JPH0329902B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329902B2 JPH0329902B2 JP57077145A JP7714582A JPH0329902B2 JP H0329902 B2 JPH0329902 B2 JP H0329902B2 JP 57077145 A JP57077145 A JP 57077145A JP 7714582 A JP7714582 A JP 7714582A JP H0329902 B2 JPH0329902 B2 JP H0329902B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing
- treatment
- thread
- sewing thread
- needle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
本発明は、近時の高速化、複雑化したミシンに
適用して、又特にワーキングウエア、ジーンズ等
の厚手生地の縫製に適用して、溶断現象を生ずる
ことのない優れたミシン糸を提供するものであ
る。 最近ミシンの性能は格段に向上し、又縫製能率
を高めるためその回転数は一段と速くなつてきて
いる。一方、ワーキングウエア、ジーンズ等は一
段に厚手の生地で構成され、又縫製に際してはこ
れを2〜8重に重ね合せて縫製するため、先述の
高速化と相まつて、縫針と被縫生地との間に摩擦
による発熱が起り、特に縫針には適用するミシン
糸の融点以上の高熱が発生するため縫製中若しく
は運転停止直後に瞬時に縫糸が切断してしまう現
象を生じる。このことは、縫製能率を低下させる
ばかりでなく、仕上り品位にも影響を与え、その
改善が特に望まれるところである。 本発明はかゝる点、従来にない高性能の縫糸を
提供するもので、その特徴とするところは320℃
以上に発熱した縫針に適用したとき、該針熱を
100℃以上降下させることが可能であるようパー
フルオロアルコールのアクリル酸エステルとシリ
コンとの共重合体による第1処理、及び高低両粘
度のジメチルポリシロキサンを配合した処理剤に
よる第2処理を行うことにある。 即ち、特に厚手生地の縫製に際しては、通常縫
糸を使用せず空縫いして運針すると、縫針には
320℃以上の高熱が生じ、例えばΤ/C混ワーキ
ングウエア用生地を4枚重ねして回転数4000回転
のミシンにより運針空縫いすると急激に針温が上
昇し350℃前後に達する。かゝる発熱は一定温度
まで達すると加熱と発熱が平衡状態となり、それ
以上は上昇しなくなる。従来かゝる発熱に対して
耐えることのできる縫糸は全くなく、従つて空冷
装置を設けたり、ミシンの回転数を抑えたり、又
各種油剤を多量に付着させつゝ縫製を行なつたり
していたが、何れも縫糸自体の性能を改善したも
のではなく、本発明はかゝる点従来にない新規な
縫糸を提供するものである。以下その詳細につい
て説明する。 先ず、本発明を構成する素材としては、合成繊
維とりわけ、強力が強く融点の高いポリエステル
が適しており、又針温を低下させる作用を有する
ことからスパン糸(紡績糸)が望ましい。然し乍
ら適用々途に応じ、ナイロン、ビニロン、アクリ
ル等の素材及びフイラメント糸を用いることも可
能である。該素材に対しては、通常公知の手段に
より下撚、合糸、上撚等を施した糸条となし、次
いでこれに表面処理を施す。該処理は、縫針の発
熱を抑制するのに極めて重要な意味を持ち、基本
的にはすべり特性を高めて摩擦熱の発生を抑え、
又皮膜となつて耐熱性を増したり、熱の侵入を抑
制したり、又放冷、消散或いは熱容量を高める等
の作用を付与するものである。これについて例を
挙げて説明すると先ず第1処理として、繊維表面
に形成されるフツ素ポリマーのフルオルカーボン
基が配向される如きパーフルオロアルコールのア
クリル酸エステル、及びこれとシリコンの共重合
体、或は高融点ポリエチレン(融点120〜150℃)、
ポリエチレングリコールを用いることができる。 かゝる処理剤による処理は、例えばエマルジヨ
ン状態として対繊維重量比(o.w.f)で15%以下、
好ましくは10%以下になる如く沿中に添加して付
着させ、然る後脱水、乾燥を行ない処理を完結さ
せる。次に該処理を行なつた糸条に対し、更に以
下の如き第2の処理を行なう。 即ち、高、低両粘度のジメチルポリシロキサン
を混合してなる処理剤、或はこれに更に融点120
〜150℃のワツクスを併用して成る如き処理剤を
用いて処理する。該組合せは、例えば25℃におけ
る粘度が10000センチストークス以上、好ましく
は100000センチストークスの高粘度のジメチルポ
リシロキサンと100センチストークス以下好まし
くは10センチストークスの低粘度のジメチルポリ
シロキサンを重量比0.5:1〜1:0.5の範囲、好
ましくは1:1の割合で混合して用いる。尚、こ
れはワツクスを併用するときは、該配合したもの
に対し5wt%前後用いるのが好適である。 かゝる処理剤による処理はローラータツチ法等
により、対繊維重量比10%以下付着させるのが好
適である。以上の処理により本発明縫糸を得る訳
であるが、特に付着処理剤の縫針、釜等への脱落
による目詰まり、及び被縫物に対する油じみ等の
欠点を生じない為にはパーフルオロアルコールの
アクリル酸エステルとシリコンとの共重合体によ
る第1処理及び100000センチストークスと10セン
チストークスの高低両粘度のジメチルポリシロキ
サンを1:1の割合で配合した処理剤による第2
処理の組合せが最適である。 然し乍ら本発明の目的とする性能を有する縫糸
を得るためには、これに限定されるものではなく
例示した本発明処理に準じた処理も勿論可能であ
り、本発明に則つた基本思想を具現化するもので
あれば可能である。尚、該構成より成る本発明縫
糸は、例えばミシンの上糸のみに使用しても十分
使用に耐え得るものであるが、特に上糸、下糸と
して対に使用すると温度降下効果は120℃以上に
も達し、発熱温度の高い厳しい状態での使用も可
能となる。 又、ミシンの性能等に応じ、処理剤の付着量に
変化を持たせて適用すれば汎用性を増すことがで
きることは当然のことである。 以下実施例を挙げて説明する。 (実施例) 縫糸素材としてポリエステルスパン糸# 50/1
×3(Z撚)糸条を用い、これをパーフルオロア
ルコールのアクリル酸エステルとシリコンの共重
合体のエマルジヨン液中に浸漬し脱水、乾燥を行
なつた。尚、このときの処理浴は浴比1:15、処
理剤10%o.w.fに調整した。次いでこれを25℃の
粘度が100000センチストークスのジメチルポリシ
ロキサンと10センチストークスのジメチルポリシ
ロキサンを重量比1:1の割合で混合した処理剤
により、これをローラータツチ法による対繊維重
量比6%付着させて本発明縫糸を得た。 以上のようにして得た本発明縫糸は、以下のよ
うな評価結果を得た。
適用して、又特にワーキングウエア、ジーンズ等
の厚手生地の縫製に適用して、溶断現象を生ずる
ことのない優れたミシン糸を提供するものであ
る。 最近ミシンの性能は格段に向上し、又縫製能率
を高めるためその回転数は一段と速くなつてきて
いる。一方、ワーキングウエア、ジーンズ等は一
段に厚手の生地で構成され、又縫製に際してはこ
れを2〜8重に重ね合せて縫製するため、先述の
高速化と相まつて、縫針と被縫生地との間に摩擦
による発熱が起り、特に縫針には適用するミシン
糸の融点以上の高熱が発生するため縫製中若しく
は運転停止直後に瞬時に縫糸が切断してしまう現
象を生じる。このことは、縫製能率を低下させる
ばかりでなく、仕上り品位にも影響を与え、その
改善が特に望まれるところである。 本発明はかゝる点、従来にない高性能の縫糸を
提供するもので、その特徴とするところは320℃
以上に発熱した縫針に適用したとき、該針熱を
100℃以上降下させることが可能であるようパー
フルオロアルコールのアクリル酸エステルとシリ
コンとの共重合体による第1処理、及び高低両粘
度のジメチルポリシロキサンを配合した処理剤に
よる第2処理を行うことにある。 即ち、特に厚手生地の縫製に際しては、通常縫
糸を使用せず空縫いして運針すると、縫針には
320℃以上の高熱が生じ、例えばΤ/C混ワーキ
ングウエア用生地を4枚重ねして回転数4000回転
のミシンにより運針空縫いすると急激に針温が上
昇し350℃前後に達する。かゝる発熱は一定温度
まで達すると加熱と発熱が平衡状態となり、それ
以上は上昇しなくなる。従来かゝる発熱に対して
耐えることのできる縫糸は全くなく、従つて空冷
装置を設けたり、ミシンの回転数を抑えたり、又
各種油剤を多量に付着させつゝ縫製を行なつたり
していたが、何れも縫糸自体の性能を改善したも
のではなく、本発明はかゝる点従来にない新規な
縫糸を提供するものである。以下その詳細につい
て説明する。 先ず、本発明を構成する素材としては、合成繊
維とりわけ、強力が強く融点の高いポリエステル
が適しており、又針温を低下させる作用を有する
ことからスパン糸(紡績糸)が望ましい。然し乍
ら適用々途に応じ、ナイロン、ビニロン、アクリ
ル等の素材及びフイラメント糸を用いることも可
能である。該素材に対しては、通常公知の手段に
より下撚、合糸、上撚等を施した糸条となし、次
いでこれに表面処理を施す。該処理は、縫針の発
熱を抑制するのに極めて重要な意味を持ち、基本
的にはすべり特性を高めて摩擦熱の発生を抑え、
又皮膜となつて耐熱性を増したり、熱の侵入を抑
制したり、又放冷、消散或いは熱容量を高める等
の作用を付与するものである。これについて例を
挙げて説明すると先ず第1処理として、繊維表面
に形成されるフツ素ポリマーのフルオルカーボン
基が配向される如きパーフルオロアルコールのア
クリル酸エステル、及びこれとシリコンの共重合
体、或は高融点ポリエチレン(融点120〜150℃)、
ポリエチレングリコールを用いることができる。 かゝる処理剤による処理は、例えばエマルジヨ
ン状態として対繊維重量比(o.w.f)で15%以下、
好ましくは10%以下になる如く沿中に添加して付
着させ、然る後脱水、乾燥を行ない処理を完結さ
せる。次に該処理を行なつた糸条に対し、更に以
下の如き第2の処理を行なう。 即ち、高、低両粘度のジメチルポリシロキサン
を混合してなる処理剤、或はこれに更に融点120
〜150℃のワツクスを併用して成る如き処理剤を
用いて処理する。該組合せは、例えば25℃におけ
る粘度が10000センチストークス以上、好ましく
は100000センチストークスの高粘度のジメチルポ
リシロキサンと100センチストークス以下好まし
くは10センチストークスの低粘度のジメチルポリ
シロキサンを重量比0.5:1〜1:0.5の範囲、好
ましくは1:1の割合で混合して用いる。尚、こ
れはワツクスを併用するときは、該配合したもの
に対し5wt%前後用いるのが好適である。 かゝる処理剤による処理はローラータツチ法等
により、対繊維重量比10%以下付着させるのが好
適である。以上の処理により本発明縫糸を得る訳
であるが、特に付着処理剤の縫針、釜等への脱落
による目詰まり、及び被縫物に対する油じみ等の
欠点を生じない為にはパーフルオロアルコールの
アクリル酸エステルとシリコンとの共重合体によ
る第1処理及び100000センチストークスと10セン
チストークスの高低両粘度のジメチルポリシロキ
サンを1:1の割合で配合した処理剤による第2
処理の組合せが最適である。 然し乍ら本発明の目的とする性能を有する縫糸
を得るためには、これに限定されるものではなく
例示した本発明処理に準じた処理も勿論可能であ
り、本発明に則つた基本思想を具現化するもので
あれば可能である。尚、該構成より成る本発明縫
糸は、例えばミシンの上糸のみに使用しても十分
使用に耐え得るものであるが、特に上糸、下糸と
して対に使用すると温度降下効果は120℃以上に
も達し、発熱温度の高い厳しい状態での使用も可
能となる。 又、ミシンの性能等に応じ、処理剤の付着量に
変化を持たせて適用すれば汎用性を増すことがで
きることは当然のことである。 以下実施例を挙げて説明する。 (実施例) 縫糸素材としてポリエステルスパン糸# 50/1
×3(Z撚)糸条を用い、これをパーフルオロア
ルコールのアクリル酸エステルとシリコンの共重
合体のエマルジヨン液中に浸漬し脱水、乾燥を行
なつた。尚、このときの処理浴は浴比1:15、処
理剤10%o.w.fに調整した。次いでこれを25℃の
粘度が100000センチストークスのジメチルポリシ
ロキサンと10センチストークスのジメチルポリシ
ロキサンを重量比1:1の割合で混合した処理剤
により、これをローラータツチ法による対繊維重
量比6%付着させて本発明縫糸を得た。 以上のようにして得た本発明縫糸は、以下のよ
うな評価結果を得た。
【表】
但し、試験は以下の方法を用いた。
(試験方法)
(1) ミシン:ブラザー環縫腕2本DP6−D925回
転数4000r.p.m (2) 縫 針:オルガンTV×5−18に針温度測定
用IC熱電対を付設したもの(オルガン針
(株)製) (3) 被縫生地:T/C混ワーキングウエア用 (4) 縫 糸:本発明実施例縫糸 通常の# 60テトロンスパンミシン糸 # 60綿カタン縫糸 (5) 条 件:生地1m縫製時の針温度を測定(室
温20℃、湿温65%無風状態) 以上の如く本発明縫糸は、特に過酷な340℃以
上にも達するワーキングウエア素材の縫製におい
て100℃以上の温度降下効果があり、溶断を全く
生じなかつた。これは従来にない全く新規なもの
である。 又、使用した処理剤の脱落による目づまり、油
じみ等の問題も全く生じないものであつた。 即ち、本発明においては当然のことながら縫針
の発熱温度を縫糸の融点以下にできたことによつ
て達成し得たものであり、これは種々の実験の結
果基本的には縫糸に平滑性を始めとする発熱抑制
及び耐熱、放熱等の作用によつて達成し得たもの
で、その効果な著大なものである。
転数4000r.p.m (2) 縫 針:オルガンTV×5−18に針温度測定
用IC熱電対を付設したもの(オルガン針
(株)製) (3) 被縫生地:T/C混ワーキングウエア用 (4) 縫 糸:本発明実施例縫糸 通常の# 60テトロンスパンミシン糸 # 60綿カタン縫糸 (5) 条 件:生地1m縫製時の針温度を測定(室
温20℃、湿温65%無風状態) 以上の如く本発明縫糸は、特に過酷な340℃以
上にも達するワーキングウエア素材の縫製におい
て100℃以上の温度降下効果があり、溶断を全く
生じなかつた。これは従来にない全く新規なもの
である。 又、使用した処理剤の脱落による目づまり、油
じみ等の問題も全く生じないものであつた。 即ち、本発明においては当然のことながら縫針
の発熱温度を縫糸の融点以下にできたことによつ
て達成し得たものであり、これは種々の実験の結
果基本的には縫糸に平滑性を始めとする発熱抑制
及び耐熱、放熱等の作用によつて達成し得たもの
で、その効果な著大なものである。
Claims (1)
- 1 パーフルオロアルコールのアクリル酸エステ
ルとシリコンとの共重合物による第1処理と、高
低両粘度のジメチルポリシロキサンを配合した処
理剤による第2処理を施したことを特徴とする難
溶融性合成繊維縫糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7714582A JPS58197333A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 難溶融性合成繊維縫糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7714582A JPS58197333A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 難溶融性合成繊維縫糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58197333A JPS58197333A (ja) | 1983-11-17 |
| JPH0329902B2 true JPH0329902B2 (ja) | 1991-04-25 |
Family
ID=13625624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7714582A Granted JPS58197333A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 難溶融性合成繊維縫糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58197333A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56112525A (en) * | 1980-02-12 | 1981-09-04 | Gunze Kk | Water repellent sewing machine yarn and method |
-
1982
- 1982-05-07 JP JP7714582A patent/JPS58197333A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58197333A (ja) | 1983-11-17 |
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