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JPS6259805B2 - - Google Patents
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JPS6259805B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6259805B2
JPS6259805B2 JP13757278A JP13757278A JPS6259805B2 JP S6259805 B2 JPS6259805 B2 JP S6259805B2 JP 13757278 A JP13757278 A JP 13757278A JP 13757278 A JP13757278 A JP 13757278A JP S6259805 B2 JPS6259805 B2 JP S6259805B2
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JP
Japan
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output
circuit
temperature
thyristor
time
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Expired
Application number
JP13757278A
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English (en)
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JPS5563410A (en
Inventor
Shunichiro Mori
Kunio Kimata
Hirofumi Aoyanagi
Hiroshi Horii
Hidenobu Hasegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13757278A priority Critical patent/JPS5563410A/ja
Publication of JPS5563410A publication Critical patent/JPS5563410A/ja
Publication of JPS6259805B2 publication Critical patent/JPS6259805B2/ja
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気毛布、電気敷布、電気フロアー
ヒータ等の電気採暖器具を初めとして、ガス、灯
油等を利用する暖房器具などに用いる温度制御装
置に関し、特に負荷への給電を制御する電力制御
素子として半導体制御素子(例えば市販のSCR
があり、以後SCRと称す)を用いる温度制御装
置に関するものであり、SCRの自己トリガー
等、電力制御素子の故障による不安全動作を未然
に防ぐフエイルセーフについて改良を加えたもの
である。
従来、負荷への電力を制御する電力制御素子と
してSCRを用いた場合、正常制御時は負荷電流
として半波電流が流れるが、SCRがシヨートす
ると全波電流が流れるので、SCRのシヨート故
障時に全波電流、半波電流の波形の違いを識別し
て電源遮断器、例えば電流ヒユーズ等を溶断して
回路を保護する方式が実用化され、それなりの効
果を発揮している。しかし、SCRがダイオード
的な故障を発生すると、いわゆる自己トリガ状態
の故障を発生すると、SCRの正常特作時とほぼ
同一の半波電流が負荷に流れるので、もはや、従
来の波形識別方法での故障検出はできない。従つ
てこの故障時は、SCRの制御信号が無くても導
通を続け、負荷の温度が異常に上昇し、ヤケド、
火災、感電など人体に危害を与える結果となる。
従来は上記の如くSCRがダイオード的な故障
を生じると、それによつてもたらされる異常状
態、例えば負荷の異常温度上昇(過熱)を検知し
て安全を図るようにしており、いわゆる間接的な
検出であるため、安全性の面で不安があつた。
本発明は、負荷への給電を直接または間接的に
制御するSCR等の電力制御素子の端子電圧と、
電力制御素子のオン・オフを制御するセンサ出力
とのロジツクにより、上記電力制御素子の自己ト
リガーの故障を直接的に検出して安全性の向上を
図るようにしたものである。本発明の方式は、特
にSCRの自己トリガーを検知するものとして有
効である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第1図は本発明の実施例としての電気毛布や電
気敷布の概要を示している。第1図において、1
は交流100ボルト電源に接続するための電源プラ
グ、2はコントローラボツクス、3は被加熱体
で、電気毛布では毛布、電気敷布では敷布であ
る。4は接続コード、5はコネクタ、6はヒー
タ、7は被加熱体3の温度を検出するために配置
された温度センサ、8は電源スイツチ、9は被加
熱体3の温度を設定する温度設定つまみ、10は
被加熱体3の温度を第6図の如く2つの制御モー
ドに切替えるスイツチである。2つの制御モード
とは、1つは、被加熱体3の温度を常に一定温度
となるようコントロールする比制制御モードであ
り、他の1つは、被加熱体3の温度が所定の温度
幅でスイングするヒステリシスコントロールモー
ドである。11は強目盛運転を開始するためのス
イツチであり、このスイツチの選択操作により第
7図の如く2つの制御モードが選択される。その
1つは、温度設定つまみ9の設定温度のいかんに
かかわらず所定の期間、強目盛の温度で被加熱体
3が加熱され、その後、温度設定つまみ9で設定
された温度に復帰して温度制御するハイホールド
モードである。他の1つは、前記のハイホールド
機能のない制御、すなわち温度設定つまみ9で設
定された温度で制御するノーマルモードである。
12は電源パイロツトランプ、13はヒータ6に
通電されているときに点灯するパイロツトランプ
である。
第2図は本発明の一実施例における電気回路の
全体を示している。第2図において、1は電源プ
ラグ、8は電源スイツチ、14は温度ヒユーズで
ある。15は電源のノイズフイルタ部で、チヨー
クコイル16、コンデンサ17、サージアブゾー
バ18で構成される。12は電源パイロツトラン
プ、64はランプ12の補護抵抗である。19は
制御電源VCCを得る回路であり、ダイオード2
0、抵抗21,22、コンデンサ23,24、ゼ
ナーダイオード25から構成される。26は温度
設定回路であり、温度設定つまみ9の設定により
抵抗値が変るボリユーム27、制限抵抗28で構
成される。29は温度検出回路で、パルストリガ
素子としてのネオンランプ30、コンデンサ3
1、抵抗32、パルストランス33、温度センサ
7で構成される。温度センサ7は第3図に示すよ
うな構成であり、芯線39に巻線36をコイル状
に巻き、その外周をプラスチツクサーミスタから
なる感温材38で被覆し、その外周に巻線37を
巻き、表皮40でもつて被覆した紐状センサであ
る。巻線36と37の層間インピーダンスZ7は、
温度により感温材38の特性が変り、第5図のよ
うな特性となる。この温度検出回路29において
は、温度調節ボリユーム27で決定される設定抵
抗RX(ボリユーム27の値R27と制限抵抗28の
値R28の和、RX=R27+R28)と温度センサ7のイ
ンピーダンスZ7とによつて電圧が分割され、巻線
36と37の層間電圧VZ7がネオンランプ30の
放電開始電圧VBOより大となるとき、つまりVBO
<VZ7のとき、ネオンランプ30がトリガし、コ
ンデンサ31と抵抗32を介してパルストランス
33から出力が出る。このときは被加熱体3の温
度が低いときである。VBO>VZ7のときはネオン
ランプ30がトリガしない。このときは被加熱体
3の温度が高いときである。41はコントロール
の主体となる制御回路であり、集積回路(以下単
にICとする)で構成されている。このICは1〜
16で示すピンを備えている。抵抗42はACライ
ン電圧を検知してIC41の交流同期をとるもの
である。強目盛保持用スイツチの接点56′,5
6″は、強目盛保持つまみ11を引くことにより
閉じる構成であり、IC41の3ピンに接続され
る。43は後述するサイリスタ47のトリガ用
C・R回路で、抵抗44とコンデンサ45から構
成される。トリガ用C・R回路43においては、
温度検出回路29の出力(被加熱体の温度が設定
値より低いときの出力)をIC41の2ピンで受
け、そして14ピンからでる出力によつて抵抗44
を介してコンデンサ45を充電する。その後、
ACライン電圧が正サイクルに向いゼロ電圧をよ
ぎるゼロポイントで、13ピンを介して放電し、12
ピンよりサイリスタ47のゼロクロスのトリガを
行う。46はゲート抵抗、47はヒータ6をドラ
イブするサイリスタである。ヒータ6は第4図に
示すような構成であり、芯線51にヒータ線48
をコイル状に巻き、その外周を熱溶融性樹脂50
でもつて被覆し、その外周に安全線49をコイル
状に巻き、表皮52でもつて被覆した紐状ヒータ
である。このヒータ6が何らかのアクシデントで
異状高温になると、樹脂50が溶けてヒータ線4
8と安全線49が接触する。すると、第2図のA
点−ヒータ線48−接触部−安全線49−抵抗5
5−B点の回路に大きな電流が流れて抵抗55が
発熱し、温度ヒユーズ14を加熱して溶断し、電
源を止める保安動作を行う。正常なときには、抵
抗55−安全線49−温度センサ7−温度設定ボ
リユーム27の回路に温度検知信号の微少電流が
流れているが、この電流では抵抗55は発熱する
にいたらない。次に強目盛保持の解除機能に関す
る構成について説明すると、IC41の10ピンは
強目盛保持機能の解除出力端子であり、ゲート抵
抗53とサイリスタ54がトリガされると、コイ
ル56が通電され、これにより、強目盛保持用ス
イツチの接点56′,56″が開路する。次にサイ
リスタ47の自己トリガ状態の保安動作に関連す
る構成について説明すると、57は抵抗であり、
ヒータ6をドライブするサイリスタ47の端子電
圧をチエツクするものである。温度検出回路29
の出力が無く、したがつてIC41の2ピンにも
入力が無いにもかかわらず、サイリスタ47が半
波導通している状態は、サイリスタ47が自己ト
リガしている状態であり、危険である。この状態
のとき、サイリスタ47の端子電圧を抵抗57を
介してIC41の15ピンで受け、IC41内で論理
演算して11ピンによりサイリスタ58のトリガ出
力を出す。これによりサイリスタ58は導通し、
抵抗59が発熱し、温度ヒユーズ14を加熱して
溶断し、電源を止める保安動作を行う。次にサイ
リスタ47が完全なシヨート故障を起こしたとき
の保安機能について説明すると、このときヒータ
6には過大な電力が印加されて危険であるから、
ダイオード61を介して抵抗62には負の半サイ
クルの電圧が印加され、それによつて抵抗62が
発熱し、温度ヒユーズ14を加熱して溶断し、電
源を止める。
第8図はIC41の制御ブロツクを示したもの
である。第8図においてIC41内は2点鎖線で
囲んでいる。また、IC41の外付部品のうち、
本発明の要旨と関係ない部品は省略している。第
8図において、Aはリセツト部、Bはゼロパルス
発生部であり、IC制御のタイムベースとなるAC
ライン電圧のゼロクロス電圧を抵抗42を介して
検知し、ゼロクロスパルスをつくる。Cは波形整
形部で、温度センサ7の出力をパルストランス3
3を介してパルスで受け、指定の波形に整形す
る。Dは2ビツト分周部で、波形整形部Cの温度
検知出力を入力とし、ACライン電圧の正に向う
ゼロクロス時、あるいは負に向うゼロクロス時
に、サイリスタ47のトリガパルスをつくる。E
は充電アンプ部で、抵抗44を介してコンデンサ
45に充電する。Fは放電アンプ部で、コンデン
サ45に蓄積した電荷を13ピンより取り込んで12
ピンより放電してサイリスタ47をトリガする。
Gはヒステリシスコントロール切替部で、ヒステ
リシス制御を選択した時に閉じるスイツチ10か
らの信号を4ピンより受ける。Hはヒステリシス
コントロールロジツク部であり、第6図に示す時
間ΔtAだけ2ビツト分周部Dを停止させ、サイ
リスタ47のトリガを止めて被加熱体3の温度ス
イングを付加する。IはT形フリツプフロツプを
n段連結して構成した第1のカウンタであり、前
述のヒステリシスコントロールロジツク部Hで説
明したΔtA時間だけ電源周波数を計数し、この
期間はサイリスタ47を止める。そしてカウンタ
Iがタイムアツプすると、リセツト部Aよりヒス
テリシスコントロールロジツク部Hをリセツトし
て、再びサイリスタ47にトリガを与える。Kは
T形フリツプフロツプを2段連結して構成した第
2のカウンタであり、後述の強目盛保持の期間Δ
Aを決定する。Jは強目盛保持切替部である。
強目盛保持つまみ11を操作すると、接点5
6′,56″が閉じる。接点56′の閉路により温
度設定用のボリユーム27が短絡されるから、ボ
リユーム27の設定を問わず最高温度の設定状態
となる。また接点56の閉路を3ピンより受け
て、強目盛保持切替部Jはヒステリシス制御用の
カウンタIと強目盛保持用のカウンタKとを直結
状態にし、そのカウンタIとKとでもつて第7図
の強保持時間ΔtHの計数を行う。また強目盛保
持切替部Jは、ヒステリシス制御の運転中であつ
ても、強目盛保持にセツトすると、第7図の如く
強目盛運転中はヒステリシスコントロール切替部
Gの機能が失なわれ、比例制御になるようにす
る。Lは強目盛保持用の記憶器である。この記憶
器Lは第1のカウンタIを強目盛保持の下位カウ
ンタとしても共用するためのものであり、強目盛
セツト時は第1カウンタIがタイムアツプした信
号を記憶器Lで記憶し、強目盛保持用の第2カウ
ンタKに入力が入るよう構成される。Mは強目盛
保持の解除用出力アンプであり、このアンプ出力
でサイリスタ54がトリガされ、コイル56によ
つて強日盛保持用の接点56′と56″が開路す
る。また、サイリスタ47のダイオード故障の検
出すなわち自己トリガの検出は、サイリスタ47
の端子電圧を検出する端子電圧検出部Nと波形整
形部Cとのロジツクで行う。例えば、波形整形部
Cの出力が無いのに、電圧検出部Nの入力電圧が
無いときは、異常(自己トリガ状態)であるの
で、電源の正サイクルの適当な位相でスイツチす
るタイミング検知器Oと同期して、このタイミン
グで出力が出て、自己トリガアンプPで増幅され
る。この出力でサイリスタ58がトリガされ、抵
抗59の発熱で温度ヒユーズ14が溶断される。
第9図は本電気回路のロジツクダイアグラムを
示す。第8図の各ブロツクA〜Qは、第9図にお
いて破線で囲つている。第9図において、G1
G28はIILプロセスで作られるゲートであり、入力
はトランジスタのベースと等価であり、出力はオ
ープンコレクタ形のマルチトランジスタ形であ
る。RS1〜RS5はリセツト・セツト形のフリツプ
フロツプであり、これもIILプロセスで作られ
る。TはT形のフリツプフロツプであり、入力は
、出力はQ,として示している。また、実線
の四角いブロツクで示すa〜Qは、通常のバイポ
ーラ構成で作られるアナログ回路である。第9図
によりロジツクの説明をする前に、前記a〜Qま
でのバイポーラ部について説明する。
まず、リセツト部Aの制御電源VCCによるリセ
ツト電圧の検知回路aについて説明する。第10
図と第11図はその回路例を示し、第12図はそ
の動作の波形を示す。第10図、第11図におい
て、1ピンの制御電源VCCをOVから上昇させて
行くと、トランジスタa5はある閾値VRSまではオ
フで、このVRSを越えるとオン領域に入る。この
閾値VRSは、トランジスタa2〜a4のベース・エミ
ツタ電圧VBEとすると、VRS=3×VBEの電圧と
なる。第10図の回路においてトランジスタa4
a5はカレントミラー回路を構成しており、VCC
RSとなる点から抵抗a1に電流I1が流れ始め、こ
の電流I1とほぼ同じ電流がトランジスタa5のコレ
クタ・エミツタ間に引き込まれる。第11図の回
路は、第10図の回路のカレントミラーをカレン
トアンプとして作動させるため、トランジスタa4
を抵抗a6に変えたものである。
第12図にこの動作を示す。電源スイツチ8を
投入すると、電源部19のコンデンサ23,24
により制御電源VCCは第12図AのvCCの如く時
間と共に上昇する。前記VRSをリセツト電圧とす
ると、時間tR2までは、第12図B波形の如くト
ランジスタa5はオフであり、この時間tR2を過ぎ
るとvCC>VRSとなるため、トランジスタa5は時
間Δtで完全にオンとなる。いまロジツク部の動
作電圧をVLとすると、ロジツク部は時間tR1
正常動作に入るが、この期間はトランジスタa5
よりリセツトされており、かつ時間tR2になると
トランジスタa5がオンして、ロジツク部のリセツ
トが解除される。また、カウントミラーからカレ
ントアンプにすると、第12図Bの波形に示すご
とく、トランジスタa5のスイツチング時間Δtは
短縮されて、良好な動作を示す。
第13図はリセツト電圧検知回路aの別の回路
例であり、トランジスタa7,a8によつて構成する
差動アンプにより、リセツトの閾電圧VRSはトラ
ンジスタa2,a3,a4で得ており、この電圧VRS
と、抵抗a13,a14の分割電圧により定まるvCC
検知し、トランジスタa5の動作を決定する。
要するにリセツト電圧検知回路aは、パワー
(電源)のオンから制御電源VCCの電圧上昇vCC
を検知し、制御電源VCCが設定された閾値VRS
り低い状態では、トランジスタa5をオフさせて、
ロジツク部のリセツトを行う。
次にゼロパルス発生部Bのゼロ電圧検知回路b
について説明する。第14図はその回路例を示
し、第15図はその動作の波形を示す。第14図
の回路は、16ピンと5ピン間に電源電圧VACが印
加されたとき、電源電圧VACがゼロ電圧をクロス
する近傍で、第15図の波形「b14のVCE
「b19のVCE」を得ようとするものである。第1
5図の電源電圧VACがゼロ電圧である時間t0を基
準として、第14図の回路の動作を説明する。16
ピンに加わる電源電圧VACが正に向かい始める
と、トランジスタb11のコレクタエミツタ間に第
15図の「b11のICE」に示す電流が流れ始め
る。このときの電源電圧VACはトランジスタb11
のベース電圧、すなわ抵抗b7でバイアスされるト
ランジスタb8のベースエミツタ電圧VBESをバイ
アス電圧として、トランジスタb11のベース・エ
ミツタ電圧VBEを加えた、2VBE≒VBE+VBES
越えた時である。この時間ΔtPは下式で示され
る。
ΔtP=1/2π・sin-12VBE/VAC 但しは電源周波数である。
このトランジスタb11のICEにより、トランジ
スタb12を介して、トランジスタb13とb14で構成さ
れるカレントミラーがオンし、第15図の「b14
のVCE」なる動作となる。その後、電源電圧VAC
がピーク値を越えて負に向い始めて、時間t1の直
前まで、すなわちVAC≧2VBEまでトランジスタ
b14はオンを継続する。その後VAC<2VBEとなる
と、トランジスタb14はオフするので、第15図
の「b14のVCB」波形の如くになる。なおトラン
ジスタb10はトランジスタb11と対でカレントミラ
ーを構成している。参考までに、カレントミラー
とは、抵抗b1に流れるベース電流IBと、抵抗b3
に流れれるコレクタ電流ICとがほぼIB≒IC
なるものである。b20は波形整形用の回路で、ト
ランジスタb14のスイツチング速度を高めるため
に挿入したものであり、後述する第16図、第1
7図に示すような構成となつており、この回路の
入力電圧位相と出力電圧位相とは同相となる構成
にしている。次に第15図の電源電圧VACが時間
t1を基準としてゼロ電圧から負に向かい始める
と、トランジスタb15のベース電圧は、トランジ
スタb18のベース電圧、すなわち前述のバイアス
電圧VBESに保持されている。トランジスタb15
ベース・エミツタ電圧をVBEとすると、VBE>V
BES、VBES−VBE=−ΔVBEのときには次のよう
に動作する。すなわちトランジスタb15は前記|
AC|>|ΔVBE|となるときオンする。このと
きのトランジスタb15のベース電流は、制御電源
CCより抵抗b7を通り、トランジスタb15のベー
スからエミツタを通り、抵抗b1を介して、電源V
ACに流出する。この時間が、時間t1を基準として
ΔtN遅れたときである。従つてトランジスタb15
のコレクタには第15図の「b15のICE」なる電
流が流れ、カウントミラーを構成するトランジス
タb16,b17とb18,b19がそれぞ作動し、第15図
の「b1のVCE」電圧となる波形が得られる。この
状態は、時間t2の直前まで継続される。また、V
BE=VBES、VBES−VBE=0のときには次のよう
に動作する。トランジスタb15とb18のVBEが同じ
であるから、VAC=OV時点でトランジスタb15
動作するので、第15図の時間ΔtNはΔtN=O
となる。すなわちt1および、t2時間で第15図の
「b15のICE」、「b19のVCE」となる動作を行う。
そして、VBE<VBES、VBES−VBE=+ΔVBE
ときには、VBE>VBES、VBES−VBE=−ΔVBE
のときとは逆に、第15図の時間ΔtNがt1時間
より左、すなわち前にくい込むことになる。しか
し第15図のΔtP時間まで進むことはない。
要するにトランジスタb14,b19は第15図のよ
うにスイツチングする。そして、その出力波形は
さらに第16図、第17図に示す波形整形部
b20,b21により整形される。
第16図に示す回路では、トランジスタb14
マルチコレクタとし、ゲートG30を含むRSフリツ
プフロツプ(ゲートG31とG32で構成)で波形整形
することで、ゲートG31の出力はシヤープな波形
となる。
第17図に示す回路は、波形整形部b20とし
て、IIL構成のアンプを用いる例であり、インジ
エククタ抵抗b21、トランジスタb22とb23で構成さ
れるゲートと、この電流を増幅するトランジスタ
b24とb25で構成されるアンプとからなる。
次に波形整形部Cのパルス検知回路cについて
説明する。第18図はその回路例を示し、第19
図はその動作の波形を示す。第18図において、
被熱体3の温度が低いと、検知線7の巻線36と
37の層間のインピーダンスZ7が高い。従つて第
19図の電源電圧VACが規定の電圧まで上昇する
と、検知線7の層間電圧VZ7がネオンランプ30
の放電開始電圧VBOより高くなると、ネオンラン
プ30がトリガする。よつて、パルストランス3
3の2次巻線35には、第19図のtp波形のパル
スが得られる。トランス33において、電源電圧
ACが負の半サイクルにあるときのネオンランプ
30のトリガパルスが1次巻線から2次巻線に伝
達されるときに正負反転して、2次巻線には、t
P1波形の如く正電圧のパルスが得られるよう巻線
の極性を設定している。従つて電源電圧VACが負
サイクルにあるときに温度検知する構成になつて
おり、正サイクルに発生するtP2波形は負電圧と
なるので、それ以後の動作には関係がなく、無効
となる。パルス電圧tP1が第18図の2ピン、5
ピン間に加わるので、エミツタフオロアのトラン
ジスタC3がオンし、これによりトランジスタ
C4,C5から成るカレントミラーが動作する。つ
まり第19図の如く時間ΔtPだけトランジスタ
C5がオンすることになる。パルスtP2は負の電圧
であり、このパルスtP2はトランジスタC6、抵抗
C1を通つて流れ、トランジスタC3は逆バイアス
されるので、トランジスタC5はオンしない。な
お第19図の時間t3〜t4までは、ネオンランプ3
0がトリガしない状態を示しており、トランジス
タC5はオンしない。
要するに第18図のパルス検知回路cは、電源
電圧VACの負サイクルで発生するパルスtP1を有
効な温度検出信号として受けるものである。
サイリスタ47のトリガ用のアンプE,Fにつ
いて説明する。第20図はその回路例を示す。第
20図において、ゲートG10の出力が「0」に落
ち込むと、抵抗E1,E2がバイアスされてオン
し、抵抗44を介してコンデンサ45に充電され
る。そして、電源電圧VACがゼロ電圧をクロスす
る時に、ゲートG11が一瞬「0」に落ち込むこと
で、アンプFは、抵抗F1,F2を通じてトランジ
スタF5,F6がバイアスされてオンする。この動
作により、コンデンサ45に蓄積された電荷がパ
ルス状で一瞬放電され、12ピンを通じてサイリス
タ47がトリガされる。後述するが、ゲートG10
よりコンデンサ45に充電されているときはゲー
トG11は「1」であり、放電信号は入らない構成
となつている。
次にヒステリシスコントロール切替部Gと、強
目盛保持切替部Jとの切替検知回路g,jとにつ
いて説明する。第21図はヒステリシスコントロ
ール切替部Gの回路例を示し、第22図は強目盛
保持切替部Jの回路例を示す。第21図におい
て、抵抗g1,g2,g3とトランジスタg4,g5とでカ
レントミラーを構成している。ヒステリシスコン
トロール切替スイツチ10を閉路すると、トラン
ジスタg5がオフし、ヒステリシス制御モードに設
定される。第22図に示す強目盛保持切替部Jの
回路構成は、第21図のヒステリシスコントロー
ル切替部Gと全く同じである。強目盛保持用スイ
ツチの接点56″を閉路すると、トランジスタ2
5がオフされる。
次に自己トリガ出力アンプPと、強目盛保持の
解除出力のアンプMとについて説明する。第23
図は自己トリガ出力アンプPの回路例を示す。第
23図において、ゲート25の出力が「0」に落
ち込むと、トランジスタp5,p6がオンして、11ピ
ンを通じてサイリスタ58がトリガされる。な
お、強目盛保持の解除出力のアンプMの回路構成
は第23図と同じであるので、説明を省略する。
次にサイリスタ47の自己トリガ検出部の電圧
検出回路Nと、検出タイミング回路Oとについて
説明する。第24図は両回路例を示し、第25図
はその動作の波形を示す。第24図において、電
圧検出回路Nはサイリスタ47がオンしている
か、オフしているかをチエツクするもので、抵抗
n1,n2とトランジスタn3,n4,n5,n6,n7から構
成されている。トランジスタn5がオンすると、15
ピンと5ピンの間の電圧ΔVaは、トランジスタ
n4,n5,n6の3個のベース・エミツタ電圧を3VBE
とすると、下式のようになる。
ΔVa≧3VBE 一方、サイリスタ47がオンしたときのサイリ
スタ47のアノードとカソード間の順電圧ドロツ
プVFは、VF<3VBEとなるよう設定される。従
つて第25図に示すように、サイリスタ47がオ
フ(ゲートに信号が入らない)のとき、電源電圧
ACがトランジスタn4のスレツシユホールド電圧
3VBEを越える時間ΔtCの間、トランジスタn4
は第25図「n4のICE」に示すごとくコレクタ電
流が流れる。これにより、トランジスタn7のコレ
クタ電圧は第25図の「n7のVCE」に示すごとく
「0」となる。また、電源電圧VACが負に向つて
ゼロ電圧をよぎる時間t1よりΔtC時間前まで
「n7のVCE」は「0」である。次に、サイリスタ
47がオンすると、第25図のt2〜t3時間で示す
ように、トランジスタn4,n7はオフであり、「n7
のVCE」を保持する。また、自己トリガのタイミ
ング検出回路Oにおいては、16ピンに電源電圧V
ACが加わる。差動アンプを構成するトランジスタ
O11,O12の基準電圧は、抵抗O3とO4の分割中点
電圧VSTであつて、このVSTはトランジスタのベ
ース・エミツタ電圧をVBEとすると、2.5VBE
STである。トランジスタO8のベース・エミツ
タ電圧VBEを抵抗O3とO4(O3=O4)とで分割し
て0.5VBEとしている。従つて電源電圧VACによ
る16ピンの電圧が電圧VSTを越える時間で、トラ
ンジスタO12、カレントミラーを構成するトラン
ジスタO13,O14と同じくカレントミラーを構成
するトランジスタO15,O16がオンする。この状
態を第25図の時間ΔtSとして表示している。
16ピンの電圧は、第9図にも示すようにゼロクロ
ス発生器Bの入力ともなつている。従つて第15
図に示すように電源電圧VACがVAC>2VBEを越
える時点から、第14図に示す抵抗b1を通つて電
流がゼロクロス発生器Bへ分流するので、16ピン
と5ピンの電圧は、第25図に示すように2VBE
からなだらかに上昇する。この電圧が第25図に
示す2.5VBE(トランジスタO11,O12で構成され
る差動アンプのフレツシユホールド電圧VSTを意
味する)を越える時間が、ΔtSとなる。この回
路においては、ΔtS>ΔtCとなるように設定す
る必要がある。
次に多段の第1カウンタIの中間出力を取り出
す回路Qについて説明する。第26図はその回路
例を示す。第26図において、第1カウンタIは
T形フリツプフロツプTIをn段連結したもので
あり、TI1〜TIxのブロツクと、TIy〜TIoのブ
ロツクとに2分している。このカウンタIにおい
て、一方のブロツクの出力QIxと他方のブロツク
の入力Tyを直結すれば、直結形のカウンタとな
る。しかし、回路の機能をチエツクするとき、カ
ウンタの段数が多いと、1段目のに高速度の矩
形波を入れても、最終段の出力QIoが出てくるに
は時間がかかり過ぎる問題がある。そこでチエツ
ク時は、8ピン、9ピン間を切り離し、への入
力でカウンタTI1〜TIxまでの動作チエツク(8
ピンの出力で判定)と、9ピンに矩形波を入れ
て、カウンタTIy〜TIoまでの動作チエツク(Q
Ioの出力で判定)とを、それぞれ単独で行い、動
作の確認時間を短かくするために、この回路Qが
カウンタIの中程に挿入される。第26図におい
て、トランジスタq4,q5は定電圧源を構成するよ
うになつている。トランジスタq6は出力バツフア
となつており、トランジスタq7,q8は入力バツフ
アとなつており、トランジスタq7,q8はカレント
ミラー構成となつている。
次に、主として第9図を参照しながら制御動作
について説明する。
まず、第6図に示す比例制御モードの動作につ
いて説明する。このときヒステリシスコントロー
ル切替スイツチ10は開路、強目盛保持用スイツ
チの接点56′,56″は開路である。この状態で
電源スイツチ8を投入し、被加熱体3の温度が低
いと、第27図に示す運転動作を行う。まず第9
図のゼロパルス発生部BのゲートG13によつて、
第27図に示す如くゲートG13が「O」のとき、
波形整形部CのフリツプフロツプRS1がリセツト
される。すなわち電源電圧VACが正の半サイクル
の期間と、負サイクルの僅かの期間、継続してリ
セツトされる。その後、温度センサ7からのパル
スtP1が発生すると、フリツプフロツプRS1がセ
ツトされる。このとき、フリツプフロツプRS1
出力が「1」→「0」に変化するので、ゲート
G9は「0」→「1」、ゲートG10は「1」→
「0」となる。ゲートG10の「0」によりアンプE
がオンして、抵抗44を通じてコンデンサ45に
充電を始める。すなわち温度センサ7によつてネ
オンランプ30のトリガが入つてからコンデンサ
45に充電を開始する。そして電源電圧VACが負
電圧から正電圧に向う時間t2の直前でゲートG13
が「1」→「0」に転じ、これにより再びフリツ
プフロツプRS1はリセツトされる。このリセツト
によりフリツプフロツプRS1の出力は「0」→
「1」に復帰する。従つてゲートG33で反転された
信号「1」→「0」が、T形フリツプフロツプT
の入力に加わるので、TフリツプフロツプTの
出力Qは入力の立ち下りのエツジで「0」→
「1」に反転する。このTフリツプフロツプTの
出力Qが「1」になることで、ゲートG11の出力
は「0」となり、ゲートG10を「1」としてコン
デンサ45への充電を止め、かつ、放電アンプF
を作動させて12ピンに出力を出す。そして、時間
t2を越えて電源電圧VACが正電圧に入つた直後
に、ゲートG12が「0」→「1」となるからゲー
トG14,G15のワイヤーアンドの出力が「1」→
「0」に落ち込む。このワイヤーアンドの出力が
「1」の期間はΔTである。すなわちゲートG12
共に「0」の期間となる。このΔTの期間を過ぎ
てもT形フリツプフロツプTの出力Qは「1」で
あるが、ゲートG14,G15のアンドが「0」である
ため、ゲートG11は「1」となり、コンデンサ4
5の放電を止める。従つて12ピンの出力は、時間
t2近傍の電源電圧VACのゼロクロス点でΔT2だけ
発生してサイリスタ47をトリガし、サイリスタ
47の導通によつてヒータ48に通電する。また
ゲートG11がΔT時間の後、「0」→「1」に復帰
するので、ゲートG10の出力は「1」→「0」と
なり、再び抵抗44を介してコンデンサ45に充
電を始める。そして電源電圧VACが正電圧から負
電圧に向う時間t3近傍で、再びゼロクロスパルス
ΔT、およびフリツプフロツプRS2の出力とゲ
ートG14の出力とのアンド出力が発生する。時間
t3になる直前でゲートG14,G15のアンド出力が
「0」→「1」となるので、T形フリツプフロツ
プTの出力Q「1」のロツクがはづれ、ゲート
G11は「0」に落ち込んで、再びコンデンサ45
の放電を行う。このときゲートG10が「0」→
「1」となるので、コンデンサ45への放電は止
められる。同時にフリツプフロツプRS2の出力
とゲートG14の出力とのアンド出力も「0」→
「1」となる。この出力がさらにT形フリツプフ
ロツプTの出力QとアンドされてゲートG4に加
わるので、ゲートG4は「1」→「0」、ゲート
G33は「0」→「1」となり、T形フリツプフロ
ツプTの入力に加わる。そして、時間t3を越え
てからΔT時間の後、再びフリツプフロツプRS2
の出力とゲートG14の出力とのアンド出力が
「1」→「0」に落ち込むので、ゲートG4
「0」→「1」、ゲートG33は「1」→「0」にな
る。このゲートG33の立ち下りのエツジでT形フ
リツプフロツプTの出力Qは「1」→「0」に戻
る。すなわち、T形フリツプフロツプTはフリツ
プフロツプRS1のセツト、リセツト信号で1カウ
ントし、次に前記T形フリツプフロツプTのセツ
ト出力Qと、電源電圧VACが負に向うゼロクロス
パルスΔTのアンドで2カウントして元に戻る、
いわゆる2分周動作を行う。別な表現をすると、
電源電圧VACが正または負のいづれか1つのサイ
クルで温度の検出を行い、この信号により電源電
圧VACが正または負に向うゼロの時点で、2ビツ
トのサイリスタのトリガパルスを出す。第9図の
サイリスタ47としてSCRを用いているが、機
器によつてトライアツク(TRIAC)を用いると
きに好都合である。次に第27図において時間t5
〜t8までは、被加熱体3の温度が設定値より上昇
し、センサー7からのネオンランプ30のトリガ
パルスが無い状態を示している。このときフリツ
プフロツプRS1はリセツトされ続けているので、
前述の動作は行なわない。また、ゲートG10
「1」であり、コンデンサ45には充電されない
し、かつ、T形フリツプフロツプの出力Qも
「0」であり、ゲートG11も「1」なので、放電ア
ンプFも不動作である。従つて、12ピンの電圧は
「0」となつている。被加熱体3の温度が下り、
再びネオンランプ30がトリガを始めると、前述
の動作を行い、サイリスタ47をトリガしてヒー
タ48への通電を行う。これら一連の動作によ
り、第6図の比例制御モードの温度制御が達成で
きる。
次に第6図に示すヒステリシス制御モードにつ
いて説明する。このときヒステリシスコントロー
ル切替スイツチ10は閉路される。スイツチ10
の閉路によりゲートG19は「1」→「0」、ゲート
G20は「0」→「1」となる。またゲートG1もす
でに「1」であるから、ゲートG3は「0」→
「1」となり、ゲートG22も「1」→「0」となつ
て、ヒステリシス制御用の第1のカウンタのリセ
ツトがはづれる。同時に、ヒステリシスコントロ
ールロジツク部HのフリツプフロツプRS3,RS4
もゲートG5が「0」→「1」となつて、リセツ
トが解除される。ヒステリシス制御モードの動作
状態を説明するに当つては第9図と第28図を参
照し、第28図の時間t1を説明の起点とする。時
間t1〜t5までは、第27図で説明した回路動作を
行い、12ピンの出力はサイリスタ47をトリガす
るにたる出力が出ており、そのためヒータ48に
通電がなされている。すなわちパルストリガ素子
30からパルスtPが発生しているので、被加熱
体3の温度が上昇している過程である。そして、
被加熱体3の温度が設定値に到達すると、ネオン
ランプ30がトリガされなくなり、今まで周期的
に発生していたパルスtP2が消滅する。このパル
スの消滅を検知して、時間t5で被加熱体3の温度
が設定値に達したと判断し、12ピンからサイリス
タ47へのゲート出力を止め、ヒータ48への通
電を止める。しかしながら被加熱体3の温度は、
若干オーバシユートするので、ある期間はパルス
は出ない。そして被加熱体3の温度が下り始め、
所定の温度まで下る。すなわち設定温度TSある
いは温度のデイフアレンシヤルΔTSを予め設定
したときは、TS−ΔTSまで下る。すると、再び
時間T8近傍でネオンランプ30がトリガされ、
パルスtP3が発生する。この時間TDは被加熱体
3の構成と温度によつて定まる時間である。なお
第28図の時間TDは電源電圧VACの数サイクル
相当であるが、これは説明用であつて実際はもつ
と長い。そして、再びパルスtP3が発生すると、
第1カウンタIがパルスtP3を検知して計数す
る。第1カウンタIの計数時間はサイリスタ47
のトリガを継続して止める。この第1カウンタI
のタイムアツプ出力で、サイリスタ47のゲート
出力のロツクをはずし、再びサイリスタ47のト
リガを繰返す。ヒステリシスコントロール切替ス
イツチ10を閉じている時間は、上記の動作を繰
返す。この動作により第6図に示す温度スイング
ΔTDが得られる。第28図に上記動作のタイム
チヤートを示す。第28図において時間t5〜t6
では電源電圧VACの負電圧でパルスtPが出ない
ので、波形整形部cのフリツプフロツプRS1はセ
ツトされず、フリツプフロツプRS1の出力は
「1」を継続するから、2ビツト分周用のT形フ
リツプフロツプTも不動作である。そして、時間
t6を越えてΔtP時間遅れてゲートG12が「0」→
「1」になるので、ゲートG6はフリツプフロツプ
S1の出力とT形フリツプフロツプTの出力
とゲートG12の出力とのアンドが入力となり、
「1」→「0」に落ち込む。このゲートG6により
フリツプフロツプRS3がセツトされ、フリツプフ
ロツプRS3の出力Qは「0」→「1」、ゲートG8
は「1」→「0」となり、T形フリツプフロツプ
の出力Qは「0」にロツクされる。よつてゲート
G11は無条件に「1」となるから、放電アンプF
はオフし、12ピンからサイリスタ47へのトリガ
出力は「0」となる。次に時間t7〜t8の電源電圧
ACが負電圧にある期間に、被加熱体3の温度が
下り、ネオンランプ30からパルスtP3が発生す
ると、フリツプフロツプRS1がセツトされ、フリ
ツプフロツプRS1の出力Qが「0」→「1」とな
る。このときフリツプフロツプRS3の出力Qは
「1」で待機中のため、ゲートG7は「1」→
「0」に落ち、この出力でフリツプフロツプRS4
がセツトされ、フリツプフロツプRS4の出力Qが
「0」→「1」となる。そして、時間t9近傍の電
源電圧VACが負に向うゼロクロス点で、フリツプ
フロツプRS2の出力がΔT時間だけ「0」→
「1」になる。従つてフリツプフロツプRS4の出
力Qが「1」であり、フリツプフロツプRS2の出
力が「0」→「1」となるので、ゲートG21
出力、すなわちヒステリシスコントロールカウン
タ用の第1カウンタIにおける初段フリツプフロ
ツプTI1の入力は、ΔTだけ一瞬「0」に落ち
込む。この入力の「1」→「0」に落ち込むエ
ツジで、初段カウンタTI1の出力Qが「0」→
「1」に変る。次に時間t11の電源電圧VACが負に
向かうゼロクロスで、再び初段フリツプフロツプ
I1の入力Tが「1」→「0」に落ち込むので、
初段フリツプフロツプTI1の出力Qは「1」→
「0」に戻り、2分周動作を行う。第1カウンタ
Iは、第9図の如く、多段カウンタであるから、
前述の分周動作を順次繰返す。そして、時間tn、
すなわち、最終n段目のフリツプフロツプTIo
タイムアツプする時間が経過すると、時間tnの直
前で初段フリツプフロツプTI1の入力が「1」
→「0」に落ち込むエツジで最終段フリツプフロ
ツプTIoの出力Qが「0」→「1」となり、タイ
ムアツプする。この最終段フリツプフロツプTI1
の出力Qが「1」となることで、第1カウンタI
のTI1〜TIZまでリセツトがかかる。また同時に
ゲートG5の出力も「1」→「0」となり、ヒス
テリシスコントロールロジツク部Hのフリツプフ
ロツプRS3,RS4をリセツトされ、初期状態に戻
る。すなわちゲートG8が「0」→「1」に戻り
T形フリツプフロツプTの出力Qのロツクをはず
す。このリセツトがかかつている状態は、時間tn
+1の直前(時間ΔtNだけ前)まで続く。そし
てフリツプフロツプRS2の出力QとゲートG15
力とのアンドで構成される正のゼロクロスのパル
スΔT(電源電圧VACが負から正に向う状態)の
立ち上り、すなわち「0」→「1」の変化で、ゲ
ートG16が「1」→「0」、ゲートG23が「0」→
「1」となり、第1カウンタIの最終段フリツプ
フロツプTIoがリセツトされる。従つて最終段フ
リツプフロツプTIoの出Qが「1」→「0」に落
ち込むので、第1カウンタIのTI1〜TIZまでの
フリツプフロツプは、リセツトが解除される。す
なわち、時間tnからtn+1までの電源電圧VAC
負の半サイクル期間中継続してリセツトをかけ
て、確実に初期状態に戻すものである。また最終
段フリツプフロツプTIoにおいては、最終段フリ
ツプフロツプTIoの出力Qが「1」→「0」に落
ち込んだ時点で、ゲートG16の入力が「1」→
「0」になるので、最終段フリツプフロツプTnの
リセツトパルスは消滅する。いわゆるセルフリセ
ツト方式である。時間t9〜tnまでの時間が、ヒス
テリシスコントロール用の第1カウンタIの計数
時間TIである。時間TIが過ぎた後のtn〜tn+1
の期間に被加熱体3の温度が下つているので、パ
ルスtPoが発生しており、このパルスtPoを検知
して波形整形部cのフリツプフロツプRS1がセツ
トされ、正常の動作に戻る。そして、サイリスタ
47はトリガされてヒータ48に通電が始まる。
これら一連の動作を繰返すことで、第6図の被加
熱体3の温度スイングΔTDが得られる。なおヒ
ステリシスコントロール切替スイツチ10を開路
すれば、ゲートG20により第1カウンタIとヒス
テリシスコントロールロジツク部Hのフリツプフ
ロツプRS3,RS4がリセツトされ、比例制御モー
ドになる。
次に第7図に示す強目盛保持と、その解除動作
について説明する。第7図の波線で示すような目
盛温度TSTにすべく、温度設定つまみ9によりボ
リユーム27の抵抗値を設定する。次に強目盛の
保持を選択するつまみ11を引き、切替スイツチ
の接点56′,56″を閉路する。そして、電源ス
イツチ8を閉じて、運転に入つた状態から説明を
行う。このとき、ヒステリシスコントロール切替
スイツチ10は開路しており、比例制御モードと
する。強目盛保持の切替部JのゲートG17
「0」にセツトされ、ゲート18は「1」にセツ
トされる。このゲートG17により、強目盛保持用
の第2カウンタKのリセツトが解除される。ま
た、ゲートG18により記憶部Lのフリツプフロツ
プRS5のリセツトも解除される。ゲートG17によ
りゲートG8の入力も「0」にセツトされるか
ら、ゲートG8の出力は「1」を保持する。これ
によりT形フリツプフロツプTの出力Qはロツク
されず、サイリスタ47への出力が継続して供給
される比例制御モードとなる。換言すれば、仮に
ヒステリシスコントロール切替スイツチ10を閉
じてヒステリシス制御モードを選択していても、
強保持機能を選択すると、自動的に比例制御モー
ドになるよう構成している。第7図のBの波形が
この模様を示す。また、第1カウンタIは、ヒス
テリシスコントロール用カウンタ以外にも、強保
持カウンタの一部として使用するため、カウンタ
のスタートはヒステリシスコントロール用カウン
タのスタートと同じである。すなわち、第28図
に示すように、連続的にネオンランプ30からの
パルスtPがあり、設定温度(強目盛温度)に到
達すると、パルスtPが消滅し、次に入るパルス
P3を検知して、時間t9から第1カウンタIが分
周を始める。その後、時間tnからtn+1の間に、
第28図に示すように第1カウンタIの最終段フ
リツプフロツプTIoがタイムアツプし、Tn+1
時間よりΔtN時間前で、最終段フリツプフロツ
プTIoがリセツトされる。強目盛保持をセツトす
ると、ゲートG18は「0」→「1」となつている
から、この最終段フリツプフロツプTIoの出力Q
は、第2カウンタKの初段フリツプフロツプTK1
の入力に入る。第28図に示すように、最終段
フリツプフロツプTIoの出力Qが「1」→「0」
に落ち込むエツジで、第2カウンタKの初段フリ
ツプフロツプTK1の出力Qが「0」→「1」にな
り、ヒステリシスコントロール用の第1カウンタ
Iの出力がフリツプフロツプTK1に桁上げされた
ことになる。このフリツプフロツプTK1への桁上
げされた出力QによりゲートG24が「1」→
「0」となり、フリツプフロツプRS5がセツトさ
れる。フリツプフロツプRS5の出力が「1」→
「0」になることで、フリツプフロツプRS4のセ
ツト端子を「0」に保持してフリツプフロツプR
S4の出力Qを「1」に保持し、第1カウンタIへ
連続して負のゼロクロスパルスΔTが供給される
ようにする。またフリツプフロツプRS5の出力
が「0」なり、ゲートG16の入力および第1カウ
ンタIのリセツト端子Rをすべて「0」として、
カウンタへのリセツト信号が入るのを阻止する。
時間t5から前記動作の完了までがΔtA時間であ
り、ヒステリシス制御モードの計数時間と同じで
ある。そして初段フリツプフロツプTI1の入力
へは連続して負のゼロクロスパルスΔTが供給さ
れるので、計数が進み、最終段フリツプフロツプ
Ioの出力Qが「0」→「1」に変る時でも、リ
セツトはかからず(フリツプフロツプRS5でロツ
クしている)、計数は進む。そして、第2カウン
タKの最終段フリツプフロツプTKnが第7図に
示す時間TK経てからタイムアツプし、出力Qが
「0」→「1」になる。次にゲートG12が「0」→
「1」に変る電源電圧VACの正電圧のサイクル
で、最終段フリツプフロツプTKoの出力Qとゲー
トG12の出力とのアンド出力がゲートG27の入力に
加わるので、ゲートG27は「1」→「0」に落ち
込むことになり、アンプMが動作し、10ピンを通
じてサイリスタ54がトリガされる。そしてコイ
ル56に通電される。サイリスタ54のトリガは
ゲートG12により正の半サイクルのみトリガされ
るものであり、コイル56の励磁により強目盛保
持用スイツチの接点56′,56″が開路する。こ
れにより、つまみで設定したボリユーム27の抵
抗値で定まる温度に降下して行き、通常の温度調
整を行う。また接点56″の開路により強目盛保
持の切替部Jが元に復帰し、ゲートG17は「1」、
ゲートG18は「0」となるので、ゲートG17により
第2カウンタKはリセツトされ、初期状態に戻
る。
次にヒステリシスコントロール切替スイツチ1
0を閉路して、ヒステリシス制御モードで運転し
ている途中で、例えば第7図の時間tDで、強目
盛保持用スイツチの接点56′,56″を閉じたと
きの動作を説明する。このときヒステリシスコン
トロール用の第1カウンタIが計数している途中
で、強目盛保持用スイツチの接点56′,56″を
閉じると、前述のようにゲートG17が「1」→
「0」となり、第2カウンタKのリセツトがはず
れてカウント入力の待機状態となる。またゲート
G8の入力のロツクがはずれ、ゲートG8は「0」
→「1」となり、直ちにT形フリツプフロツプT
の出力Qで定まる状態でゲートG11が動き、アン
プFよりサイリスタ47がトリガされる。よつて
ヒータ48に通電され、第7図の時間tDより被
加熱体の温度が上昇を始める。またゲートG18
より、記憶部LのフリツプフロツプRS5のリセツ
トもはずれる。しかしながら、第1カウンタIは
計数を継続する。そして、第1カウンタIの最終
段フリツプフロツプTIoがタイムアツプすると、
第2カウンタKの初段フリツプフロツプTK1に桁
上げされ、初段フリツプフロツプTK1の出力Qが
「0」→「1」となる。この初段フリツプフロツ
プTK1の出力QによりフリツプRS5がセツトさ
れ、フリツプフロツプRS5の出力が「1」→
「0」となる。このとき前述のヒステリシス制御
モードで説明したように第1カウンタIは全てリ
セツトされると共に、ヒステリシスコントロール
ロジツク部HのフリツプフロツプRS3,RS4も同
時にリセツトされる。そして被加熱体3の温度が
強目盛の設定温度に達すると、ネオンランプ30
からのパルスtPが消滅し、次に再びパルスtP3
が入ると、第28図に関連して説明した動作によ
り、ヒステリシスコントロールロジツクHのフリ
ツプフロツプRS3,RS4が順時セツトされる。こ
のフリツプフロツプRS4のセツトによりフリツプ
フロツプRR4のQが「0」→「1」となるので、
再び正のゼロクロスパルスΔTが第1カウンタI
の初段フリツプフロツプTI1の入力に入り、分
周動作を行う。規定の計数を終了すると、第2カ
ウンタKの最終段階フリツプフロツプTKoがタイ
ムアツプし、ゲートG27とG12によりアンプMを介
してサイリスタ54がトリガされ、コイル56に
より接点56′,56″を開路する。これは前述の
動作と同じである。第7図に示すように強保持中
は、比例制御モードにセツトされ、最大の熱量が
入る。以上説明したように、第7図の時間tD
示す途中で、強目盛の切替スイツチの接点5
6′,56″を操作すると、有効な強目盛保持の時
間は第2カウンタKの動作時間TKになり、最初
からスイツチ操作したときよりもΔtA時間短か
くなる。なお第2図、第9図に示す接点56″と
並列に接続した抵抗66とコンデンサ67は、コ
イル56によつて開路するときに接点56″がビ
ビるのを防止し、接点56″のビビリ動作による
回路の誤動作を防止する。特に接点56″が確実
に開放状態を維持するには、交流電源電圧VAC
数サイクルを要する。そのため、もしコンデンサ
67が無いと、接点56″が開放された瞬間に強
目盛保持の切換部が作動して第1カウンタI、第
2カウンタKがリセツトされ、再びカウント状態
に戻るので、強保持期間が伸びる問題がある。こ
のコンデンサ67を挿入することで、安定な動作
となるものである。
次にサイリスタ47のダイオード故障および自
己トリガ状態の保安動作について説明する。この
状態は、温度センサ7の出力のいかんを問わず、
サイリスタ47が導通して、ヒータ48への通電
が続けられるので、被加熱体3の温度は上昇し続
ける。従つて子供などの熱中死とか、火災などの
危険性があり、これらのアクシデントを防止する
保安機能が必要である。第29図は、自己トリガ
状態の保安作動のタイムチヤートを示す。第29
図において時間t1〜t5までは、正常な状態、すな
わち被加熱体3の温度が低く、ネオンランプ30
からのパルスtpにより12ピンから出力が発生し
て、サイリスタ47を正常にトリガしている状態
を示す。時間t5〜t7までは、前記状態の後に被加
熱体3の温度が設定値に到達し、パルスtPが消
滅して、サイリスタ47がオフしている状態を示
す。この休止中では、自己トリガ用のアンプPの
入力、すなわちゲートG34の入力は、ゲートG26
出力と電圧検知部Nの出力とゲートG25の出力と
のアンドであるから、「0」である。第9図にお
いて時間t6〜t7の電源電圧VACの正サイクルに於
てゲートG25はΔtN時間遅れて「0」→「1」、
ゲートG26はΔtS時間遅れて「0」→「1」、電
圧検知部Nはサイリスタ47がオフしているの
で、第34図、第25図よりΔtC時間遅れて
「1」→「0」となるよう構成している。これ
は、ΔtC<ΔtSとなるように電圧検知部Nの回
路(時間ΔtCを決定)と自己トリガ検出タイミ
ング回路O(時間ΔtSを決定)をそれぞれ決定
することである。従つてゲートG34の入力が
「0」、出力は「1」である。アンプPは、その入
力が「1」であるから、第23図の回路によりそ
の出力は「0」となり、サイリスタ58への出力
は出ない。次にサイリスタ47が故障、いわゆる
ダイオード故障とか、自己トリガ故障を起こした
状態を、時間t7〜t11に示す。このときネオンラン
プ30からのパルスtPは出ないものとする。す
なわち被加熱体の温度が設定値より高いとする。
時間t8〜t9において電源電圧VACが正サイクルに
入る期間は、サイリスタ47はゲートの信号が無
くても直ちに導通するので、電圧検知器Nはオフ
状態であり、出力は「1」を保持する。またゲー
トG25は時間t8を越えてΔtNの後、「0」→
「1」となる。そして検出タイミング回路Oのゲ
ートG26は、時間ΔtS遅れて「0」→「1」とな
る。従つて、アンプPの入力となるゲートG34
出力は、前述の如くゲートG26の出力と検知部N
の出力とゲートG25の出力とのアンドであるか
ら、ΔtS時間遅れて、「1」→「0」となる。よ
つて、アンプPの出力はΔtS時間遅れて「0」
→「1」となり、11ピンを通じてサイリスタ58
をトリガし、抵抗体59を加熱し始める。そして
時間t9〜t10において電源電圧VACが負の半サイク
ル期間は、サイリスタ58がオフするので、抵抗
体59は加熱されない。時間t10〜t11において電
源電圧VACが正サイクルの期間は、前述の時間t8
〜t9で説明した動作を行い、時間t10よりΔtS
れてサイリスタ58はオンし、抵抗体59を加熱
する。この動作を継続して、抵抗59の温度が上
昇し、温度ヒユーズ14の溶断温度に達すると、
温度ヒユーズ14が溶けて電源を止める。
なお、第8図、第9図、第29図では、抵抗5
9と温度ヒユーズ14の組合せで説明したが、別
の遮断器、例えばセツトコイル、リセツトコイル
を有する電磁形遮断器などを用いてもよい。
また、被加熱体3の温度が、温度設定つまみ9
で設定される温度TSよりも低い状態で、サイリ
スタ47が自己トリガすると、直ちに自己トリガ
状態を検知せず、従つて抵抗体59は加熱されな
い。自己トリガ状態を検知して抵抗体59に通電
されるのは、被加熱体3の温度が温度設定つまみ
9に設定される温度よりも高くなり、ネオンパル
スtPが消滅してから後である。つまりサイリス
タ47の自己トリガ状態の保安動作を要約する
と、温度センサ7の出力の有無と、この出力で作
動するサイリスタ47の出力とを比較し、温度セ
ンサ7の出力が無いのにもかかわらず、サイリス
タ47がオンする状態を検知し、保安機能を働か
すのである。この保安機能を正確に作動させるた
めに、自己トリガを検出するタイミングΔtS
と、サイリスタ47がオフ時に動作する電圧検知
器Nの作動時間ΔtCとの間係を、ΔtC<ΔtS
に保つことで、被加熱体3が設定温度に到達した
後、サイリスタ47が正常か否かを判定するもの
である。
次にヒータ48をドライブするサイリスタ47
のトリガ回路の故障に対する安全性、フエールセ
ーフ性について説明する。人体に触れて暖房を行
うような器具では、高精度の温度制御と、高い安
全性が要求される。一般的に高精度、多機能化の
制御は、構成回路の部品点数が多く、複雑とな
る。そのため、部品故障に対する不安全性は高く
なり、高精度・多機能化とフエールセーフ性と
は、相反するものである。本発明の電気回路は、
高精度・多機能化を満たしながら、部品故障に対
するフエールセーフ性をも満たすために、サイリ
スタ47のトリガ回路を「0」、「1」の発振系で
構成し、かつコンデンサ45の充電、蓄積電荷で
のみサイリスタ47をトリガするものである。ま
ず、第27図に基づきサイリスタ47のトリガ動
作のフエールセーフ性について説明する。第27
図において時間t1〜t2までの電源電圧VACが負の
半サイクルの期間において、ネオンランプ30か
らパルスtP1が発生するまでは、波形整形部Dの
フリツプフロツプRS1はリセツトされた状態であ
り、フリツプフロツプRS1の出力Qは「0」、出
力は「1」である。また、T形フリツプフロツ
プTの出力Qは「0」、出力は「1」であるか
ら、ゲートG9の出力は「0」、ゲートG10
「1」となり、アンプEが不動作で、コンデンサ
45には電荷が充電されない。また、T形フリツ
プフロツプTの出力Qも「0」であるから、ゲー
トG11は「1」となり、アンプFも不動作であ
る。次にネオンランプ30からパルスtP1が発生
することで、フリツプフロツプRS1がセツトされ
るから、フリツプフロツプRS1の出力が「1」
→「0」となり、ゲートG10の出力も「1」→
「0」となつてコンデンサ45に充電される。次
にフリツプフロツプRS1がゼロクロス、ゲート
G13でリセツトされることでT形フリツプフロツ
プTの状態が変わり、T形フリツプフロツプTの
出力Qが「0」→「1」、出力が「1」→
「0」となり、ゲートG11が「1」→「0」となる
ことで、アンプFより、コンデンサ45の蓄積電
荷が放電され、サイリスタ47はトリガされる。
これら一連の動作を考えてみると、次のようにな
る。
(1) パルスtPを受けるフリツプフロツプRS1
不動作(リセツト)状態では、トリガ用のコン
デンサ45は充電されず、フリツプフロツプ
RS1の動作(セツト)状態で始めてコンデンサ
45に充電される。
(2) このフリツプフロツプRS1が再びゼロクロス
パルスで不動作(リセツト)状態に復機し、そ
してフリツプフロツプRS1のリセツト→セツト
→リセツトで発生するフリツプフロツプRS1
出力が「1」→「0」→「1」となる交流波
形(発振波形)をT形フリツプフロツプTで分
周する。
(3) このT形フリツプフロツプTの分周出力Qが
「0」→「1」に変化することで、コンデンサ
45に蓄積したエネルギを放電させている。
これら(1)、(2)、(3)の構成による効果を、2〜3
つの部品故障を例にとり説明する。まずフリツプ
フロツプRS1が不動作(リセツト)状態で故障し
たとすると、フリツプフロツプRS1の出力は
「1」を保持する。従つてゲートG9の入力は
「1」を維持するので、ゲートG10も「1」とな
り、コンデンサ45には充電されない。従つてサ
イリスタ47は不動作である。次にフリツプフロ
ツプRS1が動作(セツト)状態で故障すると、フ
リツプフロツプRS1の出力が「1」、出力が
「0」となる。しかしフリツプフロツプRS1の出
力が「1」→「0」→「1」というように交互
に変化しないので、T形フリツプフロツプTは、
入力が変化せず、分周動作が出来なくなり、リ
セツト状態に落ち込む。すなわち出力Qが
「0」、出力が「1」の状態である。このときゲ
ートG9,G10によりアンプEが働き、コンデンサ
45には充電されるが、T形フリツプフロツプT
の出力Qが「0」であるため、ゲートG11
「1」となり、アンプFは動作せず、サイリスタ
47のトリガは出ない。よつてフリツプフロツプ
RS1の故障時はサイリスタ47のトリガ出力は出
ない。次にT形フリツプフロツプTが不動作(リ
セツト)状態となるような故障のとき、T形フリ
ツプフロツプTの出力Qは「0」、出力は
「1」を保持する。このときパルスtPを受けてフ
リツプフロツプRS1が交互に反転し、フリツプフ
ロツプRS1の出力が「0」に落ち込むときのみ
ゲートG9,G10を介してコンデンサ45は充電さ
れるが、T形フリツプフロツプTの出力Qが
「0」を保持しているので、ゲートG11は「1」と
なり、アンプFが不動作である。よつて、サイリ
スタ47へのトリガが出ず、安全である。次にT
形フリツプフロツプTが動作(セツト)状態とな
るような故障のとき、T形フリツプフロツプTの
出力Qは「1」、出力は「0」を保持する。こ
のとき出力が「0」であるから、ゲートG9
G10よりアンプEはオンを継続し、抵抗44を介
して、コンデンサ45に充電する。またT形フリ
ツプフロツプTの出力Qが「1」を保持するので
は、ゲートG11より放電アンプFもオンを継続す
る。この状態は、抵抗44を介して流れる電流Ia
がコンデンサ45に蓄積されず、放電アンプFを
介してサイリスタ47のゲートに流れ込む。前記
電流Iaは下式で定まる値となる。
Ia=VCC−VGK/R44+Er+Fr 但し、VCCは制御回路のゼナー25の電圧、V
GKはサイリスタ47のゲートとカソード間の電
圧、R44は抵抗44の値、Erは充電アンプEの内
部抵抗、Frは放電アンプFの内部抵抗である。
一般的に、サイリスタ47の非トリガ電流IG
(いかなる状態でもトリガしないゲート電流)
は、2AタイプのサイリスタでIGK=0.2mAであ
る。従つて前記IaとIGKの関係を、Ia<IGKとな
るよう抵抗44の値を設定することで、T形フリ
ツプフロツプTが動作(セツト)状態で故障して
も、充電アンプEを通る電流は全て放電アンプF
をバイパスして流れるが、この電流Iaではサイリ
スタ47はトリガしないので、安全が保たれる。
さらにゲートG9,G10,G11、充電用のアンプ
E、放電用のアンプFについても同様のことであ
り、安全性が保障される。次にヒステリシスコン
トロールロジツク部Hの故障については、このロ
ジツク部がオープン(不動作)故障すると、ゲー
トG8の出力が「1」となつて、全て、比例制御
モードの制御に復帰する。また、シヨート(動
作)故障すると、ゲートG8の出力が「0」とな
り、ゲートG11が「1」を保持するので、放電用
のアンプFは不動作である。従つて、サイリスタ
47へのトリガはストツプし、安全性が保たれ
る。またゼロパルス発生部Bは、本制御部のタイ
ムベースとなるクロツク発生部であり、故障する
と、タイムベースとなる「0」→「1」→「0」
と順次変化していく信号が無くなる。よつて前述
の如く各ロジツクゲートが「1」または「0」を
保持するので、サイリスタ47へのトリガは当然
消滅し、安全が保たれる。
要するに本発明の電気回路は、一連の制御部品
を、リセツト状態、セツト状態、リセツト状態と
サイクリツクに作動させ、この出力でコンデンサ
の充電(充電中は充電しない)、放電(放電中は
充電されない)を行ない、サイリスタ47のトリ
ガを行ない、部品故障に対する安全性、フエール
セーフ性を達成している。
次にサイリスタ47が完全なシヨート故障を起
こしたときの保安動作について説明する。第2
図、第8図に示すように、サイリスタ47は電源
電圧VACの両波に渡りオンする。このとき電源電
圧VACの負の半サイクルで、ダイオード61によ
り抵抗62が通電され加熱される。その後、抵抗
62の温度が上昇して温度ヒユーズ14の溶断温
度に達すると、温度ヒユーズ14が溶けて電源を
止める。
第2図に示す電気回路が正常に作動している状
態であつても、ヒータ6の局部過熱が有りうるの
で、このような状態のときの保安状態について説
明する。ヒータ6は第4図に示す構成を採用して
おり、ヒータ線48と安全線49の層間に熱溶融
性樹脂50が介在している。ヒータ6が何らかの
原因、例えば部分的に放熱が阻止されたとき、局
部的に温度が上昇する。この状態で運転を継続す
ると、さらに温度が上昇し、ついには熱溶融性樹
脂50が溶けて、安全線49とヒータ線48とが
接触する。この接触により、第2図に示すA点−
ヒータ線48−接触部−安全線49−抵抗体55
−B点の回路に大きな電流が流れ、抵抗55が発
熱する。そして抵抗55の発熱により温度ヒユー
ズ14が溶断し、電源が止められて、安全が保た
れる。
第8図、第9図に示すG28は、テスト用の素子
である。特に、制御部41を1つのICとしてワ
ンチツプ上に組込んだとき、ICの拡散が正常に
行なわれ、そして、機能が正しく作動するか否か
を検査するためのものである。それは、ピンと7
ピン間のhFE,ICBOなどで判定することができ
る。すなわち6ピンと7ピン間の特性が指定の範
囲に入つていると、そのIC41は品質保証され
て正常に作動するというものである。
また、第2図のランプ13は、サイリスタ47
がオンしている時のみ点灯し、ヒータ48への通
電を知らせる表示ランプである。
第30図は強目盛保持機能の解除コイル56
と、その接点56′,56″についての構成を示し
ている。第30図においてつまみ11を実線の如
く押し下げたとき、板バネ66が下方に曲り、コ
イルバネ67によつて下死点で保持される。この
とき接点56′,56″は開路している。そしてつ
まみ11を破線の如く引き上げると、板バネ66
が上方に曲り、コイルバネ67により変曲点を経
て上死点で保持される。この状態でつまみ11の
上方への引き上げ力を解除しても、つまみ11は
上方へ上つたまである。このとき接点56′,5
6″は閉路する。そして、第2図のサイリスタ5
3がトリガされると、コイル56が励磁され、つ
まみ11は下方に引き寄せられ、つまみ11は板
バネ66、コイルバネ67による下死点の位置で
保持される。このとき接点56′,56″は開路す
る。つまみ11を引き上げた状態で、外力、すな
わち人間の手で、つまみ11を押し下げると、当
然のことながら、つまみ11は下死点まで降下
し、その位置で保持される。このときは、手動で
強目盛保持を解除したことになる。
第31図は、上記強目盛保持とその解除法の他
の実施例を示す。第31図においては、コイル5
6として、セツトコイル561とリセツトコイル
562を有するリレーを用いている。さらに、つ
まみ11の代わりにプツシユオンのつまみ111
と、これによる常開接点112を用い、強目盛保
持をセツトするとき、つまみ111をプツシユす
ると、接点112によつてセツトコイル561が
励磁される。この励磁により接点56′,56″が
閉じ、強目盛運転に入る。強目盛保持の解除は、
11ピンからサイリスタ54がトリガされ、リセツ
トコイル562の励磁によりリセツトされて、接
点56′,56″が開路することによつてなされ
る。
第32図は、第31図に示す回路の変形であ
り、手動リセツト用のプツシユオンつまみ113
をさらに別に設け、この常開接点によりリセツト
コイル562を外部励磁し、手動リセツトを行
う。
第33図は、負荷が誘導性のリレーである場合
の電気回路を示している。第2図の回路の部品と
同じ働きをする部品には同一の記号を付してい
る。第33図においては、サイリスタ47によ
り、2巻線691と692を有するトランスリレ
ー69を作動して、その常開接点70によりヒー
タ6への通電を制御する。トランスリレー69の
2次巻線692の電圧を全波ダイオードブリツジ
71で全波整流し、サイリスタ47がトリガする
と、2次巻線692には短絡電流が流れ、1次巻
線691の電流が増加して接点70が閉路する。
第34図は第33図に示す電気回路の各部の電
圧・電流波形を示す。第34図aは、2次巻線6
92に流れる電流が、電圧波形よりも、θ度だけ
遅れている。この角度θは、負荷となるリモコン
リレーの抵抗分RとインダクタンスLとのR/L
で決定される遅れ角度(サイリスタの消弧角)で
ある。第34図bは、サイリスタ47のトリガパ
ルス(12ピンの出力)を電圧波形がゼロ電圧をよ
ぎる時点で発生させた例である。ことき、サイリ
スタ47の消弧角(電流が立ち上り、その後、立
ち下りゼロとなる点)はθとなり、次のサイク
ルに入る。すなわち時間t1でトリガパルスを与え
ると、t2+θまで電流が流れる。また、時間t2
でトリガパルスを与えても、θまでにパルスが
消滅しているので、時間t2〜t3までの期間は、サ
イリスタ47はオンしない。このように、電圧が
ゼロ電圧をクロスする点で周期的にサイリスタ4
7のトリガパルスを発生しても、結局サイリスタ
47がオンするのは、ハツチングで示す1サイク
ルごとの半波導通となる。従つて、トランスリレ
ー69の接点70はビビリを発生し、正常な動作
は期待できない。この欠点を解決するため、第3
4図cに示すように、サイリスタ47のトリガパ
ルスの発生する位相を負荷で定まるθだけ強制的
に遅らせてトリガする。第34図cの場合、全波
に渡たり確実にトリガが可能となり、トランスリ
レー69はスムーズに作動する。第34図dは、
この角度θだけトリガパルスを遅らせるため、第
33図の16ピンの入力電圧をコンデンサなどで遅
延させて、制御回路41を作動させた例である。
第33図において、抵抗76とコンデンサ77を
含む位相遅延部75が、この役割を果している。
また、16ピンは抵抗42を介して位相遅延部75
に接続される。
なお、本電気回路の制御回路41は、前述した
如く電源電圧VACの半サイクルで温度を検知し、
この半サイクルで発生するパルスtPにより2ビ
ツトのサイリスタ47のトリガパルスを得ている
ので、サイリスタ47は必らず全波トリガとな
り、半波のトリガとなることはない。しかし正の
半サイクルで温度を検知してサイリスタを負の半
サイクルのみオンし、次に負の半サイクルで温度
を検知して正の半サイクルのみサイリスタをオン
させる制御の場合、次の問題を生ずる恐れがあ
る。すなわち温度検出部29のネオンランプ30
の放電電圧VBO関し、正の半サイクルにおけるV
BOPと負の半サイクルにおけるVBONがVBOP=VB
ONのときは問題はないが、VBOP≠VBONのときは
被加熱体3の温度が設定温度近傍になると、電源
電圧VACが正または負の半サイクルのみネオンラ
ンプ30がブレークダウンする範囲がある。この
様なとき、サイリスタ47は電源電圧VACの正ま
たは負の半サイクルしかトリガしないので、負荷
がリレーの場合、ビビリが生じ、リレー接点の溶
着が発生する。また、負荷が誘導電動機などの場
合、半波の電流しか流れないので、電動機は回転
せず、直流電流分で電動機が焼損する問題もあ
る。しかしながら、本電気回路の制御回路41
は、前述の如く、2ビツトのトリガパルスを作る
回路となつているので、必らず、全波トリガとな
り、必らず交流が流れるので、誘導性負荷に適す
るものである。
また、第33図において温度設定部26の抵抗
79は、ヒステリシス制御モードで運転中のと
き、温度のヒステリシスを付加するために挿入し
たものである。第2図、第9図、第28図などで
説明したが、ヒステリシスコントロール用の第1
カウンタIが計数を始めるのは、第28図にも示
す通りパルスtPが連続的にトリガしていて、被
加熱体3の温度が設定値に達し、パルスtPが消
滅し、再びパルスtPが発生したときである。第
28図では、この期間をTDとして示している。
第33図の抵抗79は、この期間TDを決定する
ものであり、その動作は被加熱体3の温度が設定
オフ温度TOFFからΔtOFF温度下つた時点でパル
スtPを発生させ、温度のデイフアレンシヤルを
与えるものである。さらに詳述すると、被加熱体
3がヒータ48により加温されていとき、トラン
スリレー69の接点は閉じている。従つて抵抗7
9は抵抗8、ボリユーム27と並列に接続された
ことになり、この並列抵抗RYは下記のようにな
る。
Y=(R28+R27)×R79/R28
+R27+R79 但し、R76は無視する。
このRY(R27+R28より小さい)によつて設定
される温度TOFFになると、サイリスタ47はオ
フし、トランスリレー69もオフしてヒータ48
への通電は止められる。このとき、抵抗79はボ
リユーム27側からセンサ7の巻線36と37の
層間インピーダンスZ7側に接続(ヒータ48を介
して)される。その後、被加熱体3の温度が下
り、ΔtOFF下つた時点で、層間インピーダンス
Z7が増加し、ネオンランプ30を放電ならしめ、
ネオンパルスtPが再び発生する。抵抗79の値
を小さくすると、ΔtOFFは増し、値を大きくす
ると、ΔtOFFは小さくなる。従つて第33図の
構成では、ヒステリシス制御モードのサイリスタ
47のオフ期間ΔtAは、温度のデイフアレンシ
ヤルで決定されるTD時間と、ヒステリシスコン
トロール用の第1カウンタIの計数時間で決定さ
れるTI時間との総和である。この方式の特長
は、次の点にある。(1)被加熱体3の保温が良い場
合、熱放散が悪いので、被加熱体3の温度低下は
ゆるやかであり、第6図のΔtAは、実質上温度
のデイフアレンシヤルΔtOFFで決定される。す
なわち、ΔtOFFの時間TD≫第1カウンタIの時
間TIとなる。(2)被加熱体3の熱放散が良い場
合、被加熱体3の温度低下は急激であり、第6図
のΔtAは実質上第1カウンタIの時間で決定さ
れる。すなわち、ΔtOFFの時間TD≪第1カウン
タIの時間TIとなる。特にリレー等の有接点方
式でヒータ48をオン・オフさせるとき、前記第
1カウンタIのロツク時間TIはリレーが作動し
ないので、接点寿命の延長など、ライフの向上に
寄与できる。また頻繁なオン・オフによる電源障
害の抑止にもつながる。
また、第33図において抵抗79を調整可能に
することにより、被加熱体3が設置される環境に
応じ、かつ使用者の好みに応じて、温度のスイン
グ幅ΔTDが選択できる。さらに図示はしない
が、第9図の第1カウンタIのフリツプフロツプ
の段数を切替えるよう構成することでも、温度の
スイング幅ΔTDは変えられる。
次に、上述と同じ効果が得られる他の実施例に
ついて説明する。この方法は、ネオンランプ30
から得られるパルスtPの数を第1カウンタIで
計数する方法である。すなわち、パルスtPは温
度センサ7の温度が低いと、層間インピーダンス
Z7が大きいので、電源電圧VACの早い位相でネオ
ンランプ30がトリガし、電源電圧VACの半サイ
クルで数パルスを発生する。そして温度が高くな
り、設定温度近傍になると、電源電圧VACの半サ
イクルの遅い位相で1発しかパルスtPが出な
い。このパルスtPをカウンタで計数し、この計
数期間ヒータ48への通電を止めることで同様の
効果がある。
以上の各種ヒステリシス制御方法は、被加熱体
3が設定温度TOFFからどのような勾配で下つて
行くか、すなわち熱放散の状態によりヒータ48
のオフ期間が変る温度依存形のヒステリシス制御
法である。
次に、ヒータ48のオフ期間が時間のみで定ま
る実施例について説明する。第9図でヒステリシ
スコントロールロジツクHのフリツプフロツプ
RS4を削除し、フリツプフロツプRS4の出力Qと
接続されるゲートG21の入力をフリツプフロツプ
RS3の出力Qに接続すると、前記TD時間は無く
なり、パルスtPの消滅後、直ちに第1カウンタ
Iを作動させ得ることが可能となる。このシステ
ムでは、温度でデイフアレンシヤルを得る従来の
温度制御方式に比し、タイマTIの時間だけ必ら
ずヒータ48は止められ、頻繁なオン・オフによ
る電源障害と、電力容量の低い家庭でのリレー6
9のビビリによるトラブルが解消する。すなわ
ち、第33図の回路において、温度のデイフアレ
ンシヤルΔtOFFを抵抗79のみで得る場合、抵
抗79の値を大きくしたとき、トランスリレー6
9がオンしてヒータ48が通電すると、電源電圧
ACが下り、この電圧降下により今まで点灯した
ネオンランプ30がオフする。このオフによりサ
イリスタ47のトリガが止まるので、リモコンリ
レー69もオフし、ヒータ48への通電は止めら
れる。そしてヒータ48のオフで電源電圧VAC
元に復帰するので、再びネオンランプ30が点灯
して、サイリスタ47によりリレー69を作動す
る。このようにしてリレー69のチヤタリング現
象を誘発する危険がある。特にヒータ48の電力
容量が大きい場合、この傾向は避けられない問題
となり、この問題のため、実質上抵抗R79の値を
小さくして、温度のデイフアレンシヤルΔtOFF
を極端に大きく設定しなければならない。本電気
回路では、単純な第1タイマIによるヒータ48
のロツクで上記欠点は解決できる特長も有する。
次に第33図の回路において、部品故障時の安
全動作について説明する。トランスリレー69の
接点70が溶着事故を起こしたときは、ヒータ6
が連続通電されて危険である。この状態では、ま
ず被加熱体3の温度が設定温度に達すると、ネオ
ンランプ30のパルスtPが消滅し、これにより
12ピンよりのサイリスタ47のトリガパルスが消
滅する。従つてサイリスタ47はオフするので、
抵抗47よりサイリスタ58がトリガされ、抵抗
59が発熱する。その後、抵抗59の温度が上昇
し、温度ヒユーズ14を溶断して電源を止めるの
で、安全性は確保できる。また、サイリスタ47
がシヨート事故を起こすと、トランスリレー69
は動作を継続するので、接点70によりヒータ6
は連続的に加熱されて危険である。このとき抵抗
57により、サイリスタ47の電圧を検知して制
御部41の自己トリガ回路が働き、11ピンよりサ
イリスタ58のトリガパルスが得られる。そし
て、サイリスタ58がオして抵抗59が発熱し、
温度ヒユーズ14の溶断により電源は止められる
ので、安全である。また、ヒータ6が局部的に過
熱されると、第2図で説明したと同じ原理によ
り、ヒータ線48と安全線49が接触し、抵抗5
1,61がダイオード61,68により通電され
る。これにより、抵抗51または61が発熱して
温度ヒユーズ78が溶断し、ヒータ6への通電を
止めて、安全を確保する。
次に、負荷が誘導性のときの他の実施例につい
て説明する。第35図はその回路例を示す。第3
33図に示す回路の部品と同じ機能を果す部品に
は、同一の記号を付した。第33図と第35図の
相違点は、サイリスタ47をトランジスタ80に
より直流電流でトリガする点である。第36図
は、第35図に示す回路の各部の動作波形であ
り、第36図に基づき、動作を説明する。電源電
圧VACが負サイクル期間にパルスtPが発生する
と、制御部41の15ピン出力と12ピン出力は、す
でに詳述した如く、第36図の動作波形となる。
従つて第2図、第33図の回路では、12ピン出力
がサイリスタ47のトリガパルスとなつていた
が、第35図の回路では、12ピン出力をトリガパ
ルスとせずに、コンデンサ45に充電、あるいは
放電されるコンデンサ45の端子電圧(第36図
のC45端子電圧)をエミツタフオロア形のトンジ
スタ80で検知する。そして第36図の「C45
端子電圧」が発生しているときの抵抗81と82
の電圧で、サイリスタ47を直流電流でトリガす
る。これにより、トランスリレー69の動作波形
は、第36図の如くなり、リレー69のR/L値
に関係なく確実に作動できる。そして、被加熱体
3の温度が上昇して、ネオンパルスtPが消滅す
ると、第36図に示すように、コンデンサ45の
端子電圧「C45の端子電圧」が下つて行き、この
時点でサイリスタ47の直流トリガが止まり、サ
イリスタ47は第36図の時間t8でオフして、ト
ランスリレー69は不動作となる。
第35図の回路の特長は、すでに詳述した如
く、部品の全てが正常であるときのみコンデンサ
45の端子電圧が発生する、いわゆるフエールセ
ーフ化回路になつている。そして、この電圧をト
ランジスタ80を含むエミツタフオロア形のアン
プで増幅して、サイリスタ47に直流トリガを与
える構成であるから、フエールセーフを維持しな
がら、誘導性負荷をも確実に作動できる。その他
の動作は第33図の回路と全く同じであるから、
その説明は省略する。
次に、ヒータと温度センサとを一体化した、い
わゆる1線式の電気回路について説明する。第3
7図にその回路を示す。第2図、第33図、第3
5図にそれぞれ示す回路は、温度センサ7とヒー
タ6が別々の線、すなわち2線の配置形であつ
た。第37図の回路は、ヒータ6と温度センサ7
が1体化した、いわゆるヒータ6が温度センサを
兼ねる1線式の例であり、ヒータ線48と安全線
49の層間材50が、第5図の特性を有する有機
半導体からなる感温材で構成されている。第37
図の回路の動作は、第2図等の2線式の回路と全
く同じであり、電源電圧VACの負サイクル期間に
ヒータ線48と安全線49の層間電圧をネオンラ
ンプ30で温度検出し、得られるパルスtPで温
度制御を行うものである。その他の動作は省略す
るが、第37図の1線式回路は、2線式回路に比
し、構成が簡単となる特長を有している。
なお、前述の実施例においては電力制御素子と
してサイリスタや電磁リレーを用いた例を示し、
サイリスタとしてはSCRを用いたが、その他に
トライアツク等を用いることもできる。
前述の構成にもとづき本発明には次のような作
用効果がある。
(1) 温度検出回路の出力と電力制御素子の端子電
圧とをロジツクとして比較し、温度検出回路の
出力がオフ信号であるにもかかわらず電力制御
素子が導通するとき、負荷への給電を止めるた
めの信号を発するので、電力制御素子のシヨー
ト故障によつて生じる二次的な現象を検出、例
えばこの故障により部品が高温化したことで故
障を検出するのと異なり、故障そのものを検出
するものであるので、各部の高温化等が防止で
き安全性のより高いものとなる。
(2) 特に電力制御素子としてのSCRの自己トリ
ガ故障は、SCRの正常動作時とほぼ同一の半
波電流が負荷に流れるので、従来の波形識別方
式では検出できなかつたのが、本発明の方式で
あれば確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の利用分野の一つである電気毛
布や電気敷布の外観図、第2図はそれに使用され
る本発明の温度制御回路の一実施例の全体を示す
回路図、第3図は温度センサの構成図、第4図は
ヒータの構成図、第5図は温度センサの温度イン
ピーダンス特性図、第6図は比例制御モードとヒ
ステリシス制御モードとを示す特性図、第7図は
強目盛保持モードを示す特性図、第8図は制御回
路をブロツクダイヤグラムにして示した回路図、
第9図は制御回路の各ダイヤグラム中の論理回路
を示す回路図、第10図はリセツト電圧検知回路
の一実施例を示す回路図、第11図はリセツト電
圧検知回路の他の実施例を示す回路図、第12図
A,Bはその動作の波形図、第13図はリセツト
電圧検知回路のさらに別の実施例を示す回路図、
第14図はゼロ電圧検知回路の一実施例を示す回
路図、第15図はその動作の波形図、第16図は
波形整形回路の一実施例を示す回路図、第17図
は波形整形回路の他の実施例を示す回路図、第1
8図はパルス検知回路の一実施例を示す回路図、
第19図はその動作の波形図、第20図は充電ア
ンプの一実施例を示す回路図、第21図はヒステ
リシスコントロール切替回路の一実施例を示す回
路図、第22図は強目盛保持切替回路の一実施例
を示す回路図、第23図は自己トリガ出力アンプ
の一実施例を示す回路図、第24図は自己トリガ
検出部の電圧検出回路と検出タイミング回路の一
実施例を示す回路図、第25図はその動作の波形
図、第26図は第1カウンタの中間出力回路の一
実施例を示す回路図、第27図は比例制御モード
動作の波形図、第28図はヒステリシス制御モー
ド動作の波形図、第29図は自己トリガ検出動作
の波形図、第30図は強目盛保持と解除のための
スイツチ部の断面図、第31図は強目盛保持と解
除のための回路の一実施例を示す回路図、第32
図は強目盛保持と解除のための回路の他の実施例
を示す回路図、第33図はヒータ電流をリレーで
制御するようにした他の実施例の全体を示す回路
図、第34図はその動作の波形図、第35図はヒ
ータ電流をリレーで制御するようにした別の実施
例の全体を示す回路図、第36図はその動作の波
形図、第37図はヒータと温度センサとを一体化
した1線式の実施例の全体を示す回路図である。 1……電源プラグ、2……コントローラボツク
ス、3……被加熱体、6……ヒータ(発熱負
荷)、7……温度センサ、8……電源スイツチ、
9……温度設定用つまみ、10……ヒステリシス
コントロール用スイツチ、11……強目盛保持用
スイツチ、14……温度ヒユーズ(電源遮断
器)、15……ノイズヒイルタ部、19……制御
電源VCCを得る回路、26……温度設定回路、2
7……温度調節ボリユーム、28……制限抵抗、
29……温度検出回路、30……ネオンランプ
(パルストリガ素子)、33……パルストランス、
41……制御回路(IC)、43……トリガ用CR
回路、45……コンデンサ、47……サイリス
タ、54……サイリスタ、55……抵抗、56…
…コイル、56′,56″……接点、58……サイ
リスタ、59……抵抗、61……ダイオード、6
2……抵抗、A……リセツト部、B……ゼロパル
ス発生部、C……波形整形部、D……2ビツト分
周部、E……充電アンプ部、F……放電アンプ
部、G……ヒステリシスコントロール切替部、H
……ヒステリシスコントロールロジツク部、I…
…第1カウンタ、J……強目盛保持切替部、K…
…第2カウンタ、L……強目盛保持用の記憶器、
M……強目盛保持解除用の出力アンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヒータ等の負荷と、この負荷への給電を直接
    または間接的に行うサイリスタと、温度センサ
    と、この温度センサが検出する温度が設定温度よ
    り低いとオン信号を、高いとオフ信号を出力する
    温度検出回路と、前記負荷への給電を停止する保
    安回路と、交流の正相、負相に対応して出力する
    ゼロパルス発生回路と、前記サイリスタの逆相と
    なる期間中に前記温度検出回路の出力がオンであ
    れば次の順相までロウとなり、オフであればハイ
    状態を維持する波形整形回路と、この波形整形回
    路の出力と前記ゼロパルス発生回路の出力により
    前記交流が正相の時にのみハイとなるヒステリシ
    スコントロール回路と、前記波形整形回路の出力
    状態に応じてサイリスタをトリガする制御回路
    と、前記サイリスタがオン時はハイ、オフ時はロ
    ウとなり、かつ前記ヒステリシスコントロール回
    路のハイレベル時間より出力時間が短い端子電圧
    検出回路と、この端子電圧検出回路の出力時間よ
    り短い期間信号を発するタイミング検出回路とを
    備え、前記波形整形回路からの出力と前記端子電
    圧検出回路からの出力と、前記ヒステリシスコン
    トロール回路の出力と、前記タイミング検出回路
    の出力がすべてハイのときに出力を発し、前記保
    安回路を駆動する故障検出回路とを有してなる温
    度制御装置。
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