JPS6231702B2 - - Google Patents
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- JPS6231702B2 JPS6231702B2 JP53078627A JP7862778A JPS6231702B2 JP S6231702 B2 JPS6231702 B2 JP S6231702B2 JP 53078627 A JP53078627 A JP 53078627A JP 7862778 A JP7862778 A JP 7862778A JP S6231702 B2 JPS6231702 B2 JP S6231702B2
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Description
本発明は活性型ビタミンD3類の製造法に関す
る。 更に詳しくは、温血動物のカルシウム代謝を調
節するに有用な活性型ビタミンD3類を、高収率
で製造する工業的に極めて価値ある方法を提供す
るものである。 従来、例えば、活性型ビタミンD3の1つであ
る1α−ヒドロキシコレカルシフエロールの製造
法としては、特開昭48−62750号公報に記載され
ている通り、コレステロールより出発して17工程
以上の数多くの工程を経て製造する方法が知られ
ており、また、特開昭51−110554号公報にもコレ
ステロールより出発する全く別異の方法であるが
1α−ヒドロキシコレカルシフエロールを製造す
る方法が知られている。そして、これらのいずれ
の方法も、1α,3β−ジアセトキシコレスタ−
5,7−ジエンに紫外線を照射し、1α,3β−
ジアセトキシプレビタミンD3とし、次いでこれ
を1α,3β−ジアセトキシビタミンD3に変換
する工程を最終工程として記載している。 しかるに、例えば、特開昭48−62750号公報の
実施例に記載されている通り、1α,3β−ジア
セトキシコレスタ−5,7−ジエン600μgに紫
外線を照射し製造される1α,3β−ジアセトキ
シプレビタミンD3の収量は120μg(収率20%)
にすぎず、また、特開昭51−110554号公報の例3
にも記載されている通り、1α,3β−ジアセト
キシコレスタ−5,7−ジエン135mgから13mgの
1α−ヒドロキシコレカルシフエロールと8mgの
1α−ヒドロキシプレビタミンD3が得られてい
るにすぎない。 これら2つの1α−ヒドロキシコレカルシフエ
ロールの製造法に関する先駆者の特許出願および
その後に発表されたそれ以外の特許出願あるいは
文献発表からしても1α−ヒドロキシコレカルシ
フエロール等のいわゆる活性型ビタミンD3を製
造する方法としては、相当する1α,3β−ジヒ
ドロキシコレスタ−5,7−ジエン類もしくはそ
の水酸基保護誘導体に紫外線を照射してプレビタ
ミンD3を製造する反応工程は、工業的な活性型
ビタミンD3の製造工程として極めて重要な意味
を有していると考えられる。 しかしながら、前記した例から明らかな通り、
活性型ビタミンD3を製造する全工程数は極めて
多く、それ故全収率は当然に低下するが、とりわ
け最終工程に近い上記紫外線照射の工程における
収率向上は、直接目的物である活性型ビタミン
D3の収率向上に寄与するため、工業的に極めて
重要な意味を有している。 かかる観点から、本発明者らは、1α,3β−
ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類に紫外
線を照射して相当するプレビタミンD3を製造す
る工程の種々の反応条件について研究を加えた結
果、極めて多くの新しい事実を究明した。 従来、例えば、エルゴステロールに紫外線照射
を行つた場合の照射時間に対するエルゴステロー
ルの減少、生成するプレビタミンD2および相当
するタキステロールの挙動を明らかにした結果が
報告されており、エルゴステロールの場合にはプ
レビタミンD2の生成は、照射時間約2時間程度
で飽和量約25%程度に到達し、相当するタキステ
ロールの生成は照射時間とともに増加することが
わかつている(「ビタミン」475号(5月)187〜
200(1973)参照)。 しかしながら、本発明者の研究によれば、1
α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエ
ン類の場合には、確かに、相当するプレビタミン
D3およびタキステロールも生成するが、それ以
外に種々の副生成物が生成し、反応は極めて複雑
であつて、それ故、例えば、プレビタミンD3の
生成量を増加せしめようとして1α,3β−ジヒ
ドロキシコレスタ−5,7−ジエン類の転化率を
あげた場合には、タキステロールの生成が増加す
るだけでなく、プレビタミンD3またはビタミン
D3とは分離しがたい更に種々の副生成物が蓄積
され、目的物である活性型ビタミンD3の収率が
さほど向上しないだけでなく、却つて不純となる
傾向が認められ望ましくないことが明らかとなつ
た。 しかして、本発明方法によれば、1α,3β−
ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類より最
適な条件下においては80〜90%あるいはそれ以上
の高収率で活性型ビタミンD3類が製造される。 すなわち、本発明は、活性型ビタミンD3の前
駆体である下記式[−a] 〔式中、R1,R2は同一もしくは異なり水素原
子または水酸基の保護基であり、Rは6−メチル
ヘプチル−2−イル基又は水酸基、保護された水
酸基、オキソ基、保護されたオキソ基、ハロゲン
原子により置換されている相当する基。〕 で表わされる1α,3β−ジヒドロキシコレスタ
−5,7−ジエン類に紫外線を照射して、下記式
[−a] [式中、R1,R2およびRの定義は前記に同
じ。] で表わされるプレビタミンD3類に変換し、引く
つづいて該プレビタミンD3類を熱エネルギーに
より異性化させて生成する下記式[−a] [式中、R1,R2およびRの定義は前記に同
じ。] で表わされる活性型ビタミンD3類の製造法にお
いて、反応系内に存在する1α,3β−ジヒドロ
キシコレスタ−5,7−ジエン類1重量部に対
し、反応系内に生成する式[−a]のプレビタ
ミンD3類および/または式[−a]の活性型
ビタミンD3類が0.03〜0.4重量部になるまで反応
せしめ、次いで、反応混合物より、式[−a]
のプレビタミンD3類および/または式[−
a]の活性型ビタミンD3類を分離するととも
に、未反応の式[−a]の1α,3β−ジヒド
ロキシコレスタ−5,7−ジエン類を上記紫外線
照射のための前駆体として循環使用することを特
徴とする活性型ビタミンD3類の製造法である。 本発明方法は上記の如く2つの工程を主たる工
程とするものである。1つは活性型ビタミンD3
類の前駆体である1α,3β−ジヒドロキシコレ
スタ−5,7−ジエン類に紫外線を照射する工程
(第1の工程)であり、もう1つの工程は、紫外
線を照射した後に得られる反応混合物より活性型
ビタミンD3類および/またはそれらの相当する
プレビタミンD3類を分離し、未反応の1α,3
β−ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類を
前記第1の工程の前駆体として循環せしめる工程
である。 第1の工程によれば、その反応自体既に公知で
あり、前記式[−a]の1α,3β−ジヒドロ
キシコレスタ−5,7−ジエン類は紫外線照射を
受け、9,10位の単結合が開裂を受け相当する前
記[−a]プレビタミンD3類が生成する。 本発明方法の原料として用いられる活性型ビタ
ミンD3の前駆体とは上記の通り、1α−位に水
酸基もしくは保護された水酸基を有するコレステ
ロール骨格を有する化合物であるが、とりわけ下
記式〔〕 〔式中、R1,R2は同一もしくは異なり水素原
子または水酸基の保護基である。R3,R4,R5は
同一もしくは異なり水素原子、水酸基もしくは保
護された水酸基であり、R3とR4は一緒になつて
カルボニル基または保護されたカルボニル基を形
成していてもよい。 で表わされる化合物が好ましく用いられる。 上記式〔〕中、R1,R2,R3,R4およびR5を
表わす水酸基の保護基とは、前記式[−a]又
は後述する式〔〕で表わされる活性型ビタミン
D3類の構造を変化せしめることなく水酸基に転
換しうる保護基であり、例えば下記の如き基をあ
げることができる。 (1) アシル基; 例えばアセチル基、プロパノイル基、ブタノ
イル基、ペンタノイル基、ピバロイル基、カプ
ロニル基、シクロヘキサノイル基、クロロアセ
チル基、ブロモアセチル基、ベンゾイル基、p
−ブロモベンゾイル基、p−ニトロベンゾイル
基、エチルベンゾイル基、トルイル基等の炭素
数1〜12の脂肪族又は芳香族カルボン酸残基又
はそれらのニトロ、ハロゲン、アルコキシ置換
誘導体等が好ましく用いられる。 これらの内、特に好ましくはアセチル基、ベ
ンゾイル基、プロパノイル基等である。 (2) ヒドロキシル基とエーテル結合を形成する
基; 例えばt−ブチル基、ベンジル基、トリフエ
ニルメチル基等のトリアリルメチル基、テトラ
ヒドロピラニル基、メトキシメチル基、トリメ
チルシリル基等のアルキル置換シリル基等をあ
げることができる。 上記保護基のうち(1)のアシル基が特に好ましく
用いられるが本発明は特にこれらに限定されるも
のではない。 しかして、前記式[−a]もしくは上記式
〔〕で表わされる1α,3β−ジヒドロキシコ
レスタ−5,7−ジエン類の具体例としては、例
えば1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,7
−ジエン,1α,3β−25−トリヒドロキシコレ
スタ−5,7−ジエン,1α,3β,24−トリヒ
ドロキシコレスタ−5,7−ジエン,1α,3
β,24(S)−トリヒドロキシコレスタ−5,7
−ジエン,1α,3β,24(R)−トリヒドロキ
シコレスタ−5,7−ジエン,1α,3β,24,
25−テトラヒドロキシコレスタ−5,7−ジエ
ン,1α,3β−ジヒドロキシ−24−オキソコレ
スタ−5,7−ジエン,24(24)−エチレンジオ
キシ−1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,
7−ジエンおよび例えば、1α,3β−ジアセト
キシコレスタ−5,7−ジエン,1α,3β−ジ
ピバロイルオキシコレスター5,7−ジエン,1
α,3β−ジ(トリメチルシリルオキシ)コレス
ター5,7−ジエンの如き1α,3β−ジヒドロ
キシコレスタ−5,7−ジエンの水酸基保護誘導
体をあげることができる。もちろん、上記の如き
その他の1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−
5,7−ジエン類についても相当する上記の如き
保護誘導体が例示されるが、具体例はそれ自体明
らかなので一々の例示はしない。 第1の工程は、上記の如き反応であるが、反応
は不活性有機溶媒中で紫外線を照射することによ
り行なわれる。 この際用いる紫外線としては、約200〜360nm
の波長範囲のものとして知られているものであ
り、本発明方法では特に260〜310nmの範囲の波
長のものが好ましく用いられる。 また、不活性有機溶媒としては、例えば、ヘキ
サン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロイン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、ブロムベンゼ
ン、クロルベンゼン、ニトロベンゼン、四塩化炭
素、1,2−ジクロルエタン、1,2−ジブロモ
エタン等の炭化水素、ハロゲン化炭化水素、更に
はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、メチルセロソルブ、フエニルセロソルブ
等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、
プロパノール、ヘキサノール、シクロヘキサノー
ル等のアルコール系溶媒等が好適なものとしてよ
く用いられる。 特に、例えばベンゼン、トルエン、ジエチルエ
ーテル、メタノール、エタノール等の単独又は混
合溶媒が好ましく、かかる溶媒を用いると紫外線
照射した後、同一の溶媒中で後述する異性化を行
うことができる。 紫外線照射の際の温度は−20℃〜80℃、特に−
10℃〜20℃の範囲が好適である。また、アルゴン
あるいは窒素雰囲気等の酸素の存在しない不活性
雰囲気で行うのが好ましい。 かくして紫外線照射によれば、上記式[−
a]で表わされる1α,3β−ジヒドロキシコレ
スタ−5,7−ジエン類の9,10位単結合が開裂
して、上記式[−a]で表わされるプレビタミ
ンD3類が生成される。 生成したプレビタミンD3類は、熱エネルギー
により異性化され相当する活性型ビタミンD3類
に変換される。この熱エネルギーによる異性化反
応は、温度に依存する平衡値および速度を有する
反応であり、低温度であるほどプレビタミンD3
類の占める割合が多くなる平衡値を示し、一方、
高温度であるほどプレビタミンD3類より活性型
ビタミンD3類への変換速度が大となる。 それ故、上記の如くして紫外線照射を受けて生
成したプレビタミンD3類は、紫外線照射工程中
において、既に活性型ビタミンD3類に徐々に異
性化することになる。 主としてプレビタミンD3類を製造しようとす
る場合には、この第1の工程の紫外線照射を異性
化速度が小さい低温、且つ短時間とするのが望ま
しく、また、主としてビタミンD3類を製造しよ
うとする場合には紫外線照射温度、時間の寄与も
さることながら、紫外線照射後において、好適な
温度に一定時間保持する(例えば、80℃で2〜3
時間など)ことにより異性化を積極的に行なわし
め、次いで、第2の工程の分離工程を実施するの
が望ましい。 本発明方法の最大の特徴は、この第1の工程に
おける紫外線照射反応を、生成したプレビタミン
D3類および/またはこれらが熱エネルギーによ
つて異性化されて生成する活性型ビタミンD3類
の生成量が、そのとき反応系内に存在する未反応
1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジ
エン類1重量部に対し、0.03〜0.4重量部になる
まで、更に好ましくは0.15〜0.35重量部になるま
でつづけ、それを超えてまで紫外線照射をつづけ
ない点にある。 本発明者の研究によれば、活性型ビタミンD3
の前駆体である1α,3β−ジヒドロキシコレス
タ−5,7−ジエン類に紫外線を照射し、それら
の9,10位の単結合を開裂する反応においては、
単にタキステロールのみならず、少くともその他
に2種類の副生成物が生成し、これらは原料であ
る5,7−ジエン類の消費量の増加とともに生成
量が増加しまた、更に別異の副生成物に変換する
と推察するに十分な事実が認められた。 それ故、生成するプレビタミンD3類および/
またはこれより生成する活性型ビタミンD3類の
量が、未反応の1α,3β−ジヒドロキシコレス
タ−5,7−ジエン類に対して、上記上限を超え
る場合には、第2の工程における反応混合物から
のプレビタミンD3類および/または活性型ビタ
ミンD3類の分離が純度良く行なわれ難く、ま
た、未反応の1α,3β−ジヒドロキシコレスタ
−5,7−ジエン類が回収して使用しうるほどの
十分な量で存在するにもかかわらず、これをその
まま循環使用する場合には、次第に、反応系内に
数多くの副生成物およびその副生量が蓄積され、
結局、未反応1α,3β−ジヒドロキシコレスタ
−5,7−ジエン類を再度利用する工業的な方法
を達成し得ないことが明らかとなつたのである。
もちろん、上記生成量の下限値0.03は、それより
低い値の場合には、循環回数および循環量が多量
にすぎ望ましくないとして定められたものであ
る。 かくして、第1の工程を経て、反応混合物は第
2の工程で分離され、未反応の1α,3β−ジヒ
ドロキシコレスタ−5,7−ジエン類は第1の工
程の前駆体である原料として使用される。 前述した通り、第1の工程で得られた反応混合
物は、プレビタミンD3類および/または活性型
ビタミンD3類を含んでいる。そして、プレビタ
ミンD3類を製造しようとする場合には、第1の
工程を比較的低温且つ短時間で行うことが望まし
いことも前述した。しかして、活性型ビタミン
D3類を製造しようとする場合には、第1の工程
で得られた反応混合物を更に異性化反応が十分に
進行するまで、保持したのち、第2の工程に付し
ていてもよいが、更に、第2の工程で分離したプ
レビタミンD3類を、熱エネルギーによる異性化
反応に付してもよい。 前述した通り、プレビタミンD3類より活性型
ビタミンD3類への変換は、温度に依存してその
平衡値および速度を異にする。 従つて、平衡値および変換速度を考慮して、温
度を定めることができ、かかる意味において温度
は反応自体の進行には本質的に重要なものではな
い。 実際的にはこのような点を考慮して、通常異性
化温度として10〜120℃、好ましくは40〜100℃が
採用される。 その際異性化は、通常不活性有機溶媒中で行う
ことが望ましく、前述した好適な溶媒を用いれ
ば、前記紫外線照射の際使用したと同一の溶媒を
用いることができる。 かくして、熱エネルギーによる異性化反応によ
れば、上記式[−a]で表わされるプレビタミ
ンD3類より、前述の下記式[−a] [式中、.R1,R2およびRの定義は前記に同
じ。] および下記式〔〕 [式中、R1,R2,R3,R4およびR5の定義は前
記に同じ。] で表わされる活性型ビタミンD3類が形成され
る。 しかして、本発明の研究によれば、第2の工程
を行うに際して、分離に付す上記反応混合物は、
もちろん、反応系内に存在する1α−ヒドロキシ
コレスタ−5,7−ジエン類1重量部に対し0.03
〜0.4重量部でプレビタミンD3類および活性型ビ
タミンD3類を含むが、それが主として活性型ビ
タミンD3類である場合には、恐らく、プレビタ
ミンD3と活性型ビタミンD3との本質的な安定性
の差と思われるが、分離が極めて容易に行なわれ
うることが明らかとなつた。 第2の工程における反応混合物からのプレビタ
ミンD3類および/または活性型ビタミンD3類の
分離は、カラムクロマトグラフイー、プレパラテ
イブ薄層クロマトグラフイー、高速液体クロマト
グラフイー、再結晶法等によつて行うことができ
る。また、非金属性銀を吸着した二酸化硅素
(SiO2)含有担体、例えば、硝酸銀含有シリカゲ
ルを用いるクロマトグラフイーを用いることもで
きる。 また、これらの分離・精製法の2つ又はそれ以
上を組合せることにより、更に高純度のプレビタ
ミンD3類および/または活性型ビタミンD3類を
製造することができる。 本発明者の研究によれば、上記分離方法の内で
も、とりわけ高速液体クロマトグラフイーによる
分離方法は、特に、シリカゲルを担体の主成分と
する高速液体クロマトグラフイーによる分離方法
は、分離収率を特に高める点において極めて好ま
しいことが明らかとなつた。 上記分離により、プレビタミンD3類の水酸基
保護誘導体もしくは活性型ビタミンD3類の水酸
基保護誘導体が得られた場合、その保護基がアシ
ル基の時は、通常、アルカリ性のメタノール、エ
タノールの如きアルコール溶液中で分解する方法
あるいはエーテル等の溶媒中LiAlH4等による還
元的に分解し脱アシル化せしめる方法等により行
なわれる。脱アシル化反応は−10℃〜50℃の温度
で行うのが好ましい。 また保護基がヒドロキシ基とエーテル結合して
いる場合、その一部は、還元的に除去するか、酸
又はアルカリと接触させることにより容易に除去
することができる。 かくして、脱保護基反応に付して得られたプレ
ビタミンD3類もしくは活性型ビタミンD3類の精
製には、上記第2の工程での分離手段がそのまま
用いられる。 以上詳述した通り、本発明方法によれば、極め
て高い収率、例えば80〜90%の高収率で1α,3
β−ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類よ
り、温血動物のカルシウム代謝を調節するのに有
効な活性型ビタミンD3類を製造しうるというす
ぐれた効果を奏することができる。 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。 実施例 1 (a) 1回目の反応: 1α,3β−ジアセトキシコレスタ−5,7−
ジエン2.660gを無水ベンゼン3,3に溶解
し、これに200Wの高圧水銀ランプ(Hanovia製
654−A型)を用い、バイコールフイルターを通
して、アルゴンガス雰囲気中で4分間紫外線を照
射した。得られた紫外線照射混合物を、No.25−4
とする。この1部をサンプリングし、液体クロマ
トグラフイー[HLCという。カラム:シリカゲ
ル(Zorbax SIL)25cm×2.1mmφ溶離液;
CH2Cl2/n−ヘキサン=1/3,検出;254mμ
に於ける吸収(UV−254検出器)]により分析し
た。結果を表−1に示した。次に、このNo.25−4
を2つに等分した。そのうちの一方をNo.25−4U
とする。又、もう一方は80℃で2時間、アルゴン
雰囲気中でリフラツクスさせた。この熱異性化混
合物をNo.25−4Hとする。このNo.25−4Hの1部を
サンプリングし、上記と同じ条件下にHCL分析
をした。結果を表−1に示した。No.25−4Hおよ
びNo.25−4Uのそれぞれを別個に、減圧下に30℃
以下で濃縮乾固した。それぞれの濃縮乾固物の全
量を、別個にシリカゲル80gを充填したカラムを
用いクロマトグラフイーにより分離した。展開溶
媒として、ベンゼン−ヘキサン、ベンゼン更にベ
ンゼン−酢酸エチルに順次変えて用いた。結果を
表−2に示した。 (b) 2回目の反応: 上記No.25−4UおよびNo.25−4Hそれぞれよりカ
ラムクロマトグラフイーにより得られた1α,3
β−ジアセトキシコレスタ−5,7−ジエンを含
む留分の全量を、それぞれ別個に上記1回目の反
応と同様な条件下に、但し、紫外線照射時間を7
分間とし、紫外線照射を行つた。得られた紫外線
照射混合物のうちNo.25−4Uより得られたもの
を、No.26−7Uとする。一方、No.25−4Hより得ら
れた紫外線照射物を、上記第1回目の反応と同じ
条件下に熱異性化せしめた。この熱異性化混合物
をNo.26−7Hとする。 これら2つのNo.26−7UとNo.26−7Hとの1部を
とり、上記と同様にしてHLC分析を行い、ま
た、上記と同様にして、それぞれの全量をカラム
クロマトグラフイーにより分離した。結果をそれ
ぞれ表−1および表−2に示した。 (c) 3回目〜5回目の反応: 上記No.26−7Uおよび26−7Hそれぞれよりカラ
ムクロマトグラフイーにより得られた1α,3β
−ジアセトキシコレスタ−5,7−ジエンを含む
留分の全量を、それぞれ別個に、上記2回目の反
応と同様に繰返し行つた。同様にして、第4回目
および第5回目の反応を繰返した。但し、第3回
目〜第5回目の紫外線照射の際の濃度はいずれも
第1回目および第2回目の場合の濃度と異なり、
25%減の濃度で行つた。また、紫外線照射時間
は、第3回目、第4回目はいずれも5分間であ
り、第5回目は、第4回目から回収した原料が減
少したため紫外線照射効率を考慮し、3分間とし
た。結果を表−1および表−2に示した。 なお、表中、No.27−5UはNo.26−7Uより回収さ
れた原料を用いた紫外線照射混合物を意味してお
り、No.27−5H、No.28−5H、およびNo.29−3Hはそ
れぞれNo.26−7H、No.27−5HおよびNo.28−5Hより
回収された原料を用いた熱異性化混合物を意味し
ている。 表−1の結果より明らかな通り、本発明方法に
よれば、循環回収使用した原料を用いて繰返し反
応を行うことにより、平均94%を超える選択率
で、1α,3β−ジアセトキシコレスタ−5,7
−ジエンより1α,3β−ジアセトキシビタミン
D3および1α,3β−ジアセトキシプレビタミ
ンD3を製造しうることがわかる。
る。 更に詳しくは、温血動物のカルシウム代謝を調
節するに有用な活性型ビタミンD3類を、高収率
で製造する工業的に極めて価値ある方法を提供す
るものである。 従来、例えば、活性型ビタミンD3の1つであ
る1α−ヒドロキシコレカルシフエロールの製造
法としては、特開昭48−62750号公報に記載され
ている通り、コレステロールより出発して17工程
以上の数多くの工程を経て製造する方法が知られ
ており、また、特開昭51−110554号公報にもコレ
ステロールより出発する全く別異の方法であるが
1α−ヒドロキシコレカルシフエロールを製造す
る方法が知られている。そして、これらのいずれ
の方法も、1α,3β−ジアセトキシコレスタ−
5,7−ジエンに紫外線を照射し、1α,3β−
ジアセトキシプレビタミンD3とし、次いでこれ
を1α,3β−ジアセトキシビタミンD3に変換
する工程を最終工程として記載している。 しかるに、例えば、特開昭48−62750号公報の
実施例に記載されている通り、1α,3β−ジア
セトキシコレスタ−5,7−ジエン600μgに紫
外線を照射し製造される1α,3β−ジアセトキ
シプレビタミンD3の収量は120μg(収率20%)
にすぎず、また、特開昭51−110554号公報の例3
にも記載されている通り、1α,3β−ジアセト
キシコレスタ−5,7−ジエン135mgから13mgの
1α−ヒドロキシコレカルシフエロールと8mgの
1α−ヒドロキシプレビタミンD3が得られてい
るにすぎない。 これら2つの1α−ヒドロキシコレカルシフエ
ロールの製造法に関する先駆者の特許出願および
その後に発表されたそれ以外の特許出願あるいは
文献発表からしても1α−ヒドロキシコレカルシ
フエロール等のいわゆる活性型ビタミンD3を製
造する方法としては、相当する1α,3β−ジヒ
ドロキシコレスタ−5,7−ジエン類もしくはそ
の水酸基保護誘導体に紫外線を照射してプレビタ
ミンD3を製造する反応工程は、工業的な活性型
ビタミンD3の製造工程として極めて重要な意味
を有していると考えられる。 しかしながら、前記した例から明らかな通り、
活性型ビタミンD3を製造する全工程数は極めて
多く、それ故全収率は当然に低下するが、とりわ
け最終工程に近い上記紫外線照射の工程における
収率向上は、直接目的物である活性型ビタミン
D3の収率向上に寄与するため、工業的に極めて
重要な意味を有している。 かかる観点から、本発明者らは、1α,3β−
ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類に紫外
線を照射して相当するプレビタミンD3を製造す
る工程の種々の反応条件について研究を加えた結
果、極めて多くの新しい事実を究明した。 従来、例えば、エルゴステロールに紫外線照射
を行つた場合の照射時間に対するエルゴステロー
ルの減少、生成するプレビタミンD2および相当
するタキステロールの挙動を明らかにした結果が
報告されており、エルゴステロールの場合にはプ
レビタミンD2の生成は、照射時間約2時間程度
で飽和量約25%程度に到達し、相当するタキステ
ロールの生成は照射時間とともに増加することが
わかつている(「ビタミン」475号(5月)187〜
200(1973)参照)。 しかしながら、本発明者の研究によれば、1
α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエ
ン類の場合には、確かに、相当するプレビタミン
D3およびタキステロールも生成するが、それ以
外に種々の副生成物が生成し、反応は極めて複雑
であつて、それ故、例えば、プレビタミンD3の
生成量を増加せしめようとして1α,3β−ジヒ
ドロキシコレスタ−5,7−ジエン類の転化率を
あげた場合には、タキステロールの生成が増加す
るだけでなく、プレビタミンD3またはビタミン
D3とは分離しがたい更に種々の副生成物が蓄積
され、目的物である活性型ビタミンD3の収率が
さほど向上しないだけでなく、却つて不純となる
傾向が認められ望ましくないことが明らかとなつ
た。 しかして、本発明方法によれば、1α,3β−
ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類より最
適な条件下においては80〜90%あるいはそれ以上
の高収率で活性型ビタミンD3類が製造される。 すなわち、本発明は、活性型ビタミンD3の前
駆体である下記式[−a] 〔式中、R1,R2は同一もしくは異なり水素原
子または水酸基の保護基であり、Rは6−メチル
ヘプチル−2−イル基又は水酸基、保護された水
酸基、オキソ基、保護されたオキソ基、ハロゲン
原子により置換されている相当する基。〕 で表わされる1α,3β−ジヒドロキシコレスタ
−5,7−ジエン類に紫外線を照射して、下記式
[−a] [式中、R1,R2およびRの定義は前記に同
じ。] で表わされるプレビタミンD3類に変換し、引く
つづいて該プレビタミンD3類を熱エネルギーに
より異性化させて生成する下記式[−a] [式中、R1,R2およびRの定義は前記に同
じ。] で表わされる活性型ビタミンD3類の製造法にお
いて、反応系内に存在する1α,3β−ジヒドロ
キシコレスタ−5,7−ジエン類1重量部に対
し、反応系内に生成する式[−a]のプレビタ
ミンD3類および/または式[−a]の活性型
ビタミンD3類が0.03〜0.4重量部になるまで反応
せしめ、次いで、反応混合物より、式[−a]
のプレビタミンD3類および/または式[−
a]の活性型ビタミンD3類を分離するととも
に、未反応の式[−a]の1α,3β−ジヒド
ロキシコレスタ−5,7−ジエン類を上記紫外線
照射のための前駆体として循環使用することを特
徴とする活性型ビタミンD3類の製造法である。 本発明方法は上記の如く2つの工程を主たる工
程とするものである。1つは活性型ビタミンD3
類の前駆体である1α,3β−ジヒドロキシコレ
スタ−5,7−ジエン類に紫外線を照射する工程
(第1の工程)であり、もう1つの工程は、紫外
線を照射した後に得られる反応混合物より活性型
ビタミンD3類および/またはそれらの相当する
プレビタミンD3類を分離し、未反応の1α,3
β−ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類を
前記第1の工程の前駆体として循環せしめる工程
である。 第1の工程によれば、その反応自体既に公知で
あり、前記式[−a]の1α,3β−ジヒドロ
キシコレスタ−5,7−ジエン類は紫外線照射を
受け、9,10位の単結合が開裂を受け相当する前
記[−a]プレビタミンD3類が生成する。 本発明方法の原料として用いられる活性型ビタ
ミンD3の前駆体とは上記の通り、1α−位に水
酸基もしくは保護された水酸基を有するコレステ
ロール骨格を有する化合物であるが、とりわけ下
記式〔〕 〔式中、R1,R2は同一もしくは異なり水素原
子または水酸基の保護基である。R3,R4,R5は
同一もしくは異なり水素原子、水酸基もしくは保
護された水酸基であり、R3とR4は一緒になつて
カルボニル基または保護されたカルボニル基を形
成していてもよい。 で表わされる化合物が好ましく用いられる。 上記式〔〕中、R1,R2,R3,R4およびR5を
表わす水酸基の保護基とは、前記式[−a]又
は後述する式〔〕で表わされる活性型ビタミン
D3類の構造を変化せしめることなく水酸基に転
換しうる保護基であり、例えば下記の如き基をあ
げることができる。 (1) アシル基; 例えばアセチル基、プロパノイル基、ブタノ
イル基、ペンタノイル基、ピバロイル基、カプ
ロニル基、シクロヘキサノイル基、クロロアセ
チル基、ブロモアセチル基、ベンゾイル基、p
−ブロモベンゾイル基、p−ニトロベンゾイル
基、エチルベンゾイル基、トルイル基等の炭素
数1〜12の脂肪族又は芳香族カルボン酸残基又
はそれらのニトロ、ハロゲン、アルコキシ置換
誘導体等が好ましく用いられる。 これらの内、特に好ましくはアセチル基、ベ
ンゾイル基、プロパノイル基等である。 (2) ヒドロキシル基とエーテル結合を形成する
基; 例えばt−ブチル基、ベンジル基、トリフエ
ニルメチル基等のトリアリルメチル基、テトラ
ヒドロピラニル基、メトキシメチル基、トリメ
チルシリル基等のアルキル置換シリル基等をあ
げることができる。 上記保護基のうち(1)のアシル基が特に好ましく
用いられるが本発明は特にこれらに限定されるも
のではない。 しかして、前記式[−a]もしくは上記式
〔〕で表わされる1α,3β−ジヒドロキシコ
レスタ−5,7−ジエン類の具体例としては、例
えば1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,7
−ジエン,1α,3β−25−トリヒドロキシコレ
スタ−5,7−ジエン,1α,3β,24−トリヒ
ドロキシコレスタ−5,7−ジエン,1α,3
β,24(S)−トリヒドロキシコレスタ−5,7
−ジエン,1α,3β,24(R)−トリヒドロキ
シコレスタ−5,7−ジエン,1α,3β,24,
25−テトラヒドロキシコレスタ−5,7−ジエ
ン,1α,3β−ジヒドロキシ−24−オキソコレ
スタ−5,7−ジエン,24(24)−エチレンジオ
キシ−1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,
7−ジエンおよび例えば、1α,3β−ジアセト
キシコレスタ−5,7−ジエン,1α,3β−ジ
ピバロイルオキシコレスター5,7−ジエン,1
α,3β−ジ(トリメチルシリルオキシ)コレス
ター5,7−ジエンの如き1α,3β−ジヒドロ
キシコレスタ−5,7−ジエンの水酸基保護誘導
体をあげることができる。もちろん、上記の如き
その他の1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−
5,7−ジエン類についても相当する上記の如き
保護誘導体が例示されるが、具体例はそれ自体明
らかなので一々の例示はしない。 第1の工程は、上記の如き反応であるが、反応
は不活性有機溶媒中で紫外線を照射することによ
り行なわれる。 この際用いる紫外線としては、約200〜360nm
の波長範囲のものとして知られているものであ
り、本発明方法では特に260〜310nmの範囲の波
長のものが好ましく用いられる。 また、不活性有機溶媒としては、例えば、ヘキ
サン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロイン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、ブロムベンゼ
ン、クロルベンゼン、ニトロベンゼン、四塩化炭
素、1,2−ジクロルエタン、1,2−ジブロモ
エタン等の炭化水素、ハロゲン化炭化水素、更に
はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、メチルセロソルブ、フエニルセロソルブ
等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、
プロパノール、ヘキサノール、シクロヘキサノー
ル等のアルコール系溶媒等が好適なものとしてよ
く用いられる。 特に、例えばベンゼン、トルエン、ジエチルエ
ーテル、メタノール、エタノール等の単独又は混
合溶媒が好ましく、かかる溶媒を用いると紫外線
照射した後、同一の溶媒中で後述する異性化を行
うことができる。 紫外線照射の際の温度は−20℃〜80℃、特に−
10℃〜20℃の範囲が好適である。また、アルゴン
あるいは窒素雰囲気等の酸素の存在しない不活性
雰囲気で行うのが好ましい。 かくして紫外線照射によれば、上記式[−
a]で表わされる1α,3β−ジヒドロキシコレ
スタ−5,7−ジエン類の9,10位単結合が開裂
して、上記式[−a]で表わされるプレビタミ
ンD3類が生成される。 生成したプレビタミンD3類は、熱エネルギー
により異性化され相当する活性型ビタミンD3類
に変換される。この熱エネルギーによる異性化反
応は、温度に依存する平衡値および速度を有する
反応であり、低温度であるほどプレビタミンD3
類の占める割合が多くなる平衡値を示し、一方、
高温度であるほどプレビタミンD3類より活性型
ビタミンD3類への変換速度が大となる。 それ故、上記の如くして紫外線照射を受けて生
成したプレビタミンD3類は、紫外線照射工程中
において、既に活性型ビタミンD3類に徐々に異
性化することになる。 主としてプレビタミンD3類を製造しようとす
る場合には、この第1の工程の紫外線照射を異性
化速度が小さい低温、且つ短時間とするのが望ま
しく、また、主としてビタミンD3類を製造しよ
うとする場合には紫外線照射温度、時間の寄与も
さることながら、紫外線照射後において、好適な
温度に一定時間保持する(例えば、80℃で2〜3
時間など)ことにより異性化を積極的に行なわし
め、次いで、第2の工程の分離工程を実施するの
が望ましい。 本発明方法の最大の特徴は、この第1の工程に
おける紫外線照射反応を、生成したプレビタミン
D3類および/またはこれらが熱エネルギーによ
つて異性化されて生成する活性型ビタミンD3類
の生成量が、そのとき反応系内に存在する未反応
1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジ
エン類1重量部に対し、0.03〜0.4重量部になる
まで、更に好ましくは0.15〜0.35重量部になるま
でつづけ、それを超えてまで紫外線照射をつづけ
ない点にある。 本発明者の研究によれば、活性型ビタミンD3
の前駆体である1α,3β−ジヒドロキシコレス
タ−5,7−ジエン類に紫外線を照射し、それら
の9,10位の単結合を開裂する反応においては、
単にタキステロールのみならず、少くともその他
に2種類の副生成物が生成し、これらは原料であ
る5,7−ジエン類の消費量の増加とともに生成
量が増加しまた、更に別異の副生成物に変換する
と推察するに十分な事実が認められた。 それ故、生成するプレビタミンD3類および/
またはこれより生成する活性型ビタミンD3類の
量が、未反応の1α,3β−ジヒドロキシコレス
タ−5,7−ジエン類に対して、上記上限を超え
る場合には、第2の工程における反応混合物から
のプレビタミンD3類および/または活性型ビタ
ミンD3類の分離が純度良く行なわれ難く、ま
た、未反応の1α,3β−ジヒドロキシコレスタ
−5,7−ジエン類が回収して使用しうるほどの
十分な量で存在するにもかかわらず、これをその
まま循環使用する場合には、次第に、反応系内に
数多くの副生成物およびその副生量が蓄積され、
結局、未反応1α,3β−ジヒドロキシコレスタ
−5,7−ジエン類を再度利用する工業的な方法
を達成し得ないことが明らかとなつたのである。
もちろん、上記生成量の下限値0.03は、それより
低い値の場合には、循環回数および循環量が多量
にすぎ望ましくないとして定められたものであ
る。 かくして、第1の工程を経て、反応混合物は第
2の工程で分離され、未反応の1α,3β−ジヒ
ドロキシコレスタ−5,7−ジエン類は第1の工
程の前駆体である原料として使用される。 前述した通り、第1の工程で得られた反応混合
物は、プレビタミンD3類および/または活性型
ビタミンD3類を含んでいる。そして、プレビタ
ミンD3類を製造しようとする場合には、第1の
工程を比較的低温且つ短時間で行うことが望まし
いことも前述した。しかして、活性型ビタミン
D3類を製造しようとする場合には、第1の工程
で得られた反応混合物を更に異性化反応が十分に
進行するまで、保持したのち、第2の工程に付し
ていてもよいが、更に、第2の工程で分離したプ
レビタミンD3類を、熱エネルギーによる異性化
反応に付してもよい。 前述した通り、プレビタミンD3類より活性型
ビタミンD3類への変換は、温度に依存してその
平衡値および速度を異にする。 従つて、平衡値および変換速度を考慮して、温
度を定めることができ、かかる意味において温度
は反応自体の進行には本質的に重要なものではな
い。 実際的にはこのような点を考慮して、通常異性
化温度として10〜120℃、好ましくは40〜100℃が
採用される。 その際異性化は、通常不活性有機溶媒中で行う
ことが望ましく、前述した好適な溶媒を用いれ
ば、前記紫外線照射の際使用したと同一の溶媒を
用いることができる。 かくして、熱エネルギーによる異性化反応によ
れば、上記式[−a]で表わされるプレビタミ
ンD3類より、前述の下記式[−a] [式中、.R1,R2およびRの定義は前記に同
じ。] および下記式〔〕 [式中、R1,R2,R3,R4およびR5の定義は前
記に同じ。] で表わされる活性型ビタミンD3類が形成され
る。 しかして、本発明の研究によれば、第2の工程
を行うに際して、分離に付す上記反応混合物は、
もちろん、反応系内に存在する1α−ヒドロキシ
コレスタ−5,7−ジエン類1重量部に対し0.03
〜0.4重量部でプレビタミンD3類および活性型ビ
タミンD3類を含むが、それが主として活性型ビ
タミンD3類である場合には、恐らく、プレビタ
ミンD3と活性型ビタミンD3との本質的な安定性
の差と思われるが、分離が極めて容易に行なわれ
うることが明らかとなつた。 第2の工程における反応混合物からのプレビタ
ミンD3類および/または活性型ビタミンD3類の
分離は、カラムクロマトグラフイー、プレパラテ
イブ薄層クロマトグラフイー、高速液体クロマト
グラフイー、再結晶法等によつて行うことができ
る。また、非金属性銀を吸着した二酸化硅素
(SiO2)含有担体、例えば、硝酸銀含有シリカゲ
ルを用いるクロマトグラフイーを用いることもで
きる。 また、これらの分離・精製法の2つ又はそれ以
上を組合せることにより、更に高純度のプレビタ
ミンD3類および/または活性型ビタミンD3類を
製造することができる。 本発明者の研究によれば、上記分離方法の内で
も、とりわけ高速液体クロマトグラフイーによる
分離方法は、特に、シリカゲルを担体の主成分と
する高速液体クロマトグラフイーによる分離方法
は、分離収率を特に高める点において極めて好ま
しいことが明らかとなつた。 上記分離により、プレビタミンD3類の水酸基
保護誘導体もしくは活性型ビタミンD3類の水酸
基保護誘導体が得られた場合、その保護基がアシ
ル基の時は、通常、アルカリ性のメタノール、エ
タノールの如きアルコール溶液中で分解する方法
あるいはエーテル等の溶媒中LiAlH4等による還
元的に分解し脱アシル化せしめる方法等により行
なわれる。脱アシル化反応は−10℃〜50℃の温度
で行うのが好ましい。 また保護基がヒドロキシ基とエーテル結合して
いる場合、その一部は、還元的に除去するか、酸
又はアルカリと接触させることにより容易に除去
することができる。 かくして、脱保護基反応に付して得られたプレ
ビタミンD3類もしくは活性型ビタミンD3類の精
製には、上記第2の工程での分離手段がそのまま
用いられる。 以上詳述した通り、本発明方法によれば、極め
て高い収率、例えば80〜90%の高収率で1α,3
β−ジヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類よ
り、温血動物のカルシウム代謝を調節するのに有
効な活性型ビタミンD3類を製造しうるというす
ぐれた効果を奏することができる。 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。 実施例 1 (a) 1回目の反応: 1α,3β−ジアセトキシコレスタ−5,7−
ジエン2.660gを無水ベンゼン3,3に溶解
し、これに200Wの高圧水銀ランプ(Hanovia製
654−A型)を用い、バイコールフイルターを通
して、アルゴンガス雰囲気中で4分間紫外線を照
射した。得られた紫外線照射混合物を、No.25−4
とする。この1部をサンプリングし、液体クロマ
トグラフイー[HLCという。カラム:シリカゲ
ル(Zorbax SIL)25cm×2.1mmφ溶離液;
CH2Cl2/n−ヘキサン=1/3,検出;254mμ
に於ける吸収(UV−254検出器)]により分析し
た。結果を表−1に示した。次に、このNo.25−4
を2つに等分した。そのうちの一方をNo.25−4U
とする。又、もう一方は80℃で2時間、アルゴン
雰囲気中でリフラツクスさせた。この熱異性化混
合物をNo.25−4Hとする。このNo.25−4Hの1部を
サンプリングし、上記と同じ条件下にHCL分析
をした。結果を表−1に示した。No.25−4Hおよ
びNo.25−4Uのそれぞれを別個に、減圧下に30℃
以下で濃縮乾固した。それぞれの濃縮乾固物の全
量を、別個にシリカゲル80gを充填したカラムを
用いクロマトグラフイーにより分離した。展開溶
媒として、ベンゼン−ヘキサン、ベンゼン更にベ
ンゼン−酢酸エチルに順次変えて用いた。結果を
表−2に示した。 (b) 2回目の反応: 上記No.25−4UおよびNo.25−4Hそれぞれよりカ
ラムクロマトグラフイーにより得られた1α,3
β−ジアセトキシコレスタ−5,7−ジエンを含
む留分の全量を、それぞれ別個に上記1回目の反
応と同様な条件下に、但し、紫外線照射時間を7
分間とし、紫外線照射を行つた。得られた紫外線
照射混合物のうちNo.25−4Uより得られたもの
を、No.26−7Uとする。一方、No.25−4Hより得ら
れた紫外線照射物を、上記第1回目の反応と同じ
条件下に熱異性化せしめた。この熱異性化混合物
をNo.26−7Hとする。 これら2つのNo.26−7UとNo.26−7Hとの1部を
とり、上記と同様にしてHLC分析を行い、ま
た、上記と同様にして、それぞれの全量をカラム
クロマトグラフイーにより分離した。結果をそれ
ぞれ表−1および表−2に示した。 (c) 3回目〜5回目の反応: 上記No.26−7Uおよび26−7Hそれぞれよりカラ
ムクロマトグラフイーにより得られた1α,3β
−ジアセトキシコレスタ−5,7−ジエンを含む
留分の全量を、それぞれ別個に、上記2回目の反
応と同様に繰返し行つた。同様にして、第4回目
および第5回目の反応を繰返した。但し、第3回
目〜第5回目の紫外線照射の際の濃度はいずれも
第1回目および第2回目の場合の濃度と異なり、
25%減の濃度で行つた。また、紫外線照射時間
は、第3回目、第4回目はいずれも5分間であ
り、第5回目は、第4回目から回収した原料が減
少したため紫外線照射効率を考慮し、3分間とし
た。結果を表−1および表−2に示した。 なお、表中、No.27−5UはNo.26−7Uより回収さ
れた原料を用いた紫外線照射混合物を意味してお
り、No.27−5H、No.28−5H、およびNo.29−3Hはそ
れぞれNo.26−7H、No.27−5HおよびNo.28−5Hより
回収された原料を用いた熱異性化混合物を意味し
ている。 表−1の結果より明らかな通り、本発明方法に
よれば、循環回収使用した原料を用いて繰返し反
応を行うことにより、平均94%を超える選択率
で、1α,3β−ジアセトキシコレスタ−5,7
−ジエンより1α,3β−ジアセトキシビタミン
D3および1α,3β−ジアセトキシプレビタミ
ンD3を製造しうることがわかる。
【表】
表中、副生物を表わす2p,10p,12pとは、
HLCにより明確なピークとして確認されるもの
であり、2pとは目的物および原料より早い時間
で検出されるもので、10pおよび12pとはいずれ
も目的物および原料より遅い時間で検出されるも
のである。また、転化率とは、原料の消費割合
(%)であり、選択率とは消費された原料に対す
る目的物の生成割合(%)である。また、転化
率、選択率の平均値上段は、U系の平均値であ
り、下段はH系の平均値である。
HLCにより明確なピークとして確認されるもの
であり、2pとは目的物および原料より早い時間
で検出されるもので、10pおよび12pとはいずれ
も目的物および原料より遅い時間で検出されるも
のである。また、転化率とは、原料の消費割合
(%)であり、選択率とは消費された原料に対す
る目的物の生成割合(%)である。また、転化
率、選択率の平均値上段は、U系の平均値であ
り、下段はH系の平均値である。
【表】
【表】
実施例 2
実施例1と同様にして、1α,3β−ジヒドロ
キシコレスタ−5,7−ジエンを出発物質にして
循環反応(紫外線照射および熱異性化)を5回繰
返し行つた。 各回の熱異性化混合物を実施例1と同様にして
HLC分析を行い(但し、溶離液として3%メタ
ノール含有CH2Cl2を用いた)、平均転化率21.3%
(生成目的物対未反応原料の重量比平均0.23)、平
均選択率86.2%の結果を得た。 実施例 3 実施例1と同様にして、1α,3β−ジピバロ
イルオキシコレスタ−5,7−ジエンを出発物質
にして循環反応を3回繰返し行つた。各回の熱異
性化混合物を実施例1と同様にしてHLC分析を
行い(但し、溶離液として2〜20%イソプロピル
アルコール含有イソオクタンを用いグラデイエン
ト法で行つた)、平均転化率23.6%(生成目的物
対未反応原料の重量比平均0.26)、平均選択率
92.5%の結果を得た。 実施例 4 実施例1と同様にして、1α,3β,24−トリ
ヒドロキシコレスタ−5,7−ジエンを出発物質
にして、循環反応を3回繰返し行つた。各回の熱
異性化混合物を実施例1と同様にしてHLC分析
を行い(但し、溶離液として1〜10%イソプロピ
ルアルコール含有n−ヘキサンを用いグラデイエ
ント法で行つた)、平均転化率22.7%(生成目的
物対未反応原料の重量比平均0.21)、平均選択率
84.7%の結果を得た。
キシコレスタ−5,7−ジエンを出発物質にして
循環反応(紫外線照射および熱異性化)を5回繰
返し行つた。 各回の熱異性化混合物を実施例1と同様にして
HLC分析を行い(但し、溶離液として3%メタ
ノール含有CH2Cl2を用いた)、平均転化率21.3%
(生成目的物対未反応原料の重量比平均0.23)、平
均選択率86.2%の結果を得た。 実施例 3 実施例1と同様にして、1α,3β−ジピバロ
イルオキシコレスタ−5,7−ジエンを出発物質
にして循環反応を3回繰返し行つた。各回の熱異
性化混合物を実施例1と同様にしてHLC分析を
行い(但し、溶離液として2〜20%イソプロピル
アルコール含有イソオクタンを用いグラデイエン
ト法で行つた)、平均転化率23.6%(生成目的物
対未反応原料の重量比平均0.26)、平均選択率
92.5%の結果を得た。 実施例 4 実施例1と同様にして、1α,3β,24−トリ
ヒドロキシコレスタ−5,7−ジエンを出発物質
にして、循環反応を3回繰返し行つた。各回の熱
異性化混合物を実施例1と同様にしてHLC分析
を行い(但し、溶離液として1〜10%イソプロピ
ルアルコール含有n−ヘキサンを用いグラデイエ
ント法で行つた)、平均転化率22.7%(生成目的
物対未反応原料の重量比平均0.21)、平均選択率
84.7%の結果を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 活性型ビタミンD3の前駆体である下記式
[−a] 〔式中、R1,R2は同一もしくは異なり水素原
子または水酸基の保護基であり、Rは6−メチル
ヘプチル−2−イル基または水酸基、保護された
水酸基、オキソ基、保護されたオキソ基、ハロゲ
ン原子により置換されている相当する基。〕 で表わされる1α,3β−ジヒドロキシコレスタ
−5,7−ジエン類に紫外線を照射して、下記式
[−a] [式中、R1,R2およびRの定義は前記に同
じ。] で表わされるプレビタミンD3類に変換し、引き
つづいて該プレビタミンD3類を熱エネルギーに
より異性化させて生成する下記式[−a] [式中、R1,R2およびRの定義は前記に同
じ。] で表わされる活性型ビタミンD3類を製造する方
法において、反応系内に存在する未反応の式[
−a]の1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−
5,7−ジエン類1重量部に対し、反応系内に生
成する式[−a]のプレビタミンD3類およ
び/または式[−a]の活性型ビタミンD3類
を0.03〜0.4重量部になるまで反応せしめ、次い
で反応混合物より式[−a]のプレビタミン
D3類および/または式[−a]の活性型ビタ
ミンD3類を分離するとともに、未反応の式[
−a]の1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−
5,7−ジエン類を上記紫外線照射のための前駆
体として循環使用することを特徴とする活性型ビ
タミンD3類の製造法。 2 反応混合物より、プレビタミン類および/ま
たは活性型ビタミンD3類をシリカゲルを担体を
主成分とする高速液体クロマトグラフイーにより
分離する特許請求の範囲第1項に記載の活性型ビ
タミンD3類の製造法。 3 1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,7
−ジエン類が下記式〔〕 〔式中、R1,R2は同一もしくは異なり水素原
子または水酸基の保護基である。R3,R4,R5は
同一もしくは異なり水素原子、水酸基もしくは保
護された水酸基であり、R3とR4は一緒になつて
カルボニル基または保護されたカルボニル基を形
成していてもよい。〕 で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項
または第2項に記載の活性型ビタミンD3類の製
造法。 4 1α,3β−ジヒドロキシコレスタ−5,7
−ジエン類が、1α,3β−ジヒドロキシコレス
タ−5,7−ジエン,1α,3β,25−トリヒド
ロキシコレスタ−5,7−ジエン,1α,3β,
24−トリヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン,
1α,3β,24,25−テトラヒドロキシコレスタ
−5,7−ジエン,1α,3β−ジヒドロキシ−
24−オキソコレスタ−5,7−ジエンおよびこれ
らの水酸基保護誘導体よりなる群から選ばれたい
ずれかの化合物である特許請求の範囲第1項〜第
3項のいずれかに記載の活性型ビタミンD3類の
製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7862778A JPS557215A (en) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | Preparation of active vitamin d3 or its oh-protected derivative and/or its corresponding previtamin d3 or its oh-protected derivative |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7862778A JPS557215A (en) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | Preparation of active vitamin d3 or its oh-protected derivative and/or its corresponding previtamin d3 or its oh-protected derivative |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS557215A JPS557215A (en) | 1980-01-19 |
| JPS6231702B2 true JPS6231702B2 (ja) | 1987-07-09 |
Family
ID=13667110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7862778A Granted JPS557215A (en) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | Preparation of active vitamin d3 or its oh-protected derivative and/or its corresponding previtamin d3 or its oh-protected derivative |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS557215A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE19623T1 (de) * | 1981-07-17 | 1986-05-15 | Duphar Int Res | Verfahren zur herstellung von 1-alpha-hydroxy vitamin d oder 1-alpha hydroxy previtamin d derivaten und previtamin d oder tachysteroladdukten mit geeigneten dienophilen. |
| US4490226A (en) * | 1982-08-30 | 1984-12-25 | The Regents Of The University Of California | Efficient photochemical formation of 1-α-hydroxyprevitamin D3 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3741996A (en) * | 1971-12-02 | 1973-06-26 | Wisconsin Alumni Res Found | 1{60 -hydroxycholecalciferol |
| US3901928A (en) * | 1973-01-10 | 1975-08-26 | Robert Henry Hesse | 1' ,3' -dihydroxy steroid-5-enes method of preparing same and their use for preparing 1' -hydroxy-25-hydrogen vitamin d compounds |
| JPS5168556A (en) * | 1974-12-09 | 1976-06-14 | Teijin Ltd | 1 arufua 244 jihidorokishikorekarushifuerooruno seizohoho |
| US3993675A (en) * | 1975-02-24 | 1976-11-23 | Hoffmann-La Roche Inc. | Process for the preparation of 1α,25-dihydroxycholecalciferol |
| JPS51108049A (en) * | 1975-03-17 | 1976-09-25 | Teijin Ltd | 1 arufua * 24 * s * *255 torihidorokishikorekarushifuerooruno seizoho |
| JPS594433B2 (ja) * | 1976-03-08 | 1984-01-30 | エーザイ株式会社 | ビタミンd類の製造法 |
-
1978
- 1978-06-30 JP JP7862778A patent/JPS557215A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS557215A (en) | 1980-01-19 |
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