JPS6043470B2 - 難溶融性合成繊維ミシン糸 - Google Patents
難溶融性合成繊維ミシン糸Info
- Publication number
- JPS6043470B2 JPS6043470B2 JP56199385A JP19938581A JPS6043470B2 JP S6043470 B2 JPS6043470 B2 JP S6043470B2 JP 56199385 A JP56199385 A JP 56199385A JP 19938581 A JP19938581 A JP 19938581A JP S6043470 B2 JPS6043470 B2 JP S6043470B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing
- sewing thread
- dimethylpolysiloxane
- synthetic fiber
- melting point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は特に耐熱性を向上させ、縫製時に発生する針熱
による溶断現象を防止する新規な難溶融性ミシン糸を提
供するものである。
による溶断現象を防止する新規な難溶融性ミシン糸を提
供するものである。
近時ミシンの性能は高速化と共に益々多様化し、特に縫
製能率向上の観点より回転数は3500〜4500に、
p、mにも達し、中にはこれを上廻るものも現われてき
ている。
製能率向上の観点より回転数は3500〜4500に、
p、mにも達し、中にはこれを上廻るものも現われてき
ている。
一方これによつて縫製される素材も薄手生地からワーキ
ングウエア、ジーンズ、ゼット、ジュース等の厚手生地
まで種々あり、その縫仕様においてはこれを4枚、5枚
と重ね合せて縫製することも珍らしくない。
ングウエア、ジーンズ、ゼット、ジュース等の厚手生地
まで種々あり、その縫仕様においてはこれを4枚、5枚
と重ね合せて縫製することも珍らしくない。
従つてかゝる高速化と縫素材縫、、寵単一ノーi八i、
−L−イ゛L凝丁;^由1府)ア レ′ιア玄、 に異
常な高熱が発し、例えばジーンズ等の縫製においては2
80〜35CfCにも達する。か)る点、本発明等が種
々実験、考察したところによると、回転数4000に、
p、mの本縫ミシンを用い#16の縫針によりT/C混
布帛を5枚重ねて縫製すると、縫針の温度は280’C
にも達することが判明した。
−L−イ゛L凝丁;^由1府)ア レ′ιア玄、 に異
常な高熱が発し、例えばジーンズ等の縫製においては2
80〜35CfCにも達する。か)る点、本発明等が種
々実験、考察したところによると、回転数4000に、
p、mの本縫ミシンを用い#16の縫針によりT/C混
布帛を5枚重ねて縫製すると、縫針の温度は280’C
にも達することが判明した。
かゝる針温はナイロン、ポリエステル等の各種合成繊維
の融点をはるかに超えており、ミシン運転中は比較的こ
の高温に耐えることができるが、長時間運転及び運転停
止直後等に耐えきれす溶断する。また、ミシン糸には運
針に伴う張力が生じ、加熱、張力の影響を受けて塑性変
形が生じ、引伸ばされて切断しやすくなつており、従つ
てか)る状態で縫製しても縫目ループは瞬間的にコム状
に引伸ばされ、これが実長(ループ形成に必要な縫糸長
さ)を伴なわないため形成されるループは小さく、又変
形して目とび等を頻発する。
の融点をはるかに超えており、ミシン運転中は比較的こ
の高温に耐えることができるが、長時間運転及び運転停
止直後等に耐えきれす溶断する。また、ミシン糸には運
針に伴う張力が生じ、加熱、張力の影響を受けて塑性変
形が生じ、引伸ばされて切断しやすくなつており、従つ
てか)る状態で縫製しても縫目ループは瞬間的にコム状
に引伸ばされ、これが実長(ループ形成に必要な縫糸長
さ)を伴なわないため形成されるループは小さく、又変
形して目とび等を頻発する。
また縫上つた製品をみると塑性変形をきたして伸びたま
ゝ縫J製されるため、目じまりのない素材になじみにく
い縫目となり、父系が細くなつて切断しやすくなつてい
る。従来かゝる問題点を解決する手段としてミシンの回
転を抑えたり、風冷装置を取付けたり、父系ゝのすへり
を良くするため各種平滑剤を付与したり発熱を奮うワッ
クス等を用いたが、その効果において完全なものではな
かつた。一方本発明者らは、か)る点を解消するものと
して、先に特願昭56−93521号に開示されるよう
な高粘度のジメチルポリシロキサンを大量に付着させる
ものを発明したが、これによると縫糸の溶断現象は格段
に向上するもの)、一方で該処理剤がルーパー、釡等に
脱落、蓄積して目とび等の発生原因となり、今一歩改善
の余地が残されていた。
ゝ縫J製されるため、目じまりのない素材になじみにく
い縫目となり、父系が細くなつて切断しやすくなつてい
る。従来かゝる問題点を解決する手段としてミシンの回
転を抑えたり、風冷装置を取付けたり、父系ゝのすへり
を良くするため各種平滑剤を付与したり発熱を奮うワッ
クス等を用いたが、その効果において完全なものではな
かつた。一方本発明者らは、か)る点を解消するものと
して、先に特願昭56−93521号に開示されるよう
な高粘度のジメチルポリシロキサンを大量に付着させる
ものを発明したが、これによると縫糸の溶断現象は格段
に向上するもの)、一方で該処理剤がルーパー、釡等に
脱落、蓄積して目とび等の発生原因となり、今一歩改善
の余地が残されていた。
本発明はこれを改良した新規なミシン糸を提供するもの
で、その特徴とするところは、合成繊維素材にて構成さ
れたミシン糸々条の少くともその表面に高融点ポリエチ
レン(融点120〜150℃)、若しくはポリエチレン
グリコールを単独若しくは混合して付着させた第1皮膜
層を形成し、更にその表面に25℃における粘度が10
000センチストークス以上のジメチルポリシロキサン
と100センチストークス以下のジメチルポリシロキサ
ンの混合物を付着させて第2皮膜層を形成したことにあ
る。以下その詳細について説明する。先す本発明に用い
る素材としては、ナイロン、ポリエステル、ビニロン、
アクリル、ポリプロピレン等のフィラメント及びスパン
糸(紡績糸)等各種の合成繊維が考えられるが、特に価
格的、適用素材の面より多用されるナイロン、ポリエス
テルが望ましい。
で、その特徴とするところは、合成繊維素材にて構成さ
れたミシン糸々条の少くともその表面に高融点ポリエチ
レン(融点120〜150℃)、若しくはポリエチレン
グリコールを単独若しくは混合して付着させた第1皮膜
層を形成し、更にその表面に25℃における粘度が10
000センチストークス以上のジメチルポリシロキサン
と100センチストークス以下のジメチルポリシロキサ
ンの混合物を付着させて第2皮膜層を形成したことにあ
る。以下その詳細について説明する。先す本発明に用い
る素材としては、ナイロン、ポリエステル、ビニロン、
アクリル、ポリプロピレン等のフィラメント及びスパン
糸(紡績糸)等各種の合成繊維が考えられるが、特に価
格的、適用素材の面より多用されるナイロン、ポリエス
テルが望ましい。
中でも高融点、高強力のポリエステル系が良い。該素材
としては前記した関係より高強力、低伸度に調整された
ものが良く、例えば切断伸度4g/d(グラム/デニー
ル)以上、切断伸度10〜20%の範囲にあるものが好
適である。本発明はか)る中から選択された合成繊維糸
を用い通常公知の下撚、合糸、上撚等の手段を用いてミ
シン糸としたものに以下の処理を施したものである。即
ちこれについて詳述すると、先ず少くともそ3の表面(
勿論その内部に浸透することも含む)に高融点ポリエチ
レン(融点120〜150℃)、若しくはポリエチレン
グリコールを単独若しくは混合して付着させ、第1皮膜
層を形成する。
としては前記した関係より高強力、低伸度に調整された
ものが良く、例えば切断伸度4g/d(グラム/デニー
ル)以上、切断伸度10〜20%の範囲にあるものが好
適である。本発明はか)る中から選択された合成繊維糸
を用い通常公知の下撚、合糸、上撚等の手段を用いてミ
シン糸としたものに以下の処理を施したものである。即
ちこれについて詳述すると、先ず少くともそ3の表面(
勿論その内部に浸透することも含む)に高融点ポリエチ
レン(融点120〜150℃)、若しくはポリエチレン
グリコールを単独若しくは混合して付着させ、第1皮膜
層を形成する。
該処理剤は何れもジメチルポリシロキサンに難溶であり
高融4点であることを特徴とし、これによつて芯となる
ミシン糸々条を保護すると共に、ジメチルポリシロキサ
ンの用量を減少し得る効果を有する。尚、ポリエチレン
グリコールは融点50′C以上のものが望ましく、その
付着量は対繊維重量比において高融点ポリエチレンの場
合は5〜10%、ポリエチレングリコールの場合は5%
以下が好適である。該処理剤はローラータッチ法等によ
にり走行糸条に付着させ、一旦これを乾燥して第1皮膜
層と成す。次にこれの表面に更に25℃における粘度が
10000センチストークス以上のジメチルポリシロキ
サンと100センチストークス以下のジメチルポリシロ
キサンの混合物を付着させて第2皮膜層)を形成する。
か)る処理は両者を混合して加熱し、これをローラータ
ッチ法等により付着させるのであるが、その付着量は高
、低両粘度のジメチルポリシロキサンの組合せと共に用
途によつて異なり、例えば100000センチストーク
スのジメチル・ポリシロキサンと10センチストークス
のジメチルポリシロキサンの組合せにおいては、これを
重量比1:1で配合し、それを対繊維重量比15%以下
、好ましくは5〜13%付着させると好適な縫製能を発
揮する。該配合は平滑性を維持すると共に、付着処理の
容易化をはかり、又高粘度ジメチルポリシロキサンの脱
落、蓄積による目とびの発生を防止し、併せて高粘度ジ
メチルポリシロキサンの性能をうまく活用するものであ
る。
高融4点であることを特徴とし、これによつて芯となる
ミシン糸々条を保護すると共に、ジメチルポリシロキサ
ンの用量を減少し得る効果を有する。尚、ポリエチレン
グリコールは融点50′C以上のものが望ましく、その
付着量は対繊維重量比において高融点ポリエチレンの場
合は5〜10%、ポリエチレングリコールの場合は5%
以下が好適である。該処理剤はローラータッチ法等によ
にり走行糸条に付着させ、一旦これを乾燥して第1皮膜
層と成す。次にこれの表面に更に25℃における粘度が
10000センチストークス以上のジメチルポリシロキ
サンと100センチストークス以下のジメチルポリシロ
キサンの混合物を付着させて第2皮膜層)を形成する。
か)る処理は両者を混合して加熱し、これをローラータ
ッチ法等により付着させるのであるが、その付着量は高
、低両粘度のジメチルポリシロキサンの組合せと共に用
途によつて異なり、例えば100000センチストーク
スのジメチル・ポリシロキサンと10センチストークス
のジメチルポリシロキサンの組合せにおいては、これを
重量比1:1で配合し、それを対繊維重量比15%以下
、好ましくは5〜13%付着させると好適な縫製能を発
揮する。該配合は平滑性を維持すると共に、付着処理の
容易化をはかり、又高粘度ジメチルポリシロキサンの脱
落、蓄積による目とびの発生を防止し、併せて高粘度ジ
メチルポリシロキサンの性能をうまく活用するものであ
る。
従つてか)る目的に沿つて粘度の組合せ、配合比、付着
量を選択して用いるものとする。以上の構成より成る本
発明ミシン糸は、素材に関係なく縫製時における軟化溶
融温度(即ち実際の縫製時において糸が受ける軟化溶融
温度)を格段に向上することができ、強力、耐熱性、可
縫性に優れ難溶融性ミシン糸として高速縫製に適し、ワ
ーキングウエア、ジーンズ等の厚手衣料の縫製に用いて
好適なものである。
量を選択して用いるものとする。以上の構成より成る本
発明ミシン糸は、素材に関係なく縫製時における軟化溶
融温度(即ち実際の縫製時において糸が受ける軟化溶融
温度)を格段に向上することができ、強力、耐熱性、可
縫性に優れ難溶融性ミシン糸として高速縫製に適し、ワ
ーキングウエア、ジーンズ等の厚手衣料の縫製に用いて
好適なものである。
以下実施例を挙げて説明する。
く実施例1〉
縫糸素材としてポリエステルスパン糸#50/1×3(
Z撚)のミシン糸を使用し、これに高融点ポリエチレン
として明成化学工業製メイカテツクス狸−600(商品
名)を使用。
Z撚)のミシン糸を使用し、これに高融点ポリエチレン
として明成化学工業製メイカテツクス狸−600(商品
名)を使用。
これをエマルジョン(固形分25%)にて有効成分で3
%0wfとなる如くローラータッチ法により付着させた
後、90′Cで2時間乾燥して第1皮膜層を形成した。
次に25℃の粘度が100000センチストークスのジ
メチルポリシロキサンと10センチストークスのジメチ
ルポリシロキサンを重量比1:1の割合で混合した処理
剤を70゜Cに加熱し、ローラータッチ法により10%
0.w.f付着させて第2皮膜層を形成し本発明品を得
た。
%0wfとなる如くローラータッチ法により付着させた
後、90′Cで2時間乾燥して第1皮膜層を形成した。
次に25℃の粘度が100000センチストークスのジ
メチルポリシロキサンと10センチストークスのジメチ
ルポリシロキサンを重量比1:1の割合で混合した処理
剤を70゜Cに加熱し、ローラータッチ法により10%
0.w.f付着させて第2皮膜層を形成し本発明品を得
た。
〈実施例2〉
ポリエステルスパン糸#60/1×3(Z撚)の縫糸素
材を用い、これにポリエチレングリコール(重合度60
00)に有効成分で5%0.w.fとなる如くローラー
タッチ法により付着させた後、90℃で20時間乾燥し
て第1皮膜層を形成した。
材を用い、これにポリエチレングリコール(重合度60
00)に有効成分で5%0.w.fとなる如くローラー
タッチ法により付着させた後、90℃で20時間乾燥し
て第1皮膜層を形成した。
次いて実施例1と同一条件にて処理して第2皮膜層を形
成し本発明品を得た。このようにして得た本発明シミン
糸は、第1表、第2表に示すように優れた可縫性を有す
る。
成し本発明品を得た。このようにして得た本発明シミン
糸は、第1表、第2表に示すように優れた可縫性を有す
る。
尚、評価方法は以下による。縫製条件
を縫長110礪を5回繰返したときの平均縫製長及び目
とび回数。
とび回数。
Claims (1)
- 1 合成繊維系糸素材にて構成されたミシン糸々条の少
なくともその表面に、高融点ポリエチレン(融点120
〜150℃)、若しくはポリエチレングリクールを単独
、若しくは混合して付着させて第1皮膜層を形成し、更
にその表面に25℃における粘度が10000センチス
トークス以上のジメチルポリシロキサンと100センチ
ストークス以下のジメチルポリシロキサンの混合物を付
着させて、第2皮膜層を形成したことを特徴とする難溶
耐性合成繊維ミシン糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56199385A JPS6043470B2 (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 難溶融性合成繊維ミシン糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56199385A JPS6043470B2 (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 難溶融性合成繊維ミシン糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58104237A JPS58104237A (ja) | 1983-06-21 |
| JPS6043470B2 true JPS6043470B2 (ja) | 1985-09-28 |
Family
ID=16406882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56199385A Expired JPS6043470B2 (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 難溶融性合成繊維ミシン糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6043470B2 (ja) |
-
1981
- 1981-12-09 JP JP56199385A patent/JPS6043470B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58104237A (ja) | 1983-06-21 |
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