JPS593997B2 - 液状二塩基酸無水物の製造方法 - Google Patents
液状二塩基酸無水物の製造方法Info
- Publication number
- JPS593997B2 JPS593997B2 JP1237779A JP1237779A JPS593997B2 JP S593997 B2 JPS593997 B2 JP S593997B2 JP 1237779 A JP1237779 A JP 1237779A JP 1237779 A JP1237779 A JP 1237779A JP S593997 B2 JPS593997 B2 JP S593997B2
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- JP
- Japan
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- acid anhydride
- dibasic acid
- thpa
- product
- liquid
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は−25℃にても安定な液状二塩基酸無水物の製
造方法に関し、更に詳しくは、3−メチル−デルタ−4
−テトラヒドロ無水フタル酸および4−メチル−デルタ
−4−テトラヒドロ無水フタル酸を各々独立に酸性イオ
ン交換樹脂の存在下に希釈剤を使用せずに加熱処理した
のち混合することを特徴とする−25℃で液状の二塩基
酸無水物を製造する方法に関する。
造方法に関し、更に詳しくは、3−メチル−デルタ−4
−テトラヒドロ無水フタル酸および4−メチル−デルタ
−4−テトラヒドロ無水フタル酸を各々独立に酸性イオ
ン交換樹脂の存在下に希釈剤を使用せずに加熱処理した
のち混合することを特徴とする−25℃で液状の二塩基
酸無水物を製造する方法に関する。
酸無水物はアミン系化合物と並んでエポキシ樹脂用硬化
剤として広く用いられており、なかでも液状の酸無水物
は、固体の酸無水物に比べてエポキシ樹脂との混合が比
較的低い温度で容易に行うことができること、混合後も
酸無水物の析出分離がなく保存が容易であること、エポ
キシ樹脂との5 混合物を用いる際に比較的低い温度で
の含浸や型への流し込みが容易であること、混合物への
フィラ−の混入が容易であること等の特徴を有するので
好んで用いられている。
剤として広く用いられており、なかでも液状の酸無水物
は、固体の酸無水物に比べてエポキシ樹脂との混合が比
較的低い温度で容易に行うことができること、混合後も
酸無水物の析出分離がなく保存が容易であること、エポ
キシ樹脂との5 混合物を用いる際に比較的低い温度で
の含浸や型への流し込みが容易であること、混合物への
フィラ−の混入が容易であること等の特徴を有するので
好んで用いられている。
例えば3−メチル−デルメ− 4−テトラヒドロ無水フ
タル酸(以下、103Me−△4−THPAと略称する
)または4−メチル−デルタ−4−テトラヒドロ無水フ
タル酸(以下、4Me−△4−THPAと略称する)を
異性化して得られる液状酸無水物は、市場で賞用されて
いる酸無水物の一つである。15デルタ−4−テトラヒ
ドロ無水フタル酸およびその誘導体の異性化に関しては
、例えば米国特許第2959599号において開示され
ているように硫酸、リン酸、P2O5、PCl5、Po
Cl3等の無機酸を触媒として70℃〜230℃の条件
下で20反応させることが知られている。
タル酸(以下、103Me−△4−THPAと略称する
)または4−メチル−デルタ−4−テトラヒドロ無水フ
タル酸(以下、4Me−△4−THPAと略称する)を
異性化して得られる液状酸無水物は、市場で賞用されて
いる酸無水物の一つである。15デルタ−4−テトラヒ
ドロ無水フタル酸およびその誘導体の異性化に関しては
、例えば米国特許第2959599号において開示され
ているように硫酸、リン酸、P2O5、PCl5、Po
Cl3等の無機酸を触媒として70℃〜230℃の条件
下で20反応させることが知られている。
しかし、このような条件下では触媒と酸無水物が反応す
るなど望ましくな(偏1生成物を生成し、その結果触媒
残渣や副生成物を除去するために蒸留により精製を行う
必要がある。25また特公昭43−13455号によれ
ば、シリカ−アルミナ触媒を用い180〜250℃の条
件下で、又は酸性イオン交換樹脂を用い100〜150
℃の条件下で異性化反応を行い、液状の二塩基酸無水物
を得る方法も知られている。
るなど望ましくな(偏1生成物を生成し、その結果触媒
残渣や副生成物を除去するために蒸留により精製を行う
必要がある。25また特公昭43−13455号によれ
ば、シリカ−アルミナ触媒を用い180〜250℃の条
件下で、又は酸性イオン交換樹脂を用い100〜150
℃の条件下で異性化反応を行い、液状の二塩基酸無水物
を得る方法も知られている。
この方30法は副生物の生成を抑制し、しかも使用した
触媒を容易に除去することができるという点で好ましい
ものである。しかし、この方法もシリカ−アルミナ触媒
の場合には180〜250℃という高い温度が必要であ
り、また酸性イオン交換樹脂を用35いる場合には比較
的低い反応温度でよいが、それでも100℃以上としな
ければ液状物が得られないため、高価な酸性交換樹脂の
劣化を防止することができなかつたり、生成物の着色が
問題となる。さらに特開昭51−1447号によれば、
強酸性イオン交換樹脂を触媒とする場合に芳香族炭化水
素または塩素化炭化水素を希釈剤として存在せしめると
、無溶媒系に比較して緩やかな反応条件 5下でも液状
の生成物が得られる旨記載されている。しかし、この方
法の場合には、多量の希釈剤を使用するために生産効率
が悪く、かつ希釈剤の分離工程が必要になるため設備費
が増大するといつた欠点があり、しかも希釈剤がいずれ
も比較的高い 1沸点を有するために完全に除去するこ
とが難かしいといつた問題がある。本発明者は従来技術
のこれらの欠点を克服し、酸性イオン交換樹脂を用いた
場合にみられる利点、すなわち副生成物が少なく、かつ
反応後の触媒除 1去が容易であるという特徴を生かし
た新規な方法を開発すべく鋭意検討を進めた結果、3M
e一THPAと4Me−THPAとを併用する場合には
希釈剤の不存在下であつても100℃以下の温度できわ
めて低粘度の液状酸無水物が効率よく得られ 二ること
を見い出し、本発明を完成するに到つた。
触媒を容易に除去することができるという点で好ましい
ものである。しかし、この方法もシリカ−アルミナ触媒
の場合には180〜250℃という高い温度が必要であ
り、また酸性イオン交換樹脂を用35いる場合には比較
的低い反応温度でよいが、それでも100℃以上としな
ければ液状物が得られないため、高価な酸性交換樹脂の
劣化を防止することができなかつたり、生成物の着色が
問題となる。さらに特開昭51−1447号によれば、
強酸性イオン交換樹脂を触媒とする場合に芳香族炭化水
素または塩素化炭化水素を希釈剤として存在せしめると
、無溶媒系に比較して緩やかな反応条件 5下でも液状
の生成物が得られる旨記載されている。しかし、この方
法の場合には、多量の希釈剤を使用するために生産効率
が悪く、かつ希釈剤の分離工程が必要になるため設備費
が増大するといつた欠点があり、しかも希釈剤がいずれ
も比較的高い 1沸点を有するために完全に除去するこ
とが難かしいといつた問題がある。本発明者は従来技術
のこれらの欠点を克服し、酸性イオン交換樹脂を用いた
場合にみられる利点、すなわち副生成物が少なく、かつ
反応後の触媒除 1去が容易であるという特徴を生かし
た新規な方法を開発すべく鋭意検討を進めた結果、3M
e一THPAと4Me−THPAとを併用する場合には
希釈剤の不存在下であつても100℃以下の温度できわ
めて低粘度の液状酸無水物が効率よく得られ 二ること
を見い出し、本発明を完成するに到つた。
すなわち本発明の主な目的は、着色の少ない液状二塩基
酸無水物を効率よく製造する方法を提供することにあり
、他の目的は、触媒活性の低下を防止し、かつ触媒除去
の容易な液状二塩基酸無水物の製造方法を提供すること
にある。本発明のこれらの目的は、3Me−△4−TH
PAと4Me−△4−THPAとを各々独立に酸性イオ
ン交換樹脂の存在下に希釈剤を使用せずに50〜95℃
、好ましくは70〜95℃で加熱処理したのち、前者5
0〜30重量%と後者50〜70重量%の比率で混合す
ることにより達成することができる。
酸無水物を効率よく製造する方法を提供することにあり
、他の目的は、触媒活性の低下を防止し、かつ触媒除去
の容易な液状二塩基酸無水物の製造方法を提供すること
にある。本発明のこれらの目的は、3Me−△4−TH
PAと4Me−△4−THPAとを各々独立に酸性イオ
ン交換樹脂の存在下に希釈剤を使用せずに50〜95℃
、好ましくは70〜95℃で加熱処理したのち、前者5
0〜30重量%と後者50〜70重量%の比率で混合す
ることにより達成することができる。
本発明においては、酸性イオン交換樹脂による処理を5
0〜95℃で実施すること及び処理後の3−Me−TH
PAと4−Me−THPAとを特定比率で混合すること
が重要な要件である。
0〜95℃で実施すること及び処理後の3−Me−TH
PAと4−Me−THPAとを特定比率で混合すること
が重要な要件である。
すなわち、反応を95℃以下で実施することによつて触
媒の劣化を防止し、かつ着色の少ない生成物を得ること
ができ、この生成物を前記比率で混合することにより−
25℃においても液状の共融混合物を得ることができる
。本発明におけるその他の反応条件はとくに限定される
ものではないが、通常3Me−△4−THPAまたは4
Me−△4−THPAを仕込み量100重量部当り1重
量部以上、好ましくは5重量部以止の酸性イオン交換樹
脂の存在下に窒素、アルゴンなどの反応に不活性なガス
雰囲気下で0.1〜30時間、好ましくは0.5〜5時
間加熱処理することによつて実施される。
媒の劣化を防止し、かつ着色の少ない生成物を得ること
ができ、この生成物を前記比率で混合することにより−
25℃においても液状の共融混合物を得ることができる
。本発明におけるその他の反応条件はとくに限定される
ものではないが、通常3Me−△4−THPAまたは4
Me−△4−THPAを仕込み量100重量部当り1重
量部以上、好ましくは5重量部以止の酸性イオン交換樹
脂の存在下に窒素、アルゴンなどの反応に不活性なガス
雰囲気下で0.1〜30時間、好ましくは0.5〜5時
間加熱処理することによつて実施される。
用いられる酸性イオン交換樹脂は一般に市販されている
ものであればいずれでもよく、例えばアッパーリスト1
5(ロームアンドハース社製)などが例示される。かか
る本発明によれば、生成物の蒸留を行うことなしにカー
ドナー1以下という着色のきわめて少ない、しかもO℃
、好ましくは−5゜Cで液体の二塩基酸無水物を効率よ
く得ることができるが、所望により蒸留してさらに純度
の高い製品とすることもできる。
ものであればいずれでもよく、例えばアッパーリスト1
5(ロームアンドハース社製)などが例示される。かか
る本発明によれば、生成物の蒸留を行うことなしにカー
ドナー1以下という着色のきわめて少ない、しかもO℃
、好ましくは−5゜Cで液体の二塩基酸無水物を効率よ
く得ることができるが、所望により蒸留してさらに純度
の高い製品とすることもできる。
また本発明では希釈剤を使用しないため設備費が節約で
きるうえに生産効率が高く、しかも生成物中に希釈剤が
残留することもない。以下に実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明する。なお実施例及び比較例中の部は
すべて重量基準である。実施例 1 攪拌機付500m1セパラブルフラスコに酸性イオン交
換樹脂アッパーリスト−15(ロームアンドハース社製
)10部と3Me−△4−THPA(融点6「C)また
は4Me−△4−THPA(融点64℃)100部を入
れ、窒素置換したのち3時間、8『Cにて加熱反応させ
た。
きるうえに生産効率が高く、しかも生成物中に希釈剤が
残留することもない。以下に実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明する。なお実施例及び比較例中の部は
すべて重量基準である。実施例 1 攪拌機付500m1セパラブルフラスコに酸性イオン交
換樹脂アッパーリスト−15(ロームアンドハース社製
)10部と3Me−△4−THPA(融点6「C)また
は4Me−△4−THPA(融点64℃)100部を入
れ、窒素置換したのち3時間、8『Cにて加熱反応させ
た。
反応後、グラスフイルタ一によりアッパーリスト15を
除去し、3Me−△4−THPAの異性化物(融点53
℃、生成物1)及び4Me−△4−THPAの異性化物
(融点22℃、生成物)を得た。次いで得られた生成物
1及び生成物を第1表に示す比率で混合し、混合物の融
点及び色相を測定した。結果を第1表に示す。実施例
2 実施例1で用いた酸性イオン交換樹脂の使用量を5部に
減量し、かつ反応時間を2時間とすること以外は実施例
1と同様にして3Me−△4THPAまたは4Me−△
4−THPAを処理したところ、融点53℃の3Me−
△4−THPA異性化物(生成物)及び融点4FCの4
Me−△4THPA異性化物(生成物)が得られた。
除去し、3Me−△4−THPAの異性化物(融点53
℃、生成物1)及び4Me−△4−THPAの異性化物
(融点22℃、生成物)を得た。次いで得られた生成物
1及び生成物を第1表に示す比率で混合し、混合物の融
点及び色相を測定した。結果を第1表に示す。実施例
2 実施例1で用いた酸性イオン交換樹脂の使用量を5部に
減量し、かつ反応時間を2時間とすること以外は実施例
1と同様にして3Me−△4THPAまたは4Me−△
4−THPAを処理したところ、融点53℃の3Me−
△4−THPA異性化物(生成物)及び融点4FCの4
Me−△4THPA異性化物(生成物)が得られた。
次いで生成物と生成物とを前者40部と後者60部の比
率で混合したところ、融点−25℃以下、カードナー1
以下の共融混合物が得られた。比較例 1 3Me−△4−THPAと4−Me−Δ4−THPAと
を第2表に示す比率で混合し、混合物の融点を測定した
。
率で混合したところ、融点−25℃以下、カードナー1
以下の共融混合物が得られた。比較例 1 3Me−△4−THPAと4−Me−Δ4−THPAと
を第2表に示す比率で混合し、混合物の融点を測定した
。
結果を第2表に示す。この結果から、酸性イオン交換樹
脂で処理することなしに両者を混合しても、抵融点の共
融混合物は得られないことがわかる。
脂で処理することなしに両者を混合しても、抵融点の共
融混合物は得られないことがわかる。
Claims (1)
- 1 3−メチル−デルタ−4−テトラヒドロ無水フタル
酸と4−メチル−デルタ−4−テトラヒドロ無水フタル
酸とを各々独立に酸性イオン交換樹脂の存在下に希釈剤
を使用せずに50〜95℃で加熱処理したのち、前者5
0〜30重量%及び後者50〜70重量%の比率で混合
することを特徴とする−25℃で液状の二塩基酸無水物
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1237779A JPS593997B2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 液状二塩基酸無水物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1237779A JPS593997B2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 液状二塩基酸無水物の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52045170A Division JPS5918393B2 (ja) | 1977-04-21 | 1977-04-21 | 液状二塩基酸無水物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54117434A JPS54117434A (en) | 1979-09-12 |
| JPS593997B2 true JPS593997B2 (ja) | 1984-01-27 |
Family
ID=11803573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1237779A Expired JPS593997B2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 液状二塩基酸無水物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS593997B2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-06 JP JP1237779A patent/JPS593997B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54117434A (en) | 1979-09-12 |
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