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JP7833334B2 - 仮覆工法 - Google Patents
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JP7833334B2 - 仮覆工法 - Google Patents

仮覆工法

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Description

本発明は、仮覆工法に関する。
近年、供用中の道路トンネルの拡幅やリニューアル工事において、路盤の下部の底部地盤にトンネル底部を逆アーチ状に接続するインバートを施工し、トンネル耐力を向上させるインバート設置工事が多く実施されている。
従来、インバート設置工事の施工期間中は、施工現場の一般交通を考慮した交通規制が実施される。例えば、2車線の道路では、終日にわたってインバートを設置する側の1車線を規制して施工を行うのが一般的である。また、例えば都市部のトンネル等の昼間交通量が多い道路では、夜間全面通行止めを実施して施工を行い、通行止め以外の時間は全車線を開放する方法がある。上記の方法は、施工現場の一般交通への影響が大きいため、通行止めを行うことなく、施工期間を短縮できる工法が求められる。
例えば、トンネル断面中央の一方側のインバート施工を行い、インバート上に仮設通行路を設置した後に、他方側と仮設通行路の下方のインバート施工を行うことで全面通行止めを行うことなくインバートを施工する方法がある(特許文献1参照)。
また、例えば、トンネル底部地盤に掘削したインバート設置部に鋼殻を設置してインバート設置部を埋め戻し、鋼殻内にコンクリートを注入充填して合成セグメントを形成することでインバートを施工する方法がある(特許文献2参照)。
特開2018-138738号公報 特開2020-41381号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインバート施工中に仮設通行路を設ける方法については、施工期間中において交通規制区間の車線数が減少した状態となるため、施工現場の交通処理能力が減少している期間が長くなるという課題がある。
また、特許文献2に記載の鋼殻内にコンクリートを注入充填する方法については、施工道路側の地中においてトンネル軸方向に土留め杭と横矢板の設置を実施するため、工期およびコストを要するため、交通規制期間も長くなるという課題がある。
そこで、本発明は、工事に伴う交通規制による交通への影響を抑制し、施工効率を向上できる仮覆工法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る仮覆構造は、複数の車線を有する道路の一部の車線に交通規制を設置し、前記一部の車線の舗装部を掘削する工事において、前記舗装部を掘削して形成された掘削穴を残置した状態で前記交通規制を解除可能とする仮覆構造であって、前記舗装部を掘削して形成された前記掘削穴上に前記舗装部の形成高さと略一致する高さで架設された覆工版と、前記掘削穴と前記覆工版との間に配置され、前記覆工版を支持する架台と、を備える。
上記の構成とすることで、仮覆構造は、交通規制を伴う工事において残置する掘削穴上に覆工版を架設することで、工事の施工時間外に交通規制を解除できる。上記により、仮覆構造の設置によって、工事の施工時間以外は交通規制を実施しない工事を実現できるため、施工現場の一般交通への影響を抑制することができる。また、仮覆構造は、施工において交通規制の解除毎に掘削穴を埋め戻す等の現況復旧作業を省略でき、構造も簡易であるため、施工効率を向上することができ、施工コストも低減できる。
また、仮覆構造は、覆工版が舗装部の形成高さと略一致する高さで架設されることで、覆工版と舗装部との境界において不陸がない構成とすることができる。そのため、仮覆構造は、交通規制の解除時において、通行車両が覆工版と舗装部との境界を通過する際の不陸による衝撃と該衝撃による通行車両への影響を抑制することができる。
また、本発明に係る仮覆構造において、前記覆工版は、複数の覆工板を平面的に並べて形成され、前記架台は、前記覆工板の架設方向に複数備えられ、前記覆工版の架設方向に隣接する前記覆工板同士の対向する端部を跨ぐように支持してもよい。
上記の構成とすることで、仮覆構造は、覆工版を複数の覆工板によって分割できるため、運搬や架設等の作業時の負担を軽減でき、覆工版を容易に形成することができる。また、仮覆構造は、大型のクレーン等を要することなく覆工版を架設できるため、施工箇所の幅が1車線分である等の施工スペースに制約がある場合においても覆工版を容易に架設できる。
また、本発明に係る仮覆構造は、前記覆工版と前記架台との間に配置される鋼板を備え てもよい。
上記の構成とすることで、仮覆構造は、覆工版と架台との当接箇所を一様な状態とすることができるため、覆工版と鋼板との当接箇所の不陸を解消し、覆工版を安定配置することができる。
また、本発明に係る仮覆構造において、前記鋼板は、前記覆工版の架設方向に隣接する前記覆工板の対向する端部を跨ぐように支持してもよい。
上記の構成とすることで、仮覆構造は、覆工版の架設方向に隣接する覆工板による載荷重を鋼板によって集中支持できる。そのため、覆工版と鋼板との当接箇所に作用する載荷重の偏りを解消して一様な状態とすることで、覆工版を安定配置できる。
また、本発明に係る仮覆構造において、前記架台は、前記鋼板の前記覆工版の架設方向両端に配置されてもよい。
上記の構成とすることで、仮覆構造は、鋼板が覆工版の架設方向両端部で支持されるため、覆工版と鋼板との当接箇所に作用する載荷重に起因する回転モーメントによる架台の転倒を防止できる。
また、本発明に係る仮覆構造は、前記覆工版の架設方向に隣接する前記覆工板同士を連結する固定爪を備え、前記覆工版の架設方向に隣接する前記覆工板は、対向する端部にそれぞれ係止部を備え、一対の前記係止部と前記固定爪とを係止させて連結してもよい。
上記の構成とすることで、仮覆構造は、水平方向の変位等による隣接する覆工板間のずれの発生を抑制できる。そのため、覆工版をずれによる空白等がない一様な状態とすることができ、通行車両の走行時の安全を確保できる。
また、本発明に係る仮覆構造において、前記掘削穴の周縁は、前記架台を設置可能な平坦部が形成され、前記架台は、前記平坦部上に設けられてもよい。
上記の構成とすることで、仮覆構造は、掘削穴の深さが大きい場合においても架台の設置によって覆工版を安定配置できる。
また、本発明に係る仮覆工法は、トンネル内の舗装部を掘削し、前記トンネルを補強するインバートを設置する工事に適用される仮覆工法であって、複数の車線を有する道路の一部の車線に交通規制を設置する工程と、前記一部の車線の舗装部を掘削する工程と、前記舗装部を掘削して形成された掘削穴上の所定の位置に架台を設置する工程と、前記掘削穴に、前記インバートを施工する工程と、前記掘削穴上に前記舗装部の形成高さと略一致する高さに、前記架台に支持される覆工版を架設する工程と、前記覆工版を設置した後に前記掘削穴を残置した状態で交通規制を解除する工程と、を備える。
上記の仮覆工法とすることで、覆工版の架設により、工事の施工時間以外は交通規制を解除するため、施工現場の一般交通への影響を抑制したインバートの設置工事とすることができる。また、覆工版を架設することにより、交通規制の解除毎に掘削穴を埋め戻す等の現況復旧作業を省略でき、構造も簡易であるため、施工効率を向上することができ、施工コストも低減できる。
また、覆工版が舗装部の形成高さと略一致する高さで架設されることで覆工版と舗装部との境界において不陸がない構成とすることができる。そのため、交通規制の解除時において、通行車両が覆工版と舗装部との境界を通過する際の不陸による衝撃と該衝撃による通行車両への影響を抑制することができる。
本発明によれば、工事に伴う交通規制による交通への影響を抑制し、施工効率を向上できる仮覆工法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用されるトンネル(道路トンネル)のインバート設置工事における一方の車線に仮覆構造が設置された状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線側の架台および覆工版を設置した状態を示す説明図である。 図2の状態において、仮覆構造により一方の車線の交通を開放した状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線のインバート設置箇所の掘削およびインバートの配筋を一部施工した状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線のインバートを一部施工した状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線側のインバート施工箇所の埋戻しおよび仮舗装を施工した状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線の未施工箇所に仮覆構造が設置された状態を示す説明図である。 図7の状態において、仮覆構造により一方の車線の交通を開放した状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線の未施工箇所にインバートを施工した状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線のインバートを全て施工し舗装部を復旧した状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における他方の車線に仮覆構造が設置された状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事を完工した状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線に掘削穴と架台を施工した状態を示す説明図である。 図13の状態において、仮覆構造により一方の車線の交通を開放した状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線側のインバートを一部施工した状態を示す説明図である。 図15の状態において、仮覆構造により一方の車線の交通を開放した状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線側に仮舗装を施工した状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態による仮覆構造が適用される道路トンネルのインバート設置工事における一方の車線側のインバートを全て施工し舗装部を復旧した状態を示す説明図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態による仮覆構造および仮覆工法について、図面を参照しながら説明する。図2から図10および図13から図18は、いずれも図1のA-A線から見た説明図である。
図1に示すように、本実施形態において仮覆構造1および仮覆構造1を施工する仮覆工法は、トンネル2のインバート3の設置工事に適用される。トンネル2のインバート3の設置工事は、2車線を有するトンネル2内において一方の車線を規制する片側交互交通規制を設置し、交通規制内で作業を行う。
仮覆構造1は、道路工事において通行止めや終日固定規制等の大規模な交通規制を用いることなく、施工時間のみ一部の車線を規制し、施工時間以外は交通規制を解除するために適用される。仮覆構造1は、例えば片側交互交通規制や片側2車線以上の道路の車線規制等の通行止めを伴わない交通規制を実施する工事に適用される。
インバート3は、トンネル2の舗装部21の下部に配置され、トンネル2の両側壁22、22を逆アーチ状に接続し、地山等からの外力に対するトンネル耐力を向上させる。インバート3の施工方法は限定されず、例えば施工箇所に型枠および鉄筋を配置し現場打ちコンクリートを打設する工法としてもよいし、プレキャストコンクリートを搬送し公知のクレーン等により現場で組立および設置を行う工法としてもよい。
トンネル2のインバート3の設置工事は、片側車線毎に施工する。具体的に、一方側車線23側の舗装部21を掘削して一方側車線23側のインバート3aを先行して施工する。インバート3aの施工後に、他方側車線24側の舗装部21を掘削して他方側車線24側のインバート3bを施工する。インバート3は、インバート3aとインバート3bとを連結して施工される。インバート3aおよびインバート3bは、複数のインバート版31を接合することにより形成される。
以下、仮覆構造1を適用し施工時間以外は交通規制を解除するトンネル2のインバート設置工事の流れを、図面を参照しながら説明する。トンネル2のインバート設置工事は、夜間に交通規制および施工を実施し、施工時間以外は仮覆構造1を設置して交通規制を解除し覆工版11上を通行車両4が通行可能とする。
以下、3夜間目まで形成される仮覆構造1を仮覆構造1aと記載する。仮覆構造1aは、覆工版11と、架台12と、鋼板13と、固定爪14と、を備える。
図2は、トンネル2のインバート設置工事の1夜間目(1ステップ目)の作業状況を示す。トンネル2のインバート設置工事は、一方側車線23側を先行して施工する。先ず公知のアスファルトカッターやバックホウ等の掘削機器を用いて一方側車線23における施工対象箇所の一部を舗装部21の表層211および路盤212を掘削し掘削穴15を形成する。
掘削穴15は、一方側車線23における架台12の設置箇所および架台12の設置箇所から舗装部21の幅方向中央から他方側車線24側の幅方向一部まではみだし形成される。この際、他方側車線24を一方側車線23の施工期間中において掘削穴15の幅方向の長さを考慮して近接する側壁22側に移動させてもよい。掘削穴15の底部15aは、インバート3aのアーチ形状を考慮した傾斜形状を形成してもよい。覆工版11は、掘削穴15上においてトンネル2の進行方向に架設される。以下、掘削穴15上の覆工版11の架設方向を「架設方向」と記載し、トンネル2の横断方向を「幅方向」と記載する。掘削穴15のトンネル2の架設方向両端部および中間部には、舗装部21を一部掘削した平坦部151が形成される。
掘削穴15の各平坦部151には、覆工版11を架設する。舗装部21の上面から平坦部151の上面までの鉛直方向の高さは、覆工版11の厚さに略一致する。平坦部151の架設方向の長さは、覆工版11を安定して架設可能な長さであればよい。
掘削穴15を形成した後、複数の架台12を設置する。架台12は、掘削穴15と覆工版11との間に配置され、覆工版11を支持する。架台12は、地盤Gに設置される高さ調整プレート121と、高さ調整プレート121上に配置され覆工版11を支持する支持部122と、を備える。架台12の構成は、覆工版11を安定配置可能であり、通行車両4の通過等による外力により転倒しなければ限定されない。架台12の幅方向の長さは、掘削穴15の幅方向の長さに略一致する。複数の架台12は、架設方向および幅方向に一定の間隔を有して配置される。
高さ調整プレート121は、通行車両4の荷重等の負荷により変形や破損が生じない強度を有する板部材により形成される。高さ調整プレート121は、例えば公知の鋼材により形成される。高さ調整プレート121は、架台12の高さを調整することで覆工版11の設置高さを調整し、舗装部21との不陸を解消する。架台12の高さを調整する構成は、上記の高さ調整プレート121に限定されず、例えば高さ調整用のジャッキを支持部122と地盤Gとの間に配置する構成としてもよい。
架台12は、インバート3の外形形状に略一致するアーチ形状に形成されるのが望ましい。上記の架台12の形状により、掘削穴15および架台12を設置する際の掘削量を削減することができるため、掘削作業の作業量および工費を削減でき、インバート設置工事の施工効率および工事の経済性を向上できる。また、架台12は、架設方向に隣接する覆工板111の各端部111aの下部に1基ずつ配置した構成としている。
複数の架台12を設置した後、鋼板13を設置する。鋼板13は、覆工版11と、架台12の支持部122と、の間に配置される。鋼板13の下面は支持部122に当接し、鋼板13の上面は覆工板111に当接している。鋼板13は、架台12とともに覆工版11を支持する。鋼板13は、架台12の数に応じて複数備えられる。
鋼板13を設置した後、覆工版11を設置する。覆工版11は、掘削穴15上において平坦部151、151間で架設方向に架設される。覆工版11は、架台12と鋼板13から構成される複数の支持部16により支持される。
覆工版11は、複数の覆工板111を架設方向および幅方向に平面的に隙間なくかつ重複しないように並べられて形成され、掘削穴15上に架設される。
覆工版11の厚さは、舗装部21の上面から平坦部151の上面までの鉛直方向の高さと略一致している。つまり、覆工版11の地盤Gに対する設置高さは、舗装部21の地盤Gに対する形成高さと略一致する。以上より、覆工版11は、舗装部21との境界部に不陸が生じないように配置される。
覆工板111は、公知の鋼板であり、交通規制の解除時における通行車両4の通行により破損や大きなたわみが生じない強度を有する。覆工版11を形成する複数の覆工板111は、外形形状が略一致する。架設方向に隣接する覆工板111、111間の当接部は、架設方向に隣接する覆工板111、111の対数分形成されている。当接部は、同様に、幅方向に隣接する覆工板111、111間の対数分形成されている。隣接する覆工板111、111は、隙間なく並べられ、当接部において不陸が生じないように配置され、通行車両4の通過時に通行車両4に大きな振動を与えない。
覆工板111は、掘削穴15上に架設方向および幅方向に複数並べられる。架設方向両端に配置される複数の覆工板111は、平坦部151側の端部111aが平坦部151に当接する。
鋼板13は、架設方向に隣接する覆工板111、111の対向する端部111b、111bを平面視で跨ぐように配置される。鋼板13は、端部111b、111bの当接部112の下部に架設方向中央部が位置するように配置される。鋼板13は、幅方向に同様に形成される、架設方向に隣接する覆工板111、111に対しても上記と同様の構成を備える。鋼板13は、架設方向に隣接する覆工板111、111間の全ての当接部112の下部において上記の構成により配置される。
鋼板13の下部に設けられる架台12は、鋼板13の下部に配置され、当接部112を構成する端部111b、111bの下部に位置する。架台12は、鋼板13の架設方向両端の下部に少なくとも位置し、鋼板13の架設方向両端を支持するように配置される。つまり、架台12の架設方向の長さは、鋼板13の架設方向の長さ以上の大きさを有している。
覆工版11を設置する際に、高さ調整プレート121により架台12および鋼板13の鉛直方向の高さを覆工版11と舗装部21との間に不陸が生じない高さに調整する。上記の作業により、通行車両4が覆工版11と舗装部21との境界を通過する際に通行車両4が受ける衝撃を抑制することができる。
覆工版11を設置した後、複数の固定爪14を設置する。固定爪14は、幅方向に連続する全ての当接部112を覆うように設けられる。固定爪14は、架設方向に隣接する覆工板111、111を連結する。
架設方向に隣接する覆工板111、111の端部111b、111bは、上面に固定爪14を係止させる溝状の一対の係止部(不図示)を備える。固定爪14は、係止部に係止され、架設方向に隣接する覆工板111、111を固定し、幅方向に連続する覆工板111、111について同様に固定する。上記の構成は、架設方向に複数形成される当接部112において同様の構成で幅方向に形成される。
覆工版11は、幅方向両端の覆工板111、111の両外側部に固定爪14を係止する係止部をさらに備え、幅方向に連続する覆工板111についても同様に固定する構成としてもよい。
固定爪14は、幅方向両端部において鋼板13の下面まで巻き込み、幅方向に対して強固に固定する構成としてもよい。
トンネル2のインバート設置工事の1夜間目(1ステップ目)において上記までの作業を行い、図3に示すように、一方側車線23の交通規制を解除する。一方側車線23は、仮覆構造1aにより、通行車両4が通行可能となり、2夜間目(2ステップ目)の交通規制設置まで交通が開放される。
図4は、トンネル2のインバート設置工事の2夜間目(2ステップ目)の作業状況を示す。2夜間目の作業は、先ず仮覆構造1aを解体し、隣接する架台12、12の間の平坦部151および架設方向端部の平坦部151の一部を掘削して掘削穴15を拡大し、インバート3aを設置する箇所を形成する。掘削穴15を拡大した後、インバート版31の鉄筋310を架設方向に一定間隔で底部15a上に配筋する。上記のインバート版31の鉄筋310は、架台12の設置位置を避けて配置する。その後、1夜間目と同様の手順で覆工版11を設置(復旧)する。
トンネル2のインバート設置工事の2夜間目において上記までの作業を行い、1夜間目と同様に一方側車線23の交通規制を解除する。一方側車線23は、仮覆構造1aにより、通行車両4が通行可能となり、3夜間目(3ステップ目)の交通規制設置まで交通が開放される。
図5は、トンネル2のインバート設置工事の3夜間目(3ステップ目)の作業状況を示す。3夜間目の作業は、先ず仮覆構造1aを解体し、底部15a上に配筋した鉄筋にコンクリートを打設してインバート版31を形成する。なお、インバート版31は、プレキャストを搬送して設置する方法としてもよい。その後、1夜間目および2夜間目と同様の手順で覆工版11を設置する。
トンネル2のインバート設置工事の3夜間目において上記までの作業を行い、2夜間目までと同様に一方側車線23の交通規制を解除する。一方側車線23は、仮覆構造1により、通行車両4が通行可能となり、4夜間目(4ステップ目)の交通規制設置まで交通が開放される。
図6は、トンネル2のインバート設置工事の4夜間目(4ステップ目)の作業状況を示す。4夜間目の作業は、先ず仮覆構造1aを解体し、掘削穴15を埋め戻す。掘削穴15を埋め戻した箇所には、仮舗装25を敷設する。仮舗装25は路盤212と略一致する形成高さで形成される仮路盤251と、仮路盤251上に敷設され表層211と略一致する形成高さで形成される仮表層252と、を備える。舗装部21と、仮舗装25と、は境界部に不陸が生じないように形成および配置される。トンネル2のインバート設置工事の4夜間目において上記までの作業を行い、一方側車線23の交通規制を解除する。一方側車線23は、仮舗装25により、通行車両4が通行可能となり、5夜間目(5ステップ目)の交通規制設置まで交通が開放される。
図7は、トンネル2のインバート設置工事の5夜間目(5ステップ目)の作業状況を示す。5夜間目の作業は、先ずインバート版31の未施工箇所上に位置する仮舗装25を掘削し掘削穴15を形成する。
掘削穴15を形成した後、インバート版31の未施工箇所に対向するインバート版31の架設方向端部311に第二架台17を配置する。掘削穴15の架設方向両端に設けられる第二架台17、17間に覆工版11を架設する。覆工版11は、架設方向に隣接するインバート版31、31間に架設される。掘削穴15は、仮舗装25を挟んで複数に分割形成されている。第二架台17は、各掘削穴15の架設方向両端に一対ずつ複数設けられる。
以上より、5夜間目の作業により形成される仮覆構造1を仮覆構造1bと記載すると、仮覆構造1bは、覆工版11および複数の第二架台17から構成される。
覆工版11は、掘削穴15上への架設方向の長さに応じて形成される。例えば、覆工版11は、架設方向に1枚、幅方向に複数の覆工板111により形成されてもよい。
覆工版11と、舗装部21と、仮舗装25と、は境界部に不陸が生じないように形成および配置される。覆工版11の地盤Gに対する設置高さは、舗装部21の地盤Gに対する形成高さおよび仮舗装25の地盤Gに対する形成高さに略一致する。以上より、覆工版11と仮舗装25との境界部および仮舗装25と舗装部21との境界部は、不陸が生じないように形成される。境界部に不陸が生じないようにすることで通行車両4の通過時に通行車両4に対して大きな衝撃等を与えず安定走行させる構成とすることができる。
第二架台17は、覆工版11を安定配置可能であり、通行車両4の通過による水平方向の外力等によりインバート版31上の設置位置からずれなければ構成は限定されない。第二架台17は、例えば幅方向に長い公知の鋼板により構成される。
仮覆構造1bは、仮覆構造1aと同様に、第二架台17と覆工版11との間に覆工版11の鉛直方向の高さを調整可能な高さ調整部を設け、覆工版11の高さを覆工版11と舗装部21との間に不陸が生じないように調整してもよい。
仮覆構造1bは、掘削穴15に支持部16が設置可能であれば、第二架台17の設置位置にも仮舗装25を敷設して仮覆構造1aと同様の構成としてもよい。
トンネル2のインバート設置工事の5夜間目において上記までの作業を行い、図8に示すように、一方側車線23の交通規制を解除する。一方側車線23は、仮覆構造1bにより、通行車両4が通行可能となり、6夜間目(6ステップ目)の交通規制設置まで交通が開放される。
図9は、トンネル2のインバート設置工事の6夜間目(6ステップ目)以降の作業状況を示す。6夜間目以降の作業では、掘削穴15のインバート版31の未施工箇所に順次インバート版31を敷設してインバート3aを形成する。なお、未施工箇所に施工するインバート版31は先行して施工されたインバート版31と同様に6夜間目に鉄筋を配筋し7夜間目(7ステップ目)にコンクリートを打設してもよいし、プレキャストを搬送して設置する方法としてもよい。
図10に示すように、インバート3aを形成した後、全ての掘削穴15に復旧舗装26が敷設される。復旧舗装26は路盤212と略一致する形成高さで形成される復旧路盤262と、復旧路盤262上に敷設され表層211と略一致する形成高さで形成される復旧表層261と、を備える。舗装部21と復旧舗装26は、それぞれの境界部において不陸が生じないように形成される。境界部に不陸が生じないようにすることで通行車両4の通過時に通行車両4に対して大きな衝撃等を与えず安定走行させる構成とすることができる。
上記までの作業を行い、一方側車線23の交通規制を解除して一方側車線23側のインバート設置工事を完了する。また、インバート3aを形成した夜間においては仮舗装25を再度形成して一方側車線23の交通規制を開放し、次の夜間に復旧舗装26を形成する舗装工事を実施してもよい。
上記の第1の実施形態における各夜間(各ステップ)の作業は一例であり、施工規模や作業計画に応じて各夜間における作業内容を適宜変更可能である。
上記の手順により、トンネル2のインバート設置工事における夜間作業では、片側交互交通規制を実施して作業を行い、夜間作業時以外は交通規制を開放し、一方側車線23にインバート3aを施工する。
図11に示すように、インバート3aの施工が完了した後、他方側車線24についても上記と同様の手順で他方側車線24に設置するインバート3bを施工する。
図12に示すように、インバート3aとインバート3bとを隙間なく連結し、インバート3を形成して完工とする。
次に、上述した本発明の実施形態による仮覆構造および仮覆工法の作用・効果について説明する。
仮覆構造1は、トンネル2のインバート設置工事の各夜間において一方側車線23または他方側車線24に交通規制を設置し、舗装部21を掘削して掘削穴15を形成した際に適用される。仮覆構造1は、覆工版11を複数の架台12で支持し、掘削穴15上に舗装部21の形成高さと略一致する高さで架設する。
上記の構成によれば、一方側車線23または他方側車線24に設置した掘削穴15を残置した状態で交通規制を解除できる。そのため、工事の施工時間外に交通規制箇所の交通を開放できる。本実施形態では、夜間は1車線の通行を確保しながらインバート施工を行い、かつ、昼間や休日は2車線を開放することができる。そのため、夜間の施工時間以外は交通規制を実施しないため、施工現場の一般交通への影響を抑制することができる。
仮覆構造1は、施工において交通規制の解除毎(夜間作業毎)に掘削穴15を埋め戻す等の現況復旧作業を省略でき、構造も簡易であるため、トンネル2のインバート設置工事の施工効率を向上することができ、施工コストも低減できる。
仮覆構造1は、覆工版11が舗装部21の形成高さと略一致する高さで架設されることで覆工版11と舗装部21との境界部において不陸がない構成とすることができる。そのため、交通規制の解除時において覆工版11と舗装部21との境界を通行車両4が通過する際の不陸による衝撃による影響を抑制することができる。
また、仮覆構造1は、複数の覆工板111を架設方向および幅方向に平面的に隙間なくかつ重複しないように並べられ形成される。
上記の構成とすることで、仮覆構造1は、覆工版11を覆工板111によって分割できるため、運搬や架設等の作業時の負担を軽減でき、覆工版11を容易に形成することができる。また、仮覆構造1は、大型のクレーン等を要することなく覆工版11を架設できるため、施工スペースが1車線である等の施工スペースに制約がある場合においても覆工版11を容易に架設できる。
また、仮覆構造1は、覆工版11と架台12との間に鋼板13が備えられた支持部16を複数備える。
上記の構成とすることで、仮覆構造1は、覆工版11と支持部16との箇所を一様な状態とすることができるため、覆工版11と支持部16との当接箇所の不陸を解消し、支持部16によって覆工版11を安定配置することができる。
また、仮覆構造1において、鋼板13は、架設方向に隣接する覆工板111、111の対向する端部111b、111bを平面視で跨ぐように配置され覆工版11を支持する。
上記の構成とすることで、仮覆構造1は、架設方向に隣接する覆工板111、111による載荷重を鋼板13によって支持部16において集中支持させることができる。そのため、覆工版11と鋼板13との当接箇所に作用する載荷重の偏りを解消して一様な状態とすることで、覆工版11を安定配置できる。
また、仮覆構造1において、支持部16を構成する架台12は、鋼板13の架設方向両端の下部に配置される。
上記の構成とすることで、仮覆構造1は、鋼板13の架設方向両端部が架台12に支持されるため、覆工版11と鋼板13との当接箇所に作用する載荷重に起因する回転モーメントによる架台12の転倒を防止できる。
また、仮覆構造1は、架設方向に隣接する覆工板111、111を連結する固定爪14を備える。架設方向に隣接する覆工板111、111は、それぞれの端部111a、111aに備えられた係止部に固定爪14を係止させることで連結する。
上記の構成とすることで、仮覆構造1は、水平方向の変位等による隣接する覆工板111、111間のずれの発生を抑制できる。そのため、覆工版11をずれによる空白等がない一様な状態とすることができ、通行車両4の走行時の安全を確保できる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態に係る仮覆構造1および仮覆構造1を施工する仮覆工法について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、上述の第1の実施形態と同一な構成には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成について説明する。
図13は、トンネル2のインバート設置工事の1夜間目(1ステップ目)の作業状況を示す。1夜間目の作業では、架設方向に一定の間隔を有して複数の掘削穴15が形成される。掘削穴15は、架設方向両端に平坦部152が形成される。掘削穴15は、平坦部152の掘削穴15側端部から掘削穴15の底部15aに向かって傾斜する法面153が形成される。掘削穴15の架設方向両端部に形成される法面153、153の傾斜形状は略一致する。
平坦部152は、掘削穴15の平面視周縁に形成される。平坦部152は、第三架台18を設置可能に設けられる。平坦部152は、平面視矩形の外形形状を有する。
図14に示すように、平坦部152上に第三架台18が設置され、第三架台18上に覆工版11が設置され、仮覆構造1が形成される。以上より、1夜間目の作業により形成される仮覆構造1を仮覆構造1cと記載すると、仮覆構造1cは、覆工版11および複数の第三架台18から構成される。
平坦部152上に設置された第三架台18および覆工版11の合計厚さは、舗装部21の上面から平坦部152の上面までの鉛直方向の高さと略一致している。覆工版11の地盤Gに対する設置高さは、舗装部21の地盤Gに対する形成高さと略一致する。以上より、覆工版11は、舗装部21との境界部に不陸が生じないように配置される。
第三架台18は、覆工版11を安定配置可能であり、通行車両4の通過等による水平方向の外力等により平坦部152上の設置位置からずれなければ構成は限定されない。第三架台18は、例えば平面視矩形状に形成される平坦部152上に設けられ、平面視外形形状が平坦部152と略一致する公知の鋼材により備えられる。
仮覆構造1cは、仮覆構造1a、1bと同様に、第三架台18と覆工版11との間に覆工版11の鉛直方向の高さを調整可能な高さ調整部を設け、覆工版11の高さを覆工版11と舗装部21との間に不陸が生じないように調整してもよい。
トンネル2のインバート設置工事の1夜間目において上記までの作業を行い、一方側車線23の交通規制を解除する。一方側車線23は、仮覆構造1cにより、通行車両4が通行可能となり、2夜間目(2ステップ目)の交通規制設置まで交通が開放される。
図15は、トンネル2のインバート設置工事の2夜間目(2ステップ目)および3夜間目(3ステップ目)の作業状況を示す。2夜間目および3夜間目の作業は、第1実施形態における2夜間目および3夜間目の作業と同様に、覆工版11を解体し、各掘削穴15にそれぞれインバート版31を設置する。インバート版31は2夜間目に鉄筋を配筋し3夜間目にコンクリートを打設してもよいし、プレキャストを搬送して設置する方法としてもよい。各夜間(各ステップ)における作業完了後に再度覆工版11を架設し仮覆構造1cを形成し、図16に示すように、一方側車線23の交通規制を解除する。一方側車線23は、仮覆構造1cにより、通行車両4が通行可能となり、次の夜間作業における交通規制設置まで交通が開放される。2夜間目および3夜間目の作業により一部の区間にインバート版31を設置する。
図17は、トンネル2のインバート設置工事の4夜間目(4ステップ目)の作業状況を示す。4夜間目の作業では、第1実施形態における4夜間目の作業と同様に各掘削穴15を埋め戻して仮舗装25を敷設し、一方側車線23を常時通行可能とする。
図18は、トンネル2のインバート設置工事の5夜間目(5ステップ目)以降の作業状況を示す。5夜間目以降の作業では、第1実施形態における6夜間目以降の作業と同様に、インバート版31の未施工箇所に敷設されている仮舗装25を掘削し、各未施工箇所にインバート版31を設置し、インバート3aを形成する。なお、未施工箇所に施工するインバート版31は先行して施工されたインバート版31と同様に5夜間目に鉄筋を配筋し6夜間目にコンクリートを打設してもよいし、プレキャストを搬送して設置する方法としてもよい。
インバート3aを形成後、掘削箇所に復旧舗装26を敷設し、交通規制を解除して一方側車線23側のインバート設置工事を完了する。また、インバート3aを形成した夜間においては仮舗装25を再度形成して一方側車線23の交通規制を開放し、次の夜間に復旧舗装26を形成する舗装工事を実施してもよい。なお、インバート3aを現場打設にて施工した場合は、即埋め戻しすることができないため、一旦覆工版11で復旧した後、後日改めて埋め戻しを行う。
インバート3aの施工が完了した後、他方側車線24についても上記と同様の手順で他方側車線24に設置するインバート3bを施工し、インバート3aとインバート3bを隙間なく連結してインバート3を形成し完工とする。
上記の第2実施形態における各夜間の作業は一例であり、第1実施形態と同様に施工規模や作業計画に応じて各夜間における作業内容を適宜変更可能である。
次に、上述した本発明の実施形態による仮覆構造および仮覆工法の作用・効果について説明する。
仮覆構造1は、掘削穴15の平面視周縁に形成された平坦部152上に第三架台18が設置され、第三架台18上に覆工版11が設置されて形成される。
上記の構成とすることで、仮覆構造1は、掘削穴15の深さが大きい場合においても平坦部152上に第三架台18を設置することにより、覆工版11を安定配置できる。
また、掘削穴15は架設方向両端に法面153,153を形成することで、仮覆構造1および通行車両4の載荷による平坦部152の沈下と、平坦部152の沈下に伴う覆工版11と舗装部21との間の不陸の発生を防ぐことができる。
以上、本発明による仮覆構造および仮覆工法の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の第1の実施形態において、仮覆構造1aは、架台12が鋼板13の下部に配置されるが、各支持部16において、鋼板13の接地面と略一致する接地面を有する架台12が平面視で端部111b、111bを跨ぐように支持する構成としてもよい。
また、上記の第1の実施形態において、仮覆構造1aは、鋼板13を備えるが、鋼板13を備えない構成としてもよい。
また、上記の第1の実施形態において、鋼板13は、架設方向に隣接する覆工板111、111の対向する端部111b、111bを平面視で跨ぐように配置され、覆工版11を支持するが、端部111b、111bを平面視で跨がない構成としてもよい。
また、上記の第1の実施形態において、仮覆構造1aは、架設方向に隣接する覆工板111、111を一対の係止部と、固定爪14と、を係止させることで固定しているが、係止部および固定爪14を備えない構成としてもよい。また、覆工板111の当接部112に予め固定爪14を取り付けておいてもよい。また、係止部と固定爪の構造は、連結することさえできれば特に限定されない。
また、上記の第2の実施形態において、仮覆構造1は、掘削穴15の平面視周縁に平坦部152が形成され、平坦部152上に第三架台18および覆工版11が設けられるが、例えば、掘削穴15の架設方向の両縁部に平坦部152が形成され、第三架台18および覆工版11が設置される構成としてもよい。
また、上記の各実施形態において、仮覆構造1は、2車線を有するトンネル2のインバート設置工事に適用されるが、2車線以上の供用中のトンネルに対して適用してもよい。例えば、3車線を有するトンネルにおいて、夜間作業時は1車線を規制して2車線を確保した状態で施工し、施工時間以外は仮覆構造1を設置することによって3車線全てを通行可能とすることができる。
また、上記の各実施形態において、仮覆構造1は、2車線を有するトンネル2のインバート設置工事に適用されるが、トンネルのインバート設置工事以外の交通規制を伴う工事に対して適用してもよい。例えば、舗装部を掘削して標識等の道路構造物の基礎を設置または撤去する等の一定期間の工期を要する工事においても、掘削箇所に仮覆構造を設置することにより掘削箇所を残置した状態で交通規制を解除し通行可能とすることができる。
1 仮覆構造
2 道路トンネル(トンネル)
3 インバート
11 覆工版
12 架台
13 鋼板
14 固定爪
15 掘削穴
17 第二架台(架台)
18 第三架台(架台)
21 舗装部
111 覆工板
111b 端部

Claims (1)

  1. トンネル内の舗装部を掘削し、前記トンネルを補強するインバートを設置する工事に適用される仮覆工法であって、
    複数の車線を有する道路の一部の車線に交通規制を設置する工程と、
    前記一部の車線の舗装部を掘削する工程と、
    前記舗装部を掘削して形成された掘削穴上の所定の位置に架台を設置する工程と、
    前記掘削穴に、前記インバートを施工する工程と、
    前記掘削穴上に前記舗装部の形成高さと略一致する高さに、前記架台に支持される覆工版を架設する工程と、
    前記覆工版を設置した後に前記掘削穴を残置した状態で交通規制を解除する工程と、
    を備える、
    仮覆工法。
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