Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7808531B2 - 電力系統運用計画生成装置及び電力系統運用計画生成方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7808531B2 - 電力系統運用計画生成装置及び電力系統運用計画生成方法 - Google Patents

電力系統運用計画生成装置及び電力系統運用計画生成方法

Info

Publication number
JP7808531B2
JP7808531B2 JP2022141539A JP2022141539A JP7808531B2 JP 7808531 B2 JP7808531 B2 JP 7808531B2 JP 2022141539 A JP2022141539 A JP 2022141539A JP 2022141539 A JP2022141539 A JP 2022141539A JP 7808531 B2 JP7808531 B2 JP 7808531B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
uncertain data
operation plan
system operation
power system
fluctuation range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022141539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2024036960A (ja
Inventor
哲嗣 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2022141539A priority Critical patent/JP7808531B2/ja
Publication of JP2024036960A publication Critical patent/JP2024036960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7808531B2 publication Critical patent/JP7808531B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本発明は、電力系統運用計画生成装置及び電力系統運用計画生成方法に関する。
電力系統では、温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギー電源(以下、再エネと言う)の導入が進んでいる。代表的な再エネである太陽光発電(以下、PVと言う)や風力発電は気象条件よって出力が変動する。
加えて、電気自動車(以下、EVと言う)の普及を背景に、急速充電ステーションの普及や大容量化が進んでおり、この電力需要が電力系統に影響を与える可能性がある。こうした再エネ出力やEV充電需要に代表される、不確実性を有するパラメータ(以下、不確実パラメータと言う)を考慮に入れた系統運用が求められている。
一方、系統運用には、前日等の事前の段階で決定すべき変数(以下、運用計画変数と言う)とリアルタイムに決定できる変数(以下、当日制御変数と言う)の2種類の変数が存在する。例えば、配電系統における運用計画変数としては、タップ調整機器(例えば、LRT:Load Ratio control Transfomer、SVR:Step Voltage Regulator)タップ位置、自家用発電機や蓄電池、EVなどの需要家所有の分散エネルギー源(以下、DERと言う)の調整余力の予約量などが挙げられる。
また、当日制御変数としては、SVC(Static Var Compensator)や、系統運用事業者が所有するDER(例えば、系統用蓄電池)、予約した需要家所有DERの調整余力の発動指令量などが挙げられる。
運用計画変数の決定方法としてまず考えられるのは、不確実パラメータの予測が当たると仮定し、系統運用KPI(例えば、電圧許容範囲や線路容量の違反量、対応コスト)が最良となる値の組み合わせを選ぶ方法である。この方法では、予測が外れた場合は考慮されておらず、不確実パラメータの変動パターンによっては系統運用KPIの極端な悪化(例えば、電圧許容範囲や線路容量などの制約違反の発生、追加対応による極端なコスト増など)が発生する可能性がある。
そのため、不確実パラメータの予測が変動した場合も、系統運用KPI(例えば、電圧許容範囲や線路容量の違反量、対応コスト)が極端に悪化しない(以下、「ロバストな」と表記する)ように運用計画変数を決定する必要がある。
ロバストな系統運用計画を立案する最も単純な方法は、不確実な変動に対し保守的に計画を立てる、例えば需要家所有DERの調整余力の予約量を可能な限り大きくすることである。この方法では、確かにロバスト性が担保されるが、系統運用にかかるコストが増大するため、現実的ではない。
このことから、ロバストな系統運用計画を現実の系統運用に適用するには、予測外れに対するロバスト性を確保しつつ、系統運用コストが最小となるような系統運用計画の立案手法が求められる。
ロバストな系統運用を目的とした運用計画変数の決定技術の一つとして、特許文献1に記載される技術が知られている。特許文献1には、「電力配分装置、電力配分方法、およびプログラム」が記されている。
特許文献1では、各分散電源の過去の動作履歴に基づいて将来に出力できる電力の変動範囲を推定し、この変動範囲に基づいて予め定められた目的条件および制約条件を満たすことができる各分散電源の有効電力および無効電力を演算する。
特開2022-77459号公報
特許文献1の最適化手法は、一般にロバスト最適化と呼ばれるものである。ロバスト最適化で求まる解における、目的関数(例えば、系統運用コスト)とロバスト性(例えば、不確実な変動に対する電力系統の安全性)のバランスは、不確実パラメータの変動範囲の大小により決定される。
即ち、変動範囲が大きければ、ロバスト性が増大する代わりに目的関数が悪化する。このことから、ロバスト最適化では変動範囲の適切な設定が肝要である。
これに対し、特許文献1における変動範囲の設定方法について、「予め定められた期間における分散電源の出力変化量の標準偏差に基づいて推定してよい」と記載されている。しかし、標準偏差に基づく推定では、不確実データの時間的・空間的変動特性を考慮せずに、変動範囲を設定してしまうことになる。
ここで、不確実データの時間的・空間的変動特性について説明する。出力範囲が0kWから500kWの再生可能エネルギー機器(以下、再エネ機器)を例に考えると、ある時刻における出力が200kWのとき、次のタイムステップでの出力は100kWから300kWの範囲に収まる場合がある。また、近隣の再エネ機器の出力が200kWの場合、同時刻におけるこの再エネ機器の出力は100kWから300kWの範囲に収まる場合がある。
ところが、特許文献1ではこの時間的・空間的変動特性を考慮しないため、本来であれば出力が100kWから300kWの範囲に収まる場合も、0kWから500kWを変動範囲として設定してしまい、結果として必要以上にロバスト性を重視した運用計画が出力され、系統運用コストが増大する可能性がある。
本発明の目的は、電力系統運用計画生成装置において、予測外れへのロバスト性と系統運用コスト最小化を両立した系統運用計画を求めることにある。
本発明の一態様の電力系統運用計画生成装置は、電力系統における不確実性パラメータを考慮に入れ、事前の段階で決定すべき運用計画変数とリアルタイムに決定できる当日制御変数を定め、前記電力系統の系統運用計画を生成する電力系統運用計画生成装置であって、前記電力系統運用計画生成装置は、プロセッサにより所定の演算を実行する演算装置を有し、前記演算装置は、前記プロセッサにより、不確実性を有する不確実データの過去実績とロバスト性パラメータに基づいて前記不確実データの時間当たりの変動量又は前記不確実データの空間当たりの変動量に関する不確実データ変動範囲を作成して前記不確実データ変動範囲の制約式を生成する不確実データ変動範囲作成部と、前記プロセッサにより、前記不確実データ変動範囲の前記制約式を参照して前記電力系統の前記系統運用計画を生成する系統運用計画生成部と、を有し、前記不確実データ変動範囲作成部は、前記プロセッサにより、前記不確実データを基に散布図を描き、前記不確実データの全てのデータを囲む面積最小の多角形の複数の頂点を求め、複数の前記頂点のうち一番左下の点と一番右上の点を結ぶ中心線を基準にして、複数の前記頂点を前記中心線の上側と下側で分け、前記中心線の前記上側と前記下側とで、前記不確実データ変動範囲の外枠の直線式の等号を不等号に変換した前記制約式を作成し、前記系統運用計画生成部は、前記プロセッサにより、前記制約式を参照して前記電力系統の前記系統運用計画を生成することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、電力系統運用計画生成装置において、予測外れへのロバスト性と系統運用コスト最小化を両立した系統運用計画を求めることができる。
実施例1の電力系統運用計画生成装置の構成を示すブロック図である。 不確実データ過去実績の例を示す図である。 不確実データ変動範囲の例を示す図である。 系統運用計画の例を示す図である。 実施例1の処理フローの例を示す図である。 ロバスト性パラメータを用いた頂点移動の例を示す図である。 実施例2の電力系統運用計画生成装置の構成を示すブロック図である。 実施例2の処理フローの例を示す図である。 電力系統運用計画生成装置のハードウェア構成を示す図である。
以下に、電力系統運用計画生成装置および電力系統運用計画生成方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施例1は、適用事例を需要家所有DER、系統事業者所有DER、SVR、LRT、SVCを含む配電系統を対象とする。実施例1の電力系統運用計画生成装置は、不確実パラメータとして太陽光発電の出力を対象として、太陽光発電の出力の時間的変動特性を考慮しロバストな運用計画を策定する。
図1を参照して、実施例1の電力系統運用計画生成装置の構成について説明する。図1は、計算機装置を用いて実現される電力系統運用計画生成装置の演算部における処理内容を、その代表的な処理機能部として表記した図である。
図1に示すように、電力系統運用計画生成装置10は、演算部20と演算結果記憶部30を有している。例えば、演算部20は、プロセッサにより所定の演算を実行する演算装置である。ただし、運用計画策定装置10は、図1に示した機能部以外にも、例えば、入力データを入力する入力部、他の端末と通信を行う通信インタフェース部などを有してもよい。
演算部20は、不確実データ変動範囲作成部210と系統運用計画生成部220を有している。不確実データ変動範囲作成部210は、プロセッサにより、不確実性を有する不確実データの過去実績110とロバスト性パラメータ120に基づいて不確実データの時間当たりの変動量又は不確実データの空間当たりの変動量に関する不確実データ変動範囲310を作成して不確実データ変動範囲310の制約式情報230を生成する。系統運用計画生成部220は、プロセッサにより、制約式情報230を参照して電力系統の系統運用計画320を生成する。また、演算結果記憶部30は情報記憶のためのデータベースなどを有しており、不確実データ変動範囲310と系統運用計画320と系統状態の将来予測330を記憶している。
演算部20は、その処理遂行のために、外部からの入力として、不確実データ過去実績110とロバスト性パラメータ120と電力需要情報130と系統機器情報140と運用制約情報150と電力市場価格情報160と再エネ予測情報170と需要家所有DER情報180を得る。
この場合に使用する外部入力のうち不確実データ過去実績110を、図2を用いて説明する。
図2の上から1行目は各太陽光発電のID111を表し、2行目は各太陽光発電の設置場所の北緯を表し、3行目は各太陽光発電の設置場所の東経を表し、4行目以降の各行は各時間ステップにおける各太陽光発電の出力を表す。図2では例として、時間ステップの刻み幅を5分としている。
また、ロバスト性パラメータ120は数値データであり、ロバスト性パラメータ120をpと置くと、例えば0≦p≦1を満たす数値データである。
また、系統機器情報140は、例えば、各タップ調整機器の機器種別(例えば、LRT、SVRなど)、設置バスID、タップ段数、1段毎のタップ幅、タップ基準位置、制御指令への応答速度、日当たりのタップ調整制限回数、設備コスト、設置コストなどを含む。
また、運用制約情報150は、系統運用の際に守るべき電圧の範囲や、潮流量の範囲である。
また、需要家所有DER情報180は、例えば、機器種別(例えば、自家発、電気自動車など)、設置バスID、設備容量、制御指令への応答速度などがある。また、上記需要家所有DER情報180は、個別に分散エネルギー源DER毎に入力しても、複数の分散エネルギー源DERの合算値を入力してもよい。
図1に戻ると、不確実データ変動範囲作成部210は、外部からの入力データとして、不確実データ過去実績110とロバスト性パラメータ120を入手し、これらを基に不確実データの変動範囲とその制約式を生成し、不確実データ変動範囲310を演算結果記憶部30に出力し、不確実データ変動範囲の制約式情報230を系統運用計画生成部220に出力する。
出力データのうち不確実データ変動範囲310を、図3を用いて説明する。
不確実データ変動範囲310は、時刻tにおける太陽光発電出力を横軸に取り、時刻t+1における太陽光発電出力を縦軸に取った場合におけるプロット311と変動範囲外枠312を含む。
プロット311は不確実データ過去実績110を基に散布される。例えば、12時00分に20kWであった出力が、12時05分に40kWに変化した場合、横軸が20kW、縦軸が40kWの点にプロット311が打たれる。
なお、図3では全時刻の過去実績を同一の散布図に描いているが、例えば朝、昼、夕方で散布図を分割しても良い。また、変動範囲外枠312は、プロット311の集合を全て囲む面積最小の多面体、即ち凸包を構成する辺である。
なお、図3では太陽光発電の出力の時間的変動特性を考慮するために、時刻tにおける太陽光発電出力を横軸に取り、時刻t+1における太陽光発電出力を縦軸に取ったが、空間的変動特性を考慮する場合は、ある太陽光発電の出力を横軸に取り、近隣の太陽光発電の同時刻における出力を縦軸に取れば良い。
また、不確実データ変動範囲の制約式情報230は、上記変動範囲外枠312の直線の式y=ax+bのうち、等号を不等号に変換したものである。xは図3の横軸の値、yは図3の縦軸の値、aとbは定数である。不等号の向きは、変動範囲外枠312がプロット311より上にある場合、y≦ax+bである。また、変動範囲外枠312がプロット311より下にある場合、y≧ax+bである。
再度図1に戻ると、系統運用計画生成部220は、外部からの入力データとして、電力需要情報130と系統機器情報140と運用制約情報150と電力市場価格情報160と再エネ予測情報170と需要家所有DER情報180を入手し、これらを基にロバスト最適化問題を解き、系統運用計画320と系統状態の将来予測330を演算結果記憶部30に出力する。
出力データのうち、系統運用計画320を、図4を用いて説明する。
図4の各行は各時間ステップ321を表し、各列はタップ調節機器のID322および需要家所有DERのID323を表す。各タップ調節機器のID322については、各時間ステップ321におけるタップ位置324を格納する。また、各需要家所有DERのID323については、各時間ステップの調整余力の予約量225を格納する。調整余力の予約量325は需要増減双方の値を取り得るため、図4で示すように負の値も取り得る。
再度図1に戻ると、演算結果記憶部30に記憶された情報は、計算結果表示部410を介して運用者・計画者420に表示される。また、演算結果記憶部30に記憶された系統運用計画320に従い、コントローラ510から、需要家所有DER520、系統事業者所有DER530、SVR540、LRT550、SVC560に制御指令が送られる。これにより、上記機器群が制御され、ロバスト性の確保と系統運用コストの減少を両立した系統運用が実現する。
続いて、実施例1の処理フローを説明する。図5に示す処理部20におけるフローチャートに従い説明する。フローチャート内の処理のうち、処理211から処理216までは不確実データ変動範囲作成部210で実行される。また、処理221は系統運用計画生成部220で実行される。
処理211にて、不確実データ過去実績110を基に図3の散布図を描き、全プロットを囲む面積最小の多角形、即ち凸包の頂点を求める。これは、ギフト包装法などを適用することで求めることができる。
処理212にて、凸包頂点のうち一番左下の点と右上の点を結ぶ線(以下、中心線)を引く。処理213にて、上記中心線と各凸包頂点との距離dを計算する。
処理214にて、ロバスト性パラメータ120(以下、pとする)を上記距離dと掛け算した値(以下、d’とする)を計算する。そして、凸包頂点を通る中心線の垂線上にあり、中心線との距離がd’になるよう、凸包頂点を中心線の垂線方向に移動する。以上の処理を全ての凸包頂点に対して行う。
処理214を図で示したのが図6である。図6における薄い灰色のプロット601は、図3におけるプロット311と同一である。プロット601のうち、濃い灰色のプロット602は、処理211で計算された凸包の頂点である。このうち、対象の凸包頂点603から、中央線604に向かい垂線605を引く。そして、中央線604との距離がd’になるよう、垂線605に沿って対象の凸包頂点603を移動する。図6では例として、ロバスト性パラメータpが1.3のときにおける移動後の凸包頂点606を示している。
ここで、処理213と処理214にて、中心線と各凸包頂点との距離dを用いる理由を説明する。他の候補として、全プロットの中央の点を基準として、各凸包頂点との距離を用いる案もある。しかし、この場合、ロバスト性パラメータpが1未満のときに、中央線の左下側付近のプロットおよび右上側付近のプロットが、更新後の凸包の外側になる可能性がある。中央線付近は、時刻tと時刻t+1の出力がほぼ同じエリアになるため、多くのプロットが集中する。この多くのプロットが集中するエリアを凸包の外側にしてしまうと、後述のロバスト最適化で考慮されない変動パターンとなり、結果として系統運用制約を違反する運用計画になる可能性がある。以上より、本発明では中心線と各凸包頂点との距離dを用いて、処理213と処理214を行っている。
処理215では、処理214で移動された後の凸包頂点同士を結ぶ直線の式y=ax+bを求める。そして処理216では、上記直線の式の等号を不等号に変換する。不等号の向きは、上記直線がプロット311より上にある場合、y≦ax+bである。また、上記直線がプロット311より下にある場合、y≧ax+bである。
このように、不確実データ変動範囲作成部210は、不確実データを基に散布図を描き、不確実データの全てのデータを囲む面積最小の多角形の複数の頂点を求める。
複数の頂点のうち一番左下の点と一番右上の点を結ぶ中心線を基準にして、複数の頂点を中心線の上側と下側で分ける。そして、中心線の上側と下側とで、不確実データ変動範囲の外枠の直線式の等号を不等号に変換した制約式を作成する。
中心線の上側の場合は、不確実データ変動範囲の外枠の直線式の等号を小なりイコールの不等号(≦)に変換する。中心線の下側の場合は、不確実データ変動範囲の外枠の直線式の等号を大なりイコールの不等号(≧)に変換する。
また、不確実データ変動範囲作成部210は、ロバスト性パラメータに基づいて、頂点と中心線との距離に基づいて不確実データ変動範囲の面積を拡大及び縮小して調節する。
このように、凸包を構成する線を制約式に変換して、ロバスト性パラメータにより凸包の範囲を調節して数理計画問題の制約式に追加して解く。
最後に、処理221にてロバスト最適化問題を定式化し、求解する。この最適化問題の目的関数として、系統運用コストや送電ロスなどの重み付け和として定義される系統運用KPIを採用する場合、目的関数は以下の(式1)で示す式になる。
ΦKPIは系統運用系統運用KPI、tは時間ステップ、Tはtの集合即ち計画期間を表す。また、minとmaxの下付き文字は決定変数を表し、xは運用計画変数のベクトル(例えば、SVRのタップ位置制御量、需要家所有DERの調整余力予約量)、yは当日制御変数のベクトル(例えば、SVCの出力、予約した調整余力の発動指令量)をそれぞれ表す。
また、上記ロバスト最適化問題の制約条件は、電圧や潮流量の許容範囲と、系統機器の運用可能範囲と、需要家DERの調整可能量の上下限、不確実データ変動範囲作成部210で作成した不確実データ変動範囲の制約式情報230などである。
上記ロバスト最適化問題の特徴は、目的関数がminおよびmaxの3層構造となっている点である。(式1)の外側から順に、系統運用KPIを最小化(最良化)する運用計画xを決定する部分、系統運用KPIを最大化(最悪化)する不確実パラメータuの値(最過酷シナリオ)を決定する部分、系統運用KPIを最小化する当日制御yを決定する部分である。
上記3層構造のため、このロバスト最適化問題はそのまま解くことができない。そこで、ベンダーズ分解などの分解手法を用いて3つの最適化問題に分割して解く。分割後の最適化問題は混合整数計画(以下、MILPと言う)や、混合整数二次錐計画(以下、MISOCPと言う)などに帰着するため、GurobiやCPLEX等の数理計画ソルバーで解くことができる。
このようにして、上記ロバスト最適化を解くことで、計画期間Tにおける系統運用KPIを最小(最良)にする運用計画xが得られる。
図7を参照して、実施例2の電力系統運用計画生成装置の構成について説明する。
実施例2を示す図7が実施例1を示す図1と異なる点は、処理部20の中の不確実データ変動範囲710の入力データとして、ノイズデータ除去数720が追加されている点である。他の機能およびデータは図1と同一であるのでその説明は省略する。
ノイズデータ除去数720は、0以上の整数で表される値であり、不確実データの過去実績の中からノイズデータとして除去し、変動範囲作成に寄与しないデータの数を表す。なお、ノイズデータ除去数720は、不確実データの過去実績のデータ数の割合などで与えても良い。
続いて、図8を参照して、実施例2の処理フローを説明する。
フローチャート内の処理のうち、処理211および処理212から処理221まで図5に示す処理と同一であり、処理811と処理812と処理813が図5から追加された処理である。また、フローチャート開始時に数値データaを0に初期化した状態で保持しておく。
処理811では、上記ノイズデータ除去数720をxとしたとき、a<xを満たすかどうかをチェックする。満たす場合は処理812に移動し、満たさない場合は処理212に移動する。
処理812では、処理211で求めた頂点の数をbとし、aの値をa+bに更新する。
処理813では、bとx-aの値の大小を比較し、小さい方をcに代入する。これにより計算したcは、不確実データから除去する頂点の数を示す。なお、除去する頂点の選び方は、ランダム選出や、最近傍点との距離の大きい順に選出などが考えられる。
処理813の後は再度処理211に移動する。以上の処理を繰り返すことで、不確実データから除去したデータ数aがノイズデータ除去数xに達するまで、繰り返し凸包の頂点が除去される。
図9は、電力系統運用計画生成装置10のハードウェア構成を示す図である。
図1に示す電力系統運用計画生成装置10は、例えば、図9に示すように、入力装置910、出力装置920、メモリー930、記憶装置940及びCPU950を有する計算機で構成される。
また、図1、図7に示す機能である「~部」は、例えば、プロセッサ(CPU950等)によりプログラムを実行することによりその「機能」が実現される。
例えば、図1、図7に示す不確実データ変動範囲作成部210、710は、プロセッサ(CPU950等)によりプログラムを実行することにより不確実データ変動範囲作成機能が実現される。
また、図1、図7に示す系統運用計画生成部220は、プロセッサ(CPU950等)によりプログラムを実行することにより系統運用計画生成機能が実現される。
上記実施例によれば、電力系統運用計画生成装置において、予測外れへのロバスト性と系統運用コスト最小化を両立した系統運用計画を求めることができる。
10 電力系統運用計画生成装置
20 演算部
30 演算結果記憶部
210 不確実データ変動範囲作成部
220 系統運用計画生成部
410 計算結果表示部
510 コントローラ
520 需要家所有DER
530 系統事業者所有DER
540 SVR
550 LRT
560 SVC
710 不確実データ変動範囲作成部

Claims (6)

  1. 電力系統における不確実性パラメータを考慮に入れ、事前の段階で決定すべき運用計画変数とリアルタイムに決定できる当日制御変数を定め、前記電力系統の系統運用計画を生成する電力系統運用計画生成装置であって、
    前記電力系統運用計画生成装置は、
    プロセッサにより所定の演算を実行する演算装置を有し、
    前記演算装置は、
    前記プロセッサにより、不確実性を有する不確実データの過去実績とロバスト性パラメータに基づいて前記不確実データの時間当たりの変動量又は前記不確実データの空間当たりの変動量に関する不確実データ変動範囲を作成して前記不確実データ変動範囲の制約式を生成する不確実データ変動範囲作成部と、
    前記プロセッサにより、前記不確実データ変動範囲の前記制約式を参照して前記電力系統の前記系統運用計画を生成する系統運用計画生成部と、を有し、
    前記不確実データ変動範囲作成部は、前記プロセッサにより、
    前記不確実データを基に散布図を描き、前記不確実データの全てのデータを囲む面積最小の多角形の複数の頂点を求め、
    複数の前記頂点のうち一番左下の点と一番右上の点を結ぶ中心線を基準にして、複数の前記頂点を前記中心線の上側と下側で分け、
    前記中心線の前記上側と前記下側とで、前記不確実データ変動範囲の外枠の直線式の等号を不等号に変換した前記制約式を作成し、
    前記系統運用計画生成部は、前記プロセッサにより、
    前記制約式を参照して前記電力系統の前記系統運用計画を生成することを特徴とする電力系統運用計画生成装置。
  2. 前記不確実データ変動範囲作成部は、前記プロセッサにより、
    前記中心線の前記上側の場合は、前記不確実データ変動範囲の外枠の前記直線式の等号を小なりイコールの不等号に変換し、
    前記中心線の前記下側の場合は、前記不確実データ変動範囲の外枠の前記直線式の等号を大なりイコールの不等号に変換することを特徴とする請求項に記載の電力系統運用計画生成装置。
  3. 前記不確実データ変動範囲作成部は、
    前記プロセッサにより、前記ロバスト性パラメータに基づいて前記頂点と前記中心線との距離に基づいて前記不確実データ変動範囲の面積を拡大及び縮小して調節し、
    前記系統運用計画生成部は、
    前記プロセッサにより、ロバスト最適化問題を定式化して求解することを特徴とする請求項に記載の電力系統運用計画生成装置。
  4. 電力系統における不確実性パラメータを考慮に入れ、事前の段階で決定すべき運用計画変数とリアルタイムに決定できる当日制御変数を定め、前記電力系統の系統運用計画を生成する電力系統運用計画生成方法であって、
    プロセッサにより、不確実性を有する不確実データの過去実績とロバスト性パラメータに基づいて前記不確実データの時間当たりの変動量又は前記不確実データの空間当たりの変動量に関する不確実データ変動範囲を作成して前記不確実データ変動範囲の制約式を生成する不確実データ変動範囲作成ステップと、
    前記プロセッサにより、前記不確実データ変動範囲の前記制約式を参照して前記電力系統の前記系統運用計画を生成する系統運用計画生成ステップと、を有し、
    前記不確実データ変動範囲作成ステップは、前記プロセッサにより、
    前記不確実データを基に散布図を描き、前記不確実データの全てのデータを囲む面積最小の多角形の複数の頂点を求め、
    複数の前記頂点のうち一番左下の点と一番右上の点を結ぶ中心線を基準にして複数の前記頂点を前記中心線の上側と下側で分け、
    前記中心線の前記上側と前記下側とで、前記不確実データ変動範囲の外枠の直線式の等号を不等号に変換した前記制約式を作成し、
    前記系統運用計画生成ステップは、前記プロセッサにより、
    前記制約式を参照して前記電力系統の前記系統運用計画を生成することを特徴とする電力系統運用計画生成方法。
  5. 前記不確実データ変動範囲作成ステップは、前記プロセッサにより、
    前記中心線の前記上側の場合は、前記不確実データ変動範囲の外枠の前記直線式の等号を小なりイコールの不等号に変換し、
    前記中心線の前記下側の場合は、前記不確実データ変動範囲の外枠の前記直線式の等号を大なりイコールの不等号に変換することを特徴とする請求項に記載の電力系統運用計画生成方法。
  6. 前記不確実データ変動範囲作成ステップは、前記プロセッサにより、
    前記ロバスト性パラメータに基づいて、前記頂点と前記中心線の距離に基づいて前記不確実データ変動範囲の面積を拡大及び縮小して調節し、
    前記系統運用計画生成ステップは、前記プロセッサにより、
    ロバスト最適化問題を定式化して求解することを特徴とする請求項に記載の電力系統運用計画生成方法。
JP2022141539A 2022-09-06 2022-09-06 電力系統運用計画生成装置及び電力系統運用計画生成方法 Active JP7808531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022141539A JP7808531B2 (ja) 2022-09-06 2022-09-06 電力系統運用計画生成装置及び電力系統運用計画生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022141539A JP7808531B2 (ja) 2022-09-06 2022-09-06 電力系統運用計画生成装置及び電力系統運用計画生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2024036960A JP2024036960A (ja) 2024-03-18
JP7808531B2 true JP7808531B2 (ja) 2026-01-29

Family

ID=90273141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022141539A Active JP7808531B2 (ja) 2022-09-06 2022-09-06 電力系統運用計画生成装置及び電力系統運用計画生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7808531B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN119582349B (zh) * 2025-02-08 2025-05-13 华南理工大学 一种基于波动分析识别关键约束的鲁棒机组组合优化方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014109020A1 (ja) 2013-01-09 2014-07-17 株式会社日立製作所 気象予測方法及び装置、並びに電力系統制御方法及び装置
JP2020065368A (ja) 2018-10-17 2020-04-23 株式会社東芝 発電計画決定システム、発電計画決定方法、およびプログラム
US20210057914A1 (en) 2018-03-16 2021-02-25 Vikram Kumar Operation method and system for distributed generation
JP2021175316A (ja) 2020-04-28 2021-11-01 株式会社日立製作所 電力系統の運用支援装置及び方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014109020A1 (ja) 2013-01-09 2014-07-17 株式会社日立製作所 気象予測方法及び装置、並びに電力系統制御方法及び装置
US20210057914A1 (en) 2018-03-16 2021-02-25 Vikram Kumar Operation method and system for distributed generation
JP2020065368A (ja) 2018-10-17 2020-04-23 株式会社東芝 発電計画決定システム、発電計画決定方法、およびプログラム
JP2021175316A (ja) 2020-04-28 2021-11-01 株式会社日立製作所 電力系統の運用支援装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2024036960A (ja) 2024-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12393999B2 (en) Asset sizing with utility use constraints
Sachs et al. A two-stage model predictive control strategy for economic diesel-PV-battery island microgrid operation in rural areas
US11010846B2 (en) Building energy storage system with multiple demand charge cost optimization
Zhao et al. Unified stochastic and robust unit commitment
EP3358426B1 (en) Building energy cost optimization system with asset sizing
US10949777B2 (en) Building energy optimization system with economic load demand response (ELDR) optimization
Leterme et al. A flexible stochastic optimization method for wind power balancing with PHEVs
JP7610003B2 (ja) 電力グリッド資源割当て
JP2017130183A (ja) 総合され最適化された仮想発電所制御
Rahmani-Andebili et al. Price-controlled energy management of smart homes for maximizing profit of a GENCO
EP4016780A1 (en) Power grid resource allocation
Cho et al. Three-stage robust unit commitment considering decreasing uncertainty in wind power forecasting
JP2016040997A (ja) エネルギーマネジメントシステム、電力需給計画最適化方法および電力需給計画最適化プログラム
US11921482B2 (en) Method of controlling a microgrid, power management system, and energy management system
Faridpak et al. A mixed epistemic-aleatory stochastic framework for the optimal operation of hybrid fuel stations
JP7808531B2 (ja) 電力系統運用計画生成装置及び電力系統運用計画生成方法
JP2020039222A (ja) 電力需給制御装置、電力需給制御システムおよび電力需給制御方法
CN115136438B (zh) 分布能源资源管理系统和分布能源资源管理方法
JP7265931B2 (ja) 電力計画支援装置、電力計画支援方法、および電力計画支援プログラム
JP7008580B2 (ja) 発電計画策定装置
Kirchsteiger et al. Cost-optimal control of photovoltaic systems with battery storage under variable electricity tariffs
JP7572911B2 (ja) 電力系統運用計画生成装置および電力系統運用計画生成方法
JP2024082034A (ja) 運転制御システム、運転制御方法及びプログラム
Cho et al. Two-stage robust unit commitment with uncertain demand response
Cervera et al. Distributionally robust optimization for networked microgrids: an overview

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20250217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20251029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20251111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20251202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20260106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20260119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7808531

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150