以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に「-」と異なる数字を付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じて加熱部121-1及び加熱部121-2のように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、加熱部121-1及び加熱部121-2を特に区別する必要が無い場合には、単に加熱部121と称する。
<1.実施形態>
<1.1.システム構成>
まず、図1~図3を参照しながら、本開示の一実施形態に係るエアロゾル生成システムの概要を説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係るエアロゾル生成システムの外観構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るエアロゾル生成システム1は、吸引装置100及び充電装置900を含む。吸引装置100は、ユーザにより吸引される物質を生成する装置である。以下では、吸引装置により生成される物質が、エアロゾルであるものとして説明する。他に、吸引装置により生成される物質は、気体であってもよい。充電装置900は、他の装置に電力を供給する装置である。一例として、充電装置900は、吸引装置100に電力を供給し、吸引装置100を充電する。
図2は、本実施形態に係る吸引装置100にスティック型基材150が挿入された状態の一例を示す図である。図2に示すように、吸引装置100には、吸引装置100の天面100aに設けられた開口142からスティック型基材150が挿入され得る。スティック型基材150は、エアロゾル源を含有する基材の一例である。吸引装置100は、スティック型基材150に含有されたエアロゾル源を加熱することで、エアロゾルを生成する。吸引装置100、充電装置900、及びスティック型基材150の組み合わせが、エアロゾル生成システム1として捉えられてもよい。
図3は、本実施形態に係る吸引装置100と充電装置900との接続を解除した状態の一例を示す図である。図3に示すように、吸引装置100と充電装置900とは、着脱可能に構成されてよい。吸引装置100と充電装置900とが接続された状態で、スティック型基材150が加熱され、エアロゾルが生成されてもよい。また、吸引装置100と充電装置900との接続が解除された状態で、スティック型基材150が加熱され、エアロゾルが生成されてもよい。
図1~図3に示すように、吸引装置100の長手方向を、上下方向とも称する。下方向は、スティック型基材150の挿入方向に対応する。上方向は、スティック型基材150の抜去方向に対応する。エアロゾル生成システム1の筐体のうち、上方向の面を天面、下方向の面を底面、上下方向に直交する方向の面を、側面とも称する。
図1~図3に示すように、吸引装置100は、キャップ20と本体30とを含む。本体30は、後述する加熱部121及び制御部116等、吸引装置100の各構成要素を有する第1部品の一例である。キャップ20は、本体30に着脱可能に接続される第2部品の一例である。キャップ20は、吸引装置100の外殻の一部を取り外し可能に構成された、アクセサリであってよい。例えば、キャップ20は、本体30の上端を包み込むようにして、本体30に装着される。例えば、ユーザは、色の異なる複数のキャップ20を有していてもよい。ユーザは、気分に応じてキャップ20を付け替えることで、吸引装置100の美観を調整することができる。もちろん、キャップ20と本体30とは、一体的に構成されてもよい。
図3に示すように、吸引装置100は、天面100a及び底面100bを両端とする円柱状に構成される。そして、吸引装置100の側面100cには、ボタン11が設けられる。ボタン11は、エアロゾル生成システム1に対するユーザ操作を受け付け可能な操作部の一例である。一例として、吸引装置100は、ボタン11が押下された場合、スティック型基材150の加熱を開始してもよい。
図3に示すように、吸引装置100の側面100cには、LED(light-emitting diode)12が設けられる。LED12は、ボタン11に対応付けて配置される。具体的には、LED12は、ボタン11を取り囲むようにして、配置されている。LED12は、エアロゾル生成システム1からユーザへ通知する情報を出力する、通知部の一例である。LED12は、ボタン11が押下されたことをトリガとして実行された処理に関する情報を、通知してもよい。一例として、LED12は、吸引装置100によるスティック型基材150の加熱の進捗を示す情報を出力してもよい。かかる構成によれば、ユーザ操作と通知との関係をより分かりやすくすることが可能となる。
図3に示すように、充電装置900の天面900aには、ボタン91が設けられる。ボタン91は、エアロゾル生成システム1に対するユーザ操作を受け付け可能な操作部の一例である。一例として、充電装置900は、ボタン91が押下された場合、吸引装置100への充電を開始/停止してもよい。
図3に示すように、充電装置900の天面900aには、LED92が設けられる。LED92は、ボタン91に対応付けて配置される。具体的には、LED92は、ボタン91を取り囲むようにして、配置されている。LED92は、エアロゾル生成システム1からユーザへ通知する情報を出力する、通知部の一例である。LED92は、ボタン91が押下されたことをトリガとして実行された処理に関する情報を、通知してもよい。一例として、LED92は、吸引装置100の充電の進捗を示す情報を出力してもよい。かかる構成によれば、ユーザ操作と通知との関係をより分かりやすくすることが可能となる。
図3に示すように、充電装置900の側面に、凹面900cが設けられている。凹面900cは、吸引装置100の側面100cに沿った形状をしている。そして、凹面900cが吸引装置100の側面100cに接触した状態で、吸引装置100と充電装置900とが接続される。吸引装置100の側面100cには、磁部13-1、及び磁部13-2が設けられる。他方、充電装置900の凹面900cには、磁部93-1、及び磁部93-2が設けられる。磁部13-1、磁部13-2、磁部93-1、及び磁部93-2は、磁場を発生させる物体であり、例えば、磁石である。吸引装置100と充電装置900とを近づけると、磁部13-1と磁部93-1とが引き合い、磁部13-2と磁部93-2とが引き合い、吸引装置100と充電装置900とが接続される。一例として、磁部13-1及び磁部93-1の一方はS極の磁石であり、他方はN極の磁石であってよい。同様に、磁部13-2及び磁部93-2の一方はS極の磁石であり、他方はN極の磁石であってよい。かかる構成によれば、吸引装置100と充電装置900とを着脱容易に接続することが可能となる。
図3に示すように、吸引装置100の側面100cには、磁部13-1と磁部13-2との間に、電気接点14が設けられる。電気接点14は、吸引装置100内の電気回路への接点である。他方、充電装置900の凹面900cには、磁部93-1と磁部93-2との間に、電気接点94が設けられる。電気接点94は、充電装置900内の電気回路への接点である。吸引装置100と充電装置900とが接続された状態で、電気接点14と電気接点94とが接触する。そして、充電装置900は、電気接点14及び電気接点94を介して、吸引装置100に電気を供給する。これにより、吸引装置100を充電することが可能となる。吸引装置100と充電装置900とを接続することは、物理的に接続することの他に、電気的に接続することを含むものとする。
充電装置900から吸引装置100への充電は、吸引装置100と充電装置900との接続/接続の解除をトリガとして、開始/停止されてもよい。吸引装置100と充電装置900との物理的な接続/接続の解除は、磁部93及び/又は磁部13から発生する磁場を検出可能な磁気センサにより、検出され得る。磁気センサの一例として、ホールセンサが挙げられる。吸引装置100と充電装置900との電気的な接続/接続の解除は、電気接点14及び電気接点94を介した通電可否よりに検出可能である。
典型的には、ユーザは、充電装置900から吸引装置100を取り外して使用する。なお、特に言及しない限り、ユーザが吸引装置100を使用することは、吸引装置100によりスティック型基材150を加熱させてエアロゾルを吸引することを指すものとする。他方、ユーザは、吸引装置100を充電装置900に接続したまま、吸引装置100を使用してもよい。その場合、吸引装置100のバッテリ残量を気にすることなく、吸引装置100を使用することができる。
図3に示すように、ボタン11は、磁部13-1、磁部13-2、及び電気接点14と同列に配置される。かかる構成によれば、吸引装置100と充電装置900とを接続した状態で、ボタン11が充電装置900の凹面900cにより隠蔽される。これにより、ボタン11の誤操作を防止することが可能となる。
同様に、図3に示すように、LED12は、磁部13-1、磁部13-2、及び電気接点14と同列に配置される。かかる構成によれば、吸引装置100と充電装置900とを接続した状態で、LED12が充電装置900の凹面900cにより隠蔽される。これにより、情報の通知元をLED92に集約することが可能となる。
吸引装置100と充電装置900とは、電気接点14及び電気接点94を介して、情報を送受信してもよい。吸引装置100から充電装置900に送信される情報として、吸引装置100により取得された吸引情報、及び生体情報が挙げられる。他方、充電装置900から吸引装置100に送信される情報として、吸引装置100に所定の処理を実行するよう指示する制御情報が挙げられる。吸引情報とは、ユーザが吸引装置100を使用してエアロゾルを加熱した際に取得された情報であり、例えば、パフ回数、加熱したスティック型基材150の本数、及びスティック型基材150の加熱頻度等が挙げられる。生体情報としては、ユーザの血圧、脈拍、及び体温等が挙げられる。充電装置900は、吸引装置100から取得した情報を、LED92、又は図示しないディスプレイ等の、充電装置900に内蔵された出力装置を介して出力してもよいし、スマートフォン等の他の装置に送信してもよい。もちろん、吸引装置100が、これらの情報を、LED12、又は図示しないディスプレイ等の、吸引装置100に内蔵された出力装置を介して出力してもよい。
吸引装置100は、典型的には、吸引装置100へのユーザ操作に基づいて動作する。例えば、吸引装置100は、ボタン11の押下に基づいて、スティック型基材150の加熱を開始/停止する。他に、吸引装置100は、充電装置900へのユーザ操作に基づいて動作してもよい。例えば、吸引装置100は、充電装置900に接続された状態において、ボタン91の押下に基づいて、スティック型基材150の加熱を開始/停止してもよい。吸引装置100と充電装置900とが接続された状態においては、ボタン11が隠蔽され押下困難になることを考慮すれば、かかる構成により、ユーザビリティを向上させることが可能となる。
以上、エアロゾル生成システム1の概要を説明した。エアロゾル生成システム1の構成は、上記説明した例に限定されない。以下に例示する各種変形例が適用されてよい。
一例として、吸引装置100と充電装置900とは、分離不可能に構成されていてもよい。即ち、吸引装置100と充電装置900とは、一体的に構成されてよい。
他の一例として、吸引装置100に設けられる磁部13の数は、2つに限定されず、1つであってもよいし、3以上であってもよい。同様に、吸引装置100に設けられる電気接点14の数は、1つに限定されず、2以上であってもよい。また、吸引装置100に設けられる磁部13の位置は、吸引装置100の側面100cに限定されず、吸引装置100の底面100bであってもよい。同様に、吸引装置100に設けられる電気接点14の位置は、吸引装置100に限定されず、吸引装置100の底面100bであってもよい。充電装置900には、吸引装置100に設けられる磁部13及び電気接点14の数及び位置に応じた数及び位置に、磁部93及び電気接点94が設けられればよい。
他の一例として、電気接点14が、磁部13としての機能を有していてもよい。同様に、電気接点94が、磁部93としての機能を有していてもよい。
他の一例として、充電装置900が吸引装置100の全体を格納してもよい。例えば、充電装置900の内部に、吸引装置100を格納するための円柱状の空間が設けられ、かかる空間に吸引装置100が収容されてもよい。吸引装置100を収容可能な空間は、充電装置900の外殻の任意の位置に設けられた蓋により開閉されてよい。
他の一例として、充電装置900は、吸引装置100をワイヤレス充電してもよい。その場合、電気接点14及び電気接点94は、省略されてもよい。
<1.2.論理構成>
(1)吸引装置100の構成例
図4は、吸引装置100の構成例を模式的に示す模式図である。図4に示すように、本構成例に係る吸引装置100は、電源部111、センサ部112、通知部113、記憶部114、通信部115、制御部116、加熱部121、収容部140、及び断熱部144を含む。
電源部111は、電力を蓄積する。そして、電源部111は、制御部116による制御に基づいて、吸引装置100の各構成要素に電力を供給する。電源部111は、例えば、リチウムイオン二次電池等の充電式バッテリにより構成され得る。
センサ部112は、吸引装置100に関する各種情報を取得する。一例として、センサ部112は、コンデンサマイクロホン等の圧力センサ、流量センサ又は温度センサ等により構成され、ユーザによる吸引に伴う値を取得する。他の一例として、センサ部112は、ボタン又はスイッチ等の、ユーザからの情報の入力を受け付ける入力装置により構成される。
通知部113は、情報をユーザに通知する。通知部113は、例えば、発光する発光装置、画像を表示する表示装置、音を出力する音出力装置、又は振動する振動装置等により構成される。
記憶部114は、吸引装置100の動作のための各種情報を記憶する。記憶部114は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体により構成される。
通信部115は、有線又は無線の任意の通信規格に準拠した通信を行うことが可能な通信インタフェースである。かかる通信規格としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、BLE(Bluetooth Low Energy(登録商標))、NFC(Near Field Communication)、又はLPWA(Low Power Wide Area)を用いる規格等が採用され得る。
制御部116は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って吸引装置100内の動作全般を制御する。制御部116は、例えばCPU(Central Processing Unit)、又はマイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。
収容部140は、内部空間141を有し、内部空間141にスティック型基材150の一部を収容しながらスティック型基材150を保持する。収容部140は、内部空間141を外部に連通する開口142を有し、開口142から内部空間141に挿入されたスティック型基材150を収容する。例えば、収容部140は、開口142及び底部143を底面とする筒状体であり、柱状の内部空間141を画定する。収容部140には、内部空間141に空気を供給する空気流路が接続される。空気流路への空気の入口である空気流入孔は、例えば、吸引装置100の側面に配置される。空気流路から内部空間141への空気の出口である空気流出孔は、例えば、底部143に配置される。
スティック型基材150は、基材部151、及び吸口部152を含む。基材部151は、エアロゾル源を含む。エアロゾル源は、たばこ由来又は非たばこ由来の香味成分を含む。吸引装置100がネブライザ等の医療用吸入器である場合、エアロゾル源は、薬剤を含んでもよい。エアロゾル源は、例えば、たばこ由来又は非たばこ由来の香味成分を含む、グリセリン及びプロピレングリコール等の多価アルコール、並びに水等の液体であってもよく、たばこ由来又は非たばこ由来の香味成分を含む固体であってもよい。スティック型基材150が収容部140に保持された状態において、基材部151の少なくとも一部は内部空間141に収容され、吸口部152の少なくとも一部は開口142から突出する。そして、開口142から突出した吸口部152をユーザが咥えて吸引すると、図示しない空気流路を経由して内部空間141に空気が流入し、基材部151から発生するエアロゾルと共にユーザの口内に到達する。
加熱部121は、エアロゾル源を加熱することで、エアロゾル源を霧化してエアロゾルを生成する。図4に示した例では、加熱部121は、フィルム状に構成され、収容部140の外周を覆うように配置される。そして、加熱部121が発熱すると、スティック型基材150の基材部151が外周から加熱され、エアロゾルが生成される。加熱部121は、電源部111から給電されると発熱する。一例として、ユーザが吸引を開始したこと、及び/又は所定の情報が入力されたことが、センサ部112により検出された場合に、給電されてもよい。そして、ユーザが吸引を終了したこと、及び/又は所定の情報が入力されたことが、センサ部112により検出された場合に、給電が停止されてもよい。
断熱部144は、加熱部121から他の構成要素への伝熱を防止する。例えば、断熱部144は、真空断熱材、又はエアロゲル断熱材等により構成される。
以上、吸引装置100の構成例を説明した。もちろん吸引装置100の構成は上記に限定されず、以下に例示する多様な構成をとり得る。
一例として、加熱部121は、ブレード状に構成され、収容部140の底部143から内部空間141に突出するように配置されてもよい。その場合、ブレード状の加熱部121は、スティック型基材150の基材部151に挿入され、スティック型基材150の基材部151を内部から加熱する。他の一例として、加熱部121は、収容部140の底部143を覆うように配置されてもよい。また、加熱部121は、収容部140の外周を覆う第1の加熱部、ブレード状の第2の加熱部、及び収容部140の底部143を覆う第3の加熱部のうち、2以上の組み合わせとして構成されてもよい。
他の一例として、収容部140は、内部空間141を形成する外殻の一部を開閉する、ヒンジ等の開閉機構を含んでいてもよい。そして、収容部140は、外殻を開閉することで、内部空間141に挿入されたスティック型基材150を挟持しながら収容してもよい。その場合、加熱部121は、収容部140における当該挟持箇所に設けられ、スティック型基材150を押圧しながら加熱してもよい。
また、エアロゾル源を霧化する手段は、加熱部121による加熱に限定されない。例えば、エアロゾル源を霧化する手段は、誘導加熱であってもよい。その場合、吸引装置100は、加熱部121の代わりに、磁場を発生させるコイル等の電磁誘導源を少なくとも有する。誘導加熱により発熱するサセプタは、吸引装置100に設けられていてもよいし、スティック型基材150に含まれていてもよい。
(2)充電装置900の構成例
図5は、充電装置900の構成例を模式的に示す模式図である。図5に示すように、本構成例に係る充電装置900は、電源部911、センサ部912、通知部913、記憶部914、通信部915、及び制御部916を含む。
電源部911は、電力を蓄積する。そして、電源部911は、制御部916による制御に基づいて、充電装置900の各構成要素に電力を供給する。また、電源部911は、充電装置900に接続された吸引装置100に、電力を供給する。電源部911は、例えば、リチウムイオン二次電池等の充電式バッテリにより構成され得る。
センサ部912は、充電装置900に関する各種情報を取得する。一例として、センサ部912は、吸引装置100と充電装置900との接続及び接続の解除を検出する。一例として、センサ部912は、ボタン又はスイッチ等の、ユーザからの情報の入力を受け付ける入力装置により構成される。
通知部913は、情報をユーザに通知する。通知部913は、例えば、発光する発光装置、画像を表示する表示装置、音を出力する音出力装置、又は振動する振動装置等により構成される。
記憶部914は、充電装置900の動作のための各種情報を記憶する。記憶部914は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体により構成される。
通信部915は、有線又は無線の任意の通信規格に準拠した通信を行うことが可能な通信インタフェースである。かかる通信規格としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、BLE(Bluetooth Low Energy(登録商標))、NFC(Near Field Communication)、又はLPWA(Low Power Wide Area)を用いる規格等が採用され得る。
制御部916は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って充電装置900内の動作全般を制御する。制御部916は、例えばCPU(Central Processing Unit)、又はマイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。
(3)補足
吸引装置100は、第1装置の一例である。そして、加熱部121は、吸引装置100に設定されたスティック型基材150に含有されたエアロゾル源を加熱する加熱部の一例である。エアロゾル源を含有した基材は、スティック状に構成されるスティック型基材150に限定されず、カード型又はカプセル型等の多様な形状をとり得る。また、エアロゾル源を含有した基材は、基材の全部が吸引装置100に収容される等、挿入とは異なる方式で吸引装置100に設定されてもよい。電源部111は、加熱部121に電力を供給する第1電源部の一例である。
充電装置900は、第2装置の一例である。そして、充電装置900の電源部911は、第2電源部の一例である。充電装置900の電源部911は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で、吸引装置100に電力を供給する。吸引装置100は、充電装置900から供給された電力を使用してスティック型基材150を加熱してもよいし、電源部111を充電してもよいし、これらを同時並行で実行してもよい。
図1~図3を参照しながら説明した構成要素と、図4及び図5を参照しながら説明した構成要素との対応関係について次に説明する。ボタン11は、センサ部112に含まれる入力装置の一例である。ボタン91は、センサ部912に含まれる入力装置の一例である。LED12は、通知部113の一例である。LED92は、通知部913の一例である。電気接点14及び電気接点94は、電源部111又は加熱部121と電源部911とを接続する電気回路の一例である。電気接点14及び電気接点94は、通信部115と通信部915との通信経路の一例である。センサ部912は、磁部13-1及び磁部13-2から発生する磁場を検出する磁気センサを有していてもよい。
吸引装置100の制御部116及び充電装置900の制御部916は、エアロゾル生成システム1の動作を制御する制御装置の一例である。エアロゾル生成システム1により実行される各種処理は、吸引装置100の制御部116による制御に従って実行されてもよいし、充電装置900の制御部916による制御に従って実行されてもよい。即ち、吸引装置100は、充電装置900の制御部916による制御に従って動作してもよい。また、充電装置900は、吸引装置100の制御部116による制御に従って動作してもよい。吸引装置100と充電装置900との間では、各種処理の制御のための情報が送受信され得る。一例として、吸引装置100の制御部116が、通信部115を介して充電装置900から受信した情報に基づいて、吸引装置100又は充電装置900により実行される処理を制御してもよい。他の一例として、充電装置900の制御部916が、通信部915を介して吸引装置100から受信した情報に基づいて、吸引装置100又は充電装置900により実行される処理を制御してもよい。
また、以下では、便宜的に、制御部116又は制御部916を制御の主体として説明する場合があるが、制御主体は制御部116又は制御部916のいずれであってもよいものとする。即ち、制御部116が制御すると説明した処理は、制御部916により制御されてもよい。同様に、制御部916が制御すると説明した処理は、制御部116により制御されてもよい。
<1.3.空気流>
以下、図6~図8を参照しながら、本実施形態に係る吸引装置100においてパフに伴い発生する空気流について説明する。
図6は、本実施形態に係る吸引装置100においてパフに伴い発生する空気流の一例を説明するための図である。図6では、吸引装置100と吸引装置100に挿入されたスティック型基材150とを、収容部140の中心を通過するようにして上下方向に沿って切断した断面の一例が模式的に示されている。図6に示すように、スティック型基材150が収容部140に収容された状態において、収容部140の底部143及び内壁145とスティック型基材150との間に空隙が存在する。ユーザがスティック型基材150を咥えて吸引すると、開口142から流入した空気が、当該空隙を経由して基材部151の先端からスティック型基材150の内部に流入し、吸口部152の後端からユーザの口内に流出する。即ち、ユーザが吸い込む空気は、空気流190-1、空気流190-2、空気流190-3の順で流れ、スティック型基材150から発生したエアロゾルと混合された状態で、ユーザの口腔内に導かれる。空気流190-1、空気流190-2、及び空気流190-3によれば、開口142から内部空間141に空気が流入し、開口142から空気が流出する。このように、吸気経路と排気経路とが同一となる吸排気の形態は、カウンターフローとも称される。
図7は、本実施形態に係る収容部140の底部143の構成の一例を示す図である。図7では、吸引装置100と吸引装置100に挿入されたスティック型基材150とを、収容部140を上下方向に沿って切断した断面の一例が模式的に示されている。図7に示すように、収容部140の底部143には、内部空間141側に突出する凸部143aが設けられてもよい。底部143のうち凸部143a以外の部分を、凹部143bとも称する。凸部143aは、例えば、天面が平面である円錐台形状を有する。凸部143aの天面は、少なくともスティック型基材150の端面よりも小さく構成される。これにより、図7に示すように、凸部143aは、スティック型基材150の端面の少なくとも一部が、凹部143bから離隔した状態で、スティック型基材150を支持することができる。その結果、スティック型基材150の端面と凹部143bとの間に、空気流190-2が通る空隙を形成することが可能となる。また、空気流190-2と空気流190-3とを支障なく接続することが可能となる。
図8は、本実施形態に係る収容部140の内壁145の構成の一例を示す図である。図8では、吸引装置100と吸引装置100に挿入されたスティック型基材150とを、上から見た様子の一例が模式的に示されている。図8に示すように、収容部140の内壁145には、内部空間141側に突出する8つの凸部145aが、周方向において等間隔で設けられてもよい。内壁145のうち、凸部145a以外の部分を、凹部145bとも称する。凸部145aは、開口142から底部143に至るまでの、上下方向の全域にわたって設けられる。凹部145bもまた、開口142から底部143に至るまでの、上下方向の全域にわたって設けられる。即ち、上下方向に直交する面における内壁145の断面形状は、図8に示した上から見た内壁145の形状と同一である。これにより、図8に示すように、スティック型基材150の側面の少なくとも一部が、凹部145bから離隔した状態で、スティック型基材150を支持することができる。その結果、スティック型基材150の側面と凹部145bとの間に、空気流190-1が通る空隙を形成することが可能となる。また、内壁145に設けられた凹部145bは、底部143に設けられた凹部143bに接続される。その結果、空気流190-1と空気流190-2とを支障なく接続することが可能となる。
凸部145aは、スティック型基材150を押圧するようにして、スティック型基材150を保持してもよい。一例として、上下方向に直交する面において、対向する凸部145a間の幅は、スティック型基材150の幅以下に構成されてよい。かかる構成によれば、収容部140は、挿入されたスティック型基材150を、対向する凸部145aにより押圧しながら、複数方向から挟持することが可能となる。
以上、吸引装置100においてパフに伴い発生する空気流について説明した。吸引装置100の構成は、上記説明した例に限定されない。以下に例示する各種変形例が適用されてよい。
一例として、収容部140の底部143に設けられる凸部143aの数は、1に限定されず、2以上であってもよい。また、収容部140の内壁145に設けられる凸部145aの数は、8に限定されず、1以上の任意の数であってもよい。
他の一例として、収容部140の内壁145の形状は、周方向において凹凸を有するものに限定されない。この点について、図9を参照しながら説明する。
図9は、本実施形態に係る収容部140の内壁145の構成の一例を示す図である。図9では、吸引装置100と吸引装置100に挿入されたスティック型基材150とを、上から見た様子の一例が模式的に示されている。図9に示すように、収容部140の内壁145は、向かい合う一対の平面145cを有する。さらに、収容部140の内壁145は、平面145cの両端を接続し、向かい合う一対の円弧状の曲面145dを有する。一対の平面145c及び一対の曲面145dは、開口142から底部143に至るまでの、上下方向の全域にわたって設けられる。即ち、上下方向に直交する面における内壁145の断面形状は、図9に示した上から見た内壁145の形状と同一である。これにより、図9に示すように、スティック型基材150の側面の少なくとも一部が、曲面145dから離隔した状態で、スティック型基材150を支持することができる。その結果、スティック型基材150の側面と曲面145dとの間に、空気流190-1が通る空隙を形成することが可能となる。また、内壁145に設けられた曲面145dは、底部143に設けられた凹部143bに接続される。その結果、空気流190-1と空気流190-2とを支障なく接続することが可能となる。さらには、対向する平面145c間の幅は、スティック型基材150の幅以下に構成されてよい。かかる構成によれば、収容部140は、挿入されたスティック型基材150を、対向する平面145cにより押圧しながら、挟持することが可能となる。
他の一例として、吸引装置100においてパフに伴い発生する空気流の形態は、カウンターフローに限定されない。この点について、図10及び図11を参照しながら説明する。
図10及び図11は、本実施形態に係る吸引装置100においてパフに伴い発生する空気流の他の一例を説明するための図である。図10及び図11では、吸引装置100と吸引装置100に挿入されたスティック型基材150とを、収容部140の中心を通過するようにして上下方向に沿って切断した断面の一例が模式的に示されている。図10に示すように、吸引装置100には、吸引装置100の側面100cと収容部140の底部143とに開口を有する空気流路146が設けられていてもよい。そして、パフに伴い、空気流路146を通過するようにして空気流190が発生してもよい。また、図11に示すように、吸引装置100には、吸引装置100の底面100bと収容部140の底部143とに開口を有する空気流路146が設けられていてもよい。そして、パフに伴い、空気流路146を通過するようにして空気流190が発生してもよい。なお、空気流路146の開口は、収容部140の底部143に設けられる他に、収容部140の内壁145に設けられてもよい。
<1.4.加熱開始のトリガ>
吸引装置100は、所定のトリガに基づいて、スティック型基材150の加熱を開始する。
吸引装置100は、ボタン11が所定の押下パターンで押下されたことをトリガとして、加熱を開始してもよい。押下パターンは、押下される回数、押下される時間長、及び押下されるリズムにより定義される。例えば、吸引装置100は、ボタン11が連続して2回押下されたことをトリガとして加熱を開始してもよいし、ボタン11が1秒間長押しされたことをトリガとして加熱を開始してもよい。
吸引装置100は、スティック型基材150が挿入されたことをトリガとして、加熱を開始してもよい。スティック型基材150の挿抜は、任意の方法により検出され得る。一例として、スティック型基材150の挿抜は、近接センサにより検出されてよい。近接センサは、物体の接近を検出するセンサである。近接センサとしては、超音波又は赤外線等の波を放射し反射波の検出結果に基づいて物体の接近を検出する方式、及び静電容量の変化に基づいて物体の接近を検出する方式等、多様な方式が採用され得る。近接センサの配置例を、図12を参照しながら説明する。図12は、本実施形態に係る吸引装置100における近接センサの配置の一例を説明するための図である。図12に示すように、収容部140の内壁145のうち開口142付近に、近接センサ50が配置されてもよい。収容部140にスティック型基材150が挿入されると、近接センサ50は物体が接近していることを検出する。他方、収容部140からスティック型基材150が抜去されると、近接センサ50は物体が接近していないことを検出する。このように、近接センサ50は、接近する物体の有無を検出することで、スティック型基材150の挿抜を検出することができる。
なお、スティック型基材150の挿抜を検出するセンサは、近接センサ50に限定されない。近接センサ50と共に、又は代えて、圧力センサが設けられてもよい。圧力センサは、例えば、収容部140の底部143に設けられた凸部143a、収容部140の内壁145に設けられた凸部145a、又は収容部140の内壁145に設けられた平面145c等、挿入されたスティック型基材150に接触する部位に配置され得る。そして、圧力センサは、圧力の有無に基づいて、スティック型基材150の挿抜を検出してもよい。
吸引装置100は、充電装置900が接続されたことをトリガとして、加熱を開始してもよい。若しくは、吸引装置100は、充電装置900による充電が開始されたことをトリガとして、加熱を開始してもよい。
吸引装置100は、充電装置900との接続が解除されたことをトリガとして、加熱を開始してもよい。若しくは、吸引装置100は、充電装置900による充電が終了したことをトリガとして、加熱を開始してもよい。また、吸引装置100は、充電装置900により充電された結果、電源部111に蓄積された電力が所定の閾値(例えば、以下に説明する切り替え閾値)を超えたことをトリガとして、加熱を開始してもよい。
なお、加熱開始のトリガとして、どのトリガが有効化され、どのトリガが無効化されるかは、変更可能に設定されてよい。加熱開始のトリガは、例えば、吸引装置100に対する操作、充電装置900に対する操作、又はスマートフォン等の外部端末を介した遠隔操作により、設定されてよい。
また、いずれのトリガが有効化される場合であっても、吸引装置100にスティック型基材150が挿入されていることを条件として、加熱が開始されることが望ましい。吸引装置100にスティック型基材150が挿入されていないにも関わらず加熱部121が加熱する、いわゆる空焚きを防止するためである。
<1.5.加熱プロファイルに基づく加熱>
制御部116は、加熱プロファイルに基づいて、加熱部121の動作を制御する。加熱部121の動作の制御は、電源部111から加熱部121への電力供給を制御することにより、実現される。加熱部121は、電源部111から供給された電力を使用してスティック型基材150を加熱する。
加熱プロファイルとは、エアロゾル源を加熱する温度を制御するための制御情報である。加熱プロファイルは、エアロゾル源を加熱する温度に関するパラメータを規定する。エアロゾル源を加熱する温度の一例は、加熱部121の温度である。エアロゾル源を加熱する温度に関するパラメータの一例は、加熱部121の温度の目標値(以下、目標温度とも称する)である。加熱部121の温度は加熱開始からの経過時間に応じて変化するよう制御されてもよい。その場合、加熱プロファイルは、目標温度の時系列推移を規定する情報を含む。他の一例として、加熱プロファイルは、加熱部121への電力の供給方式を規定するパラメータ(以下、電力供給パラメータとも称する)を含み得る。電力供給パラメータは、例えば、加熱部121に印加される電圧、加熱部121への電力供給のON/OFF、又は採用すべきフィードバック制御の方式等を含む。
制御部116は、加熱部121の温度(以下、実温度とも称する)が、加熱プロファイルにおいて規定された目標温度と同様に推移するように、加熱部121の動作を制御する。加熱プロファイルは、典型的には、スティック型基材150から生成されるエアロゾルをユーザが吸引した際にユーザが味わう香味が最適になるように設計される。よって、加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作を制御することにより、ユーザが味わう香味を最適にすることができる。
加熱部121の温度制御は、例えば公知のフィードバック制御によって実現できる。フィードバック制御は、例えばPID制御(Proportional-Integral-Differential Controller)であってよい。制御部116は、電源部111からの電力を、パルス幅変調(PWM)又はパルス周波数変調(PFM)によるパルスの形態で、加熱部121に供給させ得る。その場合、制御部116は、フィードバック制御において、電力パルスのデューティ比、又は周波数を調整することによって、加熱部121の温度制御を行うことができる。若しくは、制御部116は、フィードバック制御において、単純なオン/オフ制御を行ってもよい。例えば、制御部116は、実温度が目標温度に到達するまで加熱部121による加熱を実行し、実温度が目標温度に到達した場合に加熱部121による加熱を中断し、実温度が目標温度より低くなると加熱部121による加熱を再開してもよい。
加熱部121の温度は、例えば、加熱部121(より正確には、加熱部121を構成する発熱抵抗体)の電気抵抗値を測定又は推定することによって定量できる。これは、発熱抵抗体の電気抵抗値が、温度に応じて変化するためである。発熱抵抗体の電気抵抗値は、例えば、発熱抵抗体での電圧低下量を測定することによって推定できる。発熱抵抗体での電圧低下量は、発熱抵抗体に印加される電位差を測定する電圧センサによって測定できる。他の例では、加熱部121の温度は、加熱部121付近に設置されたサーミスタ等の温度センサによって測定されることができる。
スティック型基材150を用いてエアロゾルを生成する処理が開始してから終了するまでの期間を、以下では加熱セッションとも称する。換言すると、加熱セッションとは、加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作、即ち加熱部121への電力供給が制御される期間である。加熱セッションの始期は、加熱プロファイルに基づく加熱が開始されるタイミングである。加熱セッションの終期は、十分な量のエアロゾルが生成されなくなったタイミングである。加熱セッションは、前半の予備加熱期間、及び後半のパフ可能期間を含む。パフ可能期間とは、十分な量のエアロゾルが発生すると想定される期間である。予備加熱期間とは、加熱が開始されてからパフ可能期間が開始されるまでの期間である。予備加熱期間において行われる加熱は、予備加熱とも称される。
通知部113は、予備加熱が終了するタイミングを示す情報をユーザに通知してもよい。例えば、通知部113は、予備加熱が終了する前に予備加熱の終了を予告する情報を通知したり、予備加熱が終了したタイミングで予備加熱が終了したことを示す情報を通知したりする。ユーザへの通知は、例えば、LEDの点灯又は振動等により行われ得る。ユーザは、かかる通知を参考に、予備加熱の終了直後からパフを行うことが可能となる。
同様に、通知部113は、パフ可能期間が終了するタイミングを示す情報をユーザに通知してもよい。例えば、通知部113は、パフ可能期間が終了する前にパフ可能期間の終了を予告する情報を通知したり、パフ可能期間が終了したタイミングでパフ可能期間が終了したことを示す情報を通知したりする。ユーザへの通知は、例えば、LEDの点灯又は振動等により行われ得る。ユーザは、かかる通知を参考に、パフ可能期間が終了するまでパフを行うことが可能となる。
加熱プロファイルの一例を、図13を参照しながら説明する。図13は、本実施形態に係る加熱プロファイルの一例を模式的に示すグラフである。グラフ70の横軸は、時間である。グラフ70の縦軸は、温度である。線71は、目標温度の時系列推移を示している。図13に示すように、加熱セッションは、初期昇温期間、途中降温期間、及び再昇温期間を順に含んでいてもよい。
初期昇温期間は、加熱セッションの最初の期間であって、加熱部121の温度が初期温度から上昇する期間である。初期温度は、加熱開始時の加熱部121の温度である。初期昇温期間では、加熱部121の温度が急速に上昇して、高温に維持される。
途中降温期間は、初期昇温期間に後続する期間であって、加熱部121の温度が低下する期間である。吸引装置100は、途中降温期間においては、加熱部121への電力供給を中断してもよい。
再昇温期間は、途中降温期間に後続する期間であって、加熱部121の温度が再度上昇する期間である。典型的には、再昇温期間における加熱部121の温度上昇速度は、初期昇温期間における加熱部121の温度上昇速度よりも緩やかに設定される。
図13に示した例では、目標温度は、初期昇温期間において300℃付近まで急速に上昇し、次いで途中降温期間において230℃程度に低下し、その後再昇温期間において260℃付近まで段階的に上昇している。また、図13に示した例では、加熱開始から初期昇温期間の途中までが予備加熱期間であり、初期昇温期間の途中から再昇温期間の終期までがパフ可能期間である。
<1.6.充電装置900から吸引装置100への電力供給>
吸引装置100は、電源部111に蓄積された電力が低い状態でスティック型基材150の加熱を開始しても、加熱セッションの最後まで加熱を継続することが困難になり得る。加熱セッションの途中で加熱が停止してしまった場合、ユーザ体験の質が著しく劣化してしまう。そこで、エアロゾル生成システム1は、このようなユーザ体験の質の劣化を防止するために、以下に説明する処理を実行する。
充電装置900は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で、吸引装置100を充電してもよい。即ち、電源部911は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で、電源部111に電力を供給して、電源部111を充電してもよい。
充電装置900は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で吸引装置100が加熱を実行する場合、吸引装置100に加熱を実行するための電力を供給してもよい。即ち、電源部911は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で、加熱部121に電力を供給してもよい。そして、加熱部121は、電源部911から供給された電力を使用して、スティック型基材150を加熱してもよい。
充電装置900は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で吸引装置100が加熱を実行する場合、吸引装置100の充電を停止した上で、吸引装置100に加熱を実行するための電力を供給してもよい。若しくは、充電装置900は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で吸引装置100が加熱を実行する場合、吸引装置100を充電しながら吸引装置100に加熱を実行するための電力を供給してもよい。即ち、電源部911は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で、電源部111及び加熱部121の少なくともいずれか一方に電力を供給することができる。
ただし、制御部116は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で加熱部121が加熱を実行する場合、吸引装置100に蓄積された電力に基づいて、電源部111又は電源部911から加熱部121への電力供給源を選択する。一例として、制御部116は、電源部111に蓄積された電力が閾値(以下、切り替え閾値とも称する)未満である場合に、電源部911を加熱部121への電力供給源として選択してもよい。他の一例として、制御部116は、電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値以上である場合に、電源部111を加熱部121への電力供給源として選択してもよい。切り替え閾値は、加熱セッションの最後まで加熱を継続することが可能な電力に対応する。かかる構成によれば、吸引装置100は、電源部111に蓄積された電力だけでは加熱セッションの最後まで加熱を継続することが困難な場合に、電源部911からの電力供給を受けて、加熱セッションの最後まで加熱を継続することが可能となる。これにより、ユーザ体験の質を向上させることが可能となる。
電源部911は、加熱部121への電力供給源として選択された場合、加熱部121にのみ電力を供給してもよい。即ち、充電装置900は、吸引装置100に加熱を実行させてもよい。また、電源部911は、加熱部121への電力供給源として選択された場合、加熱部121及び電源部111の双方に電力を供給してもよい。即ち、充電装置900は、吸引装置100を充電しつつ、吸引装置100に加熱を実行させてもよい。
制御部116は、切り替え閾値を動的に設定してもよい。詳しくは、制御部116は、加熱実行前と加熱実行中とで、異なる切り替え閾値を設定してもよい。さらに、制御部116は、加熱実行中には加熱の進捗に応じて、切り替え閾値を変更してもよい。一例として、制御部116は、加熱プロファイルに基づく加熱の実行前においては、切り替え閾値を、加熱セッションの最初から最後まで加熱を継続することが可能な値に設定する。他の一例として、制御部116は、加熱プロファイルに基づく加熱を実行中においては、切り替え閾値を、加熱セッションの残りの期間の最後まで加熱を継続することが可能な値に設定する。この場合、制御部116は、加熱が進捗するほど、即ち加熱セッションの残り時間が短くなるほど、切り替え閾値を小さくする。かかる構成によれば、加熱を実行前か実行中かで、さらには加熱実行中には加熱の進捗に応じて、切り替え閾値を動的に設定することができる。その結果、電源部111に蓄積された電力だけで加熱セッションの最後まで加熱を継続することが可能か否かを、より正確に判断することが可能となる。
制御部116は、電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値未満である場合に、加熱セッションのうち少なくとも一部の期間において、電源部911を加熱部121への電力供給源として選択してもよい。かかる構成によれば、加熱セッションのうち少なくとも一部の期間において、電源部111に蓄積された電力の低下を防止することが可能となる。
上記説明した加熱セッションのうち少なくとも一部の期間は、電力消費が比較的大きい期間(以下、高負荷期間とも称する)を含んでいてもよい。即ち、吸引装置100は、電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値未満である場合に、高負荷期間においては、電源部911を加熱部121への電力供給源として選択してもよい。高負荷期間の一例は、初期昇温期間のうち、加熱部121の温度が上昇する期間を含み、加熱部121の温度が維持される期間を除く期間である。高負荷期間の他の一例は、初期昇温期間である。高負荷期間の他の一例は、予備加熱期間である。かかる構成によれば、高負荷期間における加熱部121への電力供給源を電源部911とすることで、電源部111に蓄積された電力の低下を効果的に防止することが可能となる。
制御部116は、高負荷期間以外の期間においては、所定の条件が満たされる場合に電源部111を加熱部121への電力供給源として選択してもよい。そして、制御部116は、所定の条件が満たされない場合に電源部911を加熱部121への電力供給源として選択してもよい。即ち、制御部116は、高負荷期間が終了した後は、所定の条件が満たされるまでは電源部911を加熱部121への電力供給源として引き続き選択し、所定の条件が満たされた場合に加熱部121への電力供給源を電源部111に切り替えてもよい。かかる構成によれば、加熱部121への電力供給源を、適切なタイミングで電源部911から電源部111に切り替えながら、加熱セッションの最後まで加熱を継続することが可能となる。
上記所定の条件は、吸引装置100と充電装置900との接続が解除されることを含んでいてもよい。即ち、吸引装置100は、加熱部121への電力供給源を、吸引装置100と充電装置900との接続が解除されるまで電源部911とし、解除された後は電源部111に切り替えてもよい。かかる構成によれば、吸引装置100と充電装置900との接続が解除された後も、加熱を継続することが可能となる。
上記所定の条件は、電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値以上になることを含んでいてもよい。即ち、吸引装置100は、加熱部121への電力供給源を、電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値以上になるまでは電源部911とし、切り替え閾値以上になった後は電源部111に切り替えてもよい。かかる構成によれば、電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値以上になるまで、電源部911からの電力供給に基づく加熱を継続することが可能となる。
上記所定の条件は、高負荷期間が終了したことを含んでいてもよい。即ち、吸引装置100は、高負荷期間が終了した場合に、加熱部121への電力供給源を電源部911から電源部111に自動的に切り替えてもよい。
所定の条件は、上記例示した条件の少なくともいずれか1つを含んでいればよい。
通知部113又は通知部913は、電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値以上になった場合に、吸引装置100と充電装置900との接続を解除可能であることを示す情報を通知してもよい。ユーザは、かかる通知を参考に、吸引装置100と充電装置900との接続を解除して、吸引装置100を単体で使用することができる。かかる構成によれば、ユーザ体験の質をより向上させることが可能となる。
なお、エアロゾル生成システム1は、高負荷期間が終了した段階で電源部111に切り替え閾値以上の電力が蓄積されるよう動作してもよい。
一例として、電源部911は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で加熱部121が加熱を実行する場合、加熱部121が加熱を実行しない場合と比較して、電源部111に印加する電圧を増加させてもよい。かかる構成によれば、高負荷期間が終了するまでの間に急速に電源部111を充電することができる。その結果、高負荷期間が終了した段階で電源部111に切り替え閾値以上の電力を蓄積させることが可能となる。
他の一例として、制御部116は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態において、電源部111に切り替え閾値以上の電力が充電されるまで、加熱を禁止してもよい。そして、制御部116は、電源部111に切り替え閾値以上の電力が充電された場合に、加熱を許可してもよい。かかる構成によれば、吸引装置100は、切り替え閾値以上の電力が電源部111に蓄積されている場合に限定して、加熱を開始することが可能となる。
エアロゾル生成システム1が、上記説明した通りに動作する場合、通知部113又は通知部913は、高負荷期間が終了したことをトリガとして、吸引装置100と充電装置900との接続を解除可能であることを示す情報を通知してもよい。ユーザは、かかる通知を参考に、吸引装置100と充電装置900との接続を解除して、吸引装置100を単体で使用することができる。かかる構成によれば、ユーザ体験の質をより向上させることが可能となる。
以上、エアロゾル生成システム1が、高負荷期間が終了した段階で電源部111に切り替え閾値以上の電力が蓄積されるよう動作する例について説明した。以下、その他の補足事項について説明する。
電源部911は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態において、吸引装置100にスティック型基材150が挿入された場合に、加熱部121への電力の供給を開始してもよい。同様に、電源部911は、吸引装置100にスティック型基材150が挿入された状態で、吸引装置100と充電装置900とが接続された場合、加熱部121への電力の供給を開始してもよい。即ち、電源部911は、吸引装置100と充電装置900との接続、及び吸引装置100へのスティック型基材150の挿入の、2つの条件が満たされたことをトリガとして、加熱部121への電力の供給を開始してもよい。かかる構成によれば、ユーザは、ボタン91を押下等せずとも、加熱を開始させることが可能となる。
吸引装置100と充電装置900とが接続されている場合、上記説明したように、電源部911は、電源部111に電力を供給してもよいし、加熱部121に電力を供給してもよいし、電源部111及び加熱部121の双方に電力を供給してもよい。制御部916は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態において、電源部911が、電源部111に電力を供給するか、加熱部121に電力を供給するか、又は電源部111及び加熱部121の双方に電力を供給するかを、充電装置900へのユーザ操作に基づいて設定してもよい。例えば、充電装置900は、ボタン91が所定の押下パターンで押下された場合に、これらの設定を切り替えてもよい。かかる構成によれば、ユーザの意図通りの電力供給を実現することが可能となる。
吸引装置100と充電装置900とが接続されている場合、充電装置900の通知部913が、電源部111に蓄積された電力(即ち、充電の進捗)、及び/又は加熱部121による加熱の進捗を通知してもよい。他方、吸引装置100と充電装置900との接続が解除された場合、吸引装置100の通知部113が、電源部111に蓄積された電力、及び/又は加熱部121による加熱の進捗を通知してもよい。
以下、図14を参照しながら、上記説明した処理の流れの一例を説明する。図14は、本実施形態に係るエアロゾル生成システム1により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、まず、制御部116は、吸引装置100と充電装置900との接続を検出する(ステップS102)。例えば、制御部116は、ホールセンサにより検出された磁部93の磁場、及び/又は電気接点14と電気接点94との電気的な接続の有無に基づいて、吸引装置100と充電装置900との接続を検出する。
次いで、制御部116は、充電装置900から供給された電力を使用して、電源部111の充電を開始する(ステップS104)。即ち、電源部911は、電源部111に電力を供給して、電源部111を充電する。
次に、制御部116は、加熱開始を指示するユーザ操作を検出したか否かを判定する(ステップS106)。加熱開始を指示するユーザ操作の一例は、ボタン91の押下である。加熱開始を指示するユーザ操作の他の一例は、吸引装置100へのスティック型基材150の挿入である。制御部116は、加熱開始を指示するユーザ操作が検出されるまで、待機する(ステップS106:NO)。
加熱開始を指示するユーザ操作が検出された場合(ステップS106:YES)、制御部116は、充電装置900から供給された電力を使用して、加熱プロファイルに基づく加熱を開始する(ステップS108)。即ち、電源部911は、加熱部121に電力を供給する。そして、加熱部121は、電源部911から供給された電力を使用して、加熱プロファイルに基づく加熱を開始する。
次いで、制御部116は、電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値以上になったか否かを判定する(ステップS110)。制御部116は、電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値以上になるまで、待機する(ステップS110:NO)。
電源部111に蓄積された電力が切り替え閾値以上になったと判定された場合(ステップS110:YES)、通知部913は、吸引装置100と充電装置900との接続を解除可能であることを示す情報を通知する(ステップS112)。例えば、LED92は、所定の発光パターンで発光する。
次に、制御部116は、吸引装置100と充電装置900との接続が解除されたか否かを判定する(ステップS114)。制御部116は、吸引装置100と充電装置900との接続が解除されるまで、待機する(ステップS114:NO)。
吸引装置100と充電装置900との接続が解除されたと判定された場合(ステップS114:YES)、制御部116は、加熱部121への電力供給源を、電源部911から電源部111に切り替える(ステップS116)。即ち、電源部111は、加熱部121への電力の供給を開始する。そして、加熱部121は、電源部111から供給された電力を使用して、加熱プロファイルに基づく加熱を継続する。
次に、制御部116は、終了条件が満たされたか否かを判定する(ステップS118)。終了条件の一例は、加熱セッションの最後まで加熱が実行されたことである。終了条件の他の一例は、パフ回数が所定回数に到達したことである。制御部116は、終了条件が満たされるまで、待機する(ステップS118:NO)。
終了条件が満たされたと判定された場合(ステップS118:YES)、制御部116は、加熱を終了する(ステップS120)。
<1.7.加熱プロファイルの切り替え>
吸引装置100は、スティック型基材150を加熱する際に使用する加熱プロファイルを切り替えてもよい。以下では、一例として、吸引装置100が2つの加熱プロファイルから使用する加熱プロファイルを選択する例を説明する。もちろん、吸引装置100は、3つ以上の加熱プロファイルから使用する加熱プロファイルを選択してもよい。
制御部116は、使用する加熱プロファイルを、第1加熱プロファイル又は第2加熱プロファイルから選択し得る。第1加熱プロファイルの一例は、図13に示した加熱プロファイルである。第2加熱プロファイルの一例を、図15を参照しながら説明する。
図15は、本実施形態に係る加熱プロファイルの一例を模式的に示すグラフである。グラフ72の横軸は、時間である。グラフ72の縦軸は、温度である。線73は、目標温度の時系列推移を示している。図15に示すように、加熱セッションは、初期昇温期間、途中降温期間、及び再昇温期間を順に含んでいてもよい。図15に示した例では、目標温度は、初期昇温期間において250℃付近まで急速に上昇し、次いで途中降温期間において180℃程度に低下し、その後再昇温期間において220℃付近まで段階的に上昇している。また、図15に示した例では、加熱開始から初期昇温期間の途中までが予備加熱期間であり、初期昇温期間の途中から再昇温期間の終期までがパフ可能期間である。
図13に示した第1加熱プロファイルと、図15に示した第2加熱プロファイルとを比較すると、第1加熱プロファイルは高温型の加熱プロファイルであり、第2加熱プロファイルは低温型の加熱プロファイルである、と言える。このように、高温型の加熱プロファイルと低温型の加熱プロファイルとが切り替え可能となることで、ユーザは気分に応じた吸い心地を楽しむことが可能となる。
制御部116は、吸引装置100へのユーザ操作に基づいて、使用する加熱プロファイルを選択してもよい。一例として、第1加熱プロファイル及び第2加熱プロファイルの各々に、ボタン11の押下パターンが対応付けられていてもよい。そして、制御部116は、ボタン11が押下された際の押下パターンに対応する加熱プロファイルを、使用する加熱プロファイルとして選択してもよい。例えば、制御部116は、ボタン11が1回押下された場合、又はボタン11が短時間押下された場合に、第1加熱プロファイルを使用する加熱プロファイルとして選択してもよい。また、制御部116は、ボタン11が2回押下された場合、又はボタン11が長時間押下された場合に、第2加熱プロファイルを使用する加熱プロファイルとして選択してもよい。他の一例として、制御部116は、所定の押下パターンでボタン11が押下された場合に、第1加熱プロファイルから第2加熱プロファイルへ、又は第2加熱プロファイルから第1加熱プロファイルへ、使用する加熱プロファイルを切り替えてもよい。
制御部116は、充電装置900へのユーザ操作に基づいて、使用する加熱プロファイルを選択してもよい。一例として、第1加熱プロファイル及び第2加熱プロファイルの各々に、ボタン91の押下パターンが対応付けられていてもよい。そして、制御部116は、ボタン91が押下された際の押下パターンに対応する加熱プロファイルを、使用する加熱プロファイルとして選択してもよい。例えば、制御部116は、ボタン91が1回押下された場合、又はボタン91が短時間押下された場合に、第1加熱プロファイルを使用する加熱プロファイルとして選択してもよい。また、制御部116は、ボタン91が2回押下された場合、又はボタン91が長時間押下された場合に、第2加熱プロファイルを使用する加熱プロファイルとして選択してもよい。他の一例として、制御部116は、所定の押下パターンでボタン91が押下された場合に、第1加熱プロファイルから第2加熱プロファイルへ、又は第2加熱プロファイルから第1加熱プロファイルへ、使用する加熱プロファイルを切り替えてもよい。
なお、制御部116は、吸引装置100と充電装置900とが接続されていない場合には、吸引装置100へのユーザ操作に基づいて、使用する加熱プロファイルを選択してもよい。他方、制御部116は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている場合には、充電装置900へのユーザ操作に基づいて、使用する加熱プロファイルを選択してもよい。
吸引装置100は、使用する加熱プロファイルを設定した後、設定した加熱プロファイルに基づく加熱を、任意のトリガに基づいて開始する。加熱開始のトリガについては、上記説明した通りである。他に、吸引装置100は、加熱プロファイルを設定したことをトリガとして、加熱を開始してもよい。
制御部116は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている状態で使用する加熱プロファイルと、吸引装置100と充電装置900とが接続されていない状態で使用する加熱プロファイルとを、それぞれ設定してよい。例えば、制御部116は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている場合に第1加熱プロファイルを使用し、吸引装置100と充電装置900とが接続されていない場合に第2加熱プロファイルを使用してもよい。
また、制御部116は、加熱開始のトリガに基づいて、使用する加熱プロファイルを切り替えてもよい。一例として、制御部116は、吸引装置100へのユーザ操作に基づいて加熱を開始する場合に第1加熱プロファイルを使用し、充電装置900へのユーザ操作に基づいて加熱を開始する場合に第2加熱プロファイルを使用してもよい。他の一例として、制御部116は、ボタン11の押下をトリガとして加熱を開始する場合に第1加熱プロファイルを使用し、スティック型基材150の挿入をトリガとして加熱を開始する場合に第2加熱プロファイルを使用してもよい。
ここで、制御部116は、加熱プロファイルに基づく加熱の実行中に、使用する加熱プロファイルを切り替えてもよい。制御部116は、加熱プロファイルに基づく加熱の実行中に、吸引装置100又は充電装置900に上記説明したユーザ操作が行われた場合に、使用する加熱プロファイルを切り替えてもよい。一例として、制御部116は、第1加熱プロファイルに基づく加熱の実行中に、使用する加熱プロファイルを第2加熱プロファイルに切り替えてもよい。もちろん、その逆も可能である。
ただし、制御部116は、使用する加熱プロファイルを切り替える場合、切り替え前の加熱時間を引き継ぎ、切り替え後の加熱プロファイルを途中から参照して加熱部121の動作を制御する。例えば、制御部116は、加熱が開始されてから120秒経過時に加熱プロファイルを切り替える場合、切り替え後の加熱プロファイルのうち加熱開始から120秒経過時以降の目標温度の時系列推移に基づいて、加熱部121の動作を制御する。かかる構成によれば、加熱セッションの途中での加熱プロファイルの切り替えを、円滑に実施することが可能となる。一例として、第2加熱プロファイルに基づく加熱の実行中に、使用する加熱プロファイルを第1加熱プロファイルに切り替える例を、図16を参照しながら説明する。
図16は、本実施形態に係る加熱プロファイルの切り替えの一例を模式的に示すグラフである。グラフ74の横軸は、時間である。グラフ74の縦軸は、温度である。線71は、第1加熱プロファイルに規定された目標温度の時系列推移を示している。線73は、第2加熱プロファイルに規定された目標温度の時系列推移を示している。線75は、第2加熱プロファイルに基づく加熱を開始してから120秒後に、使用する加熱プロファイルを第1加熱プロファイルに切り替えた場合の、目標温度の時系列推移を示している。線75に示すように、目標温度は、加熱開始から120秒経過するまでは第2加熱プロファイルに規定された通りに推移する。その後、目標温度は、第2加熱プロファイルと第1加熱プロファイルとの目標温度の相違を滑らかに埋める過渡期を経て、第1加熱プロファイルに規定された通りに推移している。
<1.8.情報通知>
充電装置900(例えば、通知部913)は、吸引装置100の状態を示す情報を通知してもよい。とりわけ、充電装置900の通知部913は、吸引装置100と充電装置900とが接続されている場合、吸引装置100の状態を示す情報を通知してもよい。一例として、LED92は、吸引装置100の状態を示す情報を通知してもよい。吸引装置100と充電装置900とが接続されている場合にLED12が隠蔽されることを考慮すれば、かかる構成によりユーザビリティを向上させることが可能となる。
LED92は、吸引装置100の状態に対応する発光パターンで発光することで、吸引装置100の状態を示す情報を通知する。発光パターンは、発光する領域の数、位置、形状、色、発光回数、発光時間、及び明滅リズムの少なくともいずれか1つにより規定される。
(1)加熱の進捗を示す情報
通知部913は、吸引装置100(詳しくは、加熱部121)による加熱の進捗を示す情報を通知してもよい。とりわけ、LED92は、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報を通知してもよい。ボタン91の押下をトリガとして加熱が開始される場合、押下されたボタン91を取り囲むようにして配置されたLED92により加熱の進捗を示す情報を通知することで、加熱の進捗を直感的にユーザに通知することが可能となる。LED92により通知される、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報の一例を、図17及び図18を参照しながら説明する。
図17は、本実施形態に係る充電装置900のLED92により通知される情報の一例を説明するための図である。図17では、ボタン91及びLED92を上から見た様子が図示されている。図17に示すように、LED92は、天面が円状に構成されたボタン91の周囲を取り囲むように、環状に構成されてよい。LED92は、複数の発光領域921(921-1~921-8)を有する。発光領域921-1~921-4は、環状に構成されたLED92の内側の領域を、周方向に90度ずつ4つに分割した円弧状の領域である。発光領域921-5~921-8の各々は、発光領域921-1~921-4の各々の外側に位置する円弧状の領域である。発光領域921-1~921-4が発光する場合は、発光領域921-1~921-4の全体が発光する。他方、発光領域921-5~921-8が発光する場合、ボタン91を中心として放射線状に伸びる複数本の線が発光する。
図17では、発光パターン60a~60eが図示されている。発光パターン60aは、発光領域921-1及び921-5が発光する発光パターンである。発光パターン60bは、発光領域921-1、921-2、及び921-6が発光する発光パターンである。発光パターン60cは、発光領域921-1~921-3、及び921-7が発光する発光パターンである。発光パターン60dは、発光領域921-1~921-4、及び921-8が発光する発光パターンである。発光パターン60eは、発光領域921-1~921-4が発光する発光パターンである。
LED92は、加熱開始直後の期間において、吸引装置100による加熱の進捗に応じて、発光パターン60aから発光パターン60eにかけて順番に、発光パターンを切り替えながら発光してもよい。一例として、予備加熱期間の長さが20秒であるものとする。その場合、LED92は、加熱開始後5秒間は発光パターン60aで、その後の5秒間は発光パターン60bで、その後の5秒間は発光パターン60cで、その後の5秒間は発光パターン60dで、発光してもよい。予備加熱期間である加熱開始後20秒の期間が経過した後、LED92は、発光パターン60eで、発光してもよい。ユーザは、このような発光パターンの遷移を参照することで、予備加熱期間の残り時間を容易に把握することが可能となる。
図18は、本実施形態に係る充電装置900のLED92により通知される情報の一例を説明するための図である。図18では、ボタン91及びLED92を上から見た様子が図示されている。図18に示したボタン91及びLED92の構成は、図17を参照しながら上記説明した通りである。
図18では、発光パターン61a~61eが図示されている。発光パターン61aは、発光パターン60eと同様である。発光パターン61bは、発光パターン60dと同様である。発光パターン61cは、発光パターン60cと同様である。発光パターン61dは、発光パターン60bと同様である。発光パターン61eは、発光パターン60aと同様である。
LED92は、加熱終了直前の期間において、吸引装置100による加熱の進捗に応じて、発光パターン61aから発光パターン61eにかけて順番に、発光パターンを切り替えながら発光してもよい。一例として、LED92は、予備加熱期間が終了してから加熱終了20秒前まで、発光パターン61aで発光してもよい。LED92は、加熱終了20秒前から5秒間は発光パターン61bで、その後の5秒間は発光パターン61cで、その後の5秒間は発光パターン61dで、その後の5秒間は発光パターン61eで、発光してもよい。ユーザは、このような発光パターンの遷移を参照することで、加熱終了までの残り時間を容易に把握することが可能となる。
以上、図17及び図18を参照しながら、LED92により通知される、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報の一例を説明した。続いて、LED92により通知される、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報の他の一例を、図19を参照しながら説明する。
図19は、本実施形態に係る充電装置900のLED92により通知される情報の一例を説明するための図である。図19では、ボタン91及びLED92を上から見た様子が図示されている。図19に示したボタン91及びLED92の構成は、図17を参照しながら上記説明した通りである。
図19では、発光パターン62a~62eが図示されている。発光パターン62aは、発光領域921-1~921-3及び921-7が発光する発光パターンである。発光パターン62bは、発光領域921-2~921-4、及び921-8が発光する発光パターンである。発光パターン62cは、発光領域921-1、921-3、921-4及び921-5が発光する発光パターンである。発光パターン62dは、発光領域921-1、921-2、921-4、及び921-6が発光する発光パターンである。発光パターン62eは、発光領域921-1~921-4が発光する発光パターンである。
LED92は、予備加熱期間において、発光パターン62aから発光パターン62dにかけて順番に、且つ繰り返し発光パターンを切り替えながら発光してもよい。そして、LED92は、予備加熱期間が終了した後は、発光パターン62eで発光してもよい。ユーザは、このような発光パターンの遷移を参照することで、予備加熱期間中か予備加熱期間が終了したかを、容易に把握することが可能となる。
以上、図19を参照しながら、LED92により通知される、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報の他の一例を説明した。
もちろん、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報は、LED92において発光する発光領域921の位置以外の方法で通知されてもよい。他にも、LED92は、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報を、LED92の発光色により通知してもよい。例えば、LED92は、加熱開始直後の期間において、吸引装置100による加熱の進捗に応じて、発光色を、赤、黄色、次いで青に、順に切り替えてもよい。そして、LED92は、加熱終了直前の期間において、吸引装置100による加熱の進捗に応じて、発光色を、青、黄色、次いで赤に、順に切り替えてもよい。
上記説明したように、吸引装置100は、スティック型基材150を加熱する際に使用する加熱プロファイルを切り替え得る。そこで、LED92は、吸引装置100が使用する加熱プロファイルに応じた発光パターンで発光してもよい。例えば、LED92は、吸引装置100が第1加熱プロファイルを使用する場合と第2加熱プロファイルを使用する場合とで、発光色、及び/又は発光する発光領域921の位置を異ならせてもよい。一例として、LED92は、吸引装置100が第1加熱プロファイルを使用する場合、図17及び図18を参照して上記説明した、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報を通知してもよい。他方、LED92は、吸引装置100が第2加熱プロファイルを使用する場合、図19を参照して上記説明した、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報を通知してもよい。ユーザは、このような通知を参照することで、どの加熱プロファイルが使用されるかを、容易に把握することが可能となる
(2)充電状態を示す情報
通知部913は、吸引装置100(詳しくは、電源部111)の充電状態を示す情報を通知してもよい。即ち、通知部913は、電源部111に蓄積された電力を示す情報を通知してもよい。とりわけ、LED92は、吸引装置100の充電状態を示す情報を通知してもよい。LED92により通知される、吸引装置100の充電状態を示す情報の一例を、図20を参照しながら説明する。
図20は、本実施形態に係る充電装置900のLED92により通知される情報の一例を説明するための図である。図20では、ボタン91及びLED92を上から見た様子が図示されている。図20に示したボタン91及びLED92の構成は、図17を参照しながら上記説明した通りである。
図20では、発光パターン63a~63eが図示されている。発光パターン63aは、発光領域921-1~921-4が発光する発光パターンである。発光パターン63bは、発光領域921-1~921-3が発光する発光パターンである。発光パターン63cは、発光領域921-1、及び921-2が発光する発光パターンである。発光パターン63dは、発光領域921-1が発光する発光パターンである。発光パターン63eは、発光領域921-1、及び921-5が発光する発光パターンである。
LED92は、電源部111に蓄積された電力に応じて、発光パターン63a~63eのいずれか1つで発光する。一例として、LED92は、電源部111に蓄積された電力が満充電状態の80~100%である場合に発光パターン63aで、60~80%である場合に発光パターン63bで、40~60%である場合に発光パターン63cで、発光してもよい。また、LED92は、電源部111に蓄積された電力が満充電状態の20~40%である場合に発光パターン63dで、0~20%である場合に発光パターン63eで、発光してもよい。その場合、LED92は、電源部111に蓄積された電力が低下するにつれて、発光パターン63aから63eにかけて順番に、発光パターンを切り替えながら発光することとなる。他方、LED92は、電源部111に蓄積された電力が充電により増加するにつれて、発光パターン63eから63aにかけて順番に、発光パターンを切り替えながら発光することとなる。ユーザは、このような通知を参照することで、充電の必要有無、又は充電の進捗を、容易に把握することが可能となる。
もちろん、吸引装置100の充電状態を示す情報は、LED92において発光する発光領域921の位置以外の方法で通知されてもよい。他にも、LED92は、吸引装置100の充電状態を示す情報を、LED92の発光色により通知してもよい。例えば、LED92は、電源部111に蓄積された電力が満充電状態の50~100%である場合に青で、20~50%である場合に黄色で、0~20%である場合に赤で、発光してもよい。
LED92は、吸引装置100の充電状態を示す情報として、電源部111に蓄積された電力で加熱プロファイルに基づく加熱を実行可能な回数(以下、残加熱回数とも称する)を示す情報を通知してもよい。一例として、LED92は、残加熱回数が20回以上である場合に発光パターン63aで、15回~19回である場合に発光パターン63bで、10~14回である場合に発光パターン63cで、発光してもよい。また、LED92は、残加熱回数が5~9回である場合に発光パターン63dで、4回以下である場合に発光パターン63eで、発光してもよい。
また、充電装置900は、充電装置900の充電状態を示す情報を通知してもよい。即ち、充電装置900は、電源部911に蓄積された電力を示す情報を通知してもよい。充電装置900の充電状態を示す情報は、吸引装置100の充電状態を示す情報と同様の方法で、通知されてよい。
(3)エラー
通知部913は、吸引装置100に発生したエラーを示す情報を通知してもよい。とりわけ、LED92は、吸引装置100に発生したエラーを示す情報を通知してもよい。LED92により通知される、吸引装置100に発生したエラーを示す情報の一例を、図21を参照しながら説明する。
図21は、本実施形態に係る充電装置900のLED92により通知される情報の一例を説明するための図である。図21では、ボタン91及びLED92を上から見た様子が図示されている。図21に示したボタン91及びLED92の構成は、図17を参照しながら上記説明した通りである。
図21では、発光パターン64a~64dが図示されている。発光パターン64aは、発光領域921-1、921-4、921-5、及び921-8が発光する発光パターンである。発光パターン64bは、発光領域921-2、921-3、921-6、及び921-7が発光する発光パターンである。発光パターン64cは、発光領域921-1、921-2、921-5、及び921-6が発光する発光パターンである。発光パターン64dは、発光領域921-3、921-4、921-7、及び921-8が発光する発光パターンである。
LED92は、吸引装置100において第1のエラーが発生した場合に発光パターン64aで、第2のエラーが発生した場合に発光パターン64bで、第3のエラーが発生した場合に発光パターン64cで、第4のエラーが発生した場合に発光パターン64dで、発光してもよい。第1のエラーの一例は、電源部111の温度が極端に低いことである。第2のエラーの一例は、電源部111の温度が極端に高いことである。第3のエラーの一例は、加熱部121の温度が極端に低いことである。第4のエラーの一例は、加熱部121の温度が極端に高いことである。
もちろん、吸引装置100に発生したエラーを示す情報は、LED92において発光する発光領域921の位置以外の方法で通知されてもよい。他にも、LED92は、吸引装置100に発生したエラーを示す情報を、LED92の発光色により通知してもよい。例えば、LED92は、吸引装置100に発生したエラーに応じた色で発光してもよい。
また、充電装置900は、充電装置900に発生したエラーを示す情報を通知してもよい。充電装置900に発生したエラーを示す情報は、吸引装置100に発生したエラーを示す情報と同様の方法で、通知されてよい。
(4)通知タイミング
吸引装置100の状態を示す情報が通知されるトリガは、多様に考えられる。
一例として、吸引装置100による加熱の実行中に、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報が通知されてもよい。また、吸引装置100の充電中に、吸引装置100の充電状態を示す情報が通知されてもよい。また、吸引装置100にエラーが発生中に吸引装置100と充電装置900とが接続された場合に、吸引装置100に発生したエラーを示す情報が通知されてもよい。
他の一例として、ボタン91の押下をトリガとして、吸引装置100の状態を示す情報が通知されてもよい。ただし、ボタン91の押下パターンに応じて、異なる情報が通知されてよい。具体的には、第1の押下パターンでボタン91が押下された場合に、吸引装置100による加熱の進捗を示す情報が通知されてもよい。第2の押下パターンでボタン91が押下された場合に、吸引装置100の充電状態を示す情報が通知されてもよい。そして、第3の押下パターンでボタン91が押下された場合に、吸引装置100に発生したエラーを示す情報が通知されてよい。第1の押下パターン、第2の押下パターン、及び第3の押下パターンは、それぞれ異なる。ただし、第1の押下パターンは、加熱開始を指示する押下パターンと同一であってもよい。
他の一例として、吸引装置100と充電装置900とが接続されたこと、又は吸引装置100と充電装置900との接続が解除されたこをトリガとして、吸引装置100の状態を示す情報が通知されてもよい。他にも、吸引装置100の電源OFF、電源ON、スリープ又はスリープからの復帰をトリガとして、吸引装置100の状態を示す情報が通知されてもよい。
(5)補足
吸引装置100の状態を示す情報は、充電装置900に代えて、又は充電装置900と共に、吸引装置100により通知してもよい。とりわけ、吸引装置100の通知部113は、吸引装置100と充電装置900とが接続されていない場合、吸引装置100の状態を示す情報を通知してもよい。一例として、LED12は、吸引装置100の状態を示す情報を通知してもよい。LED12は、上記説明した、LED92が吸引装置100の状態を示す情報を通知する方法と同様の方法で、吸引装置100の状態を示す情報を通知し得る。
また、吸引装置100は、充電装置900の状態を示す情報を通知してもよい。とりわけ、吸引装置100は、充電装置900に接続されている場合に、充電装置900の状態を示す情報を通知してもよい。一例として、LED12は、充電装置900の状態を示す情報を通知してもよい。吸引装置100により通知される、充電装置900の状態を示す情報としては、充電装置900の充電状態を示す情報、及び充電装置900に発生したエラーを示す情報が挙げられる。
<2.変形例>
以上、本開示の一実施形態について説明した。以下、本開示の各種変形例について説明する。
<2.1.第1の変形例>
上記説明したように、キャップ20と本体30とは、着脱可能に構成されてよい。キャップ20と本体30との着脱機構は多様に考えられる。以下、図22~図29を参照しながら、キャップ20と本体30との着脱機構の一例を説明する。
(1)第1の例
図22は、本変形例に係る吸引装置100の着脱機構の第1の例を説明するための図である。図23は、着脱機構の第1の例における、キャップ20と本体30との接続を解除した状態の吸引装置100の断面の一例を概略的に示す図である。図24は、着脱機構の第1の例における、キャップ20と本体30とを接続した状態の吸引装置100の断面の一例を概略的に示す図である。図23及び図24では、吸引装置100を、収容部140の中心を通過するようにして上下方向に沿って切断した断面の一例が模式的に示されている。
図22~図24に示すように、キャップ20と本体30とは、キャップ20の底面20bと本体30の天面30aとが重なるようにして、接続される。キャップ20の天面20aは、吸引装置100の天面100aを構成する。本体30の底面30bは、吸引装置100の底面100bを構成する。キャップ20と本体30とが接続された状態で、キャップ20の側面20c及び本体30の側面30cは、吸引装置100の側面100cを構成する。
図22~図24に示すように、キャップ20は、開口142及び開口23を両端とする貫通孔22を有する環状体として構成される。キャップ20の貫通孔22の内壁22aの下側には、本体30に設けられるネジ山31に螺合可能なネジ溝21が設けられている。本体30は、開口34及び底部143を両端とする有底孔33を有する有底の筒状体として構成される。本体30の天面30aの中央には、天面に開口34を有し、外周面にネジ山31を有し、有底孔33に沿って伸びる円筒状の突出部32が設けられている。ネジ溝21にネジ山31を噛み合わせた状態でキャップ20と本体30とを回転させることで、キャップ20と本体30とを接続したり、接続を解除したりすることができる。キャップ20と本体30とを接続した状態の吸引装置100において、キャップ20の底面20bと本体30の天面30aとの間には、空隙40が設けられ得る。
図23及び図24に示すように、キャップ20の貫通孔22の内壁22aの上側(ネジ溝21が設けられていない部分)は、収容部140の内壁145のうち上側の一部を構成する。他方、本体30の有底孔33の内壁33aは、収容部140の内壁145のうち下側の一部を構成する。そして、キャップ20と本体30とを接続した状態において、貫通孔22と有底孔33とが接続され、収容部140を構成する。とりわけ、キャップ20の貫通孔22の内壁22aの上側と、本体30の有底孔33の内壁33aとが、面一に接続され、収容部140の内壁145を構成する。
ここで、図6~図8を参照しながら上記説明した凸部145a及び凹部145bは、キャップ20の貫通孔22の内壁22aの上側と本体30の有底孔33の内壁33aとの双方に設けられることが望ましい。同様に、図9を参照しながら上記説明した平面145c及び曲面145dは、キャップ20の貫通孔22の内壁22aの上側と本体30の有底孔33の内壁33aとの双方に設けられることが望ましい。
図22~図24に示すように、本体30の天面30aのうち、突出部32の周囲には、複数の滑り止め35が設けられる。キャップ20と本体30とを接続した状態の吸引装置100において、滑り止め35は、キャップ20の底面20bに接触して、キャップ20の回転を防止する。かかる構成により、キャップ20と本体30との接続が意図せず解除されにくくすることが可能となる。滑り止め35の構成は特に限定されないが、例えば、ゴム等の弾性体により構成されてよい。なお、滑り止め35は、本体30の天面30aと共に、又は代えて、キャップ20の底面20bに設けられてもよい。
図10及び図11を参照しながら上記説明したように、吸引装置100には、空気流路146が設けられてもよい。この点について、図25を参照しながら説明する。
図25は、着脱機構の第1の例における、キャップ20と本体30とを接続した状態の吸引装置100の断面の他の一例を概略的に示す図である。図25に示すように、本体30の突出部32の根本部分に、貫通孔36が設けられてもよい。その場合、キャップ20と本体30とを接続した状態において、キャップ20の底面20bと本体30の天面30aとの間に生じる空隙40と、貫通孔36とが、空気流路146を構成する。その場合、パフに伴い、空気流路146を通過するようにして空気流190が発生する。
(2)第2の例
図26は、本変形例に係る吸引装置100の着脱機構の第2の例を説明するための図である。図27は、着脱機構の第2の例における、キャップ20と本体30との接続を解除した状態の吸引装置100の断面の一例を概略的に示す図である。図28は、着脱機構の第2の例における、キャップ20と本体30とを接続した状態の吸引装置100の断面の一例を概略的に示す図である。図27及び図28では、吸引装置100を、収容部140の中心を通過するようにして上下方向に沿って切断した断面の一例が模式的に示されている。
図26~図28に示すように、キャップ20と本体30とは、キャップ20の底面20bと本体30の天面30aとが重なるようにして、接続される。キャップ20の天面20aは、吸引装置100の天面100aを構成する。本体30の底面30bは、吸引装置100の底面100bを構成する。キャップ20と本体30とが接続された状態で、キャップ20の側面20c及び本体30の側面30cは、吸引装置100の側面100cを構成する。
図26~図28に示すように、キャップ20は、収容部140を有する有底の筒状体である。キャップ20は、キャップ20の上側を構成する頭部24と、頭部24よりも細く構成され、頭部24から下側に突出する突出部25とを有する。本体30は、キャップ20の突出部25を収容可能な有底孔37を有する。図27及び図28に示すように、キャップ20の突出部25を本体30の有底孔37に挿入することで、キャップ20と本体30とを接続することができる。また、キャップ20の突出部25を本体30の有底孔37から抜き取ることで、キャップ20と本体30との接続を解除することができる。収容部140を、電源部111等の電子部品が格納された本体30から取り外すことができるので、収容部140を容易に水洗いすることが可能となり、メンテナンス性を向上させることが可能となる。キャップ20と本体30とを接続した状態の吸引装置100において、キャップ20(より詳しくは、キャップ20の頭部24)の底面20bと本体30の天面30aとの間には、空隙40が設けられ得る。
図27及び図28に示すように、有底孔37の内径は、キャップ20の突出部25の外径と同一又は略同一であることが望ましい。その場合、キャップ20と本体30とを接続した状態において、キャップ20の突出部25と本体30の有底孔37とを隙間なく密着させ、キャップ20と本体30とを強固に接続することが可能となる。また、図27及び図28に示すように、キャップ20の頭部24の外径は、本体30の外径と同一であることが望ましい。その場合、キャップ20と本体30とを接続した状態において、キャップ20の側面20cと本体30の側面30cとの凹凸を軽減して、吸引装置100の側面100cを滑らかに形成することが可能となる。
図10及び図11を参照しながら上記説明したように、吸引装置100には、空気流路146が設けられてもよい。この点について、図29を参照しながら説明する。
図29は、着脱機構の第2の例における、キャップ20と本体30とを接続した状態の吸引装置100の断面の他の一例を概略的に示す図である。図29に示すように、キャップ20の突出部25の根本部分に、貫通孔26が設けられてもよい。その場合、キャップ20と本体30とを接続した状態において、キャップ20の底面20bと本体30の天面30aとの間に生じる空隙40と、貫通孔26とが、空気流路146を構成することができる。その場合、パフに伴い、空気流路146を通過するようにして空気流190が発生する。
(3)キャップ20と本体30との着脱に応じた制御
キャップ20と本体30との接続及び接続の解除は、任意の方法により判定され得る。例えば、キャップ20は、磁場を発生させる磁部を有していてもよい。そして、本体30は、磁場を検出する磁気センサを有していてもよい。磁部の一例は磁石であり、磁気センサの一例はホールセンサである。そして、制御部116は、磁気センサによる検出結果に基づいて、キャップ20と本体30とが接続されているか否かを判定する。例えば、制御部116は、磁気センサにより検出された磁場の強さが閾値以上である場合にキャップ20と本体30とが接続されていると判定し、そうでない場合にキャップ20と本体30との接続が解除されていると判定する。かかる構成によれば、キャップ20と本体30との接続及び接続の解除を、容易に判定することが可能となる。
吸引装置100は、キャップ20と本体30とが接続されているか否かに基づく設定を行ってもよい。一例として、制御部116は、キャップ20と本体30とが接続されているか否かに基づいて、加熱部121による加熱可否を設定してもよい。即ち、制御部116は、キャップ20と本体30とが接続されている場合に、加熱部121による加熱を許可してもよい。加熱が許可された状態で、加熱開始を指示するユーザ操作が行われた場合に、制御部116は、加熱部121への電力の供給を開始させる。他方、制御部116は、キャップ20と本体30との接続が解除されている場合に、加熱部121による加熱を禁止してもよい。加熱が禁止された状態で、加熱開始を指示するユーザ操作が行われても、制御部116は、加熱部121への電力の供給を開始させない。キャップ20を本体30から取り外した状態では、吸引装置100の断熱性が低下し得る。この点、かかる構成によれば、安全性を向上させることが可能となる。
本体30に接続されたキャップ20の種類は、任意の方法により識別され得る。例えば、制御部116は、磁気センサによる検出結果に基づいて、本体30に接続されたキャップ20の種類を判定してもよい。一例として、キャップ20は、キャップ20の種類ごとに異なる磁場を発生させる磁部を有していてもよい。具体的には、キャップ20は、キャップ20の種類ごとに異なる強さの磁場を発生させる磁部を有していてもよい。その場合、制御部116は、磁気センサにより検出された磁場の強さが第1の閾値以上第2の閾値未満である場合に、第1の種類のキャップ20が本体30に接続されていると判定してもよい。他方、制御部116は、磁気センサにより検出された磁場の強さが第2の閾値以上第3の閾値未満である場合に、第2の種類のキャップ20が本体30に接続されていると判定してもよい。かかる構成によれば、本体30に接続されたキャップ20の種類を容易に判定することが可能となる。
吸引装置100は、本体30に接続されたキャップ20の種類に基づく設定を行ってもよい。一例として、制御部116は、本体30に接続されたキャップ20の種類に基づいて、スティック型基材150の加熱に使用する加熱プロファイルを設定してもよい。詳しくは、制御部116は、本体30に第1の種類のキャップ20が接続された場合に、第1加熱プロファイルを使用するよう設定してもよい。また、制御部116は、本体30に第2の種類のキャップ20が接続された場合に、第2加熱プロファイルを使用するよう設定してもよい。第1加熱プロファイルは、第2加熱プロファイルとは異なる加熱プロファイルである。他の一例として、制御部116は、本体30に接続されたキャップ20の種類に基づいて、通知部113による通知方法を設定してもよい。詳しくは、制御部116は、本体30に第1の種類のキャップ20が接続された場合に、LED12及び/又はLED92の発光パターンとして第1発光パターンを設定してもよい。また、制御部116は、本体30に第2の種類のキャップ20が接続された場合に、LED12及び/又はLED92の発光パターンとして第2発光パターンを設定してもよい。第2発光パターンは、第1発光パターンとは異なる発光パターンである。かかる構成によれば、吸引装置100の使い心地を容易にカスタマイズすることが可能となる。
他に、キャップ20には、吸引装置100の設定情報を記憶する記憶媒体を有していてもよい。設定情報の一例は、加熱プロファイルである。設定情報の他の一例は、通知部113による通知方法である。他方、本体30は、本体30に装着されたキャップ20の記憶媒体から情報を読み取る読取部を有していてもよい。記憶媒体の一例は、RFID(radio frequency identifier)のRFタグであり、読取部の一例は、無線リーダである。そして、制御部116は、本体30に接続されたキャップ20の記憶媒体から読み取られた設定情報に基づく設定を行ってもよい。
<2.2.第2の変形例>
図30は、本変形例に係るエアロゾル生成システム1の概要を説明するための図である。とりわけ、図30では、本変形例に係る吸引装置100と充電装置900との接続を解除した状態の一例が示されている。
(1)ボタン11及びLED12について
図30に示すように、吸引装置100には、ボタン11-1及びボタン11-2が配置される。ボタン11-1は、エアロゾル生成システム1に対するユーザ操作を受け付け可能な、第1操作部の一例である。ボタン11-2は、エアロゾル生成システム1に対するユーザ操作を受け付け可能な、第1操作部とは異なる第2操作部の一例である。
制御部116は、ボタン11-1が押下された場合に、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作を制御してもよい。例えば、記憶部114は、ボタン11-1が押下された場合に使用すべき加熱プロファイルとして、第1加熱プロファイルを記憶する。その場合、制御部116は、ボタン11-1が押下された場合に第1加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作を制御する。他方、制御部116は、ボタン11-2が押下された場合に、ボタン11-2に対応する加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作を制御してもよい。例えば、記憶部114は、ボタン11-2が押下された場合に使用すべき加熱プロファイルとして、第2加熱プロファイルを記憶する。その場合、制御部116は、ボタン11-2が押下された場合に第2加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作を制御する。かかる構成によれば、ユーザは、ボタン11-1又はボタン11-2を押下することで、好みの加熱プロファイルを使用することが可能となる。
ここで、吸引装置100は、加熱プロファイルに基づく加熱の実行中に、使用する加熱プロファイルを切り替えてもよい。ただし、制御部116は、使用する加熱プロファイルを切り替える場合、切り替え前の加熱時間を引き継ぎ、切り替え後の加熱プロファイルを途中から参照して加熱部121の動作を制御する。詳しくは、制御部116は、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作を制御している途中でボタン11-2が押下された場合に、ボタン11-2に対応する加熱プロファイルを途中から参照して加熱部121の動作を制御する。例えば、ボタン11-1の押下をトリガとして第1加熱プロファイルに基づく加熱が開始されてから、120秒経過時にボタン11-2が押下されたとする。その場合、制御部116は、第2加熱プロファイルのうち加熱開始から120秒経過時以降の目標温度の時系列推移に基づいて、加熱部121の動作を制御する。同様に、制御部116は、ボタン11-2に対応する加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作を制御している途中でボタン11-1が押下された場合に、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルを途中から参照して加熱部121の動作を制御する。例えば、ボタン11-2の押下をトリガとして第2加熱プロファイルに基づく加熱が開始されてから120秒経過時にボタン11-1が押下されたとする。その場合、制御部116は、第1加熱プロファイルのうち加熱開始から120秒経過時以降の目標温度の時系列推移に基づいて、加熱部121の動作を制御する。かかる構成によれば、加熱セッションの途中での加熱プロファイルの切り替えを、円滑に実施することが可能となる。
図30に示すように、吸引装置100には、LED12-1及びLED12-2が配置される。LED12-1及びLED12-2は、エアロゾル生成システム1からユーザへ通知する情報を出力する、通知部の一例である。とりわけ、LED12-1は、ボタン11-1に対応付けて配置された第1通知部の一例である。具体的には、LED12-1は、ボタン11-1を取り囲むようにして、配置されている。LED12-2は、ボタン11-2に対応付けて配置された第2通知部の一例である。具体的には、LED12-2は、ボタン11-2を取り囲むようにして、配置されている。
LED12-1は、ボタン11-1が押下されたことをトリガとして実行された処理に関する情報を、通知してもよい。一例として、LED12-1は、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルに基づく加熱の進捗を示す情報を通知してもよい。詳しくは、制御部116は、ボタン11-1が押下された場合に、第1加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作を制御し、第1加熱プロファイルに基づく加熱の進捗を示す情報をLED12-1により通知させてもよい。同様に、LED12-2は、ボタン11-2が押下されたことをトリガとして実行された処理に関する情報を通知してもよい。一例として、LED12-2は、ボタン11-2に対応する加熱プロファイルに基づく加熱の進捗を示す情報を通知してもよい。詳しくは、制御部116は、ボタン11-2が押下された場合に、第2加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作を制御し、第2加熱プロファイルに基づく加熱の進捗を示す情報をLED12-2により通知させてもよい。かかる構成によれば、ユーザ操作と通知との関係をより分かりやすくすることが可能となる。
LED12-1及びLED12-2は、吸引装置100の充電状態を示す情報を通知してもよい。とりわけ、LED12-1は、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数を示す情報を通知してもよい。例えば、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルが第1加熱プロファイルである場合、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数は、電源部111に蓄積された電力で第1加熱プロファイルに基づく加熱を実行可能な回数である。他方、LED12-2は、ボタン11-2に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数を示す情報を通知してもよい。例えば、ボタン11-2に対応する加熱プロファイルが第2加熱プロファイルである場合、ボタン11-2に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数は、電源部111に蓄積された電力で第2加熱プロファイルに基づく加熱を実行可能な回数である。ボタン11-1に対応する加熱プロファイルと、ボタン11-2に対応する加熱プロファイルとで、加熱の際に消費される電力が異なる場合がある。例えば、図13に示した第1加熱プロファイルのように高温型の加熱プロファイルの方が、図15に示した第2加熱プロファイルのように低温型の低温型の加熱プロファイルと比較して、加熱の際に消費される電力は大きい。そのため、第1加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数は、第2加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数よりも少なく成り得る。かかる構成によれば、使用される加熱プロファイルによって異なる残加熱回数を、加熱プロファイルごとに通知することができる。従って、残加熱回数が多い方の加熱プロファイルを選択する等、使用する加熱プロファイルの選択に関するユーザビリティを向上させることが可能となる。
なお、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数の通知、及びボタン11-2に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数の通知は、異なるタイミングで実行されてもよい。例えば、LED12-1は、ボタン11-1が押下された場合に、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数を通知してもよい。また、LED12-2は、ボタン11-2が押下された場合に、ボタン11-2に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数を通知してもよい。
もちろん、ボタン11-1に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数の通知、及びボタン11-2に対応する加熱プロファイルを使用する場合の残加熱回数の通知は、同時に実行されてもよい。例えば、吸引装置100の電源OFF、電源ON、スリープ又はスリープからの復帰をトリガとして、これらの通知が同時に実行されてもよい。
上記第1の変形例において説明したように、本変形例においても、キャップ20と本体30とが着脱可能に構成されてもよい。そして、吸引装置100は、本体30に接続されたキャップ20の種類に基づく設定を行ってもよい。
一例として、吸引装置100は、本体30に接続されたキャップ20の種類に基づいて、スティック型基材150の加熱に使用する加熱プロファイルを設定してもよい。詳しくは、制御部116は、本体30に接続されたキャップ20の種類に基づいて、ボタン11-1に対応する加熱プロファイル及びボタン11-2に対応する加熱プロファイルの少なくともいずれか一方を設定してもよい。例えば、制御部116は、本体30に第1の種類のキャップ20が接続された場合に、ボタン11-1に第1加熱プロファイルを対応付け、ボタン11-2に第2加熱プロファイルを対応付けてもよい。また、制御部116は、本体30に第2の種類のキャップ20が接続された場合に、ボタン11-1に第2加熱プロファイルを対応付け、ボタン11-2に第1加熱プロファイルを対応付けてもよい。かかる構成によれば、吸引装置100の使い心地を容易にカスタマイズすることが可能となる。
他の一例として、吸引装置100は、本体30に接続されたキャップ20の種類に基づいて、通知部113による通知方法を設定してもよい。詳しくは、制御部116は、本体30に接続されたキャップ20の種類に基づいて、LED12-1及びLED12-2の少なくともいずれか一方による通知方法を設定してもよい。例えば、制御部116は、本体30に第1の種類のキャップ20が接続された場合に、LED12-1の発光パターンとして第1発光パターンを設定し、LED12-2の発光パターンとして第2発光パターンを設定してもよい。また、制御部116は、本体30に第2の種類のキャップ20が接続された場合に、LED12-1の発光パターンとして第2発光パターンを設定し、LED12-2の発光パターンとして第1発光パターンを設定してもよい。かかる構成によれば、吸引装置100の使い心地を容易にカスタマイズすることが可能となる。
続いて、図31を参照しながら、本変形例において実行される処理の流れの一例を説明する。図31は、本変形例に係る吸引装置100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下では、ボタン11-1に、第1加熱プロファイルが対応付けられ、ボタン11-2に、第2加熱プロファイルが対応付けられているものとする。
図31に示すように、まず、センサ部112は、第1加熱プロファイルに対応するボタン11-1又は第2加熱プロファイルに対応するボタン11-2の押下を検出する(ステップS202)。
次いで、制御部116は、押下されたボタン11に対応する加熱プロファイルに基づく加熱を開始させる(ステップS204)。一例として、制御部116は、ボタン11-1が押下された場合に第1加熱プロファイルに基づく加熱部121の動作の制御を開始する。他の一例として、制御部116は、ボタン11-2が押下された場合に第2加熱プロファイルに基づく加熱部121の動作の制御を開始する。
次に、制御部116は、使用中の加熱プロファイルに対応するボタン11に対応付けて配置されたLED12により、加熱の進捗を示す情報を通知させる(ステップS206)。一例として、第1加熱プロファイルが使用中である場合、第1加熱プロファイルに対応するボタン11-1に対応付けて配置されたLED12-1が、第1加熱プロファイルに基づく加熱の進捗を示す情報を通知する。他の一例として、第2加熱プロファイルが使用中である場合、第2加熱プロファイルに対応するボタン11-2に対応付けて配置されたLED12-2が、第2加熱プロファイルに基づく加熱の進捗を示す情報を通知する。
次いで、制御部116は、使用中の加熱プロファイルとは異なる加熱プロファイルに対応するボタン11が押下されたか否かを判定する(ステップS208)。一例として、制御部116は、第1加熱プロファイルに基づく加熱中に、ボタン11-2が押下されたか否かを判定する。他の一例として、制御部116は、第2加熱プロファイルに基づく加熱中に、ボタン11-1が押下されたか否かを判定する。
使用中の加熱プロファイルとは異なる加熱プロファイルに対応するボタン11が押下されたと判定された場合(ステップS208:YES)、制御部116は、使用する加熱プロファイルを切り替えて、加熱を継続する(ステップS210)。例えば、制御部116は、加熱が開始されてから120秒経過時に加熱プロファイルを切り替える場合、切り替え後の加熱プロファイルのうち加熱開始から120秒経過時以降の目標温度の時系列推移に基づいて、加熱部121の動作を制御する。その後、処理はステップS212に進む。使用中の加熱プロファイルとは異なる加熱プロファイルに対応するボタン11が押下されていないと判定された場合(ステップS208:NO)もまた、処理はステップS212に進む。
ステップS212において、制御部116は、終了条件が満たされたか否かを判定する(ステップS212)。終了条件の一例は、加熱セッションの最後まで加熱が実行されたことである。終了条件の他の一例は、パフ回数が所定回数に到達したことである。終了条件が満たされていないと判定された場合(ステップS212:NO)、処理はステップS206に戻る。
終了条件が満たされたと判定された場合(ステップS212:YES)、制御部116は、加熱を終了する(ステップS214)。
(2)ボタン91及びLED92について
図30を再度参照すると、充電装置900には、ボタン91-1及びボタン91-2が配置される。ボタン91-1は、エアロゾル生成システム1に対するユーザ操作を受け付け可能な、第1操作部の一例である。ボタン91-2は、エアロゾル生成システム1に対するユーザ操作を受け付け可能な、第1操作部とは異なる第2操作部の一例である。
図30を再度参照すると、充電装置900には、LED92-1及びLED92-2が配置される。LED92-1及びLED92-2は、エアロゾル生成システム1からユーザへ通知する情報を出力する、通知部の一例である。とりわけ、LED92-1は、ボタン91-1に対応付けて配置された第1通知部の一例である。具体的には、LED92-1は、ボタン91-1を取り囲むようにして、配置されている。LED92-2は、ボタン91-2に対応付けて配置された第2通知部の一例である。具体的には、LED92-2は、ボタン91-2を取り囲むようにして、配置されている。
ボタン11-1及びボタン11-2に関して上記説明した特徴が、ボタン91-1及びボタン91-2にも同様に備わっていてもよい。また、LED12-1及びLED12-2に関して上記説明した特徴が、LED92-1及びLED92-2にも同様に備わっていてもよい。即ち、ボタン11-1、ボタン11-2、LED12-1、及びLED12-2に関してした上記説明のうち、ボタン11-1をボタン91-1に、ボタン11-2をボタン91-2に、LED12-1をLED92-1に、LED12-2をLED92-2に、それぞれ読み替えればよい。
(3)補足
第1操作部及び第2操作部の各々は、吸引装置100又は充電装置900のいずれか一方に配置されればよい。上記説明した例ではでは、第1操作部及び第2操作部の双方が、吸引装置100に配置される例と充電装置900に配置される例を説明したが、本開示はかかる例に限定されない。
第1操作部及び第2操作部のうち一方が吸引装置100に配置され、他方が充電装置900に配置されてもよい。例えば、吸引装置100に、第1操作部としてひとつのボタン11が配置されてもよい。また、吸引装置100に、第1通知部としてひとつのLED12が配置されてもよい。そして、充電装置900に、第2操作部としてひとつのボタン91が配置されてもよい。また、充電装置900に、第2通知部としてひとつのLED92が配置されてもよい。その場合、吸引装置100は、ボタン11が押下された場合に、第1加熱プロファイルに基づいてスティック型基材150を加熱し、LED12により加熱の進捗を示す情報を通知する。他方、吸引装置100は、ボタン91が押下された場合に、第2加熱プロファイルに基づいてスティック型基材150を加熱し、LED92により加熱の進捗を示す情報を通知する。
また、上記では、吸引装置100にボタン11及びLED12が2つずつ配置される例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。ボタン11及びLED12は、3以上ずつ配置されてもよい。充電装置900に配置されたボタン91及びLED92についても、同様である。
<2.3.第3の変形例>
図32は、本変形例に係る吸引装置100の構成の一例を模式的に示す模式図である。図32に示すように、本変形例に係る吸引装置100は、2つの加熱部121、即ち加熱部121-1及び加熱部121-2を有していてもよい。収容部140のうち底部143に近い側を上流とも称し、開口142に近い側を下流とも称する。パフが行われた際に、上流から下流に向けての空気流が発生するためである。図32に示すように、加熱部121-1は、上流側に配置される。また、加熱部121-2は、下流側に配置される。制御部116は、加熱部121-1及び加熱部121-2の動作を、異なる加熱プロファイルに基づいて制御してもよい。加熱部121-1及び加熱部121-2の動作の制御に使用される加熱プロファイルの一例を、図33を参照しながら説明する。
図33は、本変形例に係る加熱プロファイルの一例を模式的に示すグラフである。グラフ80の横軸は、時間である。グラフ80の縦軸は、温度である。線81は、加熱部121-1の動作の制御に使用される加熱プロファイルに規定された、目標温度の時系列推移を示している。線81に示す加熱プロファイルを、第3加熱プロファイルとも称する。線82は、加熱部121-2の動作の制御に使用される加熱プロファイルに規定された、目標温度の時系列推移を示している。線82に示す加熱プロファイルを、第4加熱プロファイルとも称する。制御部116は、第3加熱プロファイルに基づいて加熱部121-1の動作を制御し、第4加熱プロファイルに基づいて加熱部121-2の動作を制御してもよい。
線81及び線82に示すように、下流側に配置された加熱部121-2がまず高温になり、その後遅れて、上流側に配置された加熱部121-1が高温になる。かかる構成によれば、基材部151の下流側から上流側の部分にかけて、順番にエアロゾル源が加熱されて、エアロゾルが発生することとなる。仮に、基材部151の上流側の部分が下流側の部分よりも先に加熱されると、上流側で発生したエアロゾルが下流側の部分を通過する際に冷却されて凝縮してしまうおそれがある。その場合、未だ加熱されていない基材部151の下流側の部分が湿ってしまい、基材部151の下流側の部分を加熱した際にユーザが味わう香味が劣化し得る。この点、かかる構成によれば、発生したエアロゾルが、基材部151のうち未加熱の部分を通過することがなくなる。よって、基材部151のうち未加熱の部分が湿ることを防止されるので、ユーザが味わう香味の劣化を防止することが可能となる。
上記実施形態において説明したように、吸引装置100は、スティック型基材150を加熱する際に使用する加熱プロファイルを切り替えてもよい。一例として、吸引装置100は、加熱部121-1の動作の制御のために使用する加熱プロファイルを、第3加熱プロファイル又は第5加熱プロファイルから選択し得る。また、吸引装置100は、加熱部121-2の動作の制御のために使用する加熱プロファイルを、第4加熱プロファイル又は第6加熱プロファイルから選択し得る。第5加熱プロファイル及び第6加熱プロファイルの一例を、図34を参照しながら説明する。
図34は、本変形例に係る加熱プロファイルの一例を模式的に示すグラフである。グラフ83の横軸は、時間である。グラフ83の縦軸は、温度である。線84は、加熱部121-1の動作の制御に使用され得る第5加熱プロファイルに規定された、目標温度の時系列推移を示している。線85は、加熱部121-2の動作の制御に使用され得る第6加熱プロファイルに規定された、目標温度の時系列推移を示している。制御部116は、第5加熱プロファイルに基づいて加熱部121-1の動作を制御し、第6加熱プロファイルに基づいて加熱部121-2の動作を制御してもよい。
図33及び図34を参照すると、第5及び第6加熱プロファイルを使用する場合も、第3及び第4加熱プロファイルを使用する場合と同様に、下流側に配置された加熱部121-2がまず高温になり、その後遅れて、上流側に配置された加熱部121-1が高温になる。かかる構成によれば、ユーザが味わう香味の劣化を防止することが可能となる。
さらに、図33及び図34を参照すると、第3加熱プロファイル及び第4加熱プロファイルは高温型の加熱プロファイルであり、第5及び第6加熱プロファイルは低温型の加熱プロファイルであると言える。例えば、第3加熱プロファイルでは目標温度が最高で265℃に到達するのに対し、第5加熱プロファイルでは目標温度が最高で255℃に到達している。また、第4加熱プロファイルでは加熱開始から10秒後に目標温度が260℃に到達するのに対し、第6加熱プロファイルでは加熱開始から20秒後の目標温度が250℃に到達している。このように、高温型の加熱プロファイルと低温型の加熱プロファイルとが切り替え可能となることで、ユーザは気分に応じた吸い心地を楽しむことが可能となる。
上記実施形態において説明したように、吸引装置100は、加熱プロファイルに基づく加熱の実行中に、使用する加熱プロファイルを切り替えてもよい。一例として、吸引装置100は、第3及び第4加熱プロファイルに基づく加熱の実行中に、使用する加熱プロファイルを第5及び第6加熱プロファイルに切り替えてもよい。もちろん、その逆も可能である。また、上記実施形態において説明したように、制御部116は、使用する加熱プロファイルを切り替える場合、切り替え前の加熱時間を引き継ぎ、切り替え後の加熱プロファイルを途中から参照して加熱部121-1及び加熱部121-2の動作を制御する。
<2.4.第4の変形例>
図4を参照しながら言及したように、エアロゾル源を霧化する手段は、加熱部121による加熱に限定されない。例えば、エアロゾル源を霧化する手段は、誘導加熱であってもよい。誘導加熱する吸引装置100の構成の一例を、図35を参照しながら説明する。
図35は、本変形例に係る吸引装置の構成例を模式的に示す模式図である。図35に示すように、本構成例に係る吸引装置100は、電源部111、センサ部112、通知部113、記憶部114、通信部115、制御部116、収容部140、及び電磁誘導源162を含む。
電源部111、センサ部112、通知部113、記憶部114、通信部115、及び制御部116の各々の構成は、図4を参照しながら上記説明した構成と実質的に同一である。ただし、電源部111は、直流電流を他の構成要素に供給してもよい。他に、電源部111は、インバータ回路により変換された交流電流を他の構成要素に供給してもよい。
スティック型基材150は、図4を参照しながら上記説明したように、基材部151、及び吸口部152を含む。さらに、スティック型基材150は、サセプタ161を含む。サセプタ161は、電磁誘導により発熱する。サセプタ161は、金属等の導電性を有する材料により構成される。さらに、サセプタ161は、磁性を有することが望ましい。一例として、サセプタ161は、金属板又は金属棒として構成され得る。サセプタ161は、エアロゾル源に熱的に近接して配置される。即ち、サセプタ161に発生した熱がエアロゾル源に伝達される位置に、サセプタ161は配置される。図35に示した例では、サセプタ161は、スティック型基材150の基材部151に含まれる。なお、サセプタ161には、スティック型基材150の外部から接触不可能であってもよい。例えば、サセプタ161は、スティック型基材150の中心部分に分布し、外周付近には分布していなくてもよい。
電磁誘導源162は、サセプタ161を誘導加熱する。電磁誘導源162は、交流電流が印加されると、変動磁場(より詳しくは、交番磁場)を発生させる。電磁誘導源162は、発生させた変動磁場が収容部140の内部空間に重畳する位置に、より詳しくは収容部140に収容されたスティック型基材150のサセプタ161に重畳する位置に配置される。例えば、電磁誘導源162は、コイル状の導線により構成され、収容部140の外周に巻き付くように配置される。よって、収容部140にスティック型基材150が収容された状態で変動磁場が発生すると、電磁誘導源162から発生した変動磁場は、収容部140の内部空間141に位置するサセプタ161に侵入し、サセプタ161を誘導加熱する。詳しくは、サセプタ161において渦電流損失が発生し、サセプタ161が磁性を有する場合にはさらにサセプタ161において磁気ヒステリシス損失が発生し、サセプタ161の温度が上昇する。そして、誘導加熱されたサセプタ161により、スティック型基材150に含まれるエアロゾル源が加熱されて霧化され、エアロゾルが生成される。一例として、ユーザが吸引を開始したこと、及び/又は所定の情報が入力されたことが、センサ部112により検出された場合に、電磁誘導源162への給電が実行されてもよい。そして、ユーザが吸引を終了したこと、及び/又は所定の情報が入力されたことが、センサ部112により検出された場合に、電磁誘導源162への給電が停止されてもよい。
以上、吸引装置100の構成例を説明した。もちろん吸引装置100の構成は上記に限定されず、以下に例示する多様な構成をとり得る。
サセプタ161は、スティック型基材150に含まれる代わりに、吸引装置100に設けられていてもよい。一例として、吸引装置100は、内部空間141の外側に配置されたサセプタ161を有していてもよい。具体的には、収容部140が、導電性及び磁性を有する材料により構成され、サセプタ161として機能してもよい。サセプタ161としての収容部140は、基材部151の外周と接触するので、基材部151に含有されたエアロゾル源と熱的に近接することができる。他の一例として、吸引装置100は、内部空間141の内側に配置されたサセプタ161を有していてもよい。具体的には、ブレード状に構成されたサセプタ161が、収容部140の底部143から内部空間141に突出するようにして配置されてもよい。収容部140の内部空間141にスティック型基材150が挿入されると、ブレード状のサセプタ161が、スティック型基材150の基材部151に突き刺さるようにして、スティック型基材150の内部に挿入される。これにより、ブレード状のサセプタ161は、基材部151に含有されたエアロゾル源と、熱的に近接することができる。
スティック型基材150が電磁誘導源162を有する場合、スティック型基材150の挿入に伴い生じる吸引装置100内の回路の特性変化に基づいて、スティック型基材150の挿入が検出されてもよい。吸引装置100内の回路の特性変化の一例は、電磁誘導源162に生じるインダクタンスの変化である。
本変形例において、キャップ20は、導電性及び磁性を有さない材料で構成されることが望ましい。そのような材料としては、ガラス、ゴム、及びプラスチック等が挙げられる。かかる構成によれば、キャップ20を誘導加熱されにくくすることができるので、ユーザの安全性を担保することが可能となる。
本変形例に係る電磁誘導源162は、上記実施形態にて説明した加熱部121に対応する。本変形例におけるエアロゾル源を加熱する温度は、サセプタ161の温度に対応する。サセプタ161の温度は、電磁誘導源の電気抵抗値に基づいて推定可能である。変形例において、加熱プロファイルに規定されるエアロゾル源を加熱する温度に関するパラメータは、サセプタ161の温度の目標値(即ち、目標温度)である。制御部116は、サセプタ161の温度が、加熱プロファイルにおいて規定された目標温度と同様に推移するように、電磁誘導源162の動作を制御する。
<2.5.第5の変形例>
図36は、本変形例に係るエアロゾル生成システム1の概要を説明するための図である。図36に示すように、本変形例に係るエアロゾル生成システム1は、図1を参照しながら説明した上記実施形態と同様の外観構成を有する。ただし、本変形例では、キャップ20を時計回り又は反時計回りに回転させることができ、キャップ20の回転に応じてシャッタ147が動作する。図36の左側に示すように、キャップ20を反時計回りに回転させると、図36の右側に示すように、シャッタ147が開口142を閉じる。他方、キャップ20を時計回りに回転させると、シャッタ147が開口142を開く。このように、キャップ20の回転に応じて、シャッタ147が開口142を開閉してもよい。
制御部116は、シャッタ147の状態に応じて、吸引装置100の動作を制御してもよい。一例として、制御部116は、シャッタ147が開口142を閉じている場合、加熱部121による加熱を禁止してもよい。他方、制御部116は、シャッタ147が開口142を開いている場合、加熱部121による加熱を許可してもよい。シャッタ147が開口142を開いている場合にスティック型基材150が挿入可能になることを考慮すれば、かかる構成により、いわゆる空焚きを防止することが可能となる。
なお、本変形例において、キャップ20と本体30とは、着脱可能であってもよいし、一体的に構成されてもよい。また、吸引装置100と充電装置900とは、着脱可能であってもよいし、一体的に構成されていてもよい。
<3.補足>
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
上記では、加熱プロファイルにおいて規定される、エアロゾル源を加熱する温度に関するパラメータが、加熱部121又はサセプタ161の目標温度である例を説明したが、本開示はかかる例に限定されない。エアロゾル源を加熱する温度に関するパラメータとしては、加熱部121の温度そのものの他に、加熱部121の電気抵抗値が挙げられる。エアロゾル源を加熱する温度に関するパラメータとしては、サセプタ161の温度そのものの他に、電磁誘導源162の電気抵抗値が挙げられる。
上記では、吸引装置100と充電装置900、又はキャップ20と本体30との接続及び接続の解除が、磁気センサにより検出される例を説明したが、本開示はかかる例に限定されない。装置同士の接続及び接続の解除は、通電の有無、静電容量、RFIDのRFタグの読み取り等の任意の手段で検出されてもよい。
なお、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記録媒体(詳しくは、コンピュータにより読み取り可能な非一時的な記憶媒体)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、本明細書において説明した各装置を制御するコンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどの処理回路により実行される。上記記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。また、上記のコンピュータは、ASICのような特定用途向け集積回路、ソフトウエアプログラムを読み込むことで機能を実行する汎用プロセッサ、又はクラウドコンピューティングに使用されるサーバ上のコンピュータ等であってよい。また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、複数のコンピュータにより分散して処理されてもよい。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
基材に含有されたエアロゾル源を加熱する加熱部と、
前記エアロゾル源を加熱する温度に関するパラメータの時系列推移を規定した加熱プロファイルに基づいて、前記加熱部の動作を制御する制御部と、
ユーザ操作を受け付け可能な第1操作部と、
ユーザ操作を受け付け可能な、前記第1操作部とは異なる第2操作部と、
を備え、
前記制御部は、前記第1操作部が操作された場合に前記第1操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づいて前記加熱部の動作を制御し、前記第2操作部が操作された場合に前記第2操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づいて前記加熱部の動作を制御する、
エアロゾル生成システム。
(2)
前記エアロゾル生成システムは、
前記第1操作部に対応付けて配置された第1通知部と、
前記第2操作部に対応付けて配置された第2通知部と、
を備え、
前記第1通知部は、前記第1操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づく加熱の進捗を示す情報を通知し、
前記第2通知部は、前記第2操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づく加熱の進捗を示す情報を通知する、
前記(1)に記載のエアロゾル生成システム。
(3)
前記エアロゾル生成システムは、電力を蓄積して前記加熱部に電力を供給する第1電源部をさらに備え、
前記第1通知部は、前記第1電源部に蓄積された電力で前記第1操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づく加熱を実行可能な回数を示す情報を通知し、
前記第2通知部は、前記第1電源部に蓄積された電力で前記第2操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づく加熱を実行可能な回数を示す情報を通知する、
前記(2)に記載のエアロゾル生成システム。
(4)
前記エアロゾル生成システムは、
前記加熱部、及び前記制御部が配置された第1部品と、前記第1部品に着脱可能に接続される第2部品とを有し、
前記制御部は、前記第1部品と前記第2部品とが接続されている場合に前記加熱部による加熱を許可し、前記第1部品と前記第2部品とが接続されていない場合に前記加熱部による加熱を禁止する、
前記(1)~(3)のいずれか一項に記載のエアロゾル生成システム。
(5)
前記制御部は、前記第1部品に接続された前記第2部品の種類に基づいて、前記第1操作部に対応する前記加熱プロファイル及び前記第2操作部に対応する加熱プロファイルの少なくともいずれか一方を設定する、
前記(4)に記載のエアロゾル生成システム。
(6)
前記制御部は、前記第1部品に接続された前記第2部品の種類に基づいて、前記第1通知部及び前記第2通知部の少なくともいずれか一方による通知方法を設定する、
前記(2)を引用する前記(4)又は(5)に記載のエアロゾル生成システム。
(7)
前記第1部品は、磁場を検出する磁気センサを有し、
前記第2部品は、磁場を発生させる磁部を有し、
前記制御部は、前記磁気センサによる検出結果に基づいて前記第1部品と前記第2部品とが接続されているか否かを判定する、
前記(4)~(6)のいずれか一項に記載のエアロゾル生成システム。
(8)
前記制御部は、前記磁気センサによる検出結果に基づいて、前記第1部品に接続された前記第2部品の種類を識別する、
前記(7)に記載のエアロゾル生成システム。
(9)
前記制御部は、前記第1操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づいて前記加熱部の動作を制御している途中で前記第2操作部が操作された場合に、前記第2操作部に対応する前記加熱プロファイルを途中から参照して前記加熱部の動作を制御し、前記第2操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づいて前記加熱部の動作を制御している途中で前記第1操作部が操作された場合に、前記第1操作部に対応する前記加熱プロファイルを途中から参照して前記加熱部の動作を制御する、
前記(1)~(8)のいずれか一項に記載のエアロゾル生成システム。
(10)
エアロゾル生成システムは、
第1装置と第2装置とを備え、
前記第1装置は、前記加熱部、前記制御部、及び前記加熱部に電力を供給する第1電源部を有し、
前記第2装置は、前記第1装置と前記第2装置とが接続されている状態で、前記加熱部及び前記第1電源部の少なくともいずれか一方に電力を供給する第2電源部を有し、
前記第1操作部及び前記第2操作部の各々は、前記第1装置又は第2装置のいずれか一方に配置される、
前記(1)~(9)のいずれか一項に記載のエアロゾル生成システム。
(11)
前記第1操作部及び前記第2操作部のうち一方が前記第1装置に配置され、他方が前記第2装置に配置される、
前記(10)に記載のエアロゾル生成システム。
(12)
前記エアロゾル生成システムは、前記基材をさらに含む、
前記(1)~(11)のいずれか一項に記載のエアロゾル生成システム。
(13)
エアロゾル生成システムを制御するコンピュータにより実行される制御方法であって、
前記エアロゾル生成システムは、
基材に含有されたエアロゾル源を加熱する加熱部と、
前記エアロゾル源を加熱する温度に関するパラメータの時系列推移を規定した加熱プロファイルに基づいて、前記加熱部の動作を制御する制御部と、
ユーザ操作を受け付け可能な第1操作部と、
ユーザ操作を受け付け可能な、前記第1操作部とは異なる第2操作部と、
を備え、
前記制御方法は、前記第1操作部が操作された場合に前記第1操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づいて前記加熱部の動作を制御し、前記第2操作部が操作された場合に前記第2操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づいて前記加熱部の動作を制御することを含む、
制御方法。
(14)
エアロゾル生成システムを制御するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記エアロゾル生成システムは、
基材に含有されたエアロゾル源を加熱する加熱部と、
前記エアロゾル源を加熱する温度に関するパラメータの時系列推移を規定した加熱プロファイルに基づいて、前記加熱部の動作を制御する制御部と、
ユーザ操作を受け付け可能な第1操作部と、
ユーザ操作を受け付け可能な、前記第1操作部とは異なる第2操作部と、
を備え、
前記プログラムは、前記第1操作部が操作された場合に前記第1操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づいて前記加熱部の動作を制御し、前記第2操作部が操作された場合に前記第2操作部に対応する前記加熱プロファイルに基づいて前記加熱部の動作を制御することを含む、
プログラム。