JP7822719B2 - 電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
電解コンデンサの製造方法Info
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Description
調製例1
ポリスチレンスルホン酸(テイカ社製、数平均分子量:100,000)の4質量%濃度の水溶液:600gを内容積:1Lのステンレス鋼製容器に入れ、そこに触媒として硫酸第一鉄・7水和物:0.3gを添加して溶解させた。その中にEDOT:4mLをゆっくり滴下した。上記容器内の反応液をステンレス鋼製の攪拌翼で攪拌し、容器に陽極を取り付け、攪拌翼の付け根に陰極を取り付け、1mA/cm2の定電流で18時間電解酸化重合して、ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子を合成した。
ポリスチレンスルホン酸の水溶液の濃度を2.5質量%に変更した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(2)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸の水溶液の濃度を5質量%に変更した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(3)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸の水溶液の濃度を2.5質量%に変更し、ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度を0.5質量%に調整した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(4)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸の水溶液の濃度を5質量%に変更し、ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度を2.5質量%に調整した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(5)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、アンモニア水を加えてpHを4に調整した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(6)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、アンモニア水を加えてpHを6に調整した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(7)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、アンモニア水を加えてpHを8に調整した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(8)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸に代えて、スチレンスルホン酸とメタクリル酸ヒドロキシエチルとを8:2(質量比)で共重合した共重合体(数平均分子量:90,000)を用いた以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(9)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸に代えて、スルホン化ポリエステル〔互応化学工業社製、プラスコートZ?561(商品名)、数平均分子量:27,000〕を用いた以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(10)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸の水溶液に代えて、調製例1で使用したものと同じポリスチレンスルホン酸と、調製例10で使用したものと同じスルホン化ポリエステルとを、それぞれ、3質量%、1質量%の濃度で含有する水溶液を用いた以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(11)を調製した。
EDOTに代えて、EDOTとブチル化EDOTとの7:3(質量比)の混合物を用いた以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(12)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、0.5質量%の濃度となる量のポリスチレンスルホン酸(調製例1で使用したものと同じもの)を添加した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(13)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、EDOTのアセトニトリル溶液(濃度:20質量%)を、EDOTの濃度が0.5質量%となる量で添加した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(14)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、0.25質量%の濃度となる量のポリスチレンスルホン酸(調製例1で使用したものと同じもの)を添加し、かつEDOTのアセトニトリル溶液(濃度:10質量%)を、EDOTの濃度が0.25質量%となる量で添加した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(15)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、0.5質量%の濃度となる量のスルホン化ポリエステル(調製例10で使用したものと同じもの)を添加した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(16)を調製した。
スルホン化ポリエステルによってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、EDOTのアセトニトリル溶液(濃度:10質量%)を、EDOTの濃度が0.1質量%となる量で添加した以外は、調製例10と同様にして導電性高分子分散液(17)を調製した。
スルホン化ポリエステルによってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、0.25質量%の濃度となる量のスルホン化ポリエステル(調製例10で使用したものと同じもの)を添加し、かつEDOTのアセトニトリル溶液(濃度:10質量%)を、EDOTの濃度が0.25質量%となる量で添加した以外は、調製例10と同様にして導電性高分子分散液(18)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、10質量%の濃度となる量のジメチルスルホキシドを添加した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(19)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、0.03質量%の濃度となる量のポリオキシエチレンアルキルエーテル(ノニオン系界面活性剤)を添加した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(20)を調製した。
ポリスチレンスルホン酸によってドーピングされた導電性高分子の最終の濃度調整の際に、0.5質量%の濃度となる量の3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(密着性向上剤)を添加した以外は、調製例1と同様にして導電性高分子分散液(21)を調製した。
EDOT/Bu-EDOT : EDOTとブチル化EDOTとの混合物
PSS : ポリスチレンスルホン酸
P(SS-HME): スチレンスルホン酸とメタクリル酸ヒドロキシエチルとの共重合体
SPE : スルホン化ポリエステル
DMSO : ジメチルスルホキシド
POEAE : ポリオキシエチレンアルキルエーテル
実施例1
直方体状のタンタル焼結体(リード線の一方の先端がタンタル焼結体内に埋め込まれ、もう一方の先端がタンタル焼結体の一面から突出している)を2質量%濃度のリン酸水溶液中に浸漬し、10Vの電圧を印加することで、タンタル焼結体の表面に誘電体層(誘電体酸化皮膜)を形成した。
導電性高分子分散液を、調製例2~21で得られた導電性高分子分散液(2)~(21)のいずれかに変更した以外は、実施例1と同様にしてタンタル電解コンデンサを作製した。
コンデンサ素子のプレコート層上での固体電解質層の形成を、3Vの定電圧で電圧を印加することによって行った以外は、実施例1と同様にしてタンタル電解コンデンサを作製した。
5質量%濃度のパラトルエンスルホン酸水溶液:200gを室温下で攪拌し、pHを測定しながら攪拌を続け、pHが1.5になるまでエチレンジアミンを添加した。そこで、0.4μmのガラスフィルターで濾過して不溶物を取り除くことにより、前処理剤を得た。
実施例および比較例のタンタル電解コンデンサ各10個に、25℃で25Vの定格電圧を60秒間印加した後、デジタルオシロスコープを用いて漏れ電流を測定し、実施例および比較例のそれぞれについて、10個の測定値の平均値を求めた。
実施例および比較例のタンタル電解コンデンサ各10個のESRを、HEWLETT PACKARD社製のLCRメーター(4284A)を用いて、25℃の条件下で、100kHzで測定し、実施例および比較例のそれぞれについて、10個の測定値の小数点第1位で四捨五入した平均値を求めた。
(耐熱性評価)
実施例および比較例のタンタル電解コンデンサ各10個を150℃の環境下で500時間貯蔵した後に、初期特性評価時と同じ方法でESRを測定し、実施例および比較例のそれぞれについて、10個の測定値の小数点第1位で四捨五入した平均値を求め、初期特性評価時のESRの平均値で除して、変化率(倍)を求めた。
実施例および比較例のタンタル電解コンデンサ各10個(耐熱性評価に使用したものとは別の電解コンデンサ)を85℃、相対湿度85%の環境下で500時間貯蔵した後に初期特性評価時と同じ方法でESRを測定し、実施例および比較例のそれぞれについて、10個の測定値の小数点第1位で四捨五入した平均値を求め、初期特性評価時のESRの平均値で除して、変化率(倍)を求めた。
A : 電圧の印加あり(条件:定電流)
B : 電圧の印加あり(条件:定電圧)
なし : 電圧の印加なし
Claims (6)
- 弁金属の多孔体と前記弁金属の酸化皮膜からなる誘電体層とを有するコンデンサ素子の表面に、導電性を有するプレコート層を形成する工程と、
チオフェンまたはその誘導体の重合体であり、かつ高分子アニオンをドーパントとして含む導電性高分子を含有する導電性高分子分散液に浸漬した上記コンデンサ素子を陽極として、0.05~10mA/cm 2 の条件で定電流で、または0.5~10Vの条件で定電圧で、電圧を10~600分印加して、上記コンデンサ素子上に固体電解質層を形成する工程とを有することを特徴とする電解コンデンサの製造方法。 - 上記導電性高分子分散液は、電気伝導度が0.01~40mS/cmである請求項1に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 上記導電性高分子分散液は、pHが1.0~7.0である請求項1または2に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 上記導電性高分子分散液は、チオフェンまたはその誘導体を含有している請求項1~3のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
- 上記導電性高分子分散液は、導電性高分子のドーパントとして機能し得る高分子アニオンを含有している請求項1~3のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
- 上記高分子アニオンとして、ポリスチレンスルホン酸、もしくはスチレンスルホン酸と、メタクリル酸ヒドロキシアルキル、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸ヒドロキシアルキル、アクリル酸グリシジルおよび不飽和炭化水素含有アルコキシシラン化合物またはその加水分解物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の非スルホン酸系モノマーとの共重合体、またはスルホン化ポリエステルを使用した請求項1~5のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
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