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JPS6230103B2 - - Google Patents
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JPS6230103B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6230103B2
JPS6230103B2 JP2219881A JP2219881A JPS6230103B2 JP S6230103 B2 JPS6230103 B2 JP S6230103B2 JP 2219881 A JP2219881 A JP 2219881A JP 2219881 A JP2219881 A JP 2219881A JP S6230103 B2 JPS6230103 B2 JP S6230103B2
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JP
Japan
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polyolefin
organosilicon compound
grafted
rubber
methyl
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Application number
JP2219881A
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JPS57137153A (en
Inventor
Masao Kameyama
Teiichi Shiomi
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Priority to US06/266,470 priority patent/US4349603A/en
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Publication of JPS6230103B2 publication Critical patent/JPS6230103B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面硬度、表面光沢、耐摩耗性、透明
性、及び耐候性の改良された有機珪素化合物が被
覆されたポリオレフイン積層物に関する。 一般に熱可塑性樹脂は、透明、不透明を問わ
ず、金属、ガラス等に比べ表面硬度が低く、引掻
きや擦傷に対して弱く表面に傷がつき易く耐候性
も劣る。特に透明性が長所であるポリメチルメタ
クリレート、ポリカーボネート、ポリスチレンあ
るいはポリ4−メチル−1−ペンテン、ポリプロ
ピレン等のポリオレフイン等にとつては耐引掻性
が劣ることは大きな欠点であり、実用上の障害に
なつている。 これらの欠点を改良する手段は数多く提案され
ており、その一つとして、樹脂表面に珪素樹脂、
有機珪素化合物の加水分解物等を被覆積層する方
法があり、その際、該樹脂への珪素樹脂の接着強
度を増すための下塗り剤に関する提案もなされて
いる。しかしこれら諸提案のほとんどはポリメチ
ルメタクリレートやポリカーボネート等の分子内
に極性基を有する熱可塑性樹脂に対して有効なも
のであつて、分子内に極性基を持たないポリオレ
フインにこれらの方法を適用しても容易に被膜が
剥離して実用に適したものが得られない。一方、
ポリ4−メチル−1−ペンテン、ポリプロピレン
等のポリオレフインは分子内に極性基を有するポ
リメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポ
リ塩化ビニル(硬質)等に比べて密度が小さいこ
とから軽量であり、耐酸、耐アルカリ性に優れる
という利点があり、表面特性の改良が望まれてい
る。このような現状に鑑み、本発明者らはポリオ
レフインに密着性良好な表面特性改良層を形成せ
しめる方法を検討した結果、ポリオレフインと珪
素樹脂との間にオレフイン性不飽和結合を有する
基および加水分解可能な有機基をもつ有機珪素化
合物をグラフトしたゴム状物質を介在させる方法
を見出し、特願昭55−68874号として提案した。
しかしながら、この提案の方法を慢然と実施して
も、長時間の屋外暴露という過酷な条件下には密
着性が低下するという問題があり、用途によつて
は不都合を生ずる場合があつた。 本発明は前記提案を改善し、簡単な手段によつ
て密着力の低下を防止する方法を提供するもので
あつて、その要旨とするところは、ポリオレフイ
ン、オレフイン性不飽和結合を有する基および加
水分解可能な有機基をもつ有機珪素化合物をグラ
フトし、かつ耐候安定剤を含有してなるゴム状物
質および珪素樹脂とからなるポリオレフイン積層
物である。 本発明でいうポリオレフインとは、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテンなどのオレフインの単独重合
体あるいは2種以上のオレフインからなる共重合
体である。なかでも透明性に優れるポリプロピレ
ンおよびポリ4−メチル−1−ペンテンが好適で
ある。又、上記ポリプロピレンンとは、プロピレ
ンの単独重合体の他にプロピレンと10モル%以下
の他のα−オレフイン、例えばエチレン、1−ブ
テン、1−ヘキセン等との共重合体を含み、ポリ
4−メチル−1−ペンテンとは、4−メチル−1
−ペンテンの単独重合体の他に4−メチル−1−
ペンテンと20モル%以下の炭素数6ないし18のα
−オレフイン、例えば1−ヘキセン、3−メチル
−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1
−テトラデセン、1−オクタデセン等の1種ある
いは2種以上との共重合体を包含する。 本発明のポリオレフイン積層物は前記したポリ
オレフイン(A)層上に、オレフイン性不飽和結合を
有する基および加水分解可能な有機基をもつ有機
珪素化合物をグラフトし、かつ耐候安定剤を含有
してなるゴム状物質(B)層を介し、珪素樹脂(C)層が
形成されている。上記(B)層を構成する成分中、ゴ
ム状物質にグラフトする有機珪素化合物は、オレ
フイン性不飽和結合を有する基および加水分解可
能な有機基をもつ有機珪素化合物であればよく、
一般式 R1R2SiY1Y2、R1XSiY1Y2またはR1SiY1Y2Y3 で示される。式中R1、R2はオレフイン性不飽和
結合を有し、炭素、水素および任意に酸素からな
り、各々同一または相異なる基であり、ポリオレ
フイン中に発生した遊離ラジカル部位と反応性を
有する。このような基の例としては、ビニル、ア
ルリル、ブテニル、シクロヘキセニル、シクロペ
ンタジエニルがあり、とくに末端オレフイン性不
飽和基が好ましい。その他の好ましい例には末端
不飽和酸のエステル結合を有する CH2=C(CH3)COO(CH23−、 CH2=C(CH3)COO(CH22−O−(CH23−、 CH2=C(CH3)COOCH2OCH2CH2(OH)CH2O(CH23− などをあげることができる。これらのうちビニル
基が最適である。Xはオレフイン性不飽和結合を
有しない有機基であり、例えば1価の炭化水素基
であるメチル、エチル、プロピル、テトラデシ
ル、オクタデシル、フエニル、ベンジル、トリル
などの基があり、またこれらの基は、ハロゲン置
換炭化水素基でもよい。基Y1、Y2、Y3は各々同
一または相異なる加水分解可能な基であり、例え
ばメトキシ、エトキシ、ブトキシ、メトキシエト
キシのようなアルコキシ基、アルコキシアルコキ
シ基、ホルミロキシ、アセトキシ、プロピオノキ
シのようなアシロキシ基、オキシム、例えば−
ON=C(CH32、−ON=CHCH2C2H5および−
ON=C(C6H52または置換アミノ基およびアリ
ールアミノ基、例えば−NHCH3、−NHC2H5およ
び−NH(C6H5)などがあり、その他任意の加水
分解し得る有機基である。 本発明において好ましく使用される有機珪素化
合物は一般式 R1SiY1Y2Y3 で表わされる化合物であり、とくに基Y1、Y2
Y3が等しい有機珪素化合物が適している。これ
らのうちでもビニルトリスアルコキシシランが好
適であり、例えばビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(メトキ
シエトキシ)シラン等が例示できる。しかしビニ
ルメチルジエトキシシラン、ビニルフエニルジメ
トキシシランなども同様に用いることができる。 有機珪素化合物をグラフトする基本のゴム状物
質としては、例えばポリイソプレン、スチレン・
ブタジエンゴム、ポリブタジエン、アクリロニト
リル・ブタジエンゴム、ポリクロロプレン、ブチ
ルゴム、ポリエーテルゴム、シリコーンゴム、ア
クリルゴム、エチレン・α−オレフイン(炭素数
3〜8)ランダム共重合体、エチレン・α−オレ
フイン(炭素数3〜8)ジエンランダム共重合
体、ハロゲン化ポリエチレン、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、4−メチル−1−ペンテン・α−
オレフイン(炭素数6〜18)ランダム共重合体、
ハロゲン化ポリ4−メチル−1−ペンテン、ハロ
ゲン化4−メチル−1−ペンテン−α−オレフイ
ン(炭素数6〜18)ランダム共重合体等が挙げら
れる。中でもエチレン・α−オレフイン(炭素数
3〜8)ランダム共重合体、エチレン・α−オレ
フイン(炭素数3〜8)ジエンランダム共重合
体、ハロゲン化ポリエチレン、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、4−メチル−1−ペンテン・α−
オレフイン(炭素数6〜18)ランダム共重合体、
ハロゲン化ポリ4−メチル−1−ペンテン、ハロ
ゲン化4−メチル−1−ペンテン・α−オレフイ
ン(炭素数6〜18)ランダム共重合体等のオレフ
イン系ゴムがポリオレフインとの馴染みが良いの
で好ましい。又、グラフト原料のゴム状物質は、
オレフイン性不飽和結合を有する基および加水分
解可能な有機基をもつ有機珪素化合物を一定量グ
ラフトした後ポリオレフインに下塗りして使用す
ることが好ましく、そのためには、有機珪素化合
物グラフトゴム状物質を溶剤に溶かして用いるこ
とが好適であるので、結晶性でないことが望まし
く、例えばX線に基づく結晶化度が0又は30%以
下であることが望ましい。なお本発明にいうゴム
状物質とはX線に基づく結晶化度が0又は30%以
下の無定形高分子もしくは低結晶性高分子であ
る。 基本ゴム状物質に前記有機珪素化合物をグラフ
トさせ、(B)層を構成するグラフトゴム状物質を製
造するには、基体ゴム状物質と有機珪素化合物と
を酸素の実質的不存在下不活性気体雰囲気中でラ
ジカル開始剤の存在下非押出成形反応条件下に反
応させて行うのが好ましい。 有機珪素化合物を均一にグラフトさせるために
は、通常グラフト反応を反応器を用いて行う。 グラフト反応はゴム状物質を加熱し、強撹拌下
に行うことが好ましい。反応温度は100℃以上300
℃、とくに約140℃〜200℃の範囲が好適であり、
反応時間は1〜20時間が通常である。反応操作は
バツチ式、連続式いずれでもよいが、均一にグラ
フトするためには、バツチ式が好ましい。 本発明においては、ゴム状物質に対して有機珪
素化合物を逐次添加しながらグラフト反応せしめ
ることが好ましい。また、ラジカル開始剤も同時
に逐次添加が好ましい。具体的には、有機珪素化
合物の添加速度は0.1mMないし10mM/min/
Kg−ゴム状物質が好ましく、特に0.5mMないし
5mM/min/Kg−ゴム状物質が好ましい。この
反応方法により特にゴム状物質分子に均質に、高
グラフト収率(仕込みモノマー量に対するグラフ
トされたモノマー量の比率)にグラフトでき、有
機珪素化合物のホモポリマーの生成が極度に抑制
されるので、反応終了後わずかな未反応モノマー
やラジカル開始剤及びその分解生成物などの揮発
成分を真空下で除去するだけで通常の使用目的に
供し得、溶解・析出や抽出などの製造コスト上昇
をまねく精製工程を省略できる。 ゴム状物質に対する有機珪素化合物およびラジ
カル開始剤の添加量はゴム状物質の種類、反応温
度、また望ましいグラフト量により、広い範囲で
変えることができる。好適な範囲はゴム状物質
100重量部に対し、有機珪素化合物0.5〜150重量
部、とくに約10〜100重量部であり、ラジカル開
始剤0.01〜10重量部、とくに約0.03〜5重量部で
ある。またラジカル開始剤の有機珪素化合物に対
するモル比を1/200ないし1、好ましくは1/
100〜1/5とすることが好ましい。 ラジカル開始剤としては、有機珪素変性反応条
件の下でゴム状物質にラジカル部位を造ることが
できるものを用いる。これらの化合物には有機ペ
ルオキシド、有機ペルエステル、例えばベンゾイ
ルペルオキシド、ジクロルベンゾイルペルオキシ
ド、ジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペ
ルオキシド、2・5−ジメチル−2・5−ジ(ペ
ルオキシベンゾエート)ヘキシン−3、1・4−
ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベ
ンゼン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチル
ペルアセテート、2・5−ジメチル−2・5−ジ
(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、2・
5−ジメチル−2・5−ジ(tert−ブチルペルオ
キシ)ヘキサン、tert−ブチルペルベンゾエー
ト、tert−ブチルペルフエニルアセテート、tert
−ブチルペルイソブチレート、tert−ブチルペル
−sec−オクトエート、tert−ブチルペルピバレ
ート、クミルペルピバレートおよびtert−ブチル
ペルジエチルアセテート、その他アゾ化合物、例
えばアゾビス−イソブチルニトリル、ジメチルア
ゾイソブチレートがある。これらのうちではジク
ミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシ
ド、2・5−ジメチル−2・5−ジ(tert−ブチ
ルペルオキシ)ヘキシン−3、2・5−ジメチル
−2・5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサ
ン、1・4−ビス(tert−ブチルペルオキシイソ
プロピル)ベンゼンなどのジアルキルペルオキシ
ドが好ましい。 オレフイン性不飽和結合を有する基および加水
分解可能な有機基をもつ有機珪素化合物のゴム状
物質に対するグラフト量は0.5ないし50重量%、
とくに5ないし25重量%の範囲であることが好ま
しい。5重量%未満のものは珪素樹脂(C)と有機珪
素化合物をグラフトしたゴム状物質(B)との密着性
が悪く、又、25重量%を越えるものはポリオレフ
イン(A)と有機珪素化合物をグラフトしたゴム状物
質(A)との密着性が劣つている。 前記オレフイン性不飽和結合を有する基および
加水分解可能な有機基をもつ有機珪素化合物をグ
ラフトしたゴム状物質(B)層をポリオレフイン(A)層
と表面改良材である珪素樹脂との間に介在させる
ことは、ポリオレフインと珪素樹脂(C)層との密着
性を良くするために是非必要である。該有機珪素
化合物グラフトゴム状物質層がないとポリオレフ
インと珪素樹脂とが完全に密着せず、使用時に剥
離し実用上問題である。 前記有機珪素化合物グラフトゴム状物質に含有
させる耐候安定剤としては公知の耐候安定剤が使
用できる。耐候安定剤の例としてはフエニルサリ
チレート、モノグリコールサリチレート、p−
tertブチルフエニルサリチレート等のサリチル酸
エステル系化合物;2(2′−ヒドロキシ−5′−メ
チルフエニル)ベンゾトリアゾール、2(2′−ヒ
ドロキシ−3′・5′−ジ−tertブチルフエニル)ベ
ンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−3′−
tertブチル−5′−メチルフエニル)ベンゾトリア
ゾール、2(2′−ヒドロキシ−3′−tertブチル−
5′−メチルフエニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2(2′−ヒドロキシ−3′・5′−ジtertブ
チル−フエニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2(2′−ヒドロキシ−3′・5′−ジペンチル−
フエニル)−ベンゾトリアゾール等のベンゾトリ
アゾール系化合物;レゾルシノールモノベンゾエ
ート;2′−エチル−ヘキシル−2−シアノ−3−
フエニルシンナメート;ビス(2・2・6・6−
テトラメチル−4−ピペリジン)セバケート、4
−ベンゾイルオキシ−2・2・6・6−テトラメ
チル−ピペリジンなどのピペリジン系化合物;及
び2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4′−クロロ−
ベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−2′−カルボキシ−ベンゾフエノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシ−4′−メチル−ベンゾフエノ
ン、2・4−ジヒドロキシ−ベンゾフエノン、
2・2−ジヒドロキシ−4・4′−ジメトキシ−ベ
ンゾフエノン、2・2′・4・4′−テトラヒドロキ
シ−ベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−nオ
クトキシ−ベンゾフエノン等のベンゾフエノン系
化合物が挙げられる。上記耐候安定剤はそれぞれ
単独あるいは2種以上を混合して用いてもよい。
耐候安定剤を有機珪素化合物グラフトゴム状物質
に添加する量は好まくは5ないし200重量%、特
に好ましくは50ないし150重量%である。5重量
%未満では耐候性の改良効果がなく、200重量%
を越えると耐候安定剤が凝集し、透明性を著しく
損ねる。耐候安定剤を有機珪素化合物グラフトゴ
ム状物質に添加する方法としては、該ゴム状物質
に直接添加し溶融混合する方法あるいは該ゴム状
物質を後述の溶媒に溶解した際に添加して溶解混
合する方法などが挙げられる。 前記有機珪素化合物グラフトゴム状物質をポリ
オレフインに積層する方法としては、耐候安定剤
を含む有機珪素化合物グラフトゴム状物質を溶融
して、低分子量の該グラフトゴム状物質であれば
そのまま、ロール、刷毛、スプレー等を用いて、
あるいは該グラフトゴム状物質の溶融液に直接浸
漬して積層する方法、あるいは該グラフトゴム状
物質を溶媒に希釈して前記方法で塗布し溶媒を除
去する方法等が例示できる。中でも溶媒に希釈し
て塗布する方法は該グラフトゴム状物質をポリオ
レフインに均一に積層塗布することができるので
好ましい。該グラフトゴム状物質を希釈するに用
いる溶媒は、該グラフトゴム状物質を溶かし、し
かもポリオレフインを失透させない溶媒が好まし
い。かかる溶媒としては例えば、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、n−
ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン等の脂
肪族炭化水素溶媒、四塩化炭素、1・1・1−ト
リクロロエタン、1−クロロブタン、トリクロロ
エチレン等の塩素系溶媒等が挙げられる。 本発明に用いる珪素樹脂(C)としては、表面改良
効果がある架橋型珪素樹脂であれば使用可能であ
る。架橋型珪素樹脂としては、例えばオルガノト
リアルコキシシラン、テトラアルコキシシラン、
オルガノトリアシロキシシラン、ビニルトリアル
コキシシラン、アミノアルキルアルコキシシラ
ン、エポキシアルキルアルコキシシラン、ケイ素
官能性ポリシロキサン、炭素官能性ポリシロキサ
ン、またはこれらの部分加水分解生成物あるいは
オリゴマーを1種あるいは2種以上混合し硬化し
たものが挙げられる。具体的にはオルガノトリア
ルコキシシランとしては、メチルトリメトキシシ
ラン、エチルトリメトキシシラン、n−ブチルト
リメトキシシラン、フエニルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエト
キシシラン、フエニルトリエトキシシラン、メチ
ルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシ
ラン等、テトラアルコキシシランとしては、テト
ラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テト
ラプロポキシシラン、テトラプトキシシラン等、
オルガノトリアシロキシシランとしては、メチル
トリアセトキシシラン、エチルトリアセトキシシ
ラン、イソプロピルトリアセトキシシラン、フエ
ニルトリアセトキシシラン、ビニルトリアセトキ
シシラン、メチルトリプロピオニルオキシシラ
ン、エチルトリプロピオニルオキシシラン等、ビ
ニルトリアルコキシシランとしては、ビニルトリ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリブトキシシラン等、アミノアルキルアル
コキシシランとしては、アミノメチルトリエトキ
シシラン、N−β−アミノエチルアミノメチルト
リメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン等、エポキシアルキルアルコキシシラ
ンとしては、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン等、ケイ素官能性ポリシロキサン
としては、1・3−ジメトキシテトラメチルジシ
ロキサン、1・5−ジメトキシヘキサメチルトリ
シロキサン、1・7−ジメトキシオクタメチルテ
トラシロキサン、1・9−ジメトキシデカメチル
ペンタシロキサン、1・3−ジエトキシテトラメ
チルジシロキサン、1・5−ジエトキシヘキサメ
チルトリシロキサン、1・7−ジエトキシオクタ
メチルテトラシロキサン、1・9−ジエトキシデ
カメチルペンタシロキサン、1・3−ジメトキシ
ヘキサエチルトリシロキサン等、炭素官能性ポリ
シロキサンとしては、1・3−ビス(ヒドロキシ
メチル)−1・1・3・3−テトラメチルジシロ
キサン等が例示できる。 珪素樹脂原料となる前記有機珪素化合物または
そのオリゴマーあるいはそれらの部分加水分解物
は、有機珪素化合物グラフトゴム状物質を積層し
たポリオレフインに直接塗布することもできる
が、溶剤に溶解し5ないし50重量%の濃度の溶液
にして塗布するのが、表面の仕上げ効果及び塗布
の操作上好ましい。該溶剤としてはエチルアルコ
ール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、
アミルアルコール等のアルコール類、プロピルエ
ーテル、ブチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル等のエーテル類、メチルエチルケト
ン、ジエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、
酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル
等のエステル類、ベンゼン、トルエン、p−キシ
レン等の芳香族炭化水素類等の1種あるいは2種
以上混合したものを用いる。 該有機珪素化合物等の塗布は、ロール、刷毛、
スプレー等を用いて、あるいは該有機珪素化合物
等の溶液へ浸漬することにより行う。該有機珪素
化合物等を塗布後、硬化させてポリオレフイン上
に珪素樹脂の硬い皮膜を形成させる。該有機珪素
化合物等の加熱処理(架橋反応処理)条件は積層
されるポリオレフインの種類により異なるが通常
60ないし150℃の温度で行うのが好ましい。しか
し積層されるポリオレフインの軟化温度を越えな
いようにするのが望ましい。何故なら軟化温度を
越えた温度で処理するとポリオレフインが変形す
る恐れがあるためである。尚、必要に応じて該有
機珪素化合物等の塗布を数回繰り返してもよい。
その際該有機珪素化合物は半硬化、あるいは硬化
後に行わないと再塗布時にそれ以前に塗布した該
有機珪素化合物が溶ける場合がある。 本発明の積層体は耐候安定剤が中間層である有
機珪素化合物グラフトゴム物質層に含まれている
のが特徴である。ポリオレフインの耐候性を改良
するためには前記耐候安定剤をポリオレフインに
添加することにより改良されるが、本積層物はポ
リオレフインに添加する量に比べて少ない量の耐
候安定剤添加量で耐候性を改良できることにあ
る。また耐候安定剤を含んだ有機珪素化合物グラ
フトゴム物質層の外層には珪素樹脂が積層されて
いるので、長期間屋外に暴露されても雨水等によ
つて洗い流されることがないので実用期間が長い
という特徴を有している。 本発明のポリオレフイン、オレフイン性不飽和
結合を有する基および加水分解可能な有機基をも
つ有機珪素化合物をグラフトし、かつ耐候安定剤
を含有してなるゴム状物質および珪素樹脂とから
なるポリオレフイン積層物は、ポリオレフインの
軽量性に加え表面硬度、表面光沢、透明性を有
し、しかも耐候性に優れることから、自動車、船
舶、建築物等の窓ガラス、機械カバー、風防ガラ
ス、保護眼鏡、ゴーグル、サングラス等の保護用
をはじめ、店頭用デイスプレー、透明玩具、文
具、光学機器用レンズ等の用途に有用である。 次に実施例により、本発明を更に具体的に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限りこれら
の実施例に制約されるものではない。 実施例 1 (有機珪素化合物グラフトゴム物質の製造) エチレン・プロピレンランダム共重合体(エチ
レン60モル%、メルトインデツクス30g/
10min:ASTM D 1238E、以下EPRと呼ぶ)
100gを、容量300mlのガラス製反応器に仕込ん
だ。次に窒素置換後系を150℃に加熱し、撹拌し
ながら有機珪素化合物として、ビニルトリメトキ
シシラン(以下VTMSと呼ぶ)100gおよびラジ
カル開始剤として2・5−ジメチル−2・5−ジ
(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3 1g
を2時間で添加し、更に2時間反応させた。次い
で反応生成物をp−キシレンで溶解後、大過剰の
アセトン中で沈殿させ別乾燥し、ビニルトリメ
トキシシラングラフトエチレン・プロピレンラン
ダム共重合体(以下VTM−EPR−と呼ぶ)を
得た。得られたVTM−EPR−のVTMSのグラ
フト量は17.9重量%、メルトインデツクスは8
g/10minであつた。 (積層物の製造) 4−メチル−1−ペンテン・1−デセン共重合
体(1−デセン3.0wt%、メルトインデツクス70
g/10min:ASTM D 1238T)を使用し、7オ
ンスの射出成形機を用い2mm厚の薄板を作製し
た。次いで該薄板を2(2′−ヒドロキシ−3′−
tertブチル−5′−メチル−フエニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール(商品名チヌビン326;チ
バ−ガイギー社製)1gおよび前記VTM−EPR
− 1gを100mlの1・1・1−トリクロロエ
タンに溶解させた溶液中に30秒間浸漬後乾燥さ
せ、続いてトリメトキシシラン化合物のイソプロ
ピルアルコール−メチルアルコール混合溶液(商
品名X−12−940、信越化学工業(株)製)に10秒間
浸漬後乾燥し、80℃のオーブン中で120分間加熱
し、表面を硬化させて積層物を得た。得られた積
層物の各層の厚みはVTM−EPR−層が0.1μ、
珪素樹脂であるトリメトキシシラン化合物層が3
〜5μであり、4−メチル−1−ペンテン・1−
デセン共重合体100gに対し、約0.01gの耐候安
定剤を添加したものに相当する。次いで以下の試
験を行つた。 密着性:積層板の表面を10mm四方で1mm間隔に11
×11本の線をカツターで傷付け、傷付けた表面
に約100mm長さのセロフアン粘着テープp(セ
ロテープNo.250、ニチバン(株)製)を貼り付
け、20mmφのガラス棒で縦横往復10回こすり、
セロフアン粘着テープを手前から剥がし、残つ
た個数を数え、上記試験を3回行い、残つた個
数/100で評価する。 光線透過率:ASTM D 1003の方法で測定し
た。 外観:目視判定 鉛筆硬度:JIS K 5400の方法で測定した。 耐摩耗性:テーパ摩耗試験ASTM D 1044 250
g荷重下にCS−10の研摩紙で100回回転した後
の光線透過率の減少(△%)により評価した。 耐候性:JIS A 1415の方法で行つた。尚、光源
にはサンシヤインカーボンアーク燈を用いた。 引張試験:JIS K 6760の方法により伸び(%)
を測定した。 結果を第1表に示す。 実施例 2 実施例1で用いたVTM−EPR−のチヌビン
327含有1・1・1−トリクロロエタン溶液の代
わりにVTM−EPR−;1gと耐候安定剤とし
てチヌビン326;1gおよびビス(2・2・6・
6−テトラメチル−4−ピペリジン)セバケート
(商品名サノールLS−770;三共(株)製);0.1gと
を1・1・1−トリクロロエタン100mlに溶解し
た溶液を用いる以外は実施例1と同様に行つた。
結果を第1表に示す。 比較例 1 実施例1で用いたVTM−EPR−のチヌビン
327含有1・1・1−トリクロロエタン溶液の代
わりにVTM−EPR−:1gを耐候安定剤を添
加せずに1・1・1−トリクロロエタン100mlに
溶解させた溶液を用いる以外は実施例1と同様に
行つた。結果を第1表に示す。 参考例 1 実施例1で用いた4−メチル−1−ペンテン・
1−デセン共重合体の2mm厚の薄板にグラフトゴ
ム層等を積層しない単層板を用いる以外は実施例
1と同様に行つた。結果を第1表に示す。 参考例 2 実施例1で用いた4−メチル−1−ペンテン・
1−デセン共重合体100gに実施例1で用いた耐
候安定剤:チヌビン326を0.5gを添加して成形し
た薄板を用いる以外は比較例1と同様に行つた。
結果を第1表に示す。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフイン(A)、オレフイン性不飽和結合
    を有する基および加水分解可能な有機基をもつ有
    機珪素化合物をグラフトし、かつ耐候安定剤を含
    有してなるゴム状物質(B)、および珪素樹脂(C)とか
    らなるポリオレフイン積層物。 2 ゴム状物質がポリオレフイン系ゴムである特
    許請求の範囲1項記載のポリオレフイン積層物。 3 オレフイン性不飽和結合を有する基および加
    水分解可能な有機基をもつ有機珪素化合物のゴム
    状物質に対するグラフト量が0.5ないし30重量%
    である特許請求の範囲1項記載のポリオレフイン
    積層物。 4 耐候安定剤の含有量がゴム状物質に対して5
    ないし200重量%である特許請求の範囲1項記載
    のポリオレフイン積層物。
JP2219881A 1980-05-26 1981-02-19 Laminate of polyolefin Granted JPS57137153A (en)

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JPH0829577B2 (ja) * 1987-01-26 1996-03-27 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 ポリオレフイン樹脂とシリコ−ンゴムの一体化成形体およびその製造方法

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