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JP7780381B2 - カップ及び基板処理装置 - Google Patents
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JP7780381B2 - カップ及び基板処理装置 - Google Patents

カップ及び基板処理装置

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Description

本開示は、カップ及び基板処理装置に関する。
特許文献1は、周囲をカップ体に囲まれた基板保持部に略水平に保持された基板の表面に、塗布液供給部からの塗布液を塗布液ノズルを介して供給して、基板の表面を液処理する液処理装置を開示している。この液処理装置は、塗布液ノズルを載置して待機させるノズルバスと、基板保持部に保持された基板の上方とノズルバスとの間で塗布液ノズルを搬送するノズル搬送機構と、このノズル搬送機構により搬送されている塗布液ノズルの先端部を撮像する撮像手段と、この撮像手段による撮像結果に基づいて、先端部からの塗布液の液だれまたは滴下の発生を判断する判断手段と、塗布液の液だれまたは滴下が生じたと判断手段により判断された場合に、塗布供給部及び/
またはノズル搬送機構に対処動作を実行させる制御手段と、を備えている。
特開2008-135679号公報
本開示にかかる技術は、カップ内の排気時に基板周縁部における気流の流速を抑えることで、基板中心部と基板周縁部における気流の流速差を減少させる。
本開示の一態様は、基板に処理液を供給して前記基板を処理する基板処理装置に用いられるカップであって、前記基板の受け渡しを行うために上方に開放された開口部と、前記カップの上方から当該カップに向かって流れる気体を吸引する吸引口と、前記吸引口から吸引された気体を排出する排気口と、を有し、前記吸引口は、前記開口部の外周側において、上向きに開口し、前記開口部から前記排気口に至る流路と、前記吸引口から前記排気口に至る流路とが、前記開口部よりも下方で接続され、前記吸引口に気流を誘導する吸引流路をさらに有し、前記吸引流路の上端は、上向きに開口している
本開示によれば、カップ内の排気時に基板周縁部における気流の流速を抑えることで、基板中心部と基板周縁部における気流の流速差を減少させることができる。
本実施形態にかかる基板処理装置の構成の概略を示す縦断面図である。 本実施形態にかかる基板処理装置の構成の概略を示す横断面図である。 図1に示したカップの部分拡大図である。 排気時の気流を模式的に示した説明図である。 カップの構成例を説明するための斜視図である。 図5に示したカップの構成を説明するためのカップの縦断面図である。 排気時の気流を模式的に示した説明図である。 カップの構成例を説明するための説明図である。 カップの構成例を説明するための説明図でである。 カップの構成例を説明するための説明図でである。 カップの構成例を説明するための説明図でである。
半導体デバイス等の製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では、基板としての半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)の上に所定の塗布液を塗布し、反射防止膜やレジスト膜といった塗布膜を形成する塗布処理が行われる。
上述した塗布処理においては、いわゆるスピン塗布法が広く用いられており、回転中のウェハの中心部にノズルから塗布液を供給し、遠心力によってウェハ上の塗布液を拡散させることでウェハ上に塗布膜が形成される。スピン塗布法を行うための回転式の塗布処理装置には、回転するウェハの表面から、塗布液が周囲に飛散することを抑制するために、カップと呼ばれる容器が設けられている。また、ウェハを回転させた際には、ウェハの周縁部からミスト状にレジスト液が飛散することがあるため、そのミストがカップの上方に舞い上がってカップ外を汚染することがないように、塗布処理装置においては、カップ底部からの排気が行われる。
ところで、塗布処理装置の処理容器内においては、上述したカップ底部からの排気によって、カップの上方から、カップ底部に設けられた排気口に向かう気流(ダウンフロー)が生じる。その気流により、ウェハの表面近傍では、ウェハの中心部から周縁部に向かう方向に雰囲気が流れ、この雰囲気はウェハの周縁部から排気流路に吸引される。また、塗布処理中のウェハは、回転している状態にあるため、ウェハの中心部に引き込まれた気体は、ウェハの回転によってウェハの周縁部から吐き出される。これらの理由によって、カップ内の排気時においては、ウェハ中心部よりもウェハ周縁部において気流が強くなる。
従来のカップ構造においては、上述のように、ウェハ周縁部における気流がウェハ中心部よりも強いことによって、ウェハ周縁部における気流の流速がウェハ中心部よりも速くなり、ウェハ周縁部における塗布膜の膜厚がウェハ中心部よりも厚くなる傾向があった。すなわち、従来のカップ構造においては、ウェハ中心部とウェハ周縁部における気流の流速差が原因となって、膜厚の面内均一性の観点で改善の余地があった。
そこで、本開示にかかる技術は、カップ内の排気時に基板周縁部における気流の流速を抑えることで、基板中心部と基板周縁部における気流の流速差を減少させる。
以下、本実施形態にかかる基板処理装置及びその基板処理装置が有するカップについて、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本実施形態にかかる基板処理装置の構成の概略を示す縦断面図である。図2は、本実施形態にかかる基板処理装置の構成の概略を示す横断面図である。
本実施形態にかかる基板処理装置は、基板としてのウェハWに処理液としてのレジスト液を塗布して液処理を行うレジスト塗布装置1である。図1及び図2に示すように、レジスト塗布装置1は、内部を密閉可能な処理容器10を有している。処理容器10の側面には、ウェハWの搬入出口(図示せず)が形成されている。
処理容器10内には、ウェハWを保持して回転させる基板保持部としてのスピンチャック20が設けられている。スピンチャック20は、例えばモータなどのチャック駆動部21により所定の速度に回転できる。また、チャック駆動部21には、例えばシリンダなどの昇降駆動機構が設けられており、スピンチャック20は昇降自在になっている。
また、処理容器10内には、スピンチャック20を収容し、底部から排気されるカップ30が設けられている。カップ30は、ウェハWから飛散又は落下する液体を受け止めて回収する容器である。カップ30は、スピンチャック20の外側に配置された外カップ31と、外カップ31の内周側に位置する内カップ32と、内カップ32の上方に位置する中間カップ33と、を含む。
外カップ31は、カップ30の外壁を構成する部品であり、スピンチャック20に保持されたウェハWの側方を囲むように形成されている。なお、図1においては、外カップ31が一体物として示されているが、外カップ31は、例えば上下に分割された複数部品で構成されてもよい。
内カップ32の下部には、筒状の壁体34が設けられている。この壁体34と外カップ31との間には排出路をなす隙間が形成されている。また、内カップ32の下方には、円環状の水平部材35、筒状の外周垂直部材36、筒状の内周垂直部材37、底部に位置する円環状の底面部材38によって、屈曲路が形成されている。この屈曲路によって、気液分離部が構成されている。
そして、外カップ31と外周垂直部材36との間における底面部材38には、回収した液体を排出する排液口39が形成されており、この排液口39には排液管40が接続されている。一方、外周垂直部材36と内周垂直部材37との間における底面部材38には、ウェハWの周辺の雰囲気を排出する排気口41が形成されており、この排気口41には排気管42が接続されている。
内カップ32の上方には、スピンチャック20に対するウェハWの受け渡しを行うために、上方に開放された開口部43が形成されている。
中間カップ33は、円環状に形成されていて、この中間カップ33の上端33aの内周面によって、上述した開口部43が形成されている。中間カップ33は、下端33bが上端33aよりも外カップ31側に位置していて、上端33aから下端33bに向かって外カップ31側に傾斜している。
図2に示すように、中間カップ33の下端33bは、外カップ31の内周面に設けられた複数の支持部44によって支持されている。これらの複数の支持部44は、外カップ31の内周面に沿って間隔をおいて配置されている。なお、中間カップ33を支持する構造は特に限定されず、中間カップ33は、例えば内カップ32に固定されてもよい。
外カップ31のX方向負方向(図2の下方向)側には、Y方向(図2の左右方向)に沿って延伸したレール100が形成されている。レール100は、例えば外カップ31のY方向負方向(図2の左方向)側の外方からY方向正方向(図2の右方向)側の外方まで形成されている。レール100には、アーム101が設けられている。
アーム101には、処理液としてのレジスト液を供給する、処理液供給部としてのノズル102が支持されている。アーム101は、移動機構としてのノズル駆動部103によってレール100上を移動自在である。これにより、ノズル102は、外カップ31のY方向正方向側の外方に設置された待機部104から外カップ31内のウェハWの中心部上方まで移動できる。また、ノズル駆動部103によって、アーム101は昇降自在であり、ノズル102の高さを調節できる。
図1に示すように、レジスト塗布装置1は、制御部200で制御される。制御部200は、例えばCPU等のプロセッサやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、レジスト塗布装置1で行われる各種処理を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御部200にインストールされたものであってもよい。記憶媒体Hは、一時的なものであっても非一時的なものであってもよい。また、プログラムの一部または全ては専用ハードウェア(回路基板)で実現してもよい。
(カップの排気構造)
次に、カップ30の排気構造の詳細について説明する。図3は、図1に示したカップ30の部分拡大図である。図4は、排気中の気流を模式的に示した説明図である。なお、図4中の黒太線の矢印は、気流を示し、矢印の太さは、気体の流量の大きさを示す。
カップ30は、中間カップ33の上端33aの外周面と外カップ31の上端部の内周面との間に、上向きに開口した吸引口45を有している。このため、カップ30に形成された上向きの開口としては、ウェハWの受け渡しを行うための開口部43と、その開口部43の外周側(外カップ31側)に設けられた吸引口45が存在する。この吸引口45は、カップ30の上方から当該カップ30に向かって流れる気体を吸引する開口である。
上述した吸引口45を有するカップ30には、排気流路として、開口部43から排気口41に至る流路46と、吸引口45から排気口41に至る流路47が形成されている。これらの流路46及び流路47は、開口部43よりも下方、すなわちスピンチャック20で保持されたウェハWの下方で互いに接続されている。このため、スピンチャック20に保持されたウェハWと中間カップ33との隙間から排気口41に向かう気流は、流路46を通過して、流路47を通過する気流と合流する。
吸引口45の大きさは、スピンチャック20の回転速度や排気量に応じて適宜定められるが、吸引口45の幅d1は、スピンチャック20に保持されたウェハWの周縁部と中間カップ33との隙間d2よりも広いことが好ましい。換言すると、吸引口45の面積(図2に示す幅d2の円環領域の面積)は、ウェハWの面積を除いた開口部43の面積(図2に示す幅d1の円環領域の面積)よりも大きいことが好ましい。これにより、ウェハWと中間カップ33の隙間から吸引される気体の流量よりも、吸引口45から吸引される気体の流量が増加し、吸引口45からの排気を促進することができる。
以上で説明した本実施形態にかかるカップ30によれば、ウェハWの受け渡しを行うための開口部43の外周側に吸引口45が形成されていることによって、カップ30の上方から当該カップ30に向かって流れる気体を、吸引口45を介して排気できる。すなわち、開口部43とは異なる他の排気流路が設けられているために、ウェハWの周縁部からの排気流量を減少させることができる。これにより、ウェハWの中心部とウェハWの周縁部における流速差を減少させることができ、ウェハWの表面に形成されるレジスト膜の膜厚の面内均一性を向上させることができる。
(吸引流路)
次に、図5~図7を参照してカップ30の他の構成例について説明する。図5は、カップ30の構成例を説明するための斜視図であり、本図では、カップ30の一部を切断した状態のカップ30を示している。図6は、図5に示したカップ30の構成を説明するためのカップ30の縦断面図である。図7は、排気中の気流を模式的に示した説明図である。なお、図7中の黒太線の矢印は、気流を示し、矢印の太さは、気体の流量の大きさを示す。
図5~図7に示したカップ30は、外カップ31の上端部から上方に延伸した第1上部カップとしての外側上部カップ48と、中間カップ33の上方に設けられた第2上部カップとしての内側上部カップ49を有している。
外側上部カップ48は、筒状に形成されている。外側上部カップ48の下端部は、外カップ31の上端部に固定されていて、外側上部カップ48の上端は、吸引口45よりも高い位置にある。また、外側上部カップ48は、上端部が下端部よりも内方に位置し、下端部から上端部に向かって内方に傾斜している。なお、外側上部カップ48と外カップ31は、1部品で構成されてもよい。
内側上部カップ49は、円環状に形成されている。内側上部カップ49の上端は、吸引口45よりも高い位置にある。また、内側上部カップ49は、上端部が下端部よりも内方に位置し、下端部から上端部に向かって内方に傾斜している。
図5に示すように、内側上部カップ49は、外側上部カップ48の内周面に設けられた複数の支持部50によって支持されている。これらの複数の支持部50は、外側上部カップ48の内周面に沿って間隔をおいて配置されている。なお、内側上部カップ49を支持する構造は特に限定されず、内側上部カップ49は、例えば中間カップ33に固定されてもよい。
カップ30は、上述した外側上部カップ48と内側上部カップ49が設けられることによって、吸引流路51が形成されている。この吸引流路51は、上向きに開口していて、カップ30の上方から当該カップ30に向かう気流を吸引口45に誘導する。
図6及び図7に示す例では、吸引流路51は、外側上部カップ48と内側上部カップ49の間の流路である外側吸引流路51aと、中間カップ33と内側上部カップ49の間の流路である内側吸引流路51bと、を有している。このような吸引流路51を有するカップ30においては、排気時に外側吸引流路51aと内側吸引流路51bの各々の流路を通過する気流が形成される。
以上で説明した吸引流路51によれば、カップ30の上方から吸引口45に向かう気流が整流され、吸引口45の近傍における渦流れの発生を抑制することができる。これにより、吸引口45の近傍における気体の滞留が抑制され、吸引口45からの排気が促進される。
また、渦流れの発生が抑制されることによって、内カップ32と中間カップ33で構成される流路46の下流端から、外カップ31と中間カップ33で構成される流路47への逆流を抑えることもできる。このため、流路46を通過するミスト状に飛散したレジスト液が、流路47に逆流することを抑制でき、レジスト液のミストがカップ30外に飛散することを抑制できる。
上述した流路46から流路47への逆流抑制の効果を高める観点では、吸引流路51の断面積は、当該吸引流路51の上流側から下流側に向かって減少することが好ましい。これにより、吸引流路51の下流端における吸引圧が大きくなり、流路46から流路47への逆流を抑制する効果が高まる。
また、外側吸引流路51aと内側吸引流路51bが設けられている場合には、外側吸引流路51aと内側吸引流路51bの少なくともいずれか一方の流路の断面積が、上流側から下流側に向かって減少することが好ましい。例えば図5~図7に示したように、各吸引流路51a、51bにおいて断面積が漸減する場合には、各吸引流路51a、51bの下流端において吸引圧が大きくなる。これにより、流路46の下流端から流路47への逆流のみならず、外側吸引流路51aと内側吸引流路51bの双方の流路間における逆流も抑えることができる。
さらに、外側上部カップ48と内側上部カップ49が設けられていることによって、スピンチャック20に保持されたウェハWから飛散するレジスト液を受け止めて回収する効果を高めることができる。
また、外側吸引流路51aの最小断面積は、内側吸引流路51bの最小断面積よりも大きいことが好ましい。図6に示した例において、外側吸引流路51aの最も狭い箇所は、内側上部カップ49の下端の位置であり、この位置における流路断面積(外側上部カップ48と内側上部カップ49の間の幅d3の円周方向における面積)が、外側吸引流路51aの最小断面積である。また、内側吸引流路51bの最も狭い箇所も、内側上部カップ49の下端の位置であり、この位置における流路断面積(中間カップ33と内側上部カップ49の間の幅d4の円周方向における面積)が、内側吸引流路51bの最小断面積である。
外側吸引流路51aの最小断面積が、内側吸引流路51bの最小断面積よりも大きい場合には、外側吸引流路51aを通過する気体の流量が内側吸引流路51bを通過する気体の流量よりも増加し、ウェハWの周縁部から、より離れた位置において排気が促進される。換言すると、ウェハWの周縁部近傍を流れる気体の流量が減少し、ウェハWの中心部とウェハWの周縁部における気流の流速差をより小さくすることができる。
以上で説明した吸引流路51を有するカップ30の構成は一例であり、吸引流路51を有するカップ30は、例えば図7または図8に示すように構成されてもよい。
図8に示すカップ30は、吸引流路51が外側上部カップ48と中間カップ33で構成されていて、内側上部カップ49が設けられていない。このように構成されたカップ30においても、上述した吸引流路51による整流効果と、レジスト液の飛散抑制の効果が得られる。
図9に示すカップ30は、吸引流路51が外カップ31と、内側上部カップ49と、中間カップ33で構成されている。また、吸引流路51には、外カップ31と内側上部カップ49で構成された外側吸引流路51aと、中間カップ33と内側上部カップ49で構成された内側吸引流路51bが形成されている。このように構成されたカップ30においても、上述した吸引流路51による整流効果と、レジスト液の飛散抑制の効果が得られる。
特に、図9に示すカップ30においては、内側上部カップ49が、図8に示した外側上部カップ48よりもウェハWに近い位置に存在することから、レジスト液の飛散抑制の効果としては、図8に示したカップ30よりも高い効果が得られる。
(吸引口の配置例)
以上で説明したカップ30では、吸引口45が上向きの開口であったが、吸引口45は、例えば図10に示すように水平方向に向いた開口であってもよい。
図10に示す例では、カップ30の外壁を構成する外カップ31に、水平方向に開口した吸引口45が形成されている。この吸引口45は、外カップ31の周方向に沿って延びた円弧状の開口であり、外カップ31を水平方向から見た際に、開口領域が横方向に延びている。そのような吸引口45が、外カップ31の周方向に間隔をおいて複数設けられることによって、外カップ31の略全周にわたって、水平方向に向いた開口が形成されている。
また、吸引口45の面積(複数の円弧状の吸引口45の総面積)は、スピンチャック20に保持されたウェハWの面積を除いた開口部43の面積(平面視におけるウェハWと中間カップ33の間に形成された円環状の隙間の面積)よりも大きいことが好ましい。これにより、ウェハWと中間カップ33の隙間から吸引される気体の流量よりも、吸引口45から吸引される気体の流量が増加し、吸引口45からの排気を促進することができる。
外カップ31の上端部と中間カップ33の上端部の間には、平面視における形状が円環状の蓋体52が設けられている。この蓋体52によって、外カップ31と中間カップ33の間の上端面が、カップ30の周方向の全周にわたって覆われている。なお、中間カップ33と蓋体52は、1部品で構成されてもよい。
以上の構成を有するカップ30は、排気流路として、開口部43から排気口41に至る流路46と、水平方向に開口した吸引口45から排気口41に至る流路47とが形成されている。また、各流路46、47は、開口部43よりも下方、すなわちスピンチャック20で保持されたウェハWの下方で接続されている。
外カップ31の外周面には、カップ30の上方から当該カップ30に向かう気流を吸引口45に誘導する吸引流路51を形成するために、第1傾斜部材53が設けられている。この第1傾斜部材53の下端部は、吸引口45よりも下方の位置において、外カップ31の外周面に固定されている。また、第1傾斜部材53の上端部は、外カップ31の外方に向かって上方に傾斜している。
吸引流路51は、外カップ31と上記の第1傾斜部材53で構成されていて、吸引流路51の上端は、上向きに開口している。このような吸引流路51が設けられている場合には、前述したような吸引流路51による整流効果を得ることができる。
なお、吸引流路51は、例えば図11に示すように、吸引口45の上方に設けられた第2傾斜部材54と第1傾斜部材53によって構成されてもよい。図11に示す例では、第2傾斜部材54の下端部は、外カップ31の上に固定され、第2傾斜部材54の上端部は、その下端部から外カップ31の外方に向かって上方に傾斜している。
また、吸引流路51の断面積は、上流側から下流側に向かって減少することが好ましい。これにより、吸引口45の近傍における吸引圧を大きくすることができ、流路46の下流端から流路47への逆流を抑えることができる。
以上で説明したカップ30においては、外カップ31に、水平方向に開口した吸引口45が形成されていることによって、カップ30の上方から当該カップ30に向かって流れる気体の一部を外カップ31の外周面から吸引して排気することができる。これにより、ウェハWと中間カップ33の隙間に回り込む気体の流量が減少し、ウェハWの周縁部における気流の流速を抑えることが可能となる。その結果、ウェハWの中心部とウェハWの周縁部における気流の流速差が減少し、ウェハWの表面に形成されるレジスト膜の膜厚の面内均一性を向上させることができる。
なお、図10及び図11に示したカップ30では、吸引流路51を設ける構成としたが、レジスト塗布装置1が、吸引流路51を設けなくても吸引口45からの吸引を適切に実施できる排気能力を有していれば、吸引流路51を設けなくてもよい。
以上、本開示にかかるカップについて説明した。なお、本明細書で説明したカップ30の構成部品の形状は、例示であり、具体的な形状は、カップから排出される気体の種類や基板処理装置の排気能力、基板表面に供給する処理液等に応じて適宜決定される。例えば、吸引流路51を構成する各カップ部品は、整流効果を高めるために曲面を有した形状であってもよい。また、吸引流路51を構成する各カップ部品は、整流効果が得られるようであれば屈曲面を有した形状であってもよい。
また、本開示にかかるカップ及び基板処理装置は、半導体ウェハ以外の処理対象基板、例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)基板の処理装置にも適用できる
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 レジスト塗布装置
20 スピンチャック
30 カップ
41 排気口
43 開口部
45 吸引口
46 流路
47 流路
102 ノズル
W ウェハ


Claims (12)

  1. 基板に処理液を供給して前記基板を処理する基板処理装置に用いられるカップであって、
    前記基板の受け渡しを行うために上方に開放された開口部と、
    前記カップの上方から当該カップに向かって流れる気体を吸引する吸引口と、
    前記吸引口から吸引された気体を排出する排気口と、を有し、
    前記吸引口は、前記開口部の外周側において、上向きに開口し、
    前記開口部から前記排気口に至る流路と、前記吸引口から前記排気口に至る流路とが、前記開口部よりも下方で接続され、
    前記吸引口に気流を誘導する吸引流路をさらに有し、
    前記吸引流路の上端は、上向きに開口している、カップ。
  2. 前記吸引流路の断面積は、当該吸引流路の上流側から下流側に向かって減少している、請求項1に記載のカップ。
  3. 前記カップの外壁を構成する外カップと、
    前記外カップの内周側に設けられた内カップと、
    前記内カップの上方に設けられた中間カップと、を有し、
    前記開口部は、前記中間カップの上端部の内周面で形成され、
    前記吸引口は、前記中間カップの上端部の外周面と前記外カップの上端部の内周面で形成されている、請求項1又は2に記載のカップ。
  4. 前記カップの外壁を構成する外カップと、
    前記外カップの内周側に設けられた内カップと、
    前記内カップの上方に設けられた中間カップと、
    前記外カップから上方に延伸した外側上部カップと、を有し、
    前記吸引流路は、前記中間カップと前記外側上部カップで構成されている、請求項1又は2に記載のカップ。
  5. 前記カップの外壁を構成する外カップと、
    前記外カップの内周側に設けられた内カップと、
    前記内カップの上方に設けられた中間カップと、
    前記中間カップの上方に設けられた内側上部カップと、を有し、
    前記吸引流路は、
    前記外カップと前記内側上部カップで構成された外側吸引流路と、
    前記中間カップと前記内側上部カップで構成された内側吸引流路と、を有する、請求項1又は2に記載のカップ。
  6. 前記外側吸引流路の最小断面積は、前記内側吸引流路の最小断面積よりも大きい、請求項に記載のカップ。
  7. 前記カップの外壁を構成する外カップと、
    前記外カップの内周側に設けられた内カップと、
    前記内カップの上方に設けられた中間カップと、
    前記外カップから上方に延伸した外側上部カップと、
    前記中間カップの上方に設けられた内側上部カップと、を有し、
    前記吸引流路は、
    前記外側上部カップと前記内側上部カップで構成された外側吸引流路と、
    前記中間カップと前記内側上部カップで構成された内側吸引流路と、を有する、請求項1又は2に記載のカップ。
  8. 前記外側吸引流路の最小断面積は、前記内側吸引流路の最小断面積よりも大きい、請求項に記載のカップ。
  9. 基板に処理液を供給して前記基板を処理する基板処理装置に用いられるカップであって、
    前記基板の受け渡しを行うために上方に開放された開口部と、
    前記カップの上方から当該カップに向かって流れる気体を吸引する吸引口と、
    前記吸引口から吸引された気体を排出する排気口と、を有し、
    前記吸引口は、前記カップの外壁において、水平方向に向いて開口し、
    前記開口部から前記排気口に至る流路と、前記吸引口から前記排気口に至る流路とが、前記開口部よりも下方で接続されている、カップ。
  10. 前記吸引口に気流を誘導する吸引流路をさらに有し、
    前記吸引流路の上端は、上向きに開口している、請求項に記載のカップ。
  11. 前記吸引流路の断面積は、当該吸引流路の上流側から下流側に向かって減少している、請求項10に記載のカップ。
  12. 基板に処理液を供給して前記基板を処理する基板処理装置であって、
    前記基板を保持して回転させる基板保持部と、
    前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部が収容されたカップと、を備え、
    前記カップは、
    前記基板の受け渡しを行うために上方に開放された開口部と、
    前記カップの上方から当該カップに向かって流れる気体を吸引する吸引口と、
    前記吸引口から吸引された気体を排出する排気口と、を有し、
    前記吸引口は、前記開口部の外周側において、上向きに開口し、
    前記開口部から前記排気口に至る流路と、前記吸引口から前記排気口に至る流路とが、前記開口部よりも下方で接続され、
    前記吸引口に気流を誘導する吸引流路をさらに有し、前記吸引流路の上端は、上向きに開口している、基板処理装置。
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