を含む符号化情報(例えば、QRコード)を取得する。
設定情報生成プログラム4133は、ジョブアプリケーション413の起動指示を受けて、表示部33に表示されたユーザインタフェースを介して入力・選択された設定値に基づき、設定情報を生成する際に制御部31が読み込むプログラムである。設定情報生成プログラム4133を読み出した制御部31は、ユーザインタフェースを介して入力・選択され、設定値記憶領域417に記憶された各種設定値から設定情報を生成する。そして、制御部31は生成した設定情報を取得した装置情報から抽出した複合機10の識別情報(デバイスID)と共にネットワークサービス50に送信する。
ここで、図6は、端末装置30がネットワークサービス50に送信する設定情報と識別情報(デバイスID)との組み合わせの一構成例を表す図である。図6は、 ユーザインタフェースを介して入力・選択された“モード”、“部数”、“給紙トレイ”、“両面コピー”、“裏面の向きを180度回転”、“カラーモード”、“パンチ”、“ステープル”の群を含む設定情報と、複合機10の識別情報(デバイスID)として“jv6Ou3QBGv8w6yNtGt”とが組み合わされて送信される例である。
再び図5に戻り、装置情報記憶領域415は、複合機10から取得した装置情報を記憶する記憶領域である。また、設定値記憶領域417は、ユーザによりユーザインタフェースを介して入力・選択された設定値を記憶する記憶領域である。
[1.2.3 ネットワークサービス50について]
ネットワークサービス50は、所謂、クラウドと称され、例えば、ウェブ・ブラウザ等を介して、処理リソース、記憶リソース、配信リソース等の所定のサービスを提供するコンピューティング・システムである。ネットワークサービス50で提供されるサービスは、伝送制御プロトコル、インターネットプロトコル、他のプロトコル等のデータ通信プロトコルの何れかを使用し、ネットワーク(NW)を介して複合機10又は端末装置30からアクセスして利用することができる。ネットワークサービス50は、ハードウェアとして1つ又は複数のネットワーク装置を含む。
図7は、ネットワークサービス50の機能構成図である。ネットワークサービス50は、制御部51と、表示部53と、操作入力部55と、通信部57と、記憶部59とを備える。
制御部51は、ネットワークサービス50全体を制御する。制御部51は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU等)により構成される、制御部51は、記憶部59に記憶された各種プログラムを読み出して実行することによりその機能を実現する。
表示部53は、各種情報をユーザ等に表示する。表示部33は、例えば、LCDや有機ELディスプレイ等により構成することができる。
操作入力部55は、ユーザ等により情報の入力を受け付ける。操作入力部55は、例えば、キーボード、マウス等の入力手段を用いることができる。
通信部57は、LAN、WAN、インターネット、電話回線等を介して他装置との通信を行うための有線/無線の何れか又はその両方のインタフェースを備える。
記憶部59は、ネットワークサービス50の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部59は、例えば、RAM、HDD、SSD、ROM等の記憶装置により構成することができる。
第1実施形態において、記憶部59は、端末装置認証プログラム591と、ジョブ送信プログラム593とを記憶し、ジョブ記憶領域595を確保する。
端末装置認証プログラム591は、端末装置30との接続を認証する際に制御部51が読み込むプログラムである。端末装置認証プログラム591を読み出した制御部51は、端末装置30から識別情報と設定情報とが送信された場合に、設定情報に含まれるセッションキーに基づき、端末装置30を認証する。
ジョブ送信プログラム593は、複合機10に対してジョブを送信する際に制御部51が読み込むプログラムである。ジョブ送信プログラム593を読み出した制御部51は、複合機10からのHTTPSロングポーリングに対し、当該複合機10の識別情報(デバイスID)に付されたジョブIDを検索する。当該ジョブIDに設定情報が関連づけられている場合、当該設定情報を複合機10が実行するジョブとして送信する。
ジョブ記憶領域595は、図8に示すように、制御部51が、端末装置30から送信された複合機10の識別情報と設定情報とを関連付けた上でジョブIDを付し、複合機10が実行するジョブとして記憶する記憶領域である。制御部51は、識別情報(デバイスID)と設定情報とを関連付けた情報をジョブIDで管理する。なお、ジョブIDは、端末装置30側で付することも可能である。この場合、端末装置30は、複合機10の識別情報と設定情報とを関連付けた上でジョブIDを付してネットワークサービス50に送信すればよい。制御部51は、ジョブIDが付された複合機10の識別情報と設定情報とをジョブ記憶領域595に記憶する。
[1.3 処理の流れ]
[1.3.1 全体処理について]
次に、第1実施形態に係る全体処理について図9のフローチャートを用いて説明する。図9で説明する全体処理は、複合機10のユーザ認証機能が有効であって、ユーザが複合機10にログイン後に、リモートアプリケーション215を起動することから開始される処理である。
まず、ユーザは、後述するログイン画面を介して複合機10にログインする。(ステップS10)。すなわち、複合機10は、ログイン処理を実行することで、ユーザにログインに必要な情報(例えば、ユーザ名、パスワード等)を入力する画面を表示する。そして、ログインに必要な情報が入力された後、複合機10は適切なユーザであればログイン状態に遷移する(ステップS10)。
複合機10にログイン後、ユーザは例えば、後述するホーム画面を介してリモートアプリケーション215の起動指示を入力する。
ユーザによる起動指示の入力を受けて、制御部11は、リモートアプリケーション215を起動する(ステップS12)。
リモートアプリケーションの215の起動に伴い、制御部11は、終了判定プログラムを読み込み、終了判定時間の計時を開始する(ステップS14)。制御部11は、リモートアプリケーション215が起動してから終了判定時間が経過したと判定した場合、リモートアプリケーション215の終了制御を行う(ステップS14→ステップS16)。
そして、制御部11は、ログインしているユーザをログアウトする(ステップS18)。
一方、制御部11は、リモートアプリケーション215が起動してから終了判定時間が経過していないと判定した場合、処理をステップS20に移す。(ステップS14→ステップS20)。
制御部11は、セッションキー等のネットワークサービス50に対する接続情報の取得要求をネットワークサービス50に送信する(ステップS20)。
接続情報の取得要求を受け、ネットワークサービス50は、通信に必要なセッションキーを生成し、セッションキー等の接続情報を複合機10に送信する。複合機10はネットワークサービス50から接続情報を取得すると(ステップS22)、HTTPSロングポーリングによりネットワークサービス50との接続を維持した状態で、装置情報を含む符号化情報(例えば、QRコード)を表示部13に表示する(ステップS24)。
ユーザは、複合機10に原稿をセットし、端末装置30にジョブアプリケーション413の起動指示を入力する。端末装置30は、ユーザによるジョブアプリケーション413の起動指示を受け付ける(ステップS26)。端末装置30は、ジョブアプリケーションの起動指示を受け、当該ジョブアプリケーションを起動する(ステップS28)。具体的には、制御部31は、装置情報取得プログラム4131及び設定情報生成プログラム4133を読み込むことでジョブアプリケーション413を起動する。
ユーザは、表示部33に表示されたユーザインタフェースを介して複合機10に実行させるジョブを選択し、選択したジョブに係る設定値を入力・選択する。(ステップS30)。
端末装置30は、入力指示を受けた設定値を受け付け、当該設定値を設定値記憶領域417に記憶する(ステップS32)。
ユーザはスタートキーを選択する。端末装置30の制御部31は、スタートキーの選択指示入力を受けつける(ステップS34)。
端末装置30の制御部31は、複合機10の表示部13に表示されている装置情報を含む符号化情報(例えば、QRコード)を取得する(ステップS36)。
端末装置30は、設定値記憶領域419に記憶された各種設定値から設定情報を生成し、ステップS36で取得した符号化情報に含まれる装置情報から抽出した複合機10の識別情報と共にネットワークサービス50に送信する(ステップS38)。
ネットワークサービス50は、端末装置30から送信された複合機10の識別情報と設定情報とを関連付けた上でジョブIDを付し、ジョブとしてジョブ記憶領域595に記憶する(ステップS40)。
複合機10は、ネットワークサービス50に対して、複合機10の識別情報に対応するジョブが存在するか否かを問合せする(ステップS42)。
複合機10の識別情報に対応するジョブが存在する場合、ネットワークサービス50は、複合機10に対してジョブを送信する(ステップS44)。
複合機10は、受信したジョブを実行する(ステップS46)。そして処理をステップS14に戻す。
なお、図9の処理は、リモートアプリケーション215が起動し、複合機10が接続中の間は、通信が接続されていることが好ましい。例えば、HTTPSロングポーリングにより接続を維持したり、所定時間毎に通信を維持したり(例えば、Ping等により、端末間の通信を行うこと維持する)ことが好ましい。これにより、端末装置30は、リモート操作中は、いつでも操作入力された指示をネットワークサービス50を介して複合機10に送信することができる。
本実施形態では、端末装置30により終了判定時間を設定してもよい。端末装置30は、終了判定時間を経過した場合、ネットワークサービス50との通信を自動で終了する。この場合、複合機10と、端末装置30との接続が強制的に切断される。
これにより、ユーザは、例えば複合機10に表示されたリモートアプリケーションの終了ボタンをタッチすることなく、自動的にリモートアプリケーションを終了することができる。したがって、ユーザは、複合機10に触ることなく、リモートアプリケーションを終了することができる。
ここで、終了判定時間は、例えば、30秒から240秒の間で設定されることが好ましい。例えば、終了判定時間が10秒という短い時間で設定された場合、リモートアプリケーションが起動したと、直ぐに終了してしまい、ユーザにとって使い勝手の悪い状態となる。
以下、上述した処理フローについて、装置毎にフローチャートを参照しつつ説明する。
[1.3.2 複合機10の処理について]
複合機10の処理について図10のフローチャートを用いて説明する。複合機10の制御部11は、電源投入指示入力、スリープモードからの復旧指示入力、又はオートクリア指示入力を受けると、装置初期化処理を実行する(ステップS110→ステップS120)。なお、オートクリアとは、ジョブ自体を取止める場合や、設定値の入力・選択を取り消す場合に実行される処理である。一般的に、オートクリアは表示画面に設けられた選択ボタン(例えば、“オートクリアボタン)が選択されると、複合機10はオートクリアの処理を実行することができる。
ここで、装置初期化処理とは、例えば、入力された指示が電源投入指示入力、スリープモードからの復旧指示入力であった場合には、画像形成部171による印刷出力を可能とするための定着装置の温度制御等であったり、入力された指示がオートクリアであった場合には、変更された設定値を初期値に戻し、複合機10を初期状態で使用可能な状態とする処理を言う。
装置初期化処理の終了後、制御部11は、ログイン画面を表示する。そして、制御部11はログイン画面を介してユーザによりログイン認証が行われたか否かを判定する(ステップS130)。
制御部11は、ログイン認証が行われ、ログイン認証が成功したと判定した場合、ホーム画面を表示する(ステップS130;Yes→ステップS140)。
一方、制御部11は、ログイン認証が行われていない(ログイン認証機能無効)又はログイン認証は行われたがログイン認証が失敗したと判定した場合、ジョブ実行に係る操作が検出されたか否かを判定する(ステップS130;No→ステップS150)。なお、ジョブ実行に係る操作とは、例えば、複合機10の原稿台への原稿のセットといった、コピーやスキャン等のジョブの実行のために、ユーザによって実行される準備操作をいう。制御部11は、例えば、原稿台へ原稿がセットされた場合、光学式や機械式の検知器を用いて原稿を検出することにより、ジョブ実行に係る操作がなされたと判定することができる。
ジョブ実行に係る操作が入力されたと判定した場合、制御部11は処理をステップS170に移行する(ステップS150;Yes→ステップS170)。一方、ジョブ実行に係る操作が入力されていないと判定した場合、制御部11はジョブ実行に係る操作以外のその他の操作がなされたと判定してもよいし、そのまま処理を終了してもよい(ステップS150;No)。
ステップS140において、ホーム画面の表示後、制御部11は、リモートアプリケーション215の起動指示が入力なされたか否かを判定する(ステップS140→ステップS160)。制御部11は、ホーム画面に表示したリモートアプリケーション215の起動指示入力ボタンがユーザにより選択されたか否かを検知することにより、リモートアプリケーション215の起動指示が入力なされたか否かを判定することができる。
制御部11は、リモートアプリケーション215の起動指示が入力されたと判定すると、当該リモートアプリケーション215を起動する(ステップS160;Yes→ステップS170)。なお、リモートアプリケーション215の起動指示が入力されないと判定した場合、制御部11は、ホーム画面の表示を継続する(ステップS160;No→ステップS140)。
制御部11は、終了判定プログラム2155を読み込むことにより、リモートアプリケーション215が起動して終了判定時間が経過したか否かを判定する(ステップS180)。ここで、制御部11は、終了判定時間が経過したと判定すると、リモートアプリケーション215の終了制御を行う(ステップS180;Yes→ステップS190)。なお、リモートアプリケーション215の終了制御には、読み込んだ装置情報生成プログラム2151、設定情報取得プログラム2153、及び終了判定プログラム2155のワーキングメモリからの解放を含め、ネットワークサービス50とのHTTPSロングポーリングを介した接続解除が含まれる。この場合、制御部11は、ネットワークサービス50との接続解除の後、プログラムの解放を行ってもよいし、逆に、プログラムの解放の後、ネットワークサービス50との接続解除を行ってもかまわない。
そして、制御部11は、ログインしたユーザが存在すれば、ログアウト処理を行い(ステップS200)、処理を終了する。
一方、リモートアプリケーション215が起動して終了判定時間が経過していないと判定すると、制御部11は、ネットワークサービス50に対して、セッションキー等のネットワークサービス50に対するセッションキー等の接続情報の取得要求を送信する(ステップS180;No→ステップS210)。
そして、制御部11は、ネットワークサービス50から接続情報を取得したか否かを判定する(ステップS220)。接続情報を取得したと判定した場合、制御部11は、装置情報を生成し、生成した装置情報を2次元コード(クイックレスポンス(QR)コード)、1次元コード(バーコード)、記号、及び英数字のうちの1つまたは複数で符号化した符号化情報として表示部13に表示する(ステップS220;Yes→ステップS230)。接続情報を取得していないと判定すると、制御部11は接続情報を取得するまで待機する(ステップS220;No)。なお、一定の期間、設定情報が得られず、ログインしたユーザが存在する場合、制御部11は自動的にログアウト処理してもよい。これにより、ユーザ認証有効時に無操作状態などの放置状態が継続した場合に自動的にログアウトすることで不正利用を防止することができる。
制御部11は、ネットワークサービス50からジョブを取得したか否かを判定する(ステップS240)。ネットワークサービス50からジョブを取得すると、制御部11は取得したジョブを実行する(ステップS240;Yes→ステップS250)。一方、ジョブを取得していないと判定すると、制御部は、符号化情報の表示を継続する(ステップS240;No→ステップS230)。
ステップS250において、ジョブを実行後、制御部11は処理をステップS180に戻す。
図10では、ステップS210からステップS250の処理が終了した時点で、処理をステップS180の終了判定時間の判定処理を行う構成について説明した。しかしながら、リモートアプリケーション215が起動を開始し、ステップS210からステップS250に係る処理の進行途中で終了判定時間を迎えることが考えられる。この場合、制御部11は、終了判定時間を迎えた時点で、リモートアプリケーションを終了させ(ステップS190)、ログアウト処理(ステップS200)を行ってもよいしステップS210からステップS250の処理が完了した後で、リモートアプリケーションを終了させ(ステップS190)、ログアウト処理(ステップS200)を行う構成であってもかまわない。
[1.3.3 端末装置30の処理について]
次に、端末装置30の処理について図11のフローチャートを用いて説明する。端末装置30の制御部31は、ユーザによるジョブアプリケーション413の起動指示を受けたか否かを判定する(ステップS300)。制御部31は、端末装置30の表示部33に表示したジョブアプリケーション413の起動指示入力ボタンがユーザにより選択されたか否かを検知することで、ジョブアプリケーション413の起動指示を受けたか否かを判定することができる。
ジョブアプリケーションの起動指示を受けたと判定した場合、制御部31は表示処理プログラム411を読み込むことにより、ユーザインタフェースとしてのアプリケーション画面を表示部33に表示する(ステップS300;Yes→ステップS310)。
次いで、制御部31は、ユーザによりアプリケーション画面を介してコピージョブが選択されたか否かを判定する(ステップS320)。ユーザによりコピージョブが選択されたと判定した場合、制御部31は、コピージョブ実行画面を表示部33に表示する(ステップS320;Yes→ステップS330)。一方、ユーザによりコピージョブが選択されていないと判定した場合、制御部31は、スキャンジョブ実行画面を表示部33に表示する(ステップS320;No→ステップS340)。
制御部31は、ステップS330で表示したコピージョブ実行画面又はステップS340で表示したスキャンジョブ実行画面の何れかを介して設定値の入力を受け付ける(ステップS350)。そして、制御部31は、受け付けた設定値を設定値記憶領域417に記憶する(ステップS360)。
制御部31は、ユーザにより“スタートボタン”が選択されたか否かを判定する(ステップS370)。ユーザにより“スタートボタン”が選択されたと判定した場合、制御部31は、装置情報取得部37を制御することにより、複合機10から装置情報を含む符号化情報を取得する(ステップS370;Yes→ステップS380)。制御部31は、ジョブアプリケーション413の起動指示入力に伴い、読み込んだ装置情報取得プログラム4131に基づき、複合機10の表示部13に表示されている符号化情報を復号して装置情報を取得する。
次いで、制御部31は、ジョブアプリケーション413の起動指示入力に伴い、読み込んだ設定情報生成プログラム4133に基づき、設定値記憶領域417に記憶された各種設定値から設定情報を生成する(ステップS390)。そして、制御部31は、生成した設定情報を複合機10の装置情報から抽出した識別情報と共にネットワークサービス50に送信し、処理を終了する(ステップS400)。
[1.3.4 ネットワークサービス50の処理について]
次に、ネットワークサービス50の処理について図12のフローチャートを用いて説明する。ネットワークサービス50の制御部51は、複合機10からセッションキー等のネットワークサービス50に対する接続情報の取得要求を受けたか否かを判定する(ステップS500)。
制御部51は、複合機10から接続情報の取得要求を受けたと判定した場合、接続情報を複合機10に対して送信する(ステップS500;Yes→ステップS510)。一方、複合機10から接続情報の取得要求を受けていないと判定した場合、制御部51は、取得要求を受けるまで待機する(ステップS500;No)。
次に、制御部51は、端末装置30から識別情報と設定情報とを取得したか否かを判定する(ステップS520)。
制御部51は、端末装置30から識別情報と設定情報とを取得したと判定した場合、当該識別情報と設定情報とを関連付けた上でジョブIDを付しジョブとしてジョブ記憶領域595に記憶する(ステップS520;Yes→ステップS530)。
次いで、制御部51は、複合機10からジョブの取得要求を受けたか否かを判定する(ステップS540)。複合機10からジョブの取得要求を受けたと判定した場合、制御部51は、取得要求を受けた複合機10の識別情報に対応するジョブを記憶しているか否かを判定する(ステップS540;Yes→ステップS550)。この場合、制御部51は、当該複合機10の識別情報(デバイスID)に付されたジョブIDを検索する。当該ジョブIDに設定情報が関連づけられている場合、制御部51は、当該複合機10の識別情報に対応するジョブを記憶していると判定する。
識別情報に対応するジョブを記憶している場合、制御部51は、ジョブ送信プログラム593を読み出し、当該ジョブを複合機10に送信し(ステップS560)、処理を終了する。
なお、ステップS520において、制御部51は、端末装置30から識別情報と設定情報とを取得したと判定した場合、複合機10からのジョブの取得要求を待たずに、当該識別情報に対応するジョブを直接複合機10に送信するプッシュ型として構成することも可能である。
[1.4 動作例]
次に、第1実施形態に係る動作例について説明する。図13は、第1実施形態に係る動作の流れをタイムラインとして模式的に表した図である。ここで、図13(a)はユーザ認証有効時における複合機10のタイムラインであり、図13(b)はユーザ認証機能無効時における複合機10のタイムラインである。
図13(a)で示すユーザ認証有効時では、ログイン認証後、ユーザによる起動指示入力により、リモートアプリケーション215が起動する。リモートアプリケーション215が起動中のみリモートでのジョブの実行が可能となる。そして、例えば、リモートアプリケーション215が起動してから終了判定時間(例えば、120秒)が経過すると、制御部11は、リモートアプリケーション215を終了する。
リモートアプリケーション215を終了すると、制御部11はホーム画面を表示する。ホーム画面の表示から、予め設定された自動ログアウト時間が経過すると、制御部11はユーザをログアウトし、ログイン認証を受け付けるログイン画面を表示する。
ログイン画面の表示から、所定の時間、無操作状態が継続すると、複合機10は、例えば、予熱モード設定/オートパワーシャットオフ設定に従い、予熱やオートパワーシャットオフモード(スリープモード)へ移行する。
一方、図13(b)で示すユーザ認証無効(ユーザ認証機能が無効であったり、ユーザ認証が失敗した場合)では、例えば、原稿台への原稿のセットといった、コピーやスキャン等のジョブの実行のための準備操作を検知すると、制御部11は、リモートアプリケーション215を起動する。そして、例えば、リモートアプリケーション215が起動してから終了判定時間(例えば、120秒)が経過すると、制御部11は、リモートアプリケーション215を終了する。
リモートアプリケーション215を終了すると、制御部11はホーム画面を表示する。ホーム画面の表示から、所定の時間、無操作状態が継続すると、複合機10は、予熱やオートパワーシャットオフモード(スリープモード)へ移行する。そして、新たに、コピーやスキャン等のジョブの実行のための準備操作を検知すると、制御部11は、リモートアプリケーション215を起動する。
図13(a)及び図13(b)で示すように、制御部11は、リモートアプリケーション215の起動から終了判定時間が経過すると、リモートアプリケーション215を終了する。そして、図13(a)で示すように、ユーザ認証有効時では、ホーム画面の表示から、予め設定された自動ログアウト時間が経過すると、制御部11はユーザをログアウトし、ログイン認証を受け付けるログイン画面を表示する。このような構成とすることで、ログインしたユーザ以外の他のユーザが複合機10を操作することができなくなるため、他のユーザによるなりすまし行為を防止することが可能となる。
図14は、制御部11が表示するログイン画面の一構成例を説明する図である。なお、本動作は、図10のステップS130に対応する動作例である。
ログイン画面W10は、ログインユーザ名入力ボックスBx10と、ログインパスワード入力ボックスBx12と、認証先選択ボタンB10と、OKボタンB12と、キャンセルボタンB14とを含む。
ログインユーザ名入力ボックスBx10は、複合機10にログインを試みるログインユーザのログインユーザ名の入力を受け付ける入力ボックスである。
ログインパスワード入力ボックスBx12は、複合機10にログインを試みるログインユーザのログインユーザ名と関連付けられたログインパスワードの入力を受け付ける入力ボックスである。
認証先選択ボタンB10は、ログインユーザの認証先の選択を受け付けるボタンである。図14での例示では、ログインユーザの認証先としてマシン(複合機10)単体が選択された例である。なお、ネットワーク(NW)を介した管理サーバといった他装置でログインユーザを管理する場合、他装置名称や、当該他装置のネットワーク上の位置情報(例えば、IPアドレス等)を選択することが可能である。
OKボタンB12は、ログインユーザによるログイン認証動作を受け付けるボタンである。キャンセルボタンB14は、ログインユーザによるログイン認証動作のキャンセルを受け付けるボタンである。
図15は、制御部11が表示するホーム画面W20の一構成例を説明する図である。なお、本動作例は、図10のステップS140の処理に対応する。ホーム画面W20は、例えば、ユーザによるジョブの選択や、各種機能表示の選択を受け付ける基本画面である。ホーム画面W20は、ジョブ・機能選択ボタンB16と、表示送りボタンB18と、ジョブ状況ボタンB20とを備える。
ジョブ・機能選択ボタンB16は、ユーザが所望するジョブ、機能表示等の選択を受け付ける。例えば、ユーザは、ジョブ・機能選択ボタンB16において、“シンプルコピー”ボタンを選択すると、制御部11は、当該“シンプルコピー”の設定を行うための不図示のジョブ実行画面を表示する。また、第1実施形態におけるジョブ・機能選択ボタンB16は、次図で説明する表示画面W30に画面を遷移するための、リモートオペレーションボタンB22を含む。ユーザによりリモートオペレーションボタンB22が選択されると、制御部11は、リモートアプリケーション215を起動し、画面表示を表示画面W30に遷移することで、本開示に係る出力方法を利用することが可能となる。なお、図15のジョブ・機能選択ボタンB16の表示構成例はあくまでも例示であり、表示送りボタンB18の選択により表示されていないジョブ、機能表示ボタンを表示させることができる。
ジョブ状況ボタンB20は、複合機10が実行しているジョブの進行状況、予約状況等の報知指示入力を受け付ける。ユーザによりジョブ状況ボタンB20が選択されると、制御部11は、ジョブの進行状況や予約状況等を表示する。
図16は、制御部11が表示する表示画面W30の一構成例である。なお、本動作例は、図10のステップS230の処理に対応するものであって、表示画面W30は、リモートアプリケーション215が起動し、ネットワークサービス50から接続情報を取得したタイミングで表示される。
表示画面W30は、操作手順表示領域R10と、閉じるボタンB24とを備える。操作手順表示領域R10は、第1実施形態に係る出力方法の操作手順をイラスト又はアニメーションにより説明するための領域である。図16の例示では、(1)原稿セット、(2)端末装置での設定、(3)ジョブ実行の順で操作手順が説明されている。
操作手順表示領域R10は、複合機10の装置情報を含む符号化情報を表示する符号化情報表示領域R11を含む。第1実施形態では、装置情報を含む符号化情報として2次元コード(例えば、クイックレスポンス(QR)コード、DataMatrix、VeriCode)を採用した例について説明する。QRコード(登録商標)は、グラフィカル形式でデータを表すための2次元コードである。なお、装置情報としては、QRコード以外にも、バーコード、記号、及び英数字のうちの1つまたは複数で符号化した情報を用いることも可能である。
端末装置30は、カメラ等の撮像装置やレーザー光を用いた走査装置によって、当該QRコードを読み取ることでジョブを実行させることができる。
閉じるボタンB24は、本開示に係る出力方法を用いず、通常のホーム画面を介してのジョブの実行をユーザが所望する場合に、選択を受け付けるボタンである。閉じるボタンB24が選択されると、制御部11はホーム画面W20を表示部13に表示し、ホーム画面W20を介したジョブの実行指示等の入力を受け付ける。
図17は、複合機10がネットワークサービス50から設定情報を受信し、当該設定情報に基づくジョブを実行中に表示部13に表示する実行画面の一構成例である。なお、本動作例は、図10のステップS250の処理に対応する。実行画面W40は、ジョブが実行中である旨を表すメッセージ表示領域R12と、実行中のジョブの種類(図17の例示はコピージョブ)をイラスト又はアニメーションで表示する実行ジョブ表示領域R13とを備える。
図18は、複合機10がジョブを完了した際に表示部13に表示する完了画面の一構成例である。なお、本動作例は、図10のステップS250以降の処理に対応する。完了画面W50は、ジョブが完了した旨を表すメッセージ表示領域R14と、ジョブの完了をイラスト又はアニメーションで表示する完了ジョブ表示領域R15とを備える。
図19は、ユーザによりジョブアプリケーション413の起動指示を受け、端末装置30の制御部31が表示部33に表示するアプリケーション画面の一構成例である。なお、本動作例は、図11のステップS300からステップS310の処理に対応する。アプリケーション画面W60は、メニュー表示領域R20と、お気に入りリスト表示領域R22とを備える。
メニュー表示領域R20は、コピージョブ選択ボタンB26とスキャンジョブ選択ボタンB28とを備える。コピージョブ選択ボタンB26はユーザによるコピージョブの選択を受け付ける。コピージョブ選択ボタンB26の選択を受けると、制御部31は、ユーザによりコピージョブが選択されたと判定することができる。コピージョブ選択ボタンB26の選択を受けると、制御部31は、コピージョブ実行画面を表示部33に表示する。
一方、スキャンジョブ選択ボタンB28はユーザによりスキャンジョブの選択を受け付ける。スキャンジョブ選択ボタンB28の選択を受けると、制御部31は、ユーザによりスキャンジョブが選択されたと判定することができる。スキャンジョブ選択ボタンB28の選択を受けると、制御部31は、スキャンジョブ実行画面を表示部33に表示する。
お気に入りリスト表示領域R22は、ユーザにとって使用頻度が高い項目をリスト形式で表示する。お気に入りリストは、ソートボタンB30により昇順/降順表示を切り替えることができる。
図20は、ユーザによりコピージョブが選択された場合に、表示部33に表示されるコピージョブ実行画面の一構成例である。本動作例は、図11のステップS330等の処理に対応する。コピージョブ実行画面W70aは、設定値設定領域R24と、スタートボタンB32とを備える。
設定値設定領域R24は、ジョブ実行に係る設定値の入力・選択を受け付ける。設定値は、例えば、“部数”、“給紙トレイ”、“両面コピー”、“裏面の向きを180度回転する”、“カラーモード”といったようにコピージョブに係る設定項目毎に入力・選択することができる。
例えば、コピージョブ実行画面W70bは、“部数”の設定値がタップ操作等により選択された場合に表示される部数設定画面の一構成例である。コピージョブ実行画面W70bは、コピー部数の設定値の入力を受け付けるモーダルM10と、設定値入力ボタンB34とを備える。
図20に示す様に、モーダルM10が表示されている場合、制御部31は、他の設定値をグレー表示し、設定値の入力を行うことができないように制限する。ユーザは、設定値入力ボタンB34を用いてコピー部数の入力を行う。所定のコピー部数の入力後、“決定”ボタンを選択することで、部数に係る設定値を確定することができる。なお、“決定”若しくは“キャンセル”ボタンが選択されると、画面はコピージョブ実行画面W70aに戻る。
図21は、ユーザによりスキャンジョブが選択された場合に、表示部33に表示されるスキャンジョブ実行画面の一構成例である。本動作例は、図11のステップS340等の処理に対応する。スキャンジョブ実行画面W80aは、設定値設定領域R26と、スタートボタンB32とを備える。
設定値設定領域R26は、ジョブ実行に係る設定値の入力・選択を受け付ける。設定値は、例えば、“アドレスを入力”、“自分宛てに送信”、“読み込み設定”、“画像の向き”、“カラーモード”といったようにスキャンジョブに係る設定値毎に入力・選択することができる。
例えば、スキャンジョブ実行画面W80bは、設定値として、“自分宛てに送信”の設定値がタップ操作等により選択された場合に表示される自分宛て送信先設定画面の一構成例である。スキャンジョブ実行画面W80bは、自分宛てに送信の設定値の入力を受け付けるモーダルM12と、設定値入力ボタンB36とを備える。
図21に示す様に、モーダルM12が表示されている場合、制御部31は、他の設定値をグレー表示し、設定値の入力を行うことができないように制限する。ユーザは、設定値入力ボタンB36を用いて自分宛てに送信の送信先入力を行う。所定の送信先の入力後、“決定”ボタンを選択することで、送信先に係る設定値を確定することができる。なお、“決定”若しくは“キャンセル”ボタンが選択されると、画面はスキャンジョブ実行画面W80aに戻る。
図22は、図20のコピージョブ実行画面W70a又は図21のスキャンジョブ実行画面W80aのスタートボタンB32が選択され、複合機10に表示中の装置情報を取得する際に、制御部31が表示する符号化情報取得画面の一構成例である。符号化情報取得画面W90aは、符号化情報取得領域R28と、ステータス表示領域R30とを備える。
符号化情報取得領域R28は、図22での例示のように、取得する符号化情報がQRコード等の符号化情報である場合、当該符号化情報が撮像装置又は走査装置の読取領域内に収まるようにユーザを誘導するガイドラインとして構成することができる。ユーザは符号化情報取得領域R28内にQRコード等の符号化情報が収まるように端末装置30を操作する。符号化情報が取得されると、制御部31は符号化情報取得画面W90aを符号化情報取得画面W90bに遷移する。
ステータス表示領域R30は、ユーザに対して操作又はジョブの進行状況(ステータス)を表示する領域である。例えば、符号化情報取得画面W90aに係るステータス表示領域R30には、QRコードを符号化情報取得領域R28に収め、当該QRコードを読み取らせる旨のメッセージが表示された例である。
QRコード等の符号化情報が読み取られると、符号化情報取得画面W90bには、複合機10にジョブ(設定情報)を送信している旨がステータス表示領域R32に表示される。
複合機10へのジョブの送信が完了すると、制御部31は表示画面を符号化情報取得画面W90cに遷移する。符号化情報取得画面W90cでは、ジョブの送信が完了した旨がステータス表示領域R34に表示される。
図23は、終了判定値設定画面W100の一構成例を説明する図である。終了判定値設定画面W100は、例えば、システム設定画面を介して表示させることができる。ここで、システム設定画面とは、複合機10の装置設定(例えば、動作条件、環境条件、認証ユーザ登録等)の入力設定を受け付ける設定画面であり、一般的には管理権限を有するユーザ(管理ユーザ)が管理する設定画面である。
終了判定値設定画面W100は、アプリケーション終了設定チェックボックスCB10と、終了時間設定タブT10と、登録ボタンB38と、キャンセルボタンB40とを備える。
アプリケーション終了設定チェックボックスCB10は、リモートアプリケーション215を自動的に終了させるか否かを設定するためのチェックボックスである。アプリケーション終了設定チェックボックスCB10にチェックが付されると、リモートアプリケーション215の自動終了設定が有効となる。
終了時間設定タブT10は、リモートアプリケーション215を終了させるまでの判定時間の設定を受け付けるプルダウンタブである。ユーザは、プルダウンタブにより終了判定時間を選択することも可能であるし、任意の判定時間を直接入力して設定することもできる。
登録ボタンB38は、アプリケーション終了設定チェックボックスCB10及び終了時間設定タブT10への入力値の登録を受け付ける。登録ボタンB38の選択により、アプリケーション終了設定チェックボックスCB10及び終了時間設定タブT10への入力値は、終了判定値管理テーブルに登録される。キャンセルボタンB40は、アプリケーション終了設定チェックボックスCB10及び終了時間設定タブT10への入力のキャンセルを受け付ける。
以上のように、第1実施形態によれば、リモートアプリケーションを終了判定時間経過後に終了させることで、他のユーザによるなりすまし行為を防止することが可能な画像処理装置等を提供することができる。
[2 第2実施形態]
第2実施形態は、第1実施形態において、リモートアプリケーション215の終了の際に、操作画面にて終了判定時間の延長が可能な形態である。
第2実施形態に係る全体構成、複合機、端末装置、及びネットワークサービスの機能構成は、第1実施形態に係る機能構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。また、全体処理の流れ、端末装置の処理、及びネットワークサービスの処理についても第1実施形態の処理と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[2.1 複合機10の処理について]
第2実施形態に係る複合機10の処理の流れについても、第1実施形態の図10で説明した複合機10の処理の流れと略同一とすることができる。第2実施形態では、図10のステップS180において、判定時間経過直前に終了延長設定画面を表示部13に表示する点が第1実施形態とは異なる。
[2.2 動作例]
図24は、終了延長設定画面W110の一構成例を説明する図である。終了延長設定画面W110は、判定時間の経過直前(例えば、経過30秒前)に図16で説明した表示画面W30上に重畳して表示される。
終了延長設定画面W110は、終了延長確認設定領域R36と、はいボタンB42と、いいえボタンB43とを備える。
終了延長確認設定領域R36は、判定時間経過までの残り時間を、例えば、カウントダウン形式で表示するとともに、終了時間を延長するか否かをユーザに対して問い合わせるメッセージ表示領域として構成することができる。図24は、判定時間経過までの残り時間が30秒であり、判定時間を延長するか否かをユーザに対して問い合わせる例示である。
はいボタンB42は、ユーザによる判定時間の延長指示の入力を受け付ける。はいボタンB42の選択により、判定時間の延長指示がなされると、制御部11は、判定時間を延長する(図24では、制御部11は判定時間を30秒延長する)。いいえボタンB43は、判定時間を延長しない場合の指示を受け付ける。いいえボタンB43の選択により、判定時間を延長しない旨の指示がなされると、制御部11は、終了延長確認設定領域R36で表示した判定時間経過までの残り時間がゼロとなった時に、リモートアプリケーション215の終了制御を行う。
以上のように、第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、操作画面にてリモートアプリケーション215の終了判定時間の延長が可能であるため、例えば、実行させたいジョブが完了していない場合や、複数のジョブが未完了の状態である場合等にリモートアプリケーション215の起動状態を延長して維持することができる。
[3 第3実施形態]
第1実施形態では、終了判定値設定画面W100を、例えば、システム設定画面を介して表示させ、複合機10にて終了判定値の設定を行う形態であった。第3実施形態は、端末装置30において、終了判定値の設定を行うことが可能な形態である。
第3実施形態に係る全体構成、複合機、端末装置、及びネットワークサービスの機能構成は、第1実施形態に係る機能構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。また、全体処理の流れ、複合機の処理、及びネットワークサービスの処理についても第1実施形態の処理と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[3.1 端末装置30の処理について]
第3実施形態に係る端末装置30の処理の流れについても、第1実施形態の図11で説明した端末装置30の処理の流れと略同一とすることができる。第3実施形態では、図11のステップS310において、終了判定値設定画面を表示部33に表示可能にする点が第1実施形態とは異なる。
[3.2 動作例]
図25は、端末装置30が表示する終了判定値設定画面W120の一構成例を説明する図である。終了判定値設定画面W120は、図19で例示したアプリケーション画面W60に設けたアプリケーション設定ボタンB44の選択による表示指示入力により表示させることができる。
終了判定値設定画面W120は、図23で例示した終了判定値設定画面W100の表示内容と同一内容とすることができる。ユーザは、終了判定値設定画面W120を介して終了判定値を設定することができる。終了判定値設定画面W120における入力値は、例えば、ジョブに係る設定値等と同様に、設定値記憶領域417に記憶しておき、設定情報とともに複合機10に送信すればよい。
以上のように、第3実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、複合機10の操作画面を操作せずとも、終了判定値の設定を端末装置30において行うことができるため、複合機10に対する接触をより回避することができる。
[4 第4実施形態]
端末装置30の装置情報取得部37が複合機10の符号化情報(装置情報)を取得した直後に、リモートアプリケーションが終了し、複合機10からユーザがログアウトした場合、次に、複合機にログインした他のユーザがリモートアプリケーションを起動すると、ログアウトしたユーザによりネットワークサービスに登録されたジョブを実行してしまう恐れがあった。
第4実施形態は、リモートアプリケーションの起動の前や起動に際し、ネットワークサービスに登録されたジョブを削除することで、他のユーザがネットワークサービスに登録されたジョブを実行することを防止することが可能な形態である。
第4実施形態の具体的態様について述べる前に、他のユーザが先に複合機にログインしていたユーザのジョブを実行する状況について説明する。
図26は、ユーザ名Aが複合機にログインして当該複合機をリモート操作する動作の流れをタイムラインとして模式的に表した図である。
ユーザ名Aが複合機にログインし、リモートアプリケーションを起動すると、複合機(リモートプリケーション)は、接続情報としてのセッションキーの取得要求をネットワークサービスに対して行う。
そして、端末装置は、ジョブの実行に係る設定情報を生成し、生成した設定情報をネットワークサービスに送信することでジョブを登録する。複合機はネットワークサービスから当該設定情報を取得し、取得した設定情報に基づきジョブを実行する。
ジョブの実行後、複合機はリモートアプリケーションの終了制御を行い、ユーザ名Aをログアウトして一連の処理を終了する。
図26で説明したように、ジョブの実行に係る設定情報がネットワークサービスにジョブとして登録され、複合機がネットワークサービスから当該ジョブを取得することで、原則としてネットワークサービスにはジョブが残存することはない。
しかしながら、図27で示す状況のように、ジョブがネットワークサービスに登録された後、複合機がネットワークサービスから当該ジョブを取得する前に、リモートアプリケーションが終了したり、ネットワークの通信不良により、ネットワークサービスからジョブが取得されず、登録したジョブがネットワークサービスに残存することがある。
このような状況において、ユーザ名Aが複合機からログアウトし、次いで、他のユーザであるユーザ名Bが複合機にログインしてリモートアプリケーションを起動すると、複合機は、ネットワークサービスからユーザ名Aのジョブを取得し、当該ジョブを実行してしまう。すなわち、ユーザ名Aのときに生成されたセッションキーが有効期間内の場合に、次回リモートアプリケーションを実行すると、そのセッションキーが再利用されてしまう。したがって、登録されているジョブが残っている場合は実行してしまうという問題が生じてしまう。
ユーザ名Aは、ジョブの終了を待たずにリモートアプリケーションを終了させているため、ネットワークサービスに残存する設定情報は、ユーザ名Aに必要がない(必要がなくなった)ジョブであると考えられる。しかしながら、例えば、ユーザ名Aに対して早急に複合機から離れる必要が発生したり、通信不良が発生していることを知らずに、ジョブが完了したと思い込んで複合機から離れた可能性も考えられる。いずれにしても、ユーザ名Aが実行したジョブに係る設定情報がネットワークサービスに残存し、当該設定情報を他のユーザであるユーザ名Bが実行可能である状況は、個人情報の漏洩やジョブの出力物を用いた不正利用等の恐れがあり、複合機を安全にリモート操作する上で、好ましい状況ではなかった。
上記状況を鑑みて、リモートアプリケーションの起動の前や起動に際し、ネットワークサービスに登録されたジョブを削除することで、他のユーザがネットワークサービスに登録されたジョブを実行することを防止することが可能な形態について説明する。
[4.1 全体構成]
第4実施形態に係る全体構成は、第1実施形態に係る全体構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[4.2 機能構成]
端末装置の機能構成は第1実施形態に係る端末装置30の機能構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[4.2.1 複合機70について]
図28は、複合機70の機能構成図である。複合機70の機能構成は、第1実施形態に係る複合機10と同様に構成することができる。したがって、複合機10と同一機能については、同一の符号を付してその説明は省略する。
複合機70は、記憶部21に替えて記憶部71を備える。記憶部71は、出力部制御プログラム211と、表示処理プログラム213と、アプリケーションとしてのリモートアプリケーション715とを記憶し、装置設定値記憶領域217と、終了判定値記憶領域219とを確保する。
リモートアプリケーション715は、装置情報生成プログラム2151と、設定情報取得プログラム2153と、終了判定プログラム2155と、及びジョブ削除要求プログラム7151とを含む。
ジョブ削除要求プログラム7151は、リモートアプリケーション715の起動指示を受けて、ネットワークサービス50に記憶されている、ジョブを削除させる際に制御部11が読み込むプログラムである。制御部11は、ジョブ削除要求プログラム7151を読み込むと、ネットワークサービス80に対してジョブの削除要求を出力する。なお、制御部11は、アプリケーションが起動されたとき、セッションキーが有効な間であっても、登録されたジョブに対して削除要求を出力する。
[4.2.2 ネットワークサービス80について]
図29は、ネットワークサービス80の機能構成図である。ネットワークサービス80の機能構成は、第1実施形態に係るネットワークサービス50と同様に構成することができる。したがって、ネットワークサービス50と同一機能については、同一の符号を付してその説明は省略する。
ネットワークサービス80は、記憶部59に替えて記憶部89を備える。記憶部89は、端末装置認証プログラム591と、ジョブ送信プログラム593と、ジョブ削除プログラム891とを記憶し、ジョブ記憶領域595を確保する。
ジョブ削除プログラム891は、複合機70からのジョブの削除要求を受けた際に制御部51が読み込むプログラムである。ジョブ削除プログラム891を読み込んだ制御部51は、ジョブを記憶する場合、これを削除する。
[4.3 処理の流れ]
[4.3.1 全体処理について]
第4実施形態に係る全体処理については、第1実施形態の図9のフローチャートで説明した処理の流れと同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[4.3.2 複合機70の処理について]
次に、複合機70の処理について図30のフローチャートを用いて説明する。なお、複合機70の処理については、第1実施形態の図10で説明した処理の流れと略同一であるため、同一の処理については同一のステップ番号を付してその説明は省略する。
ステップS160において、リモートアプリケーション715の起動指示が入力されと判定した場合(ステップS160;Yes)、又はステップS150において、ジョブ実行に係る操作が入力されたと判定した場合(ステップS150;Yes)、制御部11は、リモートアプリケーション715を起動する(ステップS170)。
次いで、制御部11は、ジョブ削除要求プログラム7151を読み込むことで、ネットワークサービス80に対して、ジョブの削除要求を出力する(ステップS610)。なお、制御部11は、ステップS120における装置初期化処理、ステップS130におけるログイン認証時に、ジョブ削除要求プログラム7151を読み込み、ジョブの削除要求をネットワークサービス80に出力してもかまわない。
[4.3.3 ネットワークサービス80の処理について]
次に、ネットワークサービス80の処理について図31のフローチャートを用いて説明する。なお、なお、ネットワークサービス80の処理については、第1実施形態の図12で説明した処理の流れと略同一であるため、同一の処理については同一のステップ番号を付してその説明は省略する。
まず、制御部51は、複合機70からジョブ削除要求を受けたか否かを判定する(ステップS700)。制御部51は、複合機70からジョブの削除要求を受けたと判定した場合、ジョブ削除プログラム891を読み込み、ジョブ記憶領域595に当該ジョブを記憶している場合、これを削除する(ステップS700;Yes→ステップS710)。一方、複合機70からジョブの削除要求を受けていないと判定した場合、削除要求を受けるまで待機する(ステップS700;No)。
ステップS500以降に係る処理については、図12のフローチャートで説明した処理と同一である。
[4.4 動作例]
次に、第4実施形態に係る動作例について説明する。図32は、第4実施形態に係る動作の流れをタイムラインとして模式的に表した図である。
ユーザ名Aが複合機にログインし、リモートアプリケーションを起動すると、複合機70(リモートプリケーション)は、接続情報としてのセッションキーの取得要求をネットワークサービス80に対して行う。
複合機はネットワークサービス80からセッションキーを取得すると、装置情報を含む符号化情報としてのQRコードを生成し、端末装置(ジョブアプリケーション)に対して表示する。端末装置は装置情報取得部を介してQRコードを取得する(読取る)。
ジョブがネットワークサービスに登録された後、複合機がネットワークサービスから当該ジョブを取得する前に、リモートアプリケーションが終了する。この結果、ネットワークサービスからジョブが取得されず、当該ジョブがネットワークサービスに残存する。この状態において、ユーザ名Aが複合機70からログアウトする。
ユーザ名Aがログアウト後、ユーザ名Bが複合機70にログインし、リモートアプリケーション715の起動指示を入力する。
リモートアプリケーション715の起動指示入力を受けて、制御部11は、ネットワークサービス80に対して、ジョブの実行に係るジョブの削除要求を出力する。
ジョブの削除要求を受け、ネットワークサービス80は、当該ジョブを記憶する場合は、これを削除する。
次に、複合機70は、接続情報としてのセッションキーの取得要求をネットワークサービス80に対して行う。
複合機70はネットワークサービス80からセッションキーを取得すると、装置情報を含む符号化情報としてのQRコードを生成し、端末装置30(ジョブアプリケーション)に対して表示する。端末装置は装置情報取得部を介してQRコードを取得する(読取る)。
そして、端末装置30は、ジョブの実行に係る設定情報を生成し、生成した設定情報をネットワークサービス80に送信することでジョブを登録する。複合機70はネットワークから当該ジョブを取得し、取得したジョブを実行する。
ジョブの実行後、複合機はリモートアプリケーションの終了制御を行う。
以上のように、第4実施形態によれば、リモートアプリケーションの起動の前や起動に際し、ネットワークサービスに登録されたジョブを削除することで、他のユーザがネットワークサービスに登録されたジョブを実行することを防止することができる。
[5 第5実施形態]
第5実施形態は、第4実施形態において、ネットワークサービスに対してジョブの削除要求を行う場合に、ユーザに対して当該ジョブの削除可否を問い合わせる形態である。
第5実施形態に係る全体構成、複合機、端末装置、及びネットワークサービスの機能構成は、第4実施形態に係る機能構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。また、全体処理の流れ、端末装置の処理、及びネットワークサービスの処理についても第4実施形態の処理と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[5.1 複合機70の処理について]
第5実施形態に係る複合機70の処理の流れについても、第4実施形態の図30で説明した複合機70の処理の流れと略同一とすることができる。第5実施形態では、図30のステップS610において、ジョブの削除要求の送信前後において、削除可否の問合せ画面としてのジョブ削除確認画面を表示部13に表示する点が第4実施形態とは異なる。
[5.2 動作例]
図33は、ジョブ削除確認画面W130は、ジョブ削除確認領域R38と、はいボタンB46と、いいえボタンB48とを備える。
ジョブ削除確認領域R38は、ユーザに対してネットワークサービス80に記憶されているジョブの削除可否を問い合わせるメッセージを表示する領域である。図33は、ネットワークサービス80にユーザ名Aのジョブが残存している旨を表すとともに、当該ジョブを削除するか否かを問い合わせるメッセージの例示である。
はいボタンB46は、ユーザによるジョブの削除指示の入力を受け付ける。はいボタンB46の選択により、ジョブの削除指示がなされると、制御部11は、ネットワークサービス80に当該ジョブの削除要求を送信する。いいえボタンB48は、ジョブを削除しない場合の指示を受け付ける。いいえボタンB48の選択により、ジョブを削除しない旨の指示がなされると、制御部11は、ネットワークサービス80に当該ジョブの削除要求を送信しない。
以上のように、第5実施形態によれば、第4実施形態の効果に加え、例えば、複合機70に対して、一旦ログアウトしたユーザ名Aが立て続けにログインする場合等において、無用にジョブが削除されることを防止することができる。
[6 第6実施形態]
第5実施形態では、ジョブ削除確認画面W130を複合機70に表示させ、複合機70にてジョブの削除確認を行う形態であった。第6実施形態は、端末装置30において、ジョブの削除確認を行うことが可能な形態である。
第6実施形態に係る全体構成、複合機、端末装置、及びネットワークサービスの機能構成は、第4実施形態に係る機能構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。また、全体処理の流れ、複合機の処理、及びネットワークサービスの処理についても第4実施形態の処理と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[6.1 端末装置30の処理について]
図34は、第6実施形態に係る端末装置30の処理の流れを説明するフローチャートである。第6実施形態に係る端末装置30の処理の流れについても、第1実施形態の図11で説明した端末装置30の処理の流れと略同一とすることができる。したがって、図11のフローチャートに係る処理と同一な処理については、同一のステップ番号を付してその説明は省略する。
ステップS400において、制御部31は、生成した設定情報を複合機10の識別情報と共にネットワークサービス80に送信した後、ネットワークサービス80がジョブを記憶しているか否かを示す有無情報を取得する(ステップS800)。そして、制御部31は、取得したジョブの有無情報に基づき、ジョブ削除確認画面を表示部33に表示し、当該ジョブの削除指示を受けた場合、ジョブの削除要求をネットワークサービス80に対して送信する(ステップS810)。
[6.2 動作例]
図35は、端末装置30が表示するジョブ削除確認画面W140の一構成例を説明する図である。ジョブ削除確認画面W140は、図25で例示したアプリケーション画面W60に設けたアプリケーション設定ボタンB44の選択による表示指示入力により表示させることができる。
ジョブ削除確認画面W140は、図33で例示したジョブ削除確認画面W130の表示内容と同一表示内容とすることができる。ユーザは、ジョブ削除確認画面W140を介してジョブを削除するか否かを設定することができる。ユーザは削除ボタンB50を選択することにより、ジョブの削除指示を入力することができる。また、ユーザはジョブを削除しない場合は、実行ボタンB52を選択することで当該ジョブを実行させることができる。
以上のように、第6実施形態によれば、第4実施形態の効果に加え、複合機70の操作画面を操作せずとも、設定情報削除確認を端末装置30において行うことができるため、複合機70に対する接触をより回避することができる。
[7 第7実施形態]
コピージョブやスキャンジョブにおいて、原稿台を用いて複数枚(ページ)の原稿を読取る場合、ユーザは、原稿押え部材を持ち上げ、読取後の原稿を除去し、次の原稿を原稿載置台にセットする。そして、ユーザは、原稿押え部材を元の押え位置に戻した上で、原稿読取開始指示(例えば、操作画面に表示された読取開始ボタンの押下)を入力する必要がある。
この場合、原稿の読取りが完了する度に、次の原稿のセットを促すメッセージが操作画面等に表示される(図36)。
原稿台を用いた複数枚の原稿の読取動作は、必ず原稿台や表示部(操作画面)での操作が必要となる。このような原稿台を用いた複数枚の原稿読取は、高頻度接触を回避するために複合機をリモート操作するコンセプトにそぐわない。
第7実施形態は、原稿台を用いた原稿の読取動作において、原稿台で読取実施可能な読取回数を制限することで、原稿台や操作画面に対する接触を極力回避することが可能な形態である。
[7.1 全体構成]
第7実施形態に係る全体構成は、第1実施形態に係る全体構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[7.2 機能構成]
端末装置及びネットワークサービスの機能構成は、第1実施形態に係る端末装置30及びネットワークサービス50と同一構成とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[7.2.1 複合機90について]
図37は、複合機90の機能構成図である。複合機90の機能構成は、第1実施形態に係る複合機10と同様に構成することができる。したがって、複合機10と同一機能については、同一の符号を付してその説明は省略する。
複合機90は、記憶部21に替えて記憶部91を備える。記憶部91は、出力部制御プログラム211と、表示処理プログラム213と、リモートアプリケーション215と、原稿載置判定プログラム911を記憶し、装置設定値記憶領域217と、終了判定値記憶領域219とを確保する。
原稿載置判定プログラム911は、画像読取部173が備える原稿台に原稿が載置(セット)されたか否かを判定する際に制御部11が読み込むプログラムである。制御部11は、例えば、原稿台が備える原稿抑え部材が開かれた場合をトリガとして原稿載置判定プログラム911を読み込むことができる。
[7.3 処理の流れ]
[7.3.1 全体処理について]
第7実施形態に係る全体処理については第1実施形態の図9のフローチャートで説明した処理と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[7.3.2 複合機90の処理について]
次に、複合機90の処理について図38のフローチャートを用いて説明する。なお、図38は、複合機90の画像読取部173による原稿の読取りに係る処理を説明するフローチャートである。
まず、制御部11は、リモートアプリケーション215が起動中であるか否かを判定する(ステップS900)。リモートアプリケーション215が起動中であると判定した場合、制御部11は、原稿台に原稿がセットされたか否かを判定する(ステップS900;Yes→ステップS910)。制御部11は、例えば、光学式や機械式の検知器を用いて原稿を検出することにより、原稿台に原稿がセットされたか否かを判定することができる。一方、リモートアプリケーション215が起動中ではないと判定した場合、制御部11は処理を終了する(ステップS900;No)。
原稿台に原稿がセットされたと判定した場合、制御部11は原稿台からの原稿読取と判定する(ステップS910;Yes→ステップS920)。一方、原稿台に原稿がセットされていないと判定した場合、制御部11は処理を終了する(ステップS910;No)。
次いで、制御部11は、原稿読取を開始する旨のメッセージを表示部13に表示する(ステップS930)。
ユーザによりスタートボタンが選択され、スタートボタンの選択指示が入力されると、制御部11は原稿台に載置された原稿を1回(原稿1枚)読取り、処理を終了する(ステップS940→ステップS950)。
[7.4 動作例]
図39は、図38のステップS930において、制御部11が表示部13に表示するメッセージ画面W150の一構成例を説明する図である。メッセージ画面W150には、原稿台にセットされた原稿の読取りを開始する旨のメッセージが表示される。ユーザは、表示されたメッセージを確認した上で、端末装置30に表示されたスタートボタンを選択することで原稿読取を開始させることができる。
図40は、原稿読取設定画面W160の一構成例を説明する図である。原稿読取設定画面W160は、例えば、不図示のシステム設定画面を介して表示させることができる。
原稿読取設定画面W160は、複数原稿読取設定チェックボックスCB12と、登録ボタンB38と、キャンセルボタンB40とを備える。
複数原稿読取設定チェックボックスCB12は、原稿台を介した複数回の原稿読取回数(複数枚の原稿読取り)の可否を設定するためのチェックボックスである。複数原稿読取設定チェックボックスCB12にチェックが付されると、複数枚の原稿読取設定が有効となる。
登録ボタンB38は、複数原稿読取設定チェックボックスCB12の設定登録を受け付ける。キャンセルボタンB40は、複数原稿読取設定チェックボックスCB12の設定のキャンセルを受け付ける。
以上のように、第7実施形態によれば、原稿台を用いた原稿の読取動作において、原稿台で読取実施可能な読取回数を1回(原稿枚数を1枚)に制限することで、原稿台や操作画面に対する接触を極力回避することができる。
[8 第8実施形態]
第8実施形態は、第7実施形態において、ユーザが複数枚の原稿読取を所望する場合に、自動原稿読取装置の使用を推奨する形態である。
第8実施形態に係る全体構成、複合機、端末装置、及びネットワークサービスの機能構成は、第7実施形態に係る機能構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。また、全体処理の流れ、端末装置の処理、及びネットワークサービスの処理についても第7実施形態の処理と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[8.1 複合機90の処理について]
次に、複合機90の処理について図41のフローチャートを用いて説明する。なお、複合機90の処理については、第7実施形態の図38で説明した処理の流れと略同一であるため、同一の処理については同一のステップ番号を付してその説明は省略する。
制御部11は、原稿読取を開始する旨のメッセージを表示部13に表示後、原稿のセット先が自動原稿読取装置(ADF)への変更であるか否かを判定する(ステップS930→ステップS960)。制御部11は、例えば、原稿台における原稿の検出信号が検出されなくなり、自動原稿読取装置において原稿の検出信号が検出された場合に、原稿のセット先が自動原稿読取装置への変更であると判定することができる。
原稿のセット先が自動原稿読取装置への変更ではないと判定した場合、すなわち、原稿台における原稿の検出信号が継続して検出される場合は、制御部11はステップS940及びステップS950の処理を実行する(ステップS960;No→ステップS940、ステップS950)。
一方、原稿のセット先が自動原稿読取装置への変更であると判定した場合、制御部11は、自動原稿読取装置での原稿読取と判定する(ステップS960;Yes→ステップS970)。
ユーザによりスタートボタンが選択され、スタートボタンの選択指示が入力されると、制御部11は原稿を読取り、処理を終了する(ステップS980→ステップS990)。
[8.2 動作例]
図42は、図41のステップS930において、制御部11が表示部13に表示する推奨画面としてのメッセージ画面W170の一構成例を説明する図である。メッセージ画面W170には、読取対象の原稿が複数枚ある場合に、自動原稿読取装置の使用を推奨する旨のメッセージが表示される。ユーザは、表示されたメッセージを確認した上で、原稿のセット先を自動原稿読取装置へ変更する。そして、ユーザは、端末装置30に表示されたスタートボタンを選択することで原稿読取を開始させることができる。
以上のように、第8実施形態によれば、第7実施形態の効果に加え、ユーザが複数枚の原稿読取を所望する場合には、自動原稿読取装置を使用して読取動作を行うことができるため、原稿台や操作画面に対する接触を極力回避することができる。
[9 第9実施形態]
複合機のリモート操作に関する技術が成熟するにつれ、ユーザビリティの向上に関する要求が高まるのは当然のことである。特に、端末装置や複合機等の装置と、ユーザとを結ぶユーザインタフェースは、より快適な操作性や視認性が求められる。
第9実施形態は、端末装置30が提供するユーザインタフェースについて、よりユーザビリティを向上させることが可能な形態である。
例えば、第1実施形態の図19等で説明したアプリケーション画面W60は、複合機10に対してコピージョブ又はスキャンジョブをリモートで操作可能とするコピージョブ選択ボタンB26及びスキャンジョブ選択ボタンB28を備える構成であった。第9実施形態では、これらのジョブ選択ボタンに更にファクスジョブ選択ボタンを加えた形態について説明する。
なお、第9実施形態に係る全体構成、複合機、端末装置、及びネットワークサービスの機能構成は、第1実施形態から第8実施形態の何れかに係る機能構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。また、全体処理の流れ、複合機の処理、端末装置の処理、及びネットワークサービスの処理についても第1実施形態から第8実施形態の何れかに係る処理と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[9.1 動作例]
図43は、ユーザによりジョブアプリケーション413の起動指示を受け、制御部31が表示部33に表示するアプリケーション画面W180の一構成例である。アプリケーション画面W180は、メニュー表示領域R40と、お気に入りリスト表示領域R22とを備える。
メニュー表示領域R40は、コピージョブ選択ボタンB26と、スキャンジョブ選択ボタンB28と、ファクスジョブ選択ボタンB54とを備える。コピージョブ選択ボタンB26とスキャンジョブ選択ボタンB28については、図19で説明したものと同一構成であるため、ここでの説明は省略する。また、お気に入りリスト表示領域R22についても、図19で説明したものと同一構成であるため、ここでの説明は省略する。
ファクスジョブ選択ボタンB54は、ユーザによるファクスジョブの選択を受け付ける。ファクスジョブ選択ボタンB54の選択を受けると、制御部31は、ユーザによりファクスジョブが選択されたと判定することができる。ファクスジョブ選択ボタンB54の選択を受けると、制御部31は、ファクスジョブ実行画面W190を表示部33に表示する。
ファクスジョブ実行画面W190は、設定値設定領域R42と、スタートボタンB32とを備える。設定値設定領域R42は、ジョブ実行に係る設定値の入力・選択を受け付ける。設定値は、例えば、“ファクス番号”、“読み込み設定”、“画像の向き”、“濃度”、“画質”といったファクスジョブに係る設定項目毎に入力・選択することができる。
“ファクス番号”は、送信宛先のファクス番号の入力を受け付ける。例えば、ユーザにより“ファクス番号”に対してタップ操作等の画面操作がなされ、当該画面操作を検知すると、制御部31は、ファクス番号の直接入力が可能な設定値入力ボタン(テンキー)を表示する。ユーザは、テンキーを介してファクス番号を直接入力することができる。また、ファクス番号は、テンキーを用いた直接入力以外にも、アドレス帳選択ボタンB56を介して選択することも可能である。なお、アドレス帳とは、端末装置30が管理する住所録であって、送信宛先に対して、例えば、ファクス番号、電話番号、E-mailアドレス、住所、勤務先等の連絡先情報を関連付けた情報を収集したものである。
また、“読み込み設定”は、「片面」、「両面(たてとじ)」、「両面(よことじ)」といった設定値を有し、原稿の読み込み面の設定を受け付ける設定項目である。 “画像の向き”は、「上向き」、「横向き」といった設定値を有し、原稿の画像の向きの設定を受け付ける設定項目である。 “濃度”は、「自動」、「手動(1~5段階)」といった設定値を有し、原稿濃度の設定を受け付ける設定項目である。 “画質”は、「普通字」、「小さな字」、「小さな字(中間調)」、「精細」、「精細(中間調)」、「高精細」、「高精細(中間調)」といった設定値を有し、原稿画質の設定を受け付ける設定項目である。
ユーザは、設定値設定領域R42におけるこれらの設定値の入力・選択後、スタートボタンB32を選択することで、ファクスジョブを実行させることができる。
図44は、ファクスジョブ実行画面W190を介したファクス番号の直接入力の手順を説明する図である。なお、図44中において、ファクス番号の入力手順は図中左の状態(a)、状態(b)、状態(c)、状態(d)の順で遷移するもものとして説明する。
状態(a)は、設定値入力ボタン(テンキー)B58を用い、ユーザによりファクス番号“0987654321”が入力された状態を表している。ファクス番号の入力が完了し、例えば、設定値入力ボタンB58の“完了”の選択を受けると、制御部31は、ファクスジョブ実行画面W190の表示状態を状態(b)に遷移する。
状態(b)において、ユーザによりスタートボタンB32の選択を受けると、制御部31は、ファクスジョブ実行画面W190の表示状態を状態(c)に遷移する。状態(c)では、状態(a)で入力したファクス番号を再度入力させることで(2度打ち機能)、ユーザに対して入力内容に誤りが無いかを再確認させる。そのため、制御部11は、再確認画面としてのモーダルM10に送信先の情報がファクス番号である場合、ファクス番号の再入力を促すメッセージ(例えば、「ファクス番号をもう一度入力してください。」)とともに、再入力領域(例えば、ファクス番号の全桁入力が可能な入力領域)を表示する。ファクス番号の再入力後、モーダルM10上の決定ボタンの選択を受けると、制御部31は、状態(a)での入力内容と状態(c)での入力内容とを比較する。ここで、両者の入力内容が一致しない場合、制御部31は、モーダルM10上に、例えば、「番号が一致しません。もう一度入力してくだい。」といった趣旨のメッセージを表示する。そして、制御部31はファクスジョブ実行画面W190の表示状態を状態(b)に戻し、入力されたファクス番号を消去するとともに、ファクス番号の再々入力を促す。
なお、状態(c)において、モーダルM10上のキャンセルボタンの選択を受けると、制御部31は、ファクスジョブ実行画面W190の表示状態を状態(b)に戻すが、入力されたファクス番号はそのまま表示を継続する。
モーダルM10上の決定ボタンの選択を受け、状態(a)での入力内容と状態(c)での入力内容とが一致すると、制御部31は、ファクスジョブ実行画面W190の表示状態を状態(d)に遷移する。状態(d)では、制御部31は、モーダルM12にファクス番号の宛先確認を促すメッセージ(例えば、「ファクスデータを以下の宛先に送信します。」等)を表示し、同モーダルM12上の続けるボタンの選択を受けて、ファクスジョブを実行する。
図45は、ファクスジョブ実行画面W190を介したファクス番号の入力において、記憶部41に記憶した送信先の情報としてアドレス帳選択ボタンB56を用いた場合の手順を説明する図である。なお、図44での例示と同一の状態にあるものは、同一の符号を付するものとする。また、図45中において、ファクス番号の入力手順は図中左の状態(e)、状態(b)、状態(c)、状態(d)の順で遷移するもものとして説明する。
ファクスジョブ実行画面W190上のアドレス帳選択ボタンB56の選択を受けると、制御部31は、連絡先選択画面W200を表示する(状態(e))。連絡先選択画面W200は、連絡先選択領域R44を備える。連絡先選択領域R44は、端末装置30が記憶部41で管理するアドレス帳に登録されている送信宛先のファクス番号を表示する領域である。ユーザは、連絡先選択領域R44に表示された送信宛先のファクス番号を選択することにより、ファクス番号の入力を行うことができる。
連絡先選択領域R44に表示された一のファクス番号が選択されると、制御部31は、ファクスジョブ実行画面W190の表示状態を状態(b)に遷移する。なお、アドレス帳からファクス番号が選択された場合、制御部31は、ファクス番号の直接入力の際に求めていたファクス番号の2度打ちは原則求めない。しかしながら、選択されたファクス番号に編集が加えられたことを検知した場合、制御部31は、ファクスジョブ実行画面W190の表示状態を図44の状態(c)に遷移し、ファクス番号の2度打ちを求める。
次いで、制御部31は、ファクスジョブ実行画面W190の表示状態を状態(d)に遷移する。状態(d)では、制御部31は、モーダルM12にファクス番号の宛先確認を促すメッセージ(例えば、「ファクスデータを以下の宛先に送信します。」等)を表示し、同モーダルM12上の続けるボタンの選択を受けて、ファクスジョブを実行する。
図46は、図44で例示したファクスジョブ実行画面W190の状態(c)において、ファクス番号の2度打ちに替えて適用可能な他の形態を説明する図である。
形態(1)は、ファクス番号の全桁の再入力を求めるのではなく、ファクス番号の一部分の入力をユーザに対して求める形態である。この場合、モーダルM14は、入力を求める数値の位置に数値入力を可能とするカーソルを配し、入力を求めない数値は状態(a)で入力したファクス番号の一部分をそのまま表示する。形態(1)は、ユーザに対してファクス番号の一部分の入力を求める形態であるため、ファクス番号の入力に係るユーザの負担を軽減することができる。なお、形態(1)の例示では、入力を求める数値を3桁として表しているが、入力を求める桁数は、これに限定されるものではない。
形態(2)は、状態(a)で入力したファクス番号を検索値とし、ファクス番号から宛先情報を検索する検索サービスにより得られた検索結果をモーダルM16に表示する形態である。形態(2)では、状態(a)で入力されたファクス番号に対応する宛先情報が検索結果として表示される形態であるため、ファクス番号を直接入力するよりも送信宛先のイメージが掴みやすいといった利点がある。
形態(3)は、状態(a)で入力されたファクス番号が、過去に一度送信宛先として設定されたファクス番号と一致する場合に、ファクス番号の再入力を求めない形態である。状態(a)で入力されたファクス番号が、過去に一度送信宛先として設定されたファクス番号と一致する場合、ユーザによる誤入力の可能性は低いと考えられる。このような場合は、ファクス番号の再入力を求めない形態とすることで、ファクス番号の入力に係るユーザの負担を軽減することができる。
形態(4)は、状態(a)で入力されたファクス番号がヒトによって入力されたか否かの検証を伴う場合の形態である。図46での例示のように、パズル認証の他、ひらがな認証や絵認証等の画像認証を用いることで、ファクスジョブの実行にあたり、セキュリティ性を高めることができる。
ところで、図44等で説明したファクス番号の再入力を求める設定は、アプリケーション設定モーダルを介して行うことができる。ここで、図47を用いてファクス番号の再入力設定について説明する。
アプリケーション設定モーダルは、例えば、図47(a)に示すアプリケーション画面W180に設けられたアプリケーション設定ボタンB44をユーザが選択することにより、表示させることができる。アプリケーション設定ボタンB44の選択を受けて制御部31は、アプリケーション設定モーダルM22aを表示する(図47(b))。
図47(b)に示すアプリケーション設定画面としてのアプリケーション設定モーダルM22aは、例えば、当該モーダルに対するタップ操作等の検知により、図47(c)に示すように設定可能な内容を展開して表示することができる。展開後のアプリケーション設定モーダルM22bには、“自分宛てのメールアドレス設定”、“送信前に宛先を確認する”、“ファクス番号を再度入力する”といったアプリケーション設定に関する設定項目が集約されて表示される。ユーザは、ファクス番号の再入力に係る機能を無効とする場合、当該“ファクス番号を再度入力する”の設定値を“OFF”と設定することで、ファクス番号の再入力に係る機能を無効化することができる。一方、ファクス番号の再入力に係る機能を有効とする場合、ユーザは、当該“ファクス番号を再度入力する”の設定値を“ON”と設定することで、ファクス番号の再入力に係る機能を有効化することができる。
図47(b)での例示のように、アプリケーションの種別を問わず、設定変更可能な項目をアプリケーション設定モーダルM22bに集約して表示することで、ユーザは効率良くアプリケーションの設定を行うことができ、ユーザビリティを高めることができる。
なお、図47(d)に示す様に、アプリケーション設定モーダルM22bは、各アプリケーションのジョブ実行画面を介しても表示させることができる。このような構成とすることで、ユーザは、表示部33(操作画面)がアプリケーション画面又はジョブ実行画面の何れかを表示しているかに関わらず、容易にアプリケーション設定モーダルM22bにアクセスすることができる。
以上のように、端末装置が提供するユーザインタフェースに、コピージョブ、スキャンジョブに加え、更にファクスジョブを実現可能な構成を追加し、更に、入力したファクス番号を再確認するための2度打ち機能を備える構成としたため、第9実施形態によれば、よりユーザビリティを向上させることが可能な端末装置等を提供することができる。また、アプリケーションの種別を問わず、設定変更可能な項目をアプリケーション設定モーダルに集約して表示することで、ユーザは効率良くアプリケーションの設定を行うことができる。
[10 第10実施形態]
第10実施形態は、複合機10が提供するユーザインタフェースについて、よりユーザビリティを向上させることが可能な形態である。
第10実施形態では、複合機10がネットワークサービス50からジョブを受信し、当該ジョブを実行中に表示部13に表示する実行画面W40(図17)の表示内容にジョブの進捗状況を加えた形態について説明する。
なお、第10実施形態に係る全体構成、複合機、端末装置、及びネットワークサービスの機能構成は、第1実施形態から第9実施形態の何れかに係る機能構成と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。また、全体処理の流れ、複合機の処理、端末装置の処理、及びネットワークサービスの処理についても第1実施形態から第9実施形態の何れかに係る処理と同一とすることができるため、ここでの説明は省略する。
[10.1 動作例]
図48は、複合機10がネットワークサービス50からジョブを受信し、当該ジョブを実行中に表示部13に表示する実行画面の一構成例である。実行画面W210は、ジョブが実行中である旨を表すメッセージ表示領域R46と、実行中のジョブの種類(図48の例示はコピージョブ)をイラスト又はアニメーションで表示する実行ジョブ表示領域R13とを備える。
図48で例示する実行画面W210のメッセージ表示領域R46は、実行画面W40での表示内容に加え、“ジョブの進捗はジョブ状況画面を確認してください。”といった趣旨のメッセージを表示する。例えば、ジョブがファクスジョブに係るものであって、通信状況によっては、ジョブの完了までに時間を要する場合、ユーザは、ホーム画面に設けられたジョブ状況ボタンを操作することでジョブの進捗状況を確認することができる。
図49は、ジョブ状況ボタンB20を設けたホーム画面W220の一構成例である。ホーム画面W220は、図15で例示したホーム画面W20と略同一構成とすることができる。なお、図49で示すホーム画面W220は、画面下方に装置設定やトナー消費量といった消耗品情報を表示するための表示領域R48を設けた例示である。なお、図15で例示したホーム画面W20や、図49で例示したホーム画面W220の表示レイアウトは、システム設定画面等を介して設定変更することができる。
図50~図52は、図49のホーム画面W220のジョブ状況ボタンB20の選択を受けて、制御部11が表示するジョブ状況画面W230~W250の一構成例である。なお、図50は、コピージョブ(プリント)に係るジョブ状況画面W230の構成例である。図51は、スキャナージョブに係るジョブ状況画面W240の構成例である。図52は、ファクスジョブに係るジョブ状況画面W250の構成例である。なお、図50~図52で例示するジョブ状況画面は、全て同一構成とすることができる。したがって、以下の説明では、同一構成については同一の符号を付し、図50のコピージョブに係るジョブ状況画面W230を代表例として説明する。
図50に示すジョブ実行画面W230a及び実行画面230bは、実行ジョブ表示領域R50と、状況表示領域R52とを備える。
実行ジョブ表示領域R50は、実行ジョブに関する情報(ジョブ種類、ユーザ名、セット部数、状況、開始時間等)を表示する領域である。なお、実行ジョブ表示領域R50は、実行ジョブに関する情報の表示をジョブ種(コピー(プリント)ジョブ、スキャナージョブ、ファクスジョブ、又はインターネットFax)毎に切替え可能なジョブ種切替タブが設けられている。ユーザは、当該ジョブ種切替タブを操作することにより、所望のジョブ種に係るジョブの実行状況を確認することができる。
状況表示領域R52は、ジョブの実行状況を表示する領域である。例えば、ジョブ実行画面W230aは、予約/実行中の状況であるジョブの実行画面の例示である。なお、図51のスキャナージョブに係るジョブ実行画面W240a、図52のファクスジョブに係るジョブ実行画面W250aも同様である。
また、ジョブ実行画面W230bは、完了した状況であるジョブの実行画面の例示である。なお、図51のスキャナージョブに係るジョブ実行画面W240b、図52のファクスジョブに係るジョブ実行画面W250bも同様である。
ところで、図50での例示のように、ジョブ実行画面W230aとジョブ実行画面W230bとでは、実行ジョブ表示領域R50で表示する情報の種類を異ならせることも可能である。図50での例示では、ジョブ実行画面230aで表示する情報を、“Job”、“ユーザ/モード”、“終了/セット部数”、“状況”、及び“開始時刻”に関する情報としている。一方、ジョブ実行画面W230bでは、表示する情報を、“Job”、“完了”、“セット時刻”、“部数”、及び“状況”に関する情報としている。このように、ジョブの実行状況に応じて実行ジョブ表示領域R50に表示する情報の内容を変更することにより、ユーザはジョブの実行状況を正確に把握することができる。
以上のように、第10実施形態では、複合機がネットワークサービスから受信したジョブを実行中に表示部に表示する実行画面の表示内容にジョブの進捗状況を含めることができる。このような構成とすることにより、ユーザは容易にジョブの実行状況を把握することができ、よりユーザビリティを向上させることができる。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD (Blu-ray Disk(登録商標)等))、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。