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JPS6239703B2 - - Google Patents
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JPS6239703B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6239703B2
JPS6239703B2 JP14435379A JP14435379A JPS6239703B2 JP S6239703 B2 JPS6239703 B2 JP S6239703B2 JP 14435379 A JP14435379 A JP 14435379A JP 14435379 A JP14435379 A JP 14435379A JP S6239703 B2 JPS6239703 B2 JP S6239703B2
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JP
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metal piece
sample metal
counter electrode
voltage
charge
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JP14435379A
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Kenichi Sugano
Masayuki Suzuki
Juichi Sato
Masaaki Matsudaira
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Toshiba Corp
Hokuto Denko Corp
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Toshiba Corp
Hokuto Denko Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は試料金属片を作用電極とし、その分極
特性を測定することにより所定条件での試料金属
片の腐食速度を判定する方法の改良に関する。
金属の腐食速度を測定乃至判定する方法として
試料金属片の分極抵抗Rpから求める電気化学的
方法が知られている。この方法は金属の腐食現象
が金属表面から金属イオンを溶出する一種の電極
反応であり、この電極反応速度がそのとき流れる
電流の大きさに依存することに着目したものであ
る。即ち金属試料片を腐食系例えば腐食性溶液中
に侵漬した場合、その金属試料片は一定の腐食電
位を示すが、対極を介して微少の一定のアノード
電流もしくはカソード電流Iを前記試料金属片に
与えると電位変化を起す。しかしてこの電位変化
量をηとすれば試料金属片の分極抵抗Rpは Rp=η/I で与えられるが理論的には、分極抵抗Rpは次式
の如く腐食電流Icorrと反比例の関係にあると考
えられている。
Rp Icorr=K (Kは定数で腐食反応について固有な値である)
しかし実際には腐食電流Icorrの変化に較べ反応
の種類に依存するKの差異は小さく、また腐食速
度Vは次式 V=(M/ZF)Icorr (Mは試料金属の原子量、Zは溶出金属イオンの
原子価数、Fはフアラデー定数) で示されるので腐食電流Icorrが解れば腐食速度
Vを算出しうることになる。
しかしながら上記一定電流を与えた場合の電位
変化からRpを求め、これから試料金属片の腐食
速度を求める方法においては次のような不都合な
問題がある。先ず第一に試料金属片の電位変化量
ηが一定値に達するのに比較的長い時間を要する
ことである。ここで長時間を要することは試料金
属片の表面状態の変化乃至表面へ腐食生成物の堆
積を促がし電位変化量η測定の不正確さを招き易
いということになる。第二には試料金属片と参照
電極との間の溶液抵抗により生ずるオーミツク降
下の影響で試料金属片の電位を正確に測定し難い
ことである。このオーミツク降下は電位変化量η
の変化を追跡する上で大きな障害となり、またオ
ーミツク降下の影響を補償するには煩雑な操作を
要するという不都合さがある。
以上のような欠点に対処する方法として先に本
出願人は腐食系に浸漬された試料金属片に一定量
の電荷を対極を介して瞬間的に与え、前記電荷付
与による試料金属片の電位変化を前記試料金属片
に近接して設けた参照電極を介して電極値(η)
−時間(t)の関係を開回路状態で測定し、この
分極値(η)−時間(t)の関係を解析して試料
金属片の腐食速度を求める金属の腐食速度判定法
を特願昭51−56076(特開昭52−139491)等とし
て出願した。この方法は試料金属片に与える電荷
を規制するという意味からクーロスタツト法と呼
ばれており、(i) 高抵抗液中の場合でもオーミツ
ク降下に関する補償ないしは補正を必要としな
い。(ii) 測定時間が短かい。(iii) 測定系を乱すこ
となく自然に近い状態での測定が可能である。な
ど種々の利点を有する。
ところで、クーロスタツト法による測定の方法
のうち主要なものとして試料金属片に与えるべき
電荷をあらかじめコンデンサに蓄わえておき、続
いて前記コンデンサーに蓄わえられていた所定量
の電荷を前記試料金属片に対極を介して付与し、
その後の試料金属片の電位変化を分極値(η)−
時間(t)関係として得、前記分極値(η)−時
間(t)関係を解析して腐食反応の分極抵抗
Rp、ターフエル勾配βa、βc、腐食電流密度
Icorr、微分容量Cdなどを求める電荷供給源とし
てコンデンサを利用した方法がある。前記クーロ
スタツト法により分極抵抗Rpおよびターフエル
勾配βa、βc、腐食電流密度Icorr、微分容量Cd
などを求め得る原理は以下に示すとおりである。
すなわち、腐食反応を表わすものとしてしばし
ば用いられている次式を考えることにすると、 I/Icorr=exp(2.3/βη)−exp(−2.3/
βη)……(1) 分極値ηがη≦10mVのように小さいときには(1)
式は I=2.3(β・β/β+β)η・Icorr ……(2) の如く表わされRp=βaβc/{2.3(βa+βc
Icorr}の関係を用いれば、(2)式は I=η/Rp ………(3) の如く表わされる。ここに、Iは試料金属片に流
れるフアラデー電流密度である。(3)式を用いれば
η≦10mVのときは所定量の電荷を付与した後の
試料金属片の分極値ηは次式の如く η=η0exp(−t/Cd Rp) ………(4) 時間tの関数として導びかれる。ここに、η
電荷を付与した直後の分極値であり、得られたη
−t曲線を((4)式を考慮しつつ)t=0に外挿す
ることにより求めることができる。ηが求まれ
ば付与した電荷密度△qは次式の如く表わされる
ことが判つている。
△q=η0Cd ………(5) (5)式の関係より微分容量Cdを求め得る。Cdが
求まれば得られたη−t曲線を(4)式に従つて解析
することにより求められる分極値ηの減衰の時定
数Cd Rpから分極抵抗Rpを求めうる。
以上はRpが求まる原理であつたがβa、βc
求まる原理は次の通りである。すなわち、試料金
属片にη>50mVまたはη<−50mVになるよう
な絶対値として大きな所定量の電荷を与えた場合
について考える。とくにη>50mVのときには(1)
式は次の(6)式のように第2項が省略された簡単な
形に表わされる。
I=Icorr exp(2.3/βη) ………(6) したがつて、所定量の比較的大きい正の電荷を
付与した直後より、ある程度の時間tが経過して
ηiになつたときの時間t=0とすれば、ある時
間t(>0)におけるηとtとの関係は理論的に exp(−2.3/βη)=Icorr/Cd・t×2.3/β+exp(−2.3/βηi)………(7) の形に導かれる。ここに、微分容量Cdは微少電
位範囲内においては一定と考えてよい。
この(7)式をみれば、測定したη−t曲線より、
異なる3個の時間t1、t2、t3に対してそれぞれ分
極値η、η、ηを読みとることにより、3
個の方程式 exp(−2.3/βη)=Icorr/Cd×2.3/βt1+exp(−2.3/βηi)………(8) exp(−2.3/βη)=Icorr/Cd×2.3/βt2+exp(−2.3/βηi)………(9) exp(−2.3/βη)=Icorr/Cd×2.3/βt3+exp(−2.3/βηi)………(10
) が得られることが判る。
(8)式から(9)式を辺々引くと exp(−2.3/βη)−exp(−2.3/βη)=Icorr/Cd×2.3/β(t1−t2)………
(11) (9)式から(10)式を辺々引くと exp(−2.3/βη)−exp(−2.3/βη)=Icorr/Cd×2.3/β(t2−t3)………
(12) (11)式を(12)式で辺々わつて (12)式を(13)式で辺々割つて (14)式より、異なる3個の時間t1、t2、t3
対応した分極値η、η、ηが判ればβa
求まることがわかる。
ところで、いま、η>η>η(>50m
V)で、η=η+△η、η=η−△ηに
なるようなη、η、ηを考え、これらの分
極値に対応する時間t1、t2、t3をそれぞれ得られ
たη−t曲線よりサンプリングしたとする。(た
だし、△η>0である)すなわち、η−η
η−ηになるようにη、η、ηを定
め、これに対する時間をそれぞれサンプリングす
るわけである。
このようなη、η、ηを用いると(14)
式の左辺は の形に簡単化される。
したがつて、 (15)式から、βaは測定したη−t曲線(η
>50mV)より、ある時間t2におけるηをまず
求め、さらにηから△ηだけ大きいη=η
+△η、△ηだけ小さいη=η−△ηに対応
する時間、それぞれt1、t3を読みとれば、それら
のt1、t2、t3、△ηを用いることにより簡単に計
算しうることが判る。以上はβaの解析法であつ
たが、η<−50mVになるように電荷を付与した
後のη−t曲線よりη<η<η<−50mV
をみたし、η=η−△η、η=η+△
η、η=η+△η △η>0をみたすη
η、ηに対応するt1、t2、t3をそれぞれ読み
とれば、βaの場合と同様βcはつぎの関係を用い
ることにより求まることが理論的に 判つている。ところで、上記コンデンサを予め電
荷を蓄わえる手段として用いた方法は各種試料片
の腐食速度を追跡すために有効な方法であり、
種々の良好な実測データも得られている。
(参考文献:Ken−ichi Kanno、Masayuki
Suzuki and Yuichi Sato、Boshoku Gijutsu、
26、697(1977).) しかしながらさらに検討を進めるうちに、実際
の測定系でもしばしば遭遇するが、試料金属片の
表面積Sが比較的小さく、したがつて全表面積で
の微分容量Cd×Sも比較的小さく、前記Cd×S
が前記コンデンサの容量C1に対して十分に大き
くないとき、例えばCd×S/C1<100のような場
合で、かつ、前記試料金属片の自然電位すなわち
腐食電位Ecorrと対極の自然電位Ecount.との差
が大きく、たとえば数100mVに達するような場
合には、測定セル側から前記コンデンサ側への電
荷の移動にともなう、前記試料金属片の電位の予
定外の変動が前記電荷移動の際のオーミツク降下
とともに観測されることが判つた。とくに、前記
コンデンサに予め蓄わえておく電荷が0のときに
は上記試料金属片と対極との間の電位差にもとづ
く前記コンデンサC1の充電にともなう、前記オ
ーミツク降下を含んだ試料金属片の電位変動Vd
(t)のみが、出力信号として本来測定されるべ
き、分極値η(t)の変化の代わりに観測される
こととなる。したがつて、前記コンデンサに予め
所定量の電荷をたくわえておいた場合には、本来
測定されるべき分極値η(t)に前記電位変動
Vd(t)が加算されることになる。η(t)に
Vd(t)が加算されることは測定結果に誤差が
含まれることになり、好ましくない。
本発明は上記の欠点に対処するために提案され
たものであり、前記試料金属片の全長面積での微
分容量Cd×Sが前記コンデンサの容量C1に対し
て十分に大きくなく、かつ、前記試料金属片と前
記対極との自然電位差が大きい場合でも測定誤差
の少ないクロースタツト法による腐食速度の判定
方法を提供する事を目的とするものである。
以下、本発明を詳細に説明すると、本発明は、
腐食系に浸漬された試料金属片にあらかじめコン
デンサに蓄わえられた所定量の電荷を対極を介し
て瞬間的に与え、前記電荷付与による試料金属の
電位変化を前記試料金属片に近接して設けた参照
電極を介して分極値(η)−時間(t)の関係と
して開回路状態で測定し、この分極値(η)−時
間(t)の関係を解析して試料金属片の腐食速度
を求める腐食速度の判定方法において、前記電荷
付与の際、前記試料金属片と前記対極との間に生
じる起電力と同一値で逆極性の電圧を前記試料金
属片と対極との間に印加する事により、前記コン
デンサに予め蓄わえられていた所定量の電荷の消
費のみによる分極値(過電圧)η(t)の時間変
化を正しく測定できるようにしたクーロスタツト
法応用の腐食速度の判定方法である。
次に本発明の実施例について示す。第1図は本
発明方法を用いた腐食速度の判定装置例を示した
ものである。図中1は試料金属片、2は対極、3
は参照電極であり、4は腐食速度測定用セルであ
る。5−1,5−2,5−3,5−4はそれぞれ
あらかじめ電荷を蓄わえておくためのコンデンサ
であり、それぞれ異なつた容量のものである。前
記コンデンサのうち適切な容量のものを選べるよ
うにロータリースイツチ6が設けてある。7は電
池、8は可変抵抗であり、これら電池と可変抵抗
は前記コンデンサ5−1〜5−4に電荷を供給す
るためのポテンシオメータを形成している。9は
極性切換えのためのスイツチである。10はリレ
ーであり、あらかじめ前記コンデンサ5−1〜5
−4に蓄わえられていた電荷を前記セル4中の試
料金属片1と対極2との間に付与するためのもの
である。電池11とスイツチ12は前記リレー1
0を駆動させるためのものである。13は電荷付
与した後の分極値(η)の変化を記録する記録機
構である。14は前記記録した分極値の変化を解
析して目的とする腐食反応の分極抵抗Rp、ター
フエル勾配βa、βc、腐食電流密度Icorr、微分
容量などの腐食速度因子を算出するための解析機
構である。なお、前記記録機構13からは得られ
たη−t曲線のモニタ用としてのシンクロスコー
プ15が接続できるように設計してある。ところ
で点線で囲んだ部分16は電荷付与の際試料金属
片1と対極2との間に生じる起電力と同一値で逆
極性の電圧を前記試料金属片と前記対極との間に
印加するための加電圧機構である。17は前記逆
極性の定電圧を発生させるための演算増幅器であ
り、18は抵抗である。この抵抗18は試料金属
片1と対極2とコンデンサ5で構成される閉回路
に直列に挿入されており、この抵抗18に前記逆
極性の電圧がかかるように設計してある。電池1
9、可変抵抗20はポテンシオメータを構成して
おり、前記抵抗18にかかる前記逆極性の電圧を
定めるためのものである。21は電荷を付与する
前の試料金属片1と対極2間の電圧を計測するた
めの電圧計であり、22は前記電圧信号のインピ
ーダンスを変換するために用いた演算増幅器であ
る。また、スイツチ23は前記演算増幅器17、
電池19および可変抵抗20より構成される加電
圧回路を作動させないときに前記加電圧回路と抵
抗18との接続を断つためのものである。なお、
スイツチ23は、演算増幅器17の電源スイツチ
と連動させてあり、スイツチ23が開回路状態の
ときは演算増幅器17の電源もoffの状態におく
ようにしてある。なお、24は前記コンデンサの
初期電圧V1を測定するためのものである。
なお、前記加電圧機構16は次のような順序で
動作させる。
(i) スイツチ23を開いておき、電圧計21によ
つて試料金属片1と対極2との間の電圧(起電
力)を計測する。
(ii) スイツチ23を閉じて、可変抵抗20のつま
みを調節して抵抗18に(i)で測定した電圧と逆
極性の電圧がかかるようにする。なお、この
際、抵抗18に所定の電圧がかかつたか否か
は、可変抵抗20のダイアルの目盛を見ること
により確かめることができるし、電圧計21の
読みが0Vになつたか否かでも確認できる。
以上の操作が所定量の電荷の付与に際し行なう
前記加電圧機構に対する操作である。
以上の如く組み立てた装置を用い、前記試料金
属片1として表面積2cm2の銅板(TCu−P1)、
対極2、参照電極3として、それぞれ別個の白金
黒付白金電極を用い、セル4中に市水を収容した
状態で300日にわたる浸漬試験を行なつた。その
結果、たとえば浸漬後140日の時点での測定結果
は次の通りであつた。
まず、点線で囲つた16で示される加電圧機構
において、スイツチ23を開いたままの状態で測
定した。前記試料金属片に0.168μCの電荷を与
えたところ第2図に示すようなη−t曲線が得ら
れ、前記曲線を解析機構14により解析したとこ
ろ、Rp=180KΩcm2、Cd=39.9μF/cm2が得られ
た。さらにスイツチ23を開いたままの状態にし
ておき、前記試料金属片に与える電荷△Q(=△
q・S)の絶対値を大きく|△Q|>15μCにし
たときの正、負それぞれのη−t曲線の解析によ
り、βa=53mV、βc=78mVが得られた。これ
らの得られたRp、βa、βcの値より、Icorr=
0.0762μA/cm2が得られた。
さらにスイツチ23を開いたままの状態で電圧
計21によつて試料金属片1と対極2との間の電
位差を測定したところ0.321Vあつた(試料金属
片1が正極、対極である白金黒付白金電極が負
極)ので前記加電圧回路によつて抵抗18に−
0.321Vの逆符号の電圧がかかるように可変抵抗
20の調節した。続いてスイツチ23を閉じてま
ず電圧計21により電圧の指示値が0Vであるこ
とを確認した。
そこで先の場合と同様に0.168μCの電荷を試
料金属片1に与えてみた。その結果、第3図に示
すようなη−t曲線が得られ、前記曲線を解析機
構14により解析したところ、Rp=86.3KΩcm2
Cd=107μF/cm2が得られた。さらに、スイツチ
23を閉じたままの状態にしておき、前記試料金
属片に与える電荷△Q(=△q・S)の絶対値を
大きく|△Q|>15μCにしたときの正、負それ
ぞれのη−t曲線の解析により、βa=51mV、
βc=74mVが得られた。これらの得られたRp、
βa、βcの値よりIcorr=0.152μA/cm2が得られ
た。他方、同一の系について300日にわたつて測
定した重量減少より平均腐食速度として
0.450mddの値が得られた。この平均腐食速度の
値を腐食流密度Icorrに換算するとIcorr=0.153μ
A/cm2となり前記加電圧回路を作動させて得られ
たIcorrの値にきわめて近いことが判つた。以上
は浸漬後140日の時点でのクーロスタツト法によ
り得られた腐食速度と重量減少から求めた平均腐
食速度との比較であつたが、さらに、クーロスタ
ツト法によりIcorrの経時変化を300日間にわたつ
て追跡し、これから腐食電流密度Icorrの平均値
を求めたところ0.155μA/cm2の値が得られた。
他方、前記加電圧回路を作動させないで得られた
腐食電流密度Icorrの平均値は0.0632μA/cm2
あつた。これら得られたIcorrの値を比較すると
明らかに前記加電圧回路を作動させ、電圧計21
の読みを0Vとした方が重量減少法により求めた
値にきわめて近い値が得られていることが判る。
以上の結果は本発明の方法が試料金属片を純銅と
した場合正確な腐食速度を求める上で有効であつ
たことを示している。
なお前記の実施例では本発明方法を用いた1つ
の装置例のみを示してきたが、さらに本発明方法
を実現するものとして第4図に示すような回路の
装置を用いる事もできる。図中1は試料金属片、
2は対極、3は参照電極であり、4は腐食速度測
定用セルである。5−1,5−2,5−3,5−
4はそれぞれあらかじめ電荷を蓄わえておくため
のコンデンサであり、それぞれ異なつた容量のも
のである。前記コンデンサのうち適切な容量のも
のを選べるようにロータリースイツチ6が設けて
ある。7は電池、8は可変抵抗であり、これらの
電池と可変抵抗は前記コンデンサ5−1〜5−4
に電荷を供給するためのポテンシオメータを形成
している。9は極性切換えのためのスイツチであ
る。10はリレーであり、あらかじめ前記コンデ
ンサ5−1〜5−4に蓄わえられていた電荷を前
記セル4中の試料金属片1と対極2との間に付与
するためのものである。電池11とスイツチ12
は前記リレー10を駆動させるためのものであ
る。13は電荷付与した後の分極値(η)の変化
を記録する記録機構である。14は前記記録した
分極値の変化を解析して目的とする腐食反応の分
極抵抗Rp、ターフエル勾配βa、βc、腐食電流
密度Icorrなどの腐食速度因子を算出するための
解析機構である。なお、前記記録機構13からは
得られたη−t曲線のモニタ用としてのシンクロ
スコープ15が接続できるように設計してある。
ところで、点線で囲んだ部分31は前記試料金属
片と前記対極との2電極間に生ずる起電力と大き
さが同じで逆極性の電圧をコンデンサ5−1〜5
−1と可変抵抗で構成される閉回路中にかけるこ
とにより、前記コンデンサの充電電圧から前記試
料金属片1と前記対極2にかかる電圧を前もつて
差し引くことにより、本発明の目的を達成するた
めの加電圧回路である。前記加電圧回路は演算増
幅器35、電池32、極性切換スイツチ33、可
変抵抗34などより構成されており、所定の大き
さの電圧源となる。その電圧の大きさは可変抵抗
34で調節でき、その極性はスイツチ33により
変えるとができる。演算増幅器36と電圧計37
は試料金属片1と対極2との間の電位差を前もつ
て測定するためのものである。電圧計40はコン
デンサにあらかじめ蓄わえられた電荷量を求める
際に用いられる。なお、前記電圧計により測定さ
れる電圧は前記加電圧回路を作動しない場合の電
圧である。
さらに本発明方法を用いる具体的装置は、上記
第1図及び第4図以外に本発明主旨を逸脱しない
範囲で適宜変更する事が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第4図は本発明方法を用いた腐食速
度の判定装置例を示す回路図、第2図は試料金属
片を純銅とした場合に従来の方法(本発明の方法
に基づく加電圧機構を作動させずに)により得た
η−t曲線、第3図は第2図の場合と同一の試料
金属片を用い、本発明の加電圧機構を作動させて
得られたη−t曲線。 1……試料金属片、2……対極、5−1〜5−
4……コンデンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 腐食系に浸漬された試料金属片にあらかじめ
    コンデンサに蓄えられた所定量の電荷を対極を介
    して瞬間的に与え、前記電荷付与による試料金属
    片の電位変化を前記試料金属片に近接して設けた
    参照電極を介して分極値(η)−時間(t)の関
    係として開回路状態で測定し、この分極値(η)
    −時間(t)の関係を解析して前記試料金属片の
    腐食速度を求める腐食速度の判定方法において、
    前記電荷付与の際、前記試料金属片と前記対極と
    の間に生じる起電力と同一値で逆極性の電圧を前
    記試料金属片と対極との間に印加することを特徴
    とした腐食速度の判定方法。
JP14435379A 1979-11-09 1979-11-09 Judging method for corrosion speed Granted JPS5667734A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4593382B2 (ja) * 2004-06-22 2010-12-08 新日本製鐵株式会社 金属の腐食速度の測定方法およびこれによる金属の防食方法

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