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JP7827435B2 - 固形粉末化粧料 - Google Patents
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JP7827435B2 - 固形粉末化粧料 - Google Patents

固形粉末化粧料

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Description

本発明は、固形粉末化粧料に関する。
固形粉末化粧料において、グリッター感が強い仕上がりにするため、一般に粒子の一つ一つの存在を視認できるような粒径の大きい光輝性粉体を多量に配合することが行われている。しかし、化粧料基剤中にこのような大粒径の光輝性粉体が含まれると圧縮成型し難いため、成型不良が生じやすく耐衝撃性に劣る傾向がある。また大粒径の光輝性粉体は肌への付着性が低く、皮膚の動き等に伴って脱落しやすいため化粧持ちにも劣る。
光輝性粉体を多量に配合した固形粉末化粧料の耐衝撃性を高める方法として、60質量%以上の光輝性粉体と、特定の極性を持つ液油及び固形油を組み合わせて配合する方法(特許文献1)、30~90質量%の光輝性粉体と0.1~5質量%の金属石ケンを組み合わせて配合する方法(特許文献2)、10~60%の光輝性粉体にポリエーテル変性シリコーン及び/又はポリグリセリン変性シリコーンとシリコーン油とを組み合わせる方法(特許文献3)などが開示されている。
特開平7-215822号公報 特開2010-280626号公報 特開2017-119644号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、粒径の大きい光輝性粉体を肌に塗布した際に特有の異物感が抑えられず、耐衝撃性を十分に持たせることも困難であった。さらに特許文献2の技術では、耐衝撃性は向上するものの、塗布膜から光輝性粉体の欠落が生じやすく、化粧もちが悪いといった問題があった。また特許文献3の技術ではシリコーン油により化粧料の滑り性が高まるため、大粒径の光輝性粉体を用いた場合肌に付着しにくく、化粧もちが十分とは言えなかった。
本発明は、グリッター感が強く、耐衝撃性及び付着性に優れる固形粉末化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、油溶性ポリウレタンを特定の液状油を組み合わせ、これを結合剤として固形粉末化粧料を製造することにより、粒径の大きい光輝性粉体の肌への付着性を高め、化粧もちに優れたものになるとともに、耐衝撃性が向上することを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、次の成分(A)~(C):
(A)平均粒子径80μm以上の光輝性粉体
(B)油溶性ポリウレタン
(C)炭素数7以上のアルキル基を有する25℃で液状の油剤
を含有し、成分(A)の含有量が20~70質量%であることを特徴とする固形粉末化粧料である。
本発明の固形粉末化粧料は、粒径の大きい光輝性粉体を含有していながら、その肌に対する付着性が良好であるため、まぶたなどの皮膚の動きが大きい部位に塗布しても欠落することなく、化粧もちに優れたものとなる。また粒径の大きい光輝性粉体を比較的多量に配合しても、塗布時に異物感を感じにくく、使用感を損なうことなくグリッター感の強い塗布膜が得られるとともに、耐衝撃性及び充填成型性にも優れ、製造時及び流通時における破損等を防止することができる。
本明細書において「%」は特に断りのない限り「質量%」を意味する。また「~」を用いて数値範囲を表す場合、その範囲は両端の数値を含むものとする。
成分(A)の光輝性粉体は、通常化粧料に使用できるものであれば、特に限定されない。具体的には、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、有機顔料処理雲母チタン、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末等のガラス末、酸化チタン被覆合成金雲母、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の樹脂積層末等の光輝性顔料、アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を挙げることができ、これらの1種または2種以上を使用することができる。中でも、二酸化チタン被覆ガラス末等のガラス末、二酸化チタン被覆合成金雲母、酸化チタン被覆合成金雲母、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の樹脂積層末等の光輝性顔料が好ましい。本発明では、光輝性粉体として平均粒子径が80μm以上のものを用いる。光輝性粉体の平均粒子径は、グリッター感及び皮膚への付着性等の観点から、80μm~200μmが好ましく、100~150μmがより好ましい。本明細書において、光輝性粉体などの粉体の平均粒子径は以下の方法によって測定される値を意味する。
(平均粒子径の測定方法)
走査型電子顕微鏡を用いて、任意の視野の粒子10個について、粒子径を測定した結果から算出する。
本発明の固形粉末化粧料における成分(A)の含有量は、グリッター感及び耐衝撃性等の観点から20~70%の範囲であり、好ましく30~60%、より好ましくは40~50%である。
本発明で用いる成分(B)油溶性ポリウレタンとしては、油性成分に溶解性を示すポリウレタンであれば特に制限なく使用することができるが、30℃にて2-エチルヘキサン酸セチルに少なくとも1%以上溶解できるものが好適である。油溶性ポリウレタンの構造は特に制限されるものではないが、耐衝撃性、肌への付着性等の観点から(b1)疎水部と(b2)親水部を有するものが好ましい。
(b1)疎水部にはイソシアネート化合物に由来する構造単位を含むものが好ましい。イソシアネート化合物としては、例えば、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、1,3-ビス(イソシアナトメチル)ベンゼン、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、2,4-トルエンジイソシアネート、2,6-トルエンジイソシアネート、等を挙げることができるが、これらのうち、1,6-ヘキサメチレンジアソシアネートが好ましい。
また(b1)疎水部には、耐衝撃性、肌への付着性等の観点から、さらに水添ポリオレフィンポリオールに由来する構造単位を含むものが好ましい。水添ポリオレフィンポリオールとしては、例えば、水添ポリブタジエンポリオール、水添ポリイソプレンポリオール等が挙げられ、中でも水添ポリブタジエンジオールが好ましい。
(b1)疎水部として、耐衝撃性、肌への付着性等の観点から、さらにダイマージオールに由来する構造単位を含むことが好ましい。ダイマージオールとしては、例えば、ダイマージリノレイルアルコール、ダイマージオレイルアルコール等が挙げられ、ダイマージリノレイルアルコールが好ましく、特に水添ダイマージリノレイルアルコールが好ましい。
(b2)親水部として、耐衝撃性、肌への付着性等の観点から、低分子ジオールに由来する構造単位を含むものが好ましい。低分子ジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、ジエチレングルコール、等が挙げられ、エチレングリコール、1,4-ブチレングリコールが好ましい。
成分(B)油溶性ポリウレタンの好適な態様として、以下の(i)及び(ii)が挙げられる。なお、本明細書において「末端」とは「両末端」を意味する。
(i)(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R-OH(式中、Rはエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン
(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R-OH(式中Rはエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン
(a)は、末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンであれば、特に限定されない。例えば、下記一般式(1)で示される化合物が示される。
(式中、R、Rは各々独立してC1~C6アルキレン基、nは10~100の整数、n、nは各々独立して0又は1を表す)
、Rは、各々独立して同一又は異なって、C1~C6アルキレン基を表し、当該アルキレンは直鎖であっても分岐鎖であってもよい。当該C1~C6アルキレン基として、例えば、メチレン、エチレン、n-プロピレン、n-ブチレン、n-ペンチレン、n-ヘキシレン等が挙げられる。Rのアルキレン基は、好ましくはC1~C2アルキレン基である。Rのアルキレン基は、好ましくはC5~C6アルキレン基である。当該アルキレン基は、好ましくは直鎖である。
nは、10~100の整数を表し、さらにnのより好ましい範囲は15~55である。
、nは、各々独立して同一若しくは異なって、0又は1を表す。
一般式(1)の水添ポリブタジエン部分(下記一般式(6))における繰り返し単位「C」の構造は、例えば、下記一般式(7a)~(7d)に示すように、様々な種類が存在する。
末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンにおける水添ポリブタジエン部分は、上で例示したような繰り返し単位の1種のみからなるものであってもよい、又は、2種以上の繰り返し単位を規則的若しくはランダムに含むものであってもよい。
一般式(1)の水添ポリブタジエン部分(上記一般式(6))を構成する繰り返し単位「C」の立体構造が同一であっても異なっていてもよく、水添ポリブタジエン部分が一般式(6)で表される構造はすべて本発明に包含される。
一般式(1)で表される末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンとして、例えば、下記一般式(2)で表される化合物が例示される。
(ここで、当該式(2)中、nは10~100の整数を表す)
一般式(2)の化合物は、一般式(1)の末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンにおいて、Rがエチレン基、Rがヘキサメチレン基、n=n=1である場合に相当する。
(b)HO-R-OH(式中、Rはエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールの例として、例えば、エチレングリコール(HOCHCHOH)、プロピレングリコール(HOCHCH(OH)CH)、1,3-ブチレングリコール(HOCHCHCH(OH)CH)、1,4-ブチレングリコール(HOCHCHCHCHOH)及びジエチレングリコール(HOCHCHOCHCHOH、下記一般式(5))等が挙げられる。
(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンは、特に限定されないが、例えば、下記一般式(3)で示される化合物が例示される。
(式中、nは10~100の整数を表す)
一般式(3)において、水添ポリブタジエン部分(一般式(6))は、上記と同じ意味を有する。
(d)ジイソシアネート化合物としては、例えば、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、1,3-ビス(イソシアナトメチル)ベンゼン、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、2,4-トルエンジイソシアネート及び2,6-トルエンジイソシアネート等を挙げることができる。これらのうち、下記一般式(4)で示される1,6-ヘキサメチレンジイソシアネートが好ましい。
(i):(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R-OH(式中、Rはエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールを重付加してポリウレタンを製造する場合、モル比(a):(b)=1:4~4:1で行うことが好ましく、モル比(a):(b)=2:3~3:2で行うことがより好ましく、さらに好ましくは4:5~4:3、よりさらに好ましくは9:10~10:9である。この場合、(a)の重量平均分子量(Mw)は1000~3000であることが好ましい。
(ii):(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R-OH(式中Rはエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によってポリウレタンを製造する場合、モル比(c):(b)=1:4~4:1で行うことが好ましく、モル比(c):(b)=2:3~3:2で行うことがより好ましく、さらに好ましくは4:5~4:3、よりさらに好ましくは9:10~10:9である。
また、前記(i)又は(ii)で得られるポリウレタンの重量平均分子量(Mw)は、10000~150000、より好ましくは15000~130000、さらに好ましくは20000~110000である。
(i)又は(ii)のポリウレタンは、分子内の親水部同士で会合することで複数のリング状のクラスター(房)を形成すると共に、分子内の疎水部で後述する成分(C)の液状油に接触することで、親水基会合性増粘機構を有しており、当該機構に基づき三次元立体構造体を微細に取ることで透明ゲル化され、また分子内の疎水性部が低結晶性の炭化水素であるため柔軟性と油溶性を付与し、分子内の親水部の極性基が相互作用することでゲル化力・復元力を付与しているものと推測される。
成分(B)の市販品としては、Oilkemia 5S polymer(rubrizol社、INCI名:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ポリウレタン-79)、Oilkemia 5S CC polymer(rubrizol社、INCI名:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、水添ポリオレフィン(C6-20)、(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー)等が例示できる。
本発明の固形粉末化粧料における成分(B)の含有量は特に制限されるものではないが、耐衝撃性、肌への付着性等の観点から、0.1~6%が好ましく、0.5~3%がより好ましい。
本発明では、成分(C)として、炭素数7以上のアルキル基を有する25℃で液状の油剤を用いる。アルキル基の炭素数が7以上であると、成分(B)と組み合わせることにより弾力性の高いゲルが形成され得る。アルキル基の炭素数は耐衝撃性等の観点から7~40が好ましい。成分(C)炭素数7以上のアルキル基を有する25℃で液状の油剤としては、25℃で液状であり炭素数7以上のアルキル基を構造中に有するものであれば、動物油、植物油、合成油等の起源を問わず、炭化水素油、エステル油、脂肪酸類、高級アルコール等のいずれも用いることができるが、耐衝撃性、肌への付着性等の観点から、炭化水素油、エステル油が好ましい。具体的には、重質流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、ポリブテン、ポリイソブテン等の炭化水素油、ホホバ油、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、イソオクタン酸セチル(2-エチルヘキサン酸セチル)、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、トリメリト酸トリトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジ-2-エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、メトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、イソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、マカデミアンナッツ油脂肪酸フィトステリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル等のエステル油、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコールが挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。これらの中でも、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油、イソオクタン酸セチル(2-エチルヘキサン酸セチル)、トリメリト酸トリトリデシル、イソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油が、充填成型性、耐衝撃性の観点から好ましい。
本発明の固形粉末化粧料中の成分(C)の含有量は特に制限されるものではないが、耐衝撃性、肌への付着性等の観点から6~30%が好ましく、10~25%がより好ましい。
上記成分(B)及び(C)は、(C)の存在下で(B)を重合するか、予め(B)及び(C)を混合することで、(B)及び(C)を含有するウレタンゲルとすることができ、これを本発明の固形粉末化粧料に配合することもできる。例えば、成分(C)中において、(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R-OH(式中、Rはエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールを加えて重付加反応を行うことによって、上記(i)のポリウレタンと(C)を含有するウレタンゲルが得られる。
また、(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエン、(b)HO-R-OH(式中、Rはエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表される低分子ジオール、成分(C)を仕込んで均一に混合し、(d)ジイソシアネート化合物を投入して反応させることによって、上記(ii)のポリウレタンと(C)を含有するウレタンゲルが得られる。
本発明の固形粉末化粧料は、耐衝撃性、充填成型性等の観点からさらに成分(D)平均粒子径60μm以下の光輝性粉体を含有することが好ましい。成分(D)の種類としては、上記成分(A)と同じものを用いることができる。一方、成分(D)の光輝性粉体として平均粒子径が60μm以下のものを用いる。成分(D)の光輝性粉体の平均粒子径は、耐衝撃性、充填成型性等の観点から、10μm~60μmが好ましく、20~50μmがより好ましい。
本発明の固形粉末化粧料は、グリッター感、耐衝撃性、充填成型性等の観点から、さらに成分(E)カオリンを含有することが好ましい。カオリンは通常化粧料に用いられるものであれば特に制限なく用いることができるが、平均粒子径が0.01~20μmであるものが好ましく、0.1~10μmがより好ましい。成分(E)の含有量は特に制限されるものではないが、例えば2~30%が好ましく、4~20%がより好ましい。
本発明の固形粉末化粧料には、上記の成分(A)~(E)の他に、必要に応じ、通常化粧料に使用される任意成分を用いることができる。このような任意成分として、例えば、成分(A)以外の粉体、界面活性剤、紫外線吸収剤、褪色防止剤、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、香料等を本発明の効果を妨げない範囲で含有することができる。
成分(A)以外の粉体としては、化粧料に通常使用される粉体であれば、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂等のコポリマー樹脂、ステアリン酸亜鉛、N-アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末、デキストリン粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等や、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、ポリエステル、レーヨン、セルロース等の維等が挙げられる。これらはフッ素化合物、シリコ-ン油、粉体、油剤、ゲル化剤、エマルションポリマー、界面活性剤等で表面処理されていてもよい。これらを1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。
界面活性剤としては、化粧料に通常使用される界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等、例えば、4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン、2,4,6-トリス[4-(2-エチルへキシルオキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン等をあげることができる。
酸化防止剤としては、例えばトコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2-ペンタジオール等が挙げられる。
本発明の固形粉末化粧料とは、粉体を主成分として含有し、油性成分、必要に応じて、水性成分、界面活性剤等を粉体中に分散させた化粧料基剤を固形状に成型したものである。本発明の固形粉末化粧料は、通常公知の方法で製造することができる。例えば以下のような方法を挙げることができる。
(乾式成型法)成分(A)~(C)及びその他の任意成分を均一分散した化粧料基剤を、金皿や樹脂皿等の容器に充填し、圧縮成型する方法。
(湿式成型法)成分(A)~(C)及びその他の任意成分を均一分散した化粧料基剤を、水、エタノール等の溶媒と混合してスラリーとし、これを充填成型した後、溶媒を除去して成型する方法。
本発明の効果がより顕著に得られやすいことから、湿式成型法を用いて製造することが好ましい。
湿式成型法に用いられる溶媒としては、非揮発性、揮発性のいずれも用いることができるが、常圧における沸点が260℃以下の揮発性溶媒が好ましく、具体的には、水性成分として水、エタノール、イソプロピルアルコールのような低沸点アルコール、油性成分としては、イソドデカン、イソヘキサデカン、軽質流動イソパラフィン等の低沸点炭化水素油、低重合度のジメチルポリシロキサン、メチルトリメチコン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の低沸点の鎖状もしくは環状シリコーン油、低沸点パーフルオロポリエーテル等の低沸点フッ素化合物等が挙げられ、これらは一種または二種以上を組み合わせて混合物として用いることができるが、本発明においては水性成分が好適である。これらの溶媒は、減圧吸引、加熱乾燥、加圧時に紙や不織布等の吸収体を用いた吸い取り除去、プレス型等に設けられた排出孔を通して除去する等の通常公知の方法を用いて除去することができる。溶媒の量は、化粧料基剤100質量部に対し50~150質量部が好ましく、70~125質量部がより好ましい。
本発明の固形粉末化粧料は、特に限定されないが、ボディパウダー、ファンデーション、頬紅、白粉、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ等に用いることができ、特にアイシャドウ等に用いることが好適である。その使用方法としては、直接化粧料を塗布してもよく、指やパフ、スポンジチップ、筆等の小道具を用いて塗布することもできる。
以下、本発明を実施例等により更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例等に何ら限定されるものではない。
製造例1
ポリウレタンゲルの製造:
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)と、2-エチルヘキサン酸セチル2450部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で10時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて50000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、5Nであった。
(実施例1~17、比較例1~9)
下記表1~3に示す処方により、以下の製法にしたがって固形粉末化粧料を調製した。得られた固形粉末化粧料について、以下の評価方法により、グリッター感、塗布時の異物感のなさ、光輝性粉体の付着性、動きによる光輝性粉体の欠落の無さ、耐衝撃性、充填成型性の各評価項目を評価した。結果を表1~3に併せて示す。
(製法)
(実施例1~16、比較例1~9)
A.成分(1)~(7)、(18)~(20)、(22)~(24)を均一に混合する。
B.成分(8)~(17)、(21)を70℃に加温し均一に混合する。
C.AにBを加え化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、精製水95質量部およびエタノール5質量部添加して混合混錬する。
D.2cm×2cmの金皿容器に2g充填し表面に厚さ0.02mmのセルロース紙4枚を重ねた上から押し型を用いて、2kgf/cmの力で3秒プレスを2回しながら精製水及びエタノールを除去し、その後、70℃で8時間乾燥して固形粉末化粧料を得た。
(実施例17)
A.(1)、(2)、(18)、(20)、(22)~(24)を均一に混合する。
B.8,12、21を70℃に加温し均一に混合する。
C.AにBを添加し均一に混合する。
D.金皿容器に2g充填し、80kgf/cmの力でプレス成型をして固形粉末化粧料を得た。
(評価項目)
イ.グリッター感
ロ.塗布時の異物感のなさ
ハ.光輝性粉体の付着性
(評価方法)
化粧料評価専門パネル10名による使用テストを行った。パネル各人が下記評価基準にて「グリッター感」「塗布時の異物感のなさ」「光輝性粉体の付着性」について、化粧料の塗布時において5段階に評価し評点をつけ、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定をした。
(評価基準)
(評点):(評価)
5 :非常に良い
4 :良い
3 :普通
2 :悪い
1 :非常に悪い
(判定基準)
(判定):(評点の平均点)
◎ :4点を超える
○ :3点を超え、4点以下
△ :2点を超え、3点以下
× :2点以下
(評価項目)
ニ.動きによる光輝性粉体の欠落のなさ
(評価方法)人口皮革(7cm×7cm)に10mgの固形粉末化粧料を2cm×2cmの範囲に塗布した後、人口皮革の片末端を固定し100mm/sの速さで変位30mmの動きを50回加える。動きを加えた後の塗布膜の状態を化粧品評価専門パネル10名が以下の評価基準に従って4段階評価し評点を付し、全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
(評価基準)
(評点):(評価)
4 :ほとんど変化なし
3 :僅かに化粧膜にヒビ割れ、光輝性粉体の欠落あり
2 :化粧膜にヒビ割れ、光輝性粉体剤の欠落あり
1 :化粧膜に大きなヒビ割れや、光輝性粉体の欠落あり
(判定基準)
(n=5の評点の平均点):(判定)
◎ :3.5以上
〇 :3.0以上3.5未満
△ :2.0以上3.0未満
× :2.0未満
(評価項目)
ホ.耐衝撃性
(評価方法)
実施例及び比較例の固形粉末化粧料をそれぞれ6個用意し、1個はスタンダードとし、5個について金皿に充填した状態のまま50cmの高さからアクリル板上に正立方向で自由落下させ、スタンダードの表面状態と比較して落下後の表面状態を観察し、アイシャドウ毎に以下の評価基準により評点を付し、そして試験数(N)=5の評点の平均点を算出し、以下の4段階の判定基準により判定した。
(評価基準)
(評点) :(評価)
4 :変化なし
3 :僅かにヒビ割れがあるが、使用性に問題なし
2 :ヒビ割れ、スキマ有り
1 :大きなヒビ割れやスキマ有り
(判定基準)
◎ :3.5以上
〇 :3.0以上3.5未満
△ :2.0以上3.0未満
× :2.0未満
(評価項目)
ヘ.充填成型性
(評価方法)
実施例及び比較例の固形粉末化粧料をレオメーター(FUDOH レオメーター 株式会社レオテック製)を用いて針入硬度(g/cm)を測定条件(針径:2mm 速度:1cm/min,深さ:1mm)にて測定し、試験数(N)=3の平均値を算出し、以下の4段階の判定基準により、判定した。
(評価基準)
(評点) :(評価)
4 :500g/cm以上
3 :200g/cm以上400g/cm未満
2 :100g/cm以上200g/cm未満
1 :100g/cm未満
(判定基準)
◎ :3.5以上
〇 :3.0以上3.5未満
△ :2.0以上3.0未満
× :2.0未満
表1~3より、実施例1~17の固形粉末化粧料はグリッター感、塗布時の異物感のなさ、光輝性粉体の付着性、動きによる光輝性粉体の欠落の無さ、耐衝撃性、充填成型性に優れたものであった。
一方、成分(A)を含有しない比較例1、成分(A)の代わりに平均粒子径が80μm以下の光輝性粉体を用いた比較例2ではグリッター感において満足のいくものが得られなかった。また、成分(B)を含有しない比較例3では化粧膜に動きを加えると、化粧膜を維持できず、光輝性粉体の欠落が生じやすかった。成分(B)の代わりに水溶性のポリウレタンを用いた比較例4では、耐衝撃性、充填成型性において満足のいくものが得られなかった。また、成分(B)の代わりに油性ゲル化剤であるパルミチン酸デキストリンを用いた比較例5では、付着性等において満足のいくものが得られなかった。成分(C)の代わりに、ペースト状油、固形油やシリコーン油を用いた比較例6~9においては、塗布時に光輝性粉体の異物感を感じやすい傾向にあった。
実施例18:アイブロウ
下記の処方および製法によりアイブロウを製造した。
(成分) (%)
1.硫酸バリウム 1.0
2.パラオキシ安息香酸メチル 2.0
3.カオリン 5.0
4.オキシ塩化ビスマス 1.0
5.麻セルロース 0.5
6.黄酸化鉄 1.0
7.黒酸化鉄 4.5
8.赤酸化鉄 1.0
9.マイカ 残量
10.アミノ変性シリコーン1%処理マイカ 10.0
11.酸化チタン被覆合成金雲母(平均粒子径40μm) 10.0
12.酸化チタン被覆ガラス末(平均粒子径120μm) 30.0
13.油溶性ポリウレタン※1 0.3
14.流動パラフィン 10.0
15.トリプロピレングリコール 0.3
16.水添ヒマシ油 0.3
17.エタノール 0.3
18.アクリレーツコポリマー 1.0
19.マリツカ花エキス 0.01
20.トコフェロール 0.1
21.テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 8.0
22.(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー 2.0
※1 Oilkemia 5S CC polymer(rubrizol社、INCI名:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、水添ポリオレフィン(C6-20)、(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー)
(製造方法)
A.1~13を均一に混合する。
B.14~22を70℃に加温し均一に混合する。
C.AにBを加え化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、精製水95質量部およびエタノール5質量部添加して混合混錬する。
D.2cm×2cmの金皿容器に2g充填し、表面に厚さ0.02mmのセルロース紙4枚を重ねた上から押し型を用いて、2kgf/cmの力で3秒プレスを2回しながら精製水及びエタノールを除去し、その後、70℃で8時間乾燥してアイブロウを得た。
以上のようにして得られたアイブロウは、グリッター感、塗布時の異物感のなさ、光輝性粉体の付着性、動きによる光輝性粉体の欠落の無さ、耐衝撃性、充填成型性のすべての点で満足のいくものであった。
実施例19:チークカラー
下記の処方および製法によりチークカラーを製造した。
(成分) (%)
1.合成金雲母 10.0
2.カオリン 5.0
3.赤色226号 0.5
4.赤色202号 0.2
5.(PET/ポリメタクリル酸メチル)積層末(平均粒子径150μm) 25.0
6.赤酸化鉄 0.2
7.タルク 5.0
8.マイカ 残量
9.セリサイト 10.0
10.2%ジメチコン表面処理合成金雲母 10.0
11.窒化ホウ素 5.0
12.雲母チタン(平均粒子径40μm) 8.0
13.酸化亜鉛 2.0
14.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
15.油溶性ポリウレタン※1 4.0
16.セスキイソステアリン酸ソルビタン 2.0
17.PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 0.2
18.ミネラルオイル 5.0
19.ワセリン 5.0
20.ジメチコン(6CS) 10.0
21.ジプロピレングリコール 0.1
22.ホホバ油 0.3
23.ラベンダー油 0.3
24.香料 0.2
(製造方法)
A.1~14を均一に混合する。
B.15~24を70℃に加温し均一に混合する。
C.AにBを添加し均一に混合する。
D.Cを粉砕後、金皿容器に20g充填し、200kgf/cmの力でプレス成型しチークカラーを得た。
以上のようにして得られたチークカラーは、グリッター感、塗布時の異物感のなさ、光輝性粉体の付着性、動きによる光輝性粉体の欠落の無さ、耐衝撃性、充填成型性のすべての点で満足のいくものであった。
実施例20:ファンデーション
下記の処方および製法によりファンデーションを製造した。
(成分) (%)
1.ステアロイルグルタミン酸2Na3%処理黄色酸化鉄 2
2.ステアロイルグルタミン酸2Na3%処理赤色酸化鉄 0.8
3.酸化チタン被覆ガラス末(平均粒子径:120μm) 20.0
4.ラウロイルリシン 2.0
5.アミノ変性シリコーン1%処理合成金雲母 3.0
6.ラウリン酸亜鉛2%処理タルク 残量
7.酸化チタン被覆合成金雲母(平均粒子径:45μm) 3.0
8.球状シリカ 2.0
9.球状(HDI/PPG/ポリカプロラクタン)クロスポリマー 3.0
10.ジラウロイルグルタミン酸リシンNa2%処理酸化チタン 1.0
11.酸化亜鉛 2.0
12.パラメトキシケイヒ酸エチルヘキシル 6.0
13.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 3.0
14.トリプロピレングリコール 0.5
15.トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 8.0
16.スクワラン 8.0
17.メドウフォーム油 5.0
18.コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
19.油溶性ポリウレタン※1 2.0
20.水添ポリブテン 2.0
21.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 1.0
22.パルミチン酸デキストリン 1.0
23.セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.2
24.リンゴ酸ジイソステアリル 1.0
25.ヒアルロン酸Na 0.1
26.トコフェロール 0.1
27.1,3-ブチレングリコール 0.5
28.グリセリン 1.0
29.精製水 1.0
(製造方法)
A.1~11を均一に混合する。
B.12~24を70℃に加温し均一に混合する。
C.25~29を均一に混合する。
D.25℃でAにBとCを添加し万能攪拌機で均一に混合する。
E.Dをスクリューフィーダー付充填機を用いて容器に充填後に花形のレリーフ付きプレス成型し、ファンデーションを得た。
以上のようにして得られたファンデーションは、グリッター感、塗布時の異物感のなさ、光輝性粉体の付着性、動きによる光輝性粉体の欠落の無さ、耐衝撃性、充填成型性のすべての点で満足のいくものであった。
実施例21:フェイスパウダー
下記の処方および製法によりフェイスパウダーを製造した。
(成分) (%)
1.ジメチコン処理酸化チタン被覆ガラス末(平均粒子径 80μm) 40.0
2.カオリン 5.0
3.セルロース球状粉体 5.0
4.酸化亜鉛 3.0
5.ハイドロジェンジメチコン処理微粒子酸化チタン 5.0
6.黄色酸化鉄 0.4
7.黒色酸化鉄 0.01
8.マイカ 残量
9.2%表面被覆合成金雲母 20.0
10.5%表面被覆セリサイト 5.0
11.アミノ変性シリコーン3%処理マイカ 3.0
12.油溶性ポリウレタン※1 1.0
13.ジプロピレングリコール 0.3
14.イソノナン酸イソトリデシル 2.0
15.流動パラフィン 7.0
16.香料 0.5
(製造方法)
A.1~11を均一に混合する。
B.12~16を均一に混合溶解する。
C.AにBを添加し均一に混合する。
D.Cを粉砕し容器に充填してフェイスパウダーを得た。
以上のようにして得られたフェイスパウダーは、グリッター感、塗布時の異物感のなさ、光輝性粉体の付着性、動きによる光輝性粉体の欠落の無さ、耐衝撃性、充填成型性のすべての点で満足のいくものであった。
本発明の固形粉末化粧料は、大粒径の光輝性粉体を含有していながら、肌に対する付着性、耐衝撃性等に優れ、使用感も良好であるため、強いグリッター感を付与するアイシャドウ等として好適に利用可能である。

Claims (10)

  1. 次の成分(A)~(C):
    (A)平均粒子径80μm~200μmの光輝性粉体
    (B)油溶性ポリウレタン
    (C)炭素数7以上のアルキル基を有する25℃で液状の油剤
    を含有し、成分(A)の含有量が20~70質量%であり、成分(A)~(C)を含む組成物に水性成分を添加してスラリー状とし、当該スラリーを容器に充填した後、水性成分を除去することにより得られることを特徴とする固形粉末化粧料。
  2. 前記成分(B)が、(b1)疎水部及び(b2)親水部を有するポリウレタンであって、(b1)疎水部が、イソシアネート化合物に由来する構造単位を含み、(b2)親水部が、低分子ジオールに由来する構造単位を含むものである請求項1に記載の固形粉末化粧料。
  3. イソシアネート化合物が、ヘキサメチレンジイソシアネートである請求項2に記載の固形粉末化粧料。
  4. 前記成分(B)の(b1)疎水部が、さらに水添ポリオレフィンポリオールに由来する構造単位を含むものである請求項2または3に記載の固形粉末化粧料。
  5. 低分子ジオールが、1,4-ブタンジオールまたはエチレングリコールである請求項2に記載の固形粉末化粧料。
  6. 前記成分(C)が、炭化水素油またはエステル油である請求項1~5のいずれかの項記載の固形粉末化粧料。
  7. 前記成分(B)の含有量が、0.5~6質量%である請求項1~6のいずれかの項記載の固形粉末化粧料。
  8. 前記成分(C)の含有量が、6~30質量%である請求項1~7のいずれかの項に記載の固形粉末化粧料。
  9. さらに成分(D)平均粒子径60μm以下の光輝性粉体を含む請求項1~8のいずれかの項記載の固形粉末化粧料。
  10. さらに成分(E)カオリンを含む請求項1~9のいずれかの項記載の固形粉末化粧料。
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